はるのんにえっちな誘惑、管理、調教で虐められる話 作:SHIMSHIM
原作:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
タグ:R-18 雪ノ下陽乃 比企谷八幡 誘惑 射精管理
タイトルの通り、はるのんにいじめられちゃう話になります。
pixivでも投稿していました作品になります。
「あれー、比企谷君じゃない。こんなところで会うなんて奇遇だね」
まだ梅雨があけていない7月のはじめ。家から少し離れた本屋からの帰り道の電車内で後ろから声をかけられた。
振り返ってみると、いまから悪戯を仕掛けようとしている子供のような笑顔を浮かべた陽乃さんの姿が見えた。
「比企谷君が出かけてるなんて珍しいね。まさか、ゆきのちゃんとデートとかしてたのかな」
「そりゃ俺だって出かけることぐらいありますよ。あとデートではないです。ただ本屋に行ってただけすよ」
そういって今日買ったラノベが5冊ほど入っている。レジ袋を見せる。
「なーんだ。つまんないの」
そんな話をしながら陽乃さんがつり革を持っている俺の隣へとやってきた。想定していた距離よりもさらに近くまで来た陽乃さん。確実に肩と肩が触れ合っている。そんな陽乃さんの体温をTシャツ越しに感じてしまいそわそわしてしまう。香水でもつけているのだろうか。さっきまで梅雨独特のじめじめした匂いを感じていたはずなのに、甘く神秘的な香りが俺を包み込んだ。
「陽乃さんも電車に乗るんですね」
「当り前じゃない。私をなんだと思ってるのよ」
俺のつまらない会話にもとても楽しそうに話してくれる陽乃さん。こころなしかいつもよりも機嫌がいいように感じる。何かいいことでもあったのだろうか。……そうか、たしか今日7月7日は陽乃さんの誕生日だったはずだ。それなら少し浮かれているのもうなずける。けどおかしいな。だったらなおさらなんでこんな場所にいるんだ。それこそご令嬢のお誕生日とあれば、パーティーみたいなことをやりそうなもんだけどな。
「今日はお出かけですか」
「別にこれといった用事はないんだけどね。ただなんとなく比企谷君に会えるような気がしたから外に出てみただけ。会えたのは偶然だけどね」
この人のことだから偶然なんかではないだろう。なにか厄介ごとに巻き込まれそうで少し警戒する。だってあの陽乃さんだぞ。また雪ノ下へのシスコン的行動に巻き込まれてもおかしくはない。
「本当に偶然なんですかね。あと、俺に会ったって、なんにもいいことなんかありませんよ」
「でも私、結構比企谷君のこと気に入ってるのよ。じゃないとこんなに近づかないでしょ」
そういって陽乃さんがさらに体を近づけてくる。俺の反応をみてからかっているだけだと思うのだが、こんなことをされて反応せずにはいられない。さっきまでの警戒心はどこへ行ったしまったのか。気が付けば、横並びになっている俺と陽乃さんの距離が0になる。腰と腰が当たり、陽乃さんの腰骨の感触がする。人の骨の感触なんてまず知ることのない情報だ。美人なお姉さんの秘密を知ってしまったみたいで、正直に言うと俺は興奮していた。
「ね、私比企谷君のことが気に入ってるの。今日会えるかなと思って外に出たことも本当。誕生日に抜け出すなんて今まで一度もしたことがなかったのよ。大変だったんだからね」
そういいながら少しづつ陽乃さんの顔が近づいてくる。今まで美人だと思っていたが、近くで観るとそれ以上に綺麗であることを認識する。なんでこんな人が俺の隣に、しかもこんなに近くにいるのかわからなくなってくる。かろうじて次の言葉を返す」
「そうだったんですね、お誕生日おめでとうございます」
「ありがと……うん決めた。あのね比企谷君。いままではゆきのちゃんのこと考えて、遠慮してたけど今日から私も比企谷君のこと奪いに行くからね」
え、今なんて言った。陽乃さんが俺のことを。だめだ思考がまとまらない。体に隙間なく触れているモデルのようなプロポーションと現実味のある感触、こちらをじっと見つめる目、ツンと透き通った鼻、笑みを浮かべている紅色の唇、そのすべてが同時に襲ってきて何も抵抗できない。すると陽乃さんの魅力的な唇が俺の耳元へ近づいてきた。少し吐息が当たってこそばゆい。
「……比企谷君、もしかして美人なお姉さんに引っ付かれて興奮してきちゃったのかな」
悪戯っ子の笑顔に、いじわるさを足した表情で陽乃さんが耳元で囁く。その言葉の中には公共の場所では絶対にみんなに聞かれてはいけない音色が含まれていて、ますます俺の皮膚をくすぐる。
「だめだよ比企谷くん、そんな顔しちゃったら周りの人に怪しまれちゃうよ。もっと普通にしてないと」
そういいながらも、周りに気が付かれない程度に身体をこすりつけてくる。まるで俺の体温と陽乃さんの体温をまぜあわせるかのように、ゆっくりと皮膚の感覚を溶かしていく。シャツを着ているはずなのに、その存在を忘れてしまほど俺は陽乃さんの体に溶かされていた。
頭ではこのままではいけない、体を離さないといけない、と思っているのだが体が言うことを聞いてくれない。脳と体をつなぐ神経を麻痺させる薬を、陽乃さんの体から俺の体に塗りこまれているのだろうか。
「うん、こんなもんかな。比企谷君、今から二つ選択肢をあげる。一つはこのままおうちに帰ること。今日買ったラノベを読んで、ゴロゴロして、いつものような休日を過ごすことになるんじゃないかな」
そういうと陽乃さんは一呼吸おいてこちらを見つめる。次の一言が、もう一つの選択肢がどんなものなのか、対し期待と不安が入り混じる。俺はもう陽乃さんから目をそらすことなんて考えることすらできなくなり、ただ次の一言を待つことしかできなかった。さらに目を細め、より小さな、でも俺の脳を塗りつぶして溶かすような声で陽乃さんは次の言葉をささやいた。
「もう一つの選択肢はね、次の駅で降りてお姉さんに一日付き合ってもらうの。何をするのかは今は言わない。……でもね」
そういうと不意に陽乃さんの左手が動いた。おそらく誰もきがつかないような自然な動作で俺の太ももに触れる。陽乃さんの指先が少しだけ意図的に曲げられて俺の皮膚を撫でる。
「とっても。いいことしてあげる」
