感覚遮断落とし穴を挟み、上半身と下半身で異なる幸せを享受します。
ぐつぐつと、弱火で鍋が煮える音。しょわしょわと、タレにしっかり漬け込んで衣を着せた鶏モモ肉が揚がる音。
油の海に、星空のような美しい気泡が踊る世界に魅せられる。スパイスの香りとご飯の香ばしさが漂う厨房の中で、その場を完全に支配するミオがぴくりと耳を動かした。
「そろそろ、上げどきかな」
ぶら下げたいくつもの時計と温度計を見てから――ミオはコックコートの清潔な白と、リボンの情熱的な赤を揺らして菜箸を構える。
からりときつね色に輝く唐揚げを取り出してバットに上げて、油をよく切ってから皿に盛りつける。バーチャルワールドならではの便利なクローシュでかぽりとお皿を覆い、揚げたての出来を維持させた。
鍋を弱火にかけて煮込み続けたカレーの味見をして、しっかりとコクが出ていることを確かめてからソースポットに入れ、お皿にぽふぽふと艶めくご飯をよそう。こちらのカレー・ライスのセットも別の覆いを被せてしっかり保温してから、別の準備を始めるために冷蔵庫を開いた。
「これと、それと……えーと、そっちも……あと、あれもかな」
ぱたぱたと足音を立てながら厨房を行き来し、材料を机上に並べる。本日、10月5日――派手にデコレーション(落書き)をした来客予定表と、そこに書かれた大事なお客様の名前を見て、「……よし!やるかぁ!」とミオがより一層気合を入れた。
香味野菜の香りをしっかり移した油で、食感が残る程度のサイズに刻んだ野菜や臭みを取った鶏肉のミンチを炒める。しんなりと味わいが出たところに、下ごしらえ済みのトマトを裏ごしして作ったなめらかなペーストを加えて……一日以上煮込んで野菜の旨味を引き出したブイヨンや調味料で味を調えたソースをじっくりと煮詰めていく。
煮立つ赤色の海の味を見てから、ソース鍋に移して弱火でじっくりと旨味を行き渡らせる。その内に、別のフライパンで小さめに切った鶏モモ肉を炒めて、こんがりと焼き目を付けてからトマトソースの中に合わせ、ぐつぐつと煮込んでいった。
「これで、中身はいいかな……あとは、たまごだよね。たーまごたまごー♪」
ミオはボウルを取り出して卵をいくつも割り入れ、丁寧に溶き、なめらかに仕立てた卵液にチーズをさりさりと削り入れる。
加熱した別のフライパンにバターを溶かし、芳醇な至福が漂う油面に溶き卵を落としてじゅわりと火を通し……優しい色味の下地ができ始めたところに、具だらけのトマトソースをたっぷりと入れて、半熟卵の中身にくるりと包み込んだ。
メインディッシュとして、ふんわりと仕上げたオムレツに特製のベシャメルソースをかけてから乾燥パセリを散らし、出来立てを維持する魔法の銀蓋を被せる。ちょうどいいタイミングで鳴ったオーブンから、香ばしく二度焼きした薄いパンの切り身を取り出してバターを薄く塗り、別のお皿に盛りつけた。
違う部屋で控えていたアシスタントを呼んで料理の仕上げを終え、ワゴンに料理を積んでから、冷蔵庫で冷やしていたケーキの様子を見たその時――厨房に、来客を報せるベルが鳴り響く。
カメラから見える白髪ときつね耳、五芒星が揺らめく尻尾を見て、ミオが薄く笑う。そして、肩で息をしながらも予定ぴったりの時間に来てくれた、大切な客を迎えるために――ぽちり、とボタンを押した。
――――――――
【サイド・上】
「ふう、ふう……あれ……? 反応がない……ここで合ってる、よね……?」
――バーチャルワールド某所。のどかな林の中にたたずむ、厳かな洋風の建物の扉前で、仕事終わりのフブキが首を傾げた。
額に滲んだ汗をぬぐい、スマホが示す地図とシックな色味の看板に書かれた情報が合っていることを確かめる。親友であるミオから指定されていた日時と場所に間違いはないようだった。
