海底神殿と化した海賊王国では、リリィ達はシュトロムとその娘達との激闘を繰り広げていた。
リリィ「たあああああッ!!」
アイリス「てやああああああああああッ!!」
リリィはシュトロムの娘で、かつて義賊であり、姫であったアイリスとの勝負を繰り広げていた。だがシュトロムによって人魚となったアイリスは得意の水中戦でリリィを翻弄していた。
アイリス「どうした白百合の姫騎士よ!!貴方の実力はその程度か!?」
アイリスは激流の如くリリィに向かって切りつけようとするが、リリィはそれをジャストガードで見事に防いだ。
リリィ「確かに、水中の中での戦いは慣れていないわ…でも!!」
リリィはイリスと共に力を解放してアイリスを押し返した。
アイリス「この力…そうか!あの戦霊の影響か!!」
アイリスはリリィにイリスが宿っている事を気づいた時、不敵な笑みを浮かべた。
◆◇◆
ミレイユ「機械人形のジャックよ!!我が主人シュトロム様より授かりしこの力を受け入れよ!!」
『ゴオァァァァァァァァッ!!!』
ジャック「うおああ!?」
カレン「きゃあああ!!」
アイリスの姉であるミレイユと対峙していたジャックとカレンは、ミレイユから放った激流波を間一髪で避けた。激流波が神殿の柱に直撃すると、柱は粉々に砕け散った。
ジャック「あんな威力で柱が砕けるのは…流石にヤバいと感じたぜ…!!」
カレン「ジャック!!次来るよ!!」
ジャック「ッ!!」
ミレイユは水の円刃『ウォーターカッター』を4本放ち、ジャックはその攻撃を避けた。しかし、ミレイユのウォーターカッターはジャックの背後に襲い、それを気づいたジャックはその攻撃を弾き返し、打ち消した。
ジャック「この攻撃…まるで気円斬だな…!!」
カレン「気円斬???」
ジャック「簡単に言えばエネルギーソーサーみたいなものだ。だが、こっちから反撃するぞ!!」
ジャックは槍を構え、彼の槍は両刃形態へ切り替えた。
カレン「凄い!ジャックの槍が両刃剣に…!!」
ミレイユ「槍から両刃剣へと変わるカラクリを持つ槍か…面白い!!」
ジャックの槍を見たミレイユは水と氷の力を宿した剣を形成し、二刀流でジャックとカレンに襲い掛かった。
◆◇◆
オリヴィア「ぎゃーはっはっはっはっはっ!!!最高だな!!最高過ぎるぜぇ!!!ここでアンタと殺しあうのはよぉ!!!!」
ガレオン「あのヴァンクラッドっちゅう奴と同じで海賊やったんか!!」
ドリータ「じゃかあしい女海賊じゃな!!」
レオナ「コイツが蛮娼の黒薔薇…!!」
ガレオン達はオリヴィアと対峙しており、オリヴィアはこれまでに無い狂気に呑まれており、最早戦いそのものを楽しむ狂戦士となっていた。
オリヴィア「ギャハハハハハハハハ!!!もっとだぁ!!!もっとアタシを楽しませろォォォ!!!ガレオォォォォォォンッ!!!!!」
オリヴィアはドリータと同じ戦斧を力強く振り回していた。
レオナ「これが…蛮娼の黒薔薇の本性か!?」
ドリータ「本性というより、シュトロムによって色々と弄り回された様じゃ…!!」
ガレオン「けっ!シュトロムもあのデュランと同じ様にタチ悪い奴やで!!」
◇◆◇
ルイリー「さあ行け!!我が下僕達よ!!あの小娘どもを貪り喰らい尽くせ!!」
ルイリーは召喚魔法で大量の使い魔達を召喚した。
日菜「いやあああああ!!海賊の様な骸骨がいっぱいいるゥゥゥ!!!」
アストリット「なんとも禍々しい姿…!!」
クラリス「この気持ち悪い程の嫌な魔力…奉仕国家の奴らと同じ魔力を感じる…!!」
クラリス達はルイリーが召喚した使い魔達を魔法で一掃する。日菜は数の暴力に圧倒されながらも、ギア・グラップラーを呼び出し、怒涛のラッシュで使い魔達を一掃してゆく。
ギア・グラップラー「オラオラオラオラオラオラオラオラァァ!!!」
『ドゴゴゴ!!ドガガガガ!!!ドカバキ!!バカボコ!!!ドゴゴゴッ!!!』
日菜「こっちに来ないでぇぇぇ!!」
アストリット「あの子、怖がりながらも具現化した何かで一掃しているわね…(汗)」
クラリス「日菜お姉ちゃん!!その調子だよ!」
日菜「私も戦士なんだ…だからここで怖がってたら駄目…!!」
日菜はそう言いながらもギア・グラップラーの威力を高めている中、何かが日菜の頭上に落ちて来た。
日菜「ふぇ?」
日菜は頭上に落ちて来た物を取った。日菜が持っていたのは…!!
