「パパ。今度の水曜日、会社の研修で泊りだから。食事、何作っておこうか?」
夕食の席で、希美が言う。
「ああ。適当に外食でもするから、作らなくていいよ」
そう言う裕也を希美がじっと見つめている。
「……何?」
「ううん、何でもない……」
瑞希と倉庫でセックスし、彼女を絶頂に導いた。
亡き妻の冴子しか女を知らない裕也にとって、二人目の女性になる。
今から思えば、妻とのセックスで、冴子が瑞希のように絶頂に達し、乱れることはなかった。
当時の裕也の性技は拙かったのかもしれない。
かと言って、十五年ぶりに女と交わった裕也のテクニックが何もしていないのに向上するはずもない。
(肉体の相性、ってやつか……)
瑞希の乳房と尻と膣の感触を想い浮かべ、裕也の下腹部がずくん、と疼いた。
希美のいない夜、瑞希を自宅に呼ぼうか、と裕也は妄想する。
あの肉感的な身体を、たっぷり時間をかけて味わいつくしたい、と思う。
だが、衝動的に瑞希と交わったが、一度身体を重ねただけで自宅に誘うのは露骨すぎないか、と裕也は躊躇う。
年上とはいえ女性経験の少ない裕也が、若く肉感的な瑞希にのぼせているだけでは、と不安になる。
そんな気持ちのまま、昼休みに弁当を食べながら、裕也は瑞希と会話した。
「そうなんですか! 私、職長のお家に行って、何か作りましょうか?」
こちらが誘うまでもなく、希美の宿泊研修のことを話しただけで、瑞希がのってきた。
瑞希が裕也に身体を開いたのは、亡き父の面影を裕也に見たから、だと思う。
だが、実際に身体を重ねてみて、瑞希は父親の影ではなく、裕也自身を愛してくれているのでは、と裕也は思い始めていた。
「お邪魔します……」
玄関に入った瑞希は、何かを警戒するような表情になる。
希美の冷たい眼に晒された瑞希も、どこか後ろめたい想いがあるのかもしれない。
廊下を歩いているときに、和室にある冴子の位牌と写真が視界にに入ったが、裕也は眼を逸らした。
瑞希と関係を持って以来、裕也は冴子の位牌の前に立つことを避けていた。
「亡くなった奥様ですか?」
突然、瑞希が裕也に声をかける。
「お線香、上げさせていただいて、いいですか?」
裕也には断る理由が、ない。
神妙な表情で位牌の前で手を合わせる瑞希。
裕也はあらためて、冴子の写真に心の中で語りかけた。
(冴子、許してくれ……俺は、この女性を愛してしまったんだ……)
十五年、だ。
十五年間、女性に触れず、娘を育ててきた。
希美が社会人となった今、新たな女性と関係を持っても、冴子は責めることはないだろう。
「娘さん、本当に奥様にそっくりなんですね……」
瑞希が冴子の写真を見て呟いた。
「今日は、カレーを作ります!」
そう宣言すると、瑞希はキッチンのテーブルに買い込んできた食材を広げ、持参した花柄の可愛いエプロンをつけた。
「台所、お借りしますね」
食材の下拵えをする瑞希はグレンチェックのスカートに薄手のセーターを着ていた。
どちらも突き出した胸と尻を強調している。裕也は倉庫で交わった瑞希の生の尻を、キッチンに立つ瑞希のスカートに重ね合わせた。
突然、むくむくと裕也の股間が膨らみはじめる。
裕也は椅子から立ち上がると、そっと瑞希の後ろに立った。
包丁を使っている瑞希が、気配を感じて振り向いた。
裕也は瑞希の顎に手をかけ、唇を重ねた。
「んっ、んんっ……」
瑞希が喉を鳴らす。
「パパ、危ないよ……」
瑞希は唇を外して、弱々しく抗議する。
裕也はそれを無視して、エプロンの胸に両手を差し込んだ。
瑞希は包丁を置いて、裕也に正面から抱きつこうと身体を捻ったが、裕也が乳房を両手でがっしり掴んで、瑞希の動きを封じた。
