有償依頼111件目です。ご感想くださるとうれしいです。
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ちょっと甘くてねっとりした(当社比)Pドルえっちです。

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第1話

「アンタは女の趣味が悪い! って言われたことがあるんだ、付きあってたころの元カノに」

「なにそれ笑うところ?」

「そうやってフラレちゃったんだ~」

「まだ付きあってたから、お前が言うなってツッコミそうになったよ」

 

 板敷きのレッスンルームには柔軟体操などをするためにマットを敷いて寝転がれるようにしたスペースがありますが、そこはいま本来とかけ離れた用途で使われていました。

 

「じゃあフラレて傷心のプロデューサーくんを、お姉ちゃんのヒザ枕で癒やしてあげよー、はい、どうぞ」

「俺がフラレた側って確定なのかよ……だからそれはいいって」

「うわーあずきチャンずるいっ、柚お姉ちゃんのヒザ枕が先だぞーっ」

 

 レッスンルームはアイドルユニットであるフリルドスクエア――この私、綾瀬穂乃香と、あと喜多見柚ちゃん、工藤忍ちゃん、桃井あずきちゃんの4人――と、ユニットの担当プロデューサーさんが貸し切っています。当初はパフォーマンスの確認などちゃんと仕事をしていたのですが、いつのまにかマットの上でおしゃべりになっていました。

 主におしゃべりしているのは主に柚ちゃんとあずきちゃんで、私と忍ちゃんがそれから少し離れていました。

 

「ねぇ穂乃香ちゃん、お姉ちゃんってヒザ枕をするものなの?」

「……さぁ。弟の恋バナは気にしそうだけど」

 

 あちらではあずきちゃんと柚ちゃんが、プロデューサーさんの頭をヒザ上に乗せさせようと手を替え品を替え要求していました。あずきちゃんによると――「最近のお姉ちゃんアイドルは年上のプロデューサーを弟扱いするんだって! 年下でもプロデューサーさんのお姉ちゃんになれる大作戦っ」――と、この春に有名になった某アイドルの話をして、それに柚ちゃんが――「よし、じゃあいつもがんばってくれているプロデューサーくんをねぎらって、お姉ちゃんのヒザを許してしんぜよう~! あと恋バナの相談も乗ってあげよう!」――便乗して、この有り様です。

 

「喜多見も桃井も、どうしてそこまでヒザ枕にこだわるのか……」

「例の元カノさんにしてもらったことあるの?」

「……別に」

「なぁ~に弟のくせに思わせぶりに~!」

「こらこら、人の過去をあんまり根掘り葉掘りするんじゃないよ」

「忍チャンだって気にしてないふりしつつ聞き耳立ててるんじゃないの~?」

 

 プロデューサーさんは私たちより一回り年上の男性です。フリルドスクエアのマネジメントや営業を主に担っているだけあって人との折衝をそつなくこなします。学生時代に彼女の一人や二人いてもおかしくないだろうなぁとも思います。

 私だって柚ちゃんほど露骨に言えませんが、プロデューサーさんの昔の恋愛が気になっています。忍ちゃんみたいにこっそり聞き耳を立てています。

 

「もうっ、穂乃香ちゃんも言ってやってよ~……ああっ、もうプロデューサーさんがでろでろな顔になってる!?」

「まじめポジションといったら忍ちゃんで、あなたが言ってあの調子なら……まぁ、プロデューサーさんもまんざらでもなさそうだし」

「諦め早っ!?」

 

 フリルドスクエアの中で、まじめ担当がいるとすれば忍ちゃんです。雰囲気が緩んでいるときはこうしてぴしぴし言ってくれます。アイドルになる夢を抱いて親や周囲からの反対を振り切って青森から単身で上京してきた、という経歴を思うと、ぴしぴしも重く聞こえます。

 逆に緩め担当とも言うべきは、プロデューサーさんの頭を抱えこんでヒザ枕しながら頭を撫でている柚ちゃんです。クリスマスの街角で急にエキストラを頼まれて、歩いてみせたらとても楽しそうに見られたのをきっかけにスカウトされた、と聞いています。クリスマスの街角でヒマしててそこまで楽しそうにできるのって、まねできない才能です。

 その2人でバランスをとっているところに加えて、私が引き締め、あずきちゃんが緩めの立ち位置になんとなく収まっていますが、時と場合によりけりです。

 あずきちゃんは「色んな服を着てみたい」と思ってアイドルを目指したと聞いています。たいてい柚ちゃんと一緒におどけていますが衣装についてはこだわります。呉服屋さんであるご実家の薫陶でしょう。

 

 私は、バレエ経験者であるからか、引き締め担当として――確かにバレエには「1日休めば自分にわかり、2日休めばパートナーにわかり、3日休めば観客にわかる」という金言どおりストイックな面があります――扱われる場面が多いのです、が。

 個人的には疑問があります。

 

「そーら、お姉ちゃんの生脚だぞ~、えっちなこと考えちゃダメなんだぞ~……うわぁくすぐったっ」

「だろうな」

「髪の毛がチクチクする~っ」

 

 私がアイドルになったきっかけは、バレエで行き詰まったせいというか、バレエから逃げ出したと言うか……ですし。

 あと――

 

「もうっ、レッスンしないんだったら場所を変えなさいっ」

「え~まだ時間が」

「おしゃべりなら別のとこでもできるでしょうっ」

「私、残ってもいい? まだここを使えるなら、自主練で……」

「……自主練、ね」

 

 ――担当プロデューサーさんと、恋愛って意味でお付きあいしています、し。

 

 

 

※

 

「……確かにくすぐったいですね、髪の毛」

「綾瀬お姉ちゃん……めふっ」

「年下の女の子に甘えるの、慣れているようですね」

「そうでもないよ」

「どうだか」

 

 レッスンウェアとレギンスごしの肌でも、太ももに乗せたプロデューサーさんの頭がくすぐったく感じられました。

 いまはレッスンルームで私とプロデューサーさんが2人きりです。

 数分前、忍ちゃんが視線で「ほどほどにしなよ」と訴えかけつつ柚ちゃん、あずきちゃんに引っぱられて去っていきました。忍ちゃんとしてはアイドルとプロデューサーの交際なんていかがなものか、という思いがあるのでしょう。このプロデューサーさんに声をかけられていなかったらアイドルになっていなかったであろう私――と、柚ちゃん、あずきちゃん――とはちょっと感覚の差があります。

