※必読※

・リク受け付けてません。

・if、パロの詳細は前書きに記載します。が、基本大枠の設定はタイトルに記載します(例:【奴隷if】)
あと基本作中で説明できるものについては記載しないです。

・一話一話繋がっていない&オリ主別人ですが、繋がっている場合は前書きに記載します。


□■□


頭を使わずに書くR18短編集。

俺くん×キャラのみ。基本純愛。
if、現パロ、ヤンデレその他ごった煮。

自分の性欲以外に配慮していないので、合わないと思ったら即座にブラウザバックをお願いします。

基本モネ様お相手になる予定ですが、カリファ、しらほし相手の短編も執筆予定があります。

別連載のワンピ長編に注力しているので、こちらの更新頻度はかなり低いです。ご理解ください。


P.S.作者の性癖は疑似産卵とおもらしと奴隷ネタです。




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気が狂ったので5時間で書きました。
また気が狂ったら本番も書きたいです。

男女R18二次創作は初めて書きましたが、お気に召しましたら幸いです。





【奴隷ネタ】天竜人の俺がモネにフェラしてもらう話

 

 転生したら天竜人だった。

 

 前世の“俺”に関する記憶はほとんど無いが、知識や社会常識といったものは鮮明に残っているので分かる。

 天竜人であるということはつまり、俺はワンピースの世界に転生したのだ。

 

 ワンピースが好きだったということは覚えているので嬉しい。

 とんでもない没落が確約されている感は否めないが些事だろう。没落までの間楽しんで、没落したら命の危険が及ぶ前に身分を隠してどこかに逃げればいい。

 まぁ東の海(イーストブルー)とかなら治安もいいし気のいい人も多そうだし何とかなるだろ。多分。

 

 かくして天竜人としてのびのびと過ごしながら十八歳になった俺は、CP0を二人だけ連れて各地をぶらぶら旅するようになった。

 大量に連れてったら小回りきかないし、非加盟国とか行ったとき不慮の事故(・・・・・)で死ぬリスクが高まる気がしたし、何より一々仰々しい土下座されても目障りだからある。

 

 そういう感じで旅をしていたら、なんか少女を二人拾った。

 見覚えのあるような気がしないでもないボロボロの女がこき使われていたからついていったら、まあ酷い環境でこき使われていたのだ。しかも屋内に偵察に行ったCP0が言うには人質扱いの妹もこき使われているらしい。可哀想に。

 

 ということで、憐れに思ったので助けて奴隷にしたわけだ。

 

 あんなガリガリボロボロの未成年二人では何の頼りもなしには生きていけないだろうし、奴隷として飼えばある程度の環境は約束してやれる。

 そう思ったから二人をこき使っていた奴らを全員CP0に惨殺させてから二人に「俺天竜人だからさ、君らのこと飼ってあげるね」と言ったのだが、二人が怯えていたのは何故だろうか。俺の笑顔怖かったかな。

 

 そんなことを考えて首を傾げながら船に乗り帰る最中、二人に名前を訊いた俺は目を見開くことになった。

 なんと二人は『モネ』と『シュガー』と名乗ったのである。

 

 ボロボロのガリガリな上原作登場時より一回り若いから気が付かなかったが、言われてみれば確かにモネとシュガーだ。

 

 じゃあこれって救済か?

 折角助けたのに死なれるのは嫌だし、一応原作で死ぬくらいの時までは飼ったままでいるか。

 

 ということでマリージョアに帰った後はせっせと食事を摂らせ運動させ勉強させ早寝早起きを心がけさせ……と至って健全に過ごしたし、そのお陰もあってか少しずつ二人の信頼も得られてきたような気がしていた。のだが。

 

 ある日二人を散歩に付き合わせているとき、俺に対して、昔よりずっと健康的になった顔色で昔よりずっと朗らかに笑うモネを見て、俺は気がついてしまった。

 

 あ。俺、モネのこと好きだ。

 

 モネにずっと一緒にいてほしいし、モネを幸せにしたいし、モネには笑顔でいてほしい。

 

 だからモネの十八歳の誕生日の翌日、モネを妻にした。

 

 やはり幸せになる上で権力は大切だと思ったのである。

 生まれが下々民であることにも関わらず正式な妻として扱うので周りから多少差別されることはあるかもしれないが、それはそれ。

 俺が全力で叩き伏せれば済む話だ。

 

 ……しかし、「君を妻にしたい」と言ったらモネの表情が曇ったのは純粋に悲しい。

 好きでもない男との結婚は嫌だったのだろうが、こんな形で脈ナシを実感したくはなかった。承諾したのも奴隷と天竜人という関係性ありきだろう。

 

 なんてしょんぼりしつつも欲には勝てず。

 せめて形式だけでも夫婦らしさが欲しくてその日中に寝室を同じにしたのだが、これくらいは許されたい。

 

 ──と思っていたら、その日の晩にモネが俺に跨ってきた。

 

 は??

