混沌極まるゲヘナにおいて、トラブルは日常茶飯事であり、それに追われる風紀委員長のヒナは、常に多忙を極めるワーカーホリックである。
「ありがとう先生。お陰で仕事が早く片付いたわ」
そう言って、疲労混じりの笑みを浮かべるヒナ。よく見ると目元に隈があり、あまり寝ていないようだ。
「お疲れ様、ヒナ。今日はゆっくり休んでね」
ヒナを労うと、先生は彼女の頭をそっと撫でた。
すると、ヒナは気持ちよさそうに目を細めた後……先生の胸に顔をうずめてきた。
「先生……先生のお陰で、明日1日、時間が空いたの」
ヒナは、先生の胸に顔を埋めたまま、そう呟く。先生はそんなヒナの頭を撫でつつ、優しく言葉を返した。
「それじゃあ、この後」
「……うん。待ってる」
ヒナと約束を交わし、先生はゲヘナ学園を後にした。
夜、先生はヒナの部屋を訪れる。呼び鈴を鳴らし、少し待つと、扉に近付く足音が聞こえた。
扉が開き、中から部屋着のヒナが顔を覗かせた。
「いらっしゃい。先生」
柔らかな笑みを浮かべ、先生の背に手を回し、ギュッと抱き締めるヒナに、先生もまた、ヒナを抱き返して応えた。
先生と生徒の立場であり、ヒナは風紀を守る立場でもある。
しかし、この時だけは、1人の少女として、先生に甘えるのであった。
先生の胸に顔を埋め、その温もりを堪能するヒナ。先生はそんなヒナの頭を優しく撫で、彼女の気が済むのを待った。
やがて、ヒナは顔を上げ、先生を見つめると、そっと目を閉じた。先生はそんなヒナに顔を近付けると……
「んっ」
そっと唇を重ねた。柔らかな感触を、互いに堪能する。少しして、唇を離すと、ヒナは先生の腕の中で身じろぎした。
「先生」
「うん?」
「……ごめん。我慢出来なくて。中に入って」
「お邪魔します」
ヒナは先生を家の中に招き入れた。そして、ソファーに腰掛けた先生の隣に座り、その手を取った。
先生の手を自らの頬に当てる。そして、幸せそうに微笑んだ。
ヒナの好きにさせる先生。ヒナは先生の手をそっと頬から離すと、今度は自分の胸に押し当てた。
柔らかな感触が、ヒナの心臓の鼓動が、手の甲を通して伝わってくる。早く、そして強く鼓動する心臓の音が、ヒナがどれだけ緊張しているかを物語っていた。
先生の手を握るヒナの手に、力が込められる。彼女が何を望んでいるのか。そんな事、分かりきっている。先生は、ヒナを抱き寄せると、そっと唇を重ねた。
何度も、何度も。
2人は互いの存在を確かめるように、唇を触れ合わせる。触れる程度のキス。しかし、2人はそれで充分だった。
やがて、互いに顔を離すと、先生はヒナを再びギュッと抱き締めた。ヒナも先生に強く抱きつく。
ヒナの髪が、ヒナの匂いが、先生の鼻腔をくすぐり、脳を痺れさせる。
ヒナは頬をすり寄せ、猫のようにマーキングする。先生は、ヒナの頭を撫でながら、彼女の好きにさせた。すると、ヒナは先生の胸に顔をうずめ、深呼吸をした。
「先生の匂い……凄く落ち着くわ」
「そうなんだ」
「……うん。好き」
ヒナが顔を上げ、先生に微笑みかける。そんなヒナの笑顔に、先生は微笑んだ。
「私も大好きだよ」
「……嬉しい」
ヒナは先生の言葉に微笑むと、先生の首に腕を巻き付け、抱き着いた。
「好き……大好きよ、先生」
「私もだよ。ヒナ」
先生はそう言うと、ヒナと唇を重ねた。唇を合わせるだけのキスから長く、交わるようなキスへと変わる。
「んっ、ふっ……んんっ」
ヒナの口から吐息が漏れ、口の端から涎が垂れる。しかし、そんな事は気にならないのか、先生はヒナの唇に吸い付き、舌をねじ込んだ。
「んっ!! んんぅっ!!」
ヒナの口からくぐもった嬌声が漏れる。先生はヒナの口内を舌で蹂躙すると、そのまま顔を離した。2人の間に、透明な橋がかかる。
「はぁ……はぁ……」
荒い息を吐くヒナ。顔は赤く染まり、目は蕩けている。口元から垂れる涎を手で拭い、ヒナは先生の首元に顔を埋めた。
「先生」
「うん?」
「私……今、凄く幸せ」
「……そっか」
「先生は?」
ヒナが顔を上げ、問いかける。先生は優しい笑みを浮かべて答えた。
「幸せだよ」
そう答えると、ヒナは嬉しそうに微笑み、再び先生を抱き締める。
先生はそんなヒナの頭を撫でながら、彼女の温もりを感じていた。
