「おじさんの気持ちがわかる薬」をこっそり飲ませたら、なんと娘が虎のおっさんになっちゃった!?
しかも娘が妻とキスをした拍子に、妻にも薬が作用してしまい。
虎おっさん化アホドタバタものです。
志島五郎、41歳。
彼には一つ、大きな悩みがあった。
今年高校生になった、一人娘の佳奈の事である。
小さい頃は「大きくなったらパパと結婚するんだ!」なんて言って、喜ばせてくれていたのに。
最近は……まあ、いい年になったから当然なのだが、そう言うこともめっきり言わなくなり。
それどころか、距離を取られる始末。
洗濯は一緒にするな、風呂も後で入れ、食事だって視界に入れたくないかのような挙動をとるようになってきた。
流石に堪えるものがある。
自分が変態的発言をしたりしたなら分かるのだが、至って普通の父親としてやってきたつもりだ。
妻である和江に相談してみたものの、そういう時期だから仕方ないとバッサリ。
自分の事を受け入れてくれている妻にもそんな時期があったのかと思うと、それはそれでなかなか薄ら寒いものがある。
さてはて、今は便利になったもので……インターネットなるものがある。
娘のように動画アプリなどを漁ったりはしないが、検索のテクニックだけは負けていない、つもりだ。
それも最近はAIとやらが代わりにしてくれるらしいが、こういうのは最後、自分の勘が一番役に立つ物である。
いくつか検索ワードを変えて、広大な情報の海をネットサーフィンしていく。
『娘 嫌われた』
体験談の嵐。キツい。
『娘 好かれる』
似たような物だ。
待て待て。
こういう検索をしていたら、こういうものばっかり出るに決まっている。
五郎は考えを切り替え、違う方向から攻めてみる。
『父親の気持ち わかってもらう』
近い、近い気がする。
『おじさんの気持ち 理解』
自分をおじさんとはあまり認めたくはないが……40を超えたのだ、おじさんだろう。
仕方ないのだ。
恥を忍んだおかげか、やっと欲しい情報がちらほら出てくる。
「んん、それでももう手遅れな奴ばかりだな」
嫌われる前からアプローチをしておく情報が多く、嫌われた後からできることはなかなか出てこない。
「あーあ、最近のサイトは広告ばっかりで困るなぁ」
どういうワードで検索したかによって変わる、ターゲティング型の広告。
加齢臭を抑えるだの、薄毛対策だの。
ま、まだ間に合っているはずだ。
少しドキッとしつつも、スクロールしていき……
「ん、なんだこれ」
目に止まったのは、一つの広告。
『お悩みのパパ必見! これ一本で、おじさんの気持ち丸わかり!』
小さな瓶の写真と、サムズアップしているおっさんの画像。
「……なんで虎なんだ?」
そう、そのおっさんは虎獣人なのであった。
ガッチリでっぷりとした、ステレオタイプな表現だと……ラーメン屋の店主のような虎のおっさんが表示されている。
「あの、AIで描いたとか言う奴かな」
不審に思いつつも、こんなピンポイントで欲しい商品の広告を無視するわけにもいかない。
何やら難しい事が書いてあるが、適当に飛ばし読みする。
まあ、つまり、だ。
これを飲んだ相手は、おじさんの気持ちが分かるようになるようだ。
何やらなるだのならないだの書いてあるが、女子高生がおっさんになるなんてありえないだろう。
なるならおばさんだ。
五郎は少し戸惑ったものの……お小遣いで買える程度の価格だったのもあり、その薬をポチってしまうのであった。
「んもう、なあにお父さん? 私、忙しいんだけど!」
「ま、まぁまぁ、五分だけ、な?」
スマホを見ながら不機嫌そうな声を出す佳奈を宥めながら、五郎はジュースを用意する。
「ええっと、これを……」
昨日届いた例の薬を入れ、かき混ぜる。
