※この作品はR-18です。

Lily EP2 ~黒濁の海に沈んだ王国~   作:YU-GO

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第6話 ~反撃~

日菜はスタンド「ギア・グラップラー」の覚醒により、ルイリーを攻撃し、彼女が唱えていた魔法の力を弱める事が出来ていた。その為、鎖に締め付けられていたドリータ達は苦しみから解放出来たのだ。

 

 

ルイリー「目に見えない攻撃…小娘…何を得た!!」

 

日菜「私にもわからないわ。でも、幽霊みたいな何かによって、攻撃出来るようになっていたの!!」

 

団長「スタンドって奴だ。」

 

日菜「スタンド…?」

 

日菜はスタンドと呼ばれる能力を初めて聞いた。どんな能力なのかはわからないが、日菜の代わりに攻撃する幽霊的な何かである事を、日菜は少しでも理解した。

 

ギア・グラップラー「………」

 

ギア・グラップラーは何か悲しげな顔をしながら日菜を見た。どうやら彼は日菜とは何やら深い関係があるかも知れない。

 

日菜「このスタンド…まるでお姉ちゃんみたい…」

 

 

ルイリー「何を言っているのかはわからないけど、とりあえず貴方達はここで消え失せてもらうわ。」

 

ルイリーは苛立っているのか、日菜に目かけて闇魔法を放とうとした。

 

ドリータ「ひ、日菜!!」

 

日菜「え?あっ!!」

 

日菜はルイリーが放った闇魔法を防ごうとしたが、時既に遅かった。

 

『ドゴォォン!!』

 

日菜「きゃああ!!」

 

ギア・グラップラー「ッ!!!」

 

日菜はルイリーの闇魔法を直撃し、後ろへ吹き飛ばされ、壁に激突した。

 

団長「お嬢!!」

 

ギア・グラップラーはルイリーの攻撃によって吹き飛ばされた日菜の所へ向かい、心配した。

 

日菜「ギア…いえ、お姉ちゃん…心配しているんだね…!」

 

日菜はさっきの激突により身体を抑えていたが、痛みを堪えてゆっくりと立ち上がる。

 

日菜「私は戦士としてここにいるの…みんなと一緒に戦う決意と共に、そして私の失った記憶を見つける為に…!!」

 

ギア・グラップラー「……!!」

 

ギア・グラップラーも、日菜と共に戦う事を決意していた。ドリータは態勢を整えながら戦斧を手に取る。

 

ルイリー「ここなら場所が悪いわね…ならば!!」

 

ルイリーはテレポートを使い、逃走した。

 

ドリータ「リリィがいる所へ逃げおったようじゃな!!わしらも外に出るぞ!!」

 

 

 

一方、ナグルファル号の甲板では、リリィ達はイリス、アストリット、レオナ、そしてクロエの4体の戦霊の介入により、戦況が大きく変わった。

 

リリィはイリスを宿し、クラリスはアストリットを宿し、ガレオンはレオナを宿し、ルカはクロエを宿した。

 

オリヴィア「この戦意、只者じゃない様ね…!!」

 

セシル「えぇ、そうね…!!」

 

『ビシュン!!』

 

オリヴィアの背後にはルイリーが現れた。

 

セシル「ルイリー!!」

 

ルイリー「まさか追い込まれているなんて…でも、貴方達は大したものね。」

 

リリィ「貴方は!?」

 

ルイリー「私はルイリー。シュトロム姉妹の長女たる存在よ。」

 

オリヴィア「はぁ!?またそんな事言ってるのか!?長女はアイリスだろ!?」

 

ルイリー「いえ、アイリス様はシュトロム様の娘で、長女たる者はこの三海賊の一人である私よ。それに、私達三人は三海賊でしょ?蛮娼のオリヴィア。」

 

オリヴィア「またアタシをからかってんのか?あぁ?」

 

セシル「また始まったか…(呆)」

 

ルイリーとオリヴィアは口喧嘩し、それを聞いたセシルは呆れていた。

 

 

リリィ「私達の敵って、あんなに仲悪いの?」

 

カレン「喧嘩するほど仲が良いのか、犬猿の仲なのかはわからないよ…」

 

ガレオン「ホンマに海賊って脳筋やな…」

 

レオナ『それ、お前が言うか?』

 

クロエ『お互い様だろ…』

 

 

ドリータ「甲板に出たんじゃが…」

 

日菜「あの海賊さん…喧嘩してるね…(汗)」

 

甲板に到着したドリータと日菜。二人が目にしたのはギャーギャーと言い合いながら口喧嘩するオリヴィアとルイリーがいた。

 

オリヴィアとルイリーがギャーギャー口喧嘩する中、セシルが二人を静止した。『喧嘩所じゃ無いだろ』とキレるセシルに止められたオリヴィアとルイリーは反省し、戦闘態勢を取る。

 

オリヴィア「さて、気を取り直して…アタシ達シュトロム姉妹の実力、見せてやるよ!!!」

 

オリヴィアはそう言うと、彼女達は戦気を開放した。

 

イリス「このプレッシャー…気をつけろ…!!」

 

リリィ「わかってるわ。みんな!行くよ!!!」

 

一同「おうっ!!(うん!!)(はい!)」

 

 

日菜「怖い…これが、戦い…!!」

 

日菜は目の前の事を見て、戦慄を知る。彼女にとっては、これが初陣だった。

 

ギア・グラップラー「………!!」

 

日菜「ギア……」

 

ギア・グラップラー「………!!!」

 

日菜「……そうだね…みんながいるから、多少は怖く無いわ…!!」

 

日菜はプレッシャーに怯えながらも戦闘態勢を取った。




次回、第二ラウンド開始。
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