TS元おっさんロリが、小さなスライム一匹に心も体も屈服するまで 作:まるるる
オリジナル:ファンタジー/冒険・バトル
タグ:R-18 性転換 TS ロリ スライム姦 異種姦 快楽堕ち 首絞め
えっちなの初めて書くので拙いと思いますが、それでも良ければご覧ください
「へぇ、エロい女がひぃひぃ鳴かされてるダンジョン、ねぇ?」
ある日の昼下がり。酒場で飲んだくれていた中年冒険者のガロは、妙な噂を耳にした。
ああ、なにも彼が昼間っから飲んだくれて働きもしない怠け者、というわけではない。むしろ彼の仕事は酒場をはじめとした表と裏の顔つなぎ役———行ってしまえば、いつどんな人間が話しかけても不審ではない立ち位置にいること、それが仕事である。
そう考えれば彼はむしろ勤勉な人間であるといってもよいだろう。その証拠に、彼にはこんなくだらない情報まで集まるほどの人脈があるのだから。
「そうなんすよ、ガロさん!アガストのやつが言うには、テンタクルにゴブリンにオークに……あと、俺たちがヤれる穴もあったらしいっすよ?」
「ふぅむ……最近行方不明者も多いらしいしな、一度見に行くべきか。ゼイガ、お前も来るか?」
「ぜひ!お供させていただきます!」
建前であった。
たしかに行方不明者が増加している、という報告は彼の耳に多く入ってはいたものの、その大半は男———このゼイガという新人冒険者の言っていたようにそこにいるのが女なら、ほとんど関係ないことはサルでもわかる。
それでもあえて行こうというのだから、そこにどのような思考があったかなんて言うのは語るまでもないだろう。
〈《》〉
「ヒューッ!こりゃ想像以上っすね!ガロさん!」
「ああ、なかなかどうして悪くない。このダンジョンを作った者がいるなら酒をかわしてみたいくらいだ」
そのダンジョンは、何から何まで彼の知っているダンジョンとは異なっていた。
ガラスで作られた壁も、その向こうに広がる景色も、そこかしこから聞こえてくる嬌声と水音も、既に自分のことを枯れかけだと思っていたガロにとっては懐かしさを感じるほどの情欲を齎してくれるものであった。彼の知っているダンジョンとの共通点など、部屋はそれなりに明るいが通路が薄暗いことくらいだ。
「ゼイガ、暇なら今夜娼館でもいかないか?もちろん俺のおごりでな」
「まじっすか!ごちになります!それなら最近別嬪ぞろいのところを見つけたんで、そこでどうっすか?ちょいと値は張るんですが……」
「金のことは気にするな。たまの遊びだ、パーっと使ってしまおう」
まぁ、その約束が果たされることは未来永劫ないのだが。
「さっすがガロさん!いよっ!男前!……ってあれ?これは……」
「どうした?何か面白そうなものでも見つけたか?」
「これなんすけど……体験って、そこのネーチャンっすかね?」
ゼイガが指をさした先には、『あなたも体験しませんか?』と書かれたボタンがあった。さらにすぐそばの部屋には裸の女性が転がっており、ご丁寧に体を拭くためであろうタオルと衣類を入れておくための籠、体を洗うための湯盥まで置いてあるではないか。
普段のガロであれば、あるいは、冒険者としてダンジョンに潜っていたころのガロであれば些細な違和感に気が付くことができたかもしれない。
しかし、長い間ダンジョンから離れており、昼間っから飲んでいた酒の酔いがまだ少し残っていたうえ久しぶりに感じた性欲に半ば振り回されていた彼に気が付け、というのは少々酷な話であろう。
「俺が先陣を切ろう。安全そうならゼイガも来るといい」
「あ、そういって先に楽しむつもりっすね?しょうがないから譲るっすけど」
「おっと、ばれてしまったか」
結果として、ガロはそのボタンを押してしまった。その先に終わりの見えない地獄、あるいは天国が待っているとは思いもしないままに。
〈《》〉
