ラストバトルは熱く! そんな感じのお話♪
“触手の森”の木こりたちは、触手を刈ることを生業としている。
自らの意思で人間を襲い、男は殺し、女は犯す。そんな触手を刈るというのは精神的にも肉体的にも厳しいものがある。
だからこそ、木こりたちは身体を休めることを疎かにしないのだが、疲労や怪我とは縁遠い存在というのもいるわけだ。
それも第一集落という、ある種の特異な木こりの巣窟には休暇よりも触手刈りを好む者が多い。
森周辺集落でも特に苛烈な触手に挑み続けるキャロラインとミシェルは、昼間は触手刈りに勤しみ、夜は改造されて抑えきれなくなった性欲をお互いの未成熟な身体で満たし、そしてまた触手を刈るという日常を繰り返している。
毎日毎晩。休みは滅多に取ることなく、日々森へと繰り出して多くの触手を刈り取っている。
一人では出来ないことでも、二人だからこそ出来ることがある。
それこそ、ふたなりの肉体改造を受けたミシェルにとって、自身の肉棒を仕舞う鞘がキャロラインの蜜壷であるかのごとく。
突然、収まりがよくなるかのように、物事の流れに乗ることもあるわけだ。
◆ ◆ ◆
「……おかしいです。
ここ最近の触手刈りのおかげで雑魚触手が減って楽に奥まで来れたですが、全体的に触手が強くなっているです」
「うはは♪ まぁ、いーんじゃね? キャリー。
あたしら、時間だけは沢山あるしさー、敵が強いってんなら、こっちもそれに合わせて強くなりながら奥へと進めばいーじゃん♪」
大斧で触手を刈りながら言うミシェル。だがその額には玉のような汗が幾つも浮かび、いつもより戦闘が長期化したことを物語っている。
そんなミシェルを見ながらも、人間には認識できないほどの速度で連続してナイフを投擲するキャロラインは考える。
触手改造によって疲れとは縁遠い体力を有する彼女たちがここまで苦戦するのだ。森の奥に来たからといっても普段ではありえない。
いま刈り取った触手にしても、並レベルの触手であるはずなのに息を切らせてしまう。
触手の数が多い訳でも、体調がすぐれないわけでもない。単純に触手が強いのだ。
「それに、いつもより空気が、薄くなっている気がするです。
この先に大気に干渉するような触手がいるのかもしれないですね」
「お? そりゃ面白そうだな♪
なんてったって、あたしらはこの森の触手を研究するために刈り取る木こりだ。
まだ見ぬ強い触手が出るってんなら大歓迎だぜ♪」
森の根源を為す触手が来ても大丈夫、と自信満々に応えるミシェルに、キャロラインも気が緩んでしまう。
この気の緩みによって、かつて自分を苦しめた――否、ありとあらゆる快楽で悦ばせた触手の気配に気づけなかったのだろう。
彼女たちが戦う触手の強さが段々と上がっていることが分かるだけで、特に対策をすることなく、
強いて言うなら気合いをその都度入れながら進む。
そうして森の奥へと足を踏み入れた数時間後、彼女たちは本当の絶望を味わうこととなる。
どれだけ性に開放的になろうとも、どれだけ屈辱を与えられようとも、自分たちに勝てる触手なんていいないと、
僅かばかりの慢心が命取りとなる相手が居ることに思考を巡らせることが出来なかった。
森の奥は第一集落の木こりであっても探索が遅々として進んでいない、その本当の理由を今日になって二人は身体で教えられることとなる。
二人は今日初めて森の深部よりもさらに奥の領域へと足を踏み入れ、そうして戻らなかった。
◆ ◆ ◆
第一集落、時刻は深夜0時。
役場の営業が終わるのが午後10時であるため、幾つかの飲み屋が開いているだけで常ならば集落全体が寝静まっている時間。
そんな時間だというのに、今夜は誰もが眠れぬ夜を過ごしていた。
「まだ二人は帰らないのか?」
「ええ、今朝早くに森へと触手狩りに向かったのを見た者はいるのですが、帰ってきた様子はありません」
営業が終わっても明かりが点いたままの役場では、第一集落に住む多くの者たちが集っていた。
その中の一人、グラン博士は件の二人――キャロラインとミシェルを最後に見たという集落の門番の男と話をしていた。
「二人はいつも背負子に一杯の触手素材を持ち帰り、役場で換金していましたが、今日は役場には来ていません」
「そうだな、彼女たちの家も誰もいないし、まだ森から帰ってきていないのだろう」
二人をよく知るこの集落の住民ならば、二人がイタズラに皆を心配させるようなことをしないのはわかっている。
ということは、だ。これは森で何か異変が起きたということなのだろう。
「こりゃ~、マズイっちゃね。
いざとなったら、俺も愛用の焼き鳥串で触手どもをメッタ刺しにするっちゃけど、今がその“いざ”っちゃね!」
「駄目だ、大将! 時刻を考えるんだ!