 

 『え、これもしかして本当は両思いだった?』などという淡い期待を抱いたのも一瞬、モネの口にした言葉に俺は絶望することとなる。

 

「私が満足させますから、妹は……シュガーは、どうか見逃してください」

 

 ……。

 …………。

 …………はは〜ん。

 

 なるほど理解した。つまりモネは『妻(性欲処理係)』に任命されたと思っているらしい。

 まあ天竜人が下々民に言う“妻”は普通その認識でほぼ間違いないからね、仕方ないね。

 

 けど俺の築いてきた信頼値が求婚一つでリセットされたのはショックだなぁ。

 

 しょんぼり度を増しつつ勘違いを解消しようと口を開いた俺は、しかしはたと動きを止めた。

 

 ……一夜の夢くらいなら、許されてもいいのでは?

 

 男という生き物は──いや、天竜人だからか? 

 とにかく理由が何にせよ俺という生き物は欲に弱く、気が付いたらモネの懇願に「いいよ」と返答してしまっていた。

 終わったら事情を説明するから、今回だけは許してほしい。多分無理だろうけど。

 

 

 □■□

 

 

「最初に言っておくけど、今後は敬語禁止で」

「え? で、ですが……」

「妻なんだから敬語使ってたらおかしいでしょ」

「……ええ、分かり……分かったわ」

「ん、ありがとう」

 

 拒否されていたら脈ナシ度が増して死ぬほど萎えていただろうから、了承してもらえてよかった。

 

 いやまぁ、状況だけ見ると妹を人質にしてタメ口で喋るよう命令した頭のおかしい天竜人なのだが。

 

「じゃあまずは上脱いで、咥えて」

 

 そう告げるとモネは一瞬肩を震わせて、それから覚悟を決めたような表情で上の服を脱いだ。

 

 ……デッッッ………………。

 

 改めて見てもやはりデカい。

 原作に比べれば小さい気がしないでもないが、これできちんとした食事を摂らせはじめて半年程度だというのだから恐ろしい。伸びしろ(ゆめ)が大きすぎる。これが“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”か。

 

 どこか遠くを見ながら──いや目はモネの胸に釘付けなのだが──そんなことを考えていると、モネが俺のズボンとパンツを一緒に下ろして局部を露出させてきた。

 

 けれども飛び出た俺のちんちんはしなしなである。

 自分で思っていた以上に脈ナシ(しつれん)が心にキていたようだ。

 

 困ったな。どうせならもうちょっとテンション上がった状態で咥えてほしいんだけど……。

 

 ──と、ふと俺は考えた。

 

 これで最後になるなら、おっぱいも堪能しておきたい。

 

 俺の局部に手を伸ばすモネを静止した俺は、「やっぱ先に仰向けに寝っ転がって」と頼んでから彼女に跨る。

 

 モネにとっては命令なのだろうそれに大人しく従った彼女に更にちんちんがしょんぼりしそうになるが、気を取り直して眼前のおっぱいに意識を集中させた。

 

 最初で最後なのだから、思い残しのないようにしなければ。

 

 無防備な状態からか少し恥ずかしそうに顔を赤らめる彼女の胸に両手を伸ばし、痛みのないよう柔く揉みしだく。

 

 

 ……。

 …………これがワンピースか……………………。

 

 

 

 柔らかい。のに適度に弾力がある。

 あとモネの顔の赤みが増してるのもエロい。

 

 暫くは俺を天竜人にしてくれた神に感謝しながらもちもちおっぱいの触り心地を楽しんでいたが、そろそろモネの感じた顔が見たくなった俺は、一旦モネの胸から手を離した。

 それから先程モネが脱いだ薄手のシャツに手を伸ばすと、胸部を隠すようにそれをモネに被せる。

 

 不思議そうに胸部のシャツを見るモネをよそに俺は手を両の乳首へと伸ばすと、布越しに、あくまでも乳首の形に沿わせる程度の強さで、モネの乳首を掻くようにカリカリと擦った。