――『腕によりをかけるから、お腹を空かせて来るように』。仕事中からずっと楽しみだった文言を見やり、きゅるる、とフブキのお腹が可愛らしく鳴る。
「……むむ……もっかい、押してみようか――なぁああああああああああああっ!?」
フブキが再度インターホンに指をかけようとしたとき――突然、がぱん!と足元に大きな穴が開いた。
世界に開いた闇の口に呑まれ、フブキは滑り台を下るように地下へと潜り込んでいき……真っ暗闇の中で、ずぼん!と何かに下半身を突っ込んでしまった。
「むぉおおっ!? なんだこれっ……ぬぬぬっ……!! 抜けないし……なんか、腰から下の感覚が無いんだけどっ……!?」
上半身だけが解放されているフブキは、手で地面と思わしきふかふかの場所を押して、何も感じなくなった下半身を引き抜こうともがく……が、その不自由が解かれることはなかった。
手で踏ん張ったり、腰をひねろうとしたり、いろいろなことを試して脱出を図っていると……周囲にランプの明るい火が灯っていき、謎を隠していた闇のベールが剥がされていく。
深い色味の木材が色っぽく艶めき、赤い飾り布に金色の装飾がよく映える豪奢な内装。落ち着く香りがほのかに焚かれ、純白のクロスが光を滑らせるその空間は、小さくも立派な〝レストラン〟として装われていた。
ぼーん、ぼーん、と置時計のクラシックな音色が、薫る木目に染み込んでいく。ゆったりと落ち着く上品な風合いが、仕事終わりでわずかに緊張が残っていた身体を優しくほぐしていった。
「……ここ、って……」
「ようこそいらっしゃいましたねぇ、〝レストランM〟へ。お腹はちゃんと減ってるか~?」
開かれた大きい木製の扉の奥から、ふわりと鼻腔をくすぐる美味しそうな香りが漂い――それに合わせて、コック姿のミオが現れた。
美少女オオカミシェフはポニーテールに結った髪の毛を揺らしながら、艶めく銀色のカートをからからと押してフブキに近寄った。
「ミオ……!? さっきの落とし穴はいったい……っていうかこれ、どんな状況なんだっ……!? 動けねぇんだが……!?」
優しくて温かい光に包まれたフブキは、ようやく自分の置かれた状況を把握した。フブキの眼前には食器を並べられたテーブルが置かれており、ちょうど椅子に座っているような高さに視点があったため、普通にお高めのレストランを訪れたような雰囲気もある。
その一方で、フブキの下半身をずっぽりみっちりと咥え込んでいる、椅子代わりのふかふかした謎の出っ張りには、どこか別の空間に通じるワームホールが開いているようだった。
「まあまあ。ここ、そういうレストランだからさ。フブキに美味しいものを〝気持ちよく〟食べてもらうだけの場所だもん」
「どういうレストランだよっ!? こんなに落ち着かない食事する場所、なかなかないよ!? 下半身が虚無すぎてすっごい気になるんだが!?」
「細かいことは気にしたら負けだって。『色気より食い気』って言うだろ?」
「うん……うん? え?ミオ、もしかして今ので押し通そうとしてない!? さすがにちょっと意味わから――」
「――細けェこたぁいいンだよ! えいやー!!」
戸惑うフブキの反論を、口をωにしておどけたミオが押し込める。そして、ワゴンに被せていた不思議な覆いを取り払い、料理が収められた皿たちをテーブルに並べる。
その中でも最も大きな皿を、フブキの前に敷かれたプレイスマットの上に置き――かぱり、と銀色のクローシュを外した。
すると――ふわり、と食材の旨味が凝縮された芳醇が辺りに立ち込め、フブキの鼻腔を艶めかしく這うようにくすぐった。
「……おうふっ……!? なんだ、この香り……!? あ、頭が……はにゃが、幸せに……っ……!?」
