……何を?(´・∀・`)
「しのぶさ〜…ってあれ?」
しのぶに用があった善逸は医務室に入ったが、本人がいない。
この善逸、この間の任務で血鬼術かけられてしまったのである。長期医療が必要な程厄介な血鬼術だったため、身体が動けるようになった後でも定期的に薬を貰っているのである。だからその薬を貰うために医務室に入ったのである。
「何か用事があっていないのかなぁ…ん?」
ふと机の方を見れば、液体が入った瓶の薬らしきものが置いてあった。その瓶を善逸は手に取った。
「そろそろ治ってきたし、新しい薬とか何かがかなぁ…」
自分のための薬だと思った善逸はその薬を飲んでしまった。空になった瓶は机に置き、部屋を出た。
「今回の薬、甘かったなぁ…でも…なんか胸辺りが重くなってきたけど副作用かなぁ…」
副作用だと思った善逸は部屋に行って休もうと自分の部屋へ向かった。
そんな時、曲がり角から出てきた莉々愛と男性隊士を見かけた。任務帰りだろうか。2人ともボロボロになって帰ってきている。しかも距離が近いし、何か親しそうに話している。善逸は嫉妬で狂ったような顔をしながら眺めているだけが毎回だった。だが、今回は嫉妬に支配されたような不機嫌な表情を浮かべながらその2人に近付いた。そして、男性隊士から引き剥がすように後ろから莉々愛を抱き締めた。
「ねぇ、俺の莉々愛ちゃんと何親しそうに話してんの?」
「あ、善逸…」
今まで見たことがない善逸の表情を見た莉々愛は戸惑った。男性隊士は善逸の態度に恐怖を抱き、会釈しながらその場を去って行った。
「ぜ、善逸…?」
「莉々愛ちゃん、今日はボロボロなんだね、余程任務が大変だったんだねぇ」
「う、うん…」
「俺が洗い落としてあげよっか?勿論、泥だけじゃなくてあの野郎に触れられた所もねぇ」
「自分で洗えるから大丈夫だよ…?」
「でも疲れているんだよね?莉々愛ちゃんは何もしなくていいから全部俺に任せて?」
「で、でも…」
「行こっか」
善逸に手を引かれた莉々愛は違和感を抱いていた。いつもの善逸ならそんなこと言わない。普段の善逸なら莉々愛の怪我のことを心配したり労ったりしている。しかし、今回はおかしい。
「脱いであげるねぇ」
「え…っ、ま、待って…!」
「この隊服も羽織もあの野郎が触ったと思うとムカつくなぁ…俺が洗濯して上書きしてあげないと…勿論莉々愛ちゃんの肌もね…」
ブツブツと呟いている善逸は莉々愛の言葉を聞かずに無理やり脱がしていく。莉々愛は男の善逸の力に勝てずに脱がされてしまい、全裸になってしまった。かろうじて手拭いを取って大事な所を隠す莉々愛は善逸にされるがままに風呂場に連れていかれた。
「莉々愛ちゃんの髪の毛…綺麗だよねぇ、いつもふわふわとサラサラでしかもいい匂いがするよねぇ」
「あ、ありがと…」
「あ〜あ、もういっそ髪の毛全部保管したいなぁ」
只今、莉々愛は善逸に頭を洗われている。莉々愛は恥ずかしさのあまりに下を向いている。
「莉々愛ちゃんの髪の毛の間に溜まっている野郎の息が含まれているかもしれないから、ちゃぁんと洗ってあげないとねぇ…今すぐに俺でいっぱいにしてあげるよ」
次は身体を洗うことになるが、流石の莉々愛は恥ずかしさのあまりに断ろうとしたが、結局善逸に言われるがままになってしまった。
「ん…あれ?手首にかすり傷が…」
「あ、それは鬼に」
「はぁ?鬼に?何それ、許さないんだけど?鬼の爪が莉々愛の可愛らしい皮膚に傷付けるなんて許さないんだけど?今すぐに殺してくる」
「お、鬼は私が倒したから大丈夫だよ…!」
「でも…」
「鬼のことはもう忘れて…!」
