弦樹は、駆け出しのジャズミュージシャンだ。
憧れのピアノトリオのメンバーとして、ジャズクラブで演奏することになった。
そこに、ジャズを知ったばかりの愛音が彼氏を連れて訪れた。
弦樹の演奏に感動し、声をかけた愛音に、彼氏は怒って帰ってしまう。
ステージが終了し、愛音はもっと聴かせて、と弦樹に迫るのだが……


紀藤愛音(27) 会社員

杉山弦樹(25) ベーシスト

如月賢一郎(賢さん)(45) ピアニスト

三上詠介(詠さん)(52) ドラマー


参考演奏

「Someday My Prince Will Come」

Someday My Prince Will Come - Osaka Jazz Channel - Jazz @ the Parlor 2021.9.27
 https://www.youtube.com/watch?v=oANa1bznuvU


「Milstones」

Milestones - Ray Brown Trio 2002
https://www.youtube.com/watch?v=R9Xb_6Y8zgQ 


※短編集「Sex & Situations~セックス&シチュエーションズ」のエピソードとして、ノクターンノベルズとpixivにも掲載しています。

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ベーシストが女体を抱えて鳴らした話

 

 ファーストステージが始まる前に、弦樹はウッドベースのチューニングをもう一度合わせた。

 平日のジャズクラブは、開店後三十分しても客がいない。

 大学時代、弦樹がジャズにハマるきっかけとなったのは、如月賢一郎トリオの演奏だった。

 その如月賢一郎トリオの一員として、今日から演奏する。

 緊張はするが、いつもの演奏をするだけだ、と自分に言い聞かせる。

 店のドアが開く。

 会社員の若いカップルが入ってきた。

 男は、スタッフに案内され、奥のボックス席に向かう。

 女の方は、店の中をきょろきょろ見回し、ウッドベースを抱えている弦樹の方をみて、「わあ」という感じで口を開けた。

 あまりジャズクラブに馴染みがない客なのだろう。

 男がデートの雰囲気をつくるために、ジャズを知らなくてもジャズクラブに女を誘うのは、よくあることだ。

 開演時間が過ぎた。

 客は会社員のカップルのみだ。

「一曲目は、『王子様』にしよう」

 賢さんが、囁く。

 多分、客のカップルはジャズを知らない。

 男のために、雰囲気作りをしてあげよう、という賢さんの粋な計らいだ。

 『Someday My Prince Will Come』、邦題『いつか王子様が』は、ディズニー映画の曲で、誰もが知っているメロディーだ。

 

 リリカルなピアノのイントロ。

 賢さんのピアノは、いつ聴いても、うっとりする。

 客席の女の瞳が、照明のせいか、キラリと光った気がした。

 賢さんが眼で合図する。

 弦樹は、高音からスライドするように、演奏に入る。

 ドラムの詠さんがブラシでシンバルを擦る。

 おなじみのテーマが、始まる。

 女の表情をチラリと窺う。

 「わあ」という感じで、眼を輝かせている。

 男は肘をついて、無表情だ。

 テーマが終わり、四コーラスにわたって賢さんのソロが始まる。

 女と男の表情からすると、ジャズクラブに来たかったのは女で、男は無理やり付き合わされた、という感じだろうか。

(いかんいかん……演奏に集中しろ!)

 客席が気になってしまう自分を、弦樹は戒めた。

 今日のパフォーマンス次第で、次も賢さんに呼んでもらえるかどうか決まるのだ。

 賢さんのソロが終わり、弦樹のソロに入った。

 拍手は、ない。

 やはり客の二人はジャズに馴染みがない。

 通常、ジャズの演奏では、ソロが終わった後には、拍手するのが慣例になっているからだ。

 弦樹は、アドリブで音を口ずさみながら、指を動かす。

 賢さんのピアノ、詠さんのドラムの上で、自由に踊る。

 時折、弦樹のフレーズの合間に、会話するように、音を差し込んでくる。

 弦樹は、ベテランのサポートに触発されて、いつも以上にノリのいい演奏ができた。

 弦樹がソロを終えると、拍手の音ではっとする。

 女だけが手を叩いている。

 フォーバースで、詠さんとの掛け合い。

 そしてテーマに戻って、エンディング。

 女がひときわ大きく拍手する。

 男は肘をついたままだ。

 