艶白のベシャメルソースがかけられた、半熟部分が妖艶に揺蕩う黄金の輝き――見た目こそシンプルな〝美麗〟を彩るだけのオムレツから、きつね耳が勝手にピコピコと震えるほどの〝刺激〟が漂っている。
フブキは官能に近い本能を刺激され、空腹がきゅるりと加速したのを感じていた。
「こ、これは……オムレツ、でいいんだよね……? なんというか、意外なチョイスですな……!」
「そうだねぇ。豪勢にコース料理を作ってもよかったんだけど、今日は〝落ち着く味〟をテーマにしたもので。その分、しっかりいろいろと作り込んであるんだよ」
ミオは優美なる黄金の海にナイフを通し、中身のトマトソースと具材をとろりと皿に滴らせる。濃厚に煮詰められた、鮮やかながらも深みのある赤色が、酸味と旨味を孕む湯気を揺らめかせた。
ころりと転がったやわらかな鶏モモ肉の香りと合わせて、思わず目を閉じてしまうほどに〝美味しい〟空気がフブキにため息を漏らさせる。
「う、っわぁ……! お、美味しそう……!トマト系なのに……おおっ……!こんなに、お肉感のあるにほひが……!」
「フブキのために、トマトの触感はしっかりコロしておいたからね。そんで、トマトの味わいを引き立てるように、お肉の旨味と合わせて……って、講釈なんか要らないか」
卵の部分を崩さないように切り分けて、スプーンで掬った白・黄・赤の芸術がフブキの口元に近づけられる。
「……はい、フブキ……あーん……♡」
「あ、えっ……ええっ……!? ちょっと、ミオ……!こんな……えっと……あの……!」
「へへ……♡ 下半身が嵌まってて動きづらいだろうし、今日ぐらいはいいんじゃないか?」
「……きょ、今日ぐらい、ですか……それじゃあ、お言葉に甘えましてっ…………あ、あーん……!」
震える口で想いを受け取り、フブキは舌の上で転がすように味わった。トマトの酸味が覚醒させた味蕾に、愛情たっぷりで煮詰められたソースと具材の織り重なるような旨味が浸透していく。
とろりとほぐれる野菜の舌触り。本能に訴えかけてくるひき肉の弾力。そして、くどさの欠片もない上質な脂が、たぁっぷりと滲み出てくる鶏モモ肉の味わい。とろける卵の心に絡みつくような濃厚さに、優しい甘味のベシャメルソースの奥ゆかしさ、ほわりと漂うチーズの香り。
口の中で奏でられる協奏曲が咀嚼によって脳に響いて、全身にまで余波を広げていく。じんわりと伝播する感覚が〝幸福〟だと、食道を通る芸術の残響が〝余韻〟だと気づくまで、少し時間を必要とするほどに――ただひたすらに、『満たされる』――。
「…………おいしい……! 今まで食べたオムレツの中で……間違いなく、一番おいしいよ……!!!!」
「ふふ、よかった♪ じゃあ、もう一口いっとく?」
「あ、うん……もちろん……! これ、恥ずかしいんだけど……こんなに美味しいなら、我慢する……!」
「……下半身はもっと恥ずかしいことになってるけどね……」
「んっ……!? ミオ、今なんか言った……!? 白上の下半身、今どこで何してるの……!?」
「何も言ってないよ。向こうは向こうで、あー、その、なんだ……足湯みたいな感じになってるからさ……」
「……足湯……? 〝今日〟のプレゼント感覚で、マッサージとかしてくれてるってこと? それはとてもありがたいですな……最近、脚がカチコチなのでっ……!」
「……ま、そんな感じだよ、うん。ほら、お料理が冷めちゃうからさ……はい、あーん♡」
ミオに餌付けをされるように、フブキの口には次々と至福のひと時が運ばれてくる。そのうちに、幸福の味わいに慣れてきたフブキの頭に、新たな欲望が湧いてきた。
「むぐむぐ……うみゃい……! でもさ、なんていうか……ちょっと、ご飯が欲しくなる味だよね……あはは……!」
「くすっ……♪ わかってるって。そのために、こいつがあるワケで」