「うんっ、パパっ、強引なんだから……んんっ、ちゅっ……」
後ろから両の乳を掴まれ、瑞希が軽く非難する唇を裕也は塞いだ。
れろれろと舌を目いっぱい伸ばしながら絡め合い、裕也はセーターをたくし上げてブラジャーに窮屈に詰め込まれた乳肉を、カップに手を差し込んで揉みしだいた。
「はあっ、パパっ……いやらしいっ……」
唇を外すと瑞希が荒い息で喘ぐ。
背中のホックを外すと、ロケット型の乳房がカップから解放され、ぷるん、と前に飛び出した。
裕也はたくし上げたセーターを、瑞希の首から抜いた。
襟口で乱れた髪を、瑞希は首を振って整える。
外したブラジャーもエプロンの隙間から抜いて、上半身裸にした瑞希の乳房をエプロンの中で揉み上げた。
「はあんっ、パパっ、エッチっ!」
乳を掴みながら、裕也は首筋から耳朶にかけて舌を這わせる。
瑞希が、びくんびくんと身体を震わせた。
続いて裕也は乳房を左手で愛撫しながら、右手でスカートのホックとファスナーを探り、すとん、と床に落とした。
裕也はしゃがみ込んで、黒いタイツに手をかけ、丸めるようにゆっくりと剥いて下ろしてゆく。
白い餅のような弾力をした肌が、徐々に露わになる。
瑞希が足を上げ、ストッキングを抜くのを手伝った。
ブラジャーとお揃いの可愛い花柄のパンティにも裕也は手をかける。
めくるようにしてパンティを下げていくと、豊かな生尻が晒された。
パンティを脚から抜くと、裸に剥かれた瑞希が身に着けているのは、エプロンだけになった。
「やだっ……恥ずかしい……」
裕也の剛直は痛みを感じるくらい、ぱんぱんに膨れ上がっていた。
裸エプロンの女が恥じらいながら眼の前で身体をくねらせている。
再び瑞希の唇を吸いながら、背後から乳首を抓み、愛液が溢れる膣に指を差し込んだ。
「んっ、はあっ、んんっ……はあんっ!」
瑞希は愛撫されながら、快感のあまり身体を激しくくねらせた。
裕也はそんな瑞希を逃がさないように、執拗に愛撫を続ける。
膣に差し込んだ指は溢れんばかりの愛液で濡れている。
裕也はぷっくりと勃ったクリトリスに指を当てた。
「はあんっ、そ、そこっ! い、いいのおおっ!」
瑞希が身体を激しくよじった。
流し台に手を突き、尻を突き出すようにして瑞希は上半身を倒した。
裕也は背中に密着しながら、乱れる瑞希の肉芽に刺激を加え続けた。
「ああんっ、はあんっ、い、いいっ……!」
重力で垂れ下がった乳房がぷるんぷるん、と艶めかしく揺れている。
「あっ、イクっ、イクっ、イっちゃうううっ!」
瑞希が激しく痙攣し、絶頂を超えた。
がくっ、と脱力し、倒れ込みそうになった瑞希を裕也はしっかり抱き留めて支えた。
「はあっ、はあっ、パパっ……凄い……」
荒い呼吸で瑞希が喘ぐ。
「今度は、私がしてあげる……」
そう言うと、瑞希が跪いて正面を向き、裕也のズボンを降ろした。
猛った肉棒がトランクスを押し上げている。
瑞希が思い切ってトランクスをずり下ろすと、反動でペニスが裕也の腹に当たり、ぱちん、と音をさせた。
瑞希は潤んだ瞳を寄せて、猛り狂った剛直を愛おしそうに見つめると、指を肉棒に添えて、陰嚢を口に含んだ。
(あっ……いいっ……)
玉袋を咥え込まれた裕也は、新たな快感に息を漏らした。
ちゅるちゅると陰嚢を吸い込んだ瑞希は、舌を大きく突き出し、ペニスの根元から、ゆっくりと舌を躍らせて舐め上げてきた。
亀頭を舌で弾き、唇でちゅっ、ちゅっ、とキスをすると、おもむろに熱い口の中に含んだ。
生暖かい舌と唾液の感触で裕也は思わず下半身を震わせた。
「んっ、んんっ、ぶちゅっ、ずりゅっ、ふんっ……!」
