男子高校生のぼく君が謎の力を得たボクっ娘幼馴染に首を外されて、自分の身体とボクっ娘幼馴染のセックスの反応だけを見せつけられて謎のジェラシーを感じたり、身体を取り替えてセックスしたりする話です。

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もし、イチャラブ首外し挿げ替ええっち小説がないのなら、あなたが書けばいいじゃない。


『バラバラリョナ大好きマンの手紙』 201章504節


幼馴染に首を外されて自分の身体とのセックスの反応を見せつけられたり身体を取り替えてイチャラブセックスしたりする話

 東京では水曜日には、文庫本が出るらしい。だからさいはての手前で生まれたぼくは、特に月の真ん中の木曜日には学校の帰りで途中下車して、次の電車来るまでの1時間でシャッターだらけの駅前の商店街でなぜか生き残っている本屋へ寄って家へ帰るようにしている。

 今週はちょうど月の真ん中。今日も例外ではなかった。学校の帰り、ぼくは本屋へ寄って、新刊を見繕って家に着いたのは16時。玄関には幼馴染の翼の靴。今日も夕飯を食べて行くのだろうか。そんな事を考えながら居間に翼がいない事を確認しつつ、階段を登って、ぼくの部屋のドアを開けた。

 

「おかえり、樹。君の帰りをボクは首を洗って待っていたよ」

 

 帰りを待っていたという翼を見て、ぼくは大いに驚いた。

 翼が勝手にぼくの部屋にいることは珍しい事ではない。賢い翼は家から一番近いの進学校に通っていて、ぼくと同じようにたいがいはさっさと帰ってくるタイプだからぼくより早く家に帰ってきている。帰ってきても女の子で一人っ子で鍵っ子だから、と母さんは翼を隣のぼくの家に招き入れ、翼はたいがいぼくの部屋でぼくより先に何かしている。

 だから、翼がぼくの部屋にいたことは何ともなかった。

 

「どうしたんだい?そんなギロチン刑にかけられた罪人を見るような顔をして…」

「ホントに処刑されたみたいになってるじゃん!どうなってるのそれ!」

 

 ぼくは珍しく翼に怒鳴った。正しくは翼……の首から上。部屋の中央。時たま翼が勉強を教えてくれるローテーブルに置かれたように見える、喋る翼の生首に向かって。

 きっと身体をうまいこと隠しているのだろう。そう考えて机に近づくと開けた扉の死角になっていた場所からドタドタと足音。

 

「えっ誰!?」

「んっふふ〜甘いよねぇ、樹!」

 

 翼の友達を連れて、ぼくの部屋にいたのだろうか。翼以外にこの部屋に入られるのは嫌だと文句を言う間も、まして振り向く間もなく背後の気配はぼく頭を掴み、机の上の先輩はどういうわけか得意げに何か言っている。何を、と聞き返す前に背後の気配は腕を持ち上げ、ぼくは首から下の感覚を失う。

 

「1名様、ごあんなーい。」

 

 両頬の人の手と後頭部に人の腹。その他の触覚を感じられないままぼくの視界は動かされ、机の上の翼の首の目の前に据え置かれる。垂れた丸っこい目にパチっとした睫毛に泣きぼくろ。髪の毛を頭の上に纏めている事以外はいつも通りの翼の美人の顔との距離の近さに一瞬戸惑ったが今はそれどころではない。

 

「どうなってるのこれ!何これ、おかしよ!」

「ん〜知りたい?そうだよね、知りたいよね。じゃあ見せたげよう」

 

 視界に女子が1人現れる。翼と同じようにどこか得意げに腕をブンブンと振って歩いて現れたその女子は、翼の学校の制服と翼がいつも着ているカーディガンを着ていて、そして首の上に何も乗っていない。

 

「ホントになにコレ!なんでこの人頭が無いの!」

「頭ならここにあるのが分かるでしょ。こっちの首と……こっち?。そっちの首とこっちの身体が別れてるって」

 