 

「ひあっ!? ッぁ、っは、ぅうっ……♡」

 

 油断していたのだろう。

 大きな嬌声をあげたモネは、しかしすぐに声を抑えてしまって。

 

 ……「声を抑えるな」と命じるのは簡単だ。

 しかし、それは夫婦らしいイチャラブえっちとはかけ離れているし、何より男としてのプライドが許さない。

 

 俺は乳首を擦る力を乳首の先に軽く触れるくらいに弱めると、先程よりも速くモネの乳首を刺激した。

 

「ッあ♡ っひ、ぁ、っん、ッあ、待っ、んぅ……ッ!?♡」

 

 と、不意にモネが自身の腕で目の辺りを隠してしまって。

 

「モネ、顔隠さないで」

「……」

「モネ」

 

 一度何か言いたげにぱくぱくと口を開閉していたモネは、しかし俺の二度目の呼びかけで観念したらしい。

 腕をよけた先にある顔がりんごのように赤く染まっているのには当然興奮したが、その視線を追ったの先にあったのは俺の陰茎で。

 

 先程とは違い半勃ち状態のソレから目を離すことができないままふるふると唇を震わせるモネに、形容し難い感覚が背筋を走った。

 

「……コレ、気になる?」

 

 そう問いかけるとモネはぴくりと肩を震わせて、俺の方を見上げて、それから恥ずかしそうにきゅっと唇を結んで、僅かに頷いた。

 

 俺はモネの反応に上がる口角を隠そうと隠そうともしないままモネの上から退いて上半身を起こさせると、握ったモネの右腕を俺の陰茎へと誘う。

 

「触ってみていいよ、ホラ」

 

 こんなこと言って握り潰されたらどうしようかという若干の心配がなかったわけでもなかったが、モネは恐る恐るといった様子で、寧ろもどかしくなるほどの力で俺の陰茎に触れてきて。

 

 まず亀頭にちょんと触り、自分で触っておきながら驚いたように手を引き、また亀頭を人差し指の腹でほんの僅かに撫で。

 かと思えば今度は人差し指でふにふにと陰嚢を柔く押し。

 そのまま勃ちあがった陰茎の裏スジをつうと指でなぞられた辺りで限界が来た俺は、衝動のままにモネの右手首を掴んだ。

 

「きゃっ!?」

 

 緊張状態のまま俺の陰茎に触れていたモネはひどく驚いたようだったが、今はモネに気を回すほどの余裕がない。

 

「ごめん、もう咥えてほしい」

 

 俺が余裕をなくしていることに気がついたのだろう。

 モネは一瞬目を見開いたが、一瞬視線を彷徨わせてから、また頷いた。

 

 モネは少し後退すると、伏せるように俺の陰茎へと顔を近づける。正直この光景だけでも全然エロい。

 

 しかしそんなモネが俺の陰茎に手を伸ばすのを一旦制止した俺は、俺を見上げるモネへと口を開いた。

 

「全部教えてあげるから、ちゃんと覚えて」

 

 これは俺色に染めたい的なアレが半分、万が一にも過去の男の影が見えたら嫌だというのが半分だ。器が狭いとか言うな。

 

「ここと、ここと、ここが、俺の好きなとこ」

 

 亀頭、カリ首、裏スジを順に指で示す。

 

「覚えた?」

「……ええ」

「じゃあ順番にキスして。挨拶するみたいに」

 

 そう告げると、モネは返事の代わりに、言った通りの順にふにふにとした柔らかい唇を触れさせて。

 次はどうすればいいのかと言わんばかりに俺を見上げてくるその瞳は純朴な少女のようで、今の状況との対比がどこか倒錯的だ。つまりエロい。

 

「あー……。……次は、まず好きなようにやってみていいよ」

 

 正直ギリギリだが、今咥えさせたら童貞もビックリの早さで射精することが分かっていたのでそう言った。

 

 するとモネは少し悩んだようだったが、まず根本から舐めあげるように、つうと舌先で裏スジをなぞった。

 辿り着いたカリ首をそのまま擦るように柔く、やはり舌先で何度か舐めると、最後に亀頭の鈴口でない部分をぺろぺろと舐めて。

 

 ……やばい。

 三擦り半を避けようと思って言ったのに、想像以上にエロい。

 

