◆
僕の母さんは、いわゆる「教育ママ」ってやつだ。
家に帰ればまず「宿題やったの?」で始まって、「今日は予習復習どこまで進んだ?」って畳みかけてくる。
テレビなんか見ようものなら、「そんな時間があるなら、模試の対策したら?」って眉をひそめて言う。
これが毎日だ。
正直、しんどい。
でも母さんがどれだけ厳しくても、僕は反抗できないんだ。
母さんはシングルマザーだ。
僕がまだ凄く幼かった頃、父さんと離婚した。
理由は詳しく知らされていないけど、母さんの「パパみたいになりたくなかったら、ちゃんと勉強しなさい」がヒントだろう。
母さんは父さんの話をほとんどしないけど、たまに漏れる言葉の中には、嫌悪と失望が混じっているのが分かる。
「良い大学に行かなかったから、パパみたいになるのよ」
母さんはいつもそう言う。
父さんみたいに?
たぶん、父さんは母さんの中で「反面教師」なんだと思う。
勉強が大事なのは分かる。
僕だって、学校の成績を気にしていないわけじゃないし、模試の偏差値が悪ければ焦る。
進路について真剣に考えなきゃいけない年齢なのも理解している。
でも、母さんの期待は重い。
たまに無性に「どうしてそこまで?」って思うことがある。
母さんが寝る直前、ふと部屋を覗きに来て、僕の机の前で言う言葉が耳にこびりついて離れない。
「あなたは絶対に良い大学に行って、ちゃんとした人生を送らないとダメよ。パパみたいになったら苦労するのはあなただけじゃなく、周りの人もなのよ」
母さんはそれしか言わない。
◆
ある日、僕は学校を早退した。
試験が近くて、普段より神経を張り詰めていたせいか、その朝から頭痛がひどくて体も重かった。
授業中も集中できず、とうとう先生にお願いして家に帰ることにした。
リビングに入ると、母さんが家にいた。
いつもは仕事で遅くまでいないはずなのに、たまたま休みだったらしい。
「どうしたの?」
母さんの声は、僕の顔を見るなり警戒を含んだものに変わった。
「頭が痛くて……熱もあるかもしれない。だから早退してきた」
僕がそう言うと、母さんは無表情で僕をじっと見つめた後、眉をひそめた。
「試験が近いのに……そんなことで学校を休むの?」
そんなことで、と言われて僕は思わず反論した。
「試験はまだあと三日もあるし、今日は少し休んだほうが勉強に集中できるって先生も──」
バシンッ。
母さんの手が僕の頬を叩いた音が、静かな家の中に響いた。
・
・
・
「少しくらい具合が悪くても学校を早退していたら、パパみたいになるわよ!」
母さんは怒りと失望を押し殺したような声でそう言ってリビングから去っていってしまった。
◆
その夜、布団の中でずっと考えていた。
──父さんって、どんな人だったんだろう?
母さんがいつも言う「パパみたいにならないで」という言葉の意味。
母さんにとって父さんは、そんなに憎むべき人間だったんだろうか。
僕は父さんの記憶がほとんどなかった。幼い頃に別れてから会うこともなかったし、母さんも父さんの話をしない。
だから、気になって仕方がなかった。
翌日、思い切って祖父に電話をかけることにした。
祖父は、母さんの父親だ。
僕にとって優しい存在で、母さんが厳しく叱るのとは正反対に何でも話を聞いてくれる。
電話を取った祖父に、僕はストレートに聞いた。
「おじいちゃん、父さんってどんな人だったの?」
一瞬、受話器の向こうで空気が固まるのが分かった。
「どうしてそんなことを聞く?」
祖父の声は少し苛立っていた。僕は正直に、母さんに叩かれたこと、父さんのことをどうしても知りたくなったことを伝えた。
「……本当は、お前には話したくなかった。でも……どうしても知りたいなら話そう」
祖父は溜息をつき、重い口を開いた。
・
・
・
父さんは犯罪者だった。
ただの悪さや借金問題とか、そんな話じゃない。
極々普通のサラリーマンだった父は、通勤電車で毎朝一緒になる女子大生に目を付け、出来心から痴漢、つきまとい、そしてそれが高じての──レイプ。
