ありとあらゆる世界の記憶や出来事などが記録している大図書館アカシック。そのアカシック付近の浜辺『漂流ビーチ』にて、アカシックの戦士達が、そこでのんびりと過ごしていた。
日菜「あわ、あわわわ…!!」
時空魔法を覚えたばかりの少女『橘 日菜』が千鶴達とのビーチバレーをしていた。
ちさと「日菜ちゃん!!落ち着いて!!」
千鶴と真琴の連携レシーブと、真琴のシュートが炸裂し、日菜は翻弄されながらも、ちさととの息のあった連携でなんとかついていっていた。
しかし、この勝負の結果は、千鶴&真琴の圧勝で終わってしまった。
日菜「うぅ………」
勝負は負けてしまったが、それでも必死に喰らい付いた日菜はぐるぐる目になりながら仰向けに倒れていた。
ちさと「日菜ちゃん…(汗)」
真琴「ちょっと本気出し過ぎたのかな?(汗)」
ルカ「この勝負は私が勝つわ…」
ドリータ「それはそっちのセリフじゃ…」
ドリータとルカはお互いうつ伏せになっており、彼女ら二人の背後の奥には一本のフラッグが立っていた。その近くにジャックとクラリス、ドリータの子分であるハーフリング達がいて、彼女らの様子を強く見ていた。
バルト「よし、始めるぞ。」
ドリータとルカの近くにはバルトがおり、彼は準備した。そう、ドリータとルカはビーチフラッグで勝負をしていた。
バルト「on your mark」
ドリータ/ルカ「………!!」
バルト「set…」
ジャック(ってか、なんで英語で言うんだ…)
『パァンッ!!!』
ドリータ/ルカ「ッ!!!」
バルトはスターターピストルを鳴らした瞬間、二人は即座に起き上がって背後にあるビーチフラッグまで一直線へ突っ走った。アカシック内で習得した術を駆使して突っ走るルカ。そして何よりも目立つ爆乳をブルンブルン揺らしながらもハーフリングの底力を見せつけるかの様に突っ走るドリータ。
最初はルカの方がリードしていたが、ドリータがハーフリングの底力を見せつけ、ルカと同じぐらいの距離となり、並走状態となった。
「どちらも互角だよ!!」
クラリス「どっちも頑張って!!」
「あっ!親分の水着が取れちゃった!!」
「いやいやいや!!そこ気づく所なのぉ!?」
ジャック「ラッキーなのかアンラッキーなのかはわからんな…(ってか、もし俺が人間だったら、間違いなくアレが勃っていたのかも知れないな…)」
ドリータとルカはフラッグ直前でお互いに手を差し伸べ、二人は見事なヘッドスライディングを決まった。そして、このビーチフラッグを制した乙女は…
『バサッ!!』
ジャック「ルカだ!!」
ルカはビーチフラッグを天高く突き上げ、ビーチフラッグを制した乙女はルカだった。ドリータはほぼ裸体のままうつ伏せに倒れ込んでいた。
ドリータ「な、なんたる屈辱のある敗北じゃ…(しくしく…)」
「親分…(汗)」
ドリータ「わ、わしの水着がポロリと取れ…わしの乳首が丸見えになって、挙句にデカパイが砂塗れじゃ…(しくしく…)」
クラリス「私が洗ってあげるから…(汗)」
ルカ「この空気…どうすりゃ良いの…(汗)」
リリィ「みんな賑やかで何よりね。」
カレン「そうだね。」
リリィとカレンは姉妹仲良くパラソルの下でビーチチェアに座っていた。
カレン「まさか館長さんから『たまにはあそこでのんびりして来たら?』って言われて…」
リリィ「そ、そうね。よりにもよってなんでこの漂流ビーチで…(汗)」
カレン「ここでバカンスっぽく過ごすのもって、私も思うんだよね…」
リリィ「ここで私達がのんびりしている時、何やら起きる予感…」
リリィはこれから起きる事を警戒しながらも辺りを見回した。なにしろ彼女らが今ここでバカンスっぽく過ごしているのは、漂流ビーチであり、あらゆる世界の住民や物体やらが流れ着く浜辺である為、ここでバカンスっぽく過ごしていたら、何かが起きる予感が的中するかも知れないと、リリィは警戒していた。
カレン「お姉ちゃん…そんなに警戒しなくても、今を楽しもうよ…(汗)」
リリィ「そうね。それより、ガレオンは?」
一方ガレオンは、団長と共にリリィがいる場所から離れている所で、漂流して来た物を調べていた。
ガレオン「この物体…見た事あらへんもんやな…」
団長「黒の国やら闇の化身があちこち悪さをしている影響かも知れないな…」
ガレオン「データスキャン…なんや?」
団長「何か見つけたのか?」
ガレオン「海賊王国っちゅう所の物や…」
ガレオンは謎の物体をスキャンすると、その物体は海賊王国の物である事をわかった。
ガレオン「海賊王国…海賊の海賊による海賊の為の王国かいな?」
団長「俺に聞くな。(汗)」
ガレオン「海賊王国って、なんやねん…………っえ?」
ガレオンは何かを発見した。それは………
リリィ「本当に何かが起きる予感…」
カレン「もう…お姉ちゃんってば………」
千鶴「真琴!右!!」
真琴「え?右??」
日菜「右!!もうちょっと右です!!」
ちさと「あとちょっと左!!そのまままっすぐ!!」
真琴「ふえぇ…(焦)」
真琴は目隠ししながら棒を持って、千鶴達の指示を聞いて右に行ったり左に行ったりと、スイカ割りを行っていた。真琴の前に一つのスイカがある場所へ辿り着いた。
千鶴「そこよ!!真琴!!」
真琴「…ッ!!そいやぁッ!!!」
真琴の渾身の一振りにより、見事にスイカがパカっと割れた。だがスイカが割れたその時!!!
『ドドドドドドドドドドドドッ!!!』
ガレオン「お前らぁぁぁぁ!!!!大変やぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!」
ガレオンが大きな声を出しながらリリィ達がいる場所へ突っ走って来た!!
ジャック「うおおお!?急にデカい声を出すんじゃねえよ!!おやっさん!!」
カレン「急にどうしたの!?そんなに慌てて…(汗)」
ガレオン「人が流れ着いて来たんや!!またしても漂流者がっ!!」
リリィ「来ると思ったわ…(汗)」
バカンスから始まる新たな物語。