残業中の先生の元に訪れたアスナ。二人が一線超えるおはなし。

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アスナの純愛イチャラブの供給増えろ祈願。
※本作品はPixivでも投稿しております。


1.生徒を抱いた夜

 その日もいつもと同じように残業していた筈だった。時計の針が22時を指し、この辺りで手仕舞いが出来なければシャーレに宿泊確定なので仕事を続けるかどうか見極める頃合。振って湧いたように片付けても気付けば増えている仕事を、それでもやっつけにならないようにこなすだけの夜。その筈だった。

 

 先生の端末が通知音を鳴らし、モモトークに何か届いたことを知らせてくる。ちょっとした気分転換のつもりで中身を確認すればミレニアムの一之瀬アスナからの連絡。

 

『ご主人様ー、またシャーレの灯りついてるけどまだお仕事?ご飯ちゃんと食べてる?』

『うん、頑張ってる所。ご飯はまだだね……』

 

 なんだかプンスカと怒られそうだな、と思いながら返信するとたまたま近くを通ったから何か買っていく、と有無を言わさぬ調子の返信が届いた。ちゃんと帰って寝て欲しいんだけどなぁ、そう思わずぼやく先生であったが、お前が言うなとアスナ相手に限らず知っている生徒全員から言われるだろうとは考えてもいない。

 

 それから20分ほど経って、再び先生の端末が通知音を鳴らす。アスナの来訪を受付が確認した事を告げるそれが届いて早々に執務室の扉が開いた。

 

「やっほー、ご主人様……頑張り過ぎは良くないね?」

「"やぁ、アスナ。こんな夜中に悪いね"」

 

 部屋に入ってきた制服姿のアスナが少しふくれっ面で咎めるように言う。先生は気まずさもあり苦笑いで誤魔化すと、しょうがないなと言わんばかりに大げさな動作で彼女はため息を付いた。そのまま手提げの買い物袋をガサゴソと手繰ったアスナは、はいこれ、と微糖の缶コーヒーを差し出してくる。

 

「頑張り屋さんのご主人様にはアスナちゃん特性オムライスをぱぱーって作ってあげるから、それ飲んで一休みしててね!」

 

 キッチン借りるよ~、と返事も聞かずにスタスタと調理に向かう背中を見送って、観念したのか先生は缶コーヒーのタブを開けて口を付ける。缶コーヒーらしい、微糖とは名ばかりのあまったるい味が口いっぱいに広がった。書類は片付けないといけないが、ひとまずアスナの心遣いに甘えてこれを飲み干すまではちょっと休もう、そう思って先生はネクタイを緩めて伸びをした。

 

 

 

 先生がコーヒーを飲んだ後、簡単な書類を数枚作った所でオムライスの完成を告げた。アスナの調理は手際が良く、湯気を立てるオムライスと一緒にスープもカップから良い香りを立てていた。デカデカとケチャップで綺麗に♡が描かれたオムライスを差し出すアスナはどうだと言わんばかりに満面の笑みである。

 

「"おぉ、ありがとうアスナ!すっごく美味しそうだね"」

「でしょ?ご主人様に作ってあげたくて結構練習したんだよ!」

 

 先生が褒めると更に笑顔が深まり咲き誇るような喜色で一杯のアスナがさらっと男心をくすぐるような事を言う。真っすぐに飾らず正面からぶつけられる好意にぐらりと内心が傾くのを先生は無理矢理抑え込んだ。いただきます、と言ってからスプーンでアスナお手製のオムライスを口に含むと、チキンライスの香ばしさと被さった卵の柔らかな味わい、そこにケチャップの甘味と酸味が絡み合って調和する。端的に言ってすごく美味しかった。そのまま黙々とスプーンを口に運ぶとぽろりと感想が漏れて出る。

 

『うまい』

 

 思わず自分が先生である事を取り繕い忘れる程度には美味しく、また仕事で疲れていたのだろう。ぽつりと呟いてからシャーレの先生でもあり一人の若い男性でもある男はがっつく、と表現される一歩手前くらいの勢いでむしゃむしゃとオムライスを食べ進める。うまい、の一言で少し目を丸くして驚いていたアスナだったが、その後の一心不乱に自らの手料理を美味そうに食べる眼前の男性を目を細めて愛おし気に微笑みながら黙って見守っていた。