「……先生」
身体を密着させながら、ヒナは先生の耳元で囁きかける。
「今日は……その……こうして先生の体温を……直に感じたいの」
ヒナはそう言うと、潤んだ瞳で先生を見上げ、静かに目を閉じた。
「……分かった」
先生はヒナの意図を汲み取り、服を脱がせる。ヒナは抵抗せず、されるがままになっていた。
「下着も?」
「うん」
先生はヒナの服を全て脱がせ、一糸纏わぬ姿になったヒナを抱き締める。そして、再び唇を重ねた。舌を絡ませ合い、互いの唾液を交換する。
太腿の上に跨り、ヒナの秘部から湿り気を感じた。キスだけで感じているようだ。
「先生……良い?」
ヒナはキスに満足したのか、ゆっくりと唇を離すと、先生の怒張した肉棒に手を伸ばした。
そしてそれを、自身の秘部にそっとあてがい、ゆっくりと腰を落としていく。
「んっ」
ヒナの膣内に肉棒が挿入され、ヒナの口からくぐもった嬌声が漏れた。そしてそのまま、根元まで呑み込むと、身体を小刻みに震わせた。
先生はそんなヒナの背中を優しく撫でると、耳元で囁いた。
「大丈夫?」
「うん」
先生はヒナの腰の付け根にある羽に手を這わすと、軽く撫でた。すると、ヒナの身体が小さく跳ねる。先生はヒナの羽の感触を確かめた後、背中に手を回し、ヒナの身体を抱き寄せた。
ヒナが身動ぐ度に、肉棒に絡まるヒダが刺激し、射精を促す。先生の形に合わせたように絡まるヒナの身体の内部は、先生の肉棒に吸い付き、その形をより鮮明に脳へと伝えてくる。
「先生……気持ちいぃ」
ヒナが蕩けた顔でそう呟く。先生はそんなヒナの首筋に唇を這わせた。
「ん……くすぐったい」
ヒナがくすぐったそうに身をよじる。優しく首筋を吸えば、ヒナは甘い吐息を漏らした。
「先生……ダメ……痕が……」
「ごめんね。ヒナ。ヒナの事を独占したくて」
そう言って、先生はヒナの鎖骨に吸い付いた。強く吸うと、赤い花が咲く。先生が何度も花をつける度に、ヒナは身体を震わせた。
先生の所有物になる幸福感。ヒナは先生の背中に手を回し、強く抱き締めた。
もっとつけて欲しい。いけないと分かっていながら、ヒナは先生に、証を残して欲しいと懇願した。
先生はヒナに求められるまま、ヒナの身体に痕を残す。そしてそれは、徐々に下へと降りていき、やがて胸に到達した。
「あっ……」
先生の唇がヒナの慎ましやかな乳房に触れ、ヒナの口から嬌声が漏れる。
先生はヒナの乳房を優しく揉みしだきながら、もう片方の乳房に吸い付いた。
「んっ……先生……」
ヒナは先生の頭を抱き締め、その愛撫を受け入れる。やがて、ヒナの乳首がピンと立ち上がった。
慎ましやかに主張するそれを、先生は優しく口に含み、舌で転がすようにして刺激を与える。
「んっ……あっ」
ヒナの口から嬌声が漏れる。その声に応えるように、先生はヒナの乳首に吸い付き、もう片方の乳首を爪先でカリカリと削るように刺激した。
「あっ! それ……ダメ……」
ヒナの身体がピクンと跳ねる。左右で異なる刺激に悶えるヒナ。先生はそんなヒナをさらに責め立てた。
「ん……くっ……んんっ」
ヒナの口から嬌声が漏れる。必死に抑えようとするその声を聞く度に先生の興奮は高まり、肉棒の硬度が増し、ヒナの膣内を圧迫していく。
蜜壺からは愛液が滴り始め、先生の肉棒を根元まで濡らし、それでもなお、溢れ出てくる。
二人共に、腰を動かしているわけではない。僅かな身じろぎで、互いの膣壁が擦れ合い、微小な快感を生み出していた。
先生はヒナの乳房に吸い付きながら、右手でそっと羽の付け根に触れる。そして優しく撫でた。
「ぁ……ん……っ」
ヒナの口から甘い吐息が漏れる。先生は羽の付け根を撫でた後、細い腰に腕を回し、ヒナの身体を更に密着させ、その柔らかさを堪能する。
ヒナの吐息が熱を持ち、先生の肉棒を包み込むヒダが蠢き始める。生き物のように蠢くそれは、生殖を促そうと、先生に絡みつく。
身体が、本能が、先生の子種を求めている。
先生の肉棒の先端に何かが触れる。子宮が下り、先生の肉棒と口付けを交わすように、吸い付いた。
子宮の入り口が先生の肉棒で押し広げられ、ヒナは快感に身体を震わせる。先生はそんなヒナを、そっと抱き締めると、耳元に口を寄せ囁いた。
「ヒナ、目を閉じて」