変な味じゃないといいが、確認する余裕は全く無い。
「五分だけって、五分あったらいっぱい色んな事できるんだよ」
どうせ動画アプリで短い動画を見るだけだろうに、と思いつつもジュースを置いてやる。
「た、たまにはさ、こうやってジュース飲んで、ちょっとお喋りくらいしてもいいじゃないか」
「んもー……」
ストローに口をつけ、チュウと飲み始める。
そう言う所は素直で、可愛いのだが……
「さ、最近学校、どうなんだ?」
じろっと見てくるものの、ストローから口は離さない。
『今はジュース飲んでるから会話できない』とアピールせんばかりのそれ。
もしかすると、五分かけてゆっくり飲むつもりかもしれない。
そ、それはなんだか、寂しい。
とは言え、五郎にできる事は他に無く。
いつの間にか妻に似てきた、それでも同じ髪型は嫌でショートにしている娘を見る。
ずっと見られているのが気になるのか、下を向いて顔を隠してしまう。
もう、15年以上かぁ。
考えると、かなり長い時間である。
自分にとっては人生の半分以下ではあるが、佳奈にとっては人生の全ての時間だ。
ああ、まずそこが違うよな。
15年でここまで立派になって。
改めて、佳奈を見る。
なんだか、ひとまわり大きくなったように見えて……五郎は目を細めた。
が、しかし。
佳奈の方から何やらミチミチと言う音が聞こえてきた。
よくよく見ると……少し緩いサイズの服を着ていたはずなのに、皺が減っているような気がする。
と、いうか、そもそも、肩幅が、ん、わざといからせているのか、いやいや、そうでも無いようだ。
五郎が慌てている間にも、ジュースはどんどん減っていき、佳奈はむくむく変わっていっている。
椅子の背もたれがどんどん見えなくなっていく。
服がどんどん引っ張られ、パンパンになり始め。
どうやら本当に大きくなっているようだ。
不思議な事に、胸周りは逆に余裕があるようにも見えて。
ミチ、とまたちぎれる音。
見ると、半袖の裾が悲鳴をあげ……その原因となっている腕は、目に見えて太くなっていっている。
しかも、奇妙な事に……黄色い体毛が生じ始め、腕から手にかけて覆い始めているではないか!
ところどころ黒い縞模様がある体毛に覆われた手は、そのままゴツく、大きくなったようにも見える。
慌てて反対の手を見ると、もう既にそちらも変わっていて。
「か、佳奈、大丈夫か!?」
やっとのことで声をかけた、のだが。
「あぁ〜、やっぱり親父の選んでくれたジュースは最高だなぁ!」
全く想像していなかったセリフに、目を白黒させてしまう。
いつの間にか異様に大きくなった頭部がこちらを向くと……
「と、虎ぁ!?」
そう、なんと。
髭が生え、鼻は前に突き出し、犬歯が牙のように伸びていて。
黄色に黒の模様、爛々と光る目。
髪からは丸い耳が姿を覗かせ……どこからどう見ても、虎なのである。
「ガハハ、びっくりさせてすまんな、私も驚いててさ。あー、でも、結構いいもんだな、これも!」
豪快に笑いながら、自分の顔を触り始める。
「だ、大丈夫、なのか?」
虎人間になっても大丈夫と言えるのだろうか?
「ん、私はいい感じだぜ? こう、まあ、女子高生のはずだけど、おっさんになっちまったのはちょっとだけ恥ずかしいけどよ、悪く無いっていうか」
「え、お、お、おっさん?」
「あれ、わからねぇか? 私、虎のおっさんになっちまったんだって。へへ、もしかすると、親父より年上になっちまったのかもな! あー、腕動かすと、ちょっと肩痛いかも、ガハハ!」
五郎は意味が分からず、顔が青くなる。
まさか『おじさんの気持ちが分かる』薬で、『本当におじさんになる』とは誰も思わないだろう。
しかも実際に、目の前で……15の娘が、おっさん、しかも虎のおっさんになってしまったのである!
