長さ、重さ、通貨、などなど。「分かりやすさ」こそ大切なので下手に凝った独自の単位設定を作ったところで、読む途中で引っかかったら楽しめませんからね。
そもそも百合作品で百合描写以外に意識をとられるようではいけません!
ただ、電気の単位はジゴワットという拘りもあったり♪
役場にて、職員のマリコからもらった地図に書かれていた住所。それは第一集落でも比較的家賃の安い宿を指していた。
第一集落は触手刈りの最前線であるため、戦闘職でなくとも強い者が多い。
木こりの女性たちは言わずもがなだが、そんな強者(ロリコン)の集う集落には狡い考えを持つような者は生存できない。
集落内の宿は、どんな安宿であっても犯罪者や不逞の輩による暴力などの喧騒は起きない。
が、それでも「それっぽい雰囲気」を持つ一角というのは何処にでも存在するものだ。
そもそも紳士的なロリコンしかいないのだから、性風俗も賭博もあまり流行らないのは当然かもしれないが。
地図に示された場所。それはいかにも物語に出てきそうな悪漢の溜まり場のようなうらぶれた一角にある宿であった。
「うっわ、第一集落にこんなボロっちぃ建物があったなんて知らなかったぜ」
「まぁ、ミシェルもこっちに来てから日が浅いですからね。
私もそこまで長く暮らしている訳ではありませんが、それでもこの辺はあまり来ることもないですね」
地図に記されたチーム『ゴレ×メタ』の利用している宿は第一集落内でも最底辺に位置する雨風を凌ぐだけのような宿であった。
この辺一帯は金に困るような連中や、金をケチる素泊まりの旅人などが利用する宿である。
木こりという職業はこの時代、他の職業よりも稼ぎは多いというのに、このような安宿を利用するなど、一体どういった理由があるのだろうか。
しかしその理由は宿を借りている本人たちに聞けば良いことであり、すぐに見つかった目的に宿へと足を進める二人なのであった。
「ここに泊まっている木こりチーム『ゴレ×メタ』の方々に用があるのですが、どの部屋です?」
「……4183号室だ」
「どうも」
宿の受付で部屋番号を聞き出し、部屋へと向かう。
部屋番号は四桁だが、これは宿側が見栄を張っているだけで実際の部屋数は10もない。
「なぁ、キャリー。ちょっと見てみろよ、あそこ。
廊下の突き当たりにいるあの女二人組、双頭ディルド使ってレズセックスしてるんじゃね?
太ももの震え方がパナいぜ。うはは♪」
「そのようですね。というか指をさしては失礼ですよミシェル。
屋外プレイが恥ずかしいから微妙に屋内かつ、微妙に人目がある場所でしたいんでしょうね。
あと、今夜の私たちのプレイで活かそうと思っているのなら望むところです!(むふ~♪)」
キャロラインの予想はたぶん的中しているだろう。
第一集落は特殊な性癖を持つ者が己を律するため、または追いやられてやってくる場所でもある。
住民のほとんどがロリコンであるが、それ以外にも特殊な性癖を持つ者も多いのだ。
彼女たちが見つけた廊下でセックスしている二人の女性は、服装から察するに旅人だろう。
宿を発つ前に思い出作りなどの理由で廊下でヤっているのかもしれない。
ミシェルが指をさしたことに気づいた女性たちは、より一層ヒートアップして腰を動かす。
片方は途中で腰砕けになって立てなくなって床に膝をついていたが、そのまま正常位でのセックスに移行。
見られるのは恥ずかしいが、少しは見て欲しいという乙女心な百合心がこうした羞恥プレイをさせているのだろう。
昼間ではあるが、触手に改造された細胞の一つ一つが疼いているミシェルと、
同じように性的興奮を感じているキャロラインは平静を装って目的の4183号室へと向かう。
「チーム『ゴレ×メタ』の皆さん。おられますか?
先程、森で出会ったキャロラインとミシェルです」
「……入ってくれ」
ノックするだけで壊れそうな扉だったために声を掛けたが、リーダーのブレンディが扉を開けてくれた。
寝起きなのか、髪は乱れているがタンクトップはきちんと着用しているため、溢れんばかりの爆乳がこぼれ出るということはなかった。
舌打ちが出そうになるのを堪えるキャロラインだが、元々表情に乏しいポーカーフェイスなのできづかれることはなかったようだ。
「お邪魔します。それで御用というのは?」
「あーいや、待ってくれ。
その話は私たちの身の上にも関わることなのでお茶を淹れてからにしたい。
まずは中へ入ってくれ」
促されるように中へと入ると、ブレンディの仲間であるハミィが大いびきでソファーに眠っていた。
仰向けに寝転がっていても相変わらず大きなおっぱいである。
「あ、来てくれたんだね♪」
そしてもう一人。出迎えてくれたのは森で触手戦闘によって気絶していたフィーネであった。
「おう、もう怪我はいーのか?
