ルキナ「今日の稽古と鍛錬はここまでとします。みなさん、お疲れっす。」
『『『『はいっ!!ありがとうございました!!ルキナ先生!!』』』』
アカシックのとある施設にて、無垢な心を持った小さな少年少女達は、糸目の女騎士の稽古と鍛錬を終えていた。
ルキナ「今回習った事を生かして、己を鍛え、そして立派な戦士になるのを目指すっすよ!!」
『『『『『はいっ!!!』』』』』
ルキナの弟子達は心得て、元気よくアカシックの寮エリアへ帰って行った。
ルキナ「ふぅ…やっぱり、弟子達の笑顔や頑張りを見てると、こっちも元気がでるっすね〜♪」
ルキナは肩を鳴らしながら着替えると、彼女はそのまま本屋であるアカシックの別館へ向かって行った。
◇◆◇
ルキナ「確か…ここに…あった!!」
ルキナはアカシック別館にて、成人向けの純愛作品を見つけた。
ルキナ「内容は学園もので、切なくも愛が溢れる純愛作品❤️やはり館長は空気を読んでいるっすね〜♪」
ちさと「あっ、ルキナさん。」
ルキナ「って、ちょおおおおッ!!?ちさとちゃん!?」
ルキナの隣には、ちさとがいて、ルキナはリアクション芸100点のポーズを取った。
ルキナ「ち、ちさとちゃんはここで、何を…?」
ちさと「私は特に…何も…(汗)」
ルキナ「そ、そうですか…たまたま覗きに来ていただけっすか?」
ちさと「ま、まぁ…具体的には…」
ルキナ「そ、そうなんっすね…で、では、私はこの本を買って…」
ルキナはぎこちなくちさとと別れ、彼女が求めていたそのマンガを購入し、別館を出た。
ちさと「ルキナさん…相変わらずぎこちないな…いつもかな?それとも…??」
ちさとはルキナのぎこちなさに疑問を抱いていた。
◇◆◇
ルキナ「ひぃぃ…ちさとちゃんは良い子なんすっけど、あの巨乳を見てると、アレを思い出してしまってしまうっすね………(汗)」
ルキナは多少身震いしながらアカシックの中を進んでいた。彼女の周りには、漂流者達が賑やかに会話している。
ルキナ「みんな元気にしてるっすけど、元いた世界での心の傷は残っていて、その傷の元凶は何なのかはわからないし、元いた世界での記憶は失くしているんすよね…稀に、記憶を思い出す者もいますが…。」
漂流者達は、闇の化身や黒の国による襲撃と、漂流ビーチに流れ着いた時から、彼らが元いた世界の記憶を失い、一生癒えない心の傷を背負っている。ルキナもその中の一人である。
ルキナ「無知は幸福っていう言葉があるんすけど、何も知らない方が幸せなんすよね…でも、いずれは疑問を抱いて、その違和感が気になって、それを探る者がいるんすよね…私もそれなんだけど…(汗)」
ドロシー「あら〜❤️ルキナちゃんじゃない❤️」
ルキナ「アイエエエエエ!!?ドロシー=サン!?」
ルキナはどこぞの世界の悲鳴を上げ、ちひろと出会った時と同じリアクションを取った。
ドロシー「ルキナちゃん…人を見て悲鳴を上げるたなんて…❤️」
ルキナ「はっ…!!す、すみません…」
ルキナは謝るも、ドロシーから目を逸らせていた。
ドロシー「ルキナちゃんのその状態、わかるわ❤️魔女の私は知っているわ❤️」
ルキナ「ま、まさか…私が巨乳恐怖症って事を…!?」
ドロシー「……………………❤️」
ルキナ「………………!!??」
ドロシーの和かな笑顔を見たルキナは、冷や汗がダラダラと出ていた。
ドロシー「…………………せ・い・か・い❤️」
ルキナ/漂流者達「ッ!!!!???」
ドロシーの発言により、周りにいた漂流者達は電流が走り、ルキナとドロシーを見て、彼らは思った。
『あのルキナが、巨乳恐怖症だと…!?』と…。
◇◆◇
ドロシーの部屋
