霊子ごと操作できるゲキヤバ体質なオリ主を監視しようとして黒猫化して潜入したヨルイチ=サンが、相手が無類の猫好きだったことで好物のキャットフードと猫用ミルクで餌付けされたあとに腰トンヘヴンを体験し毎晩抱きしめられておやすみし、あえなくオリ主をツガイとして認定してしまう話です。

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家にやってくる黒猫を毎晩抱きしめて猫吸い腰トンしてたら謎の褐色美人に逆レイプされた話

 

 

「んにゃ」

「お腹へった? ヨル」

「に…………」

 

 

 僕は猫が好きだ。

 

 

 実家ではシャム猫を飼っていた。

 あのお焦げのある毛並みが好きだった。

 

 本来ならとりたてていうことではないと思う。

 でも、僕がいま、とある猫を家に連れ込んだ理由として、この文言がもっとも妥当だった。

 

 

 最初は、僕を遠目から見るだけだった。

 

 あるとき、僕は、"お祓い"をしていた。

 この世界には、無念を残した幽霊が怪異となって人を襲うことがある。

 

 そして、僕は、そんな怪異を"成仏"させることができる。

 

 説明が難しいが、大気にある霊的な分子のようなものを操作できるのだ。

 怪異を拒絶したり、逆に融和させたりすることができる。

 これは、僕の体質のようなものだと思う。

 

 そんなお祓いをしていたとき、僕は遠目から、一匹の黒い猫に見られていることに気づいた。

 

 じーーっ、と、僕を見つめていた。

 

 僕はどことなく後ろめたい気分になって、その日はそそくさと家に帰った。

 

 また、次のお祓い。

 そこでも黒猫に会った。

 

 その黒猫は、僕がお祓いしていることをわかっているような素振りだった。

 明らかに、黒猫は怪異を認識していたと思う。

 

 お祓いを終えて家に帰って、

 シャワーを浴びて、

 リビングで、ふと気になって窓を開けた。

 

 そこに、いた。

 黒猫が。

 僕を追ってきていたのだ。

 

 少し考えて、僕は窓を開けた。

 黒猫がのそりと部屋に入る。

 

 そして、

 

「おぬし────」

「おなかへってる?」

 

 僕は黒猫に問うた。

 なにか聞こえた気がしたが、きっとつけていたラジオの声だろう。

 

 僕は猫用ミルクを用意した。

 

 次会ったときに餌付けしようと用意していたのだ。

 

「………………」

 

 黒猫は、迷っているみたいだった。

 僕の実家で飼っていた猫も、最初は僕のことを相当警戒していた。

 それを思い出して、微笑ましくなった。

 

 黒猫は、しばしの硬直のあと、

 

 ゆっくりと、器に注がれた猫用ミルクに口をつけた。

 

 

 

 ‐‐‐

 

 

 黒猫は、ときどき僕の家にやってくるようになった。

 

 

 ときどき、というのは語弊がある。

 最初こそまばらだったが、最近は毎日、窓の外にやってくる。

 

 不思議な猫だった。

 

 一応トイレも用意したのだが、家のなかでトイレすることはないし、猫といえば行ったことのない場所を探索するはずなのに、キッチンなどにも上ってこない。

 ノミ取りをしようとしても、小虫の一匹さえ体毛には見つからなかった。

 

 もしかしたら飼い猫なのかもしれないと思いメッセージを付属させた首輪をつけようとしたらひどく抵抗されてしまった。

 

 臆病で綺麗好きなのだろうと、勝手に納得することにした。

 

 僕は一人暮らしだ。

 正社員ではあるものの、収入はそこそこ。

 地位も夢もない。

 

 のっぺりとした日々を送っていた。

 

 でも、この猫が毎晩傍にいてくれることで、何か、なんというか……こういってはなんだが、日々が華やいだような気がする。

 

 一人でサブスクドラマを見るよりも、どこか賢そうな黒猫といっしょにソファで横になって見るほうが、幸せだ。

 

 今日も、窓際にやってきた黒猫をなかに入れる。

 キャットフードとミルクを用意して、食べるのを待つ。

 食事の様子を眺めていると怒られるので、大人しく動画サイトでおもしろいものを漁っていた。

 

「ヨル」

 

 と、僕はその黒猫を呼んでいる。

 宵闇みたいに真っ黒だから。安直な理由だ。

 

「おいで」

 

 言うと、黒猫は、膝の上に乗った。

 その美しい毛並みを撫でる。

 

 ヨルは、気持ちよさそうに目を細めた。

 

 実家の猫にしていたことを思い出す。

 

