※この作品はR-18です。

隣の席のAV女優   作:浜崎りお子


オリジナル:現代/恋愛
タグ:R-18 女子高生 AV女優 筆おろし企画 撮影 ラブコメ?
ぼくの隣の席に座る蒼崎さんはちょっと変わった秘密がある。

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隣の席のAV女優

「おはよう、〇〇くん」

 

「あ、おはようございます。蒼崎さん」

 

 学校の教室でスマホを見ていた僕は、不意に隣から掛けられた声に返事を返した。相手はショートヘアーのおっとりとした優しい雰囲気の同級生、蒼崎さん。一見、何の変哲もないごく一般的な高校生活の一コマかもしれないけれど、実は一つだけ普通の高校ではまず無い事があった。それは……

 

「あ、それ私の新作? 買ってくれたんだ♪」

 

「ええ」

 

「どうだった? 感想を聞かせてもらえると嬉しいんだけど……」

 

「そうですね……」

 

蒼崎さんの言葉に、ぼくは軽く思考をまとめてから率直な感想を口にしてみた。

 

 

 

 

「最高に下品で思わず5回もヌいてしまいました」

 

「えへへ、ありがとう♥」

 

 

 

 

ぼくの感想に、蒼崎さんはとても純真無垢な笑顔ではにかんだのだった。

 そんな、(自分で言うのもなんだけど)とんでもない感想を向けられて蒼崎さんが屈託無く喜んだのには理由がある。ぼくの右手に握られたスマホに映るのはショートヘアーの少し小柄な若い女性。そして、その女性は画面の前で目一杯に足を開くと、恍惚とした表情で赤黒い男の性器―俗に言うちんこ―をレロレロと舐め上げながら、自分のおまんこからボトボトと零れ落ちるザーメンの塊を見せ付けていたのだった。

 画面に踊るのは『ザーメン依存症現役J〇美崎さくら。登下校中のザーメン万引きレポート♥』という扇情的な文字。

 あまりにも画面の中と雰囲気が違い過ぎて、一見そうとは気付かないかもしれないけれど、このスマホの中の女優は正真正銘隣に立つ蒼崎さん本人。そう、隣の席の蒼崎さんは現在売り出し中の現役AV女優なのだ。

 

 

 

 

     ◆

 

 

 

 

 ぼくが、蒼崎さんがAV女優をしているということに気が付いたのは、本当に偶然のことだった。

 この高校の裏手には古い個人の本屋さんがあって、店長のお爺さんは昔から年齢制限とかそういった話にルーズで、よく近隣の小学生達がこっそりエロ本なんかを購入しに来ていたのだった。

 そんな小学生の一員だったぼくは、その日も学校終わりに新しいエロ本を求めてアダルトコーナーに立ち寄ったわけだったんだけど、そこで出されていた『今月の新作コーナー』のところで、ふと見覚えのある女優の姿に足を止めたのだった。

 

『新人援交J〇デビュー!契約金は1000まんこ!』

 

そんなタイトルの隣ではにかむ、ショートヘアーの小柄な女優さん。近隣の高校ではまず見ないコテコテのセーラー服姿でほどよく大きめのおっぱいを丸出しにしてスカートの裾を持ち上げている姿に、なぜかぼくは目が離せなくなっていた。

 

(どっかで見たような……)

 

この本屋で度々エロ本を購入するうちに、割とそっち方面に詳しくなった自覚もあって、ぼくは幾度か自分の記憶を総浚いしてみた。けれど、不思議なことに目の前の女優さんに対する既視感とは裏腹に、ぼくの記憶はどうしてもその女優さんの名前を弾き出せずにいたのだった。

 

「あれ? 〇〇くん?」

 

「うひゃいっ!?」

 

 と、しばらく首を捻っていたぼくの思考は、突然向けられた女の子の声に強制終了させられたのだった。

 これが男の声なら気にもならない。何なら、互いに秘密を握りあった結果、却って友情が深まる場合もあるだろう。けれど、これが女子生徒となると話は別だ。いくら店主さんがスルーしてるからとはいえ、放課後にエロ本を購入しに出かけてたなんて知られたら、残りの高校生活は無残な事になるのが確定と言っていい。そんな絶望的な気分になりながらも何とか取り繕ったところで相対したのは、

 

 

少し茶色がかった、クセのないショートヘアー

 

くりっと丸く、おっとりとしたタレ気味な目元

 

ふるんと柔らかそうな桜色の唇

 

少し小柄な体躯

 

それとは裏腹にふっくらとした胸元

 

 

「……んん???」

 

そんな彼女が隣の席の蒼崎さん―蒼崎美姫―さんであり、同時に直前まで記憶を掘り起こしていた新人AV女優―美崎さくら―だということに気が付いたぼくは、慌てて自分の思考を否定するために目の前のクラスメイトと売り棚のAV女優を見比べたのだった。

 けれど、そんなぼくの反射的な行動は他ならぬ目の前のクラスメイトによってあっさりと終了させられた。

 

「あ、気付いた?」

 

売り棚と自分を忙しなく行き来するぼくの視線に気付いた蒼崎さんは嬉しそうに「えへへ」とはにかんだのだった。そして、こほんと軽く咳払いをすると自分のブレザーのプリーツスカートをちょんと摘んで、戸棚のパッケージと同じ様にその裾を目一杯持ち上げたのだった。

 

「新人AV女優の美崎さくらです♥ もし良かったら、後で感想聞かせてくれると嬉しいな♥」

 

「あ、はい……」

 

そう言って、青と白のシマシマのパンツを見せながらぎこちないウィンクをした蒼崎さん―美崎さくらさん―に、ぼくは思わず頷いたのだった。

 

 

 

 

     ◆

 

 

 

 

 と、そんなある日の放課後のこと、

 

「あ、良かった! まだいた!」

 

「え? 蒼崎さん?」

 

この日たまたま日直の日誌を書いていたぼくは、部活に向かうための準備をしながら、一人教室で荷造りをしていた。そんな所にパタパタと駆け込んで来たのは、どこか慌てた様子の蒼崎さんで、かなり急いだせいなのか明らかに息が上がっていたのだった。

 

「だ、大丈夫ですか?」

 

「う、うん、へーき」

 

思わず駆け寄ったぼくに、蒼崎さんはこくこくと頷きながら軽く息を整え、そして、いつになく真剣な表情をぼくの方に向けてきたのだった。

 

「〇〇くんに一つ確認なんだけど」

 

「なんでしょう? ぼくに答えられる事なら何でも答えますが……」

 

「じゃあ、お言葉に甘えて……〇〇くんて童貞?」

 

「ぶっ!?」

 

真剣な顔をした蒼崎さんから、とんでもない言葉が飛んできた。

 

「い、いきなり何を!?」

 

「実は今日撮影の童貞逆ナン企画で、予定していた童貞さんが来れなくなっちゃって……」

 

思わず悲鳴を上げたぼくに、蒼崎さんは弱り切ったように眉尻を落とす。

 

「これだと撮影が出来ないから、何とか童貞さんを探さなきゃってなって」

 

そう言って、蒼崎さんは拝み倒す様に、ぼくに向けてパンッと手を合わせた。

 

「お願い! 後でサ〇ゼ奢るから! 〇〇くんの童貞私にちょうだい!」

 

「あ、はい」

 

そんな蒼崎さんの必死な姿に、ぼくは流されるまま、ついに首を縦に振っていたのだった。

 

「よかった……ありがとう、〇〇くん。それじゃあ、部活が終わったらこの地図の所に来て欲しいの」

 

そう言って差し出されたマップ上のマーカーは学校から自転車で十五分くらいの所にある、シャッター商店街沿いの小さなビルを指し示していた。

 

「それじゃあ、約束だよ! 私は先に待ってるからね!」

 

そう言って、忙しそうにパタパタと走り出す蒼崎さん。その後ろ姿にスカートがふわりと揺れて、黒い紐状のTバックが食い込んだ白いお尻がチラリと見えてしまったのだった。

 

 

 

 

     ◆

 

 

 

 

 部活を終えて、蒼崎さんに指定されたビルにやってきたぼくは軽く扉をノックすると、半分怖怖と埃の貼り付いたドアを押し開いたのだった。

 

 

 

 

「失礼しま「あぁん♥ あん♥ あん♥ あっ♥ あっ♥ イくっ♥ イくっイくっ♥♥ イっくううっ!!!♥♥♥♥」

 

 

 

 

扉を開いた瞬間、部屋の中からは特大の喘ぎ声が聞こえてきた。というか、間違いなく蒼崎さんのものだった。

 見れば、部屋の中心に備え付けられた簡素なベッドの上で、おしっこをする犬の様な姿勢の蒼崎さんがうっとりとした表情でズボズボとおまんこをほじ繰り返されていた。

 

「はあっ♥ あっ♥ やっ♥ あっ♥♥ あっ♥ んんっ!♥」

 

そんな蒼崎さんに腰を打ち付けるのはでっぷりとしたお腹の出ているおじさんで、脂ぎった顔とは裏腹に真剣な表情で、剥き出しの蒼崎さんのおまんこにドスドスと股間を打ち付けているのだった。

 

「そこのあなた。ここは関係者以外立ち入り禁止……あら?」

 

画面の中でしか見たことのないクラスメイトの痴態に思わず目を奪われていると、いつの間にかコツコツとヒールの音を立てながらスーツ姿のいかにもキャリアウーマンといった感じの女性がやってきたのだった。

 

「あ……えっとぼくは」

 

「さくらが言っていた子ね?」

 

名乗ろうとしたぼくの言葉を遮って、その女性は「ふーん……」と何かを確かめる様にぼくの頭から爪先までをまじまじと見回したのだった。

 

(なんか、どっかで見たような……)

 

そんな女性の姿にちらっと既視感を覚えていると、その女性は「うん、間違いなく童貞ね」と納得したように頷いたのだった。やかましいわい。

 

 

 

 

「あああああああああ!!!!!♥♥♥♥♥♥♥♥」

 

 

 

 

と、そんな事をしていると、一際大きな悲鳴が上がって、それまで犬の様に身悶えていた蒼崎さんがビクビクッと痙攣しながら身を仰け反らせる。ファスナーの開かれたセーラー服の隙間から覗くふっくらとした大きめの乳房の先でコリッと固くなった乳首が揺れて、じっとりと汗ばんだおっぱい全体からムワッと薄く湯気が立ち昇った。そうして、絶頂の末にドサリと崩れ落ちた蒼崎さんのおまんこからズルリと変色したペニスを引きずり出すと、そのまま顔の方に駆け寄った男優さんとカメラマンさんは慣れた様子で最後の顔射シーンを収めたのだった。

 

「カット!」

 

「うわっと」

 

そして、そんな撮影経緯の見届けていると、突然隣のキャリアウーマンさんが声を張り上げた。

 朗々と響いたキャリアウーマンさんの号令に、撮影現場の人達が慌ただしく動き始める。

 集音マイクとカメラを構えた撮影係の人達が機材を引き戻して映像確認用の机に駆け戻り、無数のモニター前に座る編集らしき人達と画面を指差しながら何事かの相談を始める。

 ベッドの方でもADらしき若いスタッフの人達が、数秒前まで過激な凌辱シーンを演じていた二人の男女にそれぞれタオル地のバスローブとスポーツドリンクの入ったペットボトルを渡していく。

 涙ながらに喘いで身悶えていた蒼崎さんはクリーム色のバスローブに袖を通しながらベッドを降りると、直前の痴態が嘘のような学校で見るはにかみ顔で、スタッフさん達や男優さんとニ三言葉を交わしながら編集机に向かい、編集の人達に何かをお願いする様に画面の一つを熱心に指差している。

 

「……」

 

「どうかしたかしら?」

 

「あ、いえ」

 