ルキナ「うううう…///////(> <)」
ドロシー「私の豊満な胸を見て、恥ずかしがるルキナちゃんは可愛いわね❤️」
ルキナはドロシーの部屋で、彼女と一緒に自分が巨乳恐怖症に着いて話をしていた。
ルキナ「実は私…ドロシーさんが言う通り、巨乳恐怖症なんです………」
ルキナは顔を赤らめながらもじもじとドロシーにその言葉をぶつけた。
ドロシー「なるほどね…ルキナちゃん、貴方が巨乳恐怖症になった原因について何か知ってる?」
ルキナ「そうですね…記憶が曖昧かもしれませんが、私は…その………エルスタイン王国にいた女騎士なんです…」
ドロシー「エルスタイン王国………初めて聞く名前ね…」
ルキナはエルスタイン王国と呼ばれる謎の王国から漂流して来た者で、ドロシーはそのエルスタイン王国について引っかかった。
◇◆◇
ドロシー「そうなのね…巨乳を見る度にフラッシュバックが起きるなんて…」
ルキナ「先輩と、その姫が、帝国軍の手によって、淫らで無様になってゆく光景を、夢で見てしまったんです…私は先輩と姫様の様にあの様にはならずに無事でしたが、今でも彼女らが無様に鳴く声がこびりついて…うっ、うぅ…」
ルキナは手で顔を隠し、身体を震えながら大粒の涙を流した。
ルキナ「その時、闇の化身らが私がいた世界を襲って、私は命からがらこのアカシックに辿り着いて…えぐっ、えっぐ、ううぅ…」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!姫ぇぇぇぇ!!!先輩ぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」
ルキナは限界が達し、悲痛に泣き叫んだ。悲痛に泣き叫ぶルキナを見たドロシーは、咄嗟に彼女を強く抱きしめた。
『だきっ!!』『むにゅん❤️』
ルキナ「ッ!!!?」
ドロシー「心が裂けそう程辛かったのね…私も同じだわ………」
ルキナ「…………ド、ドロシーしゃん…」
ドロシー「でも、安心して…このアカシックは、心の傷を背負った漂流者達を強く、温かく、優しく肯定してくれる所よ。」
ルキナ「……………(あれ?ドロシーさんの巨乳…何だか温かくて、安心する…❤️)」
ドロシーの巨乳に包まれるルキナは、ドロシーの顔を見る。彼女の顔は、母性溢れる顔となっており、ルキナの顔は少しずつトロけていく。
ルキナ「ド…ドロシーしゃん…………………はっ!!!」
ルキナは弾力のあるドロシーの巨乳に包まれている事に気づき、ルキナの目はぐるぐる目になってしまった。
ルキナ「ドロシーさん…ちょっと、離れて……………!!!」
『ぼふんッ!!!』
ドロシー「ルキナ!?」
ルキナは限界が達し、オーバーヒートした。目はぐるぐる目になるながらも、涙の粒が出ている。
ドロシー「……多少やり過ぎたかしら…(汗)」
◇◆◇
その翌日。
ルキナ「はぁ………」
ガレオン「ルキナはん。そんなにため息吐いてどないしたん?」
ルキナの隣にはガレオンが現れ、彼女の隣にドスンと座った。
ガレオン「そんなにため息吐いたら、良い事あらへんで。」
ルキナ「まあ、ちょっとした想いなんっすよ…」
ガレオン「ちょっとした想い………なんや?」
ルキナ「私が元いた世界の姫と先輩の行方が………」
ガレオン「心配すんなや。その姫と先輩は、きっとどこかでやり過ごしていると思ってるで。ウチらはウチらで出来る事をしようや。」
ルキナ「………そうっすね………(はぁ…姫と先輩は今はどこにいるんすかね………)」
◇◆◇
一方その頃………
『ギャアアアア!!!』
『助けてくれぇぇぇぇ!!!』