 少し迷いながらも、そっちと身体が翼の生首を指し、こっちと身体が自らを指す。そう言われてみれば、確かに首無し胴体は翼の身体のような気もする。服も、首まであればぼくと同じくらいの身長も存在感はあるけど大きくはない胸も、確かに翼の身体と同じ。

 

「……えっち!樹ってホントにボクのおっぱい好きだよね」

「見てない!」

 

 少したどたどしい動きでくるっと回ってポーズだって決めていたくせに、というと見ていた事を肯定するみたいなので口を噤む。

 

「ところで樹はいつまでそうやって体を寝っ転がらせてるんだい?見えなくたって立ち上がれる位はできると思うけど」

「立ち上……?首と身体の縁が切れてるのに動く?」

「えっ?動かせないのかい?」

 

 目の前で翼の生首が意外そうに言う。考えてみると、翼は首だけでも身体は動かせている。動かせて普通なんだ、これは。首からサッと血の気が引く。ただでさえおかしな事が起きてるのに、さらにその状況からイレギュラーが重ねがかっている。

 

「うーん……まあ大丈夫そうだね。そうやって喋ってられるのが何よりの証拠だよ」

 

 無言を肯定と取ったのか、それとも血の気が引いたのが見て取れたのか。慰めるように翼が言う。

 

「他人事だと思って楽観的な事言わないでよ!早く戻して!」

「そう言わずにもうちょっと。もうちょっとボクの実験に付き合っておくれよ」

 

 返事を聞くでもなく、ぼくの首は翼に掴まれて、おそらくさっきと同じふうに両手で腹辺りに抱え込まれた。頬に触れる掌に後頭部は布越しの腹。感覚のほぼ全てが翼とふれている様な錯覚に襲われるが、目の前にあるのは机と机の上の翼のお団子頭、それに閉じたドアにもたれかかるように倒れているぼくの身体。本当に身体と首を別けられてしまった光景をマジマジと見せられる。

 

「どう?自覚したら身体を動かせるなんて事があったりしないかい?」

 

 翼はぼくの首を抱いたまま、ぼくの身体の方を見たままで言う。ぼくにしても翼にしても、身体と切り離されちゃった以上は視界は手を使わないと動かせない。

 

「どちらかと言えば意識が遠のいてる」

「まあそうだろうね。ボクだって首なしのボクが歩いてるのを見るのは少し気味が悪い。無理もないよ」

 

 そんな事を言いながらも、会話しているだけでは手持ち無沙汰なのか、翼の身体がぼくの頬を揉む。ふにふにグニグニとされて喋りにくい。

 

「わひゃって……分かってるなら戻してよ!それに何をすればこんなことできるのさ」

「ん……うん。まあそれはボクにだって秘密の1つや2つあったっていいだろう?」

 

 翼の身体がぼくの身体に向かって歩き始める。その途中でぼくの首は机に置かれた。今度は翼と向き合う形ではなく、少しぼくの身体の近くに。掌と腹で支えられている感覚は消え、机に設置している感覚が返って来る──頬と腹で支えられていた感覚はどこで感じていたかはっきりしていたが、この設置してるような感覚はどこで感じている感覚なんだろうか。

 そんな風に考えている間に、翼の身体はぼくの身体の方へ歩いていって、しゃがみ込んで何かぼくの身体を弄っている。

 

「……翼?何やってるの?」

「……樹のちんちん勃ってるなって」

「ホントに何やってるの?」

 

 反射的に聞き返してから、少し疑問に思う。そんな事あるのだろうか。翼の身体の陰になって、ぼくからはぼくの身体がどうなっているか分からない。帰ってきてからそんな興奮することはなかったし、ただの生理現象って言うにはタイミングが謎。

 

「樹ったらホントにまったくしょうがないな」

「……何脱がそうとしてるの」

 

 ぼくの身体を弄っていた首なし女は、ベルトを探り当てたのかカチャカチャと音を立ててぼくのズボンを脱がそうとしているようだった。翼の身体と思えば嫌悪感は薄いが、しかし首なし女が首なし男の身体に覆いかぶさってる絵は冷静に考えてみるとなかなか気持ちが悪い。