そんな蒼崎さん達と隣のキャリアウーマンさんをつい見比べていると、ぼくの視線に気付いたキャリアウーマンさん――監督さんが訝るように小首を傾げた。

 

「その……女性なんだなーと思いまして」

 

「あら、意外と居るわよ?」

 

そう言って、蒼崎さんより大分立派な胸を張る監督さん。

 

「あ、〇〇くん。来てくれたんだ」

 

そんな監督さんの胸に思わず目を奪われていると、いつの間にか打ち合わせが終わったらしいバスローブ姿の蒼崎さんがぼく達の方にやってきていた。

 

「今日はありがとう。〇〇くん」

 

「あ、いえ……」

 

いつも通りあどけない笑顔なのに、うっすらと上気した肌に額に貼り付いた前髪、そして初めて目にするバスローブ姿。その全てがAV撮影のためのセックスによるものという事実に、ぼくは思わず生唾を飲み込んでいた。

 

「さ、あいさつは済んだかしら?」

 

そんなぼく達を見比べながら、コツと間に立った監督さんがそう言ってポンと肩に手を置いてくる。

 

「お互い顔見知りみたいだし、その呼吸でよろしくね? もちろん、彼の方はちゃんと童貞みたいだし、さくらはきちんとエスコートしてあげて」

 

「はい♥」

 

そう言って、蒼崎さんはにっこりと微笑みかけてくる。AVの撮影のため、クラスメイトとセックスをする。そんな事実を全く気にしていないみたいだった。

 

「じゃ、時間も少ないし撮影準備に取り掛かりましょう。さくらはシャワーを浴びてきて。あなたは別の衣装を用意させてるから、スタッフの指示に従ってちょうだい」

 

「はい♥」

 

「了解です」

 

頷いたぼく達は、それぞれ女性と男性のスタッフさんに伴われて、それぞれの控室へと向かったのだった。

 

 

 

 

     ◆

 

 

 

 

 準備を終えたぼくは再び撮影場に戻って、ジッと出番を待っていた。既に配置についたスタッフさん達に囲まれて、セーラー服姿の蒼崎さんがにこにこといつもの優しげな笑顔を浮かべている。

 

「あの……」

 

そんなクラスメイトの姿を見ながら、ぼくは何となく落ち着かない気持ちになりながら、隣で腕組みをする監督さんに声をかけた。

 

「あら、どうかしたかしら?」

 

「ぼくの方も制服じゃなくてよかったんでしょうか? その、よく分かってはいないんですけど」

 

直前の更衣ブースでスタッフさんの指示のままに着てしまったコートとジーパンを引っ張って、そう尋ねてみる。

 

「ああ、それね」

 

ぼくの質問に監督さんは一つ頷くと、女教師もののAV女優さんみたいに、どこか艶めいた仕草で人差し指を立てた。

 

「確かにさくらの売りはJKであることだけど、その全てをJKで彩る必要はないのよ」

 

「えっと……」

 

つまり、どういうことだろう?

 少し抽象的な監督さんの言葉に首を傾げていると、ちょっと考えた監督さんが「そうね……」と徐ろに口を開いた。

 

「例えば学園もの……クラスメイトからの輪姦とか、教師によるレイプものみたいな企画系は世界観を守るためにもきちんと制服を着ないとだめよ。けれど、今回撮影したいのはJKなのにAV女優というさくらが企画のために行きずりの童貞に身体を許すというシチュエーションなの。これは学園ものという空想の舞台とはまた別のエロさなのよ」

 

「なるほど……」

 

(それを一番実感してるのが、他ならないぼくと……)

 

懇切丁寧な監督さんの説明に頷いていると、いつの間にか準備が整ったらしく、スタッフさんのカチンコを合図に蒼崎さんへのインタビューが始まる。

 

―こんにちは、さくらさん―

 

「どうもこんにちは」

 

―今日は姫崎さくら初の童貞狩り企画ということですが、いかがですか?―

 

「正直、結構緊張しています」

 

―それは、AVデビューの時よりも?―

 

「えっと、その時とは別の緊張……ですかね? 初めての撮影の時はプロの男優さんが慣れない私を細かくリードしてくれたので……」

 

―今は細かくリードされなくても自分から積極的に絡めるようになりましたよね―

 

「やだもー♥ でも、そう言っていただけると、ちょっと自信になります♥」

 

―お、いいですねー―

 

「普段はプロの男優さん達との撮影なのできちんと台本を読み合わせれば、ちょっとのミスはカバーしていただけるんですけど、今回はお相手の方が童貞さんですから私の方が私のデビューの時の男優さんみたいに童貞さんをリードしてあげなきゃっていう気持ちです」

 

―すっかりプロですね(笑) ちなみに、どんな風に童貞を奪いたいですか?―

 

「そうですねー、騎乗位でいっぱいイジメてあげるのも楽しそうですし」

 

―おっと、まさかのドSさくらちゃん?―

 

「逆に一生懸命に腰を振ってる童貞さんをがんばれっ♥がんばれっ♥ってたくさん応援してあげたくもありますね♪」

 

―ありがとうございます! それじゃあ最後にタイトルコールをよろしくお願いします!―

 

「はい! えー、現役JKAV女優姫崎さくら初の童貞狩り企画!『きみの童貞奪ってあげる♥』みなさん、いっぱいシコシコしてください♥」

 

パッと両手を前に出して蒼崎さんが微笑んだところで、「カット」のコールが入る。

 

「さ、それじゃあよろしくね? 脱童貞、楽しんできなさい」

 

「うぇ!? い、いきなりですか!? も、もっとこう順番とかあるんじゃないですか!?」

 

「もちろん、前戯もたっぷりあるから安心してくれていいわ。好きなだけ射精(だ)しても良いのよ?」

 

「だから、そういうことじゃな「男は度胸! しっかりとクラスメイトを食ってみせなさい!」

 

「は、はいいいいい!」

 

パシンッと監督さんにお尻を叩かれたぼくは、悲鳴と共にカメラの方へと走り出したのだった。

 

 

 

 

     ◆

 

 

 

 

「用意……アクション!」

 

 ぼくと蒼崎さんがいつものように隣り合って座ると、監督さんの声が響いた。

 いつもの学校と違うのはぼくが私服で、蒼崎さんがセーラー服で、これからするのが勉強じゃなくてセックスということだろうか。

 

「えへへ、緊張してる♥」

 

そんな蒼崎さんはといえば、他所行きの声(AV女優の演技)ではにかみながら、チョンチョンとぼくの頬をいたずらっぽくつついてきた。撮影終わりのシャワーを浴びてすぐだからか、いつもの蒼崎さんとは違う匂いがした。

 

「んっ♥」

 

「!?」

 

どこか、まだこの状況が現実だと受け止められていない中で、不意にふにゃりとした柔らかな感触が唇に触れてきた。ふにふにと震えるそれが蒼崎さんの唇だと気付いたのは、今までに何度も見てきた蒼崎さんの丸い目と視線が重なった後のことだった。

 

(キスをしてる。蒼崎さん(ただのクラスメイト)と……AV女優の姫崎さくらと!)

 

思わずぼくが両目を見開くと、ふっと開いた唇の隙間からチュルッと音を立ててツブツブの軟肉がぼくの口腔内に忍び込んできた。

 そうして、レロレロとぼくの舌先を嫐るように弄くり回す蒼崎さんの舌先。

 

「あ、固くなってる♥」

 

普段はおっとりとした素朴なクラスメイトの、何人もの男優さんとしてきたであろう手慣れた行為というシチュに、ぼくのペニスはジーパンの股間からいつの間にかパンパンのテントを張り上げていた。そんなぼくのペニスを撫でつけるようにゆっくりとズボンの上からしごきあげる蒼崎さん。初めはスリスリと軽くさする程度だったのが、次第に掌に力が込められて、ギュッ……ギュッ……と締め上げるような愛撫へと変わっていく。

 

「んっ……♥」

 

 チュッと音を立てて不意に離される蒼崎さんの唇。素朴で優しげなクラスメイトのとろんとしたキス顔につい生唾を飲み込むと、そんなぼくの視線に気付いているのかいないのか、蒼崎さんはぼくの足の間で膝立ちになると、慣れた手付きでベルトを外してジイィ……っと周りに見せ付けるようにジッパーを引き降ろしたのだった。

 

「わっ、すごいビンビン♥」

 

その瞬間、トランクスのゴム紐を押し退けてボロンとまろび出たぼくのペニスがベチンと蒼崎さんの頬を打擲し、ほっぺたをペニスでビンタされた蒼崎さんは「きゃっ♥」と小さく悲鳴を上げた。

 

「す、すみません!」

 

「あはは、謝らなくても大丈夫だよ。立派立派♪」

 

思わず謝罪したぼくを笑って許し、蒼崎さんはシコ……シコ……と濃淡をつけながらゆっくりと堪能するようにぼくの竿を扱き上げた。

 そうして、少しの間ぼくのペニスを扱いていた蒼崎さんはキュッと根元まで扱き上げると、そっと両目を閉じてから形の良い鼻先をぼくのペニスの先端にチョンとくっつけたのだった。そして、スゥ……と大きく息を吸い込む蒼崎さん。

 

「……はぁぁ♥ くさーい♥ おちんちん、ちゃんと洗ってる?」

 

「あ、洗ってますよ!」

 

学校での当たり障りのない会話では耳にしたことのない下世話な物言いと共に蠱惑的でいやらしい笑みを浮かべる蒼崎さん。そんな彼女にぼくはつい反射的に声を荒げる。いや、シャワーではちゃんと洗ったはずなんだけど……

 

「じゃあ、私で童貞捨てる想像をして、こんなに汗ばんでるんだ♥」

 

「え、えっと、それは……はい……」

 

「そっか、じゃあご期待に応えて、さっそく舐めてあげるね♪」

 

そう言って、桜色の唇の隙間からチロッと舌先を覗かせる蒼崎さん。その舌先で、直前までぼくの舌を嫐っていたと思うと、ついビクッと反応をしてしまう。けれど、当然そんなぼくの胸中は全てお見通してなわけて、

 

「……」

 

にっこりと楽しげに微笑んだ蒼崎さんの顔に羞恥心を刺激されたぼくは、つい蒼崎さんから視線を逸らしてしまったのだった。

 

「んれ〜〜〜♥♥♥」

 

そんなぼくを上目遣いに見上げながら、ツブツブの舌先を使って充血した亀頭をレロレロと転がすようにこねくり回していく蒼崎さん。蒼崎さんの舌先がぼくの鈴口を擽る都度に、ピリッとした刺激が背筋を走って、そのたびに思わず全身を硬直させて反応をしてしまう。

 

「んへへ〜♥ んじゅっ」

 

「んくっ!?」

 

繰り返される蒼崎さんの舌使いの刺激に、何とか慣れ始めたところで、んべ〜と根元から先端までを大きく舐めあげた蒼崎さんが今度は不意打ち気味にぼくのペニスへとむしゃぶりついてきたのだった。

 むわっと生暖かく、ザラザラとした舌肌の感触。それがぼくのペニスをこそげ取るかの様に固く窄(すぼ)まって、ジュッジュッジュッ!と高速でストロークを開始したのだった。

 

「ぐあっ!?」

 

(し、搾り取られる……!?)

