治樹のところに、遠距離恋愛の美波が来た。
二人は週末、三ヶ月ぶりにデートした。夕食のイタリアンレストランで、テーブルクロスの下でお互いの性器を刺激し合う二人。治樹の家に向かう二人はすでにお互いの身体を求める気持ちではち切れんばかりだ。
治樹(21) 大学三年生
美波(20) 大学二年生
※短編集「Sex & Situations~セックス&シチュエーションズ」のエピソードとして、ノクターンノベルズとpixivにも掲載しています。
エレベーターの扉が閉まるのを待てずに、治樹は美波を抱き寄せ、唇ごと吸い込むように舌を差し込んだ。
美波も治樹の首に腕をまわして抱きつき、激しく動く舌を追いかけるように絡める。
唾液と熱い息が二人の唇から溢れ、くちゅ、くちゅ、と淫猥な水っぽい音が響く。
お互いの手が相手の股間に伸びた。
治樹は美波のスカートを捲り上げ、愛液でしっとりと湿ったパンティのクロッチをなぞる。
美波はジーンズの中で窮屈そうに漲っている治樹の肉竿を指で確かめ、ファスナーに手をかける。
エレベーターが部屋の階に止まった。
お互いの股間を弄りながら、二人は並んで廊下を足早に歩く。
玄関の戸を閉めてすぐに治樹は美波の潤んだ瞳を見つめた。
「美波、もう挿入れたい……」
「治ちゃん……いいよっ、来てっ……!」
治樹は美波の片足を持ち上げ、ジーンズから飛び出している赤黒く反り返った肉棒に手を添えた。
亀頭は鈴口から洩れた汁によって、ぬらぬらと輝いている。
その亀頭の先で美波のパンティを捲りあげる。すでに溢れている愛液が白い腿に伝い、流れている。
治樹は陰唇を弄り、すぐに入り口を探り当て、肉柱を潜り込ませた。
「……んあっ!」
美波は短く叫ぶと、治樹を迎え入れた悦びに膣襞を震わせる。
「ぁああああんっ……!」
治樹が最奥に達し、子宮口を突いた。
服を着たまま、対面立位の二人は、性器だけで繋がった。
「美波っ……! 凄い、締め付けてくるよっ!」
「治ちゃんっ! ずっと、挿入れて欲しかったっ……!」
美波の目尻から悦びの涙が溢れている。
治樹が突き入れた肉槍を戻す。根元には美波の愛液がべっとりと絡まっている。
再び、春樹は腰を動かし、美波を突き上げた。
「あうんっ!」
壁に背を押し付けられ、身長差のある春樹に抱え上げられた美波の脚は宙に浮く。
自分の体重と、爪先立ちで肉棒を突きさす治樹によって、美波のポルチオは強烈な刺激に貫かれた。
「やんっ! お、奥っ! 凄いっ、当たってるううううっ!」
抱え上げられた足先に引っかかっていた美波のハイヒールが、床に落ちて跳ねた。
「ああああんっ! おんっ、おおおおんっ!」
突き上げも凄いが、肉棒を引く時に張り出た治樹のカリが膣襞を引掛ける動きも美波を狂わせた。
「あんっ! もう、イクっ、もうっ、イッちゃうっ……!」
美波は、両脚を治樹の腰に巻き付け、首を思いきり反らし口を大きく開いたまま、下半身を断続的に痙攣させた。
治樹は美波の震えが治まるのを待って言った。
「もう、イッちゃったの?」
「うん……治ちゃんの、チンポ、ずっと欲しかったんだもんっ!」
「俺も、美波のオマンコに、ずっと、ぶち込みたくて堪らなかった……」
見つめ合った二人は、ちゅっ、と軽く唇を合わせた。
治樹は性器を結合させたまま、美波を抱えて廊下を歩き出した。
ジーンズを脱ぎ捨て、美波のブラウスのボタンを外した。
美波も、治樹のTシャツに手をかけ、脱がした。