 二曲目から、急に客が増えてきた。

 常連さんの顔もちらほら見える。

 いつしか、女の客も気にならなくなり、弦樹は演奏に集中した。 

 最後の曲は、『マイルストーンズ』。

 客席の熱に煽られたのか、いつもよりテンポが速い。

 弦樹はドライブ感に溢れたフォービートを的確に刻んだ。

 眼を閉じる。

 客席のざわめきも、自分を照らす照明も消え、確実にゾーンに入ったことを感じる。

 ああ、いつまでもこうしていたい。

 この瞬間、このために、ジャズをやっているんだ。

 弦樹は、客席の大歓声で、我に返った。

 ファーストステージが終わったのだ。

 

 カウンター席に、賢さんと並んで座った。

 肩を強く叩かれる。

 言葉はないが、音で通じ合った。

「飲めよ。俺がおごるよ」

「でも、俺、次のステージがあるんで……」

「大丈夫だろ」

 弦樹は、大好きなバーボンをロックで啜った。

(俺、なんとかジャズをやっていけるかもしれない……)

 ほくそ笑んでいると、女の声で我に返った。

「あの……ベースのヒトですよね?」

 スーツにタイトスカートの女が横に立っていた。

 最初に入ってきた女の客だ。

「私、ジャズのこと全然知らないんですけど……」

 スーツを押し上げている豊かな胸の膨らみと、ブラウスから覗く谷間に眼が行く。

「凄く、良かった、です」

 ポカンとしていると、隣の賢さんに肘で突つかれた。

「……あ、ありがとうございます」

 なんとも間の抜けた返事をしてしまった。

「ベース、好きなんですか?」

 取り繕うように、弦樹が女に尋ねた。

「たまたま、ラジオで聴いて……ベースの、ボンボンいうのが、気持ち良くて……」

 多分、男を強引に誘って聴きに来たのだろう。

 チラリと奥のボックス席を見る。

 男がこちらを睨んでいる。

 

「美味しそうな女じゃねえか」

 女が戻った後、賢さんが冷やかす。

「男、いますよ……」

「関係ねえよ……盗っちゃえ、盗っちゃえ」

 チラリとボックス席の方を見ると、男が女と言い争っているようだ。

(こんなしがないミュージシャンに嫉妬することないのにな……)

 

 セカンドステージが始まる。

 弦樹が立つステージすぐ横のカウンター席の端に、さっきの女がひとりで座っている。

 どうやら男は怒って帰ってしまったらしい。

 店は満席になり、ボックス席を追い出されたのだろう。

 それでも、ひとりで聴こうとカウンター席に移ったのだ。

 よっぽど演奏を気に入ってくれたのだろう。

 女が腰かけるスツールに載った、タイトスカートの円みを帯びた豊かな尻を、弦樹は視線でなぞった。

 

 楽器を片付けていると、女が近づいてきた。

「今日は、お終い、ですか?」

 ケースに仕舞いかけたウッドベースを見て、女が首を傾げて尋ねる。

 心なしか、瞳が潤んでいる。

「もっと、聴かせてもらえることは……できませんか?」

 弦樹は、返答に困った。

 店はもう閉店近いし、自宅でベースは鳴らせない。

 それに、賢さんたちと、打ち上げを兼ねてラーメン屋に行くことになっていた。

「残念ですけど……」

 弦樹が言いかけると、賢さんに背中をど突かれた。

「行ってこい」

 となりで詠さんが、にやけている。

 