 

生まれてこれまで、何なら加減を知らない男子学生の無茶なマスターベーションですら味わったことのないような乱暴な摩擦刺激に、ぼくは内心で思わず悲鳴を上げた。

 

「んっ、んふっ、ふっ……!」

 

そんなぼくの反応の間にも、表情一つ変えずに激しく前後運動を繰り返す蒼崎さん(クラスメイト)の顔。本当にただ、機械的に吐精シーンを撮るためだけの情も何も無い搾精行為のために、ただのクラスメイトがぼくのちんぽをしゃぶっているという事実が何よりもぼくの胸をざわめかせた。

 

「うあっ!?」

 

ジュッ!!という、一際大きな吸引音と共に襲ってきた感触に思わず身を仰け反らせると、いつの間にかやって来ていたカメラマンさんがニュッと唇の伸びた蒼崎さんのフェラチオひょっとこ顔を余すことなくテープへと刻み込んでいく。

 

「も、射精(で)っ!?」

 

そうして編集された蒼崎さんの見世物交尾が全世界へとばら撒かれていく……そうして、顔も知らない誰か達から全身の穴という穴を便器の様にドロドロにされていく蒼崎さんを想像した瞬間、ぼくの箍はとうとう決壊してしまう。

 

「んっ! ふじゅっ、んじゅっ!」

 

口腔に収めたぼくのペニスの感触から、敏感にそれを察した蒼崎さんはズボッ!と喉奥までぼくのちんこを呑み込むと、コスコスとその根元をトドメとばかりに扱いたのだった。

 直後、尿道を巨大なミミズが這い出たかの様な異様な圧迫感と共にビュルルルッと音が聞こえてきそうな程の勢いで、吐き出される大量の精液。同時に、殆ど衝動的にストロークを続ける蒼崎さんの頭を自分の股間へと押し潰していた。一瞬、逃げるような素振りを見せた蒼崎さんはぼくの射精の瞬間、食道までぼくのペニスを呑み込みながら身悶えたのだった。

 

「えほっ……けほっ……」

 

やがて、永遠とも思える吐精の感覚が終わった頃、うっすらと白目を剥いた蒼崎さんの口腔から半勃ちとなったぼくのペニスがズルリと抜け落ちた。でろんと垂れ落ちるペニスに付いた体液と、蒼崎さんが咳き込むたびにぼたぼたと零れ落ちる精液。

 

「す「えへへ、すっごい濃いの……いっぱい射精(で)たね♥」

 

思わず謝ろうとしたぼくの言葉を遮って、「けぷっ♥」と小さくげっぷを漏らした蒼崎がパチッとウィンクをする。

 

「どう? 気持ちよかったかな?♥」

 

「は、はいぃ……」

 

そんな蒼崎さんのプロフェッショナルな振る舞いと申し訳なさに押し潰されそうになりながら、ぼくはなんとかそれだけを絞り出したのだった。

 

 

 

 

「カット!!」

 

 

 

 

まるで夢のような時間は、唐突に響いた厳粛な声によって突然終わりを告げられた。

 タオルやバスローブを携えた数人の男性や女性がパタパタと駆け寄って来て素早く蒼崎さんのケアを始める。蒼崎さんも直前のフェラチオの最中に浮かべていた、性行為に浮かされたようなトロンとした表情が嘘のようにいつもの朗らかな笑顔を浮かべて周りのスタッフのさんにお礼を言っている。

 

(あっ……)

 

最初に渡された紙コップの中身はどうやらうがい薬だったらしく、ほっぺたを膨らませてクプクプと口腔を洗浄し終えた蒼崎さんが差し出された紙コップにんべぇと泡立った黒褐色の消毒薬を吐き出す。性病ケアのための当然の処置とは分かっているけれど、ぼくの精液が汚いと言われているような被害妄想に陥りそうになって、自己嫌悪を覚えてしまう。同時に、そんな相手とこれから当然の様にセックスをするつもりなクラスメイトという背徳感に、ぼくは我知らずの内に強い興奮を覚えていた。

 

「お疲れ様。人生初のフェラチオはどうだったかしら?」

 

「うぇっ!? あ、え、えっと……」

 

「あら? どうかしたのかしら? そんな、幽霊にでも目を付けられたみたいな反応して」

 

直前の妄想のせいでしどろもどろになってしまったぼくに、いつの間にか背後に立っていた監督さんがクスクスと可笑しそうに肩を揺らす。そんな監督さんを見ている内に、ようやく落ち着いてきたぼくは直前に行ってしまった暴挙(イラマチオ)に気が付いて、慌てて「すみません」と頭を下げた。

 

「大丈夫よ。本物の童貞ですもの。多少の暴走はこっちも予想済みだわ。あれくらいのイラマチオなら、さくらは許容範囲ね」

 

そう言って、スポーツドリンクで喉を潤しながらアシスタントらしき女の人から渡された台本を軽く確かめ直していた蒼崎さんに、監督さんはどこか自信有りげな視線を向けた。

 

「それよりあなた……」

 

「へ?」

 

そんな監督さんの綺麗な横顔に何となく見入っていると、不意に顔をぼくの方に向けた監督さんがスッとその視線を下におろした。

 

「やっぱり、男子学生はいいものね。まだギンギンじゃない♪」

 

「あっ!?」

 

揶揄するような監督さんの言葉に咄嗟に股間を隠すけれど、そんなぼくの反応すら可笑しかったのか、監督さんは「隠さなくっても何度も見てるわよ」と笑いながら目を細めたのだった。

 

「そんなに勃起できるなら、すぐに次のシーンに行けるわね。みんな! 次のシーンに行くわよ!」

 

「「「「「はいっ!」」」」」

 

監督さんの号令にハッと顔を上げたメンバーがそれぞれわたわたと配置に着く。その中には今まで淫靡な雰囲気でぼくのペニスをしゃぶっていた蒼崎さんも当然含まれて……

 

「じゃ、行ってらっしゃい」

 

「あ、はい……」

 

撮影用の演技。逆に言えば撮影のためならクラスメイトのちんぽでも平気でしゃぶれる蒼崎さん……なんてことに悶々としながら、ぼくは慌ててベッドの上へと戻ったのだった。

 

 

 

 

     ◆

 

 

 

 

「よーい、アクション!」

 

 蒼崎さんの前で鳴ったカチンコが消えて、ぼくのペニスを握ってスタンバイをしていた蒼崎さんがAV女優の顔になって、ゆっくりとしたストロークの手コキを始める。

 

「まだ固いまんま♥」

 

そう言って、チュッチュッと尿道に残った精液を吸い出した蒼崎さんはペロリとぼくのザーメンを味わうように舌舐めずりをしてから、仕上げをするようにキュッと強めにぼくのペニスの根元を握った。

 

「まだ、射精し足りないんだよね……じゃあ、今度はおっぱいでシてあげよっか♥」

 

そう言って、もぞもぞとぼくの体を伝えようにして体の位置を整えると、ぼくの目の前で「んしょ♥」と言いながら白いセーラー服の裾をたくし上げたのだった。

 露わになるのはフリルのついたストライプ柄のファンシーなブラ。少し小さめなそれに持ち上げられて、ぷくっと膨らんだ乳房に目を奪われていると、蒼崎さんが「触ってみる?♥」といたずらっぽく片目を瞑ったのだった。

 

「……」

 

蒼崎さんの言葉に固い唾を飲み込んで、ぼくは彼女のおっぱいに手を伸ばす。

 きめ細かいとはいえ、ただの布地でしかないはずのブラジャーに遮られるもどかしさと、同時にむにむにとした蒼崎さん(クラスメイト)のおっぱいの柔らかさに、ぼくは次第に力加減を忘れて、一心不乱に蒼崎さんのおっぱいを握り潰しそうになっていた。

 

「ふふっ♥ 童貞さんこわーい♥♥」

 

そして、ぼくの理性がついに決壊してしまいそうになったその瞬間、不意に耳朶を打ったクラスメイトの声に、ハッと我に返らされたのだった。

 

(やらかした……)

 

直前のフェラチオでも暴走して、さらにおっぱいでも。

 失態を演じたという自覚に恐る恐る視線を上げると、直前の演技の顔とは違う、見慣れた表情の蒼崎さんが「大丈夫」とでもいう様に優しく微笑んでくれたのだった。

 

(ほんとごめん、蒼崎さん)

 

内心で謝罪をしていると、それが伝わったのか小さく顎を引いた蒼崎さんが、ぼくのペニスに目を向けて「あ、今おちんちんぴくんってなった♥」と嬉しそうに囀ったのだった。

 

「じゃあ、お待ちかねのさくらのおっぱいだいこうか〜い♥」

 

そう言って、蒼崎さんはプチッとブラジャーのフロントホックが外すと、とぽんと自分のおっぱいをカメラの前に露わにしたのだった。

 

 

大き過ぎす、けれど小さ過ぎもせず、丁度掌から少し余ったお肉が指の隙間からムチッと漏れそうなボリュームの乳房

 

パンッと張っているというよりは、もっちりと柔らかそうで、ちょっとだけ重力に引っ張られた淫らなシルエット

 

じっとりと汗ばんだ尖端でぶらぶらと揺れる少し濃い桃色の乳輪がぷっくりと膨らんで、一番先っちょの固くなった乳首がぷるぷると弾力を持って震えていた

 

 

どこにでもいる、少し地味めな女子高生。そんな雰囲気を持つ蒼崎さんはその実、こんな淫らでむしゃぶりつきたくなるような下品なおっぱいをその身にぶら下げているのだった。

 この下品な身体が生来のものなのか、それとも開発(・・)されたものなのかは分からない。けれど一つ分かるのは、そんな彼女のおっぱいが今この瞬間、ぼくの再びガチガチに勃起したペニスを挟んで摩擦するためだけに、そんな姿を撮影するためだけにまろび出されているという事実だった。

 

「えへへ、どうかな?」

 

軽く重力に引っぱられて、水の入ったビニール袋みたいな形状になったおっぱいをぶらぶらと揺らしながら、蒼崎さんは自分のおっぱいへの感想を聞いてくる。

 

「その……すごく、エロいです」

 

過去にビデオで何度も見たはずなのに、本物の蒼崎さんのおっぱいを目にしたぼくはそんな月並みの感想しか思い浮かべられなかった。

 

「そっか。ありがと♪」

 

けれど、そんなぼくの感想に嬉しそうにはにかんだ蒼崎さんは「じゃあ、いっぱいおっぱいシてあげるね♥」と言って、ムニッと自分のおっぱいを持ち上げる。と、

 

「えいっ♥」

 

「うあっ!?」

 

そのまま、パイズリをするのかなと思っていたぼくのペニスを不意討ちの快感が襲ったのだった。

 

「えへへ、乳首……挿入っちゃったね?♥」

 

そう言っていたずらっぽく笑う蒼崎さんの言葉の通り、とろんと垂れた蒼崎さんの乳首が起立したぼくのペニスの先、鈴口を割り開いてツプッと尿道を犯していたのだった。

 

「じゃあ今度は……左乳首♥」

 

チュプッと音を立てて引き抜かれる蒼崎さんの乳首はぼくのカウパー液でてらてらと艶を放っていて、ツツーッと引いた先走り液の糸がフツっと切れると同時にツプッと今度は左側の乳首が挿入された。

 

「私の乳首、童貞さんのおちんちんを輪姦レイプしちゃってるよ♥」

 

そう言って、ころころと笑う蒼崎さんの震えが伝わる様にクネクネと波打つ蒼崎さんのたれ気味おっぱい。その下品でエッチな光景に思わず射精しちゃいそうになったところで、再び蒼崎さんの乳首はぼくのペニスから引き抜かれたのだった。

 

「じゃ、挟んじゃおっかな♥」

 

そして、左右の乳首でぼくのペニスを犯し終えた蒼崎さんは、とろんとしたおっぱいをモチッと持ち上げると、ぼく(の後ろのカメラに)向けて見せ付けるように、汗ばんだ左右の乳房をパカッと開いたのだった。

 その瞬間、ねぱぁっ……とぼくのカウパー液が糸を引いて両の乳首を繋ぐチェーンの様になりながら、左右のおっぱいの中心点で結実して、ダマ(・・)になった透明な液をたらりと垂らして、その下で痛い程に起立するぼくのペニスにチロリとサインを刻み込む。そして、

 

「うぐっ!?」

 

「えへへ、食べちゃった♥」

 

たっぷりと焦らしに焦らして涎を垂らしていた蒼崎さんのおっぱいがパクリとぼくのペニスを挟み込む様にして、その軟肉の中へと呑み込んだのだった。

 

「どう?♥ 気持ちいい?♥ おっぱいまんこに食べられちゃって、おちんちん気持ちいい?♥♥」

 

汗ばんだおっぱいとペニスは互いにへばり付くように貼り付いて、そのまま僅かな隙間もなく溶け合った一つの肉塊の様にふるふると震えている。やわやわとぼくのペニスを舐(ねぶ)る様に蠕動を繰り返す蒼崎さんのおっぱいは、その言葉通りおっぱいなのにおまんこみたいに思われた。

 

「えいっ♥♥」

 

「くぁっ!?」

 

けれど、最初の一擦り……いわゆるパイズリをした瞬間、ぼくはその感触に思わず悲鳴を上げた。

 ピタリと吸い付く様に纏わり付いた蒼崎さんのおっぱいによる一ズリは互いにナメクジのようにへばり付きあったまま振り下ろされて、ぼくのペニスの余り皮を巻き込みながらベチンと地の底へと激突したのだった。

 さっきのフェラチオとも違う、情け容赦も無ければ射精感を促す快楽も無い暴力的な摩擦行為に、ぼくは思わず悲鳴と共に涙を浮かべてしまう。

 

(流石に無理だって!?)