 

 

 

「"あ~、美味しかった……ごめんね、味わって食べれば良かった"」

「良いの良いの!すっごく美味しそうに食べてくれたから私も大満足!」

 

 スープまで飲み干して、そこでようやく言葉を発した先生にアスナは自ら言った通り本当に満足気に笑った。お腹いっぱいだよ、と満腹になった腹をさすると何が面白いのかアスナもケラケラと笑う。食器を洗うから、と席を立つ彼女を見送る。

 

『……今日はもうシャーレに泊まりにして切り上げっかな……』

 

 食器をアスナが洗ってくれている間、どっかとソファーにだらしなく身体を預けて座った先生がまた素の口調で一人ぼやく。今度はこんな独り言が出てくる程度に疲れている事への自覚があった。一度自覚してしまえば疲労と眠気が満腹感で満たされた身体と思考へじんわりと広がってきて、また寝落ちしてしまう、と思いながらも睡魔に勝てず先生はそのまま寝入ってしまった。

 

「ごしゅじんさ……寝ちゃった?」

 

 食器を洗い終えたアスナが戻ると、そこにはすやすや眠る先生の姿。寝るならベッドで寝ないとだめだよー、とアスナは先生を抱き上げて仮眠室のベッドに運び込む。身体を冷やさないようブランケットをかけてそっと先生の頬を撫でた彼女は

 

「んー、シャワーだけ借りてこうかな」

 

 そう呟いて勝手知ったるシャーレの備品からタオルを借りて仮眠室を後にする。それから5分ほど経ってから、もぞ、と先生が身じろぎをする。

 

 

 

 アスナが仮眠室から去ってすぐに先生は目を覚ました。彼女が寝かせてくれた後に帰ったのだろう、そう寝起きと疲れでぼんやりとした思考が出した結論。大きな間違いだったその考えのままに、寝ぼけた状態で脱衣所のアスナの衣類に気付くこともせずブースに入る。("……なんでだれかいるんだ?”)そう思った時には、もうとっくに間に合わない所まで来ていた。

 

 目と口を大きく開いて、驚きが表情にこれでもかと出ている眼前の少女。キヴォトスにおいても高身長である方のアスナはそのしなやかな肢体に備わる豊満を通り越したと言える乳房と、それにつりあう肉付きの良い尻と太ももを隠すこともせず茫然自失としていた。綺麗に整えられた陰毛はシャワーの湯に濡れて、毛先から伝う湯がぽたぽたと床に吸い込まれてゆく。同じように立ち尽くしていた先生がヤバい、と思った頃には手遅れで既に自身の興奮が目に見えて判る形でガチガチに勃ちあがっていた。

 

「えっと……一緒に浴びる?」

「"アスナ、ごめ──"」

「お願い、待って」 

 

 踵を返して去ろうとした先生の腕をそっと優しくアスナが掴んだ。悩まし気に、切なそうに、困っているようで、それでいて媚びるような上目遣い。思わず先生の喉がごくり、と鳴った。アスナは掴んだ先生の手をそっと自らの左胸にあてがう。何を、と口を開きかけた先生の言葉に被せるように彼女は言った。

 

「私、胸おっきいから伝わるかなぁ……ドキドキ、してるのわかる?」

 

 脈打つ彼女の心臓が早鐘を打つ鼓動は、確かに先生の手のひらに伝わっていた。柔らかな感触に頭がどうにかなりそうで、手のひらが触れている為か先端が硬さを帯びているのも同時に伝わってくる。

 

「今ご主人様にダメだ、って帰られたらって思うとすっごく怖くて……でも、もしかしたらって期待もしちゃってるよ」

 

 定まらない視線は不安の表れか。気付けば先生の腕をつかんでいるアスナの手は、少し震えていた。俯いて視線を外して少し黙り込んだ彼女はおずおずと、おっかなびっくりといった不安さを乗せた震える声で告げた。

 