「いいカラダしてるじゃん、あの娘」

「後でちゃんと感想聞かせろよな」

 店で賢さんたちと別れるときに弦樹は言われた。

 ミュージシャンの奏でる音に惹かれる女はいるし、そうした女と関係をもつ先輩も沢山見て来た。

 だが、今夜、駆け出しのジャズマンとして会心の演奏ができた弦樹は、純粋にベースの音を好きで聴いてくれた女を、どうこうしようという気はなかった。

 もちろん弦樹は、歳相応に性欲はあるし、眼の前の女は魅力的でもある。

 それと音楽は別だ、と弦樹は自分に言い聞かせた。

 

「私、紀藤愛音っていいます。愛音って呼んでくださいね」

「愛音……さん?」

「音を愛する、で、愛音。さん付けは、よそよそしいから、呼び捨てでいいですよ」

「さすがに初対面で呼び捨ては……愛音、ちゃん? で、いい?」

 屈託なく笑う愛音に、弦樹の心もほぐれる。

「俺は、杉山弦樹」

「どんな字ですか?」

「弦楽器の弦に、樹木の樹……」

「すごーい! ベーシストにぴったりの名前じゃないですか!」

「たまたまだよ……親は別に音楽やってないし……」

 弦樹は、並んで歩く愛音が、擦れ違う男たちの視線を集めていることに気づいた。

「彼氏さん、いいのかな?」

「ああ……彼のこと、気にしないでください……」

 色々事情があるようなニュアンスだったので、弦樹は、それ以上尋ねなかった。

 

 深夜営業している練習スタジオに二人は入った。

「すごーい! いつもこんな所で練習してるんですか?」

 ドラムセットにアンプ類が並んだ広めの部屋を弦樹は選んだ。

 いつも使う、もっと狭い個室もあったのだが、女性と二人きりで距離も近いのはよくない、と弦樹は思った。

 もっとも、部屋の広さに拘わらず、防音で密閉空間であることには変わりないのだが。

 ウッドベースを取り出し、チューニングを合わせた。

 向かいに座る愛音は、瞳を輝かせている。

「何が、聴きたい? 愛音ちゃん」

「最初のステージの最後にやった、テンポのいい曲がいいです!」

「ああ、『マイルストーンズ』ね」

 小声でカウントし、弦樹はおもむろにフォービートを刻む。

 愛音の首が縦に振れ、ビートに合わせて身体を揺らす。

 弦樹の視線が、艶めかしく揺れる胸に向いてしまう。

「私、ベースが、ボンボン言うのが、好きです!」

 いわゆる、ウォーキングベースが愛音は好きなのだ。

「じゃ、こんなの、どう?」

 今度はテンポを落として、典型的なブルース進行でビートを刻む。

 愛音の身体が、今度は横にも揺れる。

 弦樹は、揺れる愛音の裸の乳房を想像してしまった。

「あと、ベースがメロディー弾くのも、いいです!」

 弦樹が、アドリブでセンチメンタルなフレーズを奏でた。

 高音でメロディーをくねらせ、時折低音も混ぜる。

 愛音は、両手を胸の前で組んで、眼を閉じてうっとりとして、身体をくねらせている。

「……ああっ、いいっ……」

 思わず漏れた愛音の言葉に、弦樹はぞくっとしてしまう。

 弦樹は今流行っているラブソングのメロディーを崩しながら、ハーモニクスも混ぜて、アドリブを続ける。

「あんっ……はあっ……」

 愛音が濃い息を吐き始めた。

 左手を右の胸に当て、タイトスカートの腿をとじて、もじもじしている。

 なんとも艶めかしい愛音の姿に、弦樹は眼を奪われながらも、演奏を続けた。

 眼の前に、魅力的なボディの女が、恍惚とした表情で身体をくねらせている。

 自分の奏でる音が、女を蕩けさせている。

 弦樹の股間がもぞっ、と疼いた。

 音に惹かれて寄って来た女を抱く先輩たちと、自分は違うんだと気取っていた。

 だが、牡の本能は正直だ。

 最後の音の余韻が、部屋に溶けてゆく。

「はああっ……」

 愛音の艶やかな息が、余韻に重なる。

 弦樹は、ウッドベースをスタンドに立てかけた。

 瞳を閉じたまま、うっとりとした表情の愛音に手を伸ばす。

 突然、パチッと眼を開けた愛音。

 弦樹の手が空中で止まる。

 愛音がにひっ、と微笑んだ。

 弦樹は、慌てて手を引っ込める。

「愛音ちゃん、ベース、触ってみる?」

 取り繕うように弦樹が申し出た。

「えっ、いいんですか?」

 

