戦国時代。
敵に攻め込まれた城内で、戦意を失った兵が女を犯している。
城主の娘である凛姫は、武家の誇りを持った女性で、狼藉をはたらいた兵を切り捨てるが、多勢に無勢で自分も犯されそうになる。
そこに幼馴染の、慎之介が現れ、姫を救う。
死を目前に、二人の想いが交錯した。


凛姫(17) 城主の娘

慎之介(17) 剣術師範の息子

 
※短編集「Sex & Situations~セックス&シチュエーションズ」のエピソードとして、ノクターンノベルズとpixivにも掲載しています。

1 / 1
落城前に姫と……

 

 二ノ丸に火の手があがった。

 城内は混乱を極め、敵味方の兵の怒号が渦巻いている。

 

 凛姫は槍を持ち、本丸御殿の廊下を侍女を従え駆け抜ける。

「んっ……んぐっ、ううんっ!」

 女のくぐもった呻き声が聞こえる。

 凛姫は、声のする襖を蹴り開けた。

 

 七人ほどの男が、裸に剥いた侍女を囲み、上下の穴を犯していた。

「姫……」

 突然現れた凛姫を見て、男たちは驚く。

「お主ら、何をしとる!」

 凛姫は一喝する。

 男たちはいつものように、城主の娘に平伏しそうになるが、そのうちの一人が、侍女の口に嵌(は)めていた肉棒を抜き、立ち上がった。

 反り返った陰茎を揺らし、凛姫をニヤけた顔で見つめる。

「もうこの城はお終いだ! 死ぬ前に女を抱いて何が悪い!」

「お主ら、武士であるなら、最後まで戦い抜く気概はないのか!」

 床に落ちた刀を男が取った。

「最後に、姫を犯っちまおうぜ!」

 一気に間合いを詰めてくる男の胸を凛姫は槍で突いた。

 血を吹いて男が頽(くずお)れる。

 女を犯していた男達が全員刀を取り、凛姫と向かい合う。

「きゃああっ!」

 凛姫に従っていた侍女が別の男に押し倒された。

「いやああっ!」

 侍女が服を剥かれ、白い乳房を晒している。

 凛姫が侍女に気を取られている隙に、男が飛び掛かってきた。

「勢(せい)っ!」

 凛姫は男の胸を一気に突く。

 自分の胸に刺さった槍の柄を男が掴んだ。

 凛姫が槍を抜く前に別の男も柄を掴む。

「離せっ!」

 槍の術では男たちに優る凛姫でも、力では適わない。

 残った男たちも姫に飛び掛かり、床に倒した。

「やめろっ!」

 凛姫は力の限り抵抗するが、四人の男に両手足を抑えつけられてしまった。

「くっ……」

 男の力に抗えず、凛姫は唇を噛む。 

 男たちの荒い息が凛姫の顔にかかる。 

 「あんっ、嫌っ! あんっ、あんっ!」

 横では侍女が全裸に剥かれ、組み敷かれて肉棒を差し込まれていた。

 凛姫の前が拡げられ、お椀型の円い乳房が晒された。

 足を抑えていた男が裾を捲り凛姫の滑らかな白い腿も晒す。

 このまま辱(はずかし)めを受けるくらいなら、舌を噛み切って死ぬしかない。

 

 凛姫が覚悟を決めた時、突然抑えつけていた男が叫んで倒れた。

 あっと言う間に、凛姫に絡んでいた男四人が切り捨てられた。

 最後に侍女にのしかかっていた男も血を吹き床に倒れた。

「姫っ、ご無事で?」

「慎之介っ!」

 剣術師範の息子である慎之介が、凛姫を救ってくれた。

 半裸に剥かれた凛姫の肌を見て、慎之介は眼を逸らした。

「慎之介、辱(かたじけな)い……」

 男達に犯された侍女は、舌を噛み切って死んでいた。

 凛姫は服を整えながら立ち上がり、跪いて眼を逸らしている慎之介に訊いた。

「で、二ノ丸はどうじゃ?」 

「間もなく、落ちるかと……」

 この本丸御殿にも、火矢が飛んできて、火の手があがっている。

「慎之介、なぜお主はここに居(お)る?」

「はっ、殿に姫をお守りするように仰せつかりました!」

「なんと! 我のことはよい、本丸の門を守れっ!」

 凛姫と慎之介は同じ歳で、剣術師範の元で武芸を磨いていた。

 武家に生まれた凛姫は、武術に優れ気性も激しく、男に生まれていたら城を継いだであろうと囁かれていた。

 身分が違うとはいえ、幼い頃から厳しい稽古を共にし、二人は気心の知れた仲だった。

「姫、槍など持たず、お隠れください……城が落ちた後、敵は女の命までは奪いますまい……」

「嫌じゃ! 我は武家に生まれた者として、城とともに死ぬのじゃ!」

「姫っ! お願い申し上げますっ! どうか、生き延びてくだされっ!」

 見上げる慎之介の真摯な瞳が濡れているのに凛姫は気づいた。

 