 

咄嗟に抗議しようと蒼崎さんを見下ろしたところで、「ん〜……」と頬を僅かに膨らませて唇をモゴモゴとさせている蒼崎さんと視線がぶつかる。その表情に虚を突かれたべくの前で、蒼崎さんは「んべぇ♥」と口を開いたのだった。

 蒼崎さんの口から吐き出されたのは、ぐちゅぐちゅに泡立てられた臭い涎だった。

 先のカウパーと同じく人肌に温められた蒼崎さんの泡立ち涎に滑られて、ぼくのペニスはぷーんと生臭い生物的で生理的な臭いを立ち上らせる。

 

「んへっ♥」

 

普段の地味で物静かな学校での姿とは掛け離れた下品で汚い行為を平然とこなしながら、学校で見せるはにかみ顔を浮かべる蒼崎さんに脳みそがこんがらがりそうになるぼくをよそに、そのプレイの主だった蒼崎さんはグニッと自分のおっぱいを乱暴に引き伸ばすと、亀頭からとろりと滴り落ちそうになっていた自分の唾をゴシゴシと擦り合わせる様にして、自分のおっぱいでぼくのペニスへと纏わりつかせていくのだった。

 次第に薄く、満遍なく引き伸ばされていく蒼崎さんの唾液。それがぼくのカウパー液や二人分の脂汗と混じり合い、次第に粘性のネットリとした潤滑油へと変貌していく。

 

「あっ!? くっ!?」

 

最初の一ズリが嘘のような快楽に、ぼくはいつの間にか最初のそれとは正反対の悲鳴に身悶えていた。

 

「えへへ♥ いつでも射精(だ)していいよ♥♥ んれっ♥♥♥」

 

そんなぼくの方に顔を向けながら、いつものはにかみ顔をカメラに収めさせると、鼻が曲がりそうな性臭漂うぼくのペニスに平然と舌を這わせてからその根元をモゴリと咥え込んだのだった。

 

「でっ……!」

 

「っ!?」

 

その瞬間齎される吸引感に、溜め込んだ精液を再び引きずり出される。同時に、その勢いを殺しきれず、ブプッと鼻穴から白い精液を吹き出させる蒼崎さん。けれど、流石にプロらしく、二回目は咳き込むこともなくぼくの射精が終わるまでじっとしていると、最後の吐精を追えたのを確かめてから、ゆっくりと尿道に残った精液を唇を窄めて扱き出したのだった。

 

「んへぇ♥♥♥」

 

そして、二度三度と顔を上下させてから、ちゅぽんと吸い付いていたぼくのちんぽを解放した蒼崎さんはピンク色の舌を目一杯に伸ばして涎と混じり合ったぼくの精液を見せ付けてきたのだった。

 透明な唾液と混じり合っても、最初の射精と変わらないくらい白い精液を舌先で転がした蒼崎さんは口を閉じると、所々で口腔内に糸を引くザーメンをゆっくりと時間を掛けて、コクリ……コクリ……と飲み下したのだった。

 

「はぁ……♥♥♥ すごーい濃いの、いっぱい射精(で)たね♥ 美味しかったよ♥♥♥♥」

 

そうして、イカ臭い溜息とともに、にっこりとぼくを褒めるように両目を細める蒼崎さん。その片鼻から零れ落ちる精液が口元を伝って顎先からポタリと滴り落ちたところで、ギュッと再びぼくのペニスへと手を添えた。

 

「まだ固いまんま♥ ……まだ射精(だ)し足りないんだ♥」

 

そうしてゆったりとぼくのペニスを刺激した蒼崎さんは、この日最高の笑顔を浮かべてはにかんだ。

 

「じゃあ、いよいよ本番……いこっか♥」

 

「っ……」

 

そう言って小さく首を傾けた蒼崎さんの表情に思わず生唾を飲み込んだところで、

 

「カーット!!!」

 

今日、幾度目かの社長の号令に、ぼくは現実へと引き戻されたのだった。

 ハッと我に返ったぼくの前で、駆け寄ってきたアシスタントさん達によって、たちまち取り囲まれる蒼崎さん。そんな蒼崎さんの姿を見たことでようやく現実に戻って来たぼくは、不意にポンと置かれた誰かの手に、そっちの方をノロノロと振り向いたのだった。

 

「お疲れ様。どうだったかしら?」

 

「あ、その……」

 

いつの間にかぼくの後ろに立っていた監督さんの言葉に、反射的に二度三度とスタジオと蒼崎さんの間に視線を行き来させる。そして、バスローブに袖を通しながら、にこやかにアシスタントらしき男性と言葉を交わす蒼崎さんの横顔を見て、ぼくはようやくその感想を口にしたのだった。

 

「最高でした……本当に」

 

「そう? なら良かったわ」

 

ぼくの言葉に少し眉を持ち上げた監督さんは、けれどそれ以上は何を言うこともなく、納得した様に頷いたのだった。

 

「こっちも、かなりいい画が撮れたわ。ちんぽもそうだけど、ザーメンの色も申し分なかったし……もしかして、溜めてたのかしら?」

 

「あー……というか、部活終わりだったので」

 

「あら、運動部だったの」

 

ぼくの解答が意外だったのか、少し両目を瞬かせる。

 

「一応……卓球部ですけど」

 

「そう……何にせよ、筋トレは良いわよ。精液が濃くなるもの」

 

ぼくの所属部活に関しては特に興味もないのか、特に言及はせずに頷く監督さん。そして、ぼくの方から視線を外すと、周りで打ち合わせをしているスタッフさん達にパンパンと手を打って号令をかける。

 

「さ、それじゃあ本番前に、細々としたところを撮っちゃうわよ! みんな、準備して!」

 

監督さんの言葉に、慌ただしく動き出すスタッフさん達。そして、スタンバイを終えたのを確かめると、いつの間にかセーラー服を着直していた蒼崎さんがトテトテとぼく達の方へとやってきた。

 

「それじゃあ、今から先に今回の作品の特典映像の撮影に移るわ。一応、ボツプレイとして顔面騎乗位とか授乳手コキを予定しているわ。プレイは個別のカットだから、気を張らなくても大丈夫だけど、本番に向けた準備の意味もあるから射精(で)ちゃわないように、さくらは注意してあげてね?」

 

「はーい♥」

 

監督さんの指示に、手を上げて頷く蒼崎さん。そんな蒼崎さんに満足そうに頷いた監督さんは、ぼくを振り向くと「それじゃ、行くわよ」と軽くウインクをする。

 

「じゃあ、始めて!」

 

「はーい♥」

 

「へ? わぷっ!?」

 

監督さんの号令と同時に押し付けられたほんのりと熱を持ったすんと酸味を帯びた香りの布地に、ぼくはそれが蒼崎さんのパンツだということに気付きながら、とすり……と簡素なベッドへと蒼崎さんのおまんこで押し倒されたのだった。

 

 

 

 

     ◆

 

 

 

 

 あの後、蒼崎さんによる特典映像の撮影を終えたぼく達は、数人のスタッフさん達と共にスタジオの外へとやってきていた。目的は今回のAVの冒頭シーン、一般通過童貞をナンパするシーンの撮影のためだ。

 

「よーい……アクション!」

 

夜の公園に響く監督さんの号令に合わせて、撮影が開始される。

 

―それじゃ、さっそく童貞さん探しと行くわけですが、さくらちゃんはどんな人とシたいと考えてますか?―

 

「えー? そうですね〜、やっぱり優しそうな人で……後は気が合いそうな人が良いかな〜」

 

「……」

 

夜の公園でのんびりと語る蒼崎さんに、ぼくはつい身を固くした。いや、自意識過剰なつもりはないんだけど、これでも一応彼女とは級友のつもりな訳で……。と、つい埒もなく悶々としていると、不意にトンと背中を押された。その感触に慌ててビルの角を曲がると、ぼくは素知らぬ振りでカメラの前を歩き出す。

 

「あの人どうですかね? 見るからに童貞っぽいですし♪」

 

視界の端に映った蒼崎さんがぼくを指差したのを感じながら、ぼくは敢えて反応をせずにそのまま歩みを進める。

 

―おっと、いきなりロックオンですか。ちなみに、それはAV女優の勘ですか?ー

 

「え〜♥ そんなんじゃありませんよ〜♥♥♥」

 

からかうようなスタッフさんの言葉に、はにかみながらペシペシと手を振る蒼崎さん。そして、二三語言葉を交わしたところで、スタッフさん達が蒼崎さんを中心にして、ぼくの方へと近付いてきた。

 

「あの〜、ちょっといいですか?」

 

「はい?」

 

蒼崎さんの言葉に、足を止める。正直、普段敬語なのはぼくの方なので、少し違和感がある。

 

「つかぬことをお伺いしたいのですが……お兄さんは童貞さんですか?」

 

「えっ?」

 

ここは台本通りに驚く演技を入れる。正直、棒読みになってないか不安だったけど、カメラを止められてはいないみたいで、どうやら及第点だったらしい。

 

「その……」

 

「……」

 

「童貞……ですけど」

 

ぼくの顔を覗き込むようにしてニコニコと無邪気そうな笑顔を浮かべる蒼崎さんに、ぼくは観念して肯定を告げる。

 

「やった♪」

 

ぼくの本当にパンッと手を打つ蒼崎さん。そして、もう一度前屈みになった蒼崎さんが「じゃあ〜」といたずらっぽい笑みを浮かべ、再びぼくを覗き上げてくる。

 

「今から私とエッチしませんか?♥」

 

「えっ!?」

 

そして、向けられたセックスへの誘いに、再び驚いてから焦ったように素早く周囲を見回す。そして、「そ、それは一体……」と返事をすると、蒼崎さんが「実は今、脱童貞もののAVの撮影をしているんです♥」とはにかんだ。

 

「うえっ!?」

 

そんな蒼崎さんの言葉に驚いたリアクション。これも台本通りに進めたところで少しの間見つめ合ったぼくは、そのままおずおずと首を縦に振ったのだった。

 

―無事に一人目で童貞さんゲットですね!―

 

そんなぼく達の会話終わりに、タタタッと駆け寄ってくるスタッフさんA。その言葉に「えへへ♥ 上手く行きました♥」とはにかんだ蒼崎さんに腕を絡め取られながら「よ、よろしくお願いします」とぼくが頷いて、カットのコールが入ったのだった。