廊下には脱ぎ捨てられた二人の服が散らばる。
ベッドに身を投げた時には、性器が繋がった二人はパンティとトランクスだけになっていた。
「一回、抜くね……」
治樹が愛蜜で満たされた美波の膣口から抜いた肉棒は、白濁した液が絡まり、てろてろと艶めかしく光っていた。
二人は下着を脱ぎ捨て、完全に裸になった。
「美波のオッパイ、綺麗だよ……」
仰向けになっても形が崩れず、張りを保っている美波のお椀型の乳房がぷるんっ、と揺れる。
「うふっ……」
美波は治樹の手を乳房に導いた。
ちゅるちゅると口を窄めて乳首に吸い付く治樹の頭に、美波は軽く抱き寄せるように手を添えた。
「……あんっ!」
時々、甘噛みされるとビクッと反応してしまう。
まるでお腹を空かせた赤ちゃんみたいだ、と美波は治樹を母性に満ちた瞳で見つめた。
治樹の舌が躍るように美波の柔肌を辿り、首筋から耳朶に達する。
「ふうんっ……!」
熱い吐息がかかると、ぞくっとした快感が脊髄を伝う。
この人に愛されているんだ、と、ジンとした幸福感が胸の奥から湧き出してきて、美波の瞳に熱い液体が溢れてきた。
治樹の舌が美波の目尻から零れた涙を掬い取る。
ちゅっ、と軽く唇を啄み、二人は再び舌を絡めた。
先ほどのように相手を貪るような激しさでなく、相手の感触を確かめ合うように、ゆっくりと唾液を混ぜ合わせた。
「……んっ!」
唇を吸いながら、治樹が亀頭を美波のとろとろの膣口に当てがった。
「んっ……んんんっ、うんっ!」
ゆっくりと肉槍が美波を蹂躙していく。
「んっ、は、はあっ!」
治樹の剛直で膣内を充たされた美波は、唇を外して熱い息を吐いた。
肉襞が治樹を包み込んで、うねうねと絡みつく。
あまりの快感に、治樹は首を反らし、大きな口を開け、声にならない呻きを漏らす。
「治ちゃんっ、治ちゃんっ! 好きっ!」
美波は治樹の腰を両脚で挟み込んで、より密着する。
「美波のなか、凄い気持ちいいっ!」
陰毛を擦りつけるようにお互い震える下半身を、二人は押し付け合う。
「やんっ! もうっ、イキそうっ……!」
まだ動いてもいないのに美波の昂ぶりが頂点へと向かう。
「いいよ、美波っ! いっぱいイッて、いいよっ!」
「あああああんっ!治ちゃんっ……!」
美波の腰が、治樹を押し上げる勢いで断続的に痙攣する。
肺から息が押し出され、声にならない掠れた呻きを、美波は大きく開けた口から漏らした。
「ごめんね、私ばかりイッて……」
そう言うと、美波は仰向けに寝ている治樹に尻を向け、お腹に跨った。
キュッとくびれた腰から広がる圧倒的に豊かな尻肉が、治樹の下半身を包み込んだ。
「今度は、私が治ちゃんを気持ちよく、するねっ!」
美波は腰を浮かせ、未だに反り返っている肉棒を陰唇で挟み込むように再び腰を落とした。
愛液でヒタヒタとなった美波の陰裂が治樹の肉竿にのしかかった。
豊かな尻肉に挟まれて、ぬらりとした亀頭だけが顔を出していた。
「……どう?」
美波は、腰を前後に振る。
いわゆる素股だが、治樹に何度もイカされて、すっかり蕩けている美波の溢れる愛液がローションとなり、治樹に滑らかな刺激を与えている。
「なにっ、これっ! 挿入れてるみたいに気持ちいいっ!」
艶めかしく揺れる美波の尻を眺めながら、治樹は陰茎に昂ぶりを感じ始めていた。
亀頭からも汁が溢れてきて、ふたりの液体が混じり合い、美波の腰の動きに合わせて、ぬちゃっ、ぬちゃっ、と淫靡な音がする。