耳元で言葉の意味を感じると同時に、陽乃さんの指先が上へとスライドし、俺の股間を繊細な指使いで一回だけカリカリと撫で上げた。ただそれはほんの一瞬の出来事で、すぐに陽乃さんの手は元の位置に戻ってしまう。今俺が感じたものは幻だったのだろうかと思うほどの些細な力しか感じなかったが、その甘美な感触は俺の脳に焼き付いた。全身の血流が早くなったことを感じる。電車内であることを忘れてしまうほど俺の理性は機能しなくなっていた。
そのあとのことはあまり覚えていない。おぼろげに覚えていることは、ずっと横でくっつかれたまま、気が付いた時には次の停車駅に到着していたということ。そして、もう一つの選択肢なんて考えることもなく、俺はただ車外へと出ていく陽乃さんの後ろについていくことしかできなかったということだけだった。
「それじゃ、今から洋服買いに行くから手伝ってくれないかな」
改札を出ると、陽乃さんはいきなりそう言った。さっきまでの熱が体に渦巻いている俺にとって、その言葉に容易に頷くことはできなかった。この季節の湿気のように情欲がまとわりついてる。そんなことは陽乃さんが一番よくわかっているはずなのに。
「大丈夫だよ比企谷君。……ちゃーんと、いいことはしてあげるから安心して」
落胆している俺の様子を見て、安心させるように陽乃さんが言った。その一言で再び期待感を取り戻した俺。そんな様子を見てうんうんと一度うなずいた陽乃さんは歩き出した。俺が付いてくることを確信したように、こちらに何も言わずに。俺はそんな陽乃さんから磁石でひきつけられてるかのように、後を追うことしかできなかった。
「うーん、どっちにしようかな」
到着したアパレルショップで陽乃さんがショッピングを始めた。こんなに美人と2人きりでショッピングをしたら周りから注目の的になってしまうのではないかと心配していたが、幸いにも俺たちのほかには数人しかおらずそのようなことにはならなそうだ。楽しそうに洋服を選んでいる陽乃さんを俺が独占している。そう思うとある種の優越感を感じる。
「これとこれで迷ってるんだよね」
そう言うと、陽乃さんは2着の服を俺に見せてきた。一つはドット柄のワンピース。モノトーンな色合いで、大人っぽい印象だ。これを身にまとう陽乃さんの姿を容易に想像できる。もう一つはノースリーブのニット。落ち着いた色合いで一見、肩の露出がセクシーそうだという考えが思い浮かぶ。しかし本当に気を付けるべきはタイトなニットが強調するボディラインだろう。それを陽乃さんが着ている姿を想像する。うん、まずい。凶悪なんてものじゃない。
そんな想像を働かせている俺を見て、陽乃さんはなにかいいことをおもいついたのだろう。ニヤニヤと俺の想像を見透かしているかのような表情で陽乃さんが口を開いた。
「お姉さん、おもしろそうなゲームを思いついちゃった。2着とも試着してみるから、それをみてどっちが似合ってるのか、どっちを着ている私を見たいのか、それを踏まえてどっちか一つを選んで。私はその意見を参考にしつつ、買う服を選ぶことにするよ。それで比企谷君が選んだ服を私が買ったら比企谷君がの勝ち。つまり比企谷君が私の買う服を当てるゲームってこと」
「もし私が買った服が、見事比企谷君の選んだ服だったら、ご褒美をあげる。……そのかわり外れちゃったら罰ゲームね」
ご褒美……罰ゲーム……。その言葉の響きに俺の脳が揺さぶられる。今までのことを考えると、きっとそういうことだろう。
美人なお姉さんのご褒美、それもおそらくエッチなご褒美。否が応でも俺の期待は高まっていく。きっと今まで体験したことのないようなことが起こるはずだ。そんなことを考えると自然と俺の目線は、少し下がり、陽乃さんの大きな果実を捉えてしまう。もしかしたらその果実を俺が。
ただと同じぐらい、いやそれ以上に罰ゲームという響きが頭の中で反響してしまう。さっき電車内での出来事があったのだから仕方ないだろう。お姉さんのいじわるな命令、耳元での囁いた紅色の唇、繊細な指先の動き。それらが現実感をもって想像することができる。きっとご褒美よりも、もっと魅惑的で、甘美な沼に引きずりこまれることになるのだろうと、その甘美な未来を思い描き恍惚に浸ってしまう。
「答え合わせは買い物が全部終わった後にするから。私に似合う服頑張って考えてね」
そういうと、陽乃さんと俺は試着室へと向かった
「じゃあまずは1着目ね。どう、似合ってるかな?」
まず試着したのはドットのワンピース。予想どおり。陽乃さんの大人の魅力を存分に引き出している。派手さのないシンプルな服が、さらに陽乃さんの美しさを際立たせている。
「とても似合ってると思いますよ」
「素直だね。いつもそんなふうに言ってくれたらいいのに。じゃあもう1着ね」
もういちど試着室へと入り、もう1着へと着替える陽乃さん。1着目ももちろん似合っていたがそれ以上に次の服に期待している自分を自覚する。なんとかそれを表情に出さないようにとしているうちに陽乃さんが試着室から出てきた。
「どうかな、似合ってる?」
予想どおり、というか予想以上に魅惑的だった。タイトなニットが陽乃さんの体に張り付いているかのようにボディラインを強調している。さっきまで身体に擦りつけられていた陽乃さんの身体の感触がフラッシュバックする。首周りは丸首なので胸元は完全に隠れている。そのはずなのに、はっきりとその形が見て取れてしまうので、むしろその犯罪的な大きさがダイレクトに伝わってしまう。すれ違う男が10人いたら10人全員の目線をひきつけることになるだろう。
「ちょっと過激すぎるんじゃないですかね」
「そうかな。まあでも確かに、比企谷君の目がいやらしくなる程度には過激かもしれないね……でどっちが似合ってるかな。というかどっちの私でご褒美が欲しいのかな?」
陽乃さんが買う服を当てることができたら、ご褒美が待っている。俺が選んだ服を着てきっととても心地よい快感を与えてくれるだろう。扇情的な服を身にまとった陽乃さんからのご褒美を考えると2着目を選ぶべきだろう。いやそれが正常だ。セクシーな陽乃さんからご褒美をもらう。こんなに世の中の男子が求めるシチュエーションはないだろう。だが、おれはもう一つの考えが頭をもたげていた。あの、ノースリーブで身体のラインを強調しているニットを着ている陽乃さんからの罰ゲーム。それを考えるだけで心臓がドクンと脈を打ったのを感じる。ご褒美よりも罰ゲームを欲しがるなんて普通じゃない。そう思うのにもかかわらず、俺は罰ゲームに心を惹かれてしまっていた。……いやいや、何を考えているんだ俺は。罰ゲームを期待するなんて。