「私じゃ、駄目かなぁ……?」

 

 駄目なんだろうな、と諦めが既に色濃く浮かんだ泣き笑いの上目遣いは、一人の男の理性と感情を突き崩してぐちゃぐちゃにするには十分過ぎた。『駄目な訳、ないだろう』荒っぽくそう言った先生はアスナを少し乱暴に抱き寄せた。両手を背中に回して、自身の胸板に少女の頭を抱え込む。信じられないと言わんばかりに戸惑っていた腕の中のアスナは、これが現実である事を確かめるかのようにおずおずと先生の背中に腕を回して、きゅ、と優しく抱き返した。

 

 

 

 

 

 仮眠室に裸のまま二人で戻ると先生はそっと眼前の少女の頬に右手を添える。夢見心地のようにぼんやりとしていた彼女は頬を触れる先生の手に自分のそれを重ねた。逡巡するようにおっかなびっくりと這わされる彼女の指先が、先生の指へと絡められていく。薄目を開けたアスナは心地良さそうでいて、けれど切なげにそうして重ねた手を絡めて少しの間そのままにしていた。ほう、と漏れた溜息は果たしてアスナの物だったか、先生の物だったか。普段の快活とした天真爛漫な調子が影を潜めた、彼女のオンナとしての声が呟いて、それが引き金になった。

 

「私の、ご主人様──」

 

 感極まったように告げるアスナの姿はこの期に及んで先生に最後の一歩を踏み止まらせていたなけなしの理性をあっけなく打ち砕いた。普段から自身への好意を隠すでも、誤魔化すでもなく自然体で伝えてくる彼女に何度心がグラついただろう。正直に白状するならば、なんでもするよ、と繰り返し伝えられて先生としてあるまじき行為を想像した事はそれなりにある。キヴォトスの生徒達は皆往々にしてそうではあるが、なにせ極上の肢体と美貌を持った未だ成長途中の美少女からの好意である。まだ若い成人男性としては当然堪らないものがあったし、それを理性で抑え込んできたのがこれまでである。

 

 その理性の壁をまるでなかったかのように、するり、とアスナの言葉が通り抜けて先生の心にあっさりと届いた。届いてしまった。

 

「"……アスナ"」

 

 名前を呼ぶと、それだけで喜ばしいのかうっとりと微笑む彼女。もう止まれないからね、そう先生が呟くと、アスナはその年齢に見合わぬほどに妖艶で幸せそうなそれに微笑の色を変えた。そっと先生が唇を彼女のそこに落とす。ついばむような口付けが、徐々に貪るように動きを増していく。息継ぎを不慣れな彼女にさせる為、先生が時折唇を離す度に感極まったような溜息がアスナから漏れ出てくる。何度かそれを繰り返した後についにアスナの口腔へ先生の舌が割り入って絡み合う。目を白黒させながら、されるがままに口内を一方的に蹂躙されるだけの少女はそれでも何処かうっとりとした瞳で眼前の雄が自らを貪る姿を見つめていた。

 

「んっ……あっ♡ふあっ♡」

 

 露わになっていた男だけでなく女の視線すら奪えるアスナの大きく美しい乳房に先生が触れた。以前、首筋をマッサージされただけで嬌声らしきものを上げていた彼女は先生の手が自身の乳房に触れると大げさなくらいにびくりと身体を震わせる。口内を好いた男に蹂躙されただけで期待にぷっくりと膨らんだ乳輪と乳首が、自らを触れる男の手を楽しませる。若く瑞々しい張りと柔らかさを両立した豊かな乳房は、焦らすようにすっと乳輪や乳首を擦ったり、軽くつねるだけで大いに支配欲を煽る嬌声をアスナの口から上げさせた。

 

「ま、待って……これだけで、わたし、イっちゃいそ……ひぅっ♡」

「"駄目、待たない"」

 

 普段の見慣れた先生の優しさだけが乗った笑みは既にそこに無く、先生の向こう側に居る一人の男が素顔を覗かせていた。優しいのに意地の悪い、相反する筈の二つの笑みを浮かべた先生は一度アスナの唇を解放すると今度はぱくり、と彼女の乳首をその舌や唇で舐りだす。まって、まってと繰り返すアスナはびくびくと腰を何度も跳ね上げて、最初の絶頂を迎えようとしていた……というのに。