「あっ、え、えっと、嫌、とか、そういうの、無いのか?」
「んー? 別にそう言うのは無いけどなぁ、ただ……おっさんってぇのは、結構大変だな、ガハハ! なんか、すぐ汗かくし、ちょっと臭うし、でもおっさんになるって、そう言う事なんだなぁ……親父も、大変なんだな!」
「あ、お、おう……」
「私さ、親父の事、好きなのはそうなんだけど、ほら、私もいい年……ガハハ、この姿でいい歳っていうと意味変わっちまうな、まあいいか! 思春期になったわけだろ? もうおっさんだけど。それでなんだか、親父を一人の男として見ちゃうようになってだ、するとさぁ……なんか老けてるし、ちょっと年取った臭いするし、いつも疲れた感じして私に移っちゃいそうだし、なんか、なんかさ、一緒にいたくなかったんだよな。でも、こうさ、おっさんになって気づいたけど……年を取るって、どうしてもそうなっちゃうって事なんだなぁ」
しみじみとした顔で、虎のおっさんになった佳奈が喋る。
自分よりも遥かに悟ったような物言いに、またもや困ってしまい。
「い、いやいや、か、佳奈が分かってくれたのは嬉しいけど、え、えっと、も、戻れるのか、それ?」
「ん? 戻るって、なんでだ?」
「こ、困るだろ」
「と言われてもな、私もどうしてなったのか検討つかねぇし、第一おっさんも悪くねぇっていうか……ほら見ろよこの筋肉! なぁなぁ聞いてくれって、高校で部活とかしてると、どうしても男子が『俺の方が筋肉あるアピ』してくるんだよ。あれな、結構悔しくってさ。ほら……インドア系の男子でも、私より重いもの持てたりするの、結構くるぜ? へへへ、でも今、私は強いおっさんだからな、ガハハ! 男子には力も歳もどーっちも負けねぇぞ、こりゃいいな、ガハハハハ!」
娘は娘なりに、コンプレックスがあったようだ。
まさかこんな形で決着するとは思っていなかっただろうけども。
「え、ええっと」
戻りたいと懇願されたところで、五郎も分からないのだが……戻りたく無いと言われると、それはそれで困ってしまう。
学校は? 生活は? そもそも和江になんて言えば……
一気に色んな問題が湧き上がり、ぐるぐる回り出す。
「なぁ、なぁ、親父。変なお願いあるんだけど、聞いてくれねぇ?」
「ん、あ、な、なんだ?」
自分よりも座高が高くなった娘が、少し上目遣いでこちらを見てくる。
虎、虎ではあるのだが……どこか幼い頃の佳奈を思い出させて、可愛らしくもあり。
「わ、私と、寝てくれねぇか?」
「ん、ああ、昼寝か?」
「あー、えーっと、そうじゃなくてさ」
もふもふの手が伸び、年をとって皺が増え出した五郎の手を捕まえる。
「だ、抱いて……いや、私が抱きたいっていうか」
「えっ、抱くって、寝るって、えっ、お、おい、えっ!?」
「い、いやさ、わ、わかんだよ、へ、変だよな、親子なのにさぁ、で、でも、なんて言うの? おっさんになってから急に、こう、同じようなおっさんである親父にこう、親近感湧いてさ、こ、こう、収まりが悪くって、ぼ、勃起しそうって言えばいいか?」
五郎は困り果てる。
言わんとすることはなんとなく分かるのだが、分かるのだが。
「だ、抱くって言ってもさ、わ、私の、な、なんだ、ナニを親父に入れたい、とかじゃなくって、その、裸で密着したい、っていうか、体温感じたい、っていうか……」
いかにもおっさんのような言い訳がましい言い方に、どこかおかしくなってしまう。
自分も時々こんな感じだよな、と五郎はどこか納得してしまい。
「ま、まあ、俺はいいぞ。大きくなったら結婚したい、って言ってくれていたしな」
「お、親父ぃ、昔の話、やめろってぇ! そ、それ、何年前だよ!?」
