◆会話少なめ地の文多め。本番いちおうあり。
◆不愉快な表現が多数含まれるので苦手な方は読まないでください。
◆三人称視点初めて書くのと、キサキの口調が難しかったので問題があれば教えてください。直すかはわかりませんが参考にします。
◆アレな作品なので何かあったら消すか消えるかします。
「ふんふんふ~ん」
今日はキサキがシャーレの当番だった。サプライズとして先生に貰った服を着ていく。服とともに君主としての役割も脱ぎ捨てたような気分だった。
「いかんいかん、一生徒としてではあるが仕事ではあるのじゃ。気を引き締めて行かねば」
それでも先生の反応を想像して楽しむ。先生は驚いてくれるだろうか?それとも喜んでくれるだろうか?
サプライズということもあり一人でお忍びで向かうこととする。山海経からシャーレに向かう列車に乗る。
「(初めてこの時間に列車に乗ったがこれほどまでに人が多いものなのか)」
朝の満員電車。知識としては知っていたが体験するのはキサキにとって初めてであった。新しい体験にさらに気分が高揚する。
だが、その気分に水を差す存在が現れる。
さわ──
臀部に違和感を覚える。気のせいかと思い何度か立ち位置を変えるもそのたびに不愉快な感覚はつきまとってきた。
「(なるほど、これが痴漢というものか)」
知らない男にお尻を撫でまわされ続け、不愉快ながらもキサキは考える。
駅員に通報することならいつでもできる。だが自分が玄龍門の門主であることがバレたら面倒だ。どうしても大事にならざるを得ない。
それにもし玄龍門にこの事態を知られた場合、警備が厳しくなり、こんな風にお忍びで出掛けることなど一切できなくなるかもしれない。
そしてなにより先生との大切な時間をこんなくだらない存在に奪われたくなかった。
「(今の妾は機嫌がよいのじゃ。多少の無礼は許してやろう)」
心の中でそう呟く。言葉にすることで悪くなった自身の機嫌を自覚しつつも見なかったことにした。幸い周りに人はたくさんいる。男も無茶な真似はしないだろう。そう考えてキサキは耐えた。
調子に乗ったのか男が背中に覆いかぶさるような体勢になったとしても
不愉快な鼻息が耳元で響こうとも
キサキは耐えた。
しばらくしてから男の手が一度離れる。
ほっと一息つくもすぐにまた男はキサキのお尻に触れ始める。キサキはため息をつきたい気持ちになりながらも男を刺激しないようにするため反応しないようつとめる。
違和感を覚える。先ほどまでとは触りかたが違う。接触面積が小さくなり、強くおしつけられるような感覚。軽く振り向いて男が触れている場所を見たキサキは驚愕を覚える。
男がキサキのスカートに男性器をこすりつけていた。
「(こやつ、このような公の場で陰茎を露出させるとは正気か!?なぜ誰も通報しようとせぬ!?)」
驚きで硬直するのも一瞬、男性器の先端から溢れ出たカウパー液が先生から貰ったキサキのスカートにきたならしい糸を引いているのを見てキサキの我慢は限界に達する。
「貴様、いい加減に───むぐぅ!?」
男がキサキの口を手で押さえつける、と同時にキサキの秘所を乱暴にいじり始めた。
「っ───、───!?」
今まで感じたことのない乱暴な刺激に声をあげることもできず、キサキはされるがままにされてしまう。
今まで誰にも、先生にも触れられたことのない場所を見ず知らずの男に好きにされている。それがもたらす感情、恥じらい、恐怖、怒り、後悔。
それに加え今まで病弱であったため一度も自慰行為をしたことがなかった彼女にとってその感覚は未知であった。
頭がどうにかなりそうだった。
「~~~~!!」
その感覚が頂点に至る。目がチカチカして体に力が入らない。彼女にとって初めての絶頂だった。
「君、抵抗しなさすぎでしょ」
突然男が話しかけてくる。
「あ、助けを求めても無駄だよ。周りは仲間が囲っていてね。それに列車の中はハイランダー学園の自治区扱いでさ。ヴァルキューレの手が入りにくいんだよ」
窓に反射する景色をよく観察すると、男の周りには不自然にスペースが開いていて、周りを囲む人間には大荷物を持った男が妙に多い。男の仲間と思われる存在が十数人はいた。ろくな抵抗もしなかったことは失敗だったと今更悟るがもう手遅れだった。
「仲間といっても名前も知らないんだけどね。痴漢するのは持ち回りで後で下の鞄のカメラで撮ってるやつを共有することになってるんだ」
下を見るとカバンのチャックの隙間から反射したレンズの光が見える。この姿がずっと形として残ることに恐怖する。
「といっても、ミレニアムのハッカー達が怖いからネットには上げられないんだけどね、せいぜいブラックマーケットで売るぐらいかなあ」
男はナイフを取り出すと手慣れた手つきでショーツの紐を切り取り、抜き取った。
「おほっ、おとなしそうな顔してエグいの履いてるね~。やっぱり期待してたでしょ」