 

「"アスナは敏感だなぁ"」

 

 直前でお預けを食らったアスナが荒い息を整えながらも物欲しげな視線を向けると、先生が上体を起こす。引き締まった身体が彼女の視界に収まるにつれて、横腹に残る弾痕が彼女の目に留まった。そっと手を伸ばして傷痕に触れると、先生はアスナの頭を優しく撫でる。

 

「"……ああ、これ?エデン条約の時にちょっとね……とっくに治ってる。痕が残ってるだけだよ"」

「うん……」

 

 気づかわしげに傷痕を撫でるアスナを情欲の渦に溺れさせようと先生は自らの男性自身に彼女の手を触れさせた。思わず息を呑む音が聞こえて、おずおずと初めて見て触る、異性の生殖器にアスナが触れた。下半身に力が入らないのか、匍匐前進でもするかのようにのっそりと上体を起こして先生の股間にすり寄ったアスナは空いている片手をそっと自らの股座へと伸ばす。

 

「すごい、おっきい……私に入るのかなぁ……♡」

 

 鼻腔を満たす男性の欲情を嗅いだアスナは呆然としたように……同時にその大きさへ期待を隠せないように呟く。そのまますんすん、と匂いをまるで犬猫のように確かめると、おずおずと指を這わせて上下に動かす。雑誌で見ただけだけど、とキヴォトスの刊行物へと向けた一抹の不安を先生に抱かせながら慣れない手つきで奉仕を始めた。れろ、と舌で先端を舐めまわし、快感を与えようと懸命に拙い技巧で雄へ媚びる。無言で先生はそうするアスナの頭を優しい手つきで撫でているも、ちろちろとアスナの舌が舐めとっても舐めとっても溢れ出る先走りの汁がその奥で煮え滾る獣欲の激しさを想像させた。

 

「"良い子だね、アスナ。もっと右手で自分を弄っていいんだよ"」

「……ッ♡」

 

 当然のように自慰をしながら奉仕している事はバレており、言葉でそれを指摘されてまたアスナがビク、と身体を跳ねさせた。

 

「"それとも、自分でするのじゃ足りない?"」

 

 ぐい、と上半身を抱き起されたアスナはそのままひょいと仰向けに寝かされる。「"脚、開いて"」と指示されて、彼女は顔をそれまで以上に朱に染めて両脚を大きく開いた。自らの手で解きほぐされたその秘唇は、自分自身で慰めた以上に内側から溢れる期待と欲情に濡れてテラテラと妖しく部屋の照明を浴びて濡れ光っている。

 

「"ここもすっかり固くしちゃってるね"」

「あっ、あっ♡はぁあッ♡♡だめっ♡ごしゅじっ♡♡あ、イク、イっちゃ──♡♡♡」

 

 ドロドロの股間を見られて羞恥を感じる間もなく、大人のゴツゴツした手が彼女の雌芯を根元から捏ね繰りまわした。耐えきれるわけもなく腰を震わせ、プシ!と勢いよく潮を噴き上げたアスナはチカチカと一瞬自身のヘイローを明滅させた。想う相手の手で導かれた絶頂は一瞬意識を飛ばすほどに良かったようで、何が起こったのかわからず混乱しているようにすら見えた。

 

「──はーっ♡ふぅ、ふぅ、あれぇ……?私、今」

「"イっちゃったね"」

「はヒィっ♡♡あ、やだ、まってぇっ♡♡また、またぁッ♡♡♡」

 

 先生からすれば、それは酷く加虐心をそそられる情景だった。己の指先一つに敏感に応え、全身を跳ねさせながら快楽に溺れる少女。見目麗しく、成熟しきらないというのに十二分な肉付きでこちらを楽しませる肢体。自身の名前を呼びながら縋るように、媚びるように、そして思いの丈を伝えるようにしながら絶頂を繰り返す。股間を弄る手を止めて、胸を吸いながらツンと小生意気に膨らんだ乳首を引っ張ってやるとそれでも達する。前戯だけで何度となく彼女を弄ぶ、悪い大人。その現実すらもスパイスになって責め立てる手は止まらなかった。