舌で唇を揉みながら、気まずそうにしているフブキ。その姿を見やり、ミオは別皿に用意していたパンの薄切りを手に取った。
「ころねが焼いてくれたパンを、うちが切ってからオーブンで二度焼きして……おかゆんに乾燥パセリをふってもらった、〝ゲーマーズの絆ラスク〟だよ」
「お、おお……それはまた豪勢な……! なんか作業負担の配分がちょっと〝おかし〟なことになってますが……!」
「あはは、ラスクだけにな。その分、おかゆんはケーキのデコレーション作業を手伝ってくれたので……あ、『ケーキも用意してる』ってバラしちゃったよ!?やばいねぇ!!」
「あっはははっ!なんだそれっ! ふふふ……大丈夫だよ……!ミオなら用意してくれてるって、勝手に信じちゃってたからさっ……♪」
「ふふ。まあ、そういう期待には応えておきたいよね~。今までも、これからもさ……うち、ずっと……フブキの〝一番〟で在りたいからね……」
「…………ミオ……!」
ミオは優しい目をして、香ばしく焼き上げたラスクの上にオムレツを乗せていく。二色のソースと卵が喧嘩をしないように上手く仲裁し、フブキの口の中まで絶妙な調和を送り届けた。
――さくり……そして、とろり。口にまったく触らないほどに歯切れが良いラスクは、薄焼きにしたピザ生地のようにさっくりとほぐれて具に絡む。舌の動きに合わせて濃厚な味わいと重なっていき、『完成していた』と思い込んでいた究極の演奏に新たな感覚を与えつつ、見事に融け込んでいく。
「……ん……ふ、わぁ……♡ なんか……ピザを食べてるみたいな気分になるよ……! 味も全然違うように感じるし……こりゃあ、うンめぇぞっ……!! 白上、こっちの方が好きだなぁ……!」
「それはいいんだけど……なんか、このオムレツとラスクだけで満足しちゃいそうだね? カレーとか唐揚げも用意したし……あと、さっきのネタバレケーキもあるんだけど……」
もう一つのオムレツ・ラスク・ピザをフブキの口に入れてから、ミオは並べていた皿たちのクローシュを取り外していく。炊き立てのご飯と食欲をそそる香りを漂わせるカレーが入ったポット、見た目も香りも〝満足〟を表現するサクじゅわ食感の唐揚げ……その他、用意していた料理の数々が姿を現していく。
「ほんとに!? えー!全部食べたいな……!もし残っちゃっても、白上、持って帰っからよぉ!!」
「あはは……どんなに食べても太らない、バーチャルワールドさまさまだねぇ。それじゃ、ゆっくり堪能してね、フブキ……お誕生日、おめでとう……♪」
「……うんっ……!ありがと、ミオ……!! ほんとに、心から……一番嬉しいよっ……!!」
「……そっか……♪」
満面の笑みを浮かべたフブキに、次々と料理を差し出していくミオ。その心には、食べさせている相手と同じ大きさの温もりが膨らんでいき、胸がいっぱいになるまで同じ幸せを共有したのだった。
【サイド・下】
「――とまあ、上の方ではこんな感じでキャッキャウフフとてぇてぇ空間を築いているところですかねぇ、まつり先輩?」
「そうじゃないですかねぇ、マリン後輩」
真っ白な布地が艶めく、水色のカーテンに囲われた場所――〝ビッグゴッド鍼灸院〟の施術室にて。
乳房の膨らみをピチピチに張り出させ、スカートから艶めかしい太ももの丸みを覗かせる施術着姿のマリンとまつりが並んで腕を組んでいた。
その視線の先には、ぐっぽりと口を閉じているワームホールから、フブキの下半身とふわふわのきつね尻尾がぶら下がっており、じたばたと自由を求めて暴れていた。
「そんなこんなで、フブちゃんの下半身にはダブルの〝M〟でご奉仕よ!♡ これこそ、感覚遮断落とし穴を完備した〝レストランM〟の――最高級♡ドキドキ♡快感フルコーォウス!!♡」
「ご奉仕じゃねえって、施術だよ施術。しかもマゾは船長だけだし」