せいぜい10年ほど前のはずだが、今の佳奈の見た目だと40年くらい前のようにも思えてしまう。
「な、なんか、好みの、その……シチュ、あるのか?」
「お、親父、怒らないでくれよ?」
怒るもなにも、こうなったのは五郎のせいなので……そんな権利は無いようなものである。
「怒らない怒らない、言ってみてごらん」
「お、親父から距離取るようになった理由、も、もう一つあってさぁ……うっかり、親父のAVの棚見つけちまって」
「あ、あ、ああ、あー……」
「お、親父、布団より、ソファとかの方が、す、好きみたい、だよな?」
「そ、そ、そうだな、こう、うん、うわ、恥ずかしいな?」
女子高生の娘に詰められるのは想像を何度もしていたが、おっさんになった娘に半ば共感されるように言われるのは全くもって考えたこともなく。
うっかり上司や同僚にバレたかのような、なんとも言えないいたたまれなさ。
「そ、ソファで、いいかな」
「お、おう」
「ちゃ、着衣?」
「は、裸の付き合い、したいんだろ?」
「あ、う、うん、な、なんか、急に、ちょっと恥ずかしくってさぁ」
「な、何がだよ」
「お、親父よりちんこ小さくても、大きくても、な、なんか、恥ずかしい……恥ずかしく、ない?」
「言いたい事は分かる、同僚のナニの大きさって少し気になるけど、実際に見ると、な」
「え、親父、こう言う経験あんの?」
「ばか、社員旅行で風呂入るし、トイレだと見えちゃう時もあるだろ」
「あ、ガハハ、すまんすまん、へへ、へへへへぇ……」
「な、なんだよ、気持ち悪い笑い方して」
破るように服を脱ぐ娘の姿に、少しびっくりする。
お気に入りだった服から現れたのは、それこそ逞しく、しかし脂ものっているおっさんで。
「だ、だって、そういうケがない親父が、おっさんの私と、イチャイチャしてくれるんだろ? な、なんか、嬉しくってさぁ」
完全に佳奈がおっさんになったせいで歪んだ事になっているが……五郎も慣れてきてしまい、悪くない気がしてきて。
「ほらほら、パンツ脱いで見せてみろって」
「や、やめろよぉ、お、親父が先に見せろってぇ」
からかい、じゃれあい。
とはいえ、男二人がソファの前でパンツ一丁のまま揉めていてもどうしようもないので……
「いいか、せーので行くぞ」
「え、ええっと、『の』でおろす?」
「『の』でおろす」
できるビジネスマンは念入りに確認を忘れない。
いやまあ、片方は先ほどまで女子高生だったのだが。
「「せーのっ」」
同時に自分のパンツをずらし、逸物を露わにする。
「わっ」
「わ、私の方が、でっかいんだな、へ、へへへ……」
自分の父親よりご立派なのを知ったからか、頬を染めて顔に手を当て。
「ちょ、ちょっと、悔しいな」
「な、な、親父、大好きなAVみたいに、ソファ、な!」
ウキウキ、いそいそと佳奈がソファに座り……横をポンポン、虎の手で叩く。
「はいはい……わっ、と!?」
座るなり、肩に手を回され、抱き寄せられて。
「あぁ……親父、オヤジの臭いだぁ」
少し欲情したような、興奮した声。
そういう佳奈からも、ムワッとした濃い臭いが漂ってくる。
彼女……彼の場合、虎人間だから余計にそうなのかもしれない。
「うわ、ヤッベェな、親父の臭い、嗅ぐだけで勃起、勃起しちゃうぜ、あー♡」
喉をゴロゴロ鳴らし、甘い声を漏らし。
とても親子での会話とは思えない内容に、五郎は少し笑ってしまい。
「なぁ、なぁ、親父ぃ、親父ぃ♡」
「ど、どうした、佳奈?」
「私、こういうの、初めてだからさぁ、ちんこ、どういじったらいいか分からねぇから、弄って、くれねぇ……?」
驚いて顔を見る。
