オークの国オルクセンの国王とグスタフと闇エルフ族の部族長ディネルースの初夜を描いた短編です。
オークの性交の特徴とは…?
グスタフと初めて褥(しとね)を共にしたときは、それはもう大変だった。
国王官邸のグスタフの豪壮ではあるけれど華美ではない寝室、その天蓋付きの大きなベッド。
そこにいわゆる"お姫様抱っこ"で運ばれてきて、私、闇エルフ族の部族長にしてアンファングリア旅団の旅団長でもあるディネルース・アンダリエルは、まるで壊れ物でも扱うようにぎこちなく慎重に横たえられた。
お互い、こういうことには慣れてないのでとりあえずそれぞれ自分の服を脱ぐ。
こうなるのを期待して(覚悟して)いたので、下着はできるだけフリルとレースをふんだんにあしらった、女性的で扇情的なものを身に着けておいた。
ぎこちなく唇を重ねて、意を決してお互いの舌を出し入れしたりして、それからお互いの身体を触り合ってなんとなく前戯みたいなことをした。
初めてなのでどこをどう触ったら牡が悦ぶのかよくわからなかったし、私の身体のあちこちをまさぐるグスタフの指づかいもそれはぎこちないものだった。
それでもグスタフの太い指で乳房をまさぐられるのは気持ちよかったし、お返しにグスタフの男性器のあたりを触ってあげると「うっ」と小さな声をあげたりして可愛かった。
そして・・・次第にグスタフの男性器が勃起してきて・・・それまで怖くて直視しないようにしていたのだけど、意を決して見たそれは・・・想像を超える大きさで、そして想像を超えて禍々しい異形なカタチをしていた。
えっ!?なんだあれは…!??? 長くて、先端が螺旋状になっていて…え!?ドリル????
あ…あんなものが本当に私に入るのか!?????
勃起したペニスを見て固まってしまっている私を見て、グスタフは、何というかすごくしょんぼりした声を出した。
「な…、だからオークとの性交は難しいんだ… ディネルース、無理はしなくていい。私の気持ちを受け入れてくれただけで、私はうれしい。今日はここまでにして、そ…その、手をつないで寝るだけでも」
「い、いや、大丈夫だ!初めてだからちょっと驚いただけだ!!」
慌ててグスタフの言葉を遮る。
せっかくの初めての夜なのだ。こんなところで終わらせてはなるものか。それに…ここで終わってしまったら、きっとお互いに気まずくなってしまう。
私は自分を鼓舞するためにも少し強い声を出した。
「グスタフ!」
「お、おう」
「何事も最初からうまく行くとは限らない。…でも、私は貴方を受け入れたい。二人で力を合わせて、一緒にがんばりましょう!!」
「お…おおぅ!」
何というか、後から思うと、男女の睦言っぽくない、全然艶っぽくないセリフだった。…でも私達にはふさわしい言葉だったと思う。
それから一生懸命ぎこちないキスをして、グスタフは私の女陰をこわごわと触って、私もがんばってグスタフのソレを口に含んだりした。すごいがんばった。
口の中にグスタフの先走りの汁の味が広がって、変な味だったが、愛おしい牡のそれはぜんぜん厭じゃなかった。
でも舌を這わせるとそれは、本当にドリルみたいに捻じれていて、うわーこれが本当に私の中に入るのか・・・
「ディネルース」
グスタフが、切羽詰まったような声を出した。
「そろそろ、いいだろうか」
「う、うん」
グスタフは私の上に覆いかぶさると、男根を私のあそこにあてがった。
いよいよだ。ディネルース、覚悟を決めろ。女を見せろ。
「痛ッ!?あ、いた、いったーいっ!!!!!」
覚悟を決めていたのに、グスタフが腰を進めて男根を挿入すると、破瓜の痛さに思わず声が出た。
「だ、大丈夫か!?ディネルース」
慌ててグスタフが腰を引こうとする。
「だ、だいじょうぶだから・・・そのまま・・・」
「だ、だが」
「おねがい・・・そのまま・・・でも、ゆ、ゆっくりおねがい・・・」
「う、うん。わかった」
グスタフが気遣いながらゆっくりと逸物を私の中に進めてくる。うわぁ、入ってくるの…わかる。
痛かったけど、もう処女膜が破れてしまったのはわかった。ここで退くわけにはいかない。それに痛いけど、愛する牡を受け入れられた悦びもあった。
「お、奥まで…挿入った」
グスタフのペニスが私の身体の奥底、子宮口まで到達したのがわかった。
「ん、グスタフ、ゆ、ゆっくり、動いて」
「す、すまないディネルース」
グスタフが、さっきとは少し違う切羽詰まった声を出した。
「え・・・ちょ、グスタフ、痛ッ! い、痛い!?」
グスタフが、優しいグスタフが、でも痛みに耐える私に気遣うことなく猛然と腰を突き入れてきた。
子宮口に容赦なくペニスを叩きつけてくる。
それから、想像もしていなかったことが起きた。
「え、嘘!? い、痛」
グスタフのペニスの先端が、まるで別の意志を持った生き物のように動いて、そう、本物のドリルのように子宮口をこじ開けて子宮の中に入ってきたのだ。
「~~~~~ッ!!!!」
想像を絶する痛みに、悲鳴にならない叫びが上がる。
そんな私にお構いなしにグスタフは覆いかぶさり、次の段階に移った。
びゅー、びゅるびゅる、びゅー、びゅー
あ、射精した。私の中にすごい量の精液が出ているのがわかる。少し生温かい…? こんな風に出されてるの、わかるものなんだ。
「お、終わった…?」
最後は驚いたけど、愛する牡との行為を無事終えられたのがうれしかった。
でも、終わってなかった。
びゅー、びゅー、びゅー
え、まだ出続けてる?