 

「脱がされたくなければ分かるだろう?早くその身体を動かしてみせるんだ」

 

 翼が言う。抵抗しようにも、ぼくの首と身体も別けられていて、こちらは翼と違って、動かせないのだから文字通り手も足も出ない。翼に発破をかけるような言い方をされたって、無理なものは無理だ。

 

「そんな事言って翼はぼくを脱がして面白がりたいだけでしょ。ストリップでもなんでもやるから今は戻してよ」

「そうでもあるけども……あーもうなんで律儀にベルトなんか締めてるかな」

 

 手元が見えない中で、自分以外に締められたベルトを外すのは骨が折れる作業なのだろう。少し苛ついた様に樹は隣で文句を言う。

 

「おっ……やった。ほら、早く動かないと脱がしちゃうぞ」

「良いよ、もう。さっさと脱がしてさっさと戻して」

 

 ベルトを外す事に成功して、少し満足げに翼は言う。止める気にもならずにぼくは返した。ズボンを脱がして満足するならそうさせたほうが早い。

 

「ん〜そこまで言うなら脱がしちゃおっか」

 

 翼の胴体はぼくの身体のズボンを脱がす。翼が言ったように、ぼくの身体はどういうつもりか勃っていた。自分の物が勃っている所を、外から見るのは初めてだ。写真なんか撮る趣味はない。まして、自分が冷静なのにも関わらず、自分の身体が何かに興奮を覚えてる所なんてこの先見ることはないだろうし見たくもない光景だった。

 一瞬、ぼくも翼も無言になった。脱がされたぼくが黙るのはともかく、脱がした側が何を黙っているのか。少し不満と疑問に思いつつも、ぼくの視界から翼の表情は分からない。

 

「どう?満足?幼馴染の興奮してる男性器を見られて」

 

 沈黙に耐えられず、ぼくは翼に問いかけた。身体がちんちん勃たせてる側なくせに、手も足もない首だけで嘲っている。言ってから少しおかしく思えてくる。

 

「……どうだろう?意外と大きいんだね、君は」

「知らないよ。普通じゃないの、それで」

 

 意外と、はないだろうとは咄嗟にでてこなかった。ぼくの物を見て普通。翼がぼく以外の誰かの物を見たことがあるのだろうか。あるのだとすればそれは。ぼくにはあまり考えたくはない事だ。

 

「ボクが触ったから興奮してるのかな?」

「知らないって言って──」

「そっか、ならもう少し試してみよう」

「あっちょっと!」

 

 どういう風の吹き回しなのか、翼の身体の手がぼくの性器に伸びる。静止して聴くならとっくの昔にやめている。ぼくの静止は届く筈もない。

 握ったらしい。翼の白くてスラッとした指が肉の棒に巻きついている。どうだろう。あの指に握られてると気持ちいのだろうか。相変わらず、ぼくには握られた感覚は伝わってこない。

 感覚のないぼくの為なのかなんなのか、翼は実況を始めた。

 

「すっごく熱いよ、樹の……その、大事な物」

「照れる位なら人のちんちん握らないで欲しいんだけど」

 

 照れるという事は慣れていないんだろうか。それともそこで照れた素振りを見せるのが男を喜ばせる言葉遣いとして訓練されている証と言うことなんだろうか。

 そんな事を考えていると、翼の身体の手がぼくの首に伸びてきた。クルリと半周ひっくり返されて、翼の首と再び対面させられる。瞳は湿っぽくなり、白い頬は紅潮した翼の顔。さっきよりは距離が離れたが、しかしそれでもこんな近距離で翼の顔から目を離せないというのは生まれてこの方なかった様な気がして、翼が見たことない表情をしてるのも相まって僕は何も言えなくなった。

 翼も、どういうわけか何も言わなかった。ウルウルとした瞳と真っ赤な顔でぼくの顔を見つめている。首だけのぼくたちは少しの間、無言で見つめ合っていた。その間に何かが──九分九厘ナニかの、湿った水音が部屋の何処か──ほぼ確実にぼくの背後で発生し、音量か密度か、何かしらが大きくなっていった。