む?ここは……
俺はいったい何をしていたのだったか……。
たしか、ゼイガと謎のダンジョンに来て、それで……。
そうだ、体験をする、みたいなボタンを押したのだった。どうやって出入りをするのか不思議だったが、どうやらずいぶんと高度な魔法を使っているらしい。
さて、俺の相手は……と部屋の中を見回したところで、空色の髪に結ばれた大きなリボンと金色の瞳が印象的なあられもない姿の美しい少女と目が合った。個人的に子供は趣味ではないのだが、これだけ美しいなら気にもならないか。そう考えたところで、ようやく違和感に気が付く。
この少女は、先ほどから俺に対して見る以外の行動を何一つとしてとっていないのだ。
普通であれば、これくらいの年頃の少女が裸でいるときに俺のような中年を目の前に見つければまず間違いなく逃げたり悲鳴を上げたりするはず。余程肝が据わっていたとしても何かしらのリアクションはとるはずだ。
不審に思い、近づこうと立ち上がる。ふと視線を向ければ、少女の方も同じように立ち上がっていた。
いや、まさかな……。
不安に包まれそうな心を押し殺し、少女に近づくために足を前に運ぶ。同時に少女もこちらに向かってきたことで不安が再度あふれてくるが、今更立ち止まるというわけにもいくまい。互いに一歩ずつ距離を詰め合い、少女と手のひらを合わせ――
「バカな……」
手のひらに伝わってきた感触は少女の高い体温を持った柔らかい手のものではなく、無機質で冷たい板のもの。思わず喉を飛び出し、そして耳に飛び込んできた声は慣れ親しんだ低く重いものではなく酒場の看板娘かギルドの受付で耳にするようなもの。
ここまでくれば、もはや認めるしかあるまい。この裸の少女は変わり果てた自分自身の姿で、目の前には部屋の一面を覆う巨大な鏡が置いてあるだけなのだ、と。
「クソ、何か脱出する手立ては……ッッ!!??」
視界の端、鏡による反射によって、自身の真上からナニカが降ってくることを認識した瞬間大きく横っ飛びをする。
「スライム……?」
危ないところだった。スライムというモンスターは子供でも楽に倒せるが、歴戦の兵でも油断すればたやすくこちらの命を奪ってくる。現役のころ、たかがスライムと油断した新米が口元に取りつかれ、あるいは取り込まれて窒息していく姿を見た経験は二桁にものぼる程だ。
「逃げ場は……あるわけないか」
ただ、何をするにしても時間は必要なわけで。それは脱出方法を探すのにも同じことが言えるのだ。
「ふっ!はっ!チッ、小さいからか素早いな」
幼い少女の肉体といえど、これまでの戦闘経験が消えたわけではないし、なんなら、筋肉こそ足りていないもののスライムが相手ならあの肉体よりは軽やかなこちらの方が余程向いているかもしれない。
――—ただ一つ、ガロには足りていない経験があった。
――—それは、彼が培ってきたノウハウはすべて男の肉体を前提としたものである、ということ。
———少女の肉体と、彼が今までスライムと戦った時の肉体は違う、ということ。
――—たったそれだけの、未熟とも無知とも呼べないほどの小さな隙がことここに関しては致命的だった、ただそれだけ。しかし、その結果として―――
「ひっ!んにゃろ、なんつーところに入り込んで……!!」
拳ほどの大きさのスライムが俺の膣に入り込み、そのひんやりとした感触に思わず声が出てしまう。まるで女みたいな悲鳴だ。見た目からすれば正しいんだろうが、俺としては違和感の塊としか言えない。
そして、俺の中に入り込んだスライムはすぐに行動を開始する。はじめはゆっくりと、そうしてだんだん少しずつ早く俺のナカを蠢き始める。
最初の内は今のうちに脱出方法を探そうと思っていたが、だんだんそうもいっていられなくなってきた。
「早く……掻き出さないと……」