「……最初のほうで」
葛藤のすえ、おれは一着目を選んだ。
「ふーん、なるほどね……」
「はい、ワンピースとてもお似合いだったので。その、言いづらいんですがワンピース姿の陽乃さんからご褒美が欲しいです」
これでいい、罰ゲームを期待するなんてばかげている。大人っぽいワンピースを着た陽乃さんからご褒美。これこそが一番心が躍る状況だろう。そう自分に言い聞かせる。
「……よし分かった。比企谷君の意見も聞けたし、お会計してこようかな。でもその前に、買い物に付き合ってくれたお礼をしないとね。試着室の中に来て」
え、お礼。いきなりのことに少し反応が遅れる。
「ほら、いきなり買い物に付き合ってくれたし、お礼は必要でしょ。この後はご褒美か罰ゲームっていう予定があるから、今しかお礼できないし。こっちおいで」
「いやいや、店員さんもいますし」
「店員さーん、手伝ってもらいたいのでこの子入れちゃっていいですか。……ありがとうございます。ほら、大丈夫だって。早く来なよ。悪いようにはしないから」
「じゃあ、失礼します」
「うんうん、素直でよろしい」
そういうと陽乃さんが待つ試着室の中へと入る。いきなりの急展開に付いていけていない俺をしり目に陽乃さんがカーテンを閉める。すると一気に空間が狭くなったように感じる。それとともに陽乃さんとの距離が近くなったことを理解し、心臓の音が聞こえるんじゃないかと思うほど心拍数が上がっていく。
「じゃあとりあえず着替えちゃうから、後ろ向いててね。ちゃんと覗かずに待っていられたら気持ちいいお礼、してあげるから」
そういうとすぐに着替え始めた陽乃さん。俺は慌てて後ろを向いた。後ろでは布がこすれる音と、陽乃さんの呼吸を感じる。店内は外の蒸し暑さとは違い、冷房が効いているはずなのに、身体に熱がこもり始めているのを感じる。どんな下着をはいているのだろうが。大人っぽい黒だろうか。それともセクシーな赤もありうる。想像が膨らんでいき生殺しのような時間が過ぎていく。まだかまだかと思っていると不意に後ろから声をかけられた。
「ねえ比企谷君のあそこ、大きくなっちゃってるよ」
着替えを終えた陽乃さんからいきなり指摘され、自分がどれだけ期待しているのかを認識される。そこには男の期待を悲しいほどに表しているシルエットがあった。自分の興奮が陽乃さんに筒抜けになっている。そんなシチュエーションにすこしの羞恥と興奮を覚える。あわてて手で隠そうとするが陽乃さんに手をつかまれて気を付けの姿勢に戻される。
「ほら、隠さないの。直接見られてるわけでもないんだし。お姉さんで喜んでくれてるんだよね。その証なんだからちゃんとみせて。……触ってあげたいな、私で興奮してるんだもんね。でもごめんね。そこをいじるのは、ゲームの答え合わせの時だからもう少し我慢してね。……そのかわりこっちを気持ちよくしてあげる」
そういうと陽乃さんは俺の両肩をつかみ、体勢を変えた。背中には陽乃さんが、そして目の前には大きな姿見、つまり後ろから抱きかかえられている自分の姿を鏡で見ている形になった。 陽乃さんの胸が俺の背中に押しつけらている感触を感じる。それだけでもとても贅沢なことなのにこれ以上のお礼はどのようなことなのだろうかと期待が高まっていく。
「服選んでありがとね。ご褒美か罰ゲームはまた後であるけど、今はそれとは別のお礼だから気持ち良くなることだけを考えてね」
そういうと。陽乃さんの両手が、俺の体の前へと回される。そして指先は徐々に上へと上がっていき、服の上から乳首に触れた。そしてそのまま指先で乳首をクリクリとされる。予想していなかった刺激に思わず反応してしまう。
「ちょ、陽乃さん……あぁ」
「男の人でも乳首で気持ち良くなれるって本当なんだ」
陽乃さんの口が耳元へと近づいてくる。小さな声で囁かれながら、指先で服の上からゆっくりと刺激される。いきなりのことでまだ身体が対応できず、思わず声を上げてしまう。
「いきなり、っ……ぁぁ、こんなこと……ぅぅ」
「だめだよ、声出しちゃ。いくらお客さんが少ないからって、大きい声出したら気づかれちゃうよ」
「無理ですっ……てぇ、……くっ、ん……ああ(ピクッ)」
「こうやって急につまむと、体とあそこがピクッとしちゃうね。おもしろーい」
ゆっくりと撫でられていた中で、急に強い刺激が与えられ、思わず体に力が入ってしまう。脊髄反射のように俺の脳でコントロールすることができず羞恥心を感じる。そんな俺をみておもしろそうにしている陽乃さん。何度も俺の乳首をつまみ、震える身体を鏡越しに観察することで楽しんでいた。
「ねえねえ、比企谷君は男の子なんでしょ。そんな声出して恥ずかしくないの」
思わず出てしまう俺の喘ぎ声を嘲笑する陽乃さん。的確に俺の羞恥心を指摘されさらに興奮が止まらなくなってしまう。恥ずかしさから、なんとか声を上げないようにするのだが。我慢している俺を嘲笑うかのように的確なタイミングで乳首を刺激され、我慢のかいもむなしく、喘いでしまう。
「そっかー、比企谷君は喘ぎ声を出すことでもっと気持ちよくなるタイプなんだね。覚えておくね。じゃあ次の段階に進もうか」
そう言うと両手がすっと俺の体から離れ、乳首への刺激がなくなる。そしてTシャツをまくり上げられる。
「次はぷっくり膨らんだ先っぽの周りを直接さわさわしてあげる。周りをグルグル、グルグル。触れるか触れないかぐらいの強さで。シャツは自分で持ってて。落ちてきちゃうから」
そういうとまくり上げたシャツの端を自分で持たされる。
「……うん、とってもいい格好だね。乳首をいじめてもらうために自分でそのお手伝い。そんな姿が鏡に映っちゃってるよ」
陽乃さんのいう通りにシャツをまくり上げている自分自身を目で、耳で自覚させらる。そしてそんな陽乃さんのいいなりになっていることに、快感を覚え始める。頭の中は空っぽで何も考えられず、ただ陽乃さんのいうことを聴き続けるしかなった。
