「来たね。ほら、綾華。いつもどおりに」
「はい、お兄様……」
神里家当主神里綾人は、妹である神里綾華に性技を仕込む。
それは、ある意味仕方がないとも言える。
だれが味方かを自分で見定めなければならなかった男にとって、妹は間違いなく信頼できる、無垢な女だったのだ。
綾人は本を開いたまま、机の下に妹を跪かせる。
綾華は兄の股間をゴソゴソとまさぐり、涼しい顔とは裏腹にあまりにも大きく膨らんだ怒張を外に出す。
それを愛おしそうに見つめて、女として奉仕を始める。
「あむ……♡」
はじめは、横から。
啄むようになんどもキスをしながら、すぐに鬼頭には行かず、まずは根本から。
「いいかい、まずは玉から、しっかりと尊い欲汁を呼び出すように存在を感じなさい。それができたなら
、きっとして欲しいことがわかるからね」
“お兄様”から教わった事を、綾華はきちんと覚えている。
今でさえ、兄は必要な事のために、本を手放せずにいるのだ。
その、性の怒りだけでも私が鎮めて差し上げなければ……
そういう想いで、綾華は慈愛を持ってその怒張に奉仕する。
「すーーーーっ♡」
玉と玉の間ぐらいに鼻を密着させ、深く息を吸い込むと、汗の臭いや、性の匂いを感じ取る。
それに対する深い愛おしさのままに、男性器の周りから、玉、竿の付け根に至るまでキスを繰り返す。
しかし、読書の邪魔になってはならない。兄が全く動かなくても済む範囲でだ。
そうしたら、丁寧に「尊い欲汁」を導くように裏筋をペロ、ペロペロと舐めながら、やっと亀頭までたどり着く。
「む……ちゅ……♡お兄様……♡はむ……♡」
綾人は未だ涼しい顔で、続きを促すように頭を撫でる。
常に冷静沈着に、正しさを求められつづける立場において溜め込んだとてつもない獣欲を、幾らかでも私が癒やして差し上げたい……本当ならば、利己的で暴力的な自慰のための性交をもって、この肉棒に詰まった欲望を発散してほしい。
しかし、兄には時間もなければ愛人もいない。
私が沢山の性技を覚えて、なるべくでも男欲をぶつけて頂きたい……
妹であるこの身に興奮してくれるなら。
噛みしめる想いとは裏腹に、舌でキャンディでも舐めるかのようにカリ首を撫でる。
この綾華のお口にその獣欲をどれだけぶつけても良いですよと、アピールするように亀頭を吸ってみたり、またカリ首を舐めあげたりする。
「んっ……れろっ♡はぁむっ♡」
割りこむように、鈴口に吸い付き、肺の奥まで熟成された男臭を蓄えていく。
“尊い欲酒が溢れ出そうになる前の脈動” そう形容できる綾人の怒張は何度見ても、女を征服する傲慢の顔をしている。
それを愛で回した果て、ついに男根を大きく頬張ったその時、事務的なノックの音がコンコンと響いた。
「入りなさい」
たった一人の家族に机の下で口淫させているとはとても思えないいつも通りのトーンでそう言うと、入ってきた男は少し前に振った仕事の報告をする。
「今回の作戦は滞りなく進んでおり……」
神里家当主は机の上に右手を置いて、静かな笑みを湛えながらその報告を聞いている。
一方、綾華の兄は自身の逸物を大きく頬張った雌の頭を力強く抑えつけ、喉の奥までもを犯し尽くそうとしていた。
「……っ♡」
こんなやり方は今まで一度もなかった。
兄はこの状況に興奮しているのだ。
綾華は一瞬目を白黒とさせたが、そこからまさに獣の欲情を感じ取ると、喉に異物を排除しようとする生理的な現象を忘れる程の悦びを感じた。
状況のおかげではあるが、兄は本気の獣欲をぶつけてくれているのだ。