「っ、うん」
ヒナは先生の言葉に頷くと、ゆっくりと目を閉じた。視覚という情報がなくなり、触覚と聴覚を頼りに、ヒナの意識は先生だけに集中する。
「ん……ちゅっ」
先生はヒナに唇を重ね、舌を絡ませる。それだけにとどまらず、両手でヒナの頬に触れたかと思うと、先生の指がヒナの耳を塞ぎ、口内の音を脳に響かせた。
「んっ、ちゅっ、んんっ」
ヒナは目をギュッと瞑り、身体をビクっと跳ねさせる。先生の舌が動く度、ヒナの口からくぐもった嬌声が漏れる。
口付けの音が、口内を蹂躙する舌が口内を通して響く音が。ヒナの脳を犯す。
身体も、心も、先生に染め上げられる喜びに打ち震え、ヒナは先生に身体を強く密着させる。
先生の手が、舌が、口内が、全てが気持ちいい。もっと欲しい。もっと感じさせて欲しい。
ヒナは先生の腰に脚を回し、より深く肉棒を呑み込む。押し広げられていた子宮の入り口が、先生の肉棒を飲み込み、カリが出入口に引っかかる。肉棒が子宮を引っ張る感覚。ヒナはそれすらも、快感に感じていた。
腰を前後にゆっくり動かす。子宮の入り口がカリを刺激し、膣壁が肉棒を擦る。
ヒナの膣内は、もうすっかり先生専用に作り替えられていた。
息継ぎすら忘れ、互いに互いの口内を蹂躙し合う。
ヒナの舌が、先生を求めて蠢く。先生はそれに応えるように舌を絡ませた。
脳が酸欠となり、身体に危険信号を送るも、それすらも快楽へと変換され、ヒナの身体を蝕む。
閉じた瞼の裏で、チカチカと火花が散る。
ヒナの身体の変化に、先生は気付いたのだろう。覆い被さるようにヒナと密着させ、より強い刺激をヒナに与えた。
「んっ!! んんっ!!」
弓なりに身体を逸らし、ピンと立ったヒナの乳首が、先生の胸板に触れ、擦れて、刺激され、唇は塞がれたまま離れる事無く、嬌声はヒナの脳内に響き渡る。呼吸する事すら許されない激しい口付けに、ヒナはついに身体を跳ねさせ絶頂した。
「んっ……んんんっ!!」
ヒナの身体が痙攣する。膣内が収縮し、肉棒を引き千切らんばかりに締め付けた。脈打つように肉棒を刺激される中、先生はそんなヒナの身体を抱き締めると、唇を離して耳元で囁いた。
「ヒナ、愛してるよ」
「っ!!」
大好きな先生からの愛の言葉。ヒナの身体がビクンっと跳ね、一際強く膣内が収縮する。同時に、先生の肉棒から放たれた精液が、ヒナの子宮に注がれた。
「あっ……あぁ……っ」
ヒナは身体を痙攣させながら、その快感を受け止める。先生はそんなヒナの頭を撫でながら、優しく囁いた。
「大丈夫? ヒナ」
「……うん」
ヒナは小さく頷くと、先生の身体に身を預けた。先生はヒナの頭を撫でながら、そっと抱き締める。
「先生……あったかい」
子宮を満たす子種と、先生の肌の温かさに、ヒナはそう言うと、先生の胸板に手を這わせた。先生はそんなヒナを愛おしそうに見つめると、優しく唇に触れた。
「ん……」
触れた唇の柔らかな感触。
余韻に浸る中での口付けに、ヒナは先生の胸に頬を擦り付ける。
「先生の心臓の音……凄く早い」
「それはそうだよ。好きな子とキスしてるんだから」
先生に抱き締められながら、ヒナは嬉しそうに微笑んだ。
「私も同じ」
「そっか」
先生はヒナの言葉に微笑むと、その額に軽く口付ける。そして、ゆっくりと腰を引こうとした先生を、ヒナは腰に回した足をキュッと締めて止めた。
「ヒナ?」
「先生、まだ……ダメ」
もう少しこのままでいたい。ヒナはそう言うと、先生を抱き締める手に力を込めた。
「うん。分かった」
先生は頷くと、ヒナを抱き寄せ、彼女の髪に顔を埋める。
程よく汗で湿り気を帯び、シャンプーと汗の混じった甘い香り。
ヒナもまた、先生の胸に顔を埋め、ほてった体温と心臓の鼓動に耳を傾けながら、その心地良さに浸っていた。
このまま時が止まれば良いのに。
そう思える程に幸せな時間。
明日の休みは何をしよう?
先生と一緒なら、何処でも良い。
ヒナはそんな事を思いながら、微睡の中、先生を抱き締める腕に力を込めた。
「おやすみ、ヒナ」
先生の優しい囁きが、ヒナの鼓膜を揺らす。ヒナはそれに答える代わりに、先生の胸元に頬擦りし、そっと目を閉じた。
明日が楽しみだと、そう考えながら……
評価・感想頂けると凄く嬉しいです。