「ねえ、焦ったい? もっと強くしてほしい? ぷっくり膨らんでいる乳首、触ってほしい?」
首を縦に振り肯定する。
「うーん、どうしようかな……まあいっか、本当はもっと意地悪してあげたいんだけど。これはお礼だから触ってあげるね」
そういうと陽乃さんは親指と中指で胸の皮膚を両側に引っ張り、乳首をさらにぷっくりとさせる。そして人差し指の爪先が乳首へと触れた。皮膚を引っ張るとさらに神経があらわになるのだろうか。今までとは比べ物にならないほどの快感が身体を駆け巡る。
「爪先で乳首の先っぽをカリカリ。あらら、比企谷君のあそこがぴくぴくしてる。とっても気持ちいんだね。じゃあ次はもっと強くするね。親指と人差し指の爪で摘んであげる。キュッキュッ。痛くないの? それともこれくらい強い方が好みなのかな?」
陽乃さんの問いかけに応えることすらできなくなっていた。ただ陽乃さんから与えられる快感を、少しでも大きくできるように意識を集中させることだけで頭の中はいっぱいになっていた。
「ねえ、これ以上は我慢できない? 一番気持ちいとこ、触ってほしい?」
低くて、魅惑的な声が頭の中に入ってきた。陽乃さんの目線が鏡越しに、乳首から股間へと移る。それを見て俺の意識は次のステップへと向けられる。もっと直接的な。一番大きな快感を得られる行為へと。だがそんな俺を嘲笑うかのように陽乃さんが言った。
「でも今はダメだよ。あそこをいじるのは、ご褒美か罰ゲームの時だって言ったでしょ」
そう言いながら最後にキュッと乳首をつまむと、俺の体から離れてしまう。うっとりするような、でも決して満足することのない箇所への快感がなくなってしまう。息をつきながらも、物足りなさのが心の大部分を占める。ダメだ我慢できない。今すぐにでも後ろにいる極上の女を押し倒したい。頭の中が獣のように性欲でいっぱいになり、襲い掛かろうとしたその瞬間、それを見越したようにカーテンがあけられる。いとも簡単に密室から公共の場所へと変化する。こうなると襲い掛かるわけにもいかず、欲情の行き場所がなくなってしまった。このうちに溜まった、どろどろとした感情を発散したい、ぶちまけたい。そんな考えが頭の中をかけめぐる。そんな俺の様子を見て陽乃さんが子供をあやすように言った。
「大丈夫だよ。このあと全部私が開放してあげるから。今は我慢、心の奥底にしまっておいて、熟成させようね。ねえ、私の言ってること聞こえてる? 理解できてる? ……だめだ、もう理性が働いてないね。うん、お会計しちゃってこの後すぐにホテル行こうか。ご褒美になるか罰ゲームになるか、確認しに行こうね」
「待て、だよ比企谷君」
ホテルへと入り、部屋へと向かうエレベーターに乗る前に陽乃さんが言った。
「比企谷君の頭の中がぐちゃぐちゃのどろどろになっているのは分かるよ。もう我慢できないんだよね。エレベーターの中で二人っきりになったらもう襲いたいんだよね。でもだめ、ゲームのルールは私がどっちの服を買ったのか当てたらご褒美、外れたら罰ゲーム。それがわかるまでは我慢。守れないんだったら今から帰ってもいいんだよ」
ここまで来て何もせずに変えるという選択肢をちらつかせられ、俺の思考は少し理性を取り戻した。そうだ、陽乃さんが服を着替えるまでの辛抱だ。そう思いなおし何とか情欲を落ち着かせる。
「いい子だね、比企谷君。もうちょっと頑張ろうね」
そういって扉の開いたエレベーターに2人で乗り込んだ。
「次比企谷君がお風呂に入る番。その間に買った服に着替えておくから」
先に風呂に入った陽乃さんがバスタオルを体に巻いてお風呂から出てきた。なんて凶悪なものをお持ちなのかとつい目が胸に引き寄せられてしまう。
そんなわけで、陽乃さんが上がった後、つぎに俺が風呂に入る。果たして陽乃さんはどちらの服を着ているのだろうか。ご褒美になるのか、罰ゲームになるのか頭の中はそれだけになっていた。はやく答え合わせをしたい。シャワーを浴びるこの時間すらじれったい。そんな思いを抱えながら体からできるだけ早く汗を流し、俺はお風呂の扉を開けた。用意されていたバスローブを羽織り脱衣所から外へ出る。
「おめでとう比企谷君。見事ご褒美だよ。やったね」
扉を開けて目に飛び込んできたのは、俺の選んだワンピースを着た陽乃さんだった。一度試着をしたときに観ているにもかかわらず、思わずドキリとしてしまうほど似合っている。そんな誰もが認める美人の陽乃さんからご褒美を、それもホテルでもらえるなんて。そう確信したとたん、俺の期待感はピークを迎えた。
「こっちのほうに来てもらえる?」
これから始まることを表すかのように目を三日月のように細めながら、陽乃さんがベットのほうへと俺を手招きする。ドキドキと心臓の音が聞こえてくる。ベットへと近づくと恥じに座るように指示をされたので、腰を下ろす。すると陽乃さんはなにかを俺に差し出した。
「じゃあ、このアイマスクで目隠しして」
陽乃さんに言われ、差し出されたものがアイマスクであると認識する。え、なんでアイマスクを漬ける必要があるんだ。目隠ししてしまったら、陽乃さんの姿が、その女神のような完璧なプロポーションを観ることができないじゃないか。そう考え、アイマスクを受け取ることを躊躇している俺を見て、陽乃さんはこちらに顔を近づけて囁くように言った。
「人間って、一つの感覚が遮断されると、ほかの感覚がより敏感になるんだって。一番働き者の視覚を遮断したら、他の感覚はどうなるのか。頭のいい比企谷君ならわかるよね。……絶対に気持ちいいご褒美を約束してあげるから。お願い、つけて」
今までの意地悪そうな表情ではなく。お願いごとをする表情で陽乃さんは言った。そういわれると、そうかもしれない。陽乃さんのことを見ることができないのは残念だが。それに陽乃さんにお願いされて断ることなんて俺にはできなかった。俺はアイマスクを手に取り、自分の手で身に着けた。暗い、というか何も見えない。改めて視界が奪われたことを頭で理解する。それと同時に、隣に陽乃さんがいるはずなのに、その存在が突然あいまいになる。司会を奪われるとこんなに怖いものなのかと不安になる。
「そんな不安そうな表情しなくても大丈夫だよ。ちゃんと隣にいるから心配しないで」