 

 ぜえぜえと荒い呼吸を吐き、それでも快感に融けて幸せそうな微笑を浮かべながら大股開きで腰を痙攣させるアスナについばむような口付けを先生は落とした。勿論それは終わりの合図なんてものでは全くなく、むしろ本番の幕開けを意味する。

 

「"これだけ濡れてるなら多分入るね……アスナ、ほら"」

「ぁ……♡」

 

 恥ずかしくもあり、待ち遠しくてたまらなくもある。両手で自身の頬を押さえたアスナは先生に圧し掛かられる事自体にも悦びを覚えているのだろう、自らの興奮で荒くなった息を深呼吸で抑え込み、嫣然と微笑みながら彼女の濡れそぼった自らの秘所を両手で割り開くようにして広げた。

 

「ふぅー♡ふぅー……恥ずかしいのに幸せで死んじゃいそう……ご主人様、アスナのはじめて、貰ってくれる?」

「"うん……ここまで来たら頼まれなくても奪っていくつもりだったけど"」

 

 はじめてだけじゃなくてアスナを丸ごと貰っていくよ、と。先生の言葉に感極まったように微笑むアスナの目元から一筋の歓喜の涙が零れ落ちる。その涙を指で拭った先生が彼女の頭を一度撫でて、それからゆっくりと。負担がかからないよう反応を見ながらゆっくりと慣らしつつ先生の男性自身がアスナの肢体を貫いていく。

 

「はーっ♡はーっ♡♡ご主人様が、はいって、くるぅ……♡♡」

 

 快楽に打ち震えながら自身を征服する先生の感覚に悶える少女の姿は先生の独占欲を殊更に煽る。ゆっくり膣壁をかき分けて根元まで埋まった男根へ、自らを征服した主をアスナの雌がさっそく屈服したかのように吸いつき、纏わりつき、絡みついて精をねだった。肉壁のうごめきはアスナの意志とは別の本能的な動きのようで、けれどきゅうきゅうと締め付けて媚びる動きは処女血が垂れる彼女の秘所に痛みを忘れさせて大いに余る溺れるような快楽を与えていた。

 

「うぅ♡うぅぅ"♡♡これ、すごい♡♡すごいよ、ごしゅじんさ、あァぁッ!!♡♡♡」

「"ごめん、こっちも我慢の限界"」

 

 暫く自分自身を根元まで差し込んだ状態でアスナが慣れるのを待っていた先生が、痛みや苦悶の表情を浮かべずただただ蕩けている彼女を見ているうちに自身の欲を抑えきれなくなって腰をゆっくりと動かし始めた。少しずつペースを早めて、ずんずんと膣壁のヒダを平らにならすかのように欲望を叩きつけ始める。

 

「だめっ、だめだめだメぇッ!!♡♡♡おかシっ、わたしっ、おかしく、ぅウぅぅ~!!♡♡♡」

 

 先生の責めが強くなるのと同時にアスナは頭を抱えてぶんぶんと振りまわす。初めての行為で経験するようなものでは無い筈の、押し寄せる快楽の波をなんとか逃がそうともがくようだった。小刻みにぷしぷし、と吹きあがる潮が先生とアスナの下腹部を濡らし、彼女が今どんな状況にあるのかを表している。

 

「"最初に言ったよね?止まれないって。おかしくなっちゃっても良いよ……それでも止めないから"」

「ウそッ!?♡やだやだっ♡♡ちょっとやすま、せぇッ!?♡♡♡ウ”ぅ~、ぅウ”ぅうぅ~!!♡♡♡」

 

 快楽と絶頂の波に弄ばれて、融けて緩んだ表情を涙で濡らすアスナはまだ足りないと言わんばかりの先生にさらに追い詰められる。歯を食いしばって耐えようにも、真正面から快感で殴りつけられるのを防ぐ術も持たずうめくような声でひたすら耐えるしかない。