「おだまり!がきんちょが!! 船長が弱いのはおまんこだけだもん!マゾってワケじゃないもん!」
「乳首の方がクソザコなクセによく言うわ……まあ、マリンのことはどうでもいいや! ふーぶきっ!♡今日は極限まで〝すっきり〟しようね~♡」
まつりがフブキ(下半身)の後方に忍び寄り、さわり♡といやらしい動きで尻を撫でた。美少女きつねのびーん!と逆立った尻尾を見て、クスクスと淫靡に笑いながら、まつりが服越しにフブキの陰部をまさぐり始める。
びっくんっ!♡と本能が異常を察した、意外と肉付きのよい下半身は、前後左右にムチムチの脚を暴れさせた。
「あらま、やっぱり暴れちゃうわね……まつり先輩、右脚をお願いしますね! 船長がこっちをヤるから!」
「あいよー。フブキ、ちょっとだけ力抜こうね~♡ 暴れたら筋肉痛になっちゃうからね~♡」
マリンとまつりが暴れる片脚をそれぞれ掴み、太ももの側面をズン!と指で突き上げる。強制脱力のツボを刺激され、膝辺りから下の感覚を奪われた少女の脚が、ぷるぷるとした女の子らしい肉揺れを止めてしまった。
まつりは慣れた手つきでフブキの衣服を脱がせていき、ニーハイと脚飾りだけを残させる。抵抗しなくなった脚をM字に開かせて、膝に巻いたゴムバンドでバッチリと固定し――ほとんどすっぽんぽんの下半身に、うっすらと白い陰毛が生え揃った陰部を晒させた。
「うっわ、エッロ……!! フブちゃんのおまんこ、犯罪的にエッチすぎんだろ……!? なんでこんなにM字開脚だけでエロくできんの!?」
「そりゃあまつりの嫁ですからね、おまんこもお尻もぷりぷりで綺麗に決まってるやろ」
「嫁っ……はっ、はぁ~っ……? いやいや、そんなこと誰も認めてねーから……フブちゃんはとっくの昔に、船長のテクにメロメロなんですケドぉ?」
「お?喧嘩か? それじゃあどっちがフブキのおまんこにふさわしいか、ここで決着つけとくか? 無駄だと思うけどさ?」
「あ゛-、臨むところだワぁ、こんにゃろが……! フブちゃんをより癒やした方が勝ちだからな!後で吠え面かくなよ!?」
「ぷぷ……♡ そっくりそのまま返してやるし……それじゃ、まつりからイくね……フブキ……んっ……!♡」
ぷっくり♡と淫らに膨らんだ花弁を割り開き、薄桃色のきれいな花園を外部に披露する。鮮やかなサーモンピンクの肉ヒダがざわめく名器の雌穴と、やけに粒が大きいクリトリスを剥き出しにして、濃厚なキスを捧げていく。
「ちゅっ……んっ……ちゅうっ……♡ はぁ……ふぅ……♡ フブキは、こういうのが好きだもんね……♡はー…………ふーっ……♡ クリ、びっくびくじゃん……♡」
陰部に顔を埋め、太ももに髪の毛を擦り付け……割り開いたままのめしべに、ふぅ~♡と息を吹きかける。ぞくぞくっ♡と官能を揺らしたフブキの腰がしとやかに蠢き、じゅわり♡と期待の涎を花びらに潤ませ始めた。
「……むぅ……さすがに、上手いわね……。おまんこにチョクで触れずに濡らすなんて…………ま、いいや。船長は順番待ちのあいだに、極限ゴリゴリマッサージでもしとこ……」
フブキの陰部と濃密なコミュニケーションを図っているまつりを見ながら、マリンはフブキのふくらはぎや足首を揉み始めた。
ダンスレッスンとレコーディングで疲弊した腱を直接刺激するのではなく、その根幹を支える周囲の筋肉を、指の腹で強めに揉みほぐしていく。普通であれば〝強すぎる痛気持ちいい感覚〟をグリグリと与えていった。
脱力した脚がピクっ♡ピクっ♡と小刻みに震え、痛みを無視した高効率マッサージによる極限快感を享受する。
「んー……れぅ……♡ ちゅろっ……ちゅぷろっ……♡」
一方で、まつりはフブキの陰裂にぷりぷりの舌先を這わせて唾液を塗りたくる。敏感な粘膜を濡らし、垂れ滴る雌蜜をすすり……ぴくっ♡ぷくぅっ♡と充血していくクリトリスの根元を、チロチロっ♡ヂロヂロっ♡と舌先でほじくった。