 

「うん、良かったわ。やっぱり、本物の童貞だと、こういうシーンを撮る時がスムーズよね」

 

一拍置いて弛緩したぼく達の中心に立った監督さんが、満足そうに頷いた。なんだか、大分不名誉なことを言われている気がしないでもないけど、童貞なのは事実なので何も言えず、ぼくは右腕にふかふかの蒼崎さんの胸の感触を感じながら曖昧に頷いた。

 

「じゃ、スタジオに戻って本番シーンと行きましょ。みんな気合を入れてね!」

 

「は~い♥」

 

そして、監督さんの言葉に手を挙げる蒼崎さんに引っ張られながら、ぼくは元来た道を急ぐのだった。

 

 

 

 

     ◆

 

 

 

 

 本番、つまるところのセックスに、スタジオは俄にピンと張り詰めた空気が漂っていた。

 ベッド真正面のパイプ椅子に座った監督さんは集まったスタッフさん達に細かく指示を飛ばしていくし、その指示を受けたアシスタントさん達はスタジオ内を駆けまわりながら音響さんやカメラマンさんに細かく伝言を伝えていく。

 ベッドの中心でもバスローブを着た蒼崎さんがメイクの女性スタッフさん達に髪を適度に乱されながら、台本片手に細かく演技の読み合わせをしている。

 当のぼくの方はといえば、台本には目を通すものの、基本的には蒼崎さん主導のシナリオしか書かれていないのもあって、早々に読み終えた台本の一節を繰り返し思い浮かべながら、スタジオの端っこでじっと自分の出番を待っていた。と、

 

「それじゃあ、始めようかしら!」

 

不意にスタジオ内に響いた、監督さんのよく通る声に、慌しく動き回っていたスタッフさん達がピタリと動きを止める。一拍置いて、素早く持ち場に駆け戻って行ったスタッフさん達が走り交う中でベッドの方に視線を向けると、シナリオを読み終えた蒼崎さんと不意に目が合ったのだった。

 

「「……」」

 

その突然の交錯に、ぼくと蒼崎さんは思わず固まった。これから、ぼく達はセックスをする。ぼくは童貞を捨てるために、蒼崎さんは童貞を奪うために。交際もしてなければ、好き合ってるのかも分からない。ただ、AVというお仕事のために、ぼくはAV女優をしているクラスメイトとセックスをする。

 

「……」

 

今更ながら異常な状況に思わず固い唾を呑み込んだところで、不意にベッドの前の蒼崎さんが立ち上がった。そしって、バスローブの腰ひもを解くと、合わせ目を開いてするりとベッドの中心で裸体を晒した。

 周囲を取り囲むカメラに向けて、スカーフを挟むちょっと下向きの垂れ気味なおっぱいを惜しげも無く見せ付けながら、少しはにかむようにして、ぼくを誘うように軽く両手を広げてきた。

 

「……」

 

そんな蒼崎さんの姿に、ぼくはもう一度唾を飲んだ。

 いわゆる、グラマラスな体型とまでは行かない。芸術的なスレンダーさも特には無い。ごくごく普通の、けれどそれ以上に言い知れない淫猥さを秘めた身体を晒しながらぼくをセックスに誘う蒼崎さんに、ぼく(童貞)は誘蛾灯に引き寄せられた羽虫の様に近付いて行った。そして、ベッドの上に座らされ、先のパイズリ直後と全く同じ体勢になったところで、「アクション!」の声が白い蛍光灯の垂れ下がったスタジオ内に固く反響したのだった。

 

「えへへ♥」

 

 まず、ぼくの頭上にスタンバイした正面のカメラに向けて、トレードマークのはにかむ様な笑顔を向けてから、ぼくをベッドに横たえると、長めに履いたプリーツスカートの中に両手を差し込んで、さっきの顔面騎乗位で見せた白と水色の縞々パンツをゆっくりと見せ付ける様にして引きずりおろしたのだった。そのまま片足をパンツから引き抜くと、紺色のソックスに包まれた右足に、くたっとなった縞パンをだんご状にして絡みつけたのだった。

 

「ん~♥」

 

 そして、ぼくの前で立ち上がると、パンツを抜き取ったばかりのプリーツスカートに手を伸ばすと、少し悪戯っぽい笑みを浮かべてからゆっくりとスローモーションの様に、その襞襞の薄布を持ち上げて、自分の女性器をカメラの前に晒したのだった。

 

 

それは、ごくごく普通の女性器だった。

 

おまんこ、ヴァギナ、呼び方は色々ある。

 

AV女優を初めて既に数十本、プロの男優さんから発情した犬ともセックスをした蒼崎さんのおまんこは同年代の女子高生と比べても少し黒ずんだ色をしている。

 

けれど、だからといって、特異な見た目をしているわけじゃない。

 

ストレート気味の縮れ毛に覆われたぷっくりとした下腹部の中で、僅かにぬらぬらとした愛液がへばりついて、白い蛍光灯の光をきらきらと反射した。

 

そんな、ごく普通のAV女優のおまんこをした蒼崎さんがカエルの様にしゃがみこむと……

 

 

 

 

ぼくの童貞はあっさりと奪われたのだった。

 

 

 

 

「うはぁ……」

 

 その瞬間、ぼくはついそんな声を漏らした。

 正直に言えば、AVや漫画で見たような搾り取られるという感覚じゃない。吸引力という意味じゃ前戯のフェラチオの方が凄かったし、暴力的という意味ではその後のパイズリの方が痛いほどだった。けれど、そうじゃない。そういう問題じゃない。そういうのは関係なく、セックスをしているという興奮が何よりもぼくの胸をざわつかせて、情欲を掻き立てずにはいないのだった。

 

「えへへ♥ 童貞卒業おめでとう♥♥♥」

 

ぼくの腰に手を置いたまま、クチュックチュッと細かく体を揺すってくる蒼崎さんにニッコリと微笑まれる。結合部からトロトロと溢れ出てくる愛液に浸された陰毛の奥で、ぼくのペニスは蒼崎さんの膣肉にやわやわと全体をマッサージされているみたいだった。

 

「あ、ありがとうございます」

 

思わずお礼を口にしたぼくに、もう一度「えへへ♥」とはにかんだ蒼崎さんが「射精(で)ちゃいそうになってない?」と小さく首を傾げる。

 

「な、なんとか……」

 

そんな蒼崎さんの言葉に、ぼくは息も絶え絶えになりながらも首肯する。正直、刺激自体はさっきのフェラチオやパイズリに比べたらそこまでのはずなのに、おまんこの中に潜り込んでいるというただ一点で、ぼくのペニスはすぐにでも暴発しそうになっていた。

 

「そっか。じゃあ、ゆっくり動くね♥」

 

そう言って、ゆったりとしたテンポでの抽挿を開始する蒼崎さん。その腰の動きに合わせて、結合部はクチュン……クチュン……スローペースな水音を奏で始める。ちょっと垂れ気味のおっぱいもたふん……たふん……と弾んでじっとりと淫らな踊りを開始した。

 

 

クチュン……クチュン……

 

たふん……たふん……

 

 

はにかんだような変わらない笑顔の蒼崎さんの下で、卑猥で淫猥でむしゃぶりつきたくなるような下品な肉がただただ世界に自身の交合を見せ付けるためだけの淫らな躍動を続ける。

 

「あっ……くっ……くあっ!?」

 

「えへへ♥ いつで射精(だ)していいんだよ?♥」

 

そんな蒼崎さんの腰使いに、一瞬で射精してしまいそうになるぼく。そんなぼくを見下ろしながら、くすくすとイタズラっぽく笑った蒼崎さんはクチュクチュと少し焦らす様に腰を揺らした。

 

「っ」

 

不意に外れる蒼崎さんの視線。その視線をつい追いかけたところで、ぼくはベッドの外に居たスタッフの一人が掲げる白い画用紙に気が付いた。

 

 

 

 

“暴発しないようにペース抑えて”

 

 

 

 

そこに書き込まれた端的な指示を認めた蒼崎さんは直ぐにおまんこの力を緩めると、スクワットの様に揺らしていた自身の腰のペースを明らかにスローダウンさせた。

 同時に、緩くなったおまんこの締め付けに余裕を得たぼくは、掲げられたカンニングペーパーの意味を遅ればせながらに理解する。つまり、童貞企画とはいえ、あまりにも早漏では映像の尺が足りず、作品として成り立たないということだ。だから、上で腰を振っている蒼崎さんに指示を出して、セックスのペースを緩めさせたと。

 

「……」

 

そんな事実に、ぼくは思わず内心で俯いた。つまるところ、ぼくのセックスはそのままではAVとして提供することが出来ない……有体に言えば、このスタジオ全体から“早漏”と言われているような、そんな感情に陥ってしまったのだった。

 言い訳をするなら、ぼくは単なる素人だし、数分前までは一度の経験も無い単なる童貞に過ぎなかった訳だ。

 

「あっ♥ あっ♥ あっ♥ あっ♥」

 

とはいえ、ぼくの股間の上で一本調子にカエルのポーズでぶらんぶらんと自分のおっぱいを揺らしながら、緩めたおまんこでクチュクチュと腰を落とす蒼崎さん(クラスメイト)を見上げていると、内心忸怩たるものが浮かんでくるわけで……

 

「んっ……♥」

 

少し脚が疲れたのか、一度交合を止めた蒼崎さんがぼくのペニスが挿入(はい)ったまま、今度は後ろ手に手を突いて結合部を見せ付ける様な姿勢になる。そして、とろんとした柔らか型のおっぱいがでろんと垂れさせてかっら、再び腰を動かそうとしたところで、

 

 

 

 

ぼくは下から思いっきり自分のペニスを突きあげたのだった。

 

 

 

 

直後、股間の性器の奥底から脳天までを突き抜ける様な快感に脊髄を犯されて、ビクビクビクッと痙攣する。微細な神経を掛け巡る快楽の信号に、身体という身体の筋肉がコントロールを失って、まるで性的快楽の海に溺れているかの様な有様になった。パクパクと酸素を求めて喘ぐせいで、ろくに踏ん張ることも出来ずに全身を駆け巡る快感に絶頂を迎える。

 

 

 

 

……それがぼく自身のことでなければ、ぼくのスタンドプレーは成功だったのかもしれない。

 

 

 

 

自分で行った抽挿による突然の吐精。有体に言ってしまえばわかりやすい自爆に、撮影現場は俄に騒然となり始める。予定にない男優側の交合に、当初想定していた尺が八割がたどころか半分程度しか撮れていないのだ。

 

(やらかした……)

 

つまらないプライドに突き動かされて、僅か一回の挿入で吐精を迎えてしまう早漏男。両目を丸くした蒼崎さん(AV女優)を見上げるぼくは正しくヘタレで早漏の脱童貞しただけの童貞野郎だった。

 

「す、すみま「えへへ♥ さくらのおまんこ、気持ちよかった?♥」

 

身体的以上に精神的な倦怠感に苛まれながら、柔らかいベッドの上にぐったりと身を投げ出したぼくはそれでも何とか謝罪の言葉を口にしようとしてみた。けれど、そんなぼくの謝罪をぼくの上で腰を振っていた蒼崎さんがはにかみ混じりに遮ったのだった。

 

「んっ……♥♥♥」

 

そして、ぼくとの結合部に手を添えると、ゆっくりと自分のおまんこに突き刺さっていた男根をずるりと引き抜く。赤黒く充血しながらも渾身の精液を吐き出したぼくのペニスはべたんと崩れ落ちる様にのたうって、そのままピクピクと小さな痙攣を繰り返すのだった。

 

「はぁ……♥ いっぱい射精(で)たね♥」

 