 

「はっ♡ハッ♡はッ♡あぅ、アッ♡あっ♡あッ♡♡♡」

 

 小刻みに抜き差しを繰り返され浅い所を重点的に磨り潰されるアスナは大きく瞳を見開きながらも、目尻は幸せそうに垂れ下がって下腹部の感覚に支配されていた。細かく喘ぎ、息継ぎをする以外の事が出来なくなってしまっている。細かく小さく達し続けているのか、ぶるぶると身体を震わせながらなすがままにしていた彼女の腰を少し持ち上げた先生が覆いかぶさった。

 

「"もう少し頑張ってね、アスナ"」

「──ッ!?!♡♡♡」

 

 こつん、と。体位が変わった為かアスナの最深部に届いた。瞬間、彼女はこれまでで一番大きく身体を跳ねさせた。チカチカッ、とアスナのヘイローが切れかけの照明のように細かく激しく明滅する。焦点の合わない目でガクガクと身体を震わせたアスナを落ち着かせるように、先生は最奥にみっちりを押し付けた状態で少し動きを止めた。

 

「あっ、か、ハッ……♡ふぅー♡ハぁぁ、ふぅぅ……♡♡」

「"アスナ、大丈夫?"」

「なん、とか……?イキすぎて、もうわけわかんないよぉ……♡♡」

 

 未だに断続的にヘイローが付いたり消えたりするアスナの耳元で囁く先生に、アスナは少し間を置いてから弱々しく答えた。アスナに息を整えさせるために、先生は少し責めを抑えて彼女の頬を撫でた。

 

「”まぁ、こっちがイクまでもうちょっと頑張って"」

「え──」

 

 ずん、と大きなストロークで先生が杭打ちのようにアスナの奥をえぐった。バヂバチバヂバチ!と勢いよくアスナのヘイローが明滅したかと思うと、しょわ、と彼女の尿道から色と匂いの濃い失禁が漏れ出てしまった。先生はそれに気付いてサディスティックな笑みを浮かべると、更に勢いよく腰を叩きつけ始める。

 

「ア゙ッ♥あぅッ♥オゥっ♥ヴぅ、アゥぅ、うあぁッ!!♥♥」

 

 アスナの上げていた喘ぎ声がその種類を変えた。喉から出ていた快楽に融かされていたような嬌声が、肺の奥から法悦に押し潰されてひねり出すような重たさを帯びる。自分でも何を言っているのかもうわからないのだろう、頭を弱々しく振りながら、先生の背中に両手を回して縋りつくようにしてアスナは耐え続けた。

 

「ごしゅ、ごしゅじっ、さまァッ!!♡♥イって、いッテ、ずっとイってぇ、んむゥ!!♥♥♥んーッ!♥ンんゥッ!ンんーッ!♥♥♥」

 

 涙やよだれでぐしゃぐしゃになった顔をぐい、と持ち上げられたアスナは今度は唇を貪られる。もうドロドロになった粘膜の接触が、差し込まれた舌の味が、耳に響く相手の興奮した息遣いの音が、発情した雄と雌の匂いが、そして自身の瞳を捉えて逃がさない、愛しい男の瞳が。五感の全てを捕えられてしまった。

 

──わたし、ぜんぶ、ごしゅじんさまのものになっちゃった

 

 そう思った瞬間、すとん、と気持ち良さでかき乱されていた全てが受け止められた気がした。

 

 叩きつけられるだけだった膣内に動きが加わった。男の種を受け止めるためにぐにぐにと吸いつき、うねって、搾り取ろうとするそれ。相変わらずチカチカとヘイローは明滅しながら、先生の瞳を今度はアスナの潤んだ眼差しが捕えて離さない。

 

「"……っ、アスナッ"」

 

 切羽詰まった先生の言葉に、アスナは声も上げれないままコクコクと頷いた。しがみつく四肢に力がこもり、注がれる精を逃がすまいと相手に絡みつく。かすれて引きつった声が『だして』となんとか言葉を紡いで、それが合図になった。

 

「あ──♥♥♥あった、かぃ……♥♥♥」

 