 何秒経ったのか、何分たったのか、あるいは少しもしていないのか。ぼくには分からなくなっていたが、どこか絞り出すように、翼が口を開いた。

 

「……樹にボクがすること見せたくないなって」

「見せたくない……って何を」

 

 反芻しながら反射的にぼくはそう聞き返した。きっとこれは、我ながら少し意地悪な質問だ。

 

「女子にも……うん、違うね。ボクにも性欲ってものがあるって所」

 

 この部屋で誰が何の音を立てているのか。誰が動けて誰がどうなっていたのか。それを考えれば、答えは言われるまでもなくハッキリしていた。

 ぼくが返事をするのを待たず、翼は続ける。

 

「だからね、こういう事ができるようになっていて、やってみたらこうなっちゃった。ボクの身体は動いて、樹の身体は動かない。でもちんちんは立ってて──」

 

 翼の目線がぼくから外れて、ぼくの背後の空間へ向けられる。きっと、何かの行動が実行される。ただ、ぼくには何もできない。見たことのない翼の色っぽい表現を見ることしかできず、同時に翼を止めなければいけないのかと言われるときっとそんな事もない。ただ、ぼくの意識が蚊帳の外に置かれるだけで、きっとぼくが求めていた事を翼はする。

 

「良いよね、樹」

 

 答える間もなく、一瞬クチュクチュという水音が途切れ、パチュンとかそんな音を伴って再開する。同時に、ドスンと床を伝った衝撃がぼくの首を揺らし、翼の表情が歪む。

 

「ッ〜!」

 

 少し苦しそうな表情と声。ただそれは、床を伝ってくる振動と音のペースが早くなるにつれて色っぽいトロンとした表情と喘ぎ声に変わる。

 熟れてきたからか、ぼくがじっと見ていた事に気付いたからか、翼の視線がぼくの元に帰ってきた。蕩けた瞳と口元で、荒く吐く息と喘ぎ声を出している翼の視線が。

 

「はっ、あっ…樹♡」

 

 目があったからか、翼の声がぼくの名前を呼ぶ。やはり蕩けた媚びるような声色で。その間も、ぼくの背後からは淫らなパチュパチュと湿った音が続いている。

 ぼくの背後で、きっとぼくの身体に翼の身体が馬乗りになって繋がっていて、翼の身体の快感は目の前の翼の首へと伝わっている。きっとぼくの身体も気持ちいい思いをしていて、この部屋でただぼくだけが面白くない感情を抱いている。一人だけ蚊帳の外で、それでいて幼馴染の淫らに乱れた表情は見せつけられる。これはあるいは、ぼくが一番恐れていたことなのではないだろうか。

 不意に翼が言う。

 

「んっ♡にゃっ♡樹のも♡来てっ♡こ、このまま出して♡」

 

 達したのか、なんなのか。ぼくの身体もきっと射精していて、翼の身体の方も行く所まで行ったんだろう。翼の美人の顔がトロトロに蕩けて、いつものホワホワした笑顔はまるっきり淫らな女の表情で塗り替えられている。ぼくの目の前で、しかし少なくともぼくの認識の上ではぼく以外とのセックスによって。

 パチュパチュという水音は止んでいた。床を揺らす振動も、翼の喘ぎ声も。体力を使ったからか、ゼーゼーと少し呼吸が乱れている翼に向かってぼくは言う。

 

「で?満足した?ぼくの身体を使ったオナニーで」

 

 少しいつもの調子に戻った、ただ確実にまだ蕩けている翼の顔が少し驚いた様な表情でぼくを見る。ぼくはどうにも視線を合わせたくなかったので、最大限視線を反らしてやったら、何かに納得したような顔で翼は言う。

 

「そっか。そうだよね。待ってね樹」

 