 けれども「誰かがいるところでは、交際する前どおりに振る舞う」という条件で黙認してもらっています。最大限の譲歩だと思いますが私からすると難しいときがあります。

 もし付きあう前だったら私も忍ちゃんと同じぐらいのトーンで柚ちゃん、あずきちゃんのヒザ枕に苦言できました。

 

「穂乃香お姉ちゃん、って呼んでもらえませんか」

「だめ」

「拒否が早いですね」

「一回でも誰かに聞かれたら俺は終わりだよ」

「フリスクもただでは済まないでしょうね」

 

 いまの私では、彼女の嫉妬、と思われてしまうでしょう。

 

「フリスクのみんなやファンはきみのこと穂乃香って呼ぶよね」

「ですね」

「綾瀬って呼んだほうがかえって特別じゃない?」

「プロデューサーさんからしたらそうかもしれませんが、学校ではたいがい綾瀬さんって呼ばれてるんですよ」

 

 付きあいはじめてけっこう経つつもりですが、世間で言われるデートなどはそれほどできていません。私は学業とアイドルの二足のわらじを履いて、プロデューサーさんがしっかりお仕事もしてくださっていてスケジュールもなかなか充実していて、フリスクの3人が黙認してくれているとはいえ外聞も気にする必要がありまして。

 こうして体を寄せあうのだって久しぶりです。

 

「レッスン場、誰かが来て見られちゃうかもしれませんね」

「Don’t disturb、とでも札を掛けておけばよかったかな」

「ホテルじゃないんですから」

 

 私が言わないだけで思うところが……とお察しなのか、プロデューサーさんは私を甘やかしている気がします。綾瀬はたまにまじめすぎるから、などと私のためであるように言いますが。

 なんにせよ、私の「自主練で……」というのが口だけだと察して3人と一緒に出ていったあとこっそり戻ってきて、柚ちゃんに対してあれだけしぶったヒザ枕を私に二つ返事でさせてくれています。乗せようとしたとき、ヒザ枕なんて初めての私でさえ、プロデューサーさんの緊張が伝わりました。

 ヒザ枕してもらうのが不慣れなんでしょうか。

 

「プロデューサーさんは女性のご趣味が悪いんですか?」

「……綾瀬までそんなこと」

「ムリに聞きませんけど」

「かえって気にしてるふうに聞こえてしまうよ」

「私が甘えているうちにうっかり漏らしてくれそうですから」

 

 セックスするのは慣れている、と思えるんですが。

 

 

 

 プロデューサーさんの頭を太ももに乗せていると、足にしびれが広がるだけじゃなく、体臭を嗅ごうとしてしまいます。頭や首からうかがえるそれは、私が初めてのとき、上からのしかかられて――正常位、と言うとあとで知りましたが何が正常なのでしょうか?――プロデューサーさんの肩に抱きついたときに嗅いだ匂いです。痛みが想像より生易しくて拍子抜けして、でも恥ずかしくてぎゅっと目を閉じていて、プロデューサーさんが私を気遣っているらしき声や動きもなんだかむずむずして……世に聞く処女喪失の中ではだいぶ上手くいったようで、処女の扱いに覚えがあるのでしょうか……私は気にしていないつもりですが。

 

「プロデューサーさんは女の子を甘やかすくせがありますよね、アイドルについて私に教えたときも、しれっと甘やかされ方を教えられた気がしますし」

「いまはむしろ甘えてるほうじゃないか? 大人になったらふつう女の子にヒザ枕とか……」

 

 そう振り返られるぐらいには、私もプロデューサーさんとのセックスに――少なくともデートより――慣れてきました。

 そんなことうっかり忍ちゃんに漏らそうものなら「ひょっとして……カラダだけもてあそばれてるんじゃないの」とか忠告を受けてしまいそうです。“カラダだけ”の関係があるとして、言われるほど軽薄かなぁとも思います。

 

「プロデューサーさんは、甘えるとすぐに乗ってくれる」

「貴重なチャンスだし」

「そんなに甘えないほうに見えます?」

 

 カラダの抱き心地の変化も2日でパートナーに……と例えるとバレエ界隈の人に怒られそうです。けれど、もっと私を見てほしい、惹かれてほしいって思ったりがんばったりするとプロデューサーさんがすぐ気づいて――スタイルや媚態を磨くことはアイドルの、それらに気づいて伸ばすことは担当プロデューサーのお仕事でもありますが――手応えがあるとうれしいのです。それが他人の見落としがちなことだと密かな優越感にまで浸れてしまいます。

 

「むぐっ!? ん、ぁ、あやせ……んっぐぐ……」

「油断されてると……こんなことしちゃうかも……もうしちゃってますね……」

 

 ヒザ枕してあげているのに私が前屈みたいに背中を丸めてしまえば、おっぱいでプロデューサーさんの顔をむにゅむにゅ圧迫してしまいます。プロフィール上では身長161センチに、スリーサイズが85-57-84と……バレリーナとしては、大きすぎなんですよね、おっぱい……もっとおっぱいの大きなアイドルだと、ふつうに座ってヒザ枕しているだけでアンダーバストと太ももが相手の顔を挟んでしまうと聞きます。

 

「ふ、ぁ……は、ぁはっ……くすぐったい、です……♥」

 

 私も最近おっぱいがもっと大きくぱつぱつに張ってきたような気がするんです。プロデューサーさんにもてあそばれているせいというか、おかげというか。根拠はありませんが。

 

「いまエッチなこと考えてますよね」

「いまエッチなことしてるからね」

「ちょっと当たっちゃっただけです」

 

 プロデューサーさんの吐息や体温がじわじわぽわーんとした雰囲気に変わっていきます。おっぱいで表情を塞いでいてもわかります。

 

「前は禁欲的すぎるぐらいだったのに」

「エッチするために節制したりレッスンがんばったりしてるとしたら、禁欲的って言っていいんでしょうかね」

「公私ともにお世話になってるってことになるね」

 

 ヒザ枕からもぞもぞ這い出したプロデューサーさんへ、誘惑の追い打ちをかけます。

 アイドルはスタイルの維持・引き締めのためたくさんレッスンしたり食べ物などを節制する必要があります。私はバレリーナ時代から慣れっこで、ほかのアイドルほど苦にしていませんが、ときどきプロデューサーさんにグチをこぼしています。

 さらにプロデューサーさんに抱かれるためにもそうしている、とあざとく聞かせてあげちゃいます。

 

「触りたいですよね」

「……もちろん」

 

