海賊王ヴァンクラッド。そしてその海賊王とアウストリア王国の運命を狂わせた全ての黒幕『ダゴン』を倒したリリィ達は、アカシックへ帰還していた。
だが、アウストリア、否、アイリスは意識不明のまま医療室の中で昏睡状態のままで眠っていた。
リリィ「………………」
アイリスがいる病室の中、リリィは曇った顔のままアイリスを見守っていた。
リリィ「ねえ、アイリス…もし、貴方が亡くなったら、私が貴方に相応しい墓を作るね…」
◇◆◇
テオ「ここが、アカシック………」
テオはアカシックの中で暮らす者として登録されており、この中の生活に慣れるまで、ガレオン達に紹介されていた。
ガレオン「凄えやろ?ここではいろんな知識が習得できるんやで?」
千鶴「こっちが休憩室で…」
真琴「あっちが食堂…」
ちさと「こっちがレクリエーションルームなの。」
テオ(これは迷子になる可能性が高いな…(汗))
この時、テオは思った。広い故に迷いやすい場所だと………
◇◆◇
ドロシー「あのテオ君っていう子、アイリスとは良い相性だと、私は思うわ❤️」
ドリータ「げげっ、ドロシーの性癖な扉が開く音がしたぞ…」
ドリータはドロシーの性癖を感じていた。
ドロシー「アイリスちゃんとテオ君…おねショタ系のイチャラブ…もう想像するだけで火炙っちゃうわぁ…❤️」
ドリータ「それはそうなんじゃが、アイリスが目を覚ますかはわからんぞ…」
ドロシー「そうね。アイリスちゃんが目を覚ます事ね。それまでに何ができる事でもしましょう。」
ドリータ「そうじゃな。まずは『ガシッ』えっ?」
ドリータの胸がドロシーの鷲掴みが炸裂していた。
ドロシー「その前に、貴方の豊満な胸からでる母乳を吸いたい気分❤️貴方の子分も飲みたかっているわ❤️」
ドリータ「んにゃああああああああ!!!わしのおっぱいが吸われるぅぅぅ!!!」
◇◆◇
リリィ「……………」
ジャック「リリィ………」
リリィはアイリスが復活するか心配でうずうずしていた。
リリィ「アイリス…」
ジャック「アイリスの奴は成すべき事をした。あのダゴンっていう奴がいたら、あのヴァンクラッドもシュトロムも、みんなアイツの手によって永遠に苦しめられていた…」
リリィ「そうだね…みんなもあのダゴンに苦しんでいた…」
クラリス「リリィお姉ちゃん、そんなに落ち込んじゃダメ。みんなでお茶しよ。」
館長「そうだね。クラリスちゃんの言う通り。あのアイリスが復活するのを待とう。」
ガレオン「鳴かぬなら、鳴くまで待とう、ホトトギス。」
バルト「おい、この空気で言うなよ…」
ガレオン「わりぃわりぃ。ダッハッハッハ!!」
ガレオンの豪快な笑いがアカシックの喫茶エリアに響き、バルトはため息も吐き、リリィは少しでも笑顔になった。喫茶エリアはガレオンの笑い声で賑やかになった。
アリス「アリスもリリィお姉ちゃんとお茶する〜!」
千鶴「待って!アリス!!」
そこに椎名アリス、千鶴、真琴、そしてちさとも加わり、喫茶エリアはより賑やかになって行った。
◇◆◇
アイリス「……………あ、あれ?ここは……?」
衣服も装飾もつけていないまま、裸体のままで目を覚ましたアイリスは、光に染まった空間の中で漂っていた。
アイリス「確か…私がダゴンを倒して…それから…」
アイリスは空間の中で自由に泳いでいると、その奥に人影が見え始めた。
アイリス「あの人影…まさか!」
アイリスは人影の正体を知った時、急いであの人影がいる方へ泳ぎ始めた。
アイリス「お姉様だ…それにオリヴィアもルイリー。私の大切な王国のみんなだ…!!」
アイリスは死んだ姉のミレイユとこの空間の中で出会えた事を嬉しかった。しかし、ミレイユ達はアイリスを見て笑顔で微笑んだ後、振り向いてその先は進んで行った。
アイリス「え?な、なんで…?なんで私を置いていくの…?嫌、嫌だよ…せっかくここで会えたのに…!!」
アイリスは置いていくミレイユ達を追いかけていく。すると目の前にあの忌まわしき人物が現れた。
アイリス「あ、アンタは…!!」
???「お前はまだここに来ては行かねえ…」
アイリス「え?」
???「お前の帰りを待っている奴が大勢いる。」
アイリス「あ、貴方は…!」
アイリスが目にしたのは、姿はあの忌まわしき海賊王でありながらも、あのダゴンによって狂わされる前の海賊王だった。彼は誰なのか、そして名前はどんな名前だったのかはわからなかった。