『ギャハハハハハ!!!見ろよ!!下衆で外道でおまけに屁が臭いドミナスの下衆どもが実験の中で無様に鳴いてやがるぜ!!!』
『これは凄惨過ぎるだろ…ってか、俺たちのほうがドミナスよりも遥かに凶暴過ぎるんだが……?(汗)』
◇◆◇
『オラァ!!俺達を蹂躙した事を後悔しやがれ!!このクズが!!』
『ドカッ!!ドカッ!!ゲシッ!!ゲシッ!!!』
『ひいいぃ!!俺が悪かった!!許してくれぇぇぇ!!』
『女を性処理玩具として扱う調子に乗った奴はな、俺らの様な弱者どもに逆襲されて、最後はリンチ掛けられて死ぬ運命なんだよぉ!!!死んで詫び入れろやゴラァ!!!』
『ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!!』
『ぐえっ!!えぐっ!!ごほっ!?がふっ!?げはぁ!!?』
『お、なんだなんだぁ!?新生エルスタインの民達によるドミナス、いや、ゴミナスのゴミどもをリンチするリンチ祭りかぁ!?』
『面白いな!!僕も混ぜてよ!!』
『……………はぁ………』
◇◆◇
ドミナス帝国の兵士達は、黒の国、そして闇の化身との契約を交わした新生エルスタイン王国の手によって、拷問、実験、更には民からによるリンチを受けていた。
『この王国、絶望的にに常識人不足じゃねえか?』
『あっちでリンチが起きるし、こっちはドミナスの断末魔や悲鳴が聞こえるし、ここにいるだけで頭がおかしくなる!!!』
『誰かー!!誰でもいいから、まともな人が安全に暮らせる場所ってありますかーーー!!??』
新生エルスタイン王国の中にいるまともな人達は、狂気に満ちたこの王国の中で翻弄されていた。
◇◆◇
『皆の者!!その目で滑膜せよ!!新たなる器へと転生したエリーゼ様の幼くもカリスマ溢れる姿を!!!!』
王城のバルコニーからは、幼くもカリスマ溢れる力を持った闇の化身の一人が現れた。
『あれがエリーゼ様の新たなる姿…!!』
『素晴らしい………かつてのエリーゼ様とは桁違いだ!!』
『幼くもなんて素晴らしい…!!!』
エリーゼ「クックック…かつての身体は醜く穢れておったが、今の妾は新たなる身体と心を手に入れた。もうあの時の妾では無い…!!皆の者、新たなる姿へと生まれ変わったこの妾を崇めよ!!!」
『うおおおおおおお!!!!!エリーゼ様、万歳ッ!!!!!!』
『新生エルスタイン王国、万歳ッ!!!!!!!』
エリーゼ「おおぉ…民からの祝福なる声、何とも良い響きじゃ……」
アンナ「……………」
エルスタイン王国………またの名を新生エルスタイン王国。その実態は、ドミナスに敗れ、闇の化身達との契約によって、新たに生まれたその王国は、地獄の軍政を率いる魔界王国へと生まれ変わっていた。
そして、その王国を納める幼い女帝。彼女はエリーゼ。彼女はあの時、闇の化身との出会いによって、彼らと契約を交わし、闇の化身と化していた。
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ルキナ
アカシックに暮らす糸目の女騎士。その正体はかつてエルスタイン王国の女騎士で、アンナの後輩。闇の化身や黒の国の襲撃で記憶を失っており、今ではアカシックの中で暮らしている。
あの時、エリーゼ姫と先輩のアンナが無様な雌豚になった所を見てしまった原因で、巨乳恐怖症に陥っている。
エリーゼ
新生エルスタイン王国を納める幼き女帝。その正体はドミナス帝国の手によってアンナと共に雌豚に変えられたエルスタイン王国の姫。今では闇の化身との契約により、少女の様な身体を持ちながらも強大な魔力を宿している。闇の化身、黒の国の事を強く信頼している。