レズビアンシップという概念が日本のレズビアンの中で流行していた。
スポーツマンシップのレズビアンバージョンだと思って貰えばいい。
この概念はレズビアンであることをカミングアウトした女子アスリートが口にした概念だと言われているが本人は否定している。
レズビアンシップの概念は性格に定義されたわけではなかった。
ひとそれぞれ価値観は違うのだからレズビアンシップなど必要ないという者も存在した。
レズビアンシップの一つに、レズモノやレズのチン負けといわれる男性向けのポルノを撲滅しなければならないというものがあった。
そういったポルノの愛好家は死んでもかまわないと主張する者も存在した。
そういったポルノを製造販売している出版社やアダルトビデオメーカーに抗議してポルノ作品を販売停止に追い込み、政府に対してレズビアンポルノを製造させないような法律を作らせるためにロビー活動を行うというものだ。
レズビアンの中には、レズモノやレズのチン負け作品を購入して焚書する動画をYouTubeなどで公開するパフォーマンスを行う者も登場して、喝采や顰蹙の賛否両論を巻き起こした。
レズビアンをカミングアウトしているYouTuberのアユミも、レズモノやレズのチン負けの焚書を生配信するためにレズのチン負け作品を購入した。
アユミは料理を趣味にしており、普段は手作りの料理をレズビアンパートナーのコイと食べる動画を公開して好評を泊していた。
アユミの購入したポルノは逆さ虹というタイトルのポルノ小説だった
レズビアンのシンボルである虹が逆さまになる。
つまりレズビアンが男好きに変えられてしまうということを暗示している酷いタイトルの作品だ。
逆さ虹というのは極めて珍しい現象ではあるが実際に存在しているのだそうだ。
作品のあらすじとして、この作品をお読みになられたレズビアンは男のチンポ無しでは生きられなくなるのでご注意ください。などと書かれていた。
アユミは焚書の前に逆さ虹のページをパラパラと捲ってみた。
その日、アユミは生配信を中止した。
逆さ虹をパラパラ捲ってしまいその内容の酷さに気分が悪くなったというのが理由だった。
数日後、アユミとレズビアンパートナーのコイは逆さ虹の焚書の生配信を行った。
アユミ愛用のフライパンの中で男性向けポルノ小説が炎を上げる映像が生配信されて、レズビアンやその支援者のストレートアライたちは拍手喝采を送った。
フライパンの中でレズのチン負けが盛大に燃えた。その炎にアユミとレズビアンパートナーのコイの顔が怪しく照らされていた。
同日、アユミの元に新しい逆さ虹が配達された。
アユミは逆さ虹をレズビアンパートナーのコイに見つからない場所に隠して大切に使った。