子供の頃からよくしていたように……何かをおねだりする時の、佳奈の表情だ。
今は虎のおっさんの顔なので、どこか間が抜けていて、それでもいかつくあるのだが。
「え、えっと、俺が実演するから、真似したらいいんじゃないか?」
「ち、違うんだってぇ、親父、親父が好きだからさぁ、こう、親父に弄ってもらって、親父に初めて、気持ちよくしてもらいたいんだってぇ、ほら、ほら、わ、私のちんこも、親父に触ってほしいって、な、な?」
ぐい、ぐいと体を擦り付け、大きくなっている男根を見せつけてくる。
仮性気味のやや皮被り、自分と同じだと五郎は思い。
「し、仕方ないな」
久々の娘のおねだり、断るわけにもいかず。
おっさんになってしまったとはいえ、ここまで好き好き言ってもらえるのは久しぶり。
嬉しくないと言うと完全に嘘になってしまう。
自分の物の倍の太さはありそうなそれに、手を乗せる。
「んっ♡」
2mはあろうかという虎おっさんの巨体が、びくんと震え。
ソファが軋み、軽く音を立てる。
「ほらほら、そんな感じちゃうと、ソファ壊れちゃうぞ」
「な、何それ、AVにそんなセリフ、あるのか、な、あっ♡」
余裕ぶってみせるも、自分のちんぽには勝てないらしい。
五郎がゆっくりと撫でてやると、それに合わせて声を震わせる。
「おっ、あぁ〜、いい、いい、おっさん、ちんこ、いいっ、いい……♡」
おっさんになって、乳房はないものの……乳首はあるからか、手がそうっと伸びていく。
「佳奈、乳首感じるのか?」
「お、親父、そ、そういうの、聞くなよな、親父、乳首、いいのか? あ、あっ♡」
聞き返す言い方をしつつ、自分の乳首を摘み喘ぐ佳奈。
もう答えを言っているようなものである。
「お、俺も、まあ、時々、う、うん」
「へ、へへへ、親父も、私と、同じなんだな、あっ、あっ、親父、そこ、そこぉ♡」
どちらかというと妻の和江に弄られる事が多い、のだが……今それを言ってもしょうがないだろう。
「あっ、あっ、あっ♡」
娘……だったはずの佳奈が、自分の手捌きで陰茎をたぎらせている。
ビク、ビクと体を振るわせ、野太いオスの声をあげ。
「あっ、親父、親父も、ちんこ、ちんこ弄ったら、こう、こう、こんな、すっげぇ、事に、なる、なる、なっちゃう、のか、あっ♡」
「うん、うん、なる、なる、俺、今、結構我慢してる、うん」
自分でペニスをシコシコしているものの、他人のをしているせいで……自分自身は全く快感が来ない。
目の前の佳奈がしっかり感じているせいで、余計にそのムラムラが感じられてしまい。
「へ、へへへ、ちょっと私、手が大きいけど、親父の、あっ、あっ、親父も、ビクビクしてるじゃん、も、もしかして、男同士なのにぃ、興奮、興奮、んっ、あっ、あっ、あっ、ちょっ、ずる、親父、ずるいってぇ、あんっ、あぁ〜ん♡♡♡」
恥ずかしさが勝り、扱く速度を上げてみせる。
娘の毛だらけの手が、自分の逸物を……優しく、しっかりと刺激し始めて。
五郎はどこか、妻への罪悪感を覚えつつ……それでも、娘との、同性同士でしかできない行為に心を奪われていく。
「あ、あ、あ、だめ、ダメ、だめ、私、これ、これ、なんか、しょんべんみたいなの、出そう、でそう、親父、これ、これ、もしかして、これ、これ、これが、あの、しゃ、しゃせ、あっ、んっ、もれっ、おっ、うおっ、ぉおおおおおおおおっ♡♡♡」
どっぴゅ、どっぴゅ、どっぴゅ……
ねっとりとした白濁液が、脈打つように溢れ出す。
おっさんになって精通したからか、溜まりに溜まっていた性欲が爆発したかのようで。
「あーっ、あぁーっ、あっ、あっ♡」
天を仰ぎ、肩で息をして、真っ赤な顔で。