なんと電車内で、被害者の背に刃物をつきつけて「大人しくしろ」と言って脅迫したらしい。
取り調べで父は「妻に大事にされていなかった。低学歴だからといって毎日見下され、ストレスが溜まってそれが爆発してしまった」と答えたらしい。
何も言い訳になっていないし、何の擁護もしようがない。
本当に忌まわしい性犯罪者だった。
──そうか、母さんは僕に父さんみたいになってほしくないんだ
これまで何度も言われてきたことが、スッと飲み込めた。
だが腹も立つ。
なぜならそんな心配をしているってことは、僕が父さんみたいになるかもしれないって考えているからだ。
蛙の子は蛙というけれど、僕はそんな事にはならない。
誓って言える。
◆
そんなある日、家に帰ったら母さんが裸で縛られていた。
左手首は左足首と、右手首は右足首と纏めてビニールテープで縛られている。
それだけではない。
リビングの床に転がされている母さんはアイマスクに耳栓、ボールギャグまでつけられて、まるでアダルトビデオの撮影現場の様だった。
家の中も随分と荒れている。
僕は頭が混乱してしまった。
母さんにこんな趣味があったなんて、という思い。
でもすぐにそれは違うと気付いた。
なぜなら母さんは僕──というか、人の気配を感じたのか、しきりに呻き、もがき、アイマスクの隙間から涙まで流しながら助けを求めていたからだ。
「ウ──ー!! ウ────ッ!!!」
呻く母さんは苦しそうで──そして、綺麗だった。
僕は母さんを見る。
無言で見る。
見続ける。
母さんの股からは白い液が流れている。
──犯されたんだ
僕はそう思った。
多分強盗か何かにおしいられて、それで犯された。
つまり、悪いのはその強盗である。
──例え僕が、何をしても
悪いのは、その強盗という事になる。
◆
僕は足音を忍ばせて母さんに近づき、両膝をつかんで脚を無理やり開いた。
開かれた脚の付け根には、白く濁った液体が流れ出ている。
ハンカチでそれをぬぐい取ってやる。
──汚いなあ
僕はそんな事を思いながら、母さんの股をハンカチでゴシゴシと拭った。
なぜそんな事をするのかと言えば、この後僕も "使う" からだ。
ふと母さんを見てみると、さっきまで呻き声をあげてうるさかったのに黙りこくって、僕の方を見ていた。
アイマスクをしているにもかかわらず、その下が恐怖に満ちた目でこっちを見ている事が僕には分かる。
その瞬間、僕は自分の中に何かが芽生えるのを感じた。
いや、何かというのはおかしいな。
もう分かっているはずだ。
これは劣情だ。
男としての本能だ。
理性では止められない感情だ。
──不思議だな、いつもは僕が母さんを怖がっていたのに
今となっては母さんが僕を怖がっている。
そう思うと、僕は不思議と愉快な気分になった。
僕は人差し指を母さんのあそこ──おまんこへ挿し込んだ。
中はとても熱くて、ぬるぬるしていた。指を引き抜くと糸を引くほど粘り気があるみたいだ。
今度は人差し指と中指、二本同時に挿入してみる。すると指の間からどろりと精液が溢れ出た。
なんだかとても汚く感じて、床にこすりつける。
母さんはむーむーとうるさく、足をバタバタさせ始めたので、少し勢いよくおまんこの中をかき回してみた。
するとすぐに大人しくなる。
なんだか震えているようだ、きっと "前の男" に散々に酷い目にあわされたのだろう。
いつも僕を怒鳴りつけ、叩く事も珍しくなかった母さん。
──『父さんみたいになりたいの!? あれだけ勉強して、なんで点数が下がるのよ! この馬鹿!!』
そう言って僕の事を蹴った事もあったね。
そんな母さんが今では僕の指一つに震え、怯え、脚を広げた蛙みたいな恰好をしている。
そう考えると僕は下半身に今までにないほどの強張りを覚えた。
自然、息遣いも荒くなる。
──いつもいつもパパみたいになるなって、うるせぇんだよクソ女!