女陰と男性器のすき間から、子宮から溢れた精液がこぼれ落ちるくらいに大量の精液をグスタフは射精し続けていた。
うそ、これいつまで出るの??
大量の精液でお腹が張って痛いくらい。
「うっ、うっ、すまない…ディネルース」
どぷっ、どぷっ
グスタフはまだ射精し続けている。途中から出る精液の質が変わったのがわかった。何というか、最初の射精がさらさらの液体だとしたら、いま出てる精液はまるでゼリーみたい・・・?
グスタフは私を離すまいと必死になって抱きしめる。
そこで私は異常に気が付いた。子宮に大量に注がれた精液が、流れていかない…? 最後に出たゼリー状の精液が子宮口に蓋をするみたいになっていて、精液が流れ落ちるのを塞いでいる??
お腹は、まるでもう子を孕んでしまったみたいにパンパンでぽっこりしている。お腹が破裂しそう。
うそ、これ・・・どうなっちゃうの???
苦しいけど、頭がおかしくなっちゃったみたいに気持ちがいい。
なんかあたまおかしい。このままおなかはれつしたらぜったいきもちいい。すごい。もっと。もっと。もっと!!!
私は絶頂して何かわけのわからないことを考えていた。
…ようやく射精が終わった。グスタフの男根が力を失って、にゅるりと女陰から押し出される。
グスタフは愛する牝の腹に大量の射精をして想いを遂げた満足からか、ベットに突っ伏してハァハァしている。
でも、私のぽっこりお腹はそのまま。怖くなってきた。
おいこら、グスタフ起きろ。起きて何とかしろ。これどうなっちゃうの、どうなっちゃうの~~~!?!?!?
…あとで聴いた話によると、これがオーク族の性交の有り様であるらしい。
生殖器の先端で子宮口をこじ開けて、子宮に直接射精して、射精の最初はサラサラ精液を出して、終わり際になってくるとゼラチン質の精子で子宮から精子がこぼれないように蓋をする。
私は起きたグスタフにさんざん苦情を申し立て、グスタフは平謝りに謝り、それから仲直りしてキスをした。
しばらくしたら子宮口を塞いでいたゼラチン質の精液は溶けて流れ落ちて、そうしたらぽっこりお腹も元に戻った。良かった。
なるほどな~、これからグスタフと情を交わすときはこうなるのか。いろいろ覚悟して…対策とかも考えなければ。一回の情交でグスタフが射精した精液、女陰からこぼれた精液だけでシーツがおねしょしたみたいにびちゃびちゃになったし。
私の破瓜の血も、精液の池でにじんでしまったくらい。
朝になったら、官邸付きの者たちはいろいろ察するだろう。でも、まあ、大丈夫か。官邸勤務に選ばれてるのは、みな口が堅い者ばかりだ。
…隣でグスタフが静かな寝息を立てている。私は愛する牡の頭を軽く、優しく撫でた。
それにしても、初めて"女の悦び"を体験したが、すごかった・・・想像していたのとだいぶ違ったけれども。でも厭じゃなかった。
これから慣れていかなくてはならない。
愛する牡と共に歩んでいくために。共に…白エルフ共に復讐を果たす日のために。