五郎はそんな佳奈を見て、素肌で興奮を感じ取って。
まるで自分が女かのように、その太い腕にギュッと抱きついて。
「ごめんごめん、遅くなっちゃった! ただいまー!」
……そんな最悪なタイミング。
妻の和江が、買い物袋片手に部屋に入ってきたのであった。
「「あ」」
「え」
「へ、へへへ、お袋、可愛いなぁ……」
「も、もう、佳奈ったら、変態さん、なんだからぁ……」
場所は変わり、夫婦のベッドの上。
裸になった佳奈と、母である和江が横になりイチャイチャしていた。
射精現場を目撃され、和江に問い詰められる親子二人。
そもそも娘が虎のおっさんになっているだけでも意味が分からないのに、虎のおっさんになった娘と夫がエッチなことをしていたとなればもう複雑怪奇である。
怒っていいのやら、怒鳴っていいのやら、驚いていいのやら。
感情の整理がついていないでいると……突然、佳奈が興奮し始めて。
そう、おっさんになっているせいか……母であるはずの和江に、ドキドキしてしまったのだ。
もちろん五郎も止めようとするが、火のついたおっさんの劣情はなかなか止まらない。
「絶対入れないから」「おちんちん触らなくていいから」「ハグだけ」「キスはさせて」
いかにもダメおっさんそのもののセリフをバンバン吐き、母親の手を握り。
和江も混乱していたのに加え、おっさんになった娘の強烈なアプローチに根負けしてしまい……
気づけば二人、五郎を置いてベッドインしていたと言うわけである。
「な、なあ、キス、していい?」
「なんか、懐かしいわねぇ。小さい頃は行ってきますとか、おやすみなさいだとかでよくしてあげてたんだけど」
「よ、よしてくれよぉ、親父もお袋も、私の小さい頃の話ばっかり」
「だってぇ、しょうがないでしょ? この前まで、まだまだ子供だって思ってたのに」
虎のおっさんになってしまった娘を見ながら、複雑な表情で言う和江。
「く、口にして、いいかな」
「甘えん坊さん」
「へ、へへへ……」
自分がおっさんになってる自覚はしっかりあるので、ちょっといけないことをしているような声を出す佳奈。
おずおずと唇に口を触れさせ、すぐに離し。
「わ、しちゃった、しちゃった……」
「ん、虎だけど、どこか、五郎さんみたいな臭いするのね」
「えへへ、なんか、親父の子供って証拠みたいで、いいかも、それ」
「ね、ね、五郎さんには悪いけど、もっとキス、してくれる?」
長い髪を後ろにやりつつ、誘ってくる。
「い、いいのか?」
「だって、最近お互い忙しくって……さ、流石に、あれをナニしちゃったら、その、ダメだと思うけど、ほら、五郎さんだって佳奈のそれをアレしちゃったんでしょ? キスくらい、いいのいいの!」
「ん、ふふ、お袋、私、嬉しい、ぜぇ♡」
ギュッと細い体の母親を抱き寄せ、情熱的なキスをする。
「んっ、んっ、んっ♡」
「んっ、んっ……♡」
唾液が交換され、舌が絡まり。
キスをすればするほど、佳奈の情熱が、愛が和江にも伝わっていくようで。
徐々に、和江の体に変化が訪れる。
体が大きくなり始め、手や足が太くなっていき。
胸がしぼみ始め、抱きしめられているのもあり二人の距離は縮まっていく。
……が、今度は腹が出始め、お互いの腹が突っ張り合い。
そうしている間にも、体は虎柄の毛で覆われていき……
「んっ、あ、あれ、お袋、なんか、私みたいに、なってねぇか?」
「おっ、おー、ホントだ、私、おっさんに、なっちまったみたいだな?」
どうやら、唾液に薬の成分が混ざっていたらしく……
口移しのような形で『おっさんの気持ちが分かる薬』を摂取してしまい、なんと和江まで虎のおっさんになってしまったのである!