夜は触手が凶暴になる。
あの二人が帰ってこれなくなるほどの森の深部に夜に挑んで帰って来れる者は誰もいない!」
先走りそうになった大将を諌めるグラン博士。
他にも我先にと、各々の武器を手に突っ走ろうとする男衆。
“触手の森”は男を見つけ次第に即殺してくるため、男の木こりはいないが、それでも少女を救うためならば修羅となる。
農民も商人も職人も研究者も、皆が皆、いまだ帰らぬ少女たちのためならば命を捨てても惜しくはないと考えている。
だが実際に勢いで飛び出したところで今は夜だ。
森の入口付近の雑魚触手にさえ勝てないだろう。足を踏み入れた瞬間に頭なり心臓なりを貫かれて終わりだ。
これがまだ入口付近ならば、男衆でも何とかなるかもしれない。
だが肝心の二人が向かったのは森の深部だ。たどり着くことすら出来はしないだろう。
その事実が理解できるからこそ、歯がゆい思いをしているのだ。
勿論、木こりである女性たちであっても、夜の森の深部に挑める程に常識外れの強さを有しているわけではない。
第一集落の面々は、ロリコンであることに矜持を持っていながら何も出来ない己の不甲斐なさに拳を握ることしか出来ないのだった。
◆ ◆ ◆
森の深部。少し時間を遡るとしよう。
多くの木こりがこの“触手の森”へと挑み続け、それでも明らかにされなかった最奥領域。
キャロラインとミシェルのコンビは、今日、人類で初めてこの森の最奥へとたどり着いたのだ。
だが、その喜びは束の間。深奥にいた大樹のような巨大触手は少女二人の接近を察知すると、すぐさま捕獲にかかった。
これこそがこの森の原初の触手なのだろう。
近づくだけで他の触手との格の違いを見た目で理解させられるプレッシャーだ。
「うはは♪ これだけデッケェー触手が森の深部にいただなんてな♪」
「ミシェル、油断しちゃ駄目です!
この巨大触手こそが、私を500年もの間、陵辱し続けた諸悪の根源! 強くなった私たちでも簡単には勝てないですよ!」
「でも、負ける気もないだろ?」
「勿論! 勝つですよ、そしてこの触手素材を持ち帰れば私たちの触手探求は完成に近づきます」
「ならば復讐だぜ!
今でこそ身につけた性欲や能力は感謝しているが、触手陵辱されていた当時は地獄だったんだしな」
決意を胸に、挑むキャロラインとミシェル。
一歩踏み出し武器を構え、二歩踏み出して距離を詰め、三歩踏み込み武器を叩き込む。
彼女たちとて、ここまで戦ってきた一流の木こりとして向かい来る触手の群れを薙ぎ払って巨大触手へと近づいたのだが、
巨大触手の幹へとキャロラインのナイフと、ミシェルの大斧が深々と刺さった瞬間、裂け目から大量の触手の媚毒が漏れ出してきたのだ。
「う、うわぁぁぁぁぁーッ!」
「ひぃぃぃぃぃぃーッ!」
25メートルプールをひっくり返したかのような大量の媚毒を避けることも出来ずに全身に浴びた二人は堪らず武器を手放してしまった。
全身に走る麻痺のような快楽に思考はまとまらず、媚毒は二人を包み込み、原初の巨大触手は素早く触腕を少女たちの喉へと挿管すると体内に直接注入した。これでももう勝負は着いてしまったのだ。
為す術もなく、あっけなく初撃を凌がれ返し技で捕まってしまう。これが森の触手の頂点に君臨する原初の触手の圧倒的な性欲の成せる技なのだ!