あたしらが居なきゃあんたら死んでたんだし、あんま無茶すんじゃねーぞ?」
「えへへ、そのハッキリした言い方。あなたがミシェルちゃんね♪
それでそっちの桃色髪のお団子頭の子がキャロラインちゃん♪」
「はい、ご無事なようで何よりです。
こちらも助けた甲斐があったというものです」
そのまま雑談に移りそうな気配を察したからか、ブレンディが区切りを入れてお茶を出す。
ボロ宿ではあるが、出されたお茶はそれなりに良い茶葉を使っているようで、普段使う茶葉にもこだわっているキャロラインをして「美味しい」と言わしめる味であった。
「さて、それでは話をしよう。
あれは今から10年前だったか……」
「あの、出来れば要点のみを簡潔に説明してもらえますか?
詳しい経緯は要点を聞いたあとにでも聞きますので」
ブレンディはどうもおしゃべりが好きなようであり、それを見抜いたキャロラインの巧みな観察術。
「ん? それもそうだね。
じゃあ完結に話すが、キャロラインちゃん。それにミシェルちゃんも。
私たち『ゴレ×メタ』の三人は君たちに弟子にしてもらいたいんだ」
正直、キャロラインは呼び出された経緯とお金を必要としている彼女らチームの話を聞いて、資金提供を頼む話だと思ってここに来ていた。
彼女自身、普段の生活を送るだけならば第一集落付きの木こりはかなりの稼ぎなので募金感覚で困っている人にあげるのは構わないと思っていた。
しかし、ブレンディから呼び出された理由は、自分たちを鍛えて欲しいというもの。
詳しく聞いてみると、彼女たちのチームは第五集落で孤児として施設で育ったのだそうだ。
施設にはまだ幼い妹や弟が多く、そのための稼ぎを求めて第一集落まで無理を言って越してきたのだと言う。
「なるほど、それならば私たちはお金を貸すのは別にやぶさかではありませんが、それがなぜ弟子入りするという方向なのですか?」
「そうだぜ? あたしら金に困ってるわけじゃねーし、食うに困るほどにあんたらの育った施設が困窮しているってんなら、タダでくれてやってもいいしよー」
二人はここで無難なことを言っておくが、ブレンディはこれでは納得しないだろうからわざわざ呼び出したのだろう。
きっと少女二人にとってもメリットのある話を自分からするようになるはずだ。
「金をタダでくれるというのは確かにありがたい。
だが、この近辺では親を触手に殺されたなどの理由で孤児になる子は多く、施設の資金繰りは火の車だ。
恒久的な解決策として、私たち自身が強くなって稼げるようになりたいんだ」
確かにそれは正解だろう。
キャロラインやミシェル程ではないにしろ、他の第一集落所属の木こりたちにしても無理をせずとも日に5万~10万は普通に稼いでいる。
そんな第一集落でも特に稼ぎが多い木こりにして、触手被害によってお人好し(ただしセックス狂い)である二人に頼むのだ。
『ゴレ×メタ』の三人(一人は熟睡しているが)にもそれなりの仁義というものがある。
「迷惑なのは承知だが、それでも私たちには守らなければならない幼い妹や弟が多くいる。
せめて第一集落で通用する程度にまで鍛えてはもらえないだろうか?」
そしてキャロラインもミシェルもえっちなお人好しである。
表情にこそ出にくいが心に熱いものを持つキャロラインと、快活で感情のままに動くミシェル。
この二人は話を聞いた段階で彼女らを助けることは決まっていたのだ。
「あなた方を助けます!(むふ~)
そうでしょう、ミシェル?」
「あぁ、ここで見捨てるようなら、あたしら人間じゃねー!
あたしらの強さはこのためにある!!