しかも面白い事に、同じ薬で変化したからか姿は瓜二つ。
ちょうど、双子の虎のおっさんがベッドの上にいるかのようになってしまうのであった。
「へ、へへへ、じゃあお袋も、ちんこあるのか?」
「あっ、こらぁ、私の、勝手に触るんじゃないって、あっ、あっ、お、おっ♡」
「ガハハ、お袋、もう勃起してんじゃねぇか、もしかして、私とのキス、興奮しちまったのか?」
「ば、バカ言えって、こ、こう、佳奈のオスの臭い、五郎みたいで、旦那とエッチしてるみたいで、な、なんか、ドキドキしただけ、あっ、おっ♡」
「へへへ、私と同じなら、私と同じようにしたら、私と同じように気持ちいい、はずだもんな♡」
「お、おい、だ、ダメだって、あっ、あーっ、か、佳奈、う、うまいな、おい、あっ、くそぉ、娘の方が、ちんちん、上手とか、なんだか、嫉妬、嫉妬、しちまうぜ、あっ、あっ♡」
「私もさっき、親父にしてもらったからな、親父、ちんちん弄るの、うまいんだぜ、うまいんだぜ、お袋も、あとでしてもらえって、してもらえってぇ♡」
自分と全く同じ姿の虎のおっさんが息を荒くし、感じているのを見ているからか……
同じような快感が生じ、自分を弄ってもいないのに気持ちよくなってしまう佳奈。
「あっ、あっ、そうだ、そうだぁ、お袋、今、私、ちんちんで手が塞がってるから、私の、私の乳首、お袋が弄ってくれねぇかな、へ、へへへ♡」
「んもう、しょうがねぇなぁ♡ な、なんだか、そう言うところまで、五郎に似てるの、面白いじゃねぇか、あっ、ほら、どれどれ、んっ、あっ♡」
ペニスの快感に体を震わせつつ、鏡合わせのように目の前にいる娘の胸に手を伸ばす。
「おっ、おっ、おっ、おっ、おぉ〜ん♡♡♡ スッゲ、スッゲェ、お袋、お袋ぉ、すげぇ、あっ、あっ、頭ん中、直接、弄られてるみたいだぜぇ、私、私ぃ、いいっ、いいっ、いいっ、いいっ、いいぃいいいい〜〜〜♡♡♡」
「んっ、んっ、いい声、いい声出すじゃねぇか、私も、なんだか、声聞くだけで、ムラムラして、ちんぽビンビンして、あっ、あっ、な、なんか、私、私、トイレ、しょんべん、出そう、出そう、やばい、やばい、急に、なんか、変な、尿意みたいな、あっ、あっ、あっ、あっ♡」
「へへへ、大丈夫だぜお袋、それ、射精の感覚だから、お袋のザーメン、私にかけてくれよぉ、ほら、ほら、ほら、ほらぁ♡」
虎おっさんの経験は一歩リードしている娘が、母親に射精を促していく。
「んっ、だめ、もう、私、出る、出る、あっ、ぉお、ぉぉおおおおおおんんっっ♡♡♡♡」
佳奈とはまた違った咆哮で、和江が精通する。
虎のおっさんの濃厚な汁が虎のおっさんにかかり、白い模様を増やしていき。
「どう、どうだ、お袋、気持ちよかったか♡」
「へ、へへ、わ、悪くねぇなぁ、おっさんって、いいなぁ、佳奈♡」
「だろ、だろぉ♡ おっさんって、いいよなぁ♡」
気持ちをわかる、を通り越してしまう母と娘。
二人はそのままウキウキと浴室へ向かい、お互いの体を洗いながら……相手の性感帯を探り、何度も射精してしまい。
「へへへ、親父ぃ、私と一緒に寝ようぜ?」
「ダメダメ、五郎の奥さんは私なんだぜ? だからあなた、一緒に寝よう、な?」
「え、ええっと」
「ずりぃぞ、お袋ぉ! もう同い年なんだから、そういうのなしにしようぜ」
「へぇ、娘のくせに母親に文句言うつもりなのか?」
「なーに言ってんだよ、どっちもおっさんだし、さっきまでお互いのチンポシコシコしてた仲だろ?」
「ガハハ、それもそうだ!」
五郎が預かり知らぬ所で、完全に拗れ切ってしまう妻と娘。
気付けば妻も虎のおっさんになっていて、しかも娘とラブラブで。
だからと言って自分が放って置かれているわけでもなく、どうやら二人とも同じくらい自分のことを愛しているようで……
「なぁなぁ、親父、私を選ぶだろ?」
「もちろん、私だよなぁ? ちんちん、私も弄ってほしいぜぇ♡」
髪型以外まるで違いのない虎のおっさん二人が、仲良く勃起しながらこちらを見てくる。
自分が蒔いた種とは言え……この異様な状態に、五郎は頭を抱えるしかできず。
「親父、だ〜いすき♡」
「あなた、愛してるぜぇ♡」
迫ってくる、逞しい虎のおっさん。
問題は解決したが、もっと困った事になった五郎。
そんなことお構いなしに妻と娘は大好きな男性を取り合いつつも、仲良くいちゃついているのであった。
「ほら、私の方が親父好きだからいっぱい勃起してるんだぜ!」
「さっき乳首弄って興奮させてたの、私見たぜ? ほらほら、もっと弄ってやるって♡」
「あっ、おい、おいってぇ♡」
おしまい