瑞希が上目遣いで裕也の表情を窺いながら、徐々に深く肉棒を咥え込んでいく。
唾液を絡めた淫靡な水音がキッチンに響いた。
「んっ、パパっ……パパのチンポっ、好きっ……」
がちがちに硬直した肉棒を、頭を振りながら丁寧に舐めつくそうとする瑞希。
下腹部が、じんじんと疼いてきた。このまま瑞希の口に精液を放ってもいいかな、と裕也は思う。
今夜は、一晩中瑞希を抱き潰すつもりだ。
だが、今は昂って何度でもいけそうに思っているが、突然精液が枯れてしまうかもしれない。
「瑞希、ありがとう。瑞希とひとつになりたい……」
裕也の言葉で微笑んだ瑞希が、ゆっくりと唇から肉棒を抜いた。
唾液に塗れた亀頭が、にゅぷっ、と瑞希の唇から現れた。
瑞希の脇を抱え、立ち上がらせた。
ちょっとふらついた瑞希を裕也は正面から抱き寄せる。
エプロンを脱がせ、瑞希を全裸にする。
裕也も服を脱ぎ捨て、二人は裸で向かいあった。
瑞希が裕也の首に腕を回して、唇を寄せてきた。
裕也は瑞希と舌を絡め、激しく吸い込んだ。
胸に巨乳が当たり、潰れている。
両手を尻に回して揉み込み、柔らかい肉の感触を堪能した。
瑞希の腹に当たっている肉棒がびくんびくんと蠢いている。
「瑞希……挿れるよ……」
片足を腕でかかえ、腰を下げて瑞希の陰唇に亀頭をあてがった。
「パパっ……来てっ!」
爪先立ちになった瑞希が、裕也の首に両手でぶら下がる。
対面立位で裕也の肉槍が瑞希の膣に刺さる。
瑞希が溢れさせている愛液で、肉槍がすんなりと膣壁に嵌めこまれてゆく。
「あっ……あはんっ!」
ずっぽりと肉棒が瑞希の膣に呑み込まれた。
裕也は腰を落とし、突き上げる。
「あんっ……はあんっ、いいっ!」
裕也に突き上げられるたび、瑞希の足が浮く。
裕也の肉棒の衝撃と体重が同時にかかることで、瑞希のポルチオが何度も刺激されてゆく。
「やんっ! パパっ! 奥っ、凄いのおおっ!」
何度も突き上げられながら、瑞希はショートボブの髪を振り乱す。
「おっ、おんっ! いっ、そこっ、いいのおおっ!」
裕也はもう片方の足も抱え上げた。
「ひゃっ!」
急に自分の体重の重みが消えた瑞希が驚きの声を上げた。
いわゆる駅弁スタイルで裕也が瑞希を抱えたのだ。
「あんっ、あんっ、何っ! これっ、凄いっ!」
両腕で裕也の首にぶら下がった瑞希は、尻を抱えられながら、空中で裕也に肉棒をはめ込まれている。
ぱつんっ、ぱつんっ、と肉を打ち付け合う音が響く。
裕也は瑞希と繋がったまま、方向を変え、キッチンを歩く。
「ひゃんっ……えっ、ええっ?」
瑞希が戸惑う。
裕也はリビングのソファまで瑞希を運び、そっと降ろした。
瑞希と結合したまま、正常位となった裕也は優し気な瞳で上から見つめた。
「瑞希の顔を見て、繋がりたかった……」
初めての二人の結合は、バックからだった。裕也は瑞希の表情をじっくりと見て交わりたい、と思っていたのだ。
「パパっ、嬉しい……シて……」
瑞希の目尻には涙が浮かんでいる。
裕也は腰を引き、とん、と瑞希を突いた。
「はっ……うんっ!」
瑞希が息を詰める。
裕也は肉棒を軸にして腰を回転させ、陰毛を擦りつけるように深く瑞希の中を抉った。
「あん、あん、ああんっ……はっ、あああああんっ!」
裕也の動きに合わせて、瑞希が息と声をあげる。
徐々に裕也は抽送の速度をあげた。
ぐちゅっ、ぐちゅっ、と結合部から溢れだす愛液が白濁して肉棒に絡み、瑞希の尻を伝ってソファに零れている。
仰向けになり、やや横に広がりながらも、ツンと突き出した乳房が、裕也の突き上げに合わせて、ぐるんぐるんと円運動で揺れている。
「パパっ、私っ……イキそうっ!」
