城ヶ崎美嘉さん、隠れてPと付き合っていたのがバレてお仕置き絶頂でへし折られる 作:ふりーじ屋/家庭内禁書
原作:アイドルマスター
タグ:R-18 アイドルマスターシンデレラガールズ 城ヶ崎美嘉 強制絶頂 快楽堕ち
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ご参考→https://skeb.jp/@freege_affected/works/37 ※転載 pixiv、ハーメルンとくるっぷに転載しています。
「これ過少申告でしょ、加算税とられるよ」
「……大きく見えるようにしてるだけですって」
「寄せて? 上げて? それ含めてだよ」
「いやに断言しますね」
「僕だって若かりしころプロデューサーとして鳴らしたものよ」
「ここで測ってもらっても構いませんがね」
「……それはちょっと周りの目が気になる」
「冗談でしょ? あっ」
アイドル・城ヶ崎美嘉は、“僕”と名乗る年上の男の言い草がおかしくて、つい敬語が抜けた。
2人はセダンの後部座席に並んで座っていた。走行中でドアをしっかり閉じており、ガラスにスモークフィルムも貼られており、“周りの目”といえば運転席のドライバーだけだったがこちらを見ている気配がない。
美嘉はある仕事の現場からあがってこの車に乗りこんでいた。彼女の所属するアイドル事務所で乗る送迎車と同じメーカーで、グレードはこちらが上らしいが、彼女に違いはよくわからない。
それを気にするどころではなかった。
「別に敬語にしなくてもいいけどね」
「それは……んっ……」
「早いよ、気が」
男が右手をぐぐっと伸ばして、シートベルトを挟んで強調された美嘉の胸谷間を撫でるまねをした。直に触れられる前からぞくりと嫌悪感がよぎった。美嘉のミドルポニーに上げた髪が座席のヘッドレストをこすってかすかな音を立てた。
しかし美嘉は彼を拒絶できない。
「これで担当プロデューサーくんを籠絡しちゃったの?」
「……はい」
「そんなつもりなかった、向こうが勝手に勘違いして……と言う手もあるけど」
「それは……その」
「美嘉ちゃんまだ子供だし」
美嘉はまた敬語が抜けそうになった。こんどは幸か不幸か言葉じたいが出なかった。
「身長は162センチ、体重43キロ……それはいいとして、バストが80でウエストが56……いやいやバスト85ぐらいあるでしょ」
「……ファッションモデルもやってますので」
美嘉の体は、体の線を浮き出させてしまっているタンクトップとデニムのショートパンツをまとっていた。10代後半の若く張り詰めたような肌の手足がほとんどあらわになっている。着衣で隠れている乳房や尻さえ、タイトさでかえってふくらみが強調されている。アイドルとしてギリギリで、ファッションモデルとしてはまったくアウトな露出度である。こんな格好を参考にする女性など1%もいない、と美嘉は現実逃避混じりに呆れる。
普段の彼女はこんな格好で外を歩かない。隣の男のお仕着せであった。
「女優はやってないの?」
「女優は……」
「いま女の人も俳優って言うんだっけ」
「……演技のレッスンは。あとは事務所の公演で」
「演技のが見込みありそうだけどね。モデルより持ちもいいし」
美嘉は、まかり間違って彼が自分の担当プロデューサーになったら、絶対に失敗すると思った。“持ち”がいい――完全に“消耗品”の扱いである――こんな人間と自分の芸能活動について話しあわねばならなくなったら、と想像するだけで虫唾が走った。
しかし現に失敗寸前まで追い詰められているのは、美嘉と、この車内にいない美嘉の担当プロデューサーのほうだった。いま美嘉がこの男と同乗しているのもそのためだった。
「そうそう、そういう目だよ」
「……目つき、悪いですよね、すみません」
美嘉のメイクは、つり目を強調するようなアイメイクやマスカラ、素肌よりさらに彫りを深く見せるチークなど、全体的にキツめであった。リップだけは淡いピンクで控えめだった。首から下の格好に比べれば、普段の美嘉に近かった。
「悪そうなのがいい子ちゃんのふりするのは、まぁ、プロなら簡単でしょ」
美嘉は、彼が自分を当てこすってはいない、てきとうにしゃべっているだけ、と必死で自分に言い聞かせる。
「彼もいい子って評判だったらしいね。事務所を追い出されるの誰かが惜しむぐらいに。それで僕の出る幕、と」
「……以前はプロデューサーをされてたようですが、いまはこういうお仕事なんですか」
「これは副業かなぁ」
少し前に、美嘉と担当プロデューサーが隠れて男女関係になってセックスを重ねていたことがマスコミに漏れた。そのスキャンダルを、事務所がアメとムチでどうにかもみ消して、美嘉は芸能活動を続けていた。マスコミとの仲介役を演じたのが隣にいる男だった。事務所からの見返りとして“接待”しなければならない、と美嘉は聞いていた。
