ニィロウの踊りは睡蓮の花を纏っているかのように優雅で美しい。
軽やかな身のこなしから生み出される舞いを見た聴衆は、感嘆の吐息と共にその才を褒め称えることだろう。
されどニィロウ自身はダンスの才能があるだなんて考えたことがない。
踊りを求める心とそのための修練は、ニィロウにとって蒲公英が太陽へ向いて咲くような当たり前の振る舞いでしかないからだ。
言葉では足りない伝えられない、楽しい嬉しい美しいと思う気持ち。
胸の中で溢れんばかりの感情をダンスという形で観客らと共有できるのは歓びであり幸せでもあった。
では、もっと直接的に、身を交えて悦びを互いに与え合う行為はニィロウにとってどういうものであるだろうか。
「はぅっ、貴方の全部入っちゃったね♥」
「これがニィロウの……す、すごっ」
とある宿の寝台でニィロウと男が身を重ねていた。
踊り子の華美な装飾や衣装は脱いでおり、生まれた姿のまま正常位の態勢で上にいる男を抱きしめている。
小柄ながらもふんわり膨らんでいる乳房や腰から尻への丸みを帯びた肢体は、少女の幼さと女の色気を矛盾なく併せ持っていて男を離さない。
なにより包容力のある微笑と澄んだ瞳には吸い込まれそうな魅力があった。
男を見つめる視線と触れる手肌には愛情が満ち溢れているのだ。
そんなニィロウとは裏腹に男のほうには余裕がない。
間近で見るスメール随一だろう美少女の可愛らしさが傍に、しかも繋がっているだなんて未だ信じ切れていない奇妙な顔をしている。
「ゆっくりでいいから……私をいっぱい味わってほしいの……♥ ちゅっ、んっ……♥」
ニィロウが戸惑いのある男の頬を両手で手繰り寄せキスで促しながら、ゆっくりと腰を前後させた。
しっとりとした暖かくて濡れた柔い感触が擦れて、すぐに達してしまいそうになるほど気持ちがよかった。
どんな高価で希少な絹よりも滑らかで手触りのよい肌艶が擦れるのも堪らない。
恐る恐る柔らかそうな乳房に手を伸ばせばふわっとした感触に電流が走った気がした。
「あ、も、もうっ……!」
「きゃっっ♥」
繋がって乳房に触れただけであっさりとイってしまう。
射精によってビクついて勢いで抜けて何度もお腹の上へと欲を吐き出し、白い肌を汚れた白濁が染める。
不意の射精はもちろん気持ちいいのだが、戸惑いのほうが大きかった。
せっかくのニィロウとの行為がこれで終わってしまうのかと表情を歪める。
「大丈夫だよ。今夜はずっと貴方と一緒だから。きて」
「あ、……う、うんっ……ニィロウ……好きだ……」
「ふふっ、嬉しいな。あっ……♥」
ニィロウは男を慰めて頭を抱きしめる。
興奮が高まりすぎて早々と達してしまう男とはこうして慰めて癒してあげるのだ。
感極まったのか乳首を咥えて吸い始めるのもよくあることで、頭を撫でつつもしたいようにさせている。
(幸せそう……♥ 伝わってきて……♥ きゅんってなっちゃう……♥)
ズパイルシアターでは、いやテイワットにあるどこの国でも芸事を披露するものは、こうして睦事を夜の生業とする事は珍しくはない。
一つ違うのは、ニィロウが春を売るのではなくて熱狂的ファンの中から選び、こっそりと通じて褥を共にしていることだ。
ニィロウはこうやって混じり合うのが好きだった。
ベッドの上では人は全てを曝け出す。
嘘偽りのない性交という身体を使った繋がりは踊りとも通じる所があり、二人で気持ちよくなれるのは幸せそのものだ。
落ち着いて一緒に楽しんでほしいという想いが伝わったのだろう。
顔を上げた男の表情は緊張が解けて来たのか、一夜の夢への期待が強まっているのがわかった。
「急がなくていいの。ゆっくりと続きしよっ?」
「うん、ニィロウともっとしたい……!」
「それじゃ初めからっ……♥ ん~、ちゅ~しよっ♥♥♥」
「あ、へへっ……うん」
わざとらしく唇を尖らせて口づけをせがむと男が苦笑欲情を混ぜてキスをする。
大人びた微笑とは違う茶目っけのある表情は年相応の可愛らしさ。
それもまたニィロウにとっては同じ貌なのだ。