そんな俺の不安をすぐに見抜いた陽乃さんが安心させるように言いながら、膝の上に手を置いた。母性を感じるような優しい声、そして触覚で陽乃さんの存在を感じる。気持ちよさではなく安心感を与えるようにゆっくりと手が膝をさする。俺の気持ちは徐々に落ち着いていき、目隠し状態でもしっかりと陽乃さんがそこにいるということをを認識することができるようになった。改めて年上のお姉さんが持つ安心感を感じる。
「もう大丈夫そうだね。……それじゃあ、あまーいご褒美。始めようね。……チュッ」
一度落ち着いた俺の心にまた火をつけるように、いきなり俺の耳に電流が走る。陽乃さんのやわらかい唇が俺の耳と触れ合い、水音がなる。思わず体がビクッと反応してしまった。目隠しをしているせいだろうか。その水音は頭の中で反響し、脳を揺さぶった。触れられた部分が熱くなっていることを感じる。
「いい反応だね。じゃあもう一回。チュッ」
同じ所にもう一度陽乃さんの唇が触れる。今度は予想できていた分、より陽乃さんの唇の感覚を感じることができた。
「いいよ、もっともっと興奮しようね」
今度は陽乃さんの舌が耳に差し入れられる。陽乃さんの唾液で俺の耳がぐちょぐちょになっていく。余すところなく蠢いているその感覚が、そのまま脳内へと直接伝わってくる。
「どう…….レロ、興奮してきた? ……ぬちゅぅ……」
そういうと膝の上に置かれていた陽乃さんの手が上へと上がってきた。電車での出来事を思い出し、背筋にゾワゾワとした痺れを感じる。そしてついに、陽乃さんの手が俺の股間の上にかぶさった。
「……勃起、しちゃってるね」
硬く、大きくなった肉棒がバスローブを持ち上げている感触がする。その形に沿わせるように陽乃さんの手が重ねられたようで、バスローブ越しに陽乃さんの手を感じる。たったそれだけなのにピリピリとした快感が俺の脳を焦がした。
「すっごく熱い。バスローブ越しなのにすごいね……あ、先っぽのところにシミができてるよ。まだ全然いじってないのに、もうこんなにしちゃって」
そう言うと陽乃さんの手が亀頭を刺激する。指先で亀頭をカリカリと刺激しているようで、ペニスに血流が集中し、より熱く、硬くなっていくのを感じる。
「まだ直接触ってないんだけどなあ……ほら口開きっぱなしになってるよ。ヨダレもたらしちゃって。そんなに気持ちいい? じゃあそろそろ直接触っちゃおうか」
バスローブの端からめくられる感触がする。足首、ふくらはぎ、膝と徐々に肌があらわになっていくことを感じる。もう少しで、俺のペニスが陽乃さんに見られてしまう。そう思うと、恥ずかしさと期待の両方が込み上がってきた。
「ほらほら、もうすこしで比企谷君の大事なところ。見えちゃうよ」
バスローブが太ももの真ん中まで引き上げられた感触とともに、陽乃さんの馬鹿にするような声が耳に入ってくる。
「服の上から、何回もいじいじされちゃった、可愛そうなおちんぽ。どのくらい大きくなってるのか、どんな色なのか、みられちゃうよ」
おそらくもう数センチでおれのペニスは陽乃さんに見えるであろう所までバスローブがめくりあがる。もうすこしで陽乃さんが俺のペニスを見る。そう思ったところで羞恥がピークに達した。無意識で足を閉じてしまう。
「もう、隠しちゃダメ。ほら足ちゃんと開いて……いうこと聞かないとご褒美あげないよ」
そうはいっても恥ずかしさから、体が言うことを聞かない。まるでペニスを見せつけるかのような姿勢になってしまうではないか。そう思って足を広げるのを躊躇してしまう。そうして何秒ほどだっただろうか。いっこうに動こうとしない俺を見ていたであろう陽乃さんが、今までとは打って変わったように言った。
「比企谷君、お姉さんの言ったこと聞こえなかった?」
動くのをためらった俺を見て少し冷めた声で陽乃さんが言う。もしかして陽乃さんの機嫌を損ねてしまったのではないかと心配になる。おれは恥ずかしさを抑え、閉じていた足を何とか元の位置に戻した。
「……だめ。もっと」
さっきまでの甘い雰囲気から一転して、いうこと聞かないんだったら興味ないと宣告するかのような冷たい声が響く。頭の中に羞恥はまだ残っていたが、それ以上に陽乃さんの冷たい声が考えを占めるようになった。陽乃さんに嫌われたくない。そう思った俺は、その声に命令されるまま俺はさらに足を開いた。
「うん、さっきよりよくなった。でもまだだよ。限界まで開いて」
そんな俺の努力も簡単に否定される。それでもなんとか羞恥心を限界まで押し殺し、足をさらに開く。限界まで開かれた足の真ん中で、大きく盛り上がったバスローブ。まるで肉棒の存在をアピールするかのような体勢にとてつもない恥ずかしさを感じる。さらに足を開いたせいでバスローブがギリギリまでめくりあがり、少しでも身を動かしたらペニスを晒すことになりそうで俺は身をよじることすらできなくなってしまった。
「よし、合格。比企谷君、これでわかった? お姉さんの言うことには素直に従うこと。分かったら返事しようか」
俺は少しでも動くと堕ちそうになるバスローブに注意を払いながら、ゆっくりと首を縦に振り肯定の意を示した。陽乃さんの言葉に従う。その響きが頭の中に入ってくると拒否なんてできなかった。陽乃さんに愛想を尽かされることは何としても避けなければならない。いつのまにかそう思うようになっていたのだろうか。しかしそんな俺の想いを陽乃さんは簡単にはくみ取ってくれなかった。
「……もしかして今のが返事のつもり? ゆっくりすぎて、よくわかんない。お姉さんにもわかるように、ちゃんと言葉で言ってみようか『陽乃様の言うことにはすべて従います』って。さあ、言ってみて」
陽乃さんに命令された内容に、またためらいが生じる。首を振るのと言葉で言うのとでは、恥ずかしさが全く違うからだ。でももし、陽乃さんのいうことを聞けなかったら、またさっきと同じようになってしまう。そう思い恥ずかしさを我慢し陽乃さんの言葉を復唱した。
「はる……の……、さ……ま」
「声が小さい」
「陽乃様の言うことにはすべて従います」
ああ、言ってしまった。俺の中でなにかが崩れた。声に出してしまったことで心のストッパーが取り払われてしまったようだ。いうことに従う。言葉にするとその言葉の持つ重さがよりはっきりと認識される。