いつの間にか、はじめは生理的嫌悪と鈍い痛みしかなかったはずのスライムの脈動が少しずつ快楽に代わっていた。男としての精神も、女の肉体も、命以外すべての危機だ。これでは脱出できたとしてもその後に響くことは間違いない。
意を決して、最も長い中指を膣に差し込む、が。
「うそ、だろ、とどかな、いっ♡」
子供の小さな体とはいえ、入れるのもまた子供の小さな指である以上、男だったころ前戯でしていたように奥までは届かず、けれども既に女の快楽は無視のできないところまで高まり、スライムの動きも激しいものになりつつある。
「はや、くっ♡はやくしないとっ」
スライムを掻き出すための指すらも俺へ快楽という牙を突き立ててくるものの、だからと言って掻き出すことをあきらめるわけにもいかず。指とスライム、二重の快楽に苛まれることを強要され。
「ふ~ッ♡ふ~ッ♡」
最初は少しずつ、そこから加速度的に膨れ上がってきた性感が―――
「ふ~ッ♡……ふ~ッ♡……ふ~~ッ♡……ぃッ♡♡」
――—破裂した。
男の時とは違う、深くて重たい快楽。スライムを掻き出そうとしていた指は止まり、体は脱力し、意識すらどこかに飛びかける。
しかし、それを許さない存在がいた。
「やめっ♡!とまっ♡♡♡!!」
スライムのさらに激しくなった動きによって、意識が半ば強制的に引き戻される。初めての女としての快楽を受け止める暇もなく襲い掛かる次の快楽に対して、俺ができる抵抗らしい抵抗などまた指を動かし始めることくらいで———
「ぁ♡またっ♡♡ぃぁッ♡♡!!」
あっけなく二度目の絶頂を迎えさせられる。それでスライムの動きが止まることはないし、ねちっこく奥に対する責めを続けてくるが……それでも、単調な責めゆえに多少は慣れるし、少しは余裕も出てきた。
「く、そっ!なにか、なにか手はッ♡!」
冷静な思考力を取り戻した俺にとって、もはやすでに死ぬことは怖くなくなっていた。むしろ、自分が自分のままで死ねるというならそれ以上の望みはないとまで感じるほどに俺の心は追い詰められていた。
心のどこかで理解してしまっているのだ。自分はこのままではいずれ、このスライムに身も心も屈してしまうだろうということを。そして、体はすでに半ばそうなりかけているということも。
「受け入れられるかッ!!!そんな結末ッッッ!!!!!」
思わず激情が爆発し、それによって一時的なものだろうが快楽を忘れることに成功する。
クソ、なんでもいい、なにかないか?こんな鏡と壁しかない部屋でも、探せば何か―――
――—あった。
それは、皮肉にも今この状況の原因となっている少女の体だからこそ手に入るもの。男の時では絶対に着けることなどなかったし、それが原因となって今の今までアイデアとして浮かぶこともなかったが……。
「こういった言葉は嫌いだったのだがな……っ♡!」
少女の長く艶やかな髪を束ねるリボンを解き、首元で絡めるようにして一周させる。
「あえて言わせてもらおうか!最期の言葉をッ!———誇りと尊厳を失い生きるくらいならば―――」
誰に聞かせるでもなく、ただ俺自身の決意と覚悟を言葉にする。
「———今ここでッ!死のうではないかァッッッ!!!!」
両手に握ったリボンの両端を引き絞り、己の急所へと食い込ませる。
「ぃぎ”っ!!!」
たとえ少女の細腕といえど、それを受けるのもまた少女の首。リボンは俺の狙い通り気道を圧迫し、多少の隙間こそあれど十分な呼吸をすることはもはや不可能となった。
徐々に窒息の苦しみに苛まれ始めるが、この苦しみが俺を俺のままに終わらせてくれるのだ。かすかな愛情さえ感じてしまう。
「っ!っっっ!!!」
死を受け入れた心の穏やかさとは裏腹に体は苦痛から暴れもがこうとするが、もう遅い。
――—
――————
――———————まて、なにかおかしい。
なんだ、この違和感は?俺はいったい何を見逃している?