僕は心の中でそんな事を叫び、制服のズボンを脱いだ。
ブリーフの中心がこんもりと盛り上がり、先端が湿っている。
僕の体が母さんを犯したがっているんだ。
犯して、犯して、犯して、ひどい目に遭わせてやりたがっている。
そして、僕の心も体に追いついた。
◆
パンツを脱いで、硬くなったペニスを手で支えながら母さんのあそこにおまんこにあてがう。
そのまま腰を前へ突き出すように進めていくと、僕のモノが少しずつ母さんの中に入っていくのが分かる。
亀頭の先が少し入ったところで一旦止め、それから一気に奥まで突き入れた。
根元まで全部入ると、僕はゆっくりと腰を動かし始める。最初はゆっくり、だんだん速くしていくつもりだ。
こうすれば気持ちよくなれるってネットで見た事があるから間違いないだろうと思ったんだけど……なかなか上手くいかないものだなぁと思う反面、これがセックスなんだと思うと妙に興奮したりもする。
「ううううう────ー!!! むううう!! あげ、へぇええ!! はふへへえええ!」
"また" 犯されていると知った母さんは、ボールギャグ越しにそんな事を言った。
何言ってるかよく分からないけど、たぶんやめてって言ってるんだろうな。
でもやめない。
僕は腰を母さんのそれへと叩きつけるように激しく動かした。
べちゃ、ばちゅん、ぐちゅり
そんな粘着質な音が響く度に、母さんは「お゙っ……!!」とか「い゙ぎ……ィィィィ!!!」とか呻いたり叫んだりして、その声を聞く度に僕の中の暴力的な思いはさらに大きく膨れ上がった。
僕は身を乗り出し、母さんの頬をひっぱたいてやる。
母さんが僕にしたみたいに。
左を一度、右を二度。
すると、当たり所が悪かったのかボールギャグが外れてしまった。
「お、お願い……もう、許して……」
母さんがそう言った。
ぷっくりと膨れた唇の端が切れて血が流れている。
僕だって母さんに許してとお願いしたことがあったよね。
でも現代文のテストで78点をとった僕を、母さんは許してくれなかった。
僕が唇を嚙み切るくらい強く、叩いた。
それも──拳で。
僕はぎゅうっと右の拳を握り締め、母さんの向かって右の頬を殴りつけた。
人を殴るのは初めてで、正直言って良い気分はしない。
だけど、母さんは「あんたなんて私の子供じゃない、あの男の子供だ」って叫びながら僕を叩いたんだから、僕だって母さんを叩いてもいいはずだ。
「ひぎゃっ……!」
母さんは女の子みたいな声をあげながら、きゅうっとおまんこを締め付けた。
その締め付けが余りに強いものだから──
「あっ……!」
僕は小さく声をあげ、母さんの中に射精してしまった。
あっというまの出来事だ。
しかも一発出してもまだ収まらない。むしろもっと出したいとすら思う。
だから僕は再び腰を動かした。さっきよりもさらに早く、そしてより深く奥へ届く様にと意識しながら動く。
その度に母さんの口から悲鳴とも嬌声ともつかない声が上がる。
それが面白くて楽しくてたまらなかった。
結局、何回やったか覚えていないけれどとにかく出しまくった後、僕は我に返った。
目の前にはぐったりとしている母さんがいる。
顔は涙やら鼻水やら涎やら汗やらでべちゃべちゃだ。
そんな母さんが、小さい声で何かを言っていた。
口元に耳を寄せてみる。
すると──
「なん……で、洋介……なんで、あなた、が……」
どうしてばれたんだろう?