 言っている間に身体が動き出していたようで、ぼくが特に反応する前に背後から伸びてきた翼の腕によって翼の頭が回収される。何を納得したのか問いただす前に翼の顔は視界から消え、ぼくの視界には何もいなくなってしまった。

 かと思えば、すぐに腕がぼくの頭頂部を掴む。不意の視界移動に反射的に目を瞑ると、首がグルリと回転した様な感覚を感じ──よくよく考えれば三半規管は頭の側にあるんだから感じて当然──胴から手足まで、全身存在している感覚が再発生した。

 手の指も足の爪先も自由に動かせる肉体が存在する感覚。明確に腰と背中で壁にもたれかかっている感覚。そこはかとない疲労感。そして、下腹部で発生している痛みと、同時に体内に存在している異物が発生させる、何か未知の本能的な部分に作用する幸福感を生み出している快感。それらが一気に頭に流れ込んできて、肩がピクンと跳ね、口から小さな喘ぎ声が漏れたのが分かった。

 身体の感覚はあるが、これでは何か変だと気づく。恐る恐る、目を開いて自分の身体に視線を向けると、樹の制服とおっぱいが現れた。下半身は脱がされていて、精液と愛液で大幅に希釈された赤い液体で汚れた股間が露出している。予想外の光景にぼくは叫んだ。

 

「えっわっなんで!?」

 

 顔を上げると、翼の頭が乗ったぼくの身体がニコニコとした顔でしゃがんでいた。ぼくの身体も、制服の上は脱いでいなかった。シャツの隙間から首の所で肌の色の境目の線が見えて、翼の美人の顔の下には胸はなくて、代わりにズボンを脱いでてモロ出しのぼくのちんちんが付いている。

 つまり、翼がぼく達の首を本来の身体とあべこべに繋いでしまった、という事なのだろう。翼はぼくの身体を動かして、ぼくは翼の身体を動かせている。さっきの下腹部の感覚はさっきまで繋がっていた快感がまだ残っていて、それに反応してしまった、ということなのだろう。

 

 ニヤニヤと笑みを浮かべた翼が言う。

 

「ボクの身体になってさっそくイッちゃうなんて本当に樹はえっちだね」

「身体が出来上がっ♡」

 

 ぼくの反論を遮るように翼の右手がぼくの下腹部へと伸びる──厳密に言えば翼の首に動かされてぼくの身体が翼の大事な所に手を伸ばしてきて。翼によって、翼の大事な所が触れられ──そしてともかく、発生した快感がぼくの首へ……ぼくにぼくの物を受け止めるための穴があり、今はそこで感じさせられている。

 

「翼♡それ♡やめッ♡」

 

 自分の中の知らない場所が未知の快楽を発生させている。樹の指を翼の中に侵入させて、翼がぼくを攻めている。下腹部がギューッと縮んで縮んで、新しい身体が本能的に2回目のセックスを求めているのがぼくにも分かってしまう。

 頬が熱くて、口元から涎が垂らして、ぼくはきっとさっきの翼に近い表情をしてしまっている。オスの物を求めるメスの顔。翼にはそれがよく分かるのだ。ぼくの喘ぎ声混じりの静止も聞かず、ぼくの翼の身体を攻める指も止まらない。

 

「ごめんね、樹。さっきはボクが樹の身体と楽しんでたから嫉妬しちゃったんだよね、樹は」

 

 反論する余裕はぼくにはない。ヌチャヌチャと音を立てて、ぼくの下腹部の中で指は動く。翼はきっと、翼の身体の一番気持ちがいいところを知っていて、そこを刺激しようとしている。ただ、今翼の身体を攻めているのはぼくの指で、勝手が違うのかぼくはずっと一番いいところの周りをねぶるように攻められ、時たまいいところに触れられて、とにかく未知の快楽がそこからぼくの脳を焼いていた。

 

「ボクの身体で気持ちいい?気持ちいいよね。ボクはボクの気持ちいい所を知っているし、感じる準備はボクがしたから」

「ンッ♡ンンッ……あっ♡やめッ♡翼♡もう♡何か来てる♡」

「いいよ、樹。安心して。」

「やめっ♡あっ♡あっ♡♡♡♡♡」

 