使い魔「ケケケッ…」
なんとギア・グラップラーによって倒された使い魔の頭蓋骨だった。
日菜「いやああああああああああああッ!!!!!!?????」
彼女の事件性のある悲鳴と、そのスタンドの怒涛のラッシュが海底神殿の全域に響き渡った。
◇◆◇
セシル「…………」
テオ「姉さん!!僕だ!!テオだ!!」
クラウス「テオ!!彼女はもう声は届かないぞ!!」
テオは姉であるセシルを力ずくで声を掛けていたが、彼女はシュトロムによってもう声は届かない様になっていた。
バルト「テオ!!避けろ!!」
『バキィ!!』
テオ「うぐあ!!」
テオはセシルの回し蹴りを受け、身体が回転しながら吹き飛ばされた。
メノウ「よっと!!」
メノウは吹き飛ばされたテオを強く受け止めた。
テオ「メノウ…」
メノウ「アンタの気持ちは苦しいほどわかるが、彼女はもう…」
ルカ「でりゃあっ!!」
セシル「……ふんっ!!」
ルカとセシルは互いに回し蹴りを繰り出し、二人の蹴りは相殺した。
クロエ「ルカ!気が乱れてるぞ!!」
ルカ「わかってるわ!」
セシル「………!!」
バルト「ちいぃ!!」
バルト短剣を抜き、セシルの短剣を受け止めた。
メノウ「うぉらぁぁ!!」
セシルの背後にメノウが現れ、彼は奇襲攻撃を繰り出した。
セシル「ッ!!!」
「ビシュン!!」
セシルはメノウの奇襲に気付いたのか、一瞬に瞬間移動の如く姿を消した。
メノウ「なっ!?一瞬で消えた!?」
バルト「バニシンクステップか!!」
メノウ「ま、まさか!!」
メノウの予想は当たっていた。彼の背後にはセシルがいた。彼女はそのままメノウに攻撃を繰り出した。
『バギィ!!』
メノウ「がふっ!?」
メノウは吹き飛ばされるも、直ぐに受け身を取った。
メノウ「中々やるな…褐色女…!!」
メノウの瞳は尾獣の瞳へと変わっていた。その瞳はセシルに目掛けていた。
テオ「メノウが姉さんと戦っている時に、姉さんが弱っていれば…僕の声が届くかも知れない…!!」
テオはバルト達がセシルと戦闘している時、彼女が弱っている所を狙って、正気を取り戻そうとチャンスを狙っていた。
◇◆◇
リリィ達がシュトロムの娘達との激闘を繰り広げていく中、シュトロムはその様子を見守っていた。
その顔は、次の計画の事について既に考えており、不適な笑みを浮かべていた。
しかし、彼は知らなかった。その裏には、彼のペットであるラギアクルス希少種が、全てを操っている事を。シュトロムは彼に踊らされている事を知らなかった…。
次回、ボタリカ起動!!