男をじゅうぶん以上に満足させれば、担当プロデューサーとまた仕事ができるかもしれない……と美嘉は自分に言い聞かせている。そうでなければ耐えられない。
男の年格好は、若く見積もっても担当プロデューサーより明らかに年上に見えた。高く見積もっても美嘉の父親より年下に見えた。中肉中背の三つ揃え姿は、ちょっと身だしなみを気にする営業職のサラリーマンのようで、もし彼がこの車の運転席に座ったらタクシードライバーに見えてしまう、という趣だった。
「んっ!? あ、っ……」
「で、美嘉ちゃんのプロデューサーくんは、胸よりこっちが好きだった?」
男がいきなり美嘉の太ももをつるりと撫でる。拒絶する間もなく手が去っていった。もしシートベルトをしていなかったらもっとベタベタ触られていただろうか、と思うと怖気があとからざわざわ強くなる。美嘉は動揺を隠すため、靴に包まれた足の指をもぞもぞさせて気を紛らわせる。
「そうだ、僕のこともプロデューサーって呼んでよ」
「……ぷ、ぷろでゅ……っ……!」
「もっと演技のレッスンがんばってね」
それきり、男はスマートフォンを取り出して何かしらメッセージをやり取りしたり、ときどき通話した。数分前に美嘉に無遠慮に話しかけていたくせに、通話中となると手で口とスマートフォンを覆ってボソボソ声を落としていた。嫌悪感を和らげる手がかりがうかがえない、と諦めた美嘉が目をそらした。
車窓に見覚えのある風景が流れていた。
「うちの事務所に向かってます?」
「そうだよ」
「……接待なんですよね?」
男はもう答えなかった。さらに聞こうかどうか美嘉が迷っているうちに、車が事務所の関係者専用通用口に乗りつけていた。
「どうも」
「あっ」
自動ドアの前に、美嘉の見慣れた女性が立っていて、男と軽い会釈を交わした。
「……マストレさん?」
「早く入れ」
マスタートレーナーはアイドルを指導するときと同じタンクトップとズボンに、薄い上着をラフに羽織っていた。マスタートレーナーが前に、男が後ろについて3人で事務所の廊下を進んだ。予想外の展開で、美嘉は男を意識するどころではなくなっていた。
※
マスタートレーナー・青木麗についていった2人は、エレベーターで事務所の最上階から一つ下のフロアまで昇って、人気のない廊下を進んだ先の部屋に通された。
「今回は、こちらの不徳でお力添えをいただくことになって」
「麗さ~ん」
「……何でしょうか?」
「この城ヶ崎美嘉ちゃん、本当に担当プロデューサーとズブズブやることやってたの?」
部屋は、男が麗に向けるただれた疑問とまったく不釣り合いに、取り澄ました応接スペースだった。中央に、真四角の天板が美嘉のヒザ丈ほどの高さにあるテーブルが、その周りに革張りの2人がけソファが4脚置かれていた。ドアからいちばん近いソファまでたどり着くのに、美嘉の足で5歩ほどかかった。その壁や窓とソファのあいだの5歩ほどが空っぽで、美嘉はがらんどうに近い印象を受けた。見回すと、部屋の4隅のうち室内側2つに腰丈ほどの観葉植物があった。壁に絵画が一幅かかっていた。それら以外は置き時計すらなかった。
「説明が不足でしたか」
「聞いたけれど」
「……けれど?」
「若くしてやり手のプロデューサーたらしこんだにしては、妙にうぶに見えて」
「彼は……あなたとは違ったやり方のプロデューサーでしたので」
美嘉は、マスタートレーナーに対する男の親しげな態度が気になったが、それを紛らわすため窓の外に目を向けた。
窓枠が細く、壁そのものが窓になったような天井高ガラスの向こうに、黄昏で少し沈んだ都心のビル群と、そのあいだをうねる道路の高架が見えた。美嘉の所属する芸能事務所は業界の外でも知られた大手で、ほかを見下ろす摩天楼さながらの自社ビルは象徴の一つとして知られていた。
「違ったやり方、というのは?」
「……あなたもお人が悪い」
「麗さんに焦らされちゃあ弱いよ、僕も……はい、はい、色管理とかね……ところで」
男の手振りで、美嘉は上座のソファに座らされた。男は美嘉から見て右斜のソファに座った。まるで彼が接待する側だ、と美嘉は苦笑した。
「プロデューサーくんとはどれぐらいの関係だったの?」
「……あの」
「そうだ、やっぱり僕もプロデューサー、とかプロデューサーさん、とかって呼んでもらおう」
美嘉の苦笑が凍りついた。
「前より悪趣味になっていませんか」
「麗さ~ん……そんなにまずいかな……じゃあ、プロデューサー“ちゃん”ならどうかな」
美嘉は、マスタートレーナーが美嘉の同僚アイドル・大槻唯を連想した、と顔色で読み取った。
「……始めるのであれば、用意がありますので」
「麗さんのドリンクは……効能はともかく味が……まぁいいや、お願いしますよ」