このままいけば俺は間違いなく死ねるはずだ。たやすく解けるような結び目ではないし、現に俺は窒息の苦しみを味わって―――
――—まて、そんな、そんな馬鹿な、そんなことが―――
たしかに俺の体は苦しみを感じているのだ。もうかれこれ数分はまともに呼吸できていない。にもかかわらず、だ。
先ほどからずっと、俺の意識はなくなるどころか薄れる様子すらない。きっと、もし俺の予想が的中しているのだとすれば―――
――—俺は、死ぬことすらもできない?
「ぃ”っ♡♡」
生を実感した瞬間、せっかく忘れられていた快楽がよみがえってくる。だが、さっきまでのものとは明確に違う部分が一つ。
それは苦痛。窒息の苦しみとスライムから与えられる快楽が俺のことを挟み込んでくるせいで、慣れることも逃れることも許されない状況に陥ってしまった。
早く……!早く解かないと……!このままでは―――
――—壊れる。こわれてしまう。俺という人間が、二度と元に戻らなくなってしまうほどに―――!!
俺の指が出ていったからかスライムの動きは先ほどまでとは比べ物にならないほど激しくなっているし、意識を失うことはできないのに苦痛が俺を苛む。
はやく、はやくはやくはやくはやくはやくはやくはやくはやくはやくっ!!
「———ガハッ!!はっ、はっ、はっ、はっ、はァッ……♡♡」
本当に危なかった。あと数秒首元を緩めるのが遅れていれば手遅れになっていたかもしれない。
「しねない、ならっ♡!勝つしかぁっ♡♡」
幸いなことに、スライムは油断しているのかいまだに奥から入り口の浅いところまでピストンを繰り返している。それは強い快感を生む原因でもあるが、その硬めの体と合わさって唯一の、そしておそらく最後のチャンスでもあった。
「落ち着いて……よーく狙って……ここッ!!あっクソッ!!」
スライムは俺の指が触れた瞬間、一瞬で奥に引っ込んでしまった。その勢いで軽くイってしまったが―――
「まっ♡!きゅう、にっ♡♡!!はげしっ♡!」
――—怒らせてしまったのだろうか、その動きが先ほどまでとは段違いなまでに激しいものへと変わる。
「ひっ♡あっ♡なんでっ♡こんなっ♡ことにぃッ♡♡!!」
先ほどのものですら長く続けば耐えられなかったであろうというのに、それがさらに激しくなってしまえば俺が一体どうなるのか。
「ぁ”っ♡ぅ”う”ぅ”~……♡♡ィ”っ♡♡♡♡ぐ、ぞぉ♡♡くそぉ♡♡♡♡!!!!」
答えは簡単。だんだんとマヒしてきた心と、あさましく次の快楽を求め続ける体。もはや俺の体は自分の意志で動かせないレベルまで至ってしまっていた。
そんな体をなんとか動かそうとしている中でふと視界に入った鏡の向こう側には、元が男だったとは到底信じられないような快楽に染まり切った自分の姿が映っていて―――
「っっッッ♡♡♡♡????」
次の瞬間には、その視界が文字通り霞んでしまうほどの快楽とともに何度目かもわからない絶頂を叩き込まれる。
「ぁ”っ♡♡♡ぅあっ♡♡♡♡」
目の前がチカチカしてきて、だんだん意識が朦朧としてくる。
「あぅ”っ♡も、もぉ、やだぁ……ッ♡♡」
体に力が入らなくなり、ついに立っているだけのことすらできなくなる。
回復してきた視界に映るのは、鏡の向こう側で女の子座りになり、真っ赤に紅潮した全身をビクビクと震わせる俺の―――
ちがう。ちがう、ちがうっ!
