extra1 ~騒がしい奴が増えた~
霊界…そこは欲深き悪徳達によって穢され、蹂躙され、更に闇の化身達によって穢され、命を落とした者達が集う場所。そこでは、イリス、レオナ、アストリット、そしてクロエの4人の戦霊達が帰還していた。
レオナ「ダゴンの件が終わって、一件落着って事だな。」
アストリット「ええ。ミレイユ達が私達と同じ仲間になったのは、聞いているわ。」
イリス「そうだな。近頃彼女らはここで穢れた体と心を癒している…ん?あれは?」
クロエ「どうしたんだ?」
クロエはイリスが指を刺している方角を見ると、プリムが何やら慌てながらこっちへ向かって来た。
クロエ「プリム?どうしたんだ?」
プリム「た、大変です!!霊界の浜辺にある洞窟で、海賊達が…!!」
◇◆◇
イリス達が浜辺に向かうと、プリムが言った通り、海賊の旗が立っていた。
レオナ「誰だよ!?平穏な霊界に海賊のアジトを立てた奴は!?」
アストリット「ここの洞窟は誰も使っていないはず…」
イリス「ま、まさかな…!!」
イリス達が洞窟の中に入っていくと、彼女らが目にしたのは…!!
海賊達「カンパーーーーーイッ!!!」
イリス達「やっぱりお前らかーーーーーーッ!!!」
なんとオリヴィア達が率いる海賊達がそこで宴会をしていた。
イリス「オ、オリヴィア…貴様は何故ここでアジトを…!?」
オリヴィア「悪いな。ここの洞窟、良い広さで、私らの住処でも作りたかったのでな。」
レオナ「作ったのは良いが、ここでアジトを建てても良いのか?(汗)」
???「なんだなんだ?新入りか?」
すると奥からあの海賊王が現れた。
クロエ「ヴァ、ヴァンクラッド!?」
アストリット「まさか、この霊界を我が物を変えようとする気!?」
イリス達は武器を構えて戦闘態勢を取った。
オリヴィア「だーっ!!待て待て!!ヴァンクラッドは私らやアンタらが知ってるヴァンクラッドじゃねえって!!」
ヴァンクラッド「まあ、出くわしたら、そうなるな…今の俺はおめぇらが知ってる俺ではなく、ダゴンに狂わされる前の俺でな。」
『それに、今ではオリヴィアのダチになってんだぜ!!』
イリス達「何ぃ!?(ダニィ!?)」
オリヴィア「話せば長くなる…」
オリヴィアは、彼女がヴァンクラッドの戦友なる前の話をした。それはミレイユ、オリヴィア、ルイリー、セシルが霊界へ流れ着いた後、しれっとシュトロムもヴァンクラッドもここへ流れ着いていた。
ヴァンクラッドはダゴンに狂わされる前の状態となっており、アイリス達が知るヴァンクラッドとは大違いだった。本来の彼は力と豪快、そして勢い任せの脳筋海賊で、彼が建国しようとした海賊王国は弱肉強食ではなく、海賊の海賊による海賊の為の海賊王国だったという。
オリヴィア「で、私とヴァンクラッドと霊界にある闘技場で決闘したら…」
ヴァンクラッド「気が合う奴らでダチになっちまったって事だな!!」
イリス/クロエ「仲良くなってるーーーーーーー!!!」
レオナ「パ、パワーとパワーのぶつかり合いで友情が芽生えたって事か…(汗)」
アストリット「流石に脳筋過ぎるわね…(汗)」
◇◆◇
その頃………
テオ「姉さん、霊界で元気にしているかな?」
ガレオン「せやな。オリヴィアもそうしてると思ってんやけどな。」
リリィ達が漂流ビーチで遊んでいる中、テオは座って海を眺め、ガレオンは仁王立ちで海を眺めていた。
ガレオン「セシルはアンタが成長したのを嬉しいんやろな。ん?」
ガレオンは写真のような物を発見した。
ガレオン「こんな所に写真?相変わらずこの浜辺はよぉいろんな物が流れ着くなぁ…」
ガレオンが写真のような物を拾い、その絵を見た。
ガレオン「ぶっ!!」
写真を見たガレオンは思わず吹き出した。テオも写真を見ると、テオも吹き出した。
二人が見た写真は、ヴァンクラッドとオリヴィアが肩を組んでニカッと笑っている写真だった。
ヴァンクラッドとオリヴィアが笑っているその顔は、『霊界で楽しくやってるぜ!!』と言わんばかりの笑顔だった………。
悲報、ヴァンクラッド、ギャグ要員化。