マスタートレーナーが席を外すと、男はソファに腰を下ろしたまま美嘉をじろじろ眺めた。車内より距離は遠いが視線は無遠慮になって、美嘉はどちらも同じぐらい居心地悪く感じた。
「……あの、あなたは」
「プロデューサーちゃんでいいでしょ」
「……プロデューサー、ちゃん、は」
「なんでしょうかね美嘉ちゃん」
「マストレさん……青木、麗さんとは、お知り合いなんですか」
「そうだね」
男は車中と同じように、いきなり軽口を止めて言葉少なになった。マスタートレーナーが戻るまでそのままのつもりらしかった。美嘉もしばらく黙っていたが、沈黙で視線を意識させられてかえって息苦しく、吐き出すように言葉を漏らした。
「マスタートレーナーさんが……立ち会うんですか?」
「そうだね」
美嘉が男の続きを数呼吸ぶん待っていると、マスタートレーナーがボトルを2本抱えて戻ってきた。片手をいっぱいに広げれば握れる青いスクイズボトルは、美嘉も勧められて飲んだ覚えがあった。
「お待たせいたしました」
「それ、始める前に飲んでもらうんだっけ」
「はい」
「僕ももらっていいかな」
「あなたには不要でしょう……もうバカな若者じゃないのですから、無茶をしないでください」
「ああ、麗さんがもういるのって、僕が美嘉ちゃんに無茶しないように見張るから?」
「ドクターストップならぬトレーナーストップをかけるかもしれないので」
「僕そんなひどいことしてたかなぁ」
「私がついていないと、何をしでかすか」
「ねぇ美嘉ちゃん、麗さん昔からこうなんだ、僕のほうが年上なのにお姉さんみたいで」
美嘉は会話の内容やドリンクの味を気にするどころではなかった。マスタートレーナーが立ち会ってくれるなら男が“無茶をしない”だろうという安堵と、マスタートレーナーの前で性的行為をしなければならないという羞恥のあいだで動揺していた。“バカな若者”が自分やプロデューサーへの当てこすりではない――あるいは――男はマスタートレーナーの話しぶりからするとそう悪い人間ではないかも――などと彼女自身へ言い聞かせるのにせいいっぱいだった。
「じゃあ、脱いで、美嘉ちゃん」
男の指示は、オーディション審査員のように淡々としていた。
「どうですかね、麗さん、城ヶ崎美嘉の仕上がりは」
「……どうですかね、と言われましても」
一糸まとわぬ美嘉の立ち姿を前に、男がマスタートレーナーと仕事のような口ぶりで話す。美嘉には羞恥だけでなくイラ立ちもこみあげてくる。男が美嘉の周囲を歩き回って、胸もウエストも背中も尻も丸出しの素肌を訳知り顔で見分する。
アンダーバストや横から乳房のふもとを指先でするするなぞられると、美嘉は顔がかっと熱くなり、頭がくらくらしてくる。彼の様子が実に事務的で、本当に商品として品質をチェックされているような屈辱も覚える。
「……ぁ、っ……ゃ、め……」
「誰が、何を?」
「ぷ……プロデューサーちゃん、その、いきなり、触るのは……」
「うん、そうだね、確かに失礼だったね」
それからまるでビジュアルレッスンのようにポーズを指示される。男の口ぶりからして、彼がかつてアイドルのプロデューサーであったことは信じられそうだったがなんの慰めにもならない。担当プロデューサーとの仕事も確かに自分の姿やキャラクターを切り売りすることであったが、そのときと違って何か重大なものを奪われているような感覚が背筋にわだかまっている。美嘉は言われるがまま、両手を頭の後ろに回して脇と乳房をさらけ出す。グラビアでは定番ポーズの一つだが、こんな状況でそうさせられている自分の姿が鏡もないのに目に見えるようで、美嘉は叫びだしそうになる。
「じゃあポーズはそれぐらいにして……次は、美嘉ちゃんがプロデューサー“くん”に見せてくれていたように」
「……見せてくれていたように?」
「オナニーしてみせて」
「えっ」
「城ヶ崎、お前……」
「ちょっ……ち、違う、違うんです、そんな、アタシ……」
「最近はビデオ通話が気軽にできていいよね、僕のころはSkypeがどうにかこうにかって感じで素人にはハードル高くて」
「“僕のころ”とか言い出すなんて本格的におじさんですよ」
「うわわ」
美嘉が担当プロデューサーにビデオ通話でオナニーを見せていた、という言いぶりは事実無根である。しかし美嘉の抗弁は口でもごもご濁っただけだった。マスタートレーナーが知っている事情が限られている中で、昔からの知人らしき“プロデューサーちゃん”と美嘉のどちらを信用するか、試す勇気は出ない。けれど自分の自慰行為を赤の他人に見られるという恥辱は、まったく未知の体験であり心の準備も想像もしていない。
「だから、オナニーしてみせて……もしかしてオナニーって言葉おじさんすぎていまの若い子に通じないかな」
