両手を包帯でグルグル巻きにされ、ベッドに横たわる裕也。
病室に駆け込んできた希美が涙をためている。
「パパが事故にあったって聞いて、胸が張り裂けそうだったよ……」
作業現場の安全管理を担当している職長として、この事故は自分自身の痛みよりも、ちゃんと管理やルールが徹底されていなかった事の方が痛かった。
安藤が間違って起動ボタンも押してしまった。自分の指示は電源ボタンだけだったが、新人工員が裕也に続いて、単に「ボタン」と言ってしまったために、安藤が誤解してしまったのだろう。
「修理中/スイッチ押すな」の札が、起動ボタンの所にかかってなかったので、修理が終わったと思った、と安藤は言ったそうだ。
誰が、どのタイミングで修理中の札をかけるのか、明確なルールが作られていなかったのが、連絡のすれ違いとなり、事故を呼んだ。
普段工員たちに安全管理の徹底を説いている職長である自分が、事故に巻き込まれてしまった。
面目ない、と裕也は思う。
折れた指の骨がくっつくまでは、休職しなければならない。
医師によると、二、三ヶ月かかるそうだ。
それにしても、両手が使えないとなると、色々不便だ。
幸い、トイレ付きの個室が空いていたので、裕也はそこで入院生活をおくることにした。
早速だが、尿意を催してきた。
裕也は身体を起こし、部屋の角にあるトイレに向かう。
「パパ、大丈夫?」
トイレの前で、裕也が立ち止まる。
冷静に考えたら、パジャマのズボンもトランクスも自分で降ろせない。
そもそも、トイレのドアさえ開けられないのだ。
「私が手伝ってあげる」
希美が言う。
だが、年頃の娘に、父親のシモの世話をさせるのには、抵抗がある。
「いいよ、希美。看護師さんに頼むから」
「何言ってんの、家族でしょ? それに他の人にパパのチンチン見られたくないし……」
狭いトイレの個室に希美と入る。
便座の前に立つ裕也の前に跪いた希美が、ズボンとトランクスを一気に下げた。
希美の眼の前に、萎びたペニスが晒された。
「パパ、いいよ、座って」
裕也は便座に腰かける。 希美はそのまま跪いていた。
「えっと……希美? するよ……」
「どうぞ」
希美は裕也の排尿の間そこにいるつもりだ。
「何、パパ……恥ずかしがってるの?」
「ていうか、希美は平気なの?」
「当たり前じゃない、父娘でしょ?」
裕也は希美の勢いに気圧されて、チョロチョロと排尿した。
希美がトイレットペーパーで裕也の先端を拭いた。
「じゃあ、パパ。立って」
希美が立ち上がった裕也にズボンを穿かせた。
結局、トイレで希美に排尿の介助をしてもらった。
裕也はなんとも複雑な気持ちになる。
亡き妻に似た美貌の前に、ペニスを晒した。
夢の中で冴子に、そして娘の希美に陰茎を咥えられたことを思い出し、裕也のペニスがムクッと蠢いた。
希美に悟られないように、ベッドで膝を立てる。
さりげなく始まった妄想は、次々とエロティックな連想を呼び込む。瑞希のフェラ顔と、ひょっとこ口を思い浮かべ、肉茎に血流が流れこんできた。
「パパ、もっと足を伸ばしてリラックスしなよ……」
希美が裕也の不自然な体勢を見て言う。
「いや、この方が落ち着くんだよ……」
裕也が答えると、希美は首を傾げた。
突然、希美の表情が変わり、同時に裕也の毛布をさっ、と捲った。
ズボンにはテントが張っていた。
「パパ、これ……何?」
希美がにこやかな表情で裕也に尋ねる。
「今、パパは誰のことを思ってチンチン勃ててるの? ママ? 瑞希さん? それとも私?」
その時、看護師が病室に入ってきたので、希美は裕也にそっと毛布をかけ、テントを隠した。
