オリヴィア率いる武装人魚軍団の襲撃を受けたナグルファル号。今ナグルファル号は、リリィ達が彼女たちを迎撃していた。
オリヴィア「おいお前ら!!この船の中の奴らを思う存分喰らい尽くしてやれ!!!」
武装人魚「うおおおおッ!!!」
武装人魚達がリリィ達に襲い掛かり、リリィ達は怯まずにそれに迎撃し始めた。
ガレオン「改良した俺らの力を舐めるんちゃうで!!」
ガレオンは剣と盾を駆使して武装人魚達を攻撃する。
ジャック「おっさん!!今回は剣と盾を使った戦い方か!!」
ガレオン「ウォーロードっちゅうスタイルや!!」
バルト「名誉の為に争う世界での記録にある戦闘スタイルから習得したのか…」
リリィ「この武装人魚…槍系の武器を持っているそうね!!」
カレン「そうね!!お姉ちゃん!!」
リリィとカレンは背中を合わせ、そして力を合わせながら取り囲む武装人魚達を一掃する。
武装人魚「こ、コイツ…早い!!」
武装人魚「なんて俊敏な動きだ…!!」
ルカ「よそ見してる暇は無いわ。」
武装人魚「ッ!!!」
メノウ「ドラァッ!!!」
『ドゴォ!!』
武装人魚「ぐああっ!!」
ルカとメノウによる俊敏な動きに翻弄される武装人魚達。気づく間も無く彼女らは得意の格闘でやられて逝く。
オリヴィア「アイツら、一生懸命アタシらの手下達をやっているな…」
リリィ達に返り討ちにされてゆく手下の武装人魚達をオリヴィアは不敵に微笑んでいた。
武装人魚「オリヴィア様…彼らは我々を圧倒する力を持っている様です…!!」
武装人魚「このままでは彼らに敗北してしまいます!!」
オリヴィア「いや、案ずるな。アタシらには、アイツがいるんでな…!!」
武装人魚「アイツとは…?」
オリヴィア「セシルだ。アイツ、もう間も無くこの船に到着しているだろうな…ククク…!!」
オリヴィアは余裕を持った不敵な笑みを浮かべていた。
ナグルファル号・船内
ドリータ「リリィ達が甲板で戦っている内に、お主らが隙を見て潜入しておったのはわかっとるわ!!」
ドリータは戦斧を担いで潜入してきた武装人魚達を踏み台にしていた。
ドリータ「船内でお主らに立ち向かえる奴が他にもいたって事じゃ!!」
団長「クラリス、サポートを感謝するぜ。」
団長は武装人魚から奪った武器で彼女らを一掃した後、クラリスによる回復魔法で回復されていた。
「船内にアラーム付けていてよかったですね…」
「いや、付けなくても必ず何体かここへ潜入してきたぞ。」
「また船内に人魚達が侵入してくるかも知れないから、油断しない様に備えてて!!」
船内ではナグルファル号の船員とハーフリング達が、次の襲撃に備えていた。
ドリータ「ナグルファル号の連中は気を抜かんとせっせとしておるな。(じゃが、これは後で掃除が大変じゃな…)
クレア「あの赤い髪の人魚があの人魚達を率いるリーダーの様ですね。」
日菜「確かにそうですね…名前はオリヴィア・スカーレットって書いてありますけど…?」
クレアと日菜は甲板での様子をモニターで見ていた。確かに武装人魚達を率いている赤い髪の人魚はオリヴィア・スカーレットと呼ばれる女海賊だ。
リリィ「もう殆どの武装人魚達はもういないわ。」
ジャック「後はお前だけだ!!オリヴィア!!!」
甲板ではリリィ達の迎撃により、殆どの武装人魚達が殲滅され、残った僅かな武装人魚はオリヴィアの後に後ずさっていた。
オリヴィア「まさかこれで終わりだと思ってるのかい?」
窮地に追い込まれていたオリヴィアは、余裕の笑みを浮かべていた。
ガレオン「俺の勘では、何か切り札的な物を隠しておると思ってるで!!」
オリヴィア「おっ!そこのクソ海賊に似た機械のおっさん。鋭いね。アンタが言った通り、他にもいるんだよ!!!」
オリヴィアがそういうと、謎の影がルカに襲い掛かり、ルカは謎の影の攻撃を受けた!!