「あの、わざと言ってませんか」
「おな……い、意味は、わかり、ますけど……」
「じゃあ、して」
2人の視線を浴びながらのオナニーは、想像するだけで動揺がひどくなる。さっき脱衣させられるまで、この男の手に触れられずに済めばいいのに、と思っていた自分があまりにお気楽だったと気づいて羞恥もひどくなる。
視線を感じつつ、立ったまま右手で左胸を揉みしだく。すでに乳首が硬くなりはじめていて戸惑う。右胸は根元から搾りあげるようにもみあげる。むき出しの秘所から、じわりと熱いものが滴って太ももの内側を伝っていく。
「早いね、濡れるの」
「そ……そうですか、ねぇ……んっ……」
「お世話になってる麗さんに見られてるから、気分がだいぶ変わっちゃってるんじゃないの」
まるで“プロデューサーちゃん”に見られているのは慣れているでしょう、という口ぶりをいちいち意識してしまう。紛らわすように、ショッキングピンクのネイルを乳房に食いこませ乳首を転がす。それを自分の肉体と信じたくなくて――ただ男に強制されてるだけと言い訳する――剥奪された感じがひどくなる。
「プロデューサーくんは、美嘉ちゃんのおっぱいをそうやって触ってくれてたの?」
「それ……は……そんなの……知りたいんですか……?」
「ええ、もちろん。それと、美嘉ちゃんがどう感じていたかも」
担当プロデューサーの手を思い出すと、彼がいまここにいない事実が美嘉の心に嫌と言うほど突きつけられてしまう。彼との思い出を引きずり出され晒し者にされている。対して美嘉の秘所が涙のようにどんどん濡れそぼっていく。それを憎たらしい男が腰をかがめてじろじろ見つめてくる。
「く、ふ、ぅ……あ、ぁっ……」
「遊んでいるように見せてるけど、感じ方は控えめだね」
男とマスタートレーナーに嬌声を聞かれたくない、と声を抑えているのさえ、男に言葉として描写された瞬間にひどい醜態のように感じられる。この場から消え去りたくてたまらない。
「美嘉ちゃんはイッたことある?」
「え……あ、ぅ……!?」
「アクメ、オーガズム、絶頂。いろいろ言い方あるけどいっしょ。オナニーのときでも、プロデューサーくんとのセックスのときでも……ほかの男の可能性もあるかな、麗さん?」
「それはあまり考えたくありませんね、話がもっとややこしくなる」
マスタートレーナーの愚痴っぽい反応が、男の言葉と同じぐらい美嘉のプライドを傷つける。本来なら性的に興奮するどころではない心境なのに、体はぎこちないオナニーに煽られてくすぶっている。
「そういえば女の人って自分がアクメしたってわかるの?」
「……私に質問しているのでしょうか」
「教えてくれるならありがたいなぁ」
「回答は差し控えます」
「あらら」
美嘉の自覚では、セックスは経験済みでも絶頂は未経験だった。愛する担当プロデューサーに求められ、肌を重ねて腕を絡めているだけで何も考えられなくなるほど幸せだった。それと比べて、伝聞で知るオーガズムはどうにも苦しげであるし、オーガズム未経験の女性も珍しくないと聞くしで、これまで強いて求めなかった。
「で、美嘉ちゃんはイッたことあるの?」
「……あ、ありま、せん、けど……」
質問と裏腹に、男は美嘉のオーガズム未経験を確信しているふうである。それで“無茶”して初めての絶頂を刻んでやろう、とでも言い出すのだろうか。実行できるのだろうか。強制してきたらマスタートレーナーが止めてくれるだろうか。
「は、あ、はひゅっ!?」
「覚えたてじゃ、そんなもんだろうね」
男の手で、美嘉は乳房をわしづかみにされる。背骨からしびれるような快感が通り過ぎる。信じられない、と疑ったころにはもう余韻だけで、打ち消そうとしても心の底でべしゃべしゃと残る。
「プロデューサーくんに、あんなふうに、こんなふうにして、イカせてほしい……ってねだったことは?」
「あぅっ、うぐっ、んぅぅぅっ……そ、そんな、の……」
「じゃあ、プロデューサーくんに好きにさせちゃったんだ、この体」
プロデューサーとのセックスを暗に否定されて、美嘉のプライドがひび割れる。対して美嘉の乳首は男の指先で摘まみ転がされこすられてすっかり勃ち上がっている。まるで体がこの男に愛撫をねだっているようである。ここにいる他者が男だけならまだしも、同じ女性のマスタートレーナーには言い訳できない。
「……まぁ、わかるけどさ、好きだったんでしょ」
「ひゅ、ふ……い、言ってる、意味が、よく……」
「例のプロデューサーくんのこと、男として」
美嘉はくちびるをぱくぱくさせるだけで、声が詰まる。確かに担当プロデューサーのことを愛していて、それがアイドル活動に支障をきたすとわかっていても止められない。けれど男からそれを指摘されると、自分が性欲に屈したアイドル失格の存在と自覚してしまう。関係が露見する前に興奮の材料となっていた罪悪感が、ただの苦痛に落ちぶれている。