弟子にして鍛えてやろーぜ!」
結果、熱い言葉で二人は弟子入り希望を受け入れるそうな。
「助かるよ、キャロライン師匠、ミシェル師匠」
「よ、よせやい! 師匠だなんて小っ恥ずかしいじゃねぇーか♪」
「ミシェル、割と照れ屋さんですね」
面と向かって師匠と言われるのは恥ずかしいのだろう、嬉しそうにしながらも顔を真っ赤にするミシェル。
実際、彼女も第一集落に来てからは日が浅いので師匠になれるほど経験豊富とは言い難いのだが。
折衷案として結局二人の幼い師匠は「ちゃん」付けで呼ばれることとなった。
「ですが、単純に鍛えるとしても装備品をより良い物に変えるだけでそれなりの成果があるでしょうが、皆さんは第一集落で十分に通用する程度に鍛えて欲しいんですよね?」
「あぁ、出来ることなら一人頭10万円は一日で稼げるくらいには強くなりたい」
「なるほど、ならば触手の力で触手を討つというのが一番ですね」
顎に手を当て考えるキャロライン。
確かに手っ取り早く強くするならば触手にわざと捕まって、少女二人のように陵辱を受けるというのは悪くはないだろう。
ほぼ確実に精神が壊れて廃人になったり、日常生活に支障が出てくる可能性に目を瞑るのなら。
「おいおいキャリー。
まさかあたしらと同じように触手に捕まるように指示するのか?」
「まさか。そんな勿体ない。
私が言う修行というのは、ミシェルのソレを使おうというのです」
「うぇ!? あたしのコレかよ?
……いや、でも……。
やっぱ、これが一番手っ取り早くて効果的だよな♪」
「ですね。私もこの人たちのポテンシャルは最高だと思うですよ♪」
キャロラインの言う修行。それは精神を壊さず、それでいて触手の持つ膂力を己の糧とする方法。
性の快楽を骨の髄まで叩き込んでも壊さない方法。
「? よく分からないがミシェルちゃんは何か良いモノを持っているのか?
だとすれば私たちをソレで鍛えて欲しい。強くなるためなら何でもする!
なぁ、フィーネ?」
「え? あぁ、うん。何でもするよ。
ミシェルちゃんやキャロラインちゃんが強いのは事実なんだし、そのためにしてくれる修行なら、ためになるんじゃないかな?」
修行の簡略化ということで安易に頷くブレンディとフィーネ。
キャロラインもミシェルも、基本的にお人好しではあるが、取引において自分たちのメリットはきちんと求めるしっかり者。
それだけに、無料ではあっても代償は大きいことに『ゴレ×メタ』の面々は気づいていない。
「そうですか、ではこちらも使うことにしましょうか。
はい、ミシェル」
自分の指をしゃぶり、引き抜くとその指には特別に濃く分泌した唾液が付いている。
そしてその指を自然な動きでミシェルへと差し出す。
「しょーがねーな~♪
言っとくけど、あんま驚くんじゃねーぞ?(あむっ)」
キャロラインの指を口に含み、体液の全てに媚薬効果を持つキャロラインの唾液を取り込むミシェル。
二人は席を立ち、キャロラインがミシェルのワンピースの裾をたくし上げ、その下にしまわれていたブツを見せつける。
昼間だからこそ性的興奮に乏しくサイズも小さめだが、それでも愛するキャロラインの唾液で勃起した雄々しい肉棒が姿を現した。
この時点ですでに並みの男とは比べ物にならない大きさである。
初めて見たらしい『ゴレ×メタ』を恐がらせるのには十分な大きさだ。
「これから皆さんには、ミシェルのふたなりチンポで擬似的触手改造を受けてもらうですよ。
あとついでに私も性の快楽を教えてあげるです♪」
「やめるなら今のうちだぜ?
確実に短期的に強くなれっけど、あたしらとレズセックスするってことは、このふたなりちんぽを突っ込むってことだからさ」
あまりの出来事に言葉を失ってはいるが、ここで手を引いては少女たちは二度と助けてくれないかもしれない。
そう思うと、その手は自然と求めるのだった。
擬似的触手改造を求めよ……。擬似的触手快楽を求めよ……。
これも修行編と言うのでしょうかね。
バトル漫画では定番かつ個人的にあまり好きではない修行編ですが、えっちな修行なら大歓迎♪
趣味がモロに出るのがネット小説でしょうねぇ~♪
それと少し、設定説明をしておきますと、第二集落は結構大きい集落なのでミシェルと『ゴレ×メタ』の三人は面識はありません。
第二~第五は“触手の森”の拡大を阻止することに忙しいため、それぞれに規模は大きいのです。第一集落は少数精鋭ですね。