 射精が、長々と続いた。どくどく、と脈打つ男根が処女地を白く染め上げ、自分の色で征服していく。先生の種を受け止めるアスナは、本来感覚の無い筈の胎内に広がる熱を感じて艶然と微笑む。精を取り込もうとして、絶対に放すまいと本能が先生の身体にしがみつかせていた四肢がくたり、と力なく投げ出された。

 

「……ごしゅじん、さま……♡かたいままだ、ね……?♡」

 

 息を落ち着かせたアスナが何処か悩まし気な表情をしている先生の頬に両手を添えた。こてん、と首を傾けると、不思議そうに続ける。

 

「好きなだけ、シて良いんだよ……?私はご主人様の為なら、なんだってするんだから……」

 

 だから、わたしをどうぞお好きなだけ。にへら、と満足そうに、楽しそうにほほ笑んだアスナを、先生は繋がったまま抱き上げて上体を起こし、対面座位の姿勢を取らせる。ついばむような優しい口づけを落とし、ゆっくりと腰を揺する。

 

「ふぅンっ……♡奥ぐりぐりするの、すごい♡♡はアぁあ──♥♥♥」

 

 声と表情に艶が乗り、再びの行為を受け入れようと徐々に締め付けが増していく。程なくしてまたアスナという楽器を先生が奏で始めて、悲鳴というには色と媚びが乗って染まり過ぎた嬌声が響き始める。

 

 日付が変わってからも暫くの間、シャーレの仮眠室が静まり返る事は無かった。

 

 

 

 

 

 ──翌朝

 

 す、っと先生の目が覚める。カーテン越しに差し込み部屋を薄っすらと照らす太陽の日差し、これが黄色い日差しってやつかぁと寝起きのどうでも良いような思考を浮かべていた先生の耳元で声がする。

 

「……おはよう、エッチでいじわるな私のご主人様」

 

 目を覚ました先生のすぐ横から、横向きに寝そべり大きな胸をさらけ出して見つめるアスナがにんまりとした笑みを浮かべながら挨拶をした。先生が目を覚ます前からそうやって寝顔を眺めていたのだろうか、発した言葉の割にすこぶる上機嫌といった様子。

 

「"うん……おはよう、アスナ。その、身体は"」

「ご主人様が一杯シてくれたから、なんかアソコがじんじんする。腫れちゃったかも。それと寝てる間にご主人様に吸われたおっぱいが痕だらけ。あと、拭いても拭いても垂れてくるよ」

 

 許容はしてくれていれど激しすぎた初夜に少し思う所はあったのだろう、立て続けにまくしたてられた挙句に『ご主人様ってドエス、ってヤツなんだね』と言われて先生は情けないやら申し訳ないやらで両手で顔を覆った。申し開きに使える言葉も合わせる顔も無い。シャーレに赴任してからうら若き乙女たちとの交流はいくら先生という立場で線引きしても溜まるモノが溜まった挙句に憎からず大切に思っていた相手にハプニング経由であっても言い寄られたら暴走もしようというものである。

 

「まぁそれはいいんだけどね?ご主人様、アスナちゃんに言わなきゃいけない事あると思うな~」

 

 ごめん、と言いかけた先生の言葉はアスナに謝って欲しい訳じゃない、と食い気味に否定されて、思わず沈黙してしまう。なんだろう、と考えを巡らす自身を貪りつくした男にしょうがないなぁと言わんばかりに溜息を付いた彼女は

 

「あのね、ご主人様……だ・い・す・き!」

 

 言うなり頬に触れる柔らかい感覚。そういえば、一度も好きだとかそういう言葉をアスナに言わぬままにここまで来ていた。うわぁ最低の大人だ自分、と自覚した瞬間頭を抱えた先生を眺めるアスナは面白い物を見たと言わんばかりに笑っていた。

 

「"アスナ──"」

 

 そっと抱き寄せたアスナの耳元で先生が囁いた言葉は

 

「……ッ!うん!私も大好き!愛してる!」

 

 弾けんばかりの満面の笑みを浮かべてこちらに抱き着いてくれるアスナを見るに、満点を貰えたようだった。


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