「続けて言ってごらん『もし言うことを聞けなかったらどんな罰でもうけます』はい」
一度ストッパーが外れると、もう止めることなんてできなかった。さらに厳しく恥ずかしい内容のはずなのに、頭の中はピンク色に染められていて、言葉を出すことに羞恥を感じながらも、ためらいはなくなっていた。
「もし言うことを聞けなかったらどんな罰でもうけます」
「最後だよ『だからお願いします。私を陽乃さんのペットにしてください』はい」
俺が陽乃さんのペットになる。本来はとっても屈辱的な言葉。口に出してはいけない言葉。そう頭では理解しているのに、甘美な響きにしか聞こえなくなっていた。今から俺は陽乃さんの奴隷になる。
「だからお願いします。俺を陽乃さんの…………ペットにしてください」
そう言った後、反応が帰ってこなくなり、沈黙が訪れた。なにかまずいことでもしてしまっただろうか。身じろぎ一つせずじっと陽乃さんの次の言葉を待つ。
さらに数十秒ほどの沈黙が続いた
「よし。もういいかな。ごめんね比企谷君。怖かったでしょ。いきなりこんなふうに言葉を強制されて」
さっきまでの冷たい雰囲気が嘘のように、いつものようなお姉さんぶった態度に戻った陽乃さん。口調もいつものように戻っていて安心感を覚える。
「でもね、こうでもしないと比企谷君をモノにできないかなと思ったの。最初に言ったでしょ、比企谷君のこと奪いにいくって」
「でも正解だったみたい……お姉さんの言ったことを復唱しているときのおちんぽ、ピクンピクンしてたよ」
俺の興奮を、心の中を見透かされる。その事実がさらに俺の興奮を高める。俺はもう認めてしまっていた。意地悪されることが快感につながっていること。振り回されて、弄ばれることは快楽につながるということを。そしてそうしてくれる相手として地球上で一番俺のことを想ってくれているのは陽乃さんだということを。
「比企谷君はお姉さんに意地悪されて、いじめられてよろこぶ……マゾなんだよ」
マゾ。陽乃さんの口からでた言葉が俺の耳を通り、脳内をかき回し、そして心の奥深くにじんわりと浸透していく。言葉ではっきりと自覚させられる。俺はもう逃げることなんてできなかった。
「そうだよ。お姉さんにえっちな意地悪されて、よろこんじゃう変態さん」
「いい感じにお顔がとろけてるね。良かったね、比企谷君の理想の彼女が目の前にいるよ。ちょっかいかけて、もてあそんで、意地悪してくれる君のこと大好きなお姉さん」
「これからは、お姉さんが比企谷君のことを管理して、支配して、とっても気持ちよくして上げるからね。絶対に離さないから。覚悟してね」
まるで洗脳されているかのように陽乃さんの愛の言葉が頭に入ってくる。きっと普通ではない形での告白。でも今までの誘惑すべてがフラッシュバックしてその言葉を受け入れていく。俺の事を一番気持ちよくしてくれる人。俺を一番好きでいてくれる人。そう頭が認識していく。
「よしよし、これからお姉さんが比企谷君のこと、とっても気持ちよくしてあげるからね。まずは、さっき宣言した通り、お姉さんのいうことに従ってもらおうかな」
陽乃さんの言うことに従う。それだけで俺の興奮は高まるようになっていた。
「これからは返事をするときは、首を縦に振る代わりに、おちんちんをピクッって動かすの。変態さんにふさわしいよね。『ハイ』って言う代わりにおちんちんをピョコンと動かす。普通の人だったら絶対にやらない、マゾ専用のお返事。じゃあ試しにやってみようか……わかった?」
とっても恥ずかしい行動を陽乃さんに命令される。その性器を使ったコミュニケーション方法を聞いた時、頭の中はとろけ、ペニスが勝手に反応した。ピクンッ。大きく俺の肉棒が振れる。その瞬間、羞恥心ともに、それ以上の快感が脳を焦がした。とても恥ずかしい行為を強制されているはずなのに俺はもう、この行為のとりこになっていた。
「アハハハ、ちょっと、初めてなのに上手すぎだよ。もしかしてマゾチンポには性癖どストライクだったのかな。恥じらいとかはないの? こうやっておちんちん躾けられることに興奮しちゃった?」
陽乃さんは俺ペニスの動きを見て、小馬鹿にするような笑い声をあげた。そんな陽乃さんの嘲笑を聞き、陽乃さんに躾けられていると自覚するとさらにペニスが大きく、ビクンと反応した。
「おちんちんが勝手にお返事しちゃうね。この方法なら、ひねくれ者の比企谷君でも、本音が見えるから便利だね。当たり前だけど、今日はずっとこの方法だからね」
「だから常に勃起させておくこと。おっきくなっていないと分かりにくいからね」
常に勃起を強制。発情をつねに見せつけるような命令にぴりぴりとした快感を感じる。俺は陽乃さんに管理されることに幸福感を感じた。俺のことが好きで、スペックが高くて、誰もがうらやむ美人で、弄んでくれるお姉さん。俺はもう完璧に陽乃さんの虜になっていた。
「それじゃ躾も終わったところで、ご褒美再開しようか。ねえ、限界おちんちん、お姉さんに見てほしい? 笑ってほしい?」
そんな俺を馬鹿にするような問いかけに、俺のペニスはピクンと反応した。
「そっかー、比企谷君は限界おちんちんお姉さんに見てほしいんだ」
陽乃さんの一言一言にペニスが反応する。もう羞恥なんてどこかへ吹き飛んでしまったようだ。陽乃さんに早く触ってほしい。そんな考えが頭を支配する。
「……あらら、もう何も考えられないって感じだね。でもそれじゃつまんないんだよねえ。もっと羞恥に悶えて、我慢してる比企谷君がみたいんだよ。それにそのほうが変態比企谷君ももっと気持ちよくなると思うんだよね」
興奮に身を任せることすら陽乃さんは許してくれないらしい。羞恥に見悶えることを強制されるのではなく、自分の遺志で羞恥を感じる行動をする。陽乃さんが俺を弄ぶのではなく、俺が自分の意思で陽乃さんに弄んでもらうようにする。そんな逃げ道のない状況を想像させられる。
「うん、やっぱり私が見るんじゃなくて、比企谷君が自分の意思で見せるほうがいいよね。どうしよっかな……わかった、ここまではお姉さんがバスローブを脱がしてあげたけど、最後は自分でバスローブを脱いでみようか。自分の意志でお姉さんにそのおちんちんを見せつけるの。もちろんやりたくなかったら、やらなくてもいいよ。でもやめられないよね? ……やらされてるって逃げ道なくしてあげる」