「…分かったよ…でも気が済まないから俺が治してあげる」
善逸がそういうと、莉々愛の手首を掴み、かすり傷を舌で舐め始めた。
「ひゃ…っ!?」
ペロペロと舌を莉々愛の肌に這うように舐めていく。先程から後ろから洗っているため、善逸の身体と莉々愛の背中との密着性が高い。そんな時、善逸の空いている手が莉々愛の肩に触れた。そして、その泡が付いた手で優しく撫で始める。善逸の生暖かい舌と肩から次の部位へと触ってくる手の体温に感じながら恥ずかしさのあまりに黙ってしまう莉々愛。
「んぁ…っ」
莉々愛の胸まで触れた善逸の手は洗っているのか揉んでいるのか分からないほど絶妙な動きをしている。
「ぁ…んん…っ」
ただ洗っているだけだよね…?と思った莉々愛はどこか期待を抱きながら触れる度に反応してしまう。
胸を揉んでいた手は腹に移動し、更にはその腹を撫でながら下の方へ向かっていく。
「あ、そ、そこは…っ、ぁあ…っ」
なんと恥部まで触ってきた。今まで感じたことがない感覚に莉々愛は敏感に反応し、甘い声を上げてしまったことが恥ずかしく思ってきた。このままするかも…と思ったが、善逸の手は莉々愛の太腿へ移動してしまった。
「んぇ…?」
善逸の手は2度と恥部に触れることも無く膝、脛、脹脛、足へと洗い、水で洗い流してしまった。残念だったような安心したような気持ちを抱きながらそのまま善逸と一緒に湯船に入った。勿論、湯船でも善逸は後ろから莉々愛を抱いている。
「…………」
「…したかった?」
「え…っ?」
「あんな可愛らしい音をしてたんだからしたかったのかなぁって…もう莉々愛ちゃんは可愛いなぁ♡」
「〜〜〜っ」
次第に赤くなる莉々愛の顔。そんな莉々愛の反応に嬉しそうにニヤついた顔で浮かべる善逸。
「今夜しよっか?というか、したいんだけどねぇ、莉々愛の肌も体温も体液も全部ぜ〜んぶ感じたいしさ♡」
「え、えっと…」
「あ〜触れるだけじゃ物足りないなぁ…舐めたり噛んだり俺の体液を莉々愛ちゃんの中に入れてさ…完全に俺のモノにして、俺じゃなきゃ生きられない身体にしたいなぁ♡」
「……もうなってるよ…」
「…え、本当に?」
「……うん…」
「えぇ〜嬉しいんだけどぉ?じゃあ、早速お布団に行こっか♡」
善逸に横抱きされた莉々愛は手拭いで恥ずかしそうに顔を軽く隠した。
やっと部屋に着いたら莉々愛は少し抵抗し始めた。
「ぜ、善逸…っ、その前に…厠に行きたいから…」
「じゃあ俺も…」
「ひ、1人で行くから…っ」
「でも…」
「早く戻ってくるから待ってて…っ」
「じゃあ待ってるねぇ♡会えない間が愛を育むもんねぇ♡」
「う、うん…行ってくるね…」
「はあい♡」
莉々愛が厠に向かうために部屋を出た。1人になった善逸は布団で胸を弾ませながら座って待っていた。そして、時間が少し経つと善逸は次第に大人しくなってきた。
「…………」
善逸は思い出す。昔、何人か付き合ってきた彼女にいつの間にか捨てられ、自分以外の男性と一緒に何処かへ行ってしまったことを。
今度こそ彼女たちに逃げられないように執拗に付きまとったことがある。その結果、彼女たちに気持ち悪がられ、ウザがられ、振られてしまった。そんな失敗ばかりの恋愛経験をしてきた善逸は執拗に付きまとわない、気持ち悪がられないようにする、自分の気持ちを程々にする、そして相手から自分を好いていることを思い込まないように信じなくなった。それが今のみんなが知る善逸の姿になったのである。
「……莉々愛ちゃん…遅いなぁ…もしかして…俺…捨てられた…?」