 言いつつそっと体を寄せてくっつあってみます。レッスンルームの壁一面の鏡には私のでろでろしかけた表情も映ってしまってあわてて引き締めます。見て、見られて、みたいでゾクゾクします。おっぱいをむにゅっとプロデューサーさんに押しつけて、困惑と欲情の入り混じった表情を盗み見ます。

 

「あっ……♥」

 

 見咎められてもいないのに、プロデューサーさんがこっそりとした手つきで私のレッスンウェアの内側に迫ってきます。しっかり結んだレッスンウェアの結び目を緩められるだけできゅーんっと切なくなって、期待でドキドキして……思い出して……肌から湯気が出てしまいそうです。

 

「んんっ、ふ……直接、触らなくて、いいんです……?」

「ウェアごしを味わえるのはいまだけだから……いったん脱がせてから着なおしてもらうわけには」

「そんなにお好きなんですか」

 

 わざとじれったくしているのか、プロデューサーさんはウェアの下に潜りこんだ腕をもぞもぞさせています。“ウェアごしを味わえるのはいまだけ”って感覚を知る前の自分が遠い昔のようです。レッスンウェアってタイト肌触りが独特に滑らかで、触られる側としても素肌とだいぶ違った気分になっちゃいます。

 この違いをプロデューサーさんに初めて教えてあげたのは、私……かどうか、あえて聞かないでおきます。

 

「ん、ぅ、あっ……は、あっ……♥」

 

 プロデューサーさんにまさぐられて甘い声を聞かせつつ、直視も鏡越しの視線も意識しながら手足はしっかり伸びやかに。眼の前の私の体そのものも、鏡に映る虚像も、プロデューサーさんが見ていてくれているはず。願わくば目の奪いあいになっていてほしい。プリマに憧れて努力していたころの私が見たら憤慨するか失望するか。

 男の人とセックスすることをすでに想像してはいましたが、こんなこそこそと、エッチしちゃいけない場所で、とは。

 

「あ……あ、あっ、あ、だ、め、ですぅ……っ……♥」

「……本当かなぁ、声音が紛らわしいなぁ」

「聞き分けてください~っ」

 

 脚のラインを手でなられたり、腰回りをくすぐられたり、あちこち敏感なところを愛撫されながら、だんだん体の芯まで熱くなるのを感じます。これも昔の私は想像していなかったはずです。

 バレエに打ちこんでいたころの私は迂闊で、プリマになるため努力していてもプリマになってから何をしたいのか一つも考えていませんでした。そのせいでいつしかバレエが苦しくなって――当時は考えなしの自覚すらなかったのですが――落ちこんで公園でブランコに座ってるところに、このプロデューサーさんから声をかけられました。アイドルに興味はないか、って。

 そうしてアイドルになって楽しくお仕事ができているいまは、とりあえず……将来どうしよう、ぐらいのことは考えて――セックスに比べると歩みが遅い気がします――まぁ、私と、このプロデューサーさんだから。

 

「きゃんっ……!? あ、ふ、ふぁ……や、ぁ……♥」

「いやらしい大人にもてあそばれて甘い声をあげちゃうなんて、綾瀬は……うーん……」

「私が……なんです?」

「……好きだよ」

「悩んでから言うことじゃ……ひぁっ、あっ……いじわる、なんですから……っ……」

 

 私の未来よりプロデューサーさんの過去が気になっているのがしょうじきなところです。

 この手も口も匂いも体温も、甘やかしがちなところも、私が初めて味わうのであればよかった。無理な願いですが、どうにかならないかと思ってしまう。

 

「……ふぅ、は、ぁ、んっ……脱がさないんです……?」

「レッスンしてるときの綾瀬にいじわるしてるみたいで興奮する」

「まじめなレッスンのときに思い出さないでくださいね」

「お互いにね」

「もうっ」

 

 私以外の誰かとセックスしたことがあってもこういうセックスをしたことがないでしょう、と聞きたくてたまりません。顔に問いが出ちゃってるでしょうが言わなければ知らんぷりできます。

 レッスンウェアの内側でもぞもぞ、こしょこしょされて私は嬌声をこぼしてしまいます。肌が触れられる前から感じる気分にとっくに浸っていて、手がぎゅってプロデューサーさんの首や肩をつかんだり抱きついたり、脚が内股になってもじもじしてしまう。素肌と脱がせてもらえないウェアとのあいだで気分が籠もってますます熱くなりそう。

 

「んっ、ふぁぁっ……そ、そこっ……んっ、んくっ……♥」

「……濡れてる?」

 

 下着もずらされて敏感なところもじりじり期待してどんどん浮ついて、しっかりプロデューサーさんの指先にとらわれて、女の子をおかしくしちゃうところを巧みにいじわるに刺激されてエッチなおツユがじわっとあふれてシミまで……本当にレッスン中にまで思い出すようになっちゃったらどうしましょう。それは本気で困ります。

 

「おっきくしてるじゃないですか、プロデューサーさんこそ」

「そうだね……綾瀬がえっちだから」

 

 そろそろ私からもプロデューサーさんをいじりたくなってきます。スラックスを内側からピンと突っ張らせてテントみたいになっているてっぺんを、すりすりと指先でいじりながら笑って見せます。アイドルがおちんちんをいじりながら楽しげにするって……しかも私って天然で努力家ってキャラで見られてるのに……興奮させるギャップがあるんですよね。そういう機微をアイドルになって、つまりプロデューサーさんのために覚えちゃいました、と言ってもいいでしょうか。

 

「……プロデューサーさんって、恥ずかしがりも悪びれもしないんだから」

「してほしい?」

「別に……こっちが、わかりやすすぎて」

 

 男の人はこんなにわかりやすく興奮して、隠せないからって開き直って……他の男の人からそうされたら不愉快なのにプロデューサーさんからだと私は調子に乗っちゃって……男の人を好きになるってある意味で怖いんです、と知ったのもプロデューサーさんのおかげ。

 

「脱がしちゃいますよ、腰を上げて」

「俺はすぐ脱がされちゃうんだ」

「汚しちゃったらお着替えがないでしょう」

 

 ベルトを緩めてからプロデューサーさんに腰を上げさせ、スラックスを下ろして、もういやらしい匂いがぷんぷんする下着もぐいぐい脱がせて、おちんちんを丸出しにします。初見ではまるで見たこともない生き物が――形はどこかキノコに似ていますけれど、質感と匂いがぜんぜん――人間の股間にいきなり生えててグロテスクな印象でした。