悪魔のような囁きだった。弄ばれていることを証明するように、はしたなく勃起しているペニスを、自分の意志で陽乃さんに見せつける。やらされているという逃げ道をふさがれ、いちど吹き飛んだはずの羞恥が戻ってくる。
「おやおや、息がさっきより荒くなってるよ。羞恥心を感じて興奮してきたのかな。じゃあもっと恥ずかしくしてあげる。バスローブは手を使わずに脱ぐこと。どういう意味か、頭のいい比企谷君ならわかるよね」
手を使わなくても体をゆすればすぐにバスローブを脱ぐことはできるだろう。もう少ししか被さっていないからだ。でもそんなことを陽乃さんが言うはずがない。もっと恥ずかしいこと……いままでのやり取り……もしかして。
「気づいたようだね。そうだよ。おちんちんをぴくぴくさせるだけでバスローブを脱ぐの。もう少ししかバスローブ残ってないから簡単だよね」
それはとても甘美な言葉だった。手を使わず、ペニスをうごかすだけでバスローブを脱ぐ。陽乃さんに観られながら。なんてことを考え付くんだ。今から得られるであろう羞恥に俺はゴクンとよだれを飲み込み、ペニスを動かし始めた。
「アハハ、本当にやってる。勃起おちんぽ見てくださーいって言ってるみたいに、ぴくぴく動いてる。ほら、あとちょっとだよ、頑張れ」
予想以上の羞恥が俺を襲う。耳元で、陽乃さんの嘲笑を含んだ応援がこだまする。そのたびに、ピリピリとした快感が背筋を駆け抜ける。それだけでなくバスローブと亀頭がこすれより直接的な快感を感じる。でもそれは無機質で、早く陽乃さんからの快感がを感じたいという思いを増幅させることになった。
「もうちょっとだよ。もうすこしでバスローブがずり落ちちゃう。……あ」
その瞬間バスローブがするするとペニスからずり落ちた感覚がした。今この瞬間、俺は自分の意思で陽乃さんにペニスを見せつけたことになる。そう頭が認識したとたんビリビリとした快感が脳を焦がした。見られている。おれのペニスを陽乃さんが見ている。そう思うだけで逃げ出したくなるような羞恥を覚えた。
「これが比企谷君のおちんぽなんだね。観察するから動かないでね」
予想に反し、笑われるのでもなく、馬鹿にするのでもなく、じっくりと観察される。陽乃さんの顔がペニスへと近づいているのを感じる。ふむふむ、なるほど、といった独り言が聞こえてくる。俺のペニスを細部まで観察されているようだ。じりじりと追い詰められる。そんな感覚を感じた。
「こんな感じなんだね、初めて見たから勉強になったよ」
陽乃さんが初めて見たペニスが俺のモノ。その事実にとてつもない優越感を感じた。どんな形であれ、陽乃さんの初めては俺のもの。そう思っただけで気分が高揚してきた。
「誇っていいよ。お姉さんが初めて見たチンポなんだよ」
それを見透かしたように、俺の自尊心をくすぐる陽乃さん。あの誰もがうらやむ完璧なお姉さんの初めてが俺。そのことを自覚させるような言葉。
「嬉しい? 嬉しかったら返事して」
瞬時にペニスが反応する。ピクンっ。誇示するように。優越感に浸るように。大きく動いた。
「そうなんだ。そんなに嬉しいんだ。じゃあこれからいっぱいいじめられちゃうおちんぽ君に、お礼してあげる。……チュッ」
不意に亀頭にやわらかい感触を感じる。え、まさかそんな。混乱している俺に陽乃さんが言った。
「これで比企谷君のおちんぽが初めて触ったところは、お姉さんのお口。そしてお姉さんのファーストキスも比企谷君のペニス。どう? すっごい優越感でしょ? これから比企谷君はお姉さんを見るときいつも思い出すの。お姉さんのファーストキスは俺のペニスなんだぞって。いつまでもお姉さんに囚われちゃうの」
「これからいっぱいお姉さんが比企谷君のこといじめちゃう。意地悪なことしたり、恥ずかしい思いをさせたり、けどそれは比企谷君のことが好きだから。これはその証。だから安心して気持ちよくなってね」
ああ、俺は一生陽乃さんと一緒にいたい。素直にそう思った。
「なんだか甘い雰囲気になっちゃったね。でもこれから、たくさん気持ちよくいじめてあげるから……覚悟してね」
耳元で囁かれる。その甘くとろけた声に、俺はペニスをピクンとふるわせることしかできなかった。
「じゃあ今から天国を見せてあげるね」
俺のペニスの表面に沿って陽乃さんの手が握られたのを感じる。触れているのか触れていないのかわからないほどの感触。それでもペニスにはしっとりとした熱がまとわりついていて、これから始まるであろう行為への期待が否が応でも高まってしまう。
「どう? ジリジリと表面から熱でとかされる感覚は? いきなり強く握っちゃうよりも、こうやってじっくり熱を入れた方が気持ちいいんだよ♡」
ペニスの芯までじっくりと火を通すように、全方向から陽乃さんの体温がじわじわと浸食してくる。無意識のうちにピクピクとペニスが動いているのだろうか。時々ペニスが陽乃さんの手の一部に軽く触れる。その部分に水滴が落ちたかのように快感が波紋となって襲い掛かる。
「あらら、おちんちんが震えちゃってるね。触って欲しそうにピクピク、ピクピク。でもまだだーめ♡じっくり熱を入れて、芯までアツアツのカッチカチになるまで我慢だよ」
ほんの少しの刺激しか与えられていないはずなのに、体温が徐々に熱くなっていくっているのを感じる。それと同時にペニスも今まで経験したことのないほど熱くなっている。陽乃さんの手がまるでかまどのようにペニスを覆っており、本来放出されるはずの熱が残り続ける。その結果内部まで熱が侵食し、今までにないほどの硬度を持ち始めていた。
「硬くなってきたね。でもお姉さんが認めた男の子だもん。こんなもんじゃないよね。そのために今度はこっちも熱くしていこうか。比企谷君の精子がたくさん詰まってるこーこ♡ここもあっためるとね、もーっと気持ちよくなれるんだよ」
俺の股間にさらに熱の逃げ場がなくなった。陽乃さんのもう一つの手が、玉袋を包むように添えられたのを感じる。本来人に触れさせてはいけないところなのに。そんな場所が陽乃さんの手で包まれている。この事実を認識するだけで、さらに興奮が高まる。
「どうかな。おちんちんの期待感高まってきた? 芯まで熱は通ってきたかな? 袋の方も包まれて、嬉しい?」