自分のことを捨てられた彼女たちのことを頭によぎり、ぐるぐると頭に重いものが巡る。
「嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ…莉々愛ちゃんはそんな子じゃない厠に行ってるだけだからすぐに戻ってくるはず…戻ってくるよね?俺莉々愛ちゃんがいない人生なんて嫌だよ……もしかしてあの野郎の方が好きに…?」
そんな時、厠から戻ってきた莉々愛は顔を赤らめながら障子を開けた。
「戻ってき…わ…!」
善逸がやっと戻ってきた莉々愛に力強く抱き締めた。逃がさないよう強く、強く…。加減していない力に莉々愛は苦しむ。
「ぜ、善逸…?苦しいよ…」
「はあ〜…莉々愛ちゃんの匂いだぁ…俺の元に戻ってきてくれたんだね?嬉しいよ♡ねぇ、莉々愛ちゃん…逃がさないからね?逃げたら俺死んじゃうからさ…」
「善逸…離して…」
「……は?何で?こんなにも愛してるのに?」
「ぜ、善逸…?」
「莉々愛ちゃん"も"俺のこと捨てるんだ?嫌だ…嫌だよ…あの野郎の所には行かせないよ、莉々愛ちゃんには俺という恋仲がいるんだからさ…別れるなんて言わせないよ…莉々愛ちゃんずっとずっと、ず〜っと死ぬまでも俺の傍にいるべきなんだからさ」
「ぜんい…っ」
すると、ドサッと莉々愛を布団の方に押し倒した善逸。そして善逸は莉々愛の耳元に独占欲まみれた声で囁いた。
「今すぐに俺から逃げられないような身体にしてあげるからね♡」
「んひゃ…っ」
善逸はモゾモゾと莉々愛の寝巻きを脱がし始める。莉々愛はそれに抵抗しようとするが、やはり男の善逸に勝てない。ついには帯を解かれ、莉々愛の肌が露になる。
「莉々愛ちゃん…美しいよ…こんなに美しい身体が俺で汚れるんだねぇ…♡」
善逸も自分の寝巻きを脱ぎ、褌も解き始めた。その善逸の行動に莉々愛は羞恥心のあまりに顔を逸らした。
「莉々愛ちゃん…愛してるよ…」
逸らした顔が善逸の方に向かれ、強引な口付けを浴びられた莉々愛。
「んんぅ…っ」
普段の善逸ならしてくれなかった口付けを受け入れる莉々愛。こんなことも初めてな莉々愛は蕩けるような顔になっていく。善逸の陰茎が莉々愛の腹部辺りに押し付けているため、莉々愛の子宮が欲しがるようにキュンキュンと締まるような感覚が込み上がってくる。
「ん…んは…莉々愛ちゃん…」
そんな時、上から襲ってくる木槌が善逸の頭を叩いた。叩かれた善逸は莉々愛の上にもたれ掛かるように倒れた。
「ぜ、善逸…!?」
「善逸くん駄目ですよ〜って、気絶してしまったからもう聞こえてませんね」
「し、しのぶさん…!?」
「莉々愛さんも駄目ですよ〜今は簡単に受け入れては駄目ですからね」
しのぶは笑顔を浮かべているが、その笑顔が恐怖に感じる。
「は、はい…」
翌日の朝、善逸は元に戻ったようだ。昨夜のことははっきりと覚えており、莉々愛に全力で謝っていた。
「ほんっっっとにごめんなさい!!気持ち悪かったよねぇ!?嫌だったよねぇ!?もう嫌われて当然だから受け入れたくないけど受け入れるからさ…っ!!本当にごめんよぉぉおおおっ!!!!!」
土下座で何度も頭を床に打ち、申し訳なさそうに泣き叫んでいた。莉々愛はアワアワとしながらこれ以上怪我をしないように止める。
「だ、大丈夫だよ…!それに……その……嫌じゃなかったし……」
「本当に…?」
「う、うん…そんなこと言ってくれたの初めてだったから……嬉しくて…」
「……俺ね莉々愛ちゃんが思っているよりも愛が重いんだよね…だから嫌われないようにいつも抑えていたんだよねぇ…ってそんなこと普段から密かに思ってた俺なんか気持ち悪いよねぇ…」