 ここをつんつんいじるだけでプロデューサーさんが気持ちよさそうにもだえるって覚えちゃってからは、抵抗がどんどんなくなって、しだいにプロデューサーさんにリクエストされるがまま、なめたりしゃぶったりもしてあげてしまっています。

 

「相変わらずあっついですね……茹で上がっちゃったりとかしたらどうしましょう」

「……実際、あんまり長く勃起してると、ここが酸欠で壊死しちゃうらしい」

「酸欠……!?」

「これ血液が流れこんでパンパンに張って固くなってるんだよ」

 

 そういう話なら、転んで床で打ち身して腫れ上がっちゃったのと似ているんでしょうか。こんな見た目なのにデリケートです。優しく触ってほしいっておねだりでしょうか。

 

「あ、うっ、あ、くぁ、あっ……!」

「プロデューサーさんだって紛らわしいんですよ、苦しいのか、気持ちいいのか」

 

 根本からそうっと指でなぞって、傘の部分もくるくるくすぐってあげます。傘がぶわって筋肉みたいに盛り上がろうとして、気配だけでほんのちょっとしか盛り上がらない。つつくとぷにぷにしてて幹のカチカチと大違いです。

 根元のこちら側にある筋みたいな部分も敏感で、指の腹でつつーっと往復させてあげるとプロデューサーの腰がじりじりもぞもぞ動いちゃってます。私もプロデューサーさんを気持ちよくもだえさせてあげるやり方が少しわかってきたのでは。

 

「気持ちよかったら、教えてくださいね」

「あ、うっ、あ、んんっ……!」

「かわいく教えてくださいね♥」

「かわいくは、なれないだろうな……うぅっ!? う、うーっ」

「ウソはいけませんよっ」

 

 期待どおりに反応がよくって、わかっていても調子に乗っちゃいます。人差し指と親指でリングをつくっておちんちんを囲んで上下させるとあっというまにぬるぬるくちゅくちゅ、いやらしい音が鳴ってますます興奮します。触られてもいない私のあそこがきゅんきゅんうずいちゃって、もう期待してるみたいで恥ずかしいのですが止められません。

 

「う、ぐ……く……ぅ、あ、綾瀬……ぁ、ぅ……ッ」

「ほら、かわいい♥」

 

 プロデューサーさんのおツユのせいで手の滑りがよくなってくちゅくちゅという音がもっとねばついてエッチなおねだりされてるみたい。もっとやってあげちゃおう。

 

「よーしっ、プロデューサーさんがかわいいから、私もちょっと気合いをいれちゃいますっ」

 

 プロデューサーさんにヒザ立ちしてもらうと、この趣向にちょうどよくなります――ふふ、呆気にとられてますね、もしかしてエッチでそんな反応は初めて――ここから体が反るのでしゃべりにくくなりますが、がんばります。

 

「プロデューサーさん、ラクダのポーズってご存じですか?」

「確かヨガでやる……そんなにそらしたっけ?」

 

 ラクダのポーズは、まず床へ正座して、そこからお尻を浮かせてヒザ立ちして、足を腰幅まで開いて、両腋を開きながら背中をそらして、右手で右足首を、左手で左足首をつかむことで完成――しょうじき、正式なヨガのポーズのほうはうろ覚えです――いま私はヒザ立ちから上体をお手本よりも大きくそらしています。頭に血が昇っちゃいそうです。

 

「ここから、おしゃぶりしてあげますっ」

「え、それ、でき……やるのか?」

「……私がこうすれば、ほら……プロデューサーさんもおちんちん近くにっ」

 

 本来のラクダのポーズよりもっと背中をそらして、それこそ結んだ髪が足裏にくっついちゃいそうになるぐらいに。すると私の口がプロデューサーのおちんちんの先に届い、て……私の体が柔らかい、といってもおしゃぶりするにはかなり動かしにくくきついです……でもこれをマネできる人も、しようとする人も、プロデューサーさんにやってあげる人もそうそういないでしょう。

 

「ちゅっ……ぢゅる、んぷっ、んちゅ、れりゅっ……」

「わ、あ、ぁ……綾瀬、その……ンああぁああ……っ!?」

 

 舌先でなめて、くちびるでこすって、すぐにいつもと違うと感じ取れます。お口とおちんちんの位置関係が上下逆になってて、プロデューサーもびっくりしているらしく、おちんちんがぴくって跳ねました。

 いちばん敏感な先っぽを重点的に、よだれもたっぷりまぶして……鼻や目に垂れてきちゃう、やり過ぎに気をつけないと……。

 

「ぴちゃ、れぢゅ、れぢゅ……ん、く、ん、んっう……どうです? ひと味違う趣向で……♥」

「……そ、そのポーズって、意味が……それ、ぇあ、あっ、う、あっ」

 

 意味があるようですよ、ふふふ。

 バレエや新体操は素人さんから「なにもそこまでしなくても」と思われるほど関節の可動域をめいっぱい使います。その狙いは、びっくり人間みたいで見ている側の印象に残りやすいとか、演技する側が体の柔らかさ、しなやかさを見せびらかしているみたいになっちゃってる面もあります。

 しかし、関節の可動域をめいっぱい使うほど、体は――特に女性らしさは――引き立てられる、というのが本来のポイントです。

 

「……れぅ、はむ……んくっ……プロデューサーさんからも、触って、いいんですよ……?」

 

 例えば背中をぐーっと反らすと、腱や筋肉がピンと張られるし、脂肪もそれに引っぱられるしで、筋肉や骨格の細さ(男性なら太さ)が、ふだん座ったり歩いたりのときよりずっと強調されます。例えば彫刻やファッションモデルさんが、何をしようとしているのかよくわからないポーズをとっていますが、それらと似ています。ここから、どんな仕草をするか伝えようとするジェスチャーと、体や着衣を魅せようとしているポーズの違いが生まれます。

 いまの私なら、具体的には鼠径部のあたりの骨盤とか、鎖骨とか……レッスンウェアを脱いでおけばもっときれいに見えたかも……。

 

「んっ!? ふ……ぅ、っ……私も、ふだんと違うから、触られ心地が……んふ、ふ……んぷ、んぐ……っ♥」

 

 プロデューサーさんからおっぱいをほんわりと包まれる感触をいただきます。めいっぱいそらしてるからおっぱいが引っぱられて、レッスンウェアやブラごしにも私がドキドキしているの伝わってくれたら……引っぱられてると緩められているときより反応がびくびくわかりやすく出ちゃってる気がします。優しすぎて物足りないはずのプロデューサーさんの手に、びくびくってしちゃいます。