原初の触手と伊達に謳われているわけではない。
“触手の森”の根源である巨大触手の幹が裂けるように広がっていくと、その内部にまるで臓器の一部であるかのようにキャロラインとミシェルは組み込まれた。
それがほんの数時間前の出来事。
そして現在はというと……、
◆ ◆ ◆
「ぐっ、うぇぇぇぇ……」
キャロラインは触手の管を何本も喉に挿入され、死なぬように栄養を流し込まれると同時に四肢を触手に巻き取られ、身動き一つ出来ずにその子宮を再び苗床とされていた。
繰り返し、繰り返し……。ほんの数時間で数え切れない程の触手の幼生を産まされ、子宮が空になっている時間など皆無に等しい。
拷問のような快楽に苛まれるキャロラインだが、逃れることは出来ない。
触手が子宮に挿入され、種子を生みつけられるとすぐに発芽し、それを体外に出せば、すぐさま次の種子が。その繰り返しだ。
拘束を逃れようと身動きをとろうにも、その動きを感知した触手は媚毒を喉に挿入した管から流し込む。
それだけで脳が犯され重度の薬物依存状態となり、シラフに戻る頃には再び媚毒が注がれるというサイクルだ。
彼女は、もう逃げようとすら思えないほどに触手液の中毒になってしまっている。
そしてキャロラインの小さな胸も、触手の改造によって母乳が出るため、触手の幼生が群がって鋭い歯で吸い付いている。
乳首が千切れそうな痛みすらも快楽として受け止め、また自然治癒力も強化されているためにすぐさま再生していく肉体。
何度も妊娠と出産を繰り返したことでお腹には妊娠線が浮かび、膣口はボロボロに壊されている。
生涯消えることのない陵辱の痕跡としてその身体は汚され傷つけられているが、それすらももはや悦びでしかないのだ。
そして今、何十回目かの出産を終えたキャロラインは再びの出産に向けて巨大な触手をその幼い膣に飲み込むのだった。
「ひはぁっ♪ あぁぁ~♪ あうぁぁぁ~♪」
口から出る言葉はすでに意味を成さず、快楽を音にしたかのような取り留めのない鳴き声だ。
ただただ快楽でしか反応を返さない人形だ。
そんな人形に、これまで圧倒的な強さで第一集落付きの木こりとして活躍してきた彼女が堕ちてしまったのだ。
そしてそれはミシェルにも言えることだ。
彼女もまた、酷く凄惨な扱いをされている。
キャロラインとは違う特徴を持つがゆえに、女としての快楽以上の拷問をその身で受けている。
「お、ごぉぉぉー! んごぉぉー!!」
ふたなりであったミシェルは、キャロラインと同様に繁殖のための苗床になるだけでなく、ザーメンまでも触手の幼生たちの栄養として搾り取られている。
男は孕ますことが出来ないため見つけ次第殺されてしまうが、ザーメンは触手にとって成長に必要な栄養素を備えている。
女の肉体にザーメンを吹き出す肉棒を備えたミシェルのふたなりの身体は触手にとってご馳走なのだ。
内側がつぶつぶとした突起まみれの触手がミシェルの肉棒を咥え込み、激しい動きで精を搾り取る。
びゅるびゅると搾り取られ、その度に喉に死なぬように栄養を注がれる。
媚薬効果の強い、どろどろと生臭い触手液。
飲めば快楽の虜となって二度と日常に戻れなくなるが、それでも飲まなければその場で死んでしまう。それだけ触手との行為は激しいのだ。
女の恐怖と快楽こそが触手にとってはご馳走であり、恐怖に染まったミシェルは完全に触手へと立ち向かう意思を失っていた。
心を埋め尽くすは恐怖。そして、そんな恐怖すら忘れてしまいそうな快楽。快楽。快楽なのだ。
捕まった当初、にキャロラインよりも特化した怪力で暴れたためか、手足を拘束する触手は有刺鉄線の如く鋭く尖ったトゲを付けた触手に縛られ血を滴らせている。
ギリギリと数時間に渡って締め付けられたためか、血の気が失せた四肢はだらしなく、されるがままに血と触手液にまみれている。
勿論、その子宮はいくつもの触手の卵を産み付けられて膨らみ、産むと同時に更なる妊娠を繰り返す。
それがこの数時間の彼女達の身に起きたことだ。
時刻はすでに深夜を過ぎ、森の奥へと至る入口周辺の雑魚触手も精力的に動き回っているため、
キャロラインやミシェルのように触手改造で強化された身体能力でもなければ助けに来ることは出来ないだろう。
このまま更に何時間か掛けてじっくりと、ゆっくりと、触手の一部として魂そのものが苗床まで堕とされれば二人の心は完全に死に、森は規模をさらに拡大するべく増殖を繰り返すだろう。
キャロラインもミシェルも、すでに心が折れ、与えられる快楽を貪ることしか出来なくなってきている。
しかしその時! 新たな触手の幼生を産み落とし、次なる子を孕まされようとしていたとき! ありえるはずのない助けが訪れたのだ!