肉芽の側面をれろ♡れろ♡れろんっ♡と舐め上げてメス勃起を育てていき、びんっ♡びんっ♡と元気に上向いたクリトリスのてっぺんを舌の平でざらざらと刺激し……ぶしゅっ♡ぷしぃ……♡と小さなアクメによるおもらし潮を恥穴から噴かせる。
「ぷふぅ……♡ クリもフル勃起だし、おまんこもちょっとイッてるね……♡ じゃあ、次は、っとぉ……♡」
まつりは、立派に勃起させて小指の先ほどまで膨らんだ肉蕾の怒張を見つめて、いやらしい舌なめずりをする。勃起を吐息でそよがせてから、用意していた小さめの滅菌ガーゼと粘度の高いローションを手に取った。
清潔な粗目の白布にたっぷりと潤滑剤を染み込ませてから、ひたひたに潤んだ布地を陰部にかぶせ……にゅり♡にゅり……♡ぢゅりぢゅり♡ぢゅりんっ……!♡とこするように刺激する。
「うっわ!ローションガーゼとか……えっぐ……!! それ、男がチンポにされると泣きながら許しを乞うて潮吹きするヤツでしょ……!?」
「そだよ? っていうか、女のクリチンポの方がやべーから。こうして感覚遮断して、脚も脱力させた状態なら……遠慮なくヤれんじゃん?♡」
フブキの秘部をわしわしとローションガーゼで磨きながら、淫靡に口元を歪めたまつりを見て……マリンの背筋に、とても良くないゾワゾワ感が這い上がっていた。
パンパンに膨らんだ陰核に、目の全てにローションが浸った布地が擦れていく。一番敏感な頂点をこしこしと擦り、クリトリスをつまんで引き出した付け根を磨くようにほじくっていくと……フブキの腰が、がっくん!♡がっくん!♡と狂喜乱舞して、何度もアクメを迎えながら、陰唇から大量の蜜を溢れさせていく。
「くふふっ……んふふふっ……!♡ フブキぃ……♡クリちゃん、気持ちいいねぇ……♡ 気持ちよすぎて、おまんこがビチャビチャに泣いてるね……♡かわいんだぁ……♡」
限界を越えて勃起し、膨らみをわずかに大きくさせていくズル剥けの〝恥じらい〟を育てながら、まつりは執拗に女体の弱点を責め立てる。ガーゼの両端で肉豆の側面を巻き、ぷりゅんっ♡と上向かせたメス勃起の芽を……ぐっぢゅ♡ぐっぢゅ♡ぐっぢゅぅう……♡!と乾布摩擦をするように磨いていった。
その破壊的な刺激に、フブキの下半身が全体に肉波を打たせるように身悶えする。激しく開閉する膣穴から粘っこい本気汁を垂らし、ガクガクと腰を前後させて、雌汁糸をあちこちにたわませた。
「あー……!♡ これ、めっちゃ気持ちよさそう……!♡ こんなにされたら、おまんこ穴もうずうずしちゃうよね……! ごめんね、フブキ……!♡」
物欲しそうにヒクついていた膣口をガーゼで擦りながら小陰唇をぞりぞり♡とめくり、唇でクリトリスの根元をはみはみしながら、その頂点を舌先でくすぐり……ひくんっ♡ひくんっ♡と淫花に危険な蠢きを生ませていく。
「んちゅ……りゅっ……るるっ……♡ ぷぁっ……♡フブキ、おまんこがヒクついてるけど……もう限界……?♡ マリンの順番とか、要らなくしてやろ~っと……♡」
まつりが煽るように陰部を刺激しながら、びん♡びん♡と痙攣するクリトリスに唇を近づけ――はぷりっ♡と押し潰すように甘噛みした。
その瞬間、フブキの背中が弓なりに反って、尻肉が波打つように激しく跳ね回る。その禁断の弾みが、次第に小刻みなものに変わっていき…………しょろろろろっ……♡じょろろっ♡ぶしゃああああっ……!♡と、決壊した恥口から、濃く色づいた体液を漏らし始めた。
「きゃあんっ……!?♡ フブキ……おもらし、してる……。クリチンポ、まつりのお口で気持ちよくなれて……そんなに嬉しかったんだ……?♡」
(……あーあ、刺激が強すぎて失禁アクメしちゃってるワぁ……怖すぎるだろ、この女……)