こんなの、こんなの―――
「こんなのっ♡おれじゃっ♡にゃひィっ♡♡♡???なにっ♡♡??これぇッ♡♡!!」
スライムの動き方が変化した。ただ力任せに奥へ体をたたきつけるものから、緩急をつけつつ柔軟な体を生かして複数の方向から同時に責めるように。
これまでのものとは比べ物にならない快楽が胎に集まり、解放される瞬間を今か今かと待ちわびているようだった。
いやだっ!こわいっ♡♡!!こんなの、こんなのきっと、たえられな―――
「ぁ…………ッ♡♡♡♡♡♡♡♡!!!!!!!!!」
〈《》〉
眠りから目覚める心地の良い微睡み、人生において最も幸福なうちの一つであろう時間は———
「ひあッ♡♡!!??」
快楽によって跡形もなく吹き飛ばされた。
気絶、していたのだろう。眠気の吹き飛んだ頭で辺りを見回し、鏡を見て、そこで初めて気が付いた。
「成長、してる……??……っ♡」
それは少女のようなものとなった自身の肉体が―――ではなく、その体にとりついているスライムが、である。
初めに見たときは拳程度の大きさだったというのに、今となってはその大きさは頭一つ分を超える程のものとなっており、膣の中に潜り込んでいたその体はまるで下着のようにへそ下から鼠径部までを覆っていた。
そして当然ではあるが、カバーする範囲が広がるということはスライムが責めることのできる部分もその分広がるということ。当然の帰結として―――
「んひゃっ♡♡!!??そこ……っ♡♡クリトリス……ッ♡♡!?」
単調でわずかな種類しかなかった責めのレパートリーがより幅広くなってしまう。
「だが、ここまで体を晒してくれてるなら……♡♡!!!!」
今度こそ、このクソっタレなスライムを引きはがすことができるはずだ。そのはずだった。
「なっ!!??硬ッ……!!!???」
一瞬だった。
俺が手でつかもうとしたスライムは、その体をわずかなりとも変形させることなく。その表面がツルツルで突起もなかったことによって、俺の指は滑り、手は握りこぶしの形となる。
その隙を待っていたのか、スライムの一部が俺の拳に張り付き先ほどつかもうとした時と同様に硬くなっていく。
その一瞬、たった数秒ほどの時間で、俺はスライムに計十本の指を動かす権利を奪われた。
「っぁ”♡♡♡♡やめっ……♡♡♡♡♡♡!!」
鬼の首をとったかのようにスライムの動きが激しさを増していく。ずいぶんと流動的になったそのボディは、悔しいが指を使えない俺に対処のしようはなかった。
膣奥とクリトリス、二つの弱点が激しく責め立てられ、思わず戦意を失いそうになる。
ダメだ。ここで折れたら、きっと俺は二度と立ち上がることができなくなってしまう。
初めてドラゴンと遭遇し死を覚悟した時よりも、よっぽど震えている足にムチを打って何とか立ち上がる。
スライムによって固められた拳は非常に固く、床を軽くノックすればまるで金属同士がぶつかったような硬質な音が鳴り響くほど。
で、あればだ。今は確かにこれ以上ないほどのピンチだが、逆に今までで1番のチャンスでもある。スライムによるグローブは俺に対する拘束具であると同時に、視点を変えれば武器ともなるものなのだ。
「……フンッッッ!!!!」
ほかの壁とは明らかに材質の異なっている、壁一面の鏡に向かって拳を叩きつける。たった一発殴っただけで、鏡には蜘蛛の巣のようなひび割れが生まれた。
「これなら……もうィっ♡!ぱつっ!!!」
何とか気を逸らしていても、幾度にも及ぶ絶頂の快楽は着実に身体を蝕んでいく。
「だが……、間に合うッ!」
2発、3発と拳を叩き込めばヒビはさらに大きくなり、4発目でとうとう、穴が空いた。穴の向こうには見覚えのある暗い通路が広がっており、歩いていけば外に出られそうだった。