瑞希が足を裕也の腰の上でクロスさせて絡めた。
「瑞希っ、瑞希っ!」
裕也が名前を連呼すると、瑞希が両手を伸ばしてくる。裕也は瑞希と両手を合わせ、指を絡めた。そして上体を瑞希にぴったりと重ね、唇を合わせた。
「ふっ、うんっ、あっ、はあんっ!」
唇と両手を合わせ、裕也は瑞希の上に伸し掛かる。
瑞希の足は裕也の腰を抱え込んでいる。
この一体感が堪らない。
瑞希の目尻から嬉しさのあまり涙が溢れた。
「んっ、んっ、はっ……あああんっ!」
彼女の下腹部から湧き上がった震えが、全身の痙攣となって瑞希を仰け反らせた。
唇を外した瑞希は口を大きく開いて、息を止めて絶頂の悦びに浸る。
裕也は肉棒を深々と挿し込んだまま、瑞希の震えが収まるのを待った。
「パパっ……嬉しいよんっ……」
瑞希が涙目で裕也を見上げている。
「瑞希……もっと瑞希が欲しい……」
「いいよ、パパ……瑞希をめちゃくちゃにして……」
彼女の言葉で、裕也の獣欲に火が点いた。
瑞希の膝裏を両腕で抱え、膣口を真上に向け、剛直を垂直に挿し込んだ。足を万歳するように股を拡げられた瑞希の腟内に裕也の肉のピストンが激しく強く打ち込まれていく。
「あん、あん、あん、ああん……はっ、ああんっ!」
ばちん、ばちん、と肉が激しく打ち付けられる音が響く。結合部から溢れた愛液が、ぐちゅっ、ぐちゅっ、と泡立っている。
「ああん、パ、パパっ、パパあああっ!」
裕也は牝を孕ませようとする牡の本能に従って腰を振り降ろす。
「あはんっ、す、凄いっ……おかしくなっちゃうっ!」
瑞希は激しく頭を振って裕也の責めに追い込まれてゆく。
「お、おおっ、おんっ、おんっ!」
瑞希の声が動物的な咆哮に変わる。
「瑞希っ、瑞希っ……射精すぞっ!」
裕也の下腹部が耐え難い疼きで痺れてきた。
「おっ、うんっ……パパっ、射精してっ! 私の腟内にっ、精子っ、頂戴っ!」
瑞希の叫びと同時に裕也の剛直が爆ぜた。
陰毛を擦りつけるように深く結合した状態で、瑞希の子宮に、どくどくと濃い精液を流し込む。
瑞希も同時に絶頂に達し、痙攣しながら腰を浮かせた。
パンティとブラジャーのみ着けた瑞希がエプロンをして調理しているのを裕也は眺めた。
脱がす時は夢中で気が付かなかったが、今日のために用意した自慢の勝負下着だそうだ。確かに、肉感的な瑞希の魅力を引き立てていて、可愛い。
「パパ、出来たよっ」
瑞希がカレーライスを盛り付けた。
冴子以外の女性と肉体関係を持つなんて、ほんのひと月前には考えもしなかった。
「美味しい……」
「そう? パパに喜んでもらえて嬉しいな……」
微笑む瑞希が愛おしい。
遠い昔に感じるが、冴子と新婚生活を始めた頃の感覚が蘇ってきた。
二人で風呂に入り、お互いの身体を洗いながら、乳繰り合う。
裕也の寝室のベッドに、唇を吸い合いながら裸の二人は横たわった。
カーテンの隙間から射し込む月明かりが、瑞希の滑らかな肌を仄白く照らしている。
「瑞希、綺麗だよ……」
歯の浮くようなセリフがさらりと自分の口から出てきたことに裕也は驚いた。
瑞希が受け入れてくれれば、裕也は結婚したい、と思った。最初は若い肉体に惹かれたのかもしれない。亡き父親の面影を重ねて慕ってくる瑞希に付け込んだようにも思う。
だが、自分に組み敷かれて快感で肉体をくねらせている瑞希が、愛おしくて堪らなくなってきた。
裕也が瑞希と本気で愛し合っていることが希美に伝われば、希美の歪んだ愛情も醒めるに違いない。
そんなことを想いながら、裕也は瑞希の豊乳を揉み込み、乳首を舌で転がした。
耳朶から首筋、腋下から脇腹、そして鼠径部へ。
裕也は舌で丁寧に瑞希の肌を辿ってゆく。