『バキィ!!』
ルカ「ぐふっ!!」
メノウ「ルカ!!むっ!?」
メノウはルカを攻撃した謎の影からの攻撃を受け流した。
メノウ「影の正体はてめえか!!」
セシル「………」
ルカを攻撃した影の正体は、シュトロム姉妹の一人「セシル」であった。
ルカ「くッ…!」
ルカはセシルの回転蹴りが当たった脇腹を抑えながら立ち上がった。
カレン「第二ラウンド突入って事ね…!!」
オリヴィア「そうだ。第二ラウンド開始だ!!!(他にもいるのさ…船内にね…!!」
ドリータ「こ、此奴!!闇魔法を使うのか!!」
船内では、ドリータは闇魔法を使う人魚にして、シュトロム姉妹の一人「ルイリー」と対峙していた。しかしルイリーが持つ闇魔法の結界によって、ドリータの攻撃はあっさりと跳ね返された。
ルイリー「あらあら。力任せで私に刃向かうなんて、余りにも無謀過ぎるわね。小さくて大きな胸を持った小人ちゃん❤️」
クレア「くっ!!うぅ…」
クレアはルイリーによる束縛魔法で闇の鎖に拘束され、締め付けられていた。
ルイリー「早くしないとこの航海士のお嬢ちゃんが大変な事になるわ。」
周りの船員やハーフリング達はルイリーの呪縛の呪いで拘束されていた。勿論、団長までも…。
日菜「あ、ああ…!!」
日菜はルイリーの呪縛魔法から回避出来たが、余りの恐怖で体が立ち上がれない状態になっている。彼女の目の前には鎖に締め付けられているクレアが見えた。
日菜「私は魔法を使えるけど…攻撃できる魔法は無い…相手の動きを止めたり、仲間の動きを加速できる事しか無い…」
日菜は己の無力さを呪い、涙を流したその時だった。
『ならば、私が日菜の力になるわ。』
日菜「えっ?」
突然の声を聞いて、辺りを見回す日菜。
日菜「誰…?」
『日菜…私よ…』
謎の声を聞いた日菜は、その声が聞き覚えのある声だった。
日菜「この声…まさか…お姉ちゃん!?」
香奈子『そうよ…貴方はその魔法の他に、別の能力を芽生えているの…』
日菜「その能力って…?」
香菜子『……………スタンド………そして、こう呼びなさい………』
『ギア・グラップラー』
ドリータ「んにゃああああ!!!」
ルイリー「貴方のその悲鳴、最高ね。」
ドリータはルイリーによって束縛魔法を受け、クレアと同じく鎖によって締め付けられていた。
団長「ちいぃ!!」
団長は自力で束縛魔法を解こうとするが、魔法により、解けないほどの力に負けてしまう。
ルイリー「さあ、後はこの船が内側から壊れてゆく事になるわ。」
ルイリーは勝ち誇ったかの様に高笑いしたその時だった!!
日菜「ギア・グラップラー!!!」
ルイリー「ッ!!!」
突然の攻撃がルイリーを襲い、油断したルイリーはそのまま攻撃を喰らった!!
『ドゴォ!!!』
ルイリー「ああああぁ!!」
ドリータ達「!!!」
団長「さっきの声は……日菜か!?」
団長は日菜の方向を見ると、彼女には何もなかったのだが、スタンドが使える様になっている事に気づいた。
団長「日菜…お前、スタンド使いになったのか!?」
ルイリー「おのれ…!!」
日菜「さあ、反撃の時間よ!!」
日菜の近くには、機械仕掛けのスタンド『ギア・グラップラー』がいた。
日菜、時空魔法よりも、スタンド使いに合っていた件
橘 香菜子
日菜の姉。元いた世界で闇に喰われて以来、消息不明になっていたが、日菜のスタンドを生み出す為に精神体として登場し、日菜のスタンド「ギア・グラップラー」を覚醒させた。
ギア・グラップラー
日菜のスタンド。外見は歯車をモチーフとした姿で、その能力はスタープラチナと同様、純粋なるパワーで押し切るタイプ。更には日菜の時空魔法とシンクロしており、サポートも得意としている。