「熱くなりはじめたときの男と女ってそんな感じになりがちだよね、『もっとアタシの扱い上手になってよ』って言いにくい」
「えぅ、う、くう……うーっ……! プロデューサーは、そんなん、じゃ……」
「彼にああしてくれこうしてくれ、ってちょくちょくリクエストしたほうがいいよ、僕にもみ消し頼むってことはどうせこれからも隠れてズブズブなんでしょ」
「城ヶ崎に妙なこと吹きこまないでいただけませんか」
「リクエストしたりなんだりで好みの男に染めあげていく、そういう女のほうが……あー自分おじさんくさい説教を」
「自覚があったようですが、それを自分で突っこむとますますおじさんくさいですよ」
美嘉の心も体も、苦痛と快楽、絶望と希望の中でぐらぐら揺らされている。男の手で乳房をなぶりものにされるのは耐え難いが、体がしっかり反応してしまう(その原因をマスタートレーナーのドリンクだと考えるには、美嘉は彼女を信頼しすぎていた)。この男にいいようにされてしまっている自分の立場は真っ暗のようだが、男の言葉によればまだ愛しいプロデューサーとつながっていられるかもしれないらしい。
「そうだ、僕が美嘉ちゃんをイカせてあげるよ」
「なっ、何を……くひっ、ひんっ! はぁぁっ、んぅぅぅっ……!」
「それで、美嘉ちゃんが自分のイカせ方を覚えて、それをプロデューサーくんに教える」
「そんな、の……んっ、ふぁぁっ……! そ、そこっ……んっ、んくっ……!」
「ねぇわかる? 仕事でも何でも、世の中でうまくいくかどうかは運しだいなんだよ、うまくいかなくて転んでも運のせいだって」
「くひぃっ……!! ハッ、はァッ……だ、ぇ、もぅ……胸、あっ……ッ……!」
「でもね……転んでただで起きるかどうかは、その人しだいなんだよ」
乳房に唾液をまぶされて、指で巧みに揉みしだかれる――美嘉はそれが自分の唾液だと、そうされてから気づいてしまった――男の指先が敏感な乳房の頂に触れただけで、切ない声を漏らしてしまう。乳輪ばかりを刺激する。もどかしくってむずがゆくって切なくってたまらない。欲望が肌の下で荒れ狂いはじめているのに、手足の力は抜けていく。
「や、やめっ……や、あ……あっ! ぅあっ、や……あっ!」
美嘉の腰の揺れ方が、ふらふらとよじる動作から、だんだんびくびくと痙攣じみてくる。男はそんな美嘉を面白がるように、乳輪にそっと指の腹で触れつつ乳首の先端をかりかりひっかく。
「ん、っく! んぅうう!」
美嘉は接待のことも忘れて両手で顔を覆ってしまう。声を殺そうとするが、止められた嬌声があふれかえったように、背中がびくんと反り返る。
「あぃっ、ひ、ぁ、おぉぉ……ッ……!」
美嘉はさらに乳愛撫を続けられ、ほどなくして男に寄りかかって立つのがやっととなる。さらに追い打ちされて、床に作った浅い水たまりに尻もちをつかされる。
「まぁ、教えるのうまいでしょ美嘉ちゃん、お姉ちゃんだから……ねぇ麗さん」
「私は妹が3人おりますが、姉だからって関係あるかどうかは」
男もマスタートレーナーも言い立てなかったが、美嘉は自分がいま絶頂させられた、と確信させられていた。
「ひっ!? あ、ぁ……っ……!」
「そんなにびっくりすることかな」
それから男は苦笑しながら、床から立ち上がれないでいる美嘉の両足をMの字に開かせる。美嘉が足を閉じようとしても、膝のあいだに男が体を割りこませ閉じきらせない。指で大陰唇を指先でなぞる。ゆっくりと性器周りを刺激する。
クリトリスに迫られるだけで、美嘉の尻がびくりとおののく。
男の中指と人差し指が小陰唇をかきわけて、美嘉の太ももがこわばる。狙いすましたようにぐりり、と角度を変える。
「あ、あ、ああダメっ、そ、こっ」
「Gスポットって有名だけど……へその裏とかクリの裏とか、なんだとか……触ってみなきゃわからないよね」
男が声をかけながら指を動かすたび、こちゅ、くちゅ、とこもった水音が膣から響く。もがくように美嘉の尻が床をこする。閉じられない脚で太ももの肉がぴくぴく震える。
「い……っく、い、い、い、ぅ……ッ!」
下くちびるを噛みながら、美嘉は絶頂をあらわにする。まるで放尿をこらえるように太ももに力がこもるが、裏腹にぱっくり開かされた陰唇から透明な愛液があふれる。
「と、とめてっ……ください……!」
「誰が? 何を?」
「……ぷ、ぷろでゅーさー、ちゃんが……て、手、で……へひゅっ!? く、んひぃっ、やぁ、あァっ!」
「気持ちよくない?」
「それ、は、ぁ……!?」
美嘉は、膣の入口を愛撫されて達したこと以上の恐怖を抱いている。ほんの数十分前まで、この男と、この男に身を任せなければならない自分の立場に痛いほどの嫌悪を覚えていたのに、絶頂たった1回か2回でそれが薄れているような削られているような、あっという間に自分を塗り替えてしまうような生理現象に見舞われ怯えている。