「よしッ!あとはこの穴を広げて……ッ♡♡♡♡!!!!」
ここまで必死に膣奥で蠢いていたスライムが唐突に外に出た衝撃で、ひときわ大きな絶頂に襲われ鏡を殴る手が止まる。
そして、そんな大きな隙をスライムは見逃してくれなかった。
反射的に押さえようとした両腕にまとわりつき、指を動かせなくなった腕と腕をくっつけてさらに体の自由を奪おうと———
———大丈夫、まだ間に合う。
さっき指を固められた経験が生きた。スライムが固まるよりも早く、俺は両腕に力を入れて引き剥がそうとする。
スライムの張力もなかなかのものではあるが、さりとて受け身であり耐える側となってしまえば少しずつ形成がこちらに傾いていくのは自明の理であった———
「ッ♡♡♡♡!!??」
———だが、それはあくまで何事もなければの話。感覚としては先程より少し弱まっているようには感じたが、それでも
体が一瞬硬直する、なんてものでは無い。俺の体は熱いものに触った瞬間離すように、あるいは転びそうになった瞬間手をつこうとするように、本来あるはずの快楽の発生源を押さえつけようとした。それも両腕で。
「ぁ……嘘……」
固まった、離れない。離せない。
こんなに力を入れているのに、全身全霊で全力を出しているのに、スライムはその形を変えてはくれない。
———まだ、まだ、まだだ。まだ俺は負けてない。戦える。勝てる。
まるで獣が咆哮するような声を上げて、振りかぶった両腕を振り下ろす。
そうして振り下ろした腕は穴を僅かに広げることも無く、弾力感と共にポヨンと弾き返された。
———まだだ。腕がダメなら足がある。裸足とはいえ、既に空いているガラスの穴を広げるくらいならできるはずだ。
そう考え片足を上げた瞬間、いつの間にか外に出てきていたらしいスライムが俺に飛びかかり、バランスを崩して倒れてしまった。
倒れ込んだ姿勢も良くなかった。右足をあげていたことが影響し左向きに倒れ、さらに受け身を取ろうと体を丸めていたことによって、両腕を受け止めるような形になった左膝がスライムの塊に包まれる。
あっと思った時にはもう遅い。間に合わない。左膝は既に固められており、せめてと何とか立つことこそできたものの、すぐに右膝も固められ、先程よりも簡単に転ばされる。
それでもまた立ち上がろうとして―――
立ち上がれなかった。どれだけ頑張って、体を捻って捩って何とかしようと足搔いて、勢いをつけてみたり足を交差させてみたりと思いつくことを片っ端から試しても、立ち上がることはできなかった。
鏡に空いた穴が視界に入る。
あと数発蹴りを入れることができれば、この小さな体くらいなら通れるようになることは予想できた。
でも、もうその未来はやってこないのだ。俺はもう、鏡に蹴りを入れるどころか立ち上がることすらできない。
なんで、こんなの嘘だ。嘘に決まってる……。もう少しだったのに、あと少しで逃げれたのに、こんな体になっても、せめて逃げるくらいはできたはずなのに―――
―――現実逃避していた頭が、だんだんと近づいてくる水っぽい音を感知した。
スライムが、また俺のことを犯そうと近づいてきているのだ。俺が逃げようとするよりもよっぽど早く。
「やめろ……!くるな、くるなぁっ!!」
逃げても距離は縮まっていく。少しずつ、少しずつ。そして
「ゃ……やだ………………っ♡♡」
はじめの頃のように、俺の膣に潜り込んだスライムが蠢き始める。
「あっ♡……っ♡♡ッ♡♡」
だが、はじめの頃とは何もかもが違う。俺は体を動かす権利をスライムに奪われていた。蠢くスライムを止めるなんて夢のまた夢で、現実じゃ立ち上がったり足を閉じたりなんて当たり前のことすら許されない―――