 尻尾の付け根を、トントンと叩いた。

 

「にゃぉっ!?」

 

 驚いたみたいだ。

 少し弱めに叩く。

 

 段々黒猫の尻尾が持ち上がる。

 

 確か、性感神経が集まっているから気持ちいいんだったか。

 

 いつもどこか凛とした黒猫のヨルが、普通の猫みたいにお尻を持ち上げているのは珍しかった。

 

 

 

 ‐‐‐

 

 

 段々、色んなところを触らせてくれるようになった。

 額、耳、顎、背中、お腹、足、尻尾。

 

 着実に信頼を勝ち取れている気がする。

 

 でも、それよりもっと嬉しかったのが────

 

「ヨルぅ…………」

「………………」

 

 抱きしめて眠れるようになったことだ。

 これは、実家の猫でも無理だった。

 

 多くの猫飼いが夢見ることだ。これは。

 

 黒猫を抱きしめて、そのもふもふを全身で味わう。

 

 布団を被っているから、もしかしたら体毛のある黒猫にとっては暑いかもしれない。

 そう思っていた。

 でも、ヨルは気持ちよさそうに目を細めている。眠たいのだろう。

 

 

 ‐‐‐

 

 

 今日は、怪異と戦った。

 

 戦った、と表現していいだろう。

 かなり強力な怪異だった。

 

 普段ならちょっと大気中の霊的な分子を操作するだけで成仏させられるのだが、その怪異は予見したのか、避けたのだ。

 

 久しぶりに、僕自身の体内にある霊的分子を操作した。

 

 身体能力を上げて、振るわれる尻尾を避け、止まったところを上から仮想の質量を押し当てるようにして拘束した。

 

 ちょっと、不思議な気分だ。

 

 疲れている。

 精神的に。

 

 普段はこうじゃなかった。

 勘のいい怪異などそれなりにいる。

 

 変わったのは僕だ。

 

 昔にあった、無敵の人のような感覚が無くなっている。

 

 両親が亡くなってからは、こんな気持ちになることはなかったのに。

 

「にゃあ。」

 

 鳴き声が聞こえた。

 見上げると、そこには黒猫がいた。

 

 僕の気持ちなんてまったく気にしていない、猫らしい自由な振る舞いでそこにいた。

 

 思わず笑ってしまった。

 

「そっか、ヨルのせいか」

 

 僕はヨルを抱きかかえて帰路を辿った。

 

 途中にコンビニに寄ってミルクを買った。

 ヨルを下ろそうかと思ったが、ヨルは音と光に富んだコンビニにも臆さなかった。本当に不思議な猫だ。

 

 家に帰って、ヨルを床に放ち、カリカリを用意する。

 

 食べて飲んで、お腹いっぱいになってヘソ天するヨル。

 

 いつのまにか、ヨルは警戒心というか、野生を失ってしまっていた。

 

 その、魅惑のもふもふしたお腹。

 

 僕は、ゆっくりと近づく。

 

「………………にゃ」

 

 いいぞ、と言わんばかりに僕のほうをちらりとみてからヨルは目を閉じた。

 

 顔を、ヨルのお腹に埋める。

 

「………………」

 

 幸せだ。

 

 吸ってみる。

 

「すぅぅ………………」

 

 ヨルは、僕が猫吸いをキメるのも許してくれるようになった。

 さすがにずっとしていると怒られるが、たくさん腰トンしたらその分長く猫吸いさせてもらえる。

 

 仕事のストレスが消えていく。

 

 やはり時代はアニマルセラピーだ。

 

 

 明日に向けて、お風呂にも入る。

 

 使った浴槽のうえから半分蓋を張ると、そこにヨルが上ってきた。

 

「………………!!」

 

 なんだか驚いている。

 気のせいだろうが、僕の股間を見ているような…………。

 

 浴槽に沈んでいる僕のそれは、たぶん、普通の人よりは大きいと思う。

 自家発電用に使っているLサイズのゴムがきついレベルだから。

 

 ピコピコしているヒゲが気になるが、猫のヒゲは触らないほうがいいらしいのでそっとしておく。

 代わりに顎を撫でるが、濡れた指が気に入らないのかゲシゲシと猫パンチをくらってしまった。

 

 

 

 ‐‐‐

 

 

 

 ヨルと暮らすようになってから、半年ほどが経過した。

 

 寝室。

 

 今日もヨルを抱きながら眠る。

 

 まだ外が寒いこともあって、ヨルのもふもふした体は大変心地が良い。

 

 ヨルは、ぺろぺろと僕の唇を舐めてくる。

 それが少しくすぐったい。

 