 

「ふ、ふぁっ、あ、んっ……んく、ふ、ぢゅ、ちゅう、んぷ……んぷ、ふぁ……♥」

「う、うっ、綾瀬……っ……!」

 

 レッスンルームの鏡越しにも、私の思い切ったポーズが映ってプロデューサーさんに虚像と実像を見せて二重に興奮させていれば……やっぱりレッスンウェアを脱がないでよかった気がしてきました。もし裸だったら、こんな恰好なのにあそこがひくひくしているのを鏡越しに見られて恥ずかしくっておかしくなりそうです。私たち以外の誰も見ていないはずなのに。

 

「んぢゅる……れろ、えぅ、れろおぉっ……お気に、召されました? プロデューサーさんっ……」

 

 昔の誰かさんもこんなことしてあげられなかったでしょう、と茶化しかけます。

 どうにか思いとどまります。昔どころではないはずです。

 

「んっ、ふぁぁっ……そ、そこっ……んっ、んくっ……♥」

「さすが綾瀬、とは、思うんだけど……見てると、こっちの背筋までムズムズしてくる」

「にゃっ、あっ♥ ち、ちくび、だめ……ん、んんっ……!」

 

 めいっぱい背筋をそらしていると、エッチなところを刺激されたとき感じるのを受け流せなくって、手加減された指先でもびりびりってなって……あぁ、おちんちんも口から離されてしまいます。

 

「……頭に血が昇っちゃうんじゃないかな」

「んきゅっ、ふ……!? くっ……あっ、あぅうっ……!」

 

 首周りを撫でてから、改めて指先がおっぱいに迫ってきます。下着もあっさりずらして、籠もっていた気分――気持ちよくしてもらえるに決まってる、って――ごと、くりくり、かりかりって……ああ、もう、お尻や腰がくねくねして、あそこがひくついて、太ももの内側がぬるぬるして……レッスンウェアを着ててもお見通しでしょう。

 

「あと、その姿勢だとキスしにくい」

「いまさっきまでおちんちんしゃぶってたんですけど」

「知ってるよ」

 

 私が意地を張ってラクダのままにした体を、プロデューサーさんからころんって横たえられて、首を少し曲げられてキスされてしまいます。しかもおっぱいをいじられながら。

 

「んぢゅっ、ちゅ……はぷっ、んはぁ、あ、んっ……!」

「……綾瀬はいい子だ」

「いい子、じゃ……んぷ、んぐ……! は、ぉ、ァ、あ……ッ!」

 

 それから、横たえるとき私を支えていたほうのプロデューサーさんの手が、お腹をもぞもぞ撫でてから、下着のところまで入ってきて、当然とでも言いたげに、ぬちゅ、くちゅ、っていじって、私は感じさせられてしまいます。

 

「どうやって、ほめてあげたらいいかな」

「んくっ……!? や、ぁ……お、音、立てちゃ……っ♥」

 

 私がちょっと背伸びしてプロデューサーさんを感心……させることができたようでも、(アイドルのときならともかく)エッチなときはいつも、撫でられて、よろこばされて、いいようにされちゃいます。

 しょうじき複雑です。

 前に誰かにそうしたことがあるんですか、ってちらつきます。

 

「ぁ……だ、めぇ……も……っお、っ、ひ、ぅ……っ♥」

 

 下着どころかレッスンウェアまでエッチなものでずぶ濡れにされていきながら、恥ずかしがるふり半分でいやいやって腰をくねらせて、太ももを震わせて、ついにイカされてしまいます。

 

「レッスンルーム、そろそろ時間が来てしまいそうだけど」

「……はっきり言ってください」

「ホテルでもいいなら、続きをしたい」

 

 

 

 着替えて変装しなおしました。

 事務所を出るまでに、トレーナーさんや事務所で働くほかの方とすれ違うと、つい不自然に顔を伏せてしまいました。プロデューサーさんに呆れられながら背中側に隠してもらいました。

 それからホテルまで連れて行ってもらいました。ろくに顔を上げられないままだったので、部屋にたどり着くまですっかりおまかせです。

 やっぱり複雑です。

 

※

 

「ラブホテル、って初めてです」

「落ち着かないかな」

「そう見えたのなら」

「慣れればどうってことないよ」

 

 シャワーも浴びずにエッチの続きをしたくてたまらなかったのに、私は部屋に入るとプロデューサーさんに背を向けて、本心以上に物珍しげに部屋をしげしげと見て回ったり、操作方法がよくわからないゲーム機を無意味にいじっていました。

 

「プロデューサーさんはいつごろ慣れました?」

「慣れないほうがいいと思うぞ」

 

 質問に答えてくれないまま、後ろから肩を抱き寄せられて、プロデューサーさんを振り払ってしまおうかと……肘打ちのフリぐらいはしちゃったかも……だめ、続き、してほしい。

 

「ラブホテル慣れしたアイドルってちょっとどうかと、って意味ですか?」

「芸能界の悪い大人にもてあそばれたんです……って面目を立てられれば」

「ウソじゃないですか」

「立てられれば、綾瀬はバレエに戻れるだろう」

 

 プロデューサーさんも言ってることとやってることがメチャクチャです。私とエッチしたがってべたべた体をくっつけてるくせに、私がアイドルを続けられなくなったときの――その原因である……いや、その原因の一端であるくせに――話なんて。

 

「やけにバレリーナだったころの私にこだわるんですね」

「プリマになったあとどうするか、って、あれからもし見つけていたとしたら……これから復帰したくなるかな、って」

 

 原因がプロデューサーさんとずぶずぶエッチしているのがバレるのであろうとそうでなかろうと、プロデューサーさんは私がアイドルを続けにくくなったらバレエに戻れるよう話をまとめるつもりらしいのです。いま知ったことではありませんが。きっぱりアイドルでやっていくって言っていない私のせいでもあるんですが。

 

「……そうしたら、プロデューサーさんと私は……こんなこと、できませんね」

 

 いずれ私も“元カノ”に、って思っちゃうのは気のせいでしょうか、ねぇ?――ゲーム機をパッて放って、プロデューサーさんにいきなりぐいって寄りかかって――すぐそばにベッドがあるのに、床に押し倒してしまう。

 違う、押し倒されてくれている。私の体重じゃ、本気になったら不意打ちでも受け止めきれていたはず。

 