「はっ……うふんっ!」
既に愛液が溢れ、うねうねと動く陰唇に裕也が舌を挿し込むと、瑞希が身体をくねらせた。
じゅるじゅると愛液を啜り、クリトリスを吸い込む。
「あっ……いっ、いいっ!」
瑞希は裕也の頭を両手でつかみ、腰を捩った。
裕也はクリトリスへ吸い付くように刺激を続ける。
「やんっ! イ、イクっ、イクうううっ!」
瑞希が腰を浮かせ、痙攣した。
今日何度目のエクスタシーだろう。瑞希の肉体が敏感になっているのかもしれない。
「パパっ……後ろから、シて……」
暗闇のなかで、瑞希の潤んだ瞳が微かに光った。
ごろりと身体を転がした瑞希が、円く大きな尻を見せ、四つん這いになった。
「パパ……来て……」
逆ハート型の瑞希の尻が揺れた。
尻の大きさを強調する細くくびれた腰を掴んで、裕也は瑞希の尻の割れ目にびんびんに滾ったペニスを寄せていく。
「はあんっ!」
裕也の切っ先が膣口に触れただけで瑞希は声をあげた。
裕也は肉棒に手を添えて、亀頭で濡れそぼった陰唇を擦った。
「嫌っ! パパっ、焦らさないでっ!」
切なげに訴える瑞希が可愛らしい。
裕也は肉棒の角度を合わせ、瑞希の腟内に挿し込んだ。
「あっ……はっ……ああんっ……!」
ずぶずぶと肉棒が膣壁を裂いてゆく。
「……ん、はっ!」
最奥を突かれた瑞希が息を呑んだ。
今、裕也の腰が瑞希の尻に
腰を掴んでいた裕也は両手で尻肉を掴み、揉み込んだ。
「パパっ……お尻っ、好きなのね……」
突然、裕也に嗜虐心が湧いてきて、衝動的に尻肉を手で、ばちん、と叩く。
「ひゃっ!」
瑞希がびくん、と尻を震わせた。
白い肉が仄かに朱色に染まった。
裕也が腰を引き、猛然と抽送を開始する。
「あっ、あっ、あっ、あんっ、ああんっ!」
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、と肉が打ち付け合う音が寝室に響く。
瑞希の喘ぎと息が昂ってきたところで、再び裕也は瑞希の尻を、ばちん、と張った。
「ひゃんっ! あっ、あっ、ううんっ!」
瑞希は上体をくねらせて髪を振り乱している。
重そうな乳房が躍るように揺れているのが見えたので、裕也は上体を倒し、両手で乳房を掴んだ。
「はあっ、いっ、いっ、いいのおおっ!」
瑞希が首をひねって唇を求めてきた。
裕也も舌を伸ばし、れろれろと舌を絡め合いながら、腰を打ち付けた。
裕也の勢いで尻が浮き上がり、尻肉が波打つ。
「んっ、ううんっ、パパっ、パパっ、好きっ!」
裕也は瑞希の細い腰をがっちり掴み、子宮の奥へと精液を送り込もうと抽送の速度と強度のギアを上げた。
眼を閉じ、顎を反らして、瑞希との結合部に意識を集中した。
ぱんっ、ぱんっ、という肉の音と、泡立つ愛液の水音が耳に
「きゃあああっ!」
突然の甲高い瑞希の悲鳴に驚いた裕也は眼を開いた。
瑞希が裕也の肉棒に突かれながら、上体を起こしかけていた。
(一体、どうしたんだ?)
その時、二人が後背位で繋がっている視線の先にあるドアが開いていて、人影が立っているのが見えた。
「いやああああっ!」
瑞希が恐怖で身体をくねらせるが、裕也に嵌められている下半身は固定されていて動けない。
「誰だっ!」
裕也は突然の侵入者に向かって叫んだ。
暗闇に眼が慣れてくると、長い髪の女が立っている。
「希美……?」
希美が目の前に立っている。
(何故、宿泊研修に行っているはずの希美がここにいるんだ?)
呆然とした裕也の耳に、希美が啜り泣く声が響いた。
「パパ……パパっ、どうしてっ……」
希美の震えた声が耳を衝く。
「どうして……どうして、私じゃダメなのっ!」
希美の叫びが寝室に木霊した。