フブキの疲れが染み込んだ恥水を全身で浴びながらも、まつりはまったく嫌がることなく絶頂股間にむしゃぶりつく。むしろ、その失禁の勢いを増させるように、陰核への口淫を重ねていた。
ちゅぽ♡ちゅぽ♡と雌勃起をしごかれるたびに、ぶしゅうっ♡ぴゅっ♡ぴゅうっ♡ぶしゃあああ……っ♡と、フブキは体液を搾り取られていく。次第に羞恥噴水の勢いが収まり……びくんっ……♡びくんっ……♡と疲れ果てたように、痙攣がゆるやかなものに変わっていった。
「ふー……♡食事の時間もそんなに長くないだろうし、こんなモンかな……?♡ マリン、降参するか?」
ちゅぽんっ♡と、勃起に疲れて柔らかくなり始めたクリトリスを解放したまつりが、勝ち誇った顔をマリンに向けた。
フブキの腰は、何度も失禁アクメの最高潮を継続され、びくっ……♡びくくんっ……♡と尻肉と太ももを震わせている。乙女心を投げ捨てて、肉欲全開で淫汁を垂らす肉貝を見れば、〝極限の快楽〟を受けられたのは明らかだった。
「だーれが降参するかよ、まったくよぉ……! まつり先輩、フブちゃん水を掃除してから代わってくださいよ!」
「ちぇっ……へいへーい……。フブキをおもらしさせんの楽しいけど、後片付けがめんどくさいんだよなぁ……それに、漏らしてるときの顔がみたかったなぁ……あれが一番可愛いのに……」
まつりはフブキの粗相の片付けをして、恥水まみれになった施術着を着替えてからマリンと場所を交代した。
圧倒的な覇者の女陰責めを見ても戦意を失わず、むしろフブキの秘部への興味を募らせた美魔女が、ヒクつき続ける二枚貝を覗き込む。
「……うっ……♡ このおまんこ……やっぱり、エロすぎるだろ……!? こんなの……チンポ生えてたら入れたくなるに決まってるじゃない……!!」
むッ――わぁ……♡と漂う、雌特有の絡みつくような発情臭。それを垂れ流しにする美少女の陰部を前にして、マリンが思わず息を呑んだ。
ヒクヒクと涎を垂らして男根を欲しがる肉ヒダ。ツンと勃起した大粒のクリトリス。淫らな体液に濡れて艶めく白い陰毛。ぷっくり♡といやらしく膨らむ肉厚の陰唇。その全てが、マリンの情欲を刺激する。
「はぁ……はぁ……♡ おまんこ、吸い付きたい……♡今すぐ、ねっとねとに舐めてあげたいんだワぁ……♡ でも……今日は、癒やすのが目的だから……!♡ふぅ……ふぅ……♡」
マリンはパツパツに張った胸先をぷっくりと尖らせ、腰をくねらせながら下着に大きな染みを作る。それでも肉欲に負けないように、頬をペチペチと手で叩き、耳かきのような持ち手があるゴムブラシを取り出した。
「…………船長、なにそれ?」
「あ……? なにって、ポルチオ開発用のゴムブラシですよ」
「…………は?」
「えっ――ぷーくすくす!知らないんですか?ニワカかぁ!? これでおまんこの奥をほじほじすると、真面目な女の子がチンポ狂いになっちゃうほどに開発できるっていう優れものですよ!」
平然と語られたおぞましい事実に、まつりが唇を尖らせて、目を白黒させて硬直する。よくわからないドスケベマウントを取ったマリンは、フブキのすっかり緩んだ膣口を広げて、びっしりと無数のゴムの繊毛が生え揃った棒を侵入させていく。
にゅろ♡にゅろ♡と明らかな異物が女体の膣壁をめくり、異常事態に震える膣をいじめながら進んでいき……こつん♡と最奥の性感帯を小突き上げた。
「あ、ここ……よね……♡ フブちゃんの、一番弱いトコロ……♡ クリちゃんと同じぐらい好きだったわよね……♡」
異物を淫らに咥え込む膣穴を覗くマリンが、口元を歪めながらブラシを抜き差しする。コリコリとした触感の部分を狙って、蜜液に濡れたゴムブラシが前後し……ごりゅ♡ごりゅ♡ぐぎゅ……♡ぞりゅんっ……♡と鈍い音を胎内に響かせた。