僕はそう思ったが、すぐにわかった。
──ああ、声を出しちゃったからか。耳栓もいつの間にか外れちゃってるし
殴ったときに外れてしまったのかもしれない。
床に黄色い耳栓がころりと二つ、転がっていた。
「バレちゃったんだったら仕方ないか」
僕は敢えて声に出して言い、母さんのアイマスクを外してやる。
久しぶりに見た気がする母さんの顔は、ひどく汚れていた。
口の周りには乾いた精液が付着していて、目はうつろになっている。
でもそんな姿すらも綺麗だと思った。
「……ねえ、母さん?」
僕がそう呼びかけると、母さんは一瞬びくりと体を震わせた後、僕を見た。
その目には恐怖の色が浮かんでいる。
当然だ。だってついさっきまで息子にレイプされていたのだから。
「──ひっ!?」
だが僕の姿を認識するなり、母さんは短い悲鳴を上げると、ずりずりと床を這いずりながら逃げようとした。
だが逃げられない事は分かり切っているだろうに、それでも逃げようとする姿が滑稽で──愛おしかった。
「待ってよ、逃げることないだろ」
そう言いながら近づく僕に、母さんは再び悲鳴をあげる。
まるで化け物を見るような目で僕を見てくるのだ。
「ご、ごめんなさい……! 謝るわ! 私が悪かったから! だ、だから──」
懇願するような口調でそう言う母さんだったが、僕はそれを遮った。
「……謝らなくていいよ、悪いのは父さんなんだからさ」
そう言ってやると、母さんの表情が変わったのが分かった。
「母さんは父さんみたいになるなって僕に言ってたよね。でもごめんね、母さん。僕は父さんの子だったみたいだ。だってほら」
僕はそう言って、母さんの目の前にペニスを差し出してやる。
一度射精したばかりだというのに僕のそれは硬く、臍につきそうなほどにそそりたっていた。
それを見た母さんの表情は絶望に満ちていて、今にも泣きだしてしまいそうだ。
その表情を見ていると、なんだかゾクゾクしてくる。
「や、やめて…………」
母さんは消え入りそうな声で言うが、僕は当然辞める気はない。
「舐めるか、犯されるか、殴られるか選んで」
僕はそう答えた。
「わ、私たちは親子なのよ……?」
母さんの言葉に僕は笑ってしまった。
だって、この前言ってたじゃないか。
そんな出来の悪いあんたなんて私の子供じゃない、って。
「僕は父さんの子でしょ? 母さんが前にそう言ってた。僕を殴りながら。そして、父さんはレイプ魔だ」
僕が言うと、母さんは目を大きく見開く。
「なん、っで、それを知って……うぐっ!?」
話をするのも飽きてしまったから、僕は母さんの髪の毛を掴んでペニスを口に突っ込んでやった。
するとすぐに苦しそうな声をあげるので少し可哀そうに思ったけど、構わずに喉の奥へ突っ込む事にした。
「おえっ!? げほっ! えほおっ!」
えずくたびに喉が締まって気持ちいいし、何より涙目になって咳き込む母さんの姿がとても可愛いからだ。
やがて息が続かなくなったのか、僕の脚を叩くようにしてきたので口から抜いてあげることにした。
ただ、許すっていうわけじゃない。
母さんの反応が見たいのだ。
「た、叩いたのはっ……謝る、から……」
母さんは怯えた目で僕を見上げる。
あの怖かった母さんが自分から謝ると言った事に僕は驚いたが──
「そんな恰好で言っても説得力ないよ、母さん」
母さんは相変わらず蛙みたいな恰好だ。
両方の手首が両方の足首に縛り付けられ、おまんこ丸見えで仰向けに転がされている。
とても、とてもみっともない姿だった。
──だからこそ、興奮する
「ひっ!?」
母さんが僕を見て怯えた声をあげた。
僕、そんな凄い目で母さんをみていただろうか? ──まあいいさ。
僕はゆっくりと母さんに近づき、押しつぶすように体をおしつけていく。
「僕さ、友達いないんだ」
そう言いながら、ペニスを母さんのおまんこへ。
「だって、母さんが友達付き合いも許してくれなかったから。友達はみんな、僕の事を付き合いが悪いつまらない奴だって思ってる」
そう言いながら、ぐりぐりと押し付ける様に母さんの中へねじ込んでいく。
「お゙、ぐ……お゙、ねがぃぃ……やめ、やめて、やめ゙、て……」
母さんが泣きながら懇願するが、それは僕の気を昂らせるだけだ。
「母さん、沢山中に出してあげるからね。僕は母さんみたいな事はしないよ、 "自分の子供" の事はちゃんと愛してあげるつもりだよ」
ふと思いついた事だけど、名案に思えた。
母さんに "やりなおし"の機会をあたえてあげるんだ。
だって僕らは親子なんだし──許し合わないと。
「こ、子供、って……はっ……あ゙ッ……!?」
僕は母さんの言葉に答えず、無言で腰を動かし始めた。
まだまだ、明日の朝まではまだまだ時間がある。
まだまだ犯せる。
何回でも、何十回でも。
母さんを。
(了)
ネオページの原稿を最優先でやってるので、他の作品はちょっと遅れがちですが……まあリハビリがてら近親相姦でもと思って書きました