ほぐされた雰囲気のまま自然に男のほうから身を触れ合わせて、お互いの身体を撫でた。
ニィロウはくすぐったくならない程度に優しく背を愛撫して、男のほうはまた乳房を揉みながらつんと固くなった乳首を摘まむ。
「ちゅっ、んぇ、ふふふっ……♥ 食べちゃうねっ……♥ ちゅ、じゅっぢゅっっ♥♥」
ちゅろんっとニィロウの舌は男のそれを捉えて吸いついた。
柔くて敏感な粘膜を触れ合わせる感触は性交と同じくらいに気持ちがよく官能的。
不思議と甘く感じる柔い舌が口内の各所をねぶりしゃぶってくる快感は男が感じたことのないものだ。
ぞくぞくぞくぅ! と背筋まで震えるような鮮烈な感覚だった。
味覚を感じるための器官が快感のための器官へと変えられていく。
ディープキスというよりは貪られているかのような気になるが、とてもやめてほしいとは思えない。
ずっと吸って舐めてしゃぶってほしいとすら思う。
それを叶えてくれるように歯の一本一本、歯茎の裏側の自分でもわざわざ舐めないような所までねぶって粘膜と粘膜を擦り合わせてくれた。
「……ちゅっぽ♥ はぁっ……夢中になっちゃった……♥♥♥ お兄さんがすっごく可愛い顔してたから。えへへっ♥」
お互いの舌から涎が糸を引き名残惜しそうに離れる。
少し息を荒げている男へとニィロウのほうが遠慮したようだ。
小柄なのに男よりもずっと体力と肺活量があって、求めればいつまでもキスをしてくれただろう。
「わぁ、もう大きくなってるよ。凄いね立派だね。ね、もっとしよっ?」
「ぅ、う、ぅんっ」
「今度は私が上になるね」
ただ淫らな美少女は慈しむように男のモノを撫でつつも求めてくるのだ。
握った肉棒と胸を軽く押されて操作されて、男が寝台へ寝転びニィロウが騎乗位の態勢をとった。
薄暗がりの中で灯った火が、汗と香油で潤んだ肌を艶めかしく輝かせる。
握られた肉棒が、愛液でしとどに濡れた割れ目へと宛がわれた。
自然とお互いの腰が擦り合わせるように動き、沈んでいく膣口へと先端がちゅぷんっと入り込んでいく。
「はっ、ぁぅっ……お兄さんのおちんちん気持ちいいね……♥」
「僕も……いい……」
二度目の挿入だが慣れるはずもなく、ニィロウの中は気持ちがよすぎた。
考えられないくらい柔らかいのに締め付ける感覚は強い。
腰を少し揺さぶれば粘膜同士がぐじゅっと湿った音を響かせる。
「こうやってね♥ お腹の中でぎゅぅって抱きしめちゃうの♥」
「ぉぅ、あ、あっ……!」
飲み込まれそうな快感に男の情けない声。
前後する動きに合わせてニィロウが中のモノを絞ってくるのだ。
犯すとか入れるとかではなく、まるで食べられているかのように感じてしまう。
「これ得意なんだ。お兄さんも気持ちいい?」
「ちょっ、と……よすぎてきつい……かも……」
「……ん-、じゃあこれくらい?」
「おほうっ!」
どういった手管なのか入れているモノがきゅんきゅんっとほどよく締め付けて快感だけを与えてくる。
男の胸に両手を軽く突いて、ニィロウが細い肢体をくねらせてくるのだ。
くびれた腰が官能的に揺れ動く様は視覚的な興奮も煽る。
「気に入った? もっとしてあげるね♥」
「すご、いっいいっ……! 気持ちいいよっ!」
「ふぁっ……♥ お兄さんのっ♥ おちんちんも気持ちいいよっ♥」
ニィロウが膣内と腰の動きで粘膜を絡みつかせる。
不器用ながらも男が下から突き上げると、結合部からは粘膜が空気と共に掻き混ぜられる湿った音が部屋中に響いた。
快感で視界が眩みそうなほどに気持ちがいい。
それをもっと味わいたくて腰を振るが、一分も持たずに限界がきてしまう。
「あ、もうでる、からっ……!」
「うんっ♥ はやくっ♥ お兄さんのちょうだっ……きゃっふぅっ♥ あ、ふぅぅっんっんっ♥♥♥」
ニィロウの膣内へと大量射精。
濃い精液が撃ちだされていき、ニィロウも身を仰け反らせて絶頂する。
そんなイっている最中でも搾り取ってくるから堪らない。
どくどくっ、どびゅるっ、びゅくびゅくくっ!
