「ちゅっ」
亀頭の尿道口に放たれた口づけ。潤いを帯びた柔らかい唇の感触に、男根が震える。
「ふふ……」
それを見て微笑んだ千冬が、続けてキスを捧げる。
「ちゅ、んちゅっ、ちゅぅっ、ちゅっ、ちゅぅぅっ……」
年上美女による、媚び媚びのチンポキス。大の大人ですら、こんなことをされれば興奮は鰻登りに違いない。ましてや経験の浅い男子高校生ともなれば、即フル勃起は避けられない。千冬の顔の前でムクムクと大きくなっていき、真の姿を見せつける。
「あぁ……」
勇ましく屹立する男根を見て、千冬が頬を緩めてうっとりとしている。男なんて選び放題なはずの千冬が、俺の男根に夢中になっている。自ら顔を寄せ、裏筋に顔を接触させる。
ベッドの端に座る俺と、床で正座をして男根を顔に乗せる千冬。お互いの身を包む衣服はない。生まれたままの姿になって行う、愛し合う男女の戯れ。
「立派だぞ……? ん、ぁ~、れろぉぉ~……」
「ひ、ぃ……!?」
賛辞の言葉と共に、裏筋を舌でねっとりと舐められる。敏感な場所を這う舌の、生温かくざらついた感触。舐めながら千冬が見せる蕩けた表情。それだけで自慰のオカズになりそうな刺激的な絵面が、何度も目の前で繰り広げられる。
「ふ~……んちゅぅっ、ぴちゃ、ぬりゅりゅ~、ぬろぉぉぉ~~……」
「ぁぁぁ、やばい、それ……」
陰嚢と竿の境目から、亀頭の裏側まで。汚れをごっそりと拭い取るように、舌が這っていく。何度も、何度も。千冬は俺に見せつけている。併せて千冬の両手は陰嚢を揉んでいて、精子の量産を促される。
男子高校生の男根をここまでエロくご奉仕する女教師が、この世にいるのだろうか。
「ぢゅっぽぉおっ」
「ぅぁっ……!?」
裏筋攻めが続くかと思いきや、急に亀頭を咥えられた。頬を窄めた千冬が、ニヤリと目元を緩めている。引っ掛かったな? とでも言いたげな様子だ。耐えようとしていた刺激とはまた違う刺激に襲われ、腰がガクガクと震える。
「ぶぢゅぢゅっ、ぢゅるるっ、ぢゅぶ、ぢゅぶ、ぐぢゅぅうっ!」
「ぉっ……!?」
過酷な攻めに狼狽える俺をじっと見つめながら、千冬は顔を前後に動かして男根をしゃぶり始めた。なんて下品な音と、いやらしいフェラ顔なんだろう。
ぢゅぽ、ぢゅぽと室内に卑猥な音が響き渡る。今いるのは寮の自室であるため、俺と千冬以外には誰もいない。夜が訪れ、生徒たちも各々の部屋に戻っているだろう。俺の部屋の両隣の部屋は生徒用ではない空き室のようだから、音が届くこともない。
さっき千冬に聞いてみたけど、まだ見ぬ織斑君は俺と同室ではないとのことだった。どこにあるのかは知らないけど、部屋は別に用意されているとのことだ。ここは俺一人で使っていい部屋らしい。
であるならば、何故俺の部屋にベッドが二台あるのかと言うと、セックス用と就寝用らしい。セックスしまくりの生活でベッドが汚れることを想定して用意したとのことだ。
そういうわけで、この部屋は今、俺と千冬だけだ。
「んぢゅるるっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぬぽっ、ぶぢゅっ、ぢゅぽっ」
「ぉっ、ぉっ、ぉ~……」
女のように喘いでしまう俺。ベッドに両手を突き、体が倒れてしまわないようにするので精一杯だった。やばいくらいの快楽がさっきからずっと俺の脳を犯している。こんな気持ちのいいことが、この世にあったのだと思い知る。
世のカップルたちは皆、こんなことを。清楚に見える女も、遊びまくっていそうな女も、皆同じように恋人と人目のない場所でヤリまくり。こうなって愛を育み、恋人としての関係を強固にしていく。そして、やがては子をなしていくのだろう。
「うぅぅっ……!」
抑えきれない射精欲求に襲われ、俺は何も言わずに射精してしまった。
それでも千冬は怒らない。むしろ微笑ましそうに俺を見つめ、男根から口を離す。放たれた精液を伸ばした舌の上に乗せたまま、次々と噴き出る新たな精液を顔面と口で受け止めようとしている。
びゅるっ、びゅるるっ。千冬の目論見通り、飛び出た精液が千冬の顔と口内に着弾する。
「んぁ、いいぞ、このまま遠慮なくぶっかけてくれ。私が全部受け止めてやる。ぁぁあ……なんて雄臭いんだ。今日あれだけ出したのに、お前の子種ミルクは濃いままだな。こんなものを子宮で受け止めていたとなると、妊娠もそう遠くはないな」
精液の受け皿の役目を買って出た千冬の顔が、白濁塗れになるのに時間は掛からなかった。目元近くに掛かって片目を閉じて、それでも微笑みを絶やさない。