その現象を、口では難しそうに言いながら手で簡単に導き出す男そのものに怯えている。
「ん……ん、くっ……! はあっはあ、あ……あああ、ああ……ああ゙っ!」
美嘉の膣肉が、男の指を拒むようにぎちぎちと力む。しかし男がむしろ笑う。
「キツくしめて、キくようにしてくれるなんて……いいマンコじゃないかぁ」
「ふくっ、う、うあ、んんぅ、く……っ!」
美嘉自身は気づいていないが、男やマスタートレーナーからすると、嬌声を押し殺すのは逆効果のようだった。声を抑えるのに気を取られて、お腹や膣、太もも、足先までビクビクと反応してしまっている。くちゅ、ぐちゅ、ぬち、と粘っこい音が美嘉の耳まで届く。すでに体は快楽に屈しているのではないか、と恐怖がいっそうひどくなる。
「では、クリあたりのイカセ方を教えるからね」
「っ……っうぅー……あ、アタシの、体、なの、に……!」
「背中みたいなものでしょ」
「なに、を、言って……」
「美嘉ちゃんの背中は確かに美嘉ちゃんの体の一部だけど、鏡とか使わなきゃ自分で見られないし、手じゃ触るのもおぼつかない」
「ん、んふっ……ん、んんんっ……んはあっ、ああっ! はぁっ、はぁっ、あ、あっ……!」
美嘉の腰ががくがく震えるのを捕まえて、男が再び指をクリトリスに当てて、外側と膣裏からこね回す。
あっさり絶頂してしまう。美嘉は自らの意思で止められず、男の手と指に流されるしかない。
「あっ、あ! だ、ぇ……ああっ……はっ、はっ…い、くっ……!」
か細くなる嬌声と逆に、じゅっ、ぷしゅっ! とうるさいほどの水音が立った。失禁とは明らかに異なる“潮吹き”を、美嘉は知識でも知らなかった。男の手や着衣にびちゃりとシミが広がっていく。
「もっとまんべんなく濡らしてもらいたいな」
「あなたがそうだから、私がこんなドリンクを……」
「麗さんのお手数をおかけいたしますね」
男の指が続けて、くちゅ、くちっ、ぬち……ぐちゅっ……! と水音を立てて美嘉の膣から愛液をかき出すようにこすりあげる。さらにクリトリスに押し当てたまま、手のひらでぐいぐいと下腹を押しこむ。
「も、もうやめ……そ、ぇ……んっ、ああ……ぁうっ、あ…………あっ!」
きゅうううっと足の指先が丸まってつま先が床でばたつく。美嘉のお腹や腰がかくかく揺れて、汗やよだれにまみれた乳房がゆさゆさ暴れる。
ぴく、と男の手が止まる。美嘉はそれを合図のように絶頂に達し、自分の膣がきゅっきゅっと指をなめしゃぶるようにうごめくのを感じる。長い絶頂がゆるやかになると、男は美嘉の膣から指を抜いて、その指を彼女の目の前にかざして見せる。男の指先が、美嘉の愛液でぬらぬらと光って糸を引いている。美嘉は思わず目を背ける。
「なんだね、別に汚なくはないでしょ、僕、これなめたっていいけど」
「そういう、問題、じゃ……ふうっ……ん、ん……んっ!?」
手マンが再開される。美嘉の膣がまた悲鳴のように痙攣し、美嘉の神経も意地もねじって苛む。男の指や手首が角度を変えながら、指の根本近く奥深くまでずっぽりと埋まりこむ。指が曲げられ、膣内のざらついた箇所をぐっぐっと押されると、ぐじゅっ、ぐちゅっと愛液が垂れて男の袖まで濡らしていく。
「んん、んっ……っは、はっあっ、くっ!」
絶頂するたびに、自分の内側から作り変えられているような気がしてたまらない。快感もそうだが、それ以外のところで自分が違う生き物になっていってしまうようだった。それでも美嘉は歯を食いしばって声をこらえる。
「はぅ、あ――あ゙っ、あはっあお゙おおっ……!?」
がまんがあっさり破られる。美嘉は何をされたか理解できないが、なにか奥底でとてつもなく恐ろしい快楽に襲われていることだけ感じてしまっている。
「Gスポットで少しイカセたから、次はポルチオだね。マンコのいちばん奥。子宮でイってるって感じがするらしいけど、どうなのかな」
男はこともなげに、美嘉のへその下に指や手のひらを当てて押したり揉んだりする。美嘉が腰を逃がそうとするが、手足をばたつかせるだけで逃れられず、やがてかかとや手の指先がすがるように床をこすり、背中がブリッジを作って、水鉄砲のように短く鋭い潮を吹いて果てる。
ぺたん、と背中が床についた。腰や足はぎくしゃく悶え苦しんでいるのに、舌はだらんと垂れて、くちびるからはよだれが幾筋もこぼれるままになっている。美嘉の内心だけが凍りついている。子宮で絶頂させられている、会ったばかりのこの男に。
「ああっ、あっ……んあああっ!! おっ奥、奥は、ぁっ……!」
「そう、そう、意識するとわかるでしょ。ポルチオは見えないし直にさわれないから、意識するの大事だよ」