「あはは、将来のお話をしてくれましたけど……おちんちんは、いまでいっぱいいっぱいって感じですね」

「……シャワーよりも先に?」

「浴びたきゃ、レッスンルーム出る前に浴びてますよ」

 

 いきなりのしかかって、トゲトゲしくわがままを浴びせて、それでも受け入れてくれる年上の男の人。こんなこと繰り返させて私に味をしめさせたら“趣味の悪い”女の出来上がり、でしょうね。

 

「ふぇぷっ、ふぁ、あ、んぷっ……れりゅ、んぅうっ……!」

 

 上からくちびるを奪って、言葉に出せないことを乱暴なキスでぶちまけて、舌をねじこんで、よだれをいっぱい垂らしてしまう。

 

「んぷ、へう、んぷ……私とこうなっちゃってるあなたは、女の趣味、悪いんですか?」

「気にしてるんだ」

「ええ、とっても」

「気にしてて……綾瀬が甘えてくれなくなっちゃったら寂しいな」

 

 挑発に乗って、プロデューサーさんのシャツのボタンをむしるように外していきます。

 

「綾瀬は真面目で、努力家で、自分を追い詰めちゃう子で……もちろん、かわいくて、スタイルが見惚れるほどきれいで、おっぱいもおおきくて」

「……ちょっと黙っててもらえませんか」

「そういう子が、自分にはスリスリ甘えるようになってくれた、ってギャップが……あいたたッ」

「噛みますよ」

「クロネコじゃないんだから」

 

 クロネコ……前にコスプレでチアリーディングって仕事で言われたときは真剣にステージを良くしようとうんうん頭をひねっていたのですが、いまは昔……って言うと、「そんなに昔のことかなぁ」っておじさんぶられちゃいそうなので、捨て置きます。

 プロデューサーさんのからも、むわっと熱くてエッチな汗の匂いが濃く漂います。ますます頭がぼんやりしちゃいます。男が女の体臭にクラクラする、って話に聞きますけど、女だって同じかもしれませんよ。

 

「綾瀬、ベッドに」

「プロデューサーさん、きょうそういうお行儀を気にしてない日だと思ってたんですが」

「……それは、また、どういうことかな」

「レッスンルームの床でヒザ枕してもらったり、なんだり」

 

 強引にベッドまで引っぱりあげられるのを、ぎりぎり振りほどけないぐらいの勢いでいやいやってしてみせて、ピンと延ばされていたシーツをくちゃくちゃに波打たせて、ぎし、とベッドを軋んだ音を聞きます。

 だめ。

 エッチしたくて、ひねくれることもできなくなっちゃう。

 

「んぅ、んっん……ぅぷ、あ、ふぁあ……っ!」

 

 こんどはプロデューサーさんから強引にくちびるを奪われ、肩を抱かれて、手足で離してって伝えても聞いてもらえなくて。

 

「……俺だって大人をやめたいときはあるよ」

 

 ようやく私がしゃべれるようになったと思ったら。

 

「おっぱいいじりたいだけだったりして」

「……あ……綾瀬お姉ちゃんのおっぱい、ほし……ぁイタッ!?」

「引っぱたきますよ」

「つねりながら言うことじゃない……」

 

 プロデューサーさんの演技も内心も子どもっぽいいじわるに、イラ立たせられて、ちょっとヒいちゃって、なのにちょっとうれしいし、かわいい……気がしないでもありません。もうわけがわかりません。

 

「大人なのに子どもみたいなこと、できるんですね」

「しちゃいけないんだけどな」

「私とプロデューサーさんはしちゃいけないことよくしてますけれどね」

「大人は……大人をやってなきゃいけないから大人なんだよ」

「私はまだだめってことですか、大人の綾瀬お姉ちゃん、興味ありますけど」

「綾瀬は、まだ、大人をやらなくてもいいからね、立場が」

 

 勢いにまかせておっぱいを押しつけて、プロデューサーさんにおっぱいをくわえさせると、わかっていてもじんじんして、びくっと反応してしまいます。プロデューサーさん、私のおっぱいに吸いついて……ちゅう、ちゅぱっ、くちゅっ、れろぉ……赤ちゃんみたいに甘えてるのとぜんぜん違う、エッチな舌使いじゃないですか。

 

「ん、ダメ、んっ、はぅ、んっ……んぅうっ……♥」

 

 なめてないほうのおっぱいもしっかり指で愛撫されちゃって、ぶるっ……って震えて、抑えきれずに喘いじゃいます。レッスンルームのときと違って、トレーナーさんが入ってくるかもとか気にしないで、タガが外れて、まぁ恥ずかしいんですけれども。

 こっちがもぞもぞすると、おっきくなったまま放って置かれているおちんちんがぺちんと当たってくるのに気づきます。寂しいんですか?

 

「おちんちんもおっぱいがほしいんですか? ぜんぜん赤ちゃんらしくないくせに……♥」

 

 おっぱいの谷間でおちんちんをむぎゅむぎゅ抱きしめて、ぐにっ、むにゅっ、むにゅうっ、と揉みしだきます。初めてですけど、腕を使っておっぱいを下から持ち上げて、あとは身じろぎのたびにプロデューサーさんが興奮してそうな鼻息やため息を漏らして私の髪や顔にもかすかに伝わってくるほどです。

 すぐにおちんちんの先っぽから透明な雫が涙みたいに漏れて、ぬちゅぬちゅ、ちゅくっ、ちゅくっ。舌を伸ばしてみるとしょっぱくて、私のよだれまでじわぁっと催されてしまいます。

 

「く、ぅあっ……それ、すごっ……!」

「んぷ、ぬちゅ、くふ……んふふっ……」

 

 おっぱいでおちんちんを圧し潰しちゃいそうなほど責めて、先っぽからはしたなくあふれる先走りを――それが気持ちいいときに男の人が漏らし、射精の先触れでもある、と知ったのもプロデューサーさんのおかげで――舌で味わい、おちんちんや私のおっぱいにまで塗りたくって、プロデューサーさんが私の体で気持ちよくなっちゃって冷静なふりもできなくなっているのを堪能します。

 

「ぁ、は……♥ これ、私も、気持ちよく、なっちゃうかも……?」

 

 ずり、ずりっとおっぱいを擦りつけてぬめぬめするうちに、うっかり手から滑って、おっぱいや乳首に不意打ちの刺激が入ったり、どんどん血が流れこんで固くそり返っていくおちんちんがびくびく震えたり、もう止めどきが見つからなくなります。