「慎之介、お主、好いとる女子(おなご)は居(お)るか?」

「はっ? 何と?」

 突然の問いかけに慎之介は戸惑う。

「好いとる女子は居るか、と訊いておるのじゃ」 

「そ、それは……」

 先ほど五人の男を切り捨てた同じ者とは思えない態度で、慎之介は、狼狽(うろた)える。

「お主、間もなく死ぬのじゃろ! 最後に思いの丈(たけ)を申してみよ!」

「はっ!」

 慎之介は凛姫の足元で頭を伏せた。

「慎之介はっ……姫を……お慕い申しておりますっ!」

 床に頭を伏せたまま、慎之介は震えている。

 城主の娘と、剣術師範の息子では、身分が違いすぎる。

 平時であれば、慎之介が凛姫に想いを告げることなど許されることでは、ない。

「慎之介、よくぞ申した。顔を上げい!」

 慎之介が潤んだ瞳で凛姫を見上げる。

「先ほど、ここに転がる男達が、死ぬ前に女を抱いて何が悪い、と申しておったわ……」

 凛姫は自ら前を肌蹴(はだ)て、はらり、と服を落とした。

 滑らかな絹のような肌をすべて晒して凛姫は全裸となった。

 程よく膨らんだ乳房は、綺麗な円を描いている。小ぶりな乳輪の先の乳首はツンと上を向いている。

 きゅっ、と締まった腰から腿にかけて女らしい曲線が細い足首まで描かれている。

「姫っ!」

 慎之介は眼をきつく閉じ、床に頭を擦りつけるようにして震えている。

「今生の別れに、お主と添い遂げるのじゃ」

 燃え始めた本丸御殿の炎に照らされた凛姫の肌が、妖しく色づいている。

「慎之介、我を抱いてはくれぬか……?」

 凛姫がここで初めて女の甘い声音で呟いた。

 

