※この作品はR-18です。

Lily EP2 ~黒濁の海に沈んだ王国~   作:YU-GO

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第10話 ~武装人魚との激闘・そして…~

サン・テミオン。海賊港にて………。

 

ジャック「疾風迅雷突きッ!!!!!」

 

『ズドドドドドドドドドドドッ!!!』

 

「キャアアアアアアアッ!!!」

 

『ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!!!』

 

「グアアアアアアアッ!!!」

 

ランサータイプへとなったジャックは、ランサースタイル得意の槍術で目にも止まらぬ連続突きで武装人魚達を一掃した。

 

 

リリィ「ジャックがまだ成長しているなんて…!」

 

イリス「私も負けられてないな!!リリィ、行くぞ!!」

 

リリィ「えぇ!!セレヌス大陸の女傑の力、見せてあげるわ!!」

 

リリィは戦霊イリスと力を合わせ、剣を光の力を宿し、光の大剣となって水中の中で縦横無尽に武装人魚たちを殲滅した。

 

カレン「んもーっ!!水中だからって、この人魚さん、魚の様にスイスイと泳いでズルいよっ!!!」

 

カレンは水中戦に慣れておらず、武装人魚達のスピードや攻撃に翻弄されていた。

 

「あの小娘…どうやら水中戦に手こずっている様だな!!」

 

カレン「私もあの人魚さんの様にスムーズに泳ぎたいよ!!」

 

「ククク…我々のスピードに翻弄されている…!」

 

水中戦に苦戦するカレンを見て、武装人魚は舌なめずりをした。

 

「あの人間の小娘を思う存分弄んでやれ!!」

 

武装人魚のリーダーの号令と共に、彼女らは一斉にカレンへ向かって突撃した。

 

カレン「ちょっ!?一斉に!?そんなのアリなの!?」

 

カレンは武装人魚達の攻撃を避けようとするが、もう手遅れだった!!

 

カレン「ッ!!!」

 

カレンは大ダメージを覚悟して目を瞑った。

 

 

カレン「……………あれ?」

 

カレンはゆっくりと目を開けると、近くに屈強な身体を持つ機械人形と獣人の女戦霊がいた。

 

カレン「ガ、ガレオンおじちゃん!!」

 

ガレオン「間一髪ちゅう所やな…!」

 

ガレオンはカレンを抱えて武装人魚達の一斉攻撃から免れた。

 

レオナ「無事かい?カレンちゃん。」

 

カレン「はい!!何より無事です!でも…」

 

カレンは複雑な顔をした。

 

カレン「私、水中の中での戦いには慣れていなくて…」

 

ガレオン「確かにな…俺らもそういうの慣れてへんねん…やけど、ジャックとリリィの奴見てみ…」

 

カレンはガレオンが指差した方向を見ると、水中の中で2人で力を合わせながら武装人魚達を相手するジャックとリリィがいた。

 

ガレオン「あの2人、色んな意味で凄いんやで…イリスはんも含めて…」

 

レオナ「あの2人を見ていると、アタシらも負けられないねぇ。」

 

 

カレン「そんな事より、次来るよ!!」

 

カレンが言う通り、まだ戦闘は終わっておらず、武装人魚達がカレン達を狙っていた。

 

ガレオン「ホンマやな。レオナはんが言う通り、俺らも負けられへんなぁ。」

 

レオナ「ああ、そうだな。」

 

 

ガレオンは剣で盾にガツンと鳴らした後、武装人魚達を睨みつけた。

 

ガレオン「おい凶暴な人魚ども。さっさと来んかいっ!!!」

 

武装人魚達『………っ!!!(ブチィ!!)』

 

ガレオンの怒号のある挑発を聞いた武装人魚達は怒り出し、一斉にガレオン達に襲い掛かった!!

 

ガレオン「そう来ると…思ったわッ!!!!」

 

ガレオンは盾から電撃が放ち、その電撃を浴びた武装人魚達は一斉に感電し、感電した武装人魚達は感電死した。

 

カレン「ガレオンおじさん…その盾…!!」

 

ガレオン「雷神さんの加護が宿った盾でな。防御だけではなく、蓄積した雷で攻撃も可能な便利な物や。ただ、時間は掛かるんやけどな…(汗)」

 

「そ、そんなバカな…わ、我々の…我々の部隊が…!!」

 

ガレオン特製のサンダーシールドによる攻撃を見て、手下の武装人魚達が感電死した光景をみた武装人魚のリーダーは、怖気ついていた。

 

ガレオン「さて、どうするんや?そこの人魚のリーダー。このまま降参するかいな?」

 

「………だ、黙れ!!」

 

武装人魚のリーダーは槍を構えてガレオンを突き刺そうと向かって行き、ガレオンはその攻撃を紙一重に回避し、ガレオンは武装人魚のリーダーとの一騎打ちへとなった。

 

 

 

ガレオンと武装人魚のリーダーが一騎打ちを行なっている中、カレンは何かを察知した。

 

カレン「鎖の音…まさか!!ガレオンおじさん!!避けてッ!!!」

 

ガレオン「ッ!!!」

 

武装人魚のリーダーと一騎打ちをしていたガレオンは即座に離れた。すると奥から何かの先端が伸びて来て、先端は武装人魚のリーダーに貫いた!!!

 

『ドシュッ!!!』

 

「がはあっ!!」

 

背後からの攻撃を受けた武装人魚のリーダーは吐血した。

 

ガレオン「な、なんや!?」

 

 

丁度武装人魚達を殲滅したジャックとリリィ、そしてイリスは武装人魚のリーダーの背後に突き刺さった何かの先端をみた。

 

ジャック「錨の先端か!!」

 

武装人魚のリーダーの背後に突き刺さったのは錨の先端で、その錨の先端に突き刺さった武装人魚のリーダーはそのまま一気に奥へ引き摺り込まれていった。

 

 

 

ガレオン「なんやったんや…今の…」

 

カレン「私もわからない…」

 

 

『どれだけ待たせてんだよぉ…クソガァ…!!』

 

 

イリス「このドス黒い霊圧…かつてディレクと同じ感覚だ…!!」

 

リリィ「何かが近づいてくるわ…!!」

 

リリィの掛け声と共に、ジャック達は戦闘態勢を取る。奥から現れたのは、巨大な錨を引き摺りながらこちらへ近づいてくる海賊の様な衣装を纏った骸骨の様な亡霊海賊だった。

 

レオナ「な、なんだ…あの骸骨野郎は…!?」

 

ジャック「ディレクの奴は闇の鎧を着た魔王だが、目の前にいる亡霊海賊は…!!」

 

ガレオン「俺の勘やと、アイツは海賊王国の王やで…!!」

 

 

亡霊海賊「勘ついた事を褒めてやる…俺が海賊王国の王…ヴァンクラッドダァッ!!!!!」

 

 

ヴァンクラッドと名乗る亡霊海賊は錨の様な武器を振り回して地面に突き刺した。その姿は海賊王の成れの果てに相応しい亡霊の様な海賊だった。




topics
ヴァンクラッド
かつてサン・テミオンにある王国を海賊王国へと変えた超極悪な海賊王。その性格は非常に残虐で快楽主義者。

闇の化身であるシュトロム率いる人魚軍団に敗れるが、彼からチャンスを与えられ、海底神殿と化した海賊王国の在処を示すアイテムを護る事を与えられた。

シュトロムに敗れたせいなのか、常に怒り狂っていて、八つ当たりがしばしば多くなっている。
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