 立ち上がった愛音は思いのほか背が高く、頭が弦樹の鼻のあたりに来た。

「こんな感じで、手を添えて……」

 左手でネックを持たせる。

 弦樹が愛音を後ろから抱きかかえるような形になった。

 ふんわりとした、甘い女の香りが鼻をくすぐる。

 弦樹の股間が張りつめた。

 愛音の突き出た尻に、股間が当たらないように、弦樹は腰を引く。

「ちょっと、鳴らしてみようか……」

 左手は弦に触れず、一番手前の四弦を、愛音の右手に弦樹が手を重ねて、弾く。

 ボオオオン、と大きな音が出た。弦が指板に当たって音がビビる。

「わあああっ……!」

 腰に当たったウッドベース本体の振動が愛音に直接伝わったのだろう。 

「そのまま、ボンボン、同じ弦を弾いてみて」

 弦樹が指板で指を滑らせる。

 愛音が一定のリズムで、弦を弾く。

 バラツキはあるものの、立派なウォーキングベースになった。

「わあっ、すごーい!」

 弾きながら、愛音の身体が小刻みに揺れる。

 弦樹は後ろから、愛音の揺れる胸を見ていた。

「はっ……!」

 揺れる愛音の尻に、弦樹の硬い股間が当たった。

 愛音の指が止まる。

 ボオオオン、と弦の振動が続き、やがて余韻となって、消えた。

 愛音が振り向く。

 瞳が潤んでいた。

 弦樹は、そっと顔を寄せ、愛音の唇に触れた。

 愛音が舌を差し込んでくる。

「んっ、んんっ……!」

 まるでこうなることを待ち望んでいたかのように、二人は激しく舌と唾液を絡ませた。

「んんっ……はあっ……!」

 愛音が切なげな息を漏らす。

 弦樹は、右手で愛音の胸を掴んだ。

「んっ、はああんっ!」

 愛音は思わず声をあげる。

 弦樹は、ウッドベースをスタンドに載せ、愛音と正面から向き合った。

 唇を吸いながら、愛音を壁際に追いつめ、両手で胸を揉み上げた。

「んんっ、はあっ、んんんっ!」

 唾液の絡む水音と、荒い息がスタジオに響いた。

 弦樹は愛音の前のボタンを全部外した。

 黒いレースのブラジャーに溢れんばかりに詰まった乳肉を掴む。

「はっ……あんっ……」

 ブラジャーを上にずらそうとするが、しっかりホールドされて動かない。

 弦樹は荒々しく息をつきながら、背中のホックを外した。

 はらり、とブラジャーが落ちる。

 唇を外し、ツン、と前に突き出した豊かな乳房をまじまじと見る。

「あっ、はあんっ……!」

 両手で揉み上げながら、眉を寄せ、切なげな愛音の瞳と眼を合わせた。

「弦樹……さん……」

 再び唇を吸い合う。

 お互いが求めあっていることを感じ、欲情が滾ってくる。

 弦樹がタイトスカートを捲り上げ、愛音の股間に手を入れる。

 じゅくじゅくと湿った感触が指に触れた。

 弦樹の肉棒は反り上がり、痛いくらいになっていた。

(愛音ちゃんに、挿入れたい……)