「…それでも、そんな善逸も好きだよ」
「莉々愛ちゃん…俺もどんな莉々愛ちゃんでも大好きだよぉっ!!!」
2人は愛情が溢れるように抱きしめ合った。
そんな2人をこっそりと見ていたしのぶは微笑んでいた。
「…にしても善逸くんが飲むとは思いませんでしたが…効果はあるようですね、改めて作って、冨岡さんに飲ませましょう」
しのぶは普段から無口な義勇に飲ませるために本気の愛情を引き出す薬を作っていたようだったのである…。
【完】
はい、続きますので、引き続きお付き合い願います((おい
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「はぁ…」
鍛錬が終わった莉々愛は縁側で腰を下ろした。そして、横から凛音が飲み物を差し出しながら話しかけた。
「莉々愛、お疲れー!」
「ありがと〜」
莉々愛は凛音から受け取った飲み物を飲んだ。
「ん…甘いね…これ…」
「拾ってきたんだ〜」
「そうなんだ〜…え?」
「拾ってきたんだ〜」
「え、どこから…?」
「食堂ー!」
「…………まあいっか〜…」
今まで飲んだことがない味に疑問に思った莉々愛は食堂でタダで配布されているものだろうと思い、更には身体に害が無いため、飲んでも大丈夫だと思った。
「莉々愛、これからお出かけしよ〜!」
「いいね〜」
やっと貴重な休みを取れた莉々愛は凛音と町にお出かけすることになった。
「わあ、相変わらず人がいっぱいだね〜」
「そうだね〜」
目を輝かせながらキョロキョロと忙しそうに周りを見る凛音とその凛音を微笑む莉々愛。そんな時、凛音の口から「あ、善逸だー!」と彼の名前に反応する。凛音が指を差した方を見れば、確かに金髪という誰よりも目立つ特徴なため、すぐに見つかった。
「おーい!ぜんい…」
叫ぼうとした凛音の声が止まる。莉々愛も硬直するように足を止めた。人混みからやっとはっきりと見えた瞬間に、善逸が知らない女性の腰に手を回しながら歩いていた。しかも、莉々愛には見せてくれなかった温かい笑顔が他の女性に見せている。
「…………」
莉々愛を心配した凛音は莉々愛に話しかけようとしたら、莉々愛が善逸たちがいる方に真っ直ぐ歩き出した。早足で近付いた莉々愛は善逸たちに話しかけた。
「ねぇ…善逸…」
「〜〜なんだよねぇ…って、え、莉々愛ちゃん!?」
莉々愛は柱なため、数日間、不定期に帰ってこないことがあったので、この日に帰ってきたことを知らなかった善逸はこんな所で会うとは思わなかったのである。
「善逸…この子は誰…?もしかして浮気…?私が中々帰ってこないから…?」
「ち、違うよぉ!?この子は…」
「じゃあ何でその子と一緒にいるの…?何で腰に手を回してたの…?」
「そ、それは…」
「善逸さん…?」
「あっ、ごめんねぇ、今日は無理かも…改めて今度にしてくれるかな?」
「はい」
「ねぇ善逸…?今度って何…?その子とどういう関係なの…?」
「莉々愛ちゃんが思ってるような関係じゃないよぉ!?」
「善逸さん、大丈夫?」
善逸の隣にいた女性はさり気なく善逸に触れようとした途端、莉々愛がその女性の手を勢いよく振り払った。しかも、殺気を込めた目で女性を睨んでいる。
「私の善逸に触れないで」
「ちょっ、莉々愛ちゃん!それはやりすぎだよ!大丈夫?」
「は、はい…」
「善逸…何でその子のことを気にするの?何で私のこと見てくれないの?」
「…ごめんねぇ、もう帰っちゃっていいから」
「は、はい…」
善逸は莉々愛を見ずに、女性を帰らせた。そんな善逸の態度に莉々愛は気に入らなかった。