そんな、情けなくのたくったぼくのペニスの上で、ジュプッと充血した自分のおまんこに指を突っ込む蒼崎さん。そして、グチュッと音を上げながらドロドロになったおまんこを目一杯開くと、「んっ……♥♥」と軽く力んで、膣奥に吐き出されたぼくの早漏ザーメンをひり出して、ぼくの負け犬ペニスにボタボタと浴びせかけたのだった。

 これが、好き勝手に動いたぼくへの罰か……。そんなことを思って、蒼崎さんの……本気でAVに全力で打ち込むクラスメイトの目を見ることが出来なくなったぼくは、思わず顔を背けて何も無い暗がりのスタジオ端に視線を彷徨わせたのだった。

 

 

 

 

「じゃあ、次は童貞さんが動く番ね♥」

 

 

 

 

けれど、そんなぼくの耳に届いたのは、罵倒でもなければ失望でもなく、次のセックスに誘う優しい蒼崎さん(クラスメイト)の声だった。

 

「えっ? んむっ!?」

 

思わず顔を上げたぼくの前には、アップになった蒼崎さんの笑顔同時に、唇を塞いでくる柔らかな感触に今日何度目かのキスであることを理解する。

 同時に、ころんと身体を入れ替えながら、ベッドの上に横になる蒼崎さん。そうして、広げた脚を抱えると、ぼくにザーメンでドロドロになったおまんことキュッキュッと呼吸する様にすぼまるアナルを見せ付ける様に

M字になりながら「えへへ♥ さ、どうぞ♥♥♥」と再びにっこりとはにかんだのだった。

 

「……」

 

そんな露骨な蒼崎さんのアピールに、周りで固まっていたスタッフの人達が慌しく彼女の痴態をドアップで撮影する。そうして、一番下品で露骨な蒼崎さんのポーズをカメラに収めたスタッフさん達に先を促されて、

 

「失礼します……」

 

ぼくはふたたび蒼崎さん(クラスメイト)のおまんこに、自分のペニスを挿入したのだった。

 

 

 

 

「あああああああああああああああああああああああんっ!!!!!!!!!!♥♥♥♥♥♥♥♥♥」

 

 

 

 

この日最大の、何なら先に撮っていた男優さんの時よりも大きな絶叫を上げる蒼崎さん。

 ピンッと弓形になった身体の上ででろんとハの字になっていたおっぱいの先がブルブルと震える。枕上のカメラに向けて目一杯のアヘ顔を披露する蒼崎さんの上で、ぼくは自分のペニスをその根元まで蒼崎さんのおまんこへと挿入したのだった。

 

「あっ♥ んんっ♥♥ ひぐぅぅぅ!!♥♥♥♥」

 

そうして抽挿を開始したぼくの下で、唇を噛んだ蒼崎さんがブシュッと潮を吹きながら痙攣する。

 

「ああ゛あ゛んっ♥♥ あっ♥ あっ♥ はっ♥ はあんっ♥ ああんっ♥ 気持ちい♥」

 

けれど、その喘ぎ声が、痙攣が、反応が全て演技であることを他ならないぼく自身が誰よりもよく分かっていた。

 ぼくのペニスを包み込む淫肉。その圧力は今この瞬間殆ど失われて、軽く添える程度のそれしかなくなっているのだった。

 

「ひあっ♥ あっ♥ 気持ちいいいいいいい♥♥♥♥ だめぇ♥♥♥♥」

 

つまり、ぼくのペニスに突かれて乱れ狂うのは全て演技。髪を振り乱し、おっぱいを振り回し、白目を剥いて犬の様に喘ぐ姿は全部蒼崎さんの―姫崎さくら―の作品という訳だ。それは当然蒼崎さんのプロ意識というものもあるだろうけれど……それ以上に暴走の末にやらかしてしまったぼくを助けるためというのが分かった。それが分かるくらいには、蒼崎さんのことはよく分かっているつもりだった。

 

「やっ♥ あっ♥ あぁん♥ きもちっ♥ あはぁ♥ はぁ♥ んっ♥ イくっ♥ イくっ♥ ああん♥ やぁんっ♥ イッ!?♥ はぁっ……♥ あはぁんっ♥♥♥♥」

 

そうして、カメラに見せ付ける様に目いっぱいに乱れに乱れた蒼崎さんがツッと少しだけ唇を突き出してきた。

 ビクビクッと上体を仰け反らせておっぱいを震わせた蒼崎さんの意図に逆らわず、唇を重ねようとしたところで背中に回された両腕に体を固定される。同時に腰に掛かった圧迫感に、蒼崎さんが全身を使ってぼくを抱きしめていることを理解する。そうして抱きすくめられて一瞬固まったぼくの耳朶を……

 

「えへへ。がんばったね、○○くん♥」

 

いつもの教室で聞き慣れた、優しくて素朴でどこかホッとするクラスメイト(蒼崎さん)の声が優しく撫で付けたのだった。

 

「!?!?!?」

 

直後、ギュッとこの日一番の力でギュゥッと締め付けてくる蒼崎さんのおまんこ。その圧力に一瞬で負けたぼくはたちまち溜め込んだ残りの精液を吐き出してしまう。

 

「イくううううううううううううううんんんんんんんんんん!!!!!!♥♥♥♥♥」

 

同時に、白目を剥きながらウットリとした表情で渾身のアヘ顔を晒す蒼崎さん。

 

「はぁ……はぁ……」

 

「はぁ……はぁ……」

 

無限に続く様な吐精を終えて、どちらともなしにへばりつきあった身体を離すと、どこかまだ熱に浮かされた様な表情の蒼崎さんが「初めてなんて信じられないくらい、すっごい気持ちよかったよ」と淫靡な笑みを浮かべた。

 

「あとは……残ってる精液、搾り出しちゃおっか♥」

 

そう言って、もぞりと起き上がった蒼崎さんが、ベッドの上にへたり込んだぼくの股間の前でうつ伏せになると、射精したばかりのまだ敏感なペニスに手を伸ばして、二度三度と亀頭を咥えながらちゅっ……ちゅっ……とその先から最後の精液を吸い出していく。

 

「はい、おしまい♥」

 

そうして、残りの一滴までもをしゃぶり終えたところで、蒼崎さん(AV女優)はにっこりと微笑んだ。

 

 

 

 

「いっぱい射精(だ)してくれてありがと♥ また溜まったらさくらとシようね♥♥♥♥」

 

 

 

 

そうして、あどけない笑顔ではにかんだ蒼崎さんは少しだけ誇らしそうに、ぼくのちんこを握ったのだった。

 

 

 

 

     ◆

 

 

 

 

「……」

 

 予定されていた撮影シーンを全部撮り終えたぼくは、まだ半ば夢見心地の上体で、アフターインタビューを受けている蒼崎さんのことを眺めていた。

 

「お疲れ様。どうだったかしら?」

 

「あ、えっと……」

 

いつの間にかやってきていた監督さんが、パイプイスの上で呆然としているぼくの肩を叩いて、今日の感想を聞いてくる。

 

―イけましたか?―

 

「あはは……その、まあ童貞さんなので……」

 

「……」

 

その瞬間聞こえてきたインタビュアーさんの質問と、蒼崎さんの嘘偽りの無い本音にダメージを受ける。いや、まあ当然なんだけどさ。

 少し広いバスローブの袖を振りながら「あ、でも気持ちよかったのは本当ですよ!」という蒼崎さんのフォローも、正直申し訳なさと情けなさで消えてしまいたくなった。

 

「仕方ないわ。さくらは今うちが推しに推している名器だし、本人もセックスにとても積極的ですもの」

 

そんな監督さんからの気遣いにも申し訳なくなりながら、ぼくは今日最大の不調法についての謝罪をする。

 

「あの、今日は本当にすみませんでした」

 

「そうね。監督として色々と言いたいことはあるけれど……その辺は全部さくらに言いなさい」

 

そう言って、監督さんは軽く肩を竦めながら、バスローブ姿でカメラに手を振る蒼崎さんに視線を向ける。

 

「あの子はこれからもっと大きくなる……その芸の肥やしになったのであれば、まあ悪くはなかったわ」

 

そして、ふぅと溜息を漏らした監督さんはスッとぼくの前に立つと、綺麗な一礼をした。

 

「今日のことはありがとう。突然の代役だったし、大変だったでしょう。監督として、お礼を言わせてもらうわ」

 

「あ、えっと」

 

言いよどむぼく。けれど、監督さんはそれ以上の返事を待つことなく踵を返す。

 タイトスカートに包まれた分厚いヒップに目を引かれるぼくに気付いているのかいないのか、ムチッムチッと歩き去った先で、今日の撮影終了が告げられたのだった。

 

 

 

 

     ◆

 

 

 

 

「ん~……おなか一杯。やっぱり、撮影後のごはんは最高だよね♪」

 

 あの後、解散したスタッフさん達に見送られながら家路についたぼく達は、蒼崎さんの宣言通り帰り道のサ○ゼで少し遅めの夕食を取ったのだった。

 隣を歩く蒼崎さんはいつになく幸せそうで、屈託なく自分のおなかをさすっている。

 

(あの中に、ぼくや男優の人達の精液が……)

 

「○○くん?」

 

「へ? うわっ!?」

 

と、そんなことで煩悶していたせいか、ぼくはいつの間にか不思議そうにぼくのことを見上げてくる蒼崎さんに気付かないでしまっていたのだった。思わず飛び退いたぼくに、蒼崎さんは「だ、大丈夫?」と心配そうにしてくるけれど、そんな蒼崎さんの姿にぼくはまたドキンと心臓を跳ねさせてしまったのだった。

 

「だ、大丈夫です。なんでもありません」

 

そう言って、近寄ってくる蒼崎さんを押しとどめるけれど、なおも心配そうな蒼崎さんは「そう?」と眉をハの字にしながら小首を傾げたのだった。

 

「もしかして、まだ射精(だ)し足りなかったりしたのかなって思ったんだけど……」

 

「な、なんでそんな」

 

「だって、まだテント作ってるし……」

 

「うぇ? おわっちゃちゃちゃ!?!?」

 

蒼崎さんの指摘に股間を見下ろすと、その言葉の通り確かに学生服のジッパー部分がまあ、うん……。

 

「もし、足りないならさ、延長戦……する?」

 

「ええっ!?」

 

けれど、何とか自重しようとしたぼくの努力は続けられた蒼崎さんの言葉に、改めて粉砕されたのだった。

 

「ほら、丁度ラブホテルの前だしさ」

 

「!!!」

 

そう言って蒼崎さんが指差したのはピンク色にライトアップされた西洋風のお城みたいな建物。まあ、要するに近所のラブホテルで、

 

「○○くんがシたいなら、私は良いよ?」

 

どうしてこんな露骨な場所でとわたついているぼくの前で、少しはにかむように、蒼崎さんはそう言ったのだった。

 

 

 

 

     ◆

 

 

 

 

「……」

 

 ピンク色のダブルベッドに座りながら、ぼくは緊張のせいか固い唾を呑み込んだ。

 AVの撮影という今日の童貞卒業に比べれば、ごくごく普通の性交をしようとしているはずなのに、ぼくは極度の緊張状態に陥っていた。

 サァァァッと流れるシャワーの音が不意に止んで軽い衣擦れの音がすると、カチャリと部屋のドアが開いてバスローブ姿の蒼崎さんが髪の水気を拭いながらベッドルームへと入って来たのだった。

 

「「……」」

 

そして、ぼくの隣にポスッと蒼崎さんが腰を下ろすと、ぼく達の間にはいつにない沈黙が広がった。

 

 

ごくごく普通のクラスメイト

 

普段の学校の席の様に隣りあって

 

一緒にジッと前を向く

 

 