ポルチオを狂わせることに特化したブラシの抽挿が、子宮口の縁をぷりゅ♡ぷりゅ♡といやらしくこそぎ、さらに奥まで広がる亀頭ポケットの官能を磨くように刺激した。
「おまんこ、ごーしごーし……♡ フブちゃん……♡これ、気持ちいいわよね~……♡ いっぱい、癒やされてね……♡」
ゴムブラシは、ぐっぽ♡ぐっぽ♡ くりゅ♡くりゅ♡ぐりゅんっ……♡と繊細な動きでピストンし、的確に美少女きつねの弱点を刺激していった。
すると、フブキの腰が快感を爆発させてガクガクと痙攣し、降り始めた子宮をきゅん♡きゅん♡と甘酸っぱく鳴動させる。刺激に合わせて淫らなダンスを踊る陰部が震えて、恥口から、ぶしゃっ♡ぶっしゃ♡ぶっしゃ♡ぶしゃあああああっ……!♡と大量の透明アクメ潮を漏らさせながら……ぬりゅんっ♡と子宮頸部を緩ませた。
膣内への刺激で白濁した汁が泡立ち、ドロドロと産道を下っていき……とろぉり♡と花びらに濃厚な蜜汁が滴った。とろり♡とろり♡と溢れていく女体の快感搾り汁には大量のストレスが溶け込んでおり、狂喜乱舞するフブキの下半身から、体液とともに余計な力が抜けていく。
「……あ……っ……♡ フブちゃんのドスケベなお潮と、ドロドロのおまんこシロップ……漏れちゃったね……♡ もっといっぱい搾っちゃうわよ……!♡」
マリンは目の色を変えて、あらゆる穴を蜜で濡らすフブキの美白桃尻をがっしりと覗き込み、痙攣を力づくで押さえながら膣奥を辱めた。
ビクッ!♡ビククンッ♡ビクゥウンっ!!♡と大量の潮飛沫を飛ばしながら、フブキの腰と陰部がガクガクと上下前後に跳ね回る。嬉しそうにストレス汁を垂らしてイき続ける膣を見ながら、マリンは醜悪に顔を歪めて満足していた。
(……あーあ、もうイキまくりで快感がオーバードーズしてんのにまだヤんのか……怖すぎるだろ、この女……)
まつりはマリンの悪魔的な所業を見ながら、フブキの足へのマッサージを続けていた。そして、『自分ならもっと上手くフブキを悦ばせられるのに』と嫉妬心をムクムクと育てていく。
……その後も、まつりとマリンはフブキの下半身を奪い合うように〝施術〟を重ねていき……フブキのカラダに溜まっていた〝余計なもの〟がすっからかんになるまで、体液ごと搾り尽くしたのだった。
【エピローグ】
「ふーっ……♡ 満足、満足……!間違いなく、一年で最高の一日だったぜっ……!!」
感覚遮断落とし穴から下半身を解放され、レストランMから出たフブキは、胸とお腹がいっぱいになった身体で軽快にスキップをする。
普通だと思っていた今までが、『全身に重石を詰められていたのではないか』と感じるほどに身体が軽かった。
「んふー! やっぱり、下の方でマッサージとかしてくれてたっぽいなっ……! うおおおっ!脚がすいすい進んじゃうよ……!軽すぎるっ……!!」
にっこにこの笑顔を浮かべて、自分が思っているよりも大きく動いてしまうほどに元気な足取りで、フブキが帰路へ就いていく。
(……でも、なんか……ちょっと、お股がヘンな感じだな……? 気のせい、だよね……?)
少しだけヒリヒリするような、そうでもないような……一瞬だけ、股間周りに不思議な違和感を覚えたが……それ以上の幸せを得ていたことに満足したフブキは、難しい考え事を諦めた。
この軽やかな心身のままで家に帰って、ゆっくりとお風呂に浸かり、ふかふかのお布団に包まれて眠ることを考える――それだけで、何にも代えがたい幸せを感じられた。
「よーっし……! 白上、明日も頑張るぞいっ!!」
フブキは、元気をグッと握り締めた拳を突き上げて、疲れやいろいろなモノが吹き飛んだ足でジャンプする。
その明るい気分を、日付が変わるまで保ったまま――明日以降にも繋がる英気を、しっかりと養ったのだった。
おわり