「ねぇ善逸、その子ばっか見ないで…!私だけ見て…っ!」
「莉々愛ちゃん」
「あ、やっと私のこと見てくれた…」
「莉々愛ちゃん、自分がしたこと分かってる?」
「だってあの女が善逸に触れようとしたから…」
「そんな理由で女の子に暴力しちゃ駄目だからねぇ?」
「善逸〜今のは善逸が悪いよ〜」
「何で凛音ちゃんまで…」
善逸と莉々愛の間を割り込むように凛音は莉々愛の味方にする。
「だって元々は善逸が悪いんだから」
「何でそうなるんだよ、俺はその子が…」
「凛音…」
善逸の言葉を遮るように莉々愛が凛音に対しても睨んだ。
「凛音も善逸のこと好きなの…?いつもそうやって善逸と仲良く話さないで…」
「は〜い、分かったよ〜、というわけで善逸、頑張ってねー!」
凛音はその場から逃げるようにすぐに去って行った。
「頑張るって何だよぉ…」
先程から莉々愛の様子がおかしい。大親友である凛音に対して睨んだり善逸が引き剥がすような注意をしたりしていた。
「ねぇ…善逸…まさか凛音のこと好きなの…?」
「え、まぁ嫌いではないけど…」
「善逸はその子と凛音の味方にするんだね…何で私のこと考えてくれないの…?私は善逸のことこんなにも大好きなのに…」
「いやいや、物凄く考えてるよ!そりゃあ四六時中に!!」
「じゃあなんでその子と一緒にいたの?私のことを考えてくれるならその子と一緒にいる必要は無いよね?」
「それはそうだけど理由があって…」
「やだ…それ以上は言わないで…もう善逸の口からその子のことを聞きたくない…」
「莉々愛ちゃん…はぁ……」
善逸のそのため息に莉々愛は反応する。そして蘇るトラウマが。昔、虐待されていた母が呆れるようにため息。そして、その後暫く放置されたことがあるのだ。きっと善逸にも放置されたり捨てられたりするかもしれない。大好きな善逸に捨てられたくないと思った莉々愛は善逸に縋った。
「ねぇ…私を捨てないで…嫌いにならないで……お願い…っ」
「わ、分かったから!ここ人がいるし、もう屋敷に帰ろうか」
「…帰ったらずっと一緒にいてくれる…?」
「うんうん、一緒にいるよ」
「よかった…」
莉々愛は善逸の腕にしがみつくように抱き締めながら善逸と一緒に自分の屋敷に帰った。
「ねぇ…善逸…私のこと好き…?」
「うん、好きだよ…でも自分が大事にしている人を簡単に突き放しちゃ駄目だからねぇ?」
普段からあんなに好きだと可愛いだと言いながらデレデレしている善逸だが、莉々愛の暴力的な言動に対して年上として莉々愛に説得しようとしている。
「私の大事な人は善逸だよ…?」
「それは嬉しいけど…俺以外にも大事な人いるよね?親友とか姉妹とか…そんな人たちに簡単に突き放したらその人たちが悲しくなっちゃうよ?」
「……やっぱり善逸は凛音たちの味方なんだね…」
「違う違う、そういうことじゃなくてさ…」
「ということは実は禰豆子のことも好きなんでしょ…?知ってるよ…時々禰豆子と夜の散歩しているんだから」
「あ、知ってたのねぇ!?別に隠してないけどさ…炭治郎がいなかったからその代わりに遊び相手として構ってあげただけだよ」
「夜に私以外の女と一緒に出掛けるのもうやめて…」
「う〜ん…でもさ、禰豆子ちゃんは鬼なんだし太陽に克服してないからね、だからせめて夜に外で遊ばせてあげたいからさ…」
「…禰豆子も凛音もいなくなったら善逸は私のこと見てくれる…?」
「それは……うん…見ないかもねぇ…」
莉々愛は善逸の口から欲しい言葉が中々出てこないことに不満に思い、不機嫌になる。
「善逸…」
「うん?…え、ちょ、莉々愛ちゃんっ!?」