「んちゅっ、ちゅぅぅっ、まだ、尿道に残っていそうだな? 全部絞り出してやろう」
尿道口に吸いついて、噴き出なかった精液の残りも吸い取られていく。
「ぅぁぁぁ……」
人間という生き物は、過剰な幸福と快楽を与えられると意識が落ちそうになるようだ。俺だけかもしれないけど。遠のきそうになった意識をどうにか現実に繋ぎ止め、俺は千冬の様子を見守った。
「舌が蕩けそうだ……。これは、毎日味わいたいな。ぢゅるっ……」
顔についた精液を指で拭い、舐め取っていく。美味しいはずのないそれを、美味しそうに平らげていく。白濁に汚れていた顔が綺麗になっていき、元の美貌を取り戻す。
「見えるか……?」
その成果として、千冬が伸ばした舌の上には、精液がびっしりと乗っていた。
「んぁぁあ、お前の子種が詰まった特濃ザーメンだ……。ぷりぷりとしていて、どろどろで、すごい匂いを放っているぞ……? この匂いを嗅いだだけで……ぁぁあ、子宮が疼く……。この子種でお前の子を孕みたいとせがんでいるようだが、んっ、ごっくっ……」
言葉の途中で千冬が口を閉じ、喉を大きく鳴らした。
「食べてしまったぞ……? お前の大切な子種を。んっ、ほら、見えるだろう? 口の中には一滴も精液が残っていないぞ? 全部私の胃袋に送ってしまった。これから時間を掛けて消化し、私の栄養になっていくんだ」
伸ばした舌を左右にゆっくりと揺らし、満足そうに笑う千冬。
「ふ~……ふ~……出したばかりだというのに、チンポが熱いな。こうやって、ふ~……冷たい息を吹きかけてやっても、全然効果がないな。それならば、こうやって、頬擦りするのはどうだ? 私の頬で、お前の勃起チンポの余熱を拭い取ってやろう」
亀頭に何度も息を吹きかけた後、千冬は楽しそうに男根に頬を擦りつけた。柔らかい頬の肉がむにゅっ、むにぃっと男根と密着する。当然だけど、そんなことでは熱が治まるどころか余計に発熱が促される。
「余計に悪化してしまったな。男子高校生の熱々勃起チンポを鎮められないなんて、私は教師失格だな。ぬちゅっ、れろぉぉ~……。お詫びに、チンポ掃除をさせてくれ。隅々まで舌を這わせて、磨き上げてやるからな」
この人は、なんでこんなにエロいんだ……! 認識を操られているだけじゃなくて、素の部分も交じっているのではないか。これが本来の千冬なのではないかと疑いなくなるほどに、あまりにもドスケベすぎた。
「千冬のせいで、また……」
勃起した男根を突き出す。射精直後とは思えないほどの肉欲を孕み、堂々と直立している。
「ああ、私のせいだな。責任を持って、最後まで面倒を見てやるからな。んぁ~……」
千冬は全く反省の見えない笑顔を浮かべ、再び男根に舌を這わせた。
「ぐちゅっ、ぢゅろぉ、んっ……ところで」
続く口淫。隅々まで丹念に舐め回されていると、千冬が口を開いた。
「今日一日過ごしてみて、どうだ? んちゅっ、好みの女は見つかったか? ちゅぅっ」
「好みって……。ぅぁっ……」
「なんだ。一人もいなかったのか? ぐぽぉっ、ぢゅぽぉっ……」
「ぅ、くっ、そ、それは……」
今日一日とは言っても、殆ど千冬と過ごしていた。他の時間に女子と接触する機会はあったのだろうが、女子のほうから俺に近づいてくることはなかった。俺が千冬を抱いたという噂が広まっていて、女子たちが千冬と比較されるのを恐れたためだ。
食堂で夕食を済ませた後も、ぞろぞろと群れを成して俺の後を追ってくるだけだった。
『あ~、ムラムラするぅ~。誰の精子でも良いから受精したいよぉ~!』
『後で皆で襲っちゃう? 皆でヤれば怖くないっ!』
『だから襲うのは駄目だって。あくまで向こうの同意を得ないと校則違反』
『チンポ勃起してないのかな? 早く性欲処理してあげたいんだけどな』
まあ、隙を少しでも見せたらとんでもない目に遭っていただろうから、偶然避けられていたのかもしれないけど。そのうち女子たちも腹を括って俺にアプローチを仕掛けてくるかもしれない。淫らな格好で俺の前に現れて、『チンポ勃起してない? 処理してあげようか?』とか言われたら、断れる自信はない。
この学園にいる女子は皆魅力的だ。皆、俺の好みに当てはまるのだが。
特に、食堂で出会ったあの黒髪ポニーテールの少女が。
「あの子……」
「ほぉ? どうやらいるようだな。相手の名前は? むちゅぅ~……」
「名前は、わからない。容姿は覚えているけど……ぁ、ちょ、そこ吸われたら……」
「ぢゅるるっ、ん、覚えている範囲でいい。特徴を言ってみろ」