海賊王「行ってこい、アウストリアの姫であり、俺達を苦しみから解放させた奇跡の英雄である、『アイリス・フォン・アウストリア』…」
海賊王はそう言うと、アイリスをミレイユ達が向かった方向とは反対の方向へ押し出した。
海賊王「俺がアイツによって狂わされ、あんな事をしてしまった事を、許してくれ…俺達は、ここで罪を償う者として、ここに留まろう…」
海賊王はそう言うと、ミレイユ達が向かう方向へ向いて歩み出した。
海賊王「俺の名前はヴァンクラッド…俺たちの正義の為に生きる者さ…」
ヴァンクラッドと名乗ったその男の顔には、一粒の涙を流していた………
◇◆◇
「こ、これは!?」
「どうかしましたか!?」
「アイリスの意識が回復しています!!まさか!!」
アイリス「ん…んん?」
アイリスは目を覚ますと、そこは医療室の様な場所だった。
アイリス「あの海賊王…名前はなんだったんだろう…」
アイリスは何かに気づくと、そこには薔薇の形をした髪飾りだった。
アイリス「この髪飾り…お姉様…!!」
アイリスは髪飾りを強く握り、医療室の中で静かに涙を流した。
◇◆◇
館長「み、みんな!!聞いてくれ!!朗報だ!!!」
ジャック「朗報?」
館長「あのアイリス君が…!!」
テオ「あのアイリスが?」
館長「目を覚ましたんだ!!!」
ガレオン「め、目を覚ましたんかいなぁ!?それって、アイリス大復活ってか!?」
『そうと決まれば迎えの準備をしに行くぞ!!お前ら、俺達に続けぇぇぇぇ!!!』
アカシックの住民と漂流者達は、急いでアイリスの迎えの準備をしに行った。
リリィ「アイリス…!!」
千鶴「何ボーッとしてるの?早く迎えに行きましょ。」
真琴「ほら!テオ君もクレアさんも!!」
クレア「あわわわわ!そんなに引っ張らないでくださいよ!!」
テオ「え?あ、ああ…!!」
◇◆◇
アイリス「お姉様…」
アイリスは薔薇の髪飾りを付けた後、医療室へ出ると、そこにはリリィ達が彼女の迎えを来ていた。
アイリス「み、みんな?」
カレン「いっくよ〜。せーのっ!!」
『アイリス!!』
『おかえりなさい!!!』
『そして!!!』
『welcome to…』
『Akashic!!!』
『パァーーーンッ!!』
アイリス「?????」
クラッカーが派手に放ち、アイリスは突然の出来事で困惑した。
アイリス「み、みんな…これってどう言う…?」
テオ「アイリス!!」
アイリス「テ、テオ?」
テオはアイリスに抱きつき、アイリスは抱きつかれた勢いに負けて後ろに倒れた。
アイリス「痛たた…」
テオ「アイリス!!意識がもどってよかった!!」
ガレオン「リリィちゃんがアンタの事を凄く心配しとったんやで!」
リリィ「アイリス…本当に…戻ってきて良かった…」
リリィは泣きながら、アイリスに抱きつき、テオは背後にいたリリィに抱きつかれた、アイリスとリリィの巨乳の間に挟まれた。
テオ「むぎゅ!?」
リリィ「この、バカ!!バカ!!バカ!!!バカ姫!!バカ義賊!!!あの時、なんて自己犠牲な事をしようと思ったのよ!?自分はアイツに穢されたからいなくなった方が良い!?自分はもうあの時の私じゃなくなったら消えた方が良い!?何バカな事をしてくれたのよ!?」
リリィは泣きながらアイリスをポカポカと殴っていた。
ジャック「お、おい!!リリィ!!そこまでにしとけよ!!」
リリィ「ジャックは黙ってて!!」
ジャック「嫌、だからって…怪我人を怪我させたら…」
カレン「ジャック兄ちゃん…リリィの我儘を聞いてあげて…」
ジャック「ッ………」
アイリス「ちょっと、リリィ…これ以上殴らないで…!!」
リリィ「嫌!!アンタが涙を流すまで、私は殴るのをやめないわ!!本当は自分が死ぬの怖かったんでしょ!?死んだら姉に会いたいと思ったんでしょ!?」
アイリス「わ、私は…私は……………」
リリィ「夢の中でミレイユと出会ったの!!アイツだけではなくオリヴィアも、ルイリーも、セシルも!!!彼女らこう言ったの!!『アイリスの事をよろしく頼む』って!!」
アイリス「じゃあ…この髪飾りは…!!」
カレン「私と日菜が修復したの。元の形はそこまで直らなかったけど、私が寝ている間にこっそりと置いたの。ミレイユさんは、いつも貴方のそばにいるって。」
リリィ「そして…出会ったの…!!」
アイリス「出会ったって…?」
リリィ「ヴァンクラッドに…夢の中で出会ったの…しかもダゴンに狂わされる前の彼に…!!!」
アイリスは、ふと何かに気づいた。彼女が意識が取り戻す前に出会った事を…!!