 

「あ、あっ……は、ァ……く、う……綾瀬、そろそろ……出て、しま……ぁ、あぉ、はぁ、おおおっ……!?」

「んぷ、ちゅっ、ぢゅぅうぅ……!」

 

 射精が近いから、とプロデューサーさんが制止する気配があったので、おちんちんの先をくわえて強めにじゅるじゅるなめて吸ってかき消します。びゅるびゅる射精されて、確かに髪とか目にかかってしまったら洗ったりなんだりたいへんですが、おしゃぶりして口で受け止めれば心配ありません。

 

「んっ、あ、きゃあっ……! も、もう、プロデューサーさんっ」

 

 と思ったのですが、プロデューサーさんは私の口に射精するほうに抵抗があったらしく、引き抜こうとして、私の口から中途半端に抜かれて、鼻やほっぺたのあたりに精液らしき熱くぬるぬるした感触を浴びせられます。

 

「あ、綾瀬……すまんっ、すぐに」

「だめじゃないですかぁ♥」

 

 ティッシュを引き出した手が、私の表情と声を浴びせると、宙で縛られたように止まります。自分の精液で汚された私の顔でそんなにびっくりしましたか。でも興奮してますよね。

 

「うぅっ!? う、うーっ……あ、綾瀬……!」

 

 ほらおちんちんが射精したばかりなのにかちかちのままですよね。本当に男の人はわかりやすくエッチなんですから。まぁかちかちじゃないと私の中に入れられないんで仕方ない、って思ってあげます。

 

「続きもお姉ちゃんがしてあげましょうか?」

「わ、ぁ……ゴムはつけないとっ」

「えらいですね~プロデューサーさんったら」

 

 コンドーム、という大人として最低限の責任を示す道具。避妊の努力をした、という体面を象徴するようにとっても薄くて、おかげで膜に隔てられているのにプロデューサーさんをすごく感じられます。

 

「じゃあプロデューサーさんは寝てて、楽にしててくださいね……私が上から入れてあげますっ」

「お、おう」

 

 あお向けのプロデューサーさんの上にヒザ立ちで乗りかかって、ゴムをかぶったおちんちんの上に迫ります。ふつうの騎乗位ならこのまま挿入するのですが、ここではいったんプロデューサーさんの片足をヒザで曲げさせて私が抱えこみます。

 

「え、あの、ちょっと、綾瀬……」

「宝船、と言ってわかります?」

「どこで覚えたんだよ……」

「エッチも勉強ですよね、そのうちプロデューサーさんより詳しくなっちゃったりして」

 

 エッチの体位についてこっそり調べていると「体の柔らかい女性でないときびしい」ってけっこう出てきます。私ならたぶん余裕……「これ気持ちよくなるどころじゃないのでは」ってのも散見されましたが……目星をつけたなかで宝船はいちばん試してみたい体位でした。

 

「では、足、失礼しますよ……これ、プロデューサーさんは身動きとれなくなっちゃいそうですね♥」

「なんだかとってもうれしそうだな、綾瀬……」

 

 言葉で説明すると、宝船ではあお向けのプロデューサーさんの上に私が乗りかかる騎乗位の一種です。でもプロデューサーさんは右足を私に抱え上げられてて、腰を突き上げる動きができません。その代わりおちんちんが深く入っちゃいます。それから私が足を開いて横からおちんちんを入れて、左足を伸ばしてプロデューサーさんのお腹や胸板や肩に乗せて、残る右足をベッドに突いてバランスを安定させます。

 

「あうっ、ふぁあっ、ああ、んんんっ……ふか、ぁ……はいっちゃ、あ……っ♥」

 

 プロデューサーさんは、私の体重が腰から肩までまんべんなくかかるし、ベッドとの接地(?)面が減って姿勢が不安定になっているし……つまり上に乗った私のされるがままです。

 

「あ、あ、あ、く、ぅ……ううぅっ……!」

「すぐ出ちゃいそうですか? だめです、まだ、もっと……!」

 

 私は、私の体重と勢いがおちんちんにかかって、ずぷ、ずぷっ、って奥深くまで入ってくるのを、じんじんと感じながら、ゆっくり腰を動かして堪能します。奥に当たって……くりっ、ぐりりっ、ってこすりつけられるとすぐイっちゃいそうなくらい気持ちいい。プロデューサーさんだって、私のあそこでおちんちんをにゅるにゅるもみくちゃにされて、きっと気持ちよくて仕方ないはず。

 止められない。

 

「あっ、だっ……お、お、く、ぁ、は……っ……♥」

 

 おっぱいでイッたばかりのプロデューサーさんをあそこでもイかせてしまえば……想像するだけで腰から背筋を湧き上がって頭の中できもちよさがいっぱい弾けて、イク、イッちゃ……腰もあそこも勝手に動いて、私を気持ちよくしてくれてるプロデューサーさんのおちんちんに、いっぱいご奉仕しちゃいます。相手を気持ちよくさせながら自分も気持ちよくなれるなんて最高です。

 

「す、ご……っ! くふ、うぅ、ふはっ……このぶんじゃ、綾瀬に……追い抜かされちゃう、な……」

「だとしても……私をこうしたのは、あなたですよ、ねぇっ♥」

 

 こうしてプロデューサーさんにまたがって腰をがくがくさせていると、まるで私がムリヤリしちゃってるみたいです。おちんちんとあそこの内側だけじゃなく、太ももとクリトリスもこすれて二重に気持ちいい。と思ったらおっぱいもくりくり、むにゅむにゅ刺激されて……プロデューサーさん、手は自由でしたね……ぐっちゅぐっちゅとエッチな音が立つたびに気持ちいい感触が燃えてエスカレートせずにいられない。

 もっと、気持ちよくなりたくて、気持ちよくしてあげたくて、私もプロデューサーさんの上で体をくねらせちゃいます。おっぱいもあそこも、もっと刺激が欲しい。もっといっぱい擦りたい。いっぱい気持ちよくなりたい! そんな内心と同じ様なエッチな喘ぎを漏らして聞かせておまんこをきゅんきゅん震わせて、いっぱいおちんちんを締め上げちゃいます。

 それがプロデューサーさんのカラダにも伝わったんでしょうか。

 体勢からしてやりにくいはずなのに腰をぐいぐいと使って、私が気持ちよくなりすぎるからって自分では収めきれなかったあそこの奥までおちんちんが押し入ってきて、ぐりぐり、ごつごつと子宮を押し上げられて私もうだめになっちゃう。