「うあ……ううあ゙っ!? ゃ、め、い、いくの、ゃ……うあ……ぅ、ぉ……!」
美嘉の腰やウエストが弓なりに反ったり、男の手から逃れるようにふらふら揺れる。しかし男は美嘉の太ももを片方だけまたいで体重で押さえつけ両手で美嘉のへその下をぐりぐりと強く押しこむ。
またがれていない側の脚が、ばたばた床を蹴ったりずりずりこすったりするが、すぐままならなくなる。
「あ、あっ……い、いや、ぁっ……ゔぅーゔっ……ゔっあ……ぃク、ううゔっ……!」
美嘉は歯を食いしばりながら望まぬ絶頂感に耐える。自分が何を感じているのか、男から何をされているのか、と俯瞰する余裕がない。接待も何もあったものではない。けれど、子宮で絶頂させられているなんてありえない、とも否定できない。彼女自身ではどうしようもなく拭いがたかった嫌悪が白飛びさせられる。
「こら、暴れるんじゃない」
「く、ぅ……おォおお゙……ふかいっ、ふかい゙のっ、あ゙、めっ……!」
「美嘉ちゃんに自分のイカせ方を覚えさせる、って言ったでしょ」
「も、もゔ……わ、わかり、ました、わかりましたからっ、あ、ゔぅー……あぐ、く、ぁ……も、ぅ……!」
「はい、はい、ポルチオが終わった? じゃあ次はケツアナね、それと……」
美嘉は男にうつ伏せにひっくり返され、尻を高く上げさせられたとき、そのまま床に土下座のように這いつくばって、もう限界だと泣いて訴えた。男が手を止めてやると、横でマスタートレーナーから、
「お前は、自分が担当プロデューサーと乳繰り合っていたのを隠していて、しかもこれからも隠そうとしているせいでこうなっていることを思い出したほうがいい」
地獄の特訓よりも静かで辛い一言を投げられた。
「限界になる前に泣き落とそうとしてるの? 僕は美嘉ちゃんの言葉とか態度とかけっこうそのまま受け取ってるつもりだよ。加減がわかりやすい」
「……やりすぎないようにする加減が、わかりやすいのですよね」
「はいはい、手加減ですね、美嘉ちゃんまだここで売るんだっけ……あーあ、現役のころ思い出しちゃった。売上とか気にしながら抱くオンナじゃあいくら当人の具合が良くってもね」
「ご自分の担当ではないのですから、その点は気が楽でしょう」
「そのぶん麗さんの目を気にしなきゃならんけれど」
美嘉の震えが止まらないのは、絶頂の余韻ばかりではないようだった。
※
「夜になるとけっこう映るね。もしかしてこういう用途のためだったりして」
「ご冗談を。ガラス映りは……本来、この時間までこの部屋を使いませんので」
「低反射ってお高いもんね、夜景の映えるレストランでもなきゃ使わないか」
「うゔっく……ゃ、あ……くはぁあッ……ああ、あ、ま、まら、いっぐゔ……っ!」
東京都心部の夜景を見下ろせる、窓というより壁といった大きさのガラスに、男に貫かれながらもがく美嘉の姿がぼんやり反射している。男が美嘉の腰をつかんで、背面座位で後ろから突き入れている。美嘉は必死に首や腰を振って逃れようとするも、乳房やクリトリス、膣奥などを刺激されるとすぐ抵抗が砕けて、激しい痙攣やぶじゅ、ぐじゅ、といった水音を漏らすばかりになる。美嘉の体が何度も跳ね上がり、そのたびに乳房がぶるぶる揺れる。男の手や指は、その揺れを抑えてもみしだき、乳首をつまんでひねって引っぱる。
「あ、イクんだね。じゃあもう1回中に出してあげる」
「んひぃっ、お゙っ、おっぐ……だ、めぇ……ごめんなさい、ゆるし、ぃ……んんん゙っ! か、ぁっ……いっくいく、いきゅううゔっ……」
美嘉の腟内をペニスで貫きながら、ポルチオ開発のときのように手でぐいぐいと下腹を押しこんでやる。男も興趣に流されるように射精する。
「ぁ、あぁああぁー……あぁ、中出しすると、つい感慨深くなっちゃう」
「数え切れないぐらいしてきたのでは?」
「色管理やってたころなら、めったに射精できなかったよ。いちいち射精してたらもたなくて。AV男優みたいだ」
「そちらの仕事も向いていたかもしれませんね」
「冗談を! 僕みたいなイカせたがりと仕事でセックスするのきっとイヤがるでしょ女優さんが」
美嘉は快楽以外の感覚がすっかり蹂躙されて鈍くなっていたはずだったが、それでも秘所からあふれて太ももやお尻へ流れる精液・愛液の混合物を感じてしまった。男から膣内射精されたのが何度目か忘れたが、少なくとも2度目や3度目ではない。
最初にされた膣内射精は、土下座での哀願を退けられたあと、全面ガラス窓に手を突かされ立ちバックで絶頂させられながらだった。ポルチオ絶頂を中心とした痛みのような強烈な快感と、窓から突き落とされているような恐怖で美嘉は泣き叫んだ。いったん抜かれてから精液を垂れ流す膣口をガラスに映してよく見るよう強制された。そのときはまだ膣内射精を――「プロデューサーにも許したことがないのに」――嘆く余裕があった。