「ああっ、もうっ、たまんないっ!」
仰向けになっていた治樹が美波の腰を掴み、上体を起こす。
その勢いで、興奮で血走った肉茎が、するっと半分、美波の秘裂に挟まった。
「あんっ、あああああんっ!」
美波が腰を落とすと、再び肉槍がすっぽりと膣襞に吞み込まれた。
背面座位の形になり、後ろから美波を抱いた治樹は、両手で乳房を掴んだ。
「あ……っ!」
手には収まりきらない豊かな膨らみが、激しく揉みしだかれている。
「あっ、オッパイっ……いいっ!」
美波は下から肉槍に貫かれながら、新たな刺激を胸に加えられ、白い喉をさらして天を仰いだ。
治樹は、舌を美波の首筋に這わせて、ゆっくりと腰を突き上げる。
「美波、見てごらん……」
治樹の声に薄く眼を開けた美波は、ちょうど正面に二人が映る姿見を見つけた。
美波の耳朶を唇に含んだ治樹と、鏡の中で眼が合った。
「やんっ、私っ、治ちゃんに犯されてるみたいっ……!」
下から突き上げられている白い裸身が仰け反り、結合部には泡立つ愛液が零れている。
胸を揉み上げながら、治樹は舌を伸ばす。
「んっ、んんっ……うんっ!」
美波も首を捩り、治樹の舌を捉えた。
激しく息と唾液を混ぜ合わせ、ふたりの口からは涎が溢れている。
「んっんんっ……んはっ! はあああんっ!」
治樹の激しい突き上げに、美波は唇を外してしまう。
「治ちゃんっ、ダメっ! 激しいっ……!」
美波の裸身が治樹の上で踊るように捩れた。
「あうっ、ううんっ、いいっ、いいっ!」
美波が小刻みに腰を震わせる。またもや頂点へと追い込まれてしまう。
「イイイイイイッ! イッ、イッ、イクううううっ!」
絶叫に近い嬌声をあげ、美波は今日三度目の絶頂を迎えた。
すっかり脱力して治樹に身を預けたようになった美波を、ベッドにうつ伏せに寝かせ、結合したまま治樹は美波の豊かな尻を抱えた。
ベッドに乱れた髪に顔を埋めた美波が、小刻みな痙攣を繰り返してる。
後背位の体勢で、治樹は怒張した剛直をゆっくりと抜き差しし始めた。
「治ちゃん、私っ……イッたばかり、なの……」
何度も絶頂を味わった美波の女芯は、非常に敏感になっている。
「あんっ……そんな、にっ、突かれたらっ、また、イッちゃうっ!」
ぱんっ、ぱんっ、と肉が打ち付け合う音を響かせ、治樹は執拗に美波のポルチオを突き上げる。
「あんっ、あんっ、あんっ、あん、あああああんっ!」
抽挿の速度が上がり、美波の牝啼きが部屋に響いた。
「み、美波っ! 凄いっ、締め付けてくるっ! 気持ちいいっ!」
治樹は快感のあまり、天を仰ぎ、腰を激しく打ち振るった。
「は、治ちゃん、のっ、チンポっ、凄いっ、のおおおおっ!」
獣のような呻きが混ざった艶声で、美波が叫ぶ。
がっしりと固定された腰の先で、美波は海老が躍るようにのたうち回った。
「みっ、美波いっ……で、出るっ、よっ!」
治樹は円い尻を抱え、細くくびれた腰の先で、乱れに乱れている美波の痴態を見て、射精感が込み上げてきた。
「だ、出してっ! 私の中にっ、治ちゃんのっ、精子っ……いっぱいっ、頂戴っ!」
治樹の激しい抽送で、美波の尻肉が波打っている。
「みっ、美波いっ! あっ、あっ、おおおおおっ!」
獣のような咆哮を上げ、治樹が美波の子宮に精液を放射した。
どくん、どくんと剛直が美波の膣内で脈打つ。
長々とした射精が果てると、二人の荒い息と、小刻みな痙攣が、激しい肉欲の交わりの余韻となって続いた。