――—敗北者、だった。認めたくはないが、もはや認めざるを得なかった。
「ッ♡♡!!んあっっ♡♡♡♡!!!!」
負けたのだ。小さなスライム一匹なんぞに。完膚なきまでに。
「イ”っ♡♡♡♡……はひゅ~♡はひゅ~♡♡…………ふぅ”っ♡♡♡♡!!!!」
もう何も抵抗することなんてできない。
「ぉ”ぐッ♡♡ぁ”っ♡♡♡♡!!!!」
逆らうことができない。
「あ……♡あ……っ♡♡♡♡」
身体がそれをわからされてしまったのだ。自由の身なら意思で律せれど、何もできない囚われの身で無様に足搔いたところで一体それが何だというのか。
「ふっ”♡ぁひっ♡♡♡♡!!??」
そうして抵抗できないことをいいことに、スライムの動きはどんどんと激しさを増していく。
「いっがいっ♡!やずま”っ♡!せてぇっ♡♡!!」
――—スライムはとまってくれない。
「ぁ”ぁ”あ”っ♡♡♡♡!!!!」
おれはこんなにも嫌なのに、ずっとずっと、おれの弱いところを責め続ける。
「ほんどに”っ♡♡!!そこっ♡むりいッ♡♡♡♡!!!!」
どんどんと激しさを増していく。
「っ♡……っ♡♡!!」
いつの間にか、だんだんときもちいい以外の感覚がなくなってきて。
「ッ♡♡!!……っっ♡♡!?」
自分がなにをみているのか、わからなくなる。
「ッ♡♡♡♡!!??…………ッッ♡♡♡♡????」
耳に入ってきた音が、理解できなくなる。
「っっ♡♡♡♡????……♡♡♡♡????」
だんだん、いしきが、ふわふわしてきて———
———あっ♡♡♡
「あ”ぅ”っ♡♡♡♡!!??」
ズグンと、膣奥からはじけるように広がった強烈な快楽によって、半ば強制的に意識を引き戻される。
――—いやじゃなかった。
――—現状でもすでに持て余しているのに、もっと欲しいとさえ思ってしまった。
「あっ♡んぅっ♡♡」
絶対に持て余すってわかってるのに♡また意識がトんで、次はどうなるかもわからないのに♡わたしのお腹はどうしようもなく疼き、もっと♡もっと♡とスライムに媚びている。
ほんとは、心の奥底ではもうわかっているのだ。
「だめっ♡♡♡♡」
受け入れたくないと思っていても。
「やらぁっ♡♡♡♡!!!!」
――—わたしはもう、にげられない。
あ~あ♡気づいちゃった♡
気づいちゃいけなかったことなのに♡後戻りできなくなっちゃうのに♡
――—きづいちゃった♡
どう頑張ってもわたしにできることは何にもないってことに♡いくら足搔いたところで、それが何の意味もないってことに♡♡
だったら―――どうせ意味がないことなんだから、やめちゃっても変わらないよね♡
「んぃっ♡♡あはっ♡♡♡♡」
スライムを受け入れて、快楽を受け入れて、何も考えられなくなっちゃっても―――
――—なんにも、かわらないよね♡♡
「あははっ♡♡♡♡あははははっ♡♡♡♡!!!!」
一度受け入れてしまえば、誇りとか尊厳とか意地とか、大事にしてたはずのものが消えてなくなっていく。
――—だってもういらないんだもん♡♡きもちよくなるのにじゃまなものなんて、すてちゃったほうがいいにきまってるっ♡♡♡♡
「んっ♡♡♡♡そこっ♡♡♡♡」
きもちいいならそれでいいっ♡♡きもちいい以外なんにもいらないっ♡♡だから―――♡♡
「そこっ♡♡♡♡もっとっ♡♡♡♡してぇッ♡♡♡♡!!!!あっ♡♡♡♡」
なんでさっきまであんなにいやがってたんだろ?♡♡♡いやがるりゆうなんて、なんにもないにきまってるのに♡♡♡♡
――—だって♡♡♡わたし♡♡♡いますっごく♡♡♡♡———
「しあわせぇ♡♡♡♡えへへっ♡♡♡♡♡♡♡♡」
多分続きません