 翼の指は止まらず、ぼくの女性器は何か耐えられなくなって、全身に気持ち良いのが押し寄せて来た。口からきっと聞くに堪えない声が漏れて、ぼくは翼の身体で達してしまった。どっと疲れたような気がして、息が落ち着かない。射精と違って気持ち良いのがすっと終わらない。頭がどこかふわふわして、下腹部からの未知の快楽をぼくの脳は必死に受け止めている。

 

「それのせいでボクも我を失っていたんだ。始めてが怖かったのもあって、樹には寂しい思いをさせたんじゃないかなって」

「寂しいってだけじゃ♡あっ♡わっ♡」

 

 翼にぼくの身体は押し倒される。

 ぼくのもともとの身体もスポーツマンってわけではないが、それでも女子の翼よりはぼくの方が力があって、線が細く方だったぼくの方が少し背が高くて体重もあって、何より翼は本当に運動をしないので軽くて非力で、そんな翼の身体でぼくの身体に組み伏せられたら、ぼくに出来ることは何もない。

 まして翼の身体はセックスと指攻めの気持ち良いのが全身をふわふわさせていて、押し倒された事に悦びを感じてしまっている。頭の方も身体の気持ち良いのに少し侵食されていて、翼がぼくだけを見ている事とかさっきのが初めてだったらしい事とか、いろんな事が頭をグルグル回って、抵抗するのを拒絶してしまっている。

 

「どう?ボクの身体は気持ち良い?」

「そんな事♡翼が一番……」

 

 ただでさえ近かった翼の顔が近付いてきて、ぼくは口を閉じる。その直後、接触してキスをした。唇が重なって、翼の舌がぼくの口の中に侵入してくる。自然とぼくのほうも舌を差し替えして、ふたりの唾液が混ざりあって、息もできないままぼく達ふたりは舌を絡み合わせた。

 頭は両方自分のものだから、ぼくはぼくのままで翼を求められて、それは翼の方も同じだ。でも、首から下は入れ替わっていて、きっとぼくと翼で肺の容量が小さいのは翼の方だ。先にぼくの方がディープキスに音を上げて、それに気づいたらしい翼が頭を上げた。つっと立った唾液の塔が翼が離れるのに従って伸び、崩れ、大きく息を吸ったぼくの頬へ倒れ込む。

 

「樹はその、このまま、続けて大丈夫そう?」

「そんなになってて、翼は最後まで行かなくていいの?」

 

 荒い呼吸をするぼくの様子がよほど辛そうに写ったのか、上体を上げて翼が言う。自由になった左手で、ぼくは翼に奪われたぼくの物に触れた。テラテラと湿って妖しく光を反射しているそれは、ぼくの物とは思えないほど熱くて固い。つっと根元から先っちょに向けて翼の指を滑らせてみると、よほど気持ち良かったのか翼は喘ぎ声を上げた。翼が翼の気持ち良い所を知っているように、ぼくもぼくの気持ち良い所を知っている。

 

「ぼくが使ってるのは翼の身体……どこまで行けるのか、一番知ってるのは翼じゃないの?」

 

 上体を起こして、翼の耳元でぼくは囁く。左手で翼の身体に生えた物の先端を撫でながら。

 

「それに、ぼくは、翼の身体がぼくの身体を求めてるんじゃないかなって」

 

 トドメに人差し指で翼の物をピンと弾こうとして、指が空振る。指が届く前に、ぼくは翼に再び押し倒されていた。

 

「樹が入れろって、言ったんだからね」

「入れろなんて──ひゃん♡」

 

 さっきの翼の、あるいは今のぼくの雌の快楽によって蕩けきった表情と対照的な嗜虐の色に満ちた顔で翼が言う。これからぼくという雌を犯す事に期待しきった表情。翼がぼくにしか見せたことのない表情でぼくだけを見ている。その事実がまたぼくを悦ばせる。