千冬に言われるまま、俺は少女の特徴を伝えてみた。長い黒髪。ポニーテール。巨乳。綺麗系の美少女で、喋り方は千冬に似ている。性格は生真面目そうだった。ほんのわずかな時間だったけど、少女から感じ取った要素を言葉にする。
「……なるほど。やはり、お前はあいつらとも相性が良さそうだ」
何がなるほどなのか。千冬は得心が行ったように頷いていた。
「しかし、やつらは我が強い。このまま手引きしても問題ないだろうか。私の旦那様が骨抜きにされる恐れもありそうだが……。いや、私は既に正妻だ。その立場を譲らなければ問題ないか……? それに、妻としては夫の幸せを第一に考えるべきか……」
「千冬?」
「あぁ、すまない。考え事をしていた」
一人で呟き始めた千冬だったが、俺が声を掛けるとすぐに我に返った。その間も、男根を握って扱いていたけど。
「それで、俺が話した子だけど、何かわかった?」
「ああ、察するにあいつだろう」
「あ、わかったんだ。えっと、その子の名前は?」
せめて名前だけでも知っておこうとしたが、千冬は答えず、「少し待て」と言って突然立ち上がると、机の上に置いてあった携帯電話を手に取った。え? と俺が首を傾げるのを見ながら、どこかへ電話を掛け始めた。
「突然連絡してすまない。今大丈夫か? ……ああ、何となく察していたか。そうだ。彼が――こほん、私を正妻にしてくれた『私』の愛しい旦那様がお前をご所望だ。……ああ、そうだ。せっかくだ、学園指定のあの服を着て部屋まで来てくれ。どれを着るかはお前に任せる。……わかった、待っているぞ?」
そんなやり取りの後、通話が終わる。
会話の内容からすると、誰かが俺の部屋に来る? その誰かというのは、もしかして。
「今から、お前が出会った生徒がここにやって来る。名前は本人から直接聞くといい」
携帯を机に置き、再び千冬がこちらに寄ってきた。ただ、今回は俺の両足の間ではなく、俺の傍。しかも、俺の腕に抱き着いて胸の谷間に腕を挟んだ。肌と肌が直に触れ合って、体温と心臓の鼓動を伝えてくる。
「どうかした?」
「いや、別に」
否定していたが、千冬の密着度合は普通じゃない。大切な物が自分の手元から離れてしまわないように。たとえるならばそんな感じで、俺を抱き締める。横顔をじっと見つめられ、時折頬に口づけをされる。
「……私は、お前の正妻だ。……そうだな?」
「……うん」
「私のことを、愛しているか?」
「え……?」
「私は愛しているぞ? お前を、心の底から。お前はどうだ?」
「……愛してる」
もう俺は千冬の虜になっている。この異常事態がいつまでも続いて、千冬の認識が狂ったままでいてほしい。それでずっと俺の傍に。俺のその考えは人として最低だとは思うけど、一度掴んだこの幸運を捨てられない。
「ああ、愛しているぞ、旦那様……」
耳に口を近づけ、至近距離で囁かれる。甘ったるく緩んだ低音ボイス。鼓膜も、脳も、男根も、全てが癒される。
「好きだ……。お前の全てを愛している……。お前が望むのなら、ずっとお前の隣にいるぞ? お前といつか結婚して、正式に夫婦になって、お前と私の遺伝子を継いだ可愛い赤ちゃんを、たくさん産んでやるからな……? あぁ、考えただけで幸せすぎる……。お前と出会えて良かった……。お前と夫婦になれてよかった……」
癒されすぎて、半開きになった俺の口から涎が垂れる。気がついたときには口元から顎に伝い落ちていたそれは、千冬の舌でぬちゅりと舐め取られる。そのまま口の端を通過して、頬を駆け上がった。
ゾクゾクとした感覚が背筋を駆ける。震える俺を愛おしそうに眺めていた千冬がやがて、ビクビクと震えていた男根に再び目をつけ、手を伸ばそうとしたときだった。
「失礼します」
扉のノック音と共に、少女の声が聞こえてきた。
扉越しで少し聞き取りづらいけど、その声は聞き覚えがあった。食堂で出会った少女の声。千冬が携帯で呼び出して、やって来たのだ。
「
篠ノ之。それが彼女の名字。
「入れ」
それまで甘々だった千冬が顔を上げ、威厳のある声で言い放った。このギャップ。真面目なときと甘いときの差が堪らない。また一つ知った千冬の魅力に惚れ直していると、扉がゆっくりと開かれる音がした。
誰かが廊下を歩く足音。それが徐々に近づいてきた。
そして、廊下から俺たちの見えるところに少女が姿を現した。
その少女はやはり、俺が食堂で出会った少女だった。千冬にも引けを取らない美人。将来、美女になることが約束された見目麗しい容姿の黒髪美少女。それと、男に抱かれるために生まれてきたような抜群のスタイル。
その少女、篠ノ之さんの格好を見て、俺は言葉を失った。