現状、夜の森の深部まで来れるのは触手陵辱によって肉体を改造されたキャロラインとミシェルの二人だけ。
しかし、その彼女たちに調教改造をされ、驚異的な強さを手に入れた者たちが第一集落には居たのだ!
「師匠の危機を救えずしてなにが弟子か!」
「HAHAHA! パーフェクトDAZE!」
「うっわ♪ 二人ともすっごいえっちぃ格好になってる♪」
そう、現れたのは『ゴレ×メタ』の三人。
それぞれに武器を構え、大小様々な怪我をしつつも夜の森を、キャロラインとミシェルのために駆け抜けて来てくれたのだ!
「ハミィ! しばらく時間を稼いでくれ!」
「了解、リーダー!」
チームの盾職、ハミィは大盾を振り回して襲い来る触手の攻撃を防ぎきる。
かつては第一集落の雑魚触手にさえ大した活躍もできなかった彼女だが、この原初の巨大触手を前に一歩も退かぬ見事な技前。
しかしそれも長くは持たないだろう。
だが問題はない。ブレンディの狙いは、ほんの少しの時間さえあればいいのだ。
「フィーネ!」
「うん、お姉ちゃん!」
ブレンディとハミィは、それぞれに触手拘束をされていたキャロラインとミシェルを拘束する触手を切り裂いて助け出すと、だらしなく開ききった口にキスをした。
古くからお姫様の目覚めはキスであるように、性に狂った少女をシラフに戻すにもキスと決まっている。
「んっ、んちゅ、んむ……」
「はむ、にゅむ、んんぅ……」
ブレンディはキャロラインを、フィーネはミシェルを。
触手によって犯され続けた少女たちの喉はずるずるに蕩けていたが、人間であるブレンディとフィーネのキスは、二人を人間へと戻してくれる。
性の快楽にいくら狂おうとも、人間の愛は万物の驚異を全て淘汰出来るのだから。
舌を絡め、少しでも多くの唾液を擦り付け、全身を愛撫するように優しく撫でる。
すると少女たちは胃の中に大量に注がれた媚毒をむせ返すように吐き出し、徐々に、ほんの少しずつ、瞳に力強い光が戻った。
そのことに希望を見出したブレンディとフィーネは次に、身動き一つしない少女たちの膣内に注がれ続けた触手液を吸い出し始めたのだ。
不意打ちで全身に受け、心が折れた状態で注入された触手液なのだ。
美少女たちとのキスで過去最高に状態の良い『ゴレ×メタ』ならば! キャロラインとミシェルの調教改造を受けた彼女たちならば、耐えられる!
「んっ、うぅ……」
じゅるじゅると吸い出すと、ついにキャロラインとミシェルは自分の力で立ち上がれるまでに回復。
触手の恐怖と快楽に打ち勝ったのだ!
「……どうも、ご心配おかけしたようですね。『ゴレ×メタ』の皆さん。
ですが、触手刈りの途中ですし、感謝の続きはこのあとにでも」
「うはは♪ あたし、マジで死ぬかと思ったぜ♪」
二人から五人になっての触手刈り。
かつて森を探求する仲間として調教を施した弟子が師匠を助けに来る。
そんなことをこの状況で考えていたわけではないが、結果としてキャロラインとミシェルは救われたのだ。
あとはもう、流れというものだろう。
森の原初の触手といえど、彼女たちには勝てなかった。人間の愛の力に勝てるものなど存在しないのだ。
数で攻められ、枝を一本一本折られ、根が切られれば生きてはいけない。
原初の巨大触手は死の寸前に輝き、夜の森全体を昼間のように明るくした。
その様子は第一集落から少女たちの安否を気遣っていた住人の目を眩ませるほどに強く輝き、その光が消えたとき、“触手の森”は一つの節目を迎えたのだった。
「こ、これは……」
少女たちは、自分たちを犯していた触手の幼生は全て潰し、森の根源となった巨大触手も切り倒した訳だが、残った原初の触手の幹の中程に、一際大きなコブを見つけた。
ちょうどキャロラインやミシェルがすっぽりと収まりそうなほどに大きなコブを。
「ミシェル……これは、もしかして」
「あぁ、確かに感じるぜ」
『ゴレ×メタ』の三人が首を傾げるが気にすることなく、そのコブを見た瞬間、少女たちはそのコブが触手であって触手ではないものだと気づいたのだ。
多くの恐怖と快楽を撒き散らした原初の触手は、最期にとっておきの恵みを人間にもたらしたのだった。
まぁ、人間同士がメインなので、触手の扱いってのもこんな感じですね。
そして本当の触手の今後を語る最終話へと続きます♪