けれど、ぼく達は直前までセックスをしていた。それも恋とか愛とかそういうのじゃなくて、世間に販売しておかずにするための人に見せるためのセックスを。

 そして今から、またセックスをする。そのセックスの理由が、今のぼくにはよく分からなくなっていた。

 

「「あっ……」」

 

そのまま黙っていたぼくは、これじゃあ埒が明かないと思って口を開いた。けれど、それは蒼崎さんの方もおなじだったみたいで、ぼく達は同時に声を上げてしまったのだった。

 

「あ、す、すみません」

 

「う、ううん。私の方こそごめん」

 

そうして、バッティングをしてしまったぼく達は互いに謝罪を交わしながら、同時に再び口を噤んでしまう。けれど、これじゃあまた振り出しな訳で……、

 

「○○くんはさ……」

 

どうしたものかと悶々としていると先に口を開いた蒼崎さんが覗き上げる様に、となりからぼくに流し目を向けてくる。

 

「は、はい。なんでしょうか?」

 

「バスローブ……好きだよね?」

 

そんな蒼崎さんの指摘に、ぼくはつい「あー……」と唸った。

 

「セーラ服より食い入るような目で見てたし」

 

「まあ……そうですね」

 

蒼崎さんの指摘に少し考えてみるけれど、ある意味図星だったことに気付いてぼくは素直に頷いた。

 

「バスローブではだけた格好でシたい?」

 

そう言って、気を向けてくれた蒼崎さんの言葉に、ぼくは「ありがとうございます」と頭を下げた。

 

「けど、バスローブそのものが好きっていうのとはちょっと違うんです」

 

「あれ? そうなんだ?」

 

そして続けたぼくの言葉に、蒼崎さんは少し意外そうに両目を丸くしたのだった。

 

「はい」

 

ぼくは首肯すると、不思議そうにする蒼崎さんにぼくの性癖を告白していった。……まあ、今更包み隠すような間柄でもないし、いまからすることを考えたら正直に開示してしまう方が無難だろう。

 

「なんていうか、バスローブを着ている蒼崎さんはAVの撮影をする直前や、休憩中や直後っていうことじゃないですか」

 

「うん……あ、そっか」

 

ぼくの言葉に頷いた蒼崎さんが、ぼくの意図するところを理解したのかポンッと手を打つ。

 

「はい。ぼくは蒼崎さんのバスローブ姿そのものに興奮していたというより、バスローブ姿の蒼崎さんがこれから撮影のためのセックスをする、或いはした直後という状況にこう……はい」

 

最後は尻すぼみになりながら、自分の性癖を赤裸々に開示したぼくは我がことながらに難儀過ぎるだろと内心で突っ込まずにはいられなかった。

 

「えへへ♥ そっか♥」

 

けれど、そんなぼくの言葉を聞いた蒼崎さんは嬉しそうにはにかむと、「じゃあ、早速シよっか♥」と言いながらシュルリとローブの帯を引っ張る。そうして、しっとりとした蒼崎さんの肌を滑り落ちたバスローブがファサリと安いリネンの床に零れ落ちると、「んしょっ♥」とベッドに乗った蒼崎さんが固く直立したぼくのペニスを躊躇なく自分のヴァギナにズプリと沈めたのだった。

 

「んっ……♥」

 

 相変わらず慣れた腰つきでスムーズにぼくのペニスを呑み込んだ蒼崎さんは撮影の時みたいな大袈裟なものとは違う、少しむずがる様な表情で顔を顰めた。そして、軽く腰の位置を調節すると、撮影の時に見せていたピストン式の抽挿とは違う、前後にグラインドさせるようにして性交を始めたのだった。

 相変わらず、やわやわとマッサージする様に包み込んでくる蒼崎さんの性器。けれど、さっきの撮影の時みたいな荒っぽい感触ではなくてぼくのペニスのエラ(・・)を繰り返しどこかに擦り付けるような、そんな調子のセックスだった。

 蒼崎さんが腰をグラインドさせる都度にフッと無重力下に置かれて宙を舞った後、たぽんっと胸の上で弾むちょっと垂れ気味のおっぱい。さっきのセックスではただ目の前で上下に揺さぶられるだけだったのに、今の前後のセックスではまるでぼくを徴発するかの様に顎先を掠めてから逃げる様に蒼崎さんの身体へと戻っていってしまう。

 

「○○くん、もしかしておっぱい吸いたいの?」

 

そんな蒼崎さんのおっぱいの躍動に目を奪われて思わず生唾を呑み込んだぼくの視線に気付いたのか、蒼崎さんは自分の胸元でぶらぶらと揺れるおっぱいを持ち上げると、ぷるぷると見せ付ける様にぷっくりと膨らんだ乳輪をぼくの方へと向けてくる。

 

「え、えっと」

 

「○○くんが吸いたいならいいよ♪ 私のおっぱい、いっぱい吸って?」

 

そう言って、パッと両手を離すと、だぽんっと落ちたおっぱいを見せ付ける様に両手を後頭部にあててぶらぶらぶらっと上体を揺する蒼崎さん。

 

「!!!」

 

そんな蒼崎さんの誘惑に誘われたぼくはぶらんぶらんと下品に揺れる蒼崎さんのおっぱいを鷲掴みにすると殆ど無我夢中でその先っちょにむしゃぶりついていた。

 別に特別な味はしない。なんなら単なる肌の味で、自分の皮膚とそう違わない……そのはずなのに、それが蒼崎さんのものというだけで、ぼくは一心不乱に彼女の乳首を音を立てて吸い、コリッコリの乳首を舌で嬲り、反対の手でもう一つのおっぱいも鷲掴みに搾り上げたのだった。

 

「も~、伸びちゃうよ~♥」

 

そんなぼくの姿を見ながら、蒼崎さんはくすくすと楽しそうに笑みを浮かべる。けれど、ぼくの吸乳を止める

ことはせずに再び半分仰向けの様な姿勢になると、自分のおっぱいが伸びるのも気にしないで、再び腰のグラインドを開始した。

 

「んっ♥」

 

「え?」

 

そうして少しの間腰をグラインドさせていた蒼崎さんが、不意に小さく俯いてふるふると肩を震わせた。それだけなら単なる小さな律動でしかなかったはずなのに、殆ど同時にぼくのペニスに絡みついていた膣肉がキュッと締って、まるで精液を搾り取るかの様な蠕動をしたのだった。

 あまりに唐突な反応に驚いていると、ぼくの上で軽く仰け反りながらフルフルと震えていた蒼崎さんがゆっくりと視線を戻してから「えへへ♥ イッちゃった♥」とはにかんだのだった。

 

「え? え?」

 

「実は、今のが私の一番気持ちいいところだったんだよ」

 

突然のことに混乱していると、うっすらと目尻に涙を浮かべた蒼崎さんが悪戯っぽく片目を瞑った。

 

「気持ちいい……ところ」

 

「うん♥」

 

ペロリと舌を出して笑う蒼崎さんの言葉をおうむ返しにすると、コクリと頷いた蒼崎さんが軽く身動ぎをしてから、またすぐにフルリと痙攣をしてみせた。

 

「実は、私って結構感じやすくて、ここを擦られちゃうとすぐにイッちゃうんだ」

 

「えぇ……」

 

マジで?

 さっきの撮影中、あんな激しい抽挿を平然と繰り返していた蒼崎さんがこんな簡単なことでイッちゃうなんて……

 

「あ、信じられないなら、ちょっと○○くんが動いてみる?」

 

思わずまじまじと見つめ返していたら、視線に気付いてペタンとぼくのペニスに腰を落ち着ける様に動きを止めた蒼崎さんを見て、ぼくは迷いながらもさっきまで蒼崎さんが自分のヴァギナの中でぼくのペニスを擦り付けていた部分に向けて自分のちんこを押し出してみたのだった。

 

「んっ♥ んんっ♥ んっ♥」

 

AVの撮影の時には見られなかった、小さく幽かな反応。けれど、そんな蒼崎さんの押し殺した声とは裏腹に、抽挿の都度にキュッ、キュッと締め上げてくるヴァギナ。そうして数度そうすると、

 

「んんっ♥♥♥♥」

 

蒼崎さんがビクビクッと身を震わせたのと同時に、再びヴァギナの膣壁がギュッと狭まってプシュッと小さく潮が噴き出たのだった。

 

「えへへ♥」

 

どう?言ったとおりでしょ?そんな言葉が聞こえて来そうな表情で、誇らしげに未だ絶頂止まない自身の身体を見せびらかす蒼崎さん。そのおまんこが締まる都度にふるふると膨らんだパフィーニップルが揺れて、サラサラと流れ出る潮は栓を失ったかのように垂れ流しのままだった。

 

「あ、蒼崎さん!」

 

そんなクラスメイトで、隣の席で、AV女優で、友達で、何よりぼくが自分の力でイかせた彼女に、ぼくは殆ど本能的に躍りかかっていた。

 

「きゃっ♥」

 

けれど、そんなぼくの不調法を蒼崎さんは怒ることもなく嬉しそうに受け入れると、そのままぽすりと柔らかなベッドの上に身を投げ出した。

 

「んっ♥」

 

押し倒した表紙にずるりと抜け落ちたペニスを急いで再び蒼崎さんのおまんこに差し込むと、とろんと垂れたおっぱいを持ち上げて、その乳首にコリコリと歯を立てながら、腰を突きあげる様にして蒼崎さんの気持ちいいところを刺激していく。

 

「んっ♥ んっ♥ んっ♥ んっ♥♥♥」

 

まだイったばかりで敏感だった蒼崎さんはものの数度の交合で簡単に絶頂を迎える。そうして、快楽に溺れてくぐもった声を漏らすクラスメイトを力任せにうつ伏せにひっくり返してから片足を持ち上げて、今日の最初にあのでっぷりとした汚らしいAV男優のおじさんがしていたように、マーキングをする野犬の様になった蒼崎さんのおまんこを犯していく。

 

「んっ♥♥♥♥」

 

当然の様にすぐにイッてしまう蒼崎さん。けれど、そんな蒼崎さんの股間から噴き出たのは、今日何度かお漏らししていた潮ではなくて、ほんのりとアンモニア臭の漂う生暖かいおしっこなのだった。

 

「えっ?」

 

そんなイレギュラーな反応に思わず腰を止めると、不意にぐらりと揺らいだ蒼崎さんは壊れたスプリンクラーの様におしっこを撒き散らしたまま、ぼすりとベッドの上に崩れ落ちたのだった。

 

「……」

 

慌てて覗き込んだ蒼崎さんの顔は演技抜きの白目を剥いていて。繰り返される絶頂に完全にノビているのが分かったのだった。

 

「やっちゃった……」

 

大切なクラスメイトが自分のセックスで感じているのが楽しくて、相手の身体をおもちゃにした結果がそこにはあったのだった。

 

 

 

 

     ◆

 

 

 

「んっ……」

 

「あっ! 蒼崎さん!」

 

 気絶していた蒼崎さんが目を覚ましたのは、それから十分後のことだった。一先ず身体を拭いてから風邪を引かないようにはしていたものの、これで目を覚まさなかったらなんて怖い想像が脳裏を過ったりもした。それもあって、ゆっくりとではあるものの、再び目を開いた蒼崎さんに安堵していると、当の蒼崎さんは一瞬ここがどこだか忘れてしまったかの様にきょろきょろと辺りを見回すと、ようやく事態が呑み込めたのか。ポンッと手を打ってぼくの方を向き直ったのだった。

 

「ほんっとうにすみません! 調子に乗りました!!」

 

「ええ???」

 

 そんな蒼崎さんの前で全力の土下座をすると、ぼくの土下座を向けられた蒼崎さんは困惑したような声を上げた。

 

「蒼崎さんが自分の身体のことを教えてくれたのに、それを仇で返すような真似をして!」

 