「ふッ、ぅ……は、ぁ……あはっあお゙おおっ!?」
「もう1回イッてみようか」
「んひぃっ、お゙っ……ぉ、おね、がい……やす、ませ……」
「……麗さんはどう思う?」
「まだ余裕ですね、体力的には」
「すごい! しっかりレッスンして鍛えてるんだね。アイドルって最後は体力勝負だからそういうの大事だよ」
「あ゙っ、かはっ……あ゙、ああ゙……ッ! だめ゙、またイク、だめ゙っ!」
マスタートレーナーの見立てはともかく、美嘉はまだ失神はしていない。絶頂で痙攣させられるといっても休み休みであり、筋肉や心肺への負担でいえばステージでダンスしながら歌うほうが重い。
「はぁっ、はぁっ…お、くっ……むっ、もおおお゙っ……んぐうっ、あお゙……ぉお゙っ……!」
「イケそうだねぇ」
むしろ美嘉は精神を削られつづけている。モデルやアイドルとして、自分の体を自分のいいと思うように見せつけて評価や金銭を勝ち得てきた、というプライドを、男に思うまま執拗に絶頂させられて足蹴にされるように砕かれている。自分が本当にこの男の“商品”に成り下がってしまっているのではないか、“接待”とはそういう意味だったのか、と絶望に絡みつかれながら、また絶頂で意識を焼かれる。
「はぁっ、はぁっ……! お、お願い……ゃ、やすませ、て……奥は、奥は、もうっ……!」
「また? じゃあ……奥でイカされてどんな感じで懲りたか、説明してくれる?」
「こ、こり……って……」
「プロデューサーくんとバレて困る付き合いをしないよう、美嘉ちゃんに懲りてもらわなきゃ、僕がもみ消したの無意味でしょう」
「あなたさっき、どうせズブズブとか言ってましたよね」
「あーあー聞こえないねぇー」
「ふっぐ!? う、う……んっううんんイクっ……ぅ……っ……!」
男が弾みで一段と強く美嘉の奥を刺激してしまい、美嘉は脳天を殴られたように強いポルチオ絶頂に襲われる。足先からふくらはぎまで見た目にもはっきりとこわばらせ、太ももが横に膨らみ、腹筋が浮き出るほど激しいアクメに貫かれる。
「……っか、は、ぁ、あっ」
「で、どんな感じで懲りてくれたの美嘉ちゃんは」
「ハッ、はっ、あっ……お、奥……アソコ、やられちゃうと……潰されたみたいに、ぎゅって……でも、頭が、真っ白になって、足、踏み外したみたいなのが、ずっと……!」
「んー、でも気持ちよくなっちゃうと、プロデューサーくんとえっちしたの思い出しちゃったりしない?」
「そんなの、ぜんぜんっ……! こんな、溺れちゃいそうなの……ぷろでゅーさー、ちゃんが、初めて、で……」
「じゃあもうだいじょうぶ? バレて困るお付き合いはしない?」
「ひっ、ひまへん……反省しました、約束、します、から、ぁ、だから……」
「じゃあ、いまからこれ撮影してプロデューサーくんにも送っていい?」
奇しくも、美嘉の表情が凍りついたとともに、男やマスタートレーナーも沈黙して、場が唐突な静寂で埋まった。
「……それは余計なので止めておきましょう」
「僕も昔は寝取られる側だったよ」
美嘉だけは凍りついたままだったが、それもやがて快楽と絶頂の熱に崩されていく。
「あなたがそうなら、なおさら止めておきましょう」
「なぁんだ……いま美嘉ちゃんのこと、かわいい! って思ったところだったのに……じゃあ、もう1回」
「ぅ、あっあっ……く、くぅ、し……や、め……はーっ、はーっ……ッぐいくいくっ、ひぎいっ……ぃ、いっでるう、イッ、ぁ、ぉ……ッ……!」
男が膣奥にぴったり亀頭をくっつけたまま小刻みに揺らすようにしながら美嘉のポルチオ性感をならす。ペニスがぶるっと震える。奥深くで精液がほとばしる。美嘉の意識が数え切れないほど白飛びしながら落ちていく。
「……うーん、そろそろ失神しちゃいそうだね」
「泡吹かせてから言うことじゃあないでしょう……片付けておきますよ」
「えー、麗さんが?」
「……私で、何か不都合でも?」
「麗さんが立ち会うって聞いてから麗さんとしっぽりするの目当てにしてたんだよ」
「汗ぐらい流して……ついでに一服ぐらいしてきたらどうですか」
「シャワー? あるの?」
「……隣の部屋、とは行きませんが」
美嘉はマスタートレーナーから残りのドリンクを強引に飲まされ気付けされたあと、男と2人がかりで体を抱えられてソファに回復体位で寝かされた。医療行為のように事務的な手つきだった。
痙攣が治まってきたころ、顔がたまたま部屋の出入り口のほうを向いていて、男の背中を追って退室していくマスタートレーナーの姿が見えた。彼女の足取りがどことなく弾んでいた。
湧き上がった羨望も、度重なるポルチオ絶頂の余韻も、精液も愛液も混ざりきった体液の粗相も、美嘉はどうしても止められなかった。
(おしまい)