莉々愛が善逸に近付いて何するかと思えば、善逸を押し倒そうとしていたのである。善逸は片手を後ろに着いて、莉々愛も倒れないように空いてる方の手を腰に当てた。
「私のこと見てくれないなら…いっその事結んで…他の女のモノにならないようにしなきゃ…」
莉々愛はブツブツと呟きながら善逸の股間を自分の股間で押し付けるように腰を動かした。
「り、莉々愛ちゃん!今は…」
「この目も…この口も…この身体も…全部私のモノ…」
善逸の着流しを脱がせば、鍛錬で鍛え上げられた筋肉が露になる。脱がせるのに邪魔な帯も解き、褌も解こうとする。
「莉々愛ちゃん、待って…っ!」
両手が塞がっている善逸は抵抗が出来ないまま褌を取られると、半勃ち状態の陰茎が露になる。その陰茎に莉々愛の手が触れ、上下に扱き始めた。
「ん…っ」
「気持ちいい…?気持ちいいよね…?」
「莉々愛ちゃん…やめて…」
「何で…?私じゃ満足出来ないってこと…?」
「ち、違う…っ」
「私でしか満足出来ないようにしてあげる…」
いつの間にか莉々愛の膣から愛液が出ていて、すっかり濡れている。もう挿れる準備が次第に出来ている。善逸の陰茎には意志とは関係なく、莉々愛から刺激与えられて硬くなっていた。莉々愛はその陰茎を自分のナカに挿れた。
「んん…っ、はぁ…やっと…繋がれた……」
「り、莉々愛ちゃん、今から間に合うから抜いて…」
「やだ…」
莉々愛の腰が上下動き始める。その同時に気持ちよさそうに甘い声をあげる莉々愛。早く善逸を自分のモノにしたい莉々愛は腰の動きを早めた。善逸は中に出さないように我慢して歯を食いしばっている。
「ん…あぁ…っ、善逸…好き…大好き…」
「莉々愛ちゃん…待って…」
「はい、止まれ〜」
雰囲気を壊すようにピタッと莉々愛の動きが止まる。それを止めさせたのは血鬼術を使った凛音だった。
「凛音…」
「凛音ちゃん!助かったよぉ!!」
「あ、善逸には動けるようになってるから動いても大丈夫だよ〜」
確かに善逸だけ動けている。善逸は莉々愛から離れるように陰茎を膣から抜いた。
「ま、待って、善逸…!」
「莉々愛さんはこれを飲みましょうね〜」
凛音の後に続き、しのぶが現れ、莉々愛に解薬を飲ませた。そうすると、莉々愛は元通りになった。
「……ん…私…え、えぇっ!?」
善逸を見つけてから善逸を襲ったまでのことを思い返せば顔が林檎のように赤くなった莉々愛。
「わ、私…善逸に…」
「その前に、凛音ちゃんに言うことがあるでしょぉ?」
しのぶが来る前にすぐに着替えた善逸は莉々愛に子供扱いするような言葉で話しかけた。莉々愛は凛音の方を見て申し訳なさそうに謝った。
「凛音…さっきはごめんね…」
「いいよー!でもさ〜元々は言えば善逸の方が悪いよね〜?」
「そ、それは…はぁ……誤解を与えてしまってごめんよ…俺と一緒に歩いてた女の子は前から知り合ってて、その子は最近ここに越してきた子で、町を案内してあげたら仲良くなったんだ、だから今日もその案内に…」
「そうだったんだ…」
「うん…あ、でも俺は莉々愛ちゃん一筋だから安心してねぇ」
「でも、実際莉々愛に不安させたよね〜?」
「うっ…」
「ふふふ」
善逸たちのやり取りに思わず微笑んだしのぶ。そして、そのしのぶの心の声はこう呟いていた。
(3人とも、見たことがない飲み物を見ても飲んだり飲ませたりしないでくださいよ)
いや、お前があんな所に置くかr((殴
【完!!】
【オマケ】
〜別の日〜
凛音「あっ、飲み物み〜っけ!!飲も〜!!」
〜数時間後〜
しのぶ「見つかりませんね…一体何処に置いたのでしょうか…」