キサキの下着はゴムの代わりに紐で締めるので布面積が少ない、所謂紐パンと呼ばれるもので、さらに上部は透けており、全体に金糸で蝶と花の刺繍が入っているものだった。
キサキは男を睨み付けながら首を横に振る。
「むー!(これは先生と会うので念のため最高の下着を履いてきただけであり、決して貴様らのような下郎を喜ばせるためではない!)」
口を封じられたキサキの反論は男には届かない。
男は上機嫌で抜き取った下着とナイフを懐に入れる。男が下着を返すはずもなく、これでキサキはしばらくの間、下着をつけないまま外を出歩く変態同然の姿となることが確定した。
「それじゃ遠慮なく……」
男の右手が無防備となった下半身に迫る。キサキは腰をもじもじとよじらせ逃げようとするがその程度の抵抗でどうにかなるはずもなく、ただ男を興奮させるだけに終わる。
「(あ……)」
これまでに何者の侵入も許さなかった割れ目を男の指が蹂躙していく。
「もうずいぶんべとべとだねえ。やっぱり変態でしょ」
男がキサキに愛液で糸を引いた指を見せつける。何度もこの行為をしてきた男にとっては単なる
「(違う!妾は変態などではない!)」
「……もういいかな」
腰を持ち上げられて一切の抵抗が許されない体勢にされる。男のチンポがキサキの割れ目にあてがわれる。
「!」
門主として山海経のためなら自分の身にどんな理不尽が降りかかってもいいと思っていた。だけど初めての体験がこんなことになるなんて信じられなかった。感情がぐちゃぐちゃになる。後悔も怒りも越えて、病弱で非力な自分を呪うことしかできない。
男の性器がキサキの膣内を分け入っていく。初めての証を貫きながら男のチンポが一番奥まで到達する。
「お~締まる~」
恍惚とした男の声。
男が腰を動かしはじめる。周りに音が響かないようにするためか男はゆっくりとした前後運動をする。
にゅちにゅちという小さな音を鳴らすそれがもたらす不愉快な快感をキサキには耐え忍ぶことしかできなかった。
膣内が男のモノの形に広げられていく。その感覚に意識が向いていたキサキはあることを失念していた。
男に十数度のピストンを許した結果、当然の現象が起こる。
「あ、出る」
「───!」
どぷどぷと白濁液がキサキの膣内に流れ込む。
幼子のような狭い膣は男の射精を効率的に導き、小さな子宮は精液を奥まで飲み込んだ。
「(あ……)」
キサキの思考がオーバーフローする。
「おっと」
崩れ落ちそうになったキサキの体を男が支える。
「♪~」
男はしばらくは放心したキサキを抱き抱え硬度を失ったチンポで弄ぶようにキサキのスカートや下半身に擦り付けていたが隣の男に小突かれてからは服を直し始めた。
「じゃあまたね。名前もしらないかわいこちゃん」
次に到着した駅で男たちが下りていく。
男達は少しでも発見を遅らせるためか二列でキサキが隠れるようにしつつも外からは自然に見えるようにして列車から降りていった。
◆◆◆
駅のホームで座り込む。周りの人間が何か騒いでいるが頭には入らない。もう何も考えたくなかった。
「(先生にはこのことを知られたくない。妾が汚されたことを先生はどう思うだろうか。妾のことを嫌いになるのではなかろうか)」
地べたに直接座っているのでお尻が冷える。冷たいけれど先生から貰った大切なスカートをこれ以上汚らわしい男の体液で汚したくなかった───たとえとっくに手遅れだったとしても。
どれぐらいの時間が経っただろうか。後ろから暖かい感触に包まれる。
「キサキ……ごめん」
先生が上着をかけてくれたみたいだ。
とても悲しそうな先生の声。先生ならこう言ってくれることはわかっていたはずなのに。自己嫌悪で嫌になる。
「君をこんな風にした男たちには必ず報いを受けさせるからね」
先生は今までに見たことがないぐらい怖い顔をしていた。その原因が自分であることに気づいて悲しくなった。
先生がスマートフォンを取り出し、誰かと連絡を取り始める。
「もしもしスオウ、今日の山海経から出てたD.U.行きの列車の乗客のデータ貰えないかな?
越権行為なのはわかってるけどこれに応じて貰わないとハイランダーが大変なことになるから……いや、脅迫ってわけじゃなくって……いや、脅迫なんだけど大変になるのは本当というか……責任は私が持つから……うん、ありがとう」
先生が電話を切る。
「それじゃあ行こうか、キサキ」
「……んむ」
先生の手を握る。その手とかけられた上着の暖かさに身をゆだねたくなる。だけど……
それならばこの酷く疼く感情に蓋をして、これからは純粋に生徒として、山海経の門主として、立場通りに接した方がいいのかもしれない。
キサキはそう、考えた。
その後痴漢グループは拷問ののち処刑されて、キサキはなんやかんやで先生と結ばれました。〈HAPPY END〉