下唇は玉に、上唇と鼻は下腹部に触れるほどの深い深いイマラチオ。
報告をしている男に感づかれることのないよう、音を出さずに鼻から呼吸をしながらも、舌で竿をレロレロと愛撫した。
最早、この口は肉欲の具現を受け入れるための場所だと主張するように、悦びを湛えた眼と、口いっぱいに頬張った雄肉で歪んでも愛らしさと美しさは損なわれない顔で兄の顔を見つめた。
3分か、5分くらいだろうか。
男の報告と、判断する兄の変わらず静かな声が交わされる中、抑えつける腕の力は全く変わることがなく、淑やかな綾華が普段大きく開く事などない口で雄を飲み込み、ここがお兄様専用肉壺穴ですよとアピールし続けた。
報告が終わり、口淫をされている事を知る由もない男が部屋を去ろうとドアを閉めると、バタン、トストスと足音が遠のく音を聞く。
「よく我慢したね」
そう言ってようやく押さえつける力を抜くと、喉の奥から先程よりも更に大きい怒張をずろずろと引きずり出した。
そんな綾人に対して綾華も頬を染めて「お兄様……♡気持ち良くなって頂けたでしょうか」と健気な受け答えをする。
そんな健気な妹が愛おしくてたまらないといった様子で、頭を撫でた。
「うん、今日は無理をさせてしまったね。もう終わりにしようか」
「いえ、まだお射精をなさっていないではないですか」
裏筋にキスをする。
「こんなに大きいお兄様に、報いなければなりません」
そう言って、今度は自分の意志で自分の小さな頭と同じくらいの丈の生殖器を食道まで咥え込む。
そして、また亀頭が口元まで来るほどに引き抜く。
これを、何度もくりかえす。
どりゅんっ♡ずっぼ♡どりゅん♡ずっぼ♡どりゅん♡ずっぼ♡どりゅん♡ずっぼ♡
このおくちはお兄様のちんぽ挿れ機です♡性欲吐き出し穴で幸せです♡と目でさえ媚びながら必死にご奉仕する。
ごりゅっ♡どっちゅ♡ずりゅっ♡ずっぽ♡ごぼぼ♡ずろっ♡
(おにいさま……♡♡おにいさまに満足して頂きたい……♡溜め込んだ欲望を受け止めて差し上げたい……♡)
どれくらいこの過激なイマラチオを続けただろうか。綾華の愛のある奉仕にこのオスも限界を迎えようとしていた
「ん……そろそろ出るよ」
妹は更にペースを上げる。
ぐっぽ♡ぐっぽ♡ぐっぽ♡ぐっぽ♡ぐっぽ♡ぐっぽ♡ぐぽ♡ぐぽ♡ぐぽ♡ぐぽぐぽぐぽぐぽぐぽぐぽ♡♡♡♡♡♡♡♡♡
自分の身体を性的なおもちゃだとでも考えているかのような高速ストローク。
限界まで怒張したモノがビクビクと脈動したのと同時に、また深く深く咥え込む。
びゅるるるるるるるるるるる!
とてつもない量の欲汁が喉奥に直接注がれるのを感じると、今度はゆっくりとストロークする。
ズロロォ…♡ずっぷ……♡ズロロロ……♡
ぴゅる、ぴゅると最後の射精が終わるまで1分ほど、綾華はこぼすことなく精液を飲み干すことができた。
「今日はとても良かったよ、ありがとう」
綾人は満足そうにいつもの清らかな笑みを浮かべるが、肉棒は全く萎えていない。
「お兄様……」
今日も書類から手を話すことはなかった。
勃起を指摘することは簡単だったが、そんな事をしても困らせてしまうだけだという事はわかっていた。
綾華は少しでも兄のはけ口になれたはずだと自分を納得させ、今日の奉仕は終わりを迎えた。
「また、私にできる事があるならどんな事でも頼んでくださいね。たった二人の兄妹なんですから」
「うん、わかっているよ、ありがとう。おやすみ」
「おやすみなさいませ、お兄様」
ぱたんと扉を閉めた後の部屋には、ペンの走る音や髪のこすれる音だけが響いた。