音がしそうなほどの勢いで快感の証をニィロウへと注いでいく。
見上げたほっそりとした肢体がふるふると痙攣しているのに興奮しながら残りを出し切っていた。
「はぁっはぁっ……♥ いっぱい出てるよ……♥ お兄さんのが元気いっぱいっ……♥ ちゅっ、素敵っ……ちゅっ、んむぅっ……♥」
くたりと崩れ落ちるように男へ覆いかぶさりながらもニィロウがお礼のキスを降らせる。
抱きしめ返した男の腕の中でぶるりと震えて、深い口づけを続ける。
男のほうも甘い涎を啜るように、絡みつく舌へ吸いついた。
指の熱で溶けそうなくらい柔らかな尻肉を両手で揉むのも気持ちがいい。
「あっ♥ 中でおっきくなってる……♥♥♥ んっ♥ かたくてっ……♥ もっとしたいよねっ♥」
「できる、よっ、もっとニィロウと……!」
「ふふっ……うれしぃっ♥ じゃあ頑張るよっ♥」
「お、す、ごっ……」
微笑むニィロウが上体を起こして腰を捻らせただけで男は快感に声をあげる。
ほっそりとした腰が一定のリズムで踊るように揺れた。
「~♪」
騎乗位のまま、腹筋でうっすらへこんだお腹は艶めかしく、何周もの円を描くように奉仕する。
ぐっちょっ、ぐじゅっぢゅぢゅっ! ぐっちょじゅっ、じゅぼぶぶっっ……!
ぐりんぐりんっと回している腰の動きはとても激しい。
お互いの体液で濡れ切った粘膜が、いやらしい水音を立てて攪拌されるほど。
「あ、ま、まって、これすぐ、にぃ……!」
「いいよっ♥ 我慢しなくていいから♥ 好きな時に出してっ……♥」
ニィロウは動きとは裏腹の優しい笑みを浮かべながら、むしろ出してほしいとばかりに腰を使う。
きゅうきゅうにきつく握られているみたいと思えば、回転が緩み柔らかく包みこむ。
腰と膣内の動きで根元から先までを捏ねるように愛撫してきて、上下の動きで搾り取るのも忘れない。
男の上で踊るニィロウの中で肉竿がたっぷりと愛され癒されていく。
「あ、ああ、あ、っ! 出ちゃうっっ!」
「はぁっぅうぅっ♥ ふっ、く、ふぅっんんっっ♥ あ、はぁっ、きもち、い……♥」
快感に逆らえるはずもなく、早くも三度目の射精を解き放った。
もう一つ心臓があるみたいに痙攣した肉棒が何度となく精を撃ちだしていく。
ニィロウも気持ちよさそうに顔をトロめかせ、腰の動きで扱いてくれた。
ねだるような膣の蠕動に導かれるがまま、最後の一滴まで膣内射精を続けたのだった。
「ニィロウさいこうだっ……」
「ふぅっ、はぁっ♥ 私も……♥ 何度もいっちゃってっ……♥ 気持ちよかったよ♥ ん~っ♥」
蕩けるような声で囁くニィロウがキスをせがみ、少し慣れてきた男のほうから舌を合わせた。
甘くて美味しい。
スメールにあるどんな果実よりも甘いニィロウを舐め吸っていく。
まだ繋がったままキスを続けていると顔を上げたニィロウの潤んだ眼差しが映った。
「……っあのね、えへへ……」
少し恥ずかし気にしながらも男の胸元を整った指先で掻いたりしてくる。
何を求めてるかだなんて言うまでもなかった。
「きゃっ……♥ あふぅっ♥」
男は状態を起こしてニィロウの尻を抱えると、全然萎えていないモノで突き上げ返事をする。
「僕だってニィロウともっとしたいんだっ!」
「……わーっ♥ お兄さん凄いね♥ 逞しいね♥ すごくすっごく嬉しいな♥♥」
ほわっと花が咲くような笑顔。
童女のように清純で純粋な微笑みなのに、身体のほうは気持ちのいい所を擦り合わせてくるのだ。
対面座位の姿勢でお互いに抱きしめ合い唇でも繋がって腰を使い快感を貪り合う。
まだまだ二人の長い夜は終わりそうになかった。
特にニィロウのタフネス(HPで言うと75000以上)は膨大極まりなく、求めは少々のことでは収まりそうになかった。