「木崎さん、両手不自由で大変でしょう? トイレの時は遠慮なく呼んでくださいね」
中年の看護師の女性が裕也に話す。
「ご苦労様です。私がいる間は、私が手伝いますので」
希美が微笑みながら看護師に話しかける。
「娘さんですか? ありがとうございます、助かります。偉いですね、年頃の娘さんだと、こういうことは嫌がるのにね」
「はい、パパ。あ~んして」
午後六時の食事も、希美がスプーンで裕也の口に運んでくれた。
あらためて、嬉しそうに裕也の世話をしてくれる希美の姿を見た。
親の贔屓目を差し引いても、群を抜いた美しさだ。
以前、誰かと付き合ったことがあるのか、と訊いたとき、「ない」と即答した。誰か好きな人はいるのか、と訊くと「パパ」と答える。
希美と話し合ったことで、希美の気持ちが真剣で混じり気のないものだと、はっきりわかった。
亡き冴子の面影を希美に見た。だが、冴子はいない。ひとりの女性として希美と向き合うことを裕也は今まで避けてきた。
街を歩くと誰もが振り向く美貌。スレンダーな肢体に不釣り合いな巨乳。こんな魅力的な女性が自分を慕ってくれている。
父娘の情を越えた愛を持って接してくる希美。そんな娘に、裕也は父娘の愛情以上の愛おしさを感じ始めていた。
午後八時に面会時間が終了する。
「私、一日中パパの看病してもいいんだけどね……」
希美が寂しそうに呟く。
病院には、深夜も付き添いたいと希美が申し出たが、危篤だとか認知症だとか、そういう特別な場合でないと許可できない、と断られたそうだ。
希美が去り、消灯時間になった。
白い天井を見つめながら、裕也は四月に入ってからの怒涛の展開をみせた自分の性生活について振り返った。
希美のオナニーの声を聞いた。電車で痴漢に間違われた。瑞希にフェラをされ、起き抜けに希美の口に射精した。工場で瑞希とセックスした。自宅で瑞希と激しく交わっている所を、希美に目撃された。
十五年間、妻以外の女性を抱いていなかった裕也。性欲は枯れて、四十歳を過ぎてからは、もう自分の人生とセックスは無縁のものだとさえ思いこんでいた。
その自分が女と交わり、びっくりするほどの量の精液を放出した。
そして、病院のベッドで今、裕也のペニスは腫れ上がってしまっている。
今すぐ、オナニーをして、この疼きを止めたかった。両手を使えないもどかしさで、裕也はベッドの上で藻掻く。
そそり立った肉棒を両の太ももで挟み込もうとしたが、肉棒が反り返っていて挟めない。
(何やってんだ……俺は……)
我に返った裕也。こんなところでオナニーして、誰が精液の処理をするというのだ、と冷静に思い直した。
翌日の午後、面会時間のスタートと同時に希美が病室に入ってきた。
「希美、会社は?」
裕也が訪ねる。
「午後は休みを取って来た」
新入社員の希美は、まだ有給休暇がないはずで、欠勤扱いになっているだろう。
「わざわざ会社休まなくていいんだぞ」
「会社なんかより、パパの方が大事」
薄手のセーターが希美の巨乳を強調している。
夕方に、安藤と新人工員が見舞いに来た。
若い二人は、病室に入ると直ぐにぽかんとして希美に視線を奪われた。
「おう、わざわざ来てくれたのか」
裕也の言葉で、二人は我に返り、あらためて裕也に詫びた。
「職長、ホントすみませんでした! 俺のせいです!」
新人工員が深々と頭を下げる。安藤は言葉もなく、軽く頭を下げただけだ。
この男が瑞希の尻に腰を打ち込んでいた。だが不思議と憎しみは湧いてこない。
「個人的に誰が悪いって、責めるつもりはないから気にするな。色々重なって起きてしまったことだから」