「姫……口吸い、致してもよろしいですか?」

「ああ……」

 慎之介が凛姫にそっと唇を当てる。

 慎之介は凛姫の唇を吸いつくす勢いで舌を差し込んだ。

「んんっ……れろっ、ふんっ……んんっ」 

 慎之介は唇を貪りながら、凛姫の円い乳房を手のひらに収め、揉みしだいた。

「んんっ……ああっ、はあぅ……」

 凛姫は堪らず、唇を外し、切なさから甘い息を漏らす。

 全裸の凛姫が戦装束の慎之介の首に腕をまわし、小ぶりの尻を揺らしながら、ぶら下がるように凭れている。

 凛姫の指が、袴の股の切れ目から、慎之介の猛り切った肉棒を掴んだ。

「ああっ……姫っ!」

 慎之介は、びくびくっ、と肉棒を震わせて呻き声をあげた。

 凛姫は上目遣いで顎を反らしている慎之介を窺い、悪戯っぽく微笑むと、慎之介の足元でしゃがみ込んだ。

 袴から猛り狂った慎之介の剛直を引き出す。

 我慢汁をぽたぽたと垂らす亀頭に眼を寄せて愛おしそうに見つめると、凛姫は舌を伸ばし軽く弾いた。

「あうっ!」

 慎之介は未知の快感に身体を悶えさせる。

 凛姫は、うふ、と微笑むと慎之介の肉棒を口に含んだ。

「あっ! ひ、姫っ! それはっ……!」 

 慎之介が突然襲った至福の悦楽に、腰を捩って逃れようとする。

 凛姫は、肉棒を咥え込んで離さない。

「ああぅ、姫っ……なりませぬ! このようなことはっ……」 

 じゅるっ、じゅぽっ、ぶちゅっ、と卑猥な音が凛姫の口を鳴らしている。

「ああっ、おっ、おおおおっ!」

 慎之介の肉棒は耐え切れずに、凛姫の口で爆ぜた。

 びゅっ、びゅるっ、びゅるっ、びゅるるるっ、と濃厚な慎之介の白濁液が、凛姫の喉に次々と流れこむ。

「んっ、んっ……んんっ」

 凛姫は慎之介の肉棒を深く咥え込んだまま、喉を鳴らして精液を飲み込んだ。

「んっ……ごふっ!」

 慎之介の射精が止まると、凛姫は肉棒から口を抜いた。

 唾液と精液が絡まった糸が幾筋か慎之介の亀頭と凛姫の唇をつないでいる。

「姫っ! 申し訳ございませぬ! なんてことを……」

 慎之介は床に膝をつき、またもや平伏した。

「よい……気にするな……」

 凛姫は口角についた白い液を手で拭った。

「それにしても、慎之介、よう溜め込んでおったの……」

 凛姫の言葉に慎之介は床に頭を擦りつけるばかりだ。

「顔を上げてくれぬか、慎之介……」

 凛姫は優しい女の口調で言う。

 慎之介は、恐る恐る顔をあげた。

 白い女の裸身が眩く、慎之介は眼をそらしてしまう。

「それにしても姫、このようなことを、どこで覚えになったのですか?」

 慎之介は、稽古が終わった後のような親密な気安さで、つい凛姫に尋ねてしまった。

「ひ、姫っ! 申し訳ございません!」

 自分が不覚にも問うてしまった言葉に狼狽える慎之介の様子を見て、凛姫は笑う。

「ははは……父上が閨(ねや)で妾とまぐわっておるところを見ておったのだ」

「なんと!」

「それにしても慎之介、お主、見事な摩羅をしておるの! 父上より逞しいぞ!」

「それは恐れ多いことでございます……」 

 

 凛姫は床に尻をつき、股を開いた。

「その逞しい摩羅で、我の御女子(おめこ)とまぐわってくれ……」 

 先ほど大量に射精したにもかかわらず、慎之介の剛直は既に猛々しく反り上がっていた。

 凛姫の裸身が恐れ多いと眼を逸らしていた慎之介だったが、初めて見る女陰の神々しさに囚われ、眼を外すことができなかった。

 袴から飛び出している肉棒を揺らし、慎之介が凛姫の股の間に腰を入れた。

 具足が擦れる音がする。慎之介は肉棒に手を添えて、凛姫の陰唇に亀頭を嵌めた。 

「姫……御免!」

 慎之介が腰を沈める。

 ぐ、ぐ、ぐ、と肉槍が凛姫の膣道を裂いてゆく。

「う……ぐっ……ああんっ!」

 凛姫は、息を止めて剛直の圧に耐えていたが、堪らず高い声を上げてしまう。

「姫っ! 大丈夫でございますか!」

 肉槍が半分刺さったところで慎之介が動きを止め、凛姫を気遣う。女には破瓜の痛みがあると聞いていたからだ。 

 凛姫の苦し気な荒い息が顔にかかり、小刻みな震えが繋がっている性器から伝わって来た。

「慎之介、そのまま突いてくれ……」

 凛姫は潤んだ瞳で慎之介を見上げる。

「ですが……」

「いいから、突けっ!」

 躊躇う慎之介を、凛姫が一喝する。

「はっ!」

 慎之介は、更に深く腰を落とし、凛姫の奥へと肉槍を刺し込んでいく。

「ああっ……はっ……あはんっ!」

 凛姫は眉根を歪め、艶めかしい女の嬌声を漏らし、身体を揺らした。

「姫っ!」

 凛姫は、慎之介の突き上げに床の上をずるずると頭の方に滑らせ、慎之介の二の腕をがっしりと掴んで破瓜の痛みに耐えた。

「ああっ、慎之介っ! 突け、突けえいっ!」

 肉槍の動きを止めた慎之介に、まるで戦を差配しているような口調で凛姫が叫ぶ。

「姫っ、姫っ!」

 慎之介は一気に膣道の中に肉槍を進め、凛姫を最奥まで刺し貫いた。

 凛姫の女陰に深々と刺さった慎之介の肉槍。二人の陰毛が擦り合わさり、お互いの悦びの震えが伝わっていた。

「慎之介ええっ……」

 目尻から涙を零し、凛姫が甘い女の声で見上げている。

 幼い頃から凛姫のへ想いを募らせながらも、絶対に遂げることができない想いだと、慎之介は自分を戒めてきた。

 だが、今こうして凛姫が自分とひとつになって、女の肉体を自分の元でくねらせている。

 凛姫が慎之介の首を引き寄せ、顔を近づけてきた。

 二人は眼を閉じ唇を合わせ、舌を刺し込み激しく吸い合う。

「んっ……ふんっ……んんんっ!」

 上の口と下の口で繋がりながら、凛姫と慎之介はひとつになった悦びを堪能していた。

 