「そういえば」

 

 ふと思い出した。

 

 もうすぐクリスマスだ。

 

 もちろん僕には恋人はいない。

 そんな余裕がなかったからだ。

 

 いまでは少し心に落ち着きができたので、そういう人を探してみてもいいかもしれない。

 家に誰かがいるというのは、想像以上に心安らぐものであるということに、最近気づいた。

 

 冗談めかして、言う。

 

「猫飼ってると、恋人できないんだって」

 

「……?」

 

「ちゃんと家庭作るなら、ヨルを里親に出すことになるかもね。もう外は寒いから放ってもおけないし」

 

「…………」

 

「ああ、でも、去勢とか、いろいろ、必要なんだっけ」

 

「にゃ………………」

 

 とりとめのないことを言っていると、なんだか頭がぼんやりとしてきた。

 

 このまま寝よう。

 明日は何時起きだっただろうか。

 

 ねむ、

 

 明日、会社………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふざけおって……!! このっ……!! このぉっ……♡♡」

 

 ギシギシとベッドがたわむ音。

 

 それと、何かが打ち付けられる音で目が覚めた。

 

 股間あたりがとても気持ちいい。

 

「う、ぁ…………」

「おぬしのせいじゃぞっ♡♡!! わしをっ♡♡♡ わしを恋人にすればいいのにっッ♡♡♡♡」

 

 誰だ……?

 

 褐色の、

 美人さんだ。

 

 いや、まて、

 

 僕、この人に逆レイプされてる…………?

 

 見ると、布団は床にのけられており、

 僕の肉棒は、女の人のそこにぐっぽりと咥えられていた。

 

 褐色の体が僕の鼠径部にばっつんばっつんとうち当てられ、その度に痺れるような快楽が走る。

 

「だ、だめ…………」

「なにがだめなんじゃッッ♡♡♡♡ いつもわしのしっぽの根をたたいてきおったろうっッッ♡♡♡♡ せきにんぐらいっ、とれっッッ♡♡♡♡」

 

 思わず、手を伸ばす。

 

 止めようとした。

 しかし、その手は女性にからめとられ、胸元へと誘われる。

 

「ほらっ♡♡♡ おとこは女のむねがすきなんじゃろうっッ♡♡♡♡ もんでみろっっ♡♡♡ ほれっっ♡♡♡♡」

 

 すごく、やわらかい。

 本当に人体の一部なのだろうか?

 マシュマロのようにやわらかいのに、みずみずしく、温もりがある。

 

「ふとくなってきたのっ♡♡♡♡ でそうなんじゃろっ♡♡♡???

 だーーせっ♡♡♡♡ だせっ♡♡♡」

 

 限界まで悟られてしまっていた。

 僕は、その褐色の美人に上から覆いかぶさられ、

 耳元で精液をねだられる。

 

男子(おのこ)なら景気良く射精せいっ♡♡♡♡ だせっ♡♡♡ だせだせだせだせッッッ♡♡♡♡」

 

 手を恋人のようにつながれて、

 腰をぱつんぱつんと打ち付けられる。

 

 射精()た。

 射精()した。

 

 びゅるるるるるるるるるるるっっっと後先や責任なんて考えない量の精液が、名前も知らない女性の胎内に注がれた。

 

「んぉ゛ぉ゛ッッッ♡♡♡♡!??!?? 

 な、なん゛じゃ、これ゛はっ、んぉ゛ッッッッ♡♡♡♡♡!?!?」

 

 むちむちとした太い足を掴む。

 僕は無意識で腰を突き上げていた。

 

「ん゛ふぉ゛ッッッ♡♡♡♡!??!? ま、まてっ゛♡♡♡♡ それ、はぁ゛ぁッッッ♡♡♡♡♡!??!?」

 

 どっぴゅうどっぴゅと残りの精液を子宮に注ぎ込む。

 目の前の女性は、腰を跳ねあげて絶頂する。

 

 そして、力を失って、だらりと僕にのしかかった。

 

「ぁ……♡♡ は…………♡♡♡ は、はんそくじゃぞ……♡♡♡ こんな、霊子をつかった、中出しなど…………♡♡♡♡」

 

 れいし?

 というのはよくわからなかった。

 

 そもそも、この状況がよくわかっていない。

 なんで、僕は美人に逆レイプされているんだ……?