見舞いに来た二人は、裕也と話しながらも、ちらちらと希美を見ていた。
希美の美貌と巨乳は、男の眼を惹く。父親の自分にこだわることがなければ、いくらでも自分が好きな男と付き合えるのにな、と裕也はあらためて思う。
夕食を済ませ、病室の窓の外が暗くなった頃、裕也の分身が再びもぞもぞと膨らみ始めた。
希美とさりげなく昔話をする。目立たないように、腰をねじったり、片膝を曲げたりするが、もう胡麻化しがきかないほど肉棒が育っていた。
さっきから、希美は裕也と話をしながら、ちらちらと股間に視線を落としている。
(バレてるよな、これ……父親ヅラして偉そうなこと言えないよな……)
「パパ、トイレ行こっか」
希美が、微笑む。
(え、別におしっこ出ないぞ……)
その瞬間、裕也は、はっと息を呑んだ。希美が、何を考えているのかを悟ったからだ。
昨夜は、溢れる性欲を制御できないまま、夜を過ごした。午前中に疲れて眠ったが、また夜を迎えて性欲が頭を
夢からの起き抜けだったとは言え、希美にフェラチオされた時の、生々しい感覚が蘇ってきた。
裕也は、ベッドから立ち上がった。
トイレの個室に入り、希美がズボンとトランクスを降ろすと、猛り狂った剛直が、ぶるん、と揺れた。
「これは……ツラいでしょ、パパ……」
眼を寄せて裕也の肉棒を見た希美が裕也の表情を見上げる。
「パパ、座って」
希美に促され、裕也は便座に腰かける。裕也の肉棒が、ピン、と垂直に天井を指した。
「パパの精子と、ママの卵子で出来た私……」
希美は呟きながら、ブラウスのボタンを外す。
希美は胸を開き、生々しい肩口を晒す。
ブラジャーに包まれた豊かな巨乳が現れた。
「そんな私の、大きくなったおっぱいを、見て……パパ……」
希美が背中に手を回すと、ぐん、と乳が前に突き出した。裕也の呼吸が止まる。
ブラジャーの肩紐が緩み、窮屈にカップに収まっていた乳肉が零れ出る。
希美の生の乳房が、裕也の前に晒された。
重みで垂れることなく綺麗な円を保つ見事な巨乳だ。
大きさの割に小さ目な乳輪と乳首は、鮮やかな紅い色をしている。
あまりの美しさに見惚れてしまった裕也は、びくん、と疼いた自分の肉棒の動きで、我に返る。
「パパ……私に任せて……」
希美は両手で自分の下乳を持つと、身体を寄せて、乳房で裕也の剛直を挟んだ。
「あ……はあっ!」
柔らかい乳肉に肉棒を包まれた裕也は、情けない高い声を出してしまう。
希美はそんな裕也を見上げて、にこっ、と微笑むと、乳房を中央に寄せて肉棒に圧をかけ始めた。
フェラチオや挿入とはまた違った感覚が肉棒を包み、裕也の下腹部は細かく震えた。
何より、左右の乳房が交互に円回転する様は、視覚的に裕也の胸を打ち抜く。
裕也の先走り汁が溢れて胸の谷間に吸い込まれ、ぬちゃっ、ぬちゃっ、と淫靡な音を漏らしている。
「パパっ、どう?」
希美が上目遣いに裕也の様子を窺う。
裕也は荒い息をして、言葉を返すことができない。すでに下腹部の疼きが耐え難いものに達していた。
希美は乳房に上下動を加え、裕也を追いつめにかかった。裕也の亀頭が希美の乳肉に呑まれ、顔を出し、再び呑まれた。
ぬちゅっ、ぬちゅっ、と淫猥な音も高まってくる。希美の乳房の動きで乳輪がくるくると艶めかしく回転している。
「ああっ! 希美っ……
裕也が叫んだ瞬間、鈴口から白濁液が噴射した。
びゅっ、びゅっ、びゅるっ、びゅるるるるっ、と裕也は大量の精液を噴水のように垂直に放った。
希美の乳房を越え、顔や前髪にも次々と白濁液が付着する。
長い射精を終え、裕也が獣のように呻いた。
顔面に精液を付けた希美が、にひっ、と笑う。
「パパ……いっぱい出たねっ!」