 

「ンああぁああ……っ!? ぉ、おく、だめっ♥ あ、ぅ、あぁああぁっ……♥」

 

 おちんちんが私のあそこを、どこも逃がしてやらないって言ってるみたいに、浅いところから奥の奥まで、ずぶずぶ、ごしごし、強すぎるのに気持ちいい。

 

「は、ァ……く、ぐう、う……っあや、せ……もう……!」

 

 プロデューサーさんがまた達する気配に勢い余って、頭の奥まで一緒にとろけてしまうような絶頂感が先走って目の前が真っ白になります。すぐそこに絶頂が、イく寸前までイクのが、おまんこの天井とおちんちんの先っぽで押しあいへしあいしてる。もうちょっと後でプロデューサーさんも同時に気持ちよくなっちゃう、イッちゃう。早くっ♥ プロデューサーさんと一緒に♥ まだ間に合うからっ、でもこのままもおかしくなるほど気持ちいい――

 

「も、ぅ……むり、むぃ、です……♥ う゛っ、う゛っあ、いっ、イク、ううう゛……ッ!」

 

 ――プロデューサーさんのおちんちんが、ぐぅぅって、突き上がって、達しちゃったのを感じ取ったとき、私も心置きなくイっちゃいます。目の前も頭の中も真っ白になって、何度も意識が飛びそうになりながら、気持ちよすぎて全身が痙攣するみたいな錯覚に犯されながら、ラクダのポーズの再現みたいにのけぞってあそこもお尻もビクビクさせちゃいます。宝船どころじゃありません。でも気持ちよすぎるんです。なんでこんなに気持ちいいのかわかりません。大好きなプロデューサーさんといっぱいエッチできて幸せで、イケてとってもうれしいです。

 そんな気持ちが何度も体の外と内側を往復して……真っ白だった視界に色が戻ってきても、まだプロデューサーさんから離れられません。

 やがて精液を出し切ったのか、ずるっとあそこからおちんちんが抜けていきます。その感触にまたびくっとして、まだもう少しこのまま繋がっていたいと願ってわがままを言うようにあそこがひくひくしました。プロデューサーさんに見られてしまったでしょうか。

 

「……お加減、いかがでした? 気持ちよかったですか?」

「むぐっ、ぷ……そんな顔と声で、親の肩を揉んであげた子どもみたいな……ぁっう!?」

 

 よし、もっと続けてしまいましょう。ほめられたらもっとやりたくなるんですよ、これまで私を子どもみたいに扱ってきたんですから予想できていますよね?

 

「ふ、ひゃんっ……♥ あらら、おちんちんぐったりされているのに……」

「……なぁに、まだ2回目さ」

「欲張りさんですね……そういう、プロデューサーさんも、好きですけど」

 

 おっぱいを揉まれながら、プロデューサーさんったらがっついて子どもみたい、と心のなかで思うだけでだいぶ鬱憤がすっきりしています。こんな気分ですりすり優しくいやらしく触られてたらたまらないじゃないですか。何度かおっぱいを下からたぷたぷされて、てっぺんのほうをきゅっとつままれたり弾かれたり。乳首がぴょこんと大きくなってきちゃいます。

 

「エッチな体にされちゃいましたね? 私にそんなつもりなかったんですけど……」

「よく言う……言うようになったなぁ」

 

 からかわれそうだったので先手を取って口に出すと、甘くて苦い笑いを向けられてまたあそこがきゅんとします。お返しに、とプロデューサーさんにまたがって、おちんちんに私のあそこをこすりつけてあげるとすぐにぐぐっ、むくっ、むくっと大きく復活します。後戯どころではありません。

 

「きゃっ……♥ つけてても、できちゃいそうな気分です……」

「怖いこと言うなよ」

「怖い、なんて思えなくなっちゃえ」

 

 こんどは私があお向けにされて、あらためてあそこの入り口に亀頭が押しつけられます。にゅるっ、にゅるっとこすられて物欲しい気分にさせられてから正常位で挿入。

 

「っん、ふ、あっ、あぅ、んんっ……♥」

 

 入れられるとき、いつもお腹をぐうっと押しこまれて苦しいんですけれど、それでももっとしてほしいってぐらい気持ちいい。バレエのレッスンだってハードですけど楽しいときは時間が来ても気づかないふりで周りの人から止められるまで続けていて、それとなんとなくだぶって感じられます。エッチのほうがずっといやらしいんですけど。

 

「あや、せ……くっ、お……っ、しま、る……!」

「はぅ、ほぁっ、はぁっ……あああっ!」

 

 宝船より負担の少ない体位のはずですが、それ以上にぱんぱんって勢いよく出し入れされて、奥をごつごつ突かれて、動かれて動いて、すぐイッちゃいそう。プロデューサーさんの動きにつられてあそこをきゅっきゅっきゅって反応してしまいます。やり返すように、おちんちんがぐっぐっと膨らんで、私のおまんこをごりごり押し広げます。

 でも、もう、イきそうです。私だけじゃない、プロデューサーさんもです。あそこの中でおちんちんがぴくぴく震えて、びくびくって精液が……ゴムごしでもわかっちゃう……私も合わせてあそこをきゅううっと締め付けます。

 

「す、ご……っ! くふ、うぅ、ふっ……!」

 

 プロデューサーさんが限界までこらえた、不意に動きを止めました。どくんどくんっ、とおちんちんが震えるのも感じました。ゴムに遮られて子宮に届くことはないんですけれど、お腹の奥にじわぁっと幸せな感じが広まって、まるで射精されたみたいで、しばらくイッたんだかまだイってるんだかという心地でぼうっとしていました。私も、きっとプロデューサーさんも。

 

※

 

 

 

「レッスンルームで……みたいなムチャは、これからほとんどしないようにします」

「……ほとんど、って」

「たまに、だったら……子どもに戻ってもいいんでしょう?」

 

 ホテルのお風呂で汗を流したあと、お互いこれからもう少し自重するように話し合いました。

 

「なぁに、ムチャはしませんって。これからも、末永くのお付き合いをお願いしたいのでっ」

 

 これからも、にしつこいほどのアクセントをこめると、プロデューサーさんに苦笑いされてしまいました。子どもみたいですか?

 でも私、もうそのぐらいでヤキモキしたりしませんよ、たぶん……きっと……まぁ、なるべく。

 

(おしまい)

 


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