「姫……慎之介、姫が愛しゅうございます……」

 唇を外し、お互い潤んだ瞳で見つめ合う。

「もっと、姫を攻めて、よろしゅうございますか?」

 凛姫の表情が切なげに歪む。

「ああんっ……ふうんっ……慎之介っ!」

 女の甘え声で凛姫が慎之介に抱きついたのを機に、慎之介は腰をゆっくり引いた。

 凛姫に深々と刺さっていた肉棒には、白く濁った愛液が絡まり、そこに薄っすらと紅みが混じっていた。

「あっ……はあんっ!」

 再び慎之介は凛姫を最奥まで突き上げた。

「あっ、あっ、あっ、ああっ……ううんっ!」

 慎之介は徐々に腰を入れる速度を上げていく。

 激しい突き上げに、ずるずると逃げるように上の方に身体をずらせていた凛姫の頭が壁についた。

 慎之介は凛姫の両膝を万歳させるように抱え上げ、更に激しく垂直に肉槍を打ち込む。

「あっ、やあんっ……ダメっ、やっ、あああんっ!」

 頭を壁につき、身体をがっしり慎之介に抑え込まれた凛姫は、どこにも快楽の奔流を逃がすことができずに、呑み込まれていく。

「あっ……いっ、いいっ! イ、イクっ、イクうううっ!」

 凛姫は口を大きく開き、全身を痙攣させて、絶頂を迎えた。

 

「姫……後ろから、姫を攻めてよろしいか?」

 しばらく上下の口を合わせたまま、凛姫の震えと呼吸が落ち着くのを待って、慎之介は囁いた。

 凛姫は頷くと、裸身を転がし、小ぶりだが、形よくぷりっとした尻を突き出した。

 一見華奢に見えるが無駄を削いだ筋肉がつき、さらに女の円みを帯びた凛姫の肉体。

 慎之介は、この麗しい女を我が物とした悦びに打ち震えていた。

「姫……参ります……」

 左手で細く締まった腰を掴み、ずっと硬直している肉槍に右手を添え、後ろ向きの女陰に寄っていった。

 凛々しい瞳、普段は毅然とした口調の凛姫が、菊門を晒して男の滾った硬い肉を受け入れようとしている。

「うっ……はんっ!」

 亀頭を陰唇に当てただけで、凛姫が女の声を漏らし、腰を揺らせた。

「あっ……はっ……あああんっ!」

 慎之介が肉槍を膣壁に埋め込んでいくと、凛姫の声がひときわ高まる。

「うっ……ふうんっ!」

 最奥まで貫かれた凛姫が、首を反らして切なげな息を吐いた。

 慎之介は堪らずに、腰を激しく振り始めた。

「あっ、うっ、ああっ、ううんっ!」

 具足ががちゃがちゃ揺れる音と、ぱんっ、ぱんっ、と肉を打ち付ける音が慎之介の耳に響く。

 凛姫と繋がっている膣口から、ぐちゅっ、ぐちゅっ、と愛液が捏ねられる音が漏れている。

「ああんっ、いいっ……はんっ、ふううんっ!」

 凛姫は髪を振り乱している。垂れた横乳も踊るように揺れている。

 膣口を出入りしている赤黒い肉棒を見つめているうちに、下腹部に耐えがたい疼きが湧いてきた。

 慎之介は更に激しく凛姫を攻める。

 強い突き上げで、凛姫の尻肉が波打ち、腰が浮いていた。

「ああっ、凛、凛っ!」

 慎之介は、姫の名を叫びながら、じわじわと迫り上がってくる射精欲を抑え込んだ。

「あっ、いいっ、いいっ……うんっ、イクっ、イクっ!」

 凛姫が上体を激しく揺らし始めた。

 慎之介の下腹部の抑えも限界を迎えようとしている。

「あっ、凛、凛っ……凛っっ!」

 慎之介の鈴口が決壊し、びゅううっ、びゅううっ、と凛姫の子宮に精液を流し込んだ。

 

「慎之介、お主、さっき我の名を呼んだのう……」

 服を整えながら、凛姫が呟く。

「申し訳ございません!」

 慎之介が再び平伏する。

「まあよい……」

 身支度を整えた二人は立ち上がり、見つめ合う。

 すでに本丸御殿は火に包まれ、互いの瞳の中に紅い炎が映り込んでいる。

「今度生まれ変わったら、お互いの名を呼び合える、夫婦(めおと)にでも、なってみたいものよのう……」 

 門の方から、激しい怒号が湧き上がる。

 本丸が破られたのだろう。

 

「姫っ……おさらばでございます!」

 慎之介が一礼すると、踵を返し、門の方に駆けていった。

 吹き上がる炎の間を縫って、慎之介の影が見えなくなるまで、凛姫は立ち尽くしていた。  

 


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。