 

「ん……れ…………♡♡♡」

 

 美人さんに、唇をぺろぺろと舐められる。

 まるでヨルがするみたいに。

 

 僕はそれでなぜか安心しきってしまい、

 

 瞼をゆっくりと下ろした。

 

 

「ンぉ゛ッッッ♡♡♡♡♡ 寝ながらだすでない゛ッッッ♡♡♡♡」

 

 

 

 ‐‐‐

 

 

 

 僕が起きると、そこに褐色美女の姿はなかった。

 

 夢だったのかとぼんやりしながらシーツの上をさぐる。

 すると、明らかにそういった行為をしたとしか思えない体液のあとと、処女喪失のものと思われる少しばかりの血痕があった。

 

 脳裏に思い浮かぶ、よがりくるった褐色美人。

 あれで処女だったのだろうか?

 

「にゃあ」

 

 声がした。

 

 僕の枕元にすとんとヨルが上ってきた。

 

「ヨル」

「にゃふ」

「どうしよう」

 

 僕はヨルを抱きしめてふとんに沈んだ。

 

 ぼんやりとした目でヨルを眺めながら、その柔らかな体毛を撫でる。

 

「逆レイプされちゃったかも」

「にゃお」

「でも、美人だったな…………」

「…………」

「ああいう人が恋人だったら、人生楽しくなりそう」

「…………………………」

 

 嫌悪感のようなものはなぜかあまり感じなかった。

 向こうが、僕に対し性欲以外の好意的な感情を抱いているように思えたからかもしれない。

 

 なぜかヨルにほっぺたを殴られた。

 

 容赦のない猫パンチに、痛みといくばくかの喜びを感じつつ、僕は時計を見て、絶叫するのだった。

 

 

 

 ‐‐‐

 

 

 

 その日の夜も、

 褐色美人は現れた。

 

 

「このっッ♡♡♡♡ このッッ♡♡♡♡」

 

 昨日よりも激しい。

 一心不乱に腰を上下させて、僕に快楽を与えてくる。

 

「デッカいのを持っとるくせにっッッ♡♡♡♡ なんて小心者なんじゃっッッッ♡♡♡♡♡ おまえはッッ♡♡♡♡」

 

 その巨乳がぶるんぶるんと揺れている。

 腰を持ち上げられる度に、名器すぎる膣襞がぞりりりと肉棒に甘えすがりつき、腰を落とされるとぎゅうきゅううと収縮する。

 

 五感すべてが気持ちよかった。

 

 

 そうやって、僕は一方的に犯され──────────

 

 

 

 

 ────────ることはなかった。

 

 

「んぉ゛ッッッッッほ゛っッッッ♡♡♡♡♡♡♡♡ ぉ゛ぉお゛ォ゛ッッッッ♡♡♡♡♡♡」

 

 その両腕を後ろに引いて、背後から突く。

 腕を強く引くと、褐色美人はエビ反りになって、後ろからでもわかるくらいそのたわわな胸を弾ませた。

 

 いつのまにか、襲うのは僕のほうになっていた。

 

 というのも、この褐色美人が快楽に弱すぎたからだ。

 逆レイプ中も、ストロークが緩慢で、どこか物足りなかった。

 

 おもわず腰を突き上げると、前回以上に絶頂してしばらく動けていなかった。

 

 その間に正常位で犯すと、何度も潮を吹きながらイッた。

 

 この逆レイプしてきた褐色美人は、よわよわだった。

 

「や゛、やめっ゛ッッッッ♡♡♡♡♡♡ ん゛んんんん゛ッッ、あ゛ッッ♡♡♡♡♡!?!?」

 

 正常位に戻して、頭を撫でる。

 膣内がきゅうううと締まった。

 

 なぜか目を閉じて無抵抗になっている。

 こういうところも、ヨルに似ている。

 

「ヨル。」

 

 思わず、そう呼んでしまった。

 

「っっっっ♡♡♡♡♡♡」

 

 美人さんの腕が、僕の背中に回る。

 やわらかな体を十全に使って僕の腰を両足でがっちりとホールドしてくる。

 

「すきじゃっっ゛♡♡♡♡♡ すきっ゛♡♡♡♡ わしっ゛♡♡♡♡ はじめてなんじゃっ゛ッ♡♡♡♡♡」

 

 そう言いながら、僕の唇をぺろぺろと舐めてくる。

 僕も、そのふっくらとした唇にしゃぶりつく。

 

 舌の根を交わし、互いの口元を合わせてもう一つのセックスのように結合する。

 

 腰元がカッと熱くなって、ぐつぐつと精液が沸き立つのがわかる。

 

「んぅ゛ぉっ♡♡♡♡ むふっッ♡♡♡♡ んーーむ゛っ♡♡♡♡」

 

 下手なセックスで美人さんの体をがくがくと揺らしながらも、互いにその不安定な状態でキスを求める。

 