「あ、それ? 別に気にしなくても大丈夫だよ? だって、私も気持ちよかったし」

 

「でも……」

 

寛大すぎる蒼崎さんの裁定に感謝しつつも申し訳なさが先立って恐る恐る顔を上げると、「もう……」と軽く頬を膨らませた蒼崎さんがベッドの上で両足を広げると、「そんなに気にしているなら、早く挿入(い)れて♥」とドロドロになった自分のおまんこを割り開いて追加のセックスをねだって来たのだった。

 

「……失礼します」

 

一瞬迷ったものの、早く早くと言わんばかりにぼくを待つ蒼崎さんに、ぼくはいつの間にかギンギンになっていた節操のない分身ごとグイッと自分の腰をじゅくじゅくと熟んだ彼女のおまんこに押し込んだのだった。

 

「んっ♥」

 

ジュププッと泡を噴き出しながら挿入を終えると、甘く溜息を漏らす蒼崎さん。そんな蒼崎さんに「いっぱい気持ちよくしますので」と告げると、フッと開いた蒼崎さんの両目と視線が重なった。

 

「えっと……」

 

じーっと何かを観察する様な蒼崎さんの視線に首を傾げていると、不意に口を開いた蒼崎さんが「もしかしてだけど……」と小首を傾げたのだった。

 

 

 

「○○くんって……私のこと、好きなの?」

 

「うぇっ!?」

 

 

 

そうして出てきた蒼崎さんの言葉に、ぼくは何故か射貫かれたように狼狽してしまったのだった。

 

「え? ……な、なぜ?」

 

「んーなんていうか……」

 

それでも何とか捻りだした無様なおうむ返しに、少し首を傾げた蒼崎さんは「あっ」と何かに気が付いたように手を打った。

 

「なんていうか、○○くんのセックスって私に種付けをしようとしているような……赤ちゃんを産ませようとしているような、そんな感じがしたんだ。だから、私もいつもより感じちゃった」

 

「!!」

 

そんな、蒼崎さんの言葉に、ぼくの胸は再びドキンッと跳ねた。当の蒼崎さんは「セックス自体は男優さんの方が気持ちいんだけどね~」とのんきに笑っている。けれど、ぼくの脳裏からは彼女の指摘が離れずにリフレインしたのだった。それも仕方ない。だって、その言葉は……明らかに図星だったから。

 

 

 

 

 

「……かも、しれません」

 

 

 

 

やがて、出した結論は、酷く曖昧な肯定の言葉だった。

 

「え?」

 

ぼくのペニスが挿入(はい)ったまま、「んーでもなー」と考え事をしていた蒼崎さんはいささか唐突だった感のあるぼくの言葉に、きょとんと見開いた両目を瞬かせたのだった。

 

「えっと?」

 

「たぶん、いえ、間違いなく、ぼくは蒼崎さんが好きなんです」

 

「それは童貞を奪ったAV女優の姫崎さくらとして?」

 

「いえ」

 

「じゃあ、隣の席のクラスメイト、蒼崎美姫として?」

 

「それも、多分ノーです」

 

続けざまに向けられる蒼崎さんの言葉に、ぼくは一つ一つ答えを返しながら、次第に自分の中のもやもやとした感情が形になっていくのが分かった。

 

「ぼくは蒼崎さんのことが好きです。姫崎さくらとして日夜頑張って色んなAVに出演する、隣の席のクラスメイトの蒼崎美姫さんが好きなんです」

 

そう口にしたことで、ぼくは自分の感情がすっきりとあるべきところに収まったのを感じた。そうだ、ぼくはAV女優をしている隣の席の蒼崎さんが大好きなのだ。クラスメイトだけでも、AV女優だけでもなくて、その両方で頑張る蒼崎さんが好きなのだ。だから、蒼崎さんがAVに出演していることを素直に受け入れられているし、同時にセックスの誘いを貰えればほいほいと首を縦に振る訳で。

 

「ふーん……」

 

そんなぼくを奇妙な目でまじまじと見上げた蒼崎さん。

 

「なら、○○くんと付き合ってもいいよ?」

 

「ええっ!?」

 

そして出てきた次の言葉に、ぼくは仰天のあまり思わず変な声を上げてしまった。

 

「なんで、○○くんがびっくりしているの?」

 

「あ、いや、その。正直予想外に過ぎたと言いますか……」

 

大分、節操のない返事をした自覚があるだけに、OKの返事が来るのは予想外だった。

 

「それを言うなら、AV女優をしながら普通に誰かと付き合おうとしている私も同じだよ?」

 

「それはそうかもしれませんが……」

 

小首を傾げる蒼崎さんの指摘に頷きながらも、やや釈然としないものを覚える。いや、これは一応告白成就……なのかな?

 

「けど、一つだけ条件があるの」

 

煩悶しているぼくに、ちんぽが挿入(はい)ったままの蒼崎さんがぼくを見上げながら人差し指を立てる。

 

「条件……ですか?」

 

「うん、条件」

 

反芻するぼくに、蒼崎さんはコクリと小さく頷いた。

 

「あのね、付き合った後も、私がAV女優を続けるのを許してほしいの」

 

「え? あー……」

 

蒼崎さんの言う条件は意外といえば意外で、けれど蒼崎さんと姫崎さくらさんの両方が好きなぼくにとっては特に問題も無い条件だった。ただ、そんな条件を提示する蒼崎さんの心の内は聞いてみたい気がした。

 

「えっとね……私、監督みたいな素敵なAV女優になりたいの」

 

「監督……」

 

「そう、史上最高のAV女王、潮ナツメ監督」

 

「あっ……」

 

蒼崎さんのその言葉に、ぼくは今日の既視感の理由に思い至った。普段はコスプレや下着、そして全裸だから気付かなかったけれど、あのバリキャリ風の監督さんは他でもない、ぼく達日本人男性のみならず海外でも多くの男がお世話になった日本史上最高格の伝説のAV女優、潮ナツメその人に間違いないのだった。

 

「まさか、あの監督さんが潮ナツメだったなんて……」

 

「初めて見るとびっくりだよね」

 

思わず呟いたぼくを見上げながら、蒼崎さんが軽く微笑を浮かべる。

 

「私さ、AV女優になる前までは自分の人生っていうものが何の起伏も無い平坦なものだと思ってたの」

 

そう言って、ぽつりぽつりと語り出した蒼崎さんの言葉に、ぼくはじっと耳を傾ける。

 

「成績も悪くはないけど凄く良くもないし、運動だって同じか少し下くらいで、多分普通に高校を卒業して、普通に大学に行って普通に就職して……けれど、その間にドラマチックなことは何も無い。そんな誰の目にもつまらないのが自分だと思ってたの」

 

そうして続く蒼崎さんの独白は、或いは高校での彼女しか知らない人からしたらほぼ同意を得られるものだったのかもしれない。地味目なクラスの女子生徒。そんな共通認識がAVに出演していないときの彼女の姿と言っても差し支えなかった。

 

「変わらない毎日にあーあ……って思っていた私が監督に出会ったのは、丁度参考書を買うために裏の本屋に行った時だったの」

 

「あの本屋か……」

 

ぼくが通っている本屋が蒼崎さんの人生の転機だったらしい。

 

「参考書を見付けてレジに向かおうとしたところで、棚から出ていたAVを落としちゃって」

 

「それが監督さんの?」

 

「うん」

 

コクリと頷いた蒼崎さんは少し苦笑のようなものを浮かべた。

 

「普段、エッチな動画なんて見ないのに、パッケージを見た瞬間に目が離せなくなったの。単に裸なだけの女の人のはずなのに、その身体に凄い興奮しちゃって」

 

そう言った蒼崎さんは、当時のことを思い出したのかおまんこを締めながら「んっ♥」と小さく身動ぎした。

 

「そして、初めて見たAVは……衝撃的だったんだ。なんて言うか、エロいとかそういう言葉じゃ言い尽くせなくて、私はその日一日狂ったようにオナニーをしてたんだ」

 

「おおう……」

 

いくら女の子とはいえ、一日がかりのオナニー。確かにそれは人生が変わるわ。

 

「そしてオナニーから気絶して目を覚ました時、私はこう(・・)なりたいと思ったんだ。監督みたいに、見る人を一瞬で虜にして世界の中心に立つみたいな……」

 

「……」

 

そう言って、ツッとどこか挑む様なそんな目をした蒼崎さんの独白は終わった。

 彼女の言葉はそれこそよくあるモラトリアムの一片なのかもしれない。或いは、そんな理由でAV女優になったのかなんてご両親は嘆かれたりするかもしれない。けど……

 

「ぼくは蒼崎さんも姫崎さくらさんも両方大好きですから」

 

「そっか……」

 

それなら、クラスメイトの蒼崎さんとAV女優の蒼崎さんの両方を好きなぼくは、ある意味でおあつらえ向きの相手な気がしないでもなかった。

 

「という訳でどうでしょうか? 蒼ざ「美姫」え?」

 

「美姫だよ○○くん。彼女なんだから、名前で呼び合おうよ」

 

「それはOKということで良いんでしょうか?」

 

「最初に条件言ったでしょ?」

 

そう言って、悪戯っぽくウインクをする蒼崎さん改め美姫さん。

 

「それで、○○くんの方はどうなのかな?」

 

「そうですね……」

 

悪戯っぽく小首を傾げた美姫さん。そんな美姫さんに、ぼくは少し考えてから、腰を突き出した。

 

「あっ♥」

 

「これが答え……ですっ!」

 

その瞬間、小さな絶頂を迎えた彼女のおまんこに、ぼくはぐつぐつと煮えたぎったザーメンを残らず吐き出したのだった。

 

 

 

 

     ◆

 

 

 

 

―数年後―

 

 とあるビルの一角で、そのイベントは佳境を迎えようとしていた。

 部屋に居るのは無数の全裸となった男性。そして、部屋の中には『祝!姫崎さくら日本制圧1億回ダウンロードまんこ!!』の垂れ幕。

 

「んっ♥ んぐっ♥♥♥ んぐっ♥♥♥♥」

 

そんな部屋の中心では、デビュー時より少し成長して、だんだんトレードマークだったセーラー服がいやらしい意味でコスプレっぽくなってきたTOPAV女優姫崎さくらの姿があった。

 今日はそんな横断幕の通り、1億回ダウンロードを突破した姫崎さくらのファン感を兼ねたファンクラブ会員の中でも当選者限定の輪姦パーティーが開かれていたのだった。

 部屋の中心にいるさくらは学校机に横たえられ、差し出されたペニスを両手で握りながらゴッゴッと遠慮なく喉奥を抉ってくるイラマチオを容易く呑み込んで、乳首にしゃぶりついてくるファンの舌の感触を楽しみながら機を見ては膣を締めて適度に興奮したファン達を捌いていく。

 

「んっ♥」

 

そうして、次のペニスを待っていたさくらは不意に自身のおまんこを抉ったペニスの感触に見悶えた。

 今日一日の輪姦では一度も感じたことが無いような快楽に視線を向けると、そこにいたのは案の定というべきか、AV女優姫崎さくらとしても女子大生蒼崎美姫としても、影日向に自分を支えてくれる最愛のパートナーだった。

 

 

 

 

「最高にエロいです。さくら(・・・)さん」

 

「えへへ♥」

 

 

 

 

相変わらずTPOを重視した恋人の言葉にはにかみながら、姫崎さくらは“白濁笑顔のプリンセス”と称されたはにかむような笑顔を浮かべたのだった。

 

 

 

 

 




新人AV女優 姫崎さくら    20××年×月×日


今日は人生初の脱童貞企画で、お相手はまさかのリアルクラスメイト。
普段から仲良くしている子だから、素敵な初エッチになる様にいっぱい搾ってあげました♥

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