 何だろうな。この、何も知らない幼女にエロいことさせてる感じは。

 いや俺はロリコンではないけど、モネの持つ少女性というか、純真さというか、そういうのを今のからもの凄く感じちゃったのだ。やばい。

 好きな女の子が不慣れ感丸出しでちんこ舐めてきたら興奮するに決まってるだろ。

 

「……は〜…………!!」

 

 自分を落ち着かせようと深く息を吐くと、モネは怯えたように肩を震わせた。

 

「あ、も、申し訳ございません! 私、何か失礼を……!?」

 

 しまった、怯えさせてしまったようだ。

 

「違う違う、ごめん。ちょっとその、深呼吸みたいなことしただけ」

 

 反射的にだろうが敬語に戻ったモネに、出来る限り安心させるような声色でそう誤魔化すと、モネは明らかにホッとしたような表情になった。

 

 ……やっぱりモネにとってこれは天竜人への奉仕でしかないんだよなぁ、とか考えたらちょっとちんちんしょんぼりしちゃった……。

 まぁこの状況じゃ結果オーライか、ハハ。

 

「でも、ちょうどいいからそろそろ俺の言うやり方でやってみよっか」

 

 内心で涙目になっていることを悟られないよう、俺はモネに亀頭を咥えるように指示をする。

 

「歯は立てないでね」

 

 そう付け加えるとモネは少し緊張した様子で、命じられたままに包み込むように俺の亀頭を咥えた。

 その温度に、僅かに触れる舌に、先程失われた熱が戻ってくるのを感じる。

 

「……舌全体使ってカリ首擦って」

 

 頭が茹だっていくのを感じながらそう言うと、モネは言った通りににゅこにゅこと舌を動かして。

 

「ッう、わ……あ゙ー……いい、感じ。

 そ、のまま、根本(ねもと)の方(ほう)、手で上下に扱いて」

 

 モネは丁寧に、沿わせるように俺の陰茎をてのひらで包み、上下に擦る。

 

 ……モネが不慣れでよかった。舌か手の動きがもう少し速かったらもう出てた。

 

「……ストップ。一旦口離して」

「……?」

 

 そうモネを静止したのは、射精しそうだったからではない。

 

 俺はモネに一度俺の上から退くよう言ってベッドのへりへと腰掛けると、手招きでモネを呼んで、言った。

 

 知能指数を下げ続けながらも、強い意志をもって忘れかけていた欲望を思い出したからである。

 

「胸でちんこ挟んで、擦って」

 

 ──そう、パイずりだ。

 

「……………………っな、え、……〜〜っっ!?」

 

 俺の言葉にぽかんと口を開いたモネは、数秒遅れて言葉の意味を理解したらしい。

 顔を真っ赤にしてはくはくと口を動かしていたが、諦めたのだろう。うつむいて俺の方から真っ赤なままの顔を逸らすと、その豊満な胸で俺の陰茎を包んだ。

 

 吸い付くようなもちもちのおっぱいが俺のちんこを柔らかく包み、それを両側から抑えたモネが一生懸命に体を上下に動かす。

 

 その光景があまりにもエロくて、俺は興奮のままに、勃ちあがったままのモネの乳首を親指の腹ですりすりと擦った。

 

「ッひっ♡」

「こら、動き止めないで」

「は、い……ッ♡ぁうッ、っは、ん、ッあ、ぁッ♡」

「ッ、そのまま、口で亀頭咥えて」

「ッえ、ぁッ♡……っは、む……っ♡♡ん、ぅゔッ、っ、〜ッ゙♡♡」

 

 勃ちあがったままの乳首を弄って、揺れる乳房(ちぶさ)に自身を包まれて。

 限界が目前まで来た俺は、切羽詰まっているのを隠すこともできないままモネに言う。

 

「っ、咥えたまま、鈴口、ッあー、精液出るとこ、舐めて……!」

 

 少し戸惑ったように、しかしモネが俺の鈴口を舌の先の方でちろちろと舐める。

 

 やばい。

 もうモネの乳首を弄る余裕すら無い。

 

「っぐ、もう、出る……っ」

「ッん゙、〜〜〜ッッ゙!」

 

 俺はモネの乳首から離した両手でモネの口頭部へと手を伸ばすと、モネの喉奥へと精を吐き出した。

 

 突然喉奥に俺のものを突き立てられ、更にそこに射精までされたのだ。モネは当然苦しそうだったが、ぼんやりとした頭ではそんなことにも気づけない。

 