 弦樹は、ストッキングとパンティに手をかけ、一気に下した。

「あっ……ああんっ!」

 愛音が身体をよじる。

 弦樹も荒々しくズボンを下し、反り返った剛直を空気にさらした。

 愛音の身体を壁に押し付けたまま、片足を持ち上げ、剛直を突き立てる。

「あっ……ふんっ!」

 対面立位で、弦樹が愛音を一気に貫いた。

「あっ、あっ、あっ、ふうううんっ!」

 激しい抽送が繰り返され、奥を突き上げられるたび愛音が呻く。

 弦樹は動物的な唸りを上げ、愛音を責め続ける。

「あんっ、やんっ、いっ、いいっ……!」

 愛音は白い首を反らして、快感に耐えている。

「あっ、うううんっ、いっ、いいっ、いいいいっ!」

 愛音が肉棒を挟み込んだまま、連続的に痙攣した。

 弦樹は愛音の震えが治まると、再び突き上げ始めた。

「あんっ、またっ、いいっ、いいいっ、いいいのおおっ!」

 弦樹の股間に射精欲が湧き上がって来た。

「あ、愛音っ、ちゃん、で、射精そうっ!」

 衝動的な欲情で愛音に避妊もせずに挿入してしまった。

 精液で愛音の服を汚せない。

 スタジオの床に液を撒こうと弦樹が肉棒を抜く。

 咄嗟に、愛音が腰を下し、弦樹の肉棒を咥え込んだ。

「あっ、あああっ!」

 弦樹が唸りながら、愛音の喉に激しく精液を迸らせた。

 自分でも驚くくらい、射精が続く。

「んっ、んっ、んんんっ……」

 愛音は喉を鳴らし、精液を飲み込んでいる。

 ようやく陰茎の震えが止まった。

 愛音は口を窄めたまま、上目遣いで弦樹を見ている。

 ゆっくりと唇を抜き、にひっ、と笑う。

「中に射精して、よかったのに……」

 

 壁に手を突き、愛音は大きな尻を突き出した。

 弦樹の肉棒は猛り狂ったように、血管を浮き出させている。

 しとどに濡れた陰裂に沿って、亀頭でなぞる。

「あはんっ、弦樹さん……」

 愛音が艶めかしく尻を振って誘う。

「早くぅ……来てっ……!」

 亀頭を膣穴に当てると、にゅぷっ、と吸い込まれた。

「んっ、ああっ!」

 愛の蜜でひたひたとなった膣襞を裂いて行くように、奥に進んだ。

「ふんっ、ふうううんっ!」

 愛音の最奥まで剛直が貫いた。

「あっ、うんっ!」

 弦樹は更に奥まで突き抜けようと、腰を回転させながら押し込んだ。

 ゴン、と壁に愛音の頭がぶつかる音がする。

「あっ、あっ、あっ、ああんっ!」

 弦樹は爪先立ちで、愛音に抽送を繰り返した。

 ぐちゅっ、ずぽっ、と愛液が捏ねられる音が響く。

 ぱん、ぱん、ぱん、と肉を打つ音が鳴り、尻肉が波打つ。

「あっ、凄いっ、弦樹さんのっ、ちんちん、凄いですうううっ!」

 愛音は髪を振り乱し、上体を揺らせている。

 垂れ下がった乳房が眼に入ったので、両手で掴み上げた。

「あんっ、やんっ、そこっ!」

 コリコリに勃った乳首を抓むと、ビクリと愛音が反応し、同時に膣壁が肉棒を締め付ける。

「あんっ、弦樹さんっ、もっと、突いて、下さいっ!」

 切なげな愛音の淫声に、弦樹が昂る。

「ああっ、愛音、ちゃん、射精してっ、いいかっ!」

 抽送は速度と強度を増し、愛音の頭が何度も壁に当たる。

「ああんっ、弦樹さんのっ、精子っ、愛音に、くださいっ!」

「あっ、あっ、愛音っ、愛音えええっ!」

「あんっ、あんっ、イ、イクっ、私もっ、イクうううっ!」

 愛音が痙攣すると同時に、膣奥で剛直が爆ぜた。

 びゅるびゅると大量の精液が、愛音の子宮に流し込まれる。

 愛音の膣襞も肉棒を咥え込んだまま、蠢いている。

 長い射精が終わり、弦樹は肉棒をそっと膣から抜いた。

 程なくして、白濁液が、愛音の膣口から垂れて、ぽたっ、ぽたっ、と床に落ちた。

 

 

 


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