温泉に浸かっているかのような温もり。極楽。でもそれは癒しではなく快楽。俺の勃起を促すためだけに、陽乃さんの両手が使われている。それだけで俺はとてつもない優越感を感じた。
「カチンコチンになってきたね。その調子でもっと精子作るんだよ。熱すぎるほどの温もりを感じて、子作りの準備して」
ペニスの準備とともに、卑猥な言葉も脳に流し込まれる。早く刺激が欲しい。思いっきり気持ち良くなりたい。俺の心は完全に陽乃さんに支配されていた。
「いい感じに熱が入ったね。これだけやればもういいかな。じゃあ次はかるーく握ってあげる。いくよ……」グジュ
敏感になったペニスの表面に陽乃さんの手が軽く握られる。あっ……。ほんの少しの力しか入っていないはずなのに思わず声が漏れてしまう。
「うんうん、いい感じだね。まだ少ししか力入れてないのに、先っぽからお汁が肉汁みたいに溢れてきたよ♡しっかり火が通ってる証拠だね。とっても気持ちいいでしょ?」
陽乃さんの手は本当に触れる程度でしか握っていない。にもかかわらず、まるで雑巾を絞ったかのように先っぽから汁が溢れ出てしまったのを感じた。先ほどまでの焦らしでどれほどペニスが敏感にさせられてしまったのかを証明したかのようだった。どこを触れられても、どれだけ小さな刺激でも快感を感じてしまう。それほどまでにペニスを加工されてしまったようだった。
「これはやばいよね。これからの刺激全てに悶えちゃうこと確定。お姉さんに天国見せられちゃうためだけに存在している、よわよわオチンポになっちゃったね♡」
ゴクリ。思わず唾を飲み込む。軽く手を添わされている今だって絶え間なく快感が押し寄せているというのに、さらにこの先に、もっと凶暴な快感が待っている。それを考えるだけでゾクゾクと期待と不安が湧き上がった。
「それじゃそろそろシコシコ始めよっか。まずは軽く握ったまま、ゆっくり……シーコ、シーコ♡」
ついに待ち望んだ刺激がベニスに与えられる。そう認識したことが、頭の中で考えることができた最後の瞬間だった。予想通り。いや、予想以上の快楽に頭が白く染め上げられてしまった。軽く触れられているだけの上下運動。ただそれだけのはずなのに暴力のような快感が押し寄せる。表面を全方向から撫で上げられ、男の本能をくすぐる上下の刺激。溢れ出た汁が、まるで油のようにペニスをコーティングしており、肉棒にとてつもない快楽を生み出していた。芯まで熱の通ったペニス。それがこれだけの快楽を生み出すなんて。
「ほーら、天国だよ♡もっとじっくり楽しんで♡」
同じリズムで刺激され続ける。シーコ、シーコ、ゆっくりと上下に手が動く。その動きに耐えられず、俺の腰も同じリズムで同じ方向へ、ヘコヘコと動いてしまう。強すぎる快楽を逃がそうとした本能だった。
「ダメ、逃げるな。……大丈夫、比企谷君の限界はちゃんと私が観察してるから。壊れることはないから安心して♡」
その言葉に従い腰の動きを意識的に止める。快楽の逃げ道がなくなり、陽乃さんの与える快楽をダイレクトに感じるようになる。まずい、もう射精の感覚が迫ってきている。
「ほーら、いっぱい我慢した方が絶対気持ちいいよ♡たくさん快感を溜め込んで、限界まで我慢して射精しようね。それがご褒美だよ」
俺の射精感が高まってきたことを察知したのか、媚びるような声を耳元で囁く。その言葉の通り射精をしないように意識をする。でもそんなことしても無駄だと言わんばかりのように陽乃さんの手は動き続けていた。
「ほーら、がまん♡」
そんなことを言いながら、でもその言葉に矛盾するかのように陽乃さんの手は動き続ける。一定のリズムでシーコ、シーコ。射精がの足音が近づいてきているのを感じる。
「あー、もういきそうなんだ♡でもがまんだよ。がまん頑張れ♡おちんちん負けないで♡」
こちらを馬鹿にするかのような、甘ったるい声が耳から流し込まれる。でもそんな見えすいた煽りに耐えられないほど、俺のペニスは追い詰められていた。撫でるように、滑るようにベニスの表面を刺激され続け、限界を迎えそうになる。
「負けちゃうの? いいの? 射精しちゃったら天国終わっちゃうよ。それでいいの?」
その言葉に励まされ、最後まで射精を我慢しようと力を込める。
「優しい、手加減シコシコで出しちゃったらもったいないよ。ほら、がんばれ♡」
なんとか堪えようと、下半身に力を入れる。しかし限界はすぐそばまでせまっていた。
「あと10秒がんばろう。比企谷君なら耐えられるよ。そこまで耐えたら。もっと気持ちいいことしてあげる♡だから頑張って。10……9……8……」
ゴールはもうすぐそこと思い直し、なんとか最後まで堪えようとする。腹筋がつりそうになる程力を込め、マグマを押し留めようとする。
「7……6……5……あとちょっとだよ……レロ」
最後の追い込みだと言わんばかりに、陽乃さんの舌が耳に差し入れられる。グチュグチュとした水音が脳内を這い回る。熱いマグマはもう根本までやってきていた。このままだと……もう……出る……あっ……
「4……3……2……きゃっ、え、うそ」
ゆっくりと高められた性感はついに限界点を超えた。ドピュッ。とてつもない量の精液が勢いよくペニスから発射される。その勢いは内側からの圧が感じられるほどだった。それとともに、焼けるような快楽が全身に襲い掛かった。いままで蓄積されてきた気持ちよさをすべて解放するかのような射精。自分をコントロールすることができなくなっていた。ドクっ、ドクっ。それに続き何度も精液が飛び出てくる。そのたびにペニスも勢いよく震える。陽乃さんの手を動かすほどの力強さでペニスは大きく震えていた。
「あーあ、出ちゃった。我慢してって言ってたのに。そんなに気持ちよかったのかな。しょうがないから続けてあげる。最後までイきなさい」
陽乃さんの手は未だに動き続けていた。同じペース、同じ力強さで最後まで精液を搾り取ろうとするかのように。ぐちょぐちょになったペニスが好都合であるかのようにいじめ続ける。その快楽にあらがうすべなんてなく。何度も何度もペニスはビクビクと震え、精液を出し続ける。気持ちいい。ただそれだけしか考えられない。俺は精液が出てこなくなるまでの数十秒間、最後まで陽乃さんの手から与えられる快楽に翻弄され続けた。