 腰に腕を回して、少し持ち上げた。

 斜めに、肉棒をぶっこんで、子宮口をぶち抜く。

 

「ぁぁあ゛ァ゛あああ゛っっっっッッッ♡♡♡♡♡♡♡♡!??!?!??!?」

 

 そして、見開いたその人の目をみつめたまま、

 

 

 射精した。

 

 

「んぉ゛────ォ゛ぉおお゛ォ゛ッッッッッッ♡♡♡♡♡♡♡♡!?!?!???!?」

 

 相手を孕ませることしか考えていない量の精液が流れ込む。

 美人さんはその奔流から逃れようとするが、自分が回してる腕と足のせいで離れられない。

 

 なんども粘膜をぶつけあって弱くなった子宮口に亀頭をぶつけ、ゼロ距離で子種を流し込む。

 

「お゛っ……ッッ♡♡♡♡ ぉ゛ォ゛~~ッッッッッ♡♡♡♡♡♡」

「う、ぐ……ぼくも、すきっ…………」

「ぁ゛ッっ……♡♡♡♡ わ、わし゛のほうが゛ッッ♡♡♡♡ しゅきっッ♡♡♡♡ しゅきなんじゃッッッ♡♡♡♡♡」

 

 わけもわからぬまま告白し、互いの唇を貪り合う。

 

 唾液を交換しあい、脱力しながらも、下半身の結合部をねちねちと動かした。

 

 

 

 ‐‐‐

 

 

 

 翌朝、

 

 僕は、ヨルを抱いて、

 いなかった。

 

「…………ん…………」

 

 腕のなかには、昨日さんざん中出しした褐色美人が眠っている。

 こうみると、本当に美人だ。

 切れ長の睫毛、凛とした頬の輪郭、女性的な口元、すらりとした鼻筋。

 

 思わず見惚れていると、僕の視線に気づいたのか、その人はうっすらと目を開けた。

 

「あ、おはよう、ございます…………」

「…………なんじゃ、他人行儀じゃの」

「いえ、その、昨日はちょっとはっちゃけちゃって…………」

「儂とおぬしの仲じゃろう?」

「え?」

 

 美人さんは、ベッドから降りて、こちらに振り返る。

 全裸だ。

 

 思わず目を閉じた。

 

 閉じて、数秒経って、

 少しだけ目を開けてしまった。

 

 

「ぇ…………?」

 

 

 そこには、黒猫が、ヨルがいた。

 

「あれ、さっきの人は…………」

「まだわからんのか」

 

 黒猫が喋った。

 その声の、なんというか、雰囲気が、褐色美人と似ていた。

 

「………………」

「あれだけバカげた霊的才能を持ちながら、女が黒猫になることは受け入れられんか?」

「本当に、ヨル……?」

 

 にわかには信じがたい。

 でも、幽霊だっているのだ。

 鶴の恩返しみたいに動物が人間になることがあっても、一概に否定はできない。

 

「毎晩触っておったの」

「ぅ…………」

「もう儂の体に、お前に触れられたことのない部分は存在せん」

「すいません…………」

「それで、なんと言ったか、去勢? 里親? そんなことを言っておったな」

 

 言われてから、ことの重大さに気づく。

 ボコボコにされても文句は言えない。

 いや、でも、やはり本当に猫ならそちらのほうが幸せだったりしないだろうか。

 ……いや、本人が嫌なら、きっと僕のしようとしたことは間違っているのだ。

 

「去勢されては、困る」

「………………」

「お前との子が作れんではないか」

 

 ぐわり、と黒猫の姿がゆらめく。

 美しかった。怪異とは違う、明確に意思をもって統制された霊的分子の移動。

 そして、もう一度、ヨルが美人さんに姿を変える。

 

 全裸のその人が、僕の膝の上に乗った。

 

女子(おなご)の尻尾を叩き回して毎日疑似交尾した責任、とってもらうぞ……♡♡♡」

 

 僕は、電話をとろうとした。

 すくなくとも、今日も会社に遅れそうなことを伝えるために。

 

 しかし、その手を弾かれ、

 

 端末がベッドの横に当たって、そのまま隙間から床に落ちる。

 

 僕の体も、ベッドのうえに押し付けられた。

 

 目の前に、褐色美人さんの顔がある。

 

「私は四楓院夜一(しほういんよるいち)、という」

「夜一、さん」

「ヨルでいい。おぬしにとってはそうじゃろう?」

 

 蠱惑的に笑うその唇が、

 そっと近づいて、

 僕の口元に蓋をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




イメージ絵(AI注意です)

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