アイリス「リリィ…あの時…ダゴンを倒した時…うぅっうぐっ、えっぐ…」
リリィ「な、何よ…?」
リリィはアイリスの顔を見ると、彼女の顔に大粒の涙が流れていた。
アイリス「私は前から怖くて、痛くて、苦しくて気持ち悪かった…あの時、ヴァンクラッドや海賊達に激しくレイプされて、クラーケンに酷く陵辱されて、それから樽の中に閉じ込められて、海賊達にフェラチオされて、樽の中で海賊達の精液に注がれて、最後に私が私じゃなくなっていくのが怖かった!!!でも、何より怖かったのは、自分が死ぬ事が今までよりも怖かった!!!ダゴンを倒した時から、自分の命が消えていくのが!!!」
アイリスはリリィに強く抱きしめ、号泣し始めた。
アイリス「だからあの時、自分はいなくなって終えば済むと思っていたけど、本当は死ぬのが怖かった!!!でも、ヴァンクラッドが私をこの世へ送ってくれた!!!だから!!!愛して!!!海賊達に穢された心の傷を負った私を愛して!!!」
リリィ「アイリス…!!」
アイリス「リリィ……………う、うぅ…!!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんッ!!!!!!!!」
アイリスは号泣し、周囲にいたジャック達はその場で立ち尽くしていた………。
テオ「リ、リリィ、アイリス…早く、この柔らかい物をどいてくれないか…?」
◇◆◇
その翌日………漂流ビーチでは、アイリスが立っていた。
アイリス「お姉様、オリヴィア、ルイリー、そして、アウストリアのみんな、シュトロムにヴァンクラッド…」
アイリスは薔薇の髪飾りを胸に置いて、強く誓っていた。
アイリス「私は、このアカシックの住民として、戦士として、リリィ達と共に闇の化身や黒の国などの敵に立ち向かいます。私は、虹の翼団として、否、白百合の戦士として、戦います。どうか、見ていてください…お姉様!!!」
アイリスはそう言うと薔薇の髪飾りを前髪につけた。
アイリス「白百合の戦士、リリィ達と共に戦う事を誓い『アイリスッ!!!』どっひゃあ!?」
アイリスは決め台詞を言っている途中でガレオンに呼びかけられ、そのまま浜辺にすっ転んだ。
ガレオン「似合ってんな!!海賊やら義賊に似た衣装を!!!」
アイリス「ガレオンさん!!!決め台詞を言ってる途中で邪魔しないでよ!!!」
ガレオン「わりぃわりぃ!!だが、丁度良いタイミングやろ?」
アイリス「え?あっ!!」
ガレオンの背後には、ジャックやバルトはもちろん、水着姿のリリィやカレン、テオに千鶴、真琴、ちさとなどがいた。
ガレオン「アイリス、知ってるやろ?」
アイリス「うん!!」
アイリスはそう言うと、今着ている衣装を勢いよく脱ぎ捨て、水着姿となった。脱ぎ捨てられた衣装はアイリスの肩に背負っていた。
アイリス「さあ!!始めよう!!!最高の海遊びをッ!!!!」
一同「おう!!(うん!!)(はい!!)」
アイリス復活!!Lily EP2 完ッ!!!
ちょっとだけ続くんじゃよ!!extraもお楽しみに!!