 俺が蕩けた声でモネに「さっき舐めたところから、精液吸い出して」と言うと、モネは苦しいだろうに逆らわずにちゅうちゅうと俺の鈴口を吸って。

 

 あ〜、気持ちいい…………。

 

 ……。

 …………。

 ………………。

 

 ……これが最初で最後なんだと思ったら、なんか急に虚しくなってきたな……。

 

 悲しい哉、これが賢者タイムというものである。

 

「モネ、ありがとう。もういいよ」

 

 俺はそう言ってモネに陰茎から口を離させると、手招きしてモネをベッドの上へと上がらせた。

 

 ……本番までする予定だったが、もう到底そんな気分ではない。

 

 しかし本番までするのだと思っているのだろうモネは、緊張した面持ちで俺を見上げていて。

 

 俺はそんなモネの肩と後頭部を軽く掴むと、一瞬、触れるだけのキスをした。

 

「……ぇ」

「ごめん」

 

 何が起こったか分からないという顔で呆けた彼女に、俺は勢いよく頭を下げる。

 天竜人(おれ)にキスされたと理解した時の彼女の顔を、見たくなかった。

 

「最初から、シュガーを──いや、モネ以外の相手を、妻にするつもりなんてなかった。

 俺は君を正式な妻として迎えたつもりだったけど、君はそうだと思ってないことに気付いてた。

 でもその勘違いを利用してでも、一回だけでもいいから、君とそういうことがしたいと思って……謝って許されることじゃないけど、ごめん」

 

 ……返事はない。

 

「…………説得力ないかもしれないけど……本当はただ、君が困らないだけの色んなものをあげられたらと思って、それで妻っていう地位をあげられればそれでいいと思ってた。

 君が嫌なら……ああいや、嫌って言えないだろうから今後は寝室も分けるし、君が許可しなければ触れることもしないし、資産も勝手に使ってもらっていいし、その……願いがあれば、何でも叶える」

 

 一言も発さないモネに焦り冗長な謝辞を並べ立てるが、やはり返事はない。

 

 いよいよ緊張状態がピークに達した俺は恐る恐るモネの表情を覗き込んで、ぴしりと固まった。

 

 モネは顔を茹で蛸のように真っ赤にして、両の手で頬を覆いながらショートしていたのだ。

 

「……も、モネ……?」

「…………っ、〜ッ……!!」

 

 呼びかけてもモネは何も言わない。というか言えていない。

 状況を呑み込めていない俺が何もできずに困惑していると、モネは漸く小さく口を開いた。

 

「……こっ、ここ……」

「?」

「言葉足らずにも、程があるでしょう……!」

「…………へ、」

 

 潤んだ瞳で俺を見上げてくるモネに絞り出すやうな声でそう言われて、思わず間抜けな声が出た。

 

「……いや、その……『妻にしたい』って言ったら嫌そうにしてたから、理由を言い出せなくなっちゃって……」

「そっ、れは、……あなたが優しかったのは、私達のことをそういう目で見てたからってだけなのかと思って、それで、」

 

 ?

 

 ???

 

 ?? 分からん。

 何も分からない。

 

 なんか分かりそうになると俺に都合のいい答えしか出てこない。脳みそ遂に壊れたかな。

 

「っあ、あなたは、結局私のことをどう思ってるの!?」

「それは……さっき説明した通りだよ」

「〜ッッ!」

 

 そう言うと、モネは初めて俺に対して拗ねたような顰めっ面をした。えぇ……??

 

「……って、言われてない……!」

「え?」

「ちゃんと『好き』って、言われてないもの……!!」

 

 …………。

 …………………………。

 

 ……………………ぱぇ…………??

 

 

 一瞬宇宙の真理を垣間見かけたが、頭(かぶり)を振ってどうにか冷静さを取り戻す。

 

 僅かに冷えた頭で、しかしモネと同様に茹だった顔で、俺は動かない舌を全力で回して言葉を発した。

 

「……好きです。

 ……俺の、奥さんになってください……」

 

 その言葉を聞いて真っ赤になったモネは、しかしこれまでで一番幸せそうな顔で、笑った。

 

「ええ。私も、あなたが好き」

 

 

 

 

 

 

 

 ──この後事の顛末を聞いたシュガーに「お姉ちゃんを泣かせるなんてありえない、死んで」と害虫を見るような冷たい眼差しで詰られ数時間謝罪し続けることになるのは、また別の話である。

 

 

 

 

 


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