 言い返す間もなく、翼の物がぼくの膣内に侵入した。グショグショに濡れた翼の身体はぼくの身体をすんなりと受け入れ、心地よい異物感にぼくの頭は容易に達せさせられる。

 

「っ♡♡♡」

「入れただけでイッちゃって、ぎゅうっと樹のおまんこ締まってる」

「この身体は♡翼なのに♡」

 

 翼の身体がぼくの身体との2回戦を悦んでしまっている。1回戦目と真逆の、覆いかぶされて動けないままぼくの身体を受け止めるセックスに、とてつもなく身体が興奮して、ぼくの頭に気持ちいいのが押し寄せてきている。

 

「動くからね」

「えっ♡あっ♡ああっ♡」

 

 翼はそう言って、腰を引いた。ぬぷぬぷぬぷとおちんちんがぼくの膣内から離れていく。来る。翼の身体とぼくの頭がそれぞれでキュンキュンと期待感で、悦びとともに腰が受け付けられた衝撃を受け止める。

 パンパンパンと身体に腰を押し付けられる。ハッ♡ハッ♡ハッ♡と荒い息と喘ぎ声を上げながらぼくは翼の身体がぼくのおちんちんを受け止め発する快楽に頭を焦がされる。

 

「樹♡♡樹のおまんこ、とっても気持ちいい!ギューッと締まって、逃さない〜って感じで♡♡」

「だから♡♡♡これは♡♡♡翼の身体で♡♡♡」

「ボクの身体だからじゃなくて♡♡樹が興奮してるから♡♡」

 

 翼の方もきっとぼくと同じなんだろう。ぼくの身体は翼の身体と繋ってる事にとてもなく興奮していて、その快楽で翼の脳もまた焦がされている。きっと、戻っても戻らなくてもぼくたちはまたこのセックスをしようとする。

 

「来てる♡♡♡樹!ボクの射精を受け止めて♡♡♡」

 

 ぼくの膣内でぼくのおちんちんが更に熱くなって、限界を迎えている事が分かる。翼がそういうまでもなく、ぼくは翼を逃がすまいと翼の足でガッチリとぼくの身体をホールドする。刹那、ぼくの身体は果てて、翼の身体に精液を注ぎ込んだ。それとほぼ同時に、翼の身体も果てる。光が走って、目の前が真っ白になったような衝撃。翼の身体に乗せられてからで一番の気持ちいいの波に、ぼくは意識を手放した。

 

 

 

 

 意識が戻っても、まだ気持ちいいのが続いていた。お腹の中に注がれた温かいのが残っていて、それにぼくと翼はまだ繋がったままだった。ぼくの身体が翼の身体のぼくに覆いかぶさったままで、少し重たい気もするがその重量感すらも心地がいい。

 

「樹〜起きてよ〜」

 

 そんな余韻の中で翼が喚いている。意識が戻ってからも、しばらくこのままでいたい様な気がして、胸と胸の間で喚いている翼を無視してぼくは目を瞑ったままでいた。

 

「身体戻そうとして樹の身体から首外したら動かせなくなっちゃったんだよ〜起きてるんだから、早く身体戻そうよ〜」

 

 翼の身体の胸と胸、それにぼくの身体に挟まれている翼が続ける。ぼくの意識が戻ったのは、その制御できなくなったぼくの身体が取り落とした翼の首が胸に落ちてきて、ついでぼくの身体が倒れてきた時だった。ぐえっとか漏れた声だってきっと翼は聞いているだろう。狸寝入りだってことは翼も分かっている。

 身体を戻そうというのは嬉しいが、翼の身体の気持ち良いのを手放すのは惜しい。それに、首だけにされて身体の感覚が効かないまま、感じられる触感のほぼ全てにおっぱいを感じて、心音だけを聞かされるのを翼にも経験してほしい気もする。

 あと5分はぼくの意識は返ってこないだろう。




首だけにされて抱かれておっぱいをいっぱい感じたいンゴねぇ。

『バラバラリョナ大好きマンの手紙』 203章47節

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