そんな中、遠い王国から一人の王子が亡命してくる。女王は、王子がその血筋と権威を持っていることに注目し、彼を自らの婿として迎えることを考える。王子の美貌と魅力に惹かれ、彼が持つ力を自国の利益に利用することを狙う女王。しかし、王子は自分の立場に困惑し、女王の策略に戸惑うが、深い思惑とその強さに引かれていく。
### 戦勝祝いの宴とテラン王の問い
「女の最大の快楽は何だ?」
頭目であるテラン王の声に、一同が考え込む。
今日は、北の国が隣国・絽国に勝利した戦勝祝いだ。活躍した戦士や一族が集まり、酒を飲み、歌を歌い、踊っている。その中で、テラン王が皆に問いかけた。
「夫と子供と暮らし、食事して寝ることです」
真面目そうな将軍が答える。
「ははは、あたしは豪華な服と綺麗な宝石を身につけることよ」
ガサツな将軍が笑いながら返す。
「違う」
テラン王が一蹴した。
「女の最大の快楽は、敵を駆逐し、物を奪い、妻や母が泣き叫ぶ前でその男を犯すことだ」
草原の歴史上最大の英雄、テラン王。この信念のもと、彼女は国を侵略し始めた。
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### 北の国の草原と女兵の力
北の国は、草原に広がる小さな国だった。そこでは女が強い。
名物は「草原鴨」と呼ばれる黒い鴨で、特に女たちに好まれる。男は苦手とする者が多いが、女たちにとっては主食であり好物だ。鴨は油が多く、筋肉が柔らかく、焼いても煮ても美味しい万能食材である。骨まで味が染みており、スープにしてもそのまま食べても絶品だ。この鴨が、どうやら女たちの運動能力を高めているらしく、周辺国の男兵を次々と駆逐してきた。
歴史書にはこう記されている。
「草原の女兵は目が良く、弓の名手が多い。騎乗能力に優れ、男兵より軽いため機動力も高い。」
唯一の弱点は、非常に好戦的で団結力が乏しいことだ。親兄弟、親戚、恋人同士で争い、血なまぐさい戦闘を繰り返してきた歴史がある。だが、それは過去の話。現在の国王、テラン王の登場で変わった。
勇敢で精強な女兵の中でも抜きん出た武勇と統率力を誇るテラン王は、部族をまとめ上げた。彼女は周辺国を次々に侵略し、領土を拡大。降伏した国々は北の国に貢物を差し出した。
草原には動物の毛皮や人参くらいしか産物がないため、貢物の多くは奴隷だった。
草原の女兵は、美少年たちを奴隷とした。彼らには美しい衣装が着せられ、楽器の演奏を教えられた。そして、女兵たちは騎馬民族らしく馬に乗りながら彼らに演奏させ、大陸中から集めた美少年たちの音色に合わせて踊った。その姿は、天上の楽師が奏でる音楽に合わせて踊る天使のように美しく可憐だった。
夜が訪れると、一同は裸となり宴に参加した。宴の中心では男女が混じり合い、乱交が繰り広げられた。男たちは女たちの性器を舐め、跨がり、腰を振った。女同士で交わることもあり、女たちは男を犯し、屈服させた。
テラン王の宴とは、このように淫らなものだった。
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### 草原に現れた少年
ある日、草原に一人の少年が訪れた。
草原を渡るには多くの食料と水が必要だが、彼は身一つで、痩せ細っていた。
草原の民は早速彼を奴隷にしようと捕らえたが、その衣装に驚いた。赤い絹に色鮮やかな刺繍が施された豪華なものだ。少年の顔立ちも整い、髪も美しい。
「この者は単なる流民ではない」
そう考えた民は、彼をテラン王のもとへ連れて行った。
「ほう、これは良い男ではないか」
テラン王が言った。
「この者を手当てしてやれ」
少年は傷だらけだったが、丁寧に治療され、食事を与えられた。元気を取り戻した少年は、テラン王の尋問を受けた。
「お前は誰だ?」
「ヤシ……」
「ふむ、ヤシか。何故ここに来た?」
「……」
「何も言わないのか。よし……」
テラン王は侍従に命じ、水を持ってくるよう指示した。そしてヤシを拘束し、無理やり飲ませた。
飲み終えると、ヤシの体が熱くなった。
「どうだ。草原に伝わる秘伝の水だ。これを飲むと、男も女も発情する」
「この……女胡め!」
ヤシが声を上げた。「女胡」は南の農耕民族が狩猟民族を侮蔑する言葉だ。南の母親たちは子に「悪いことをしたら女胡が来るぞ」と言い聞かせる。
「ふん、やはり南から来たか」
テラン王はヤシの服を脱がせた。鍛えられたテランに敵うはずもなく、ヤシはあっさり裸にされた。
「ほう、綺麗な肌だな。女のような顔だ。可愛い顔をしている」
テランが言う。
「だが、ここは男だ」
ヤシの陰茎を見て、指で弾いた。
「くっ……」
「可愛がってやるよ」
テランは足でヤシの陰茎を踏みつけた。
「ああああっ!!」
「どうだい。気持ちいいかい、この変態野郎が」
「ぐわぁぁー!!!」
「どうした。感じてるじゃないか」
「こ、殺せぇー!! 貴様を殺してやる!」
「ふん、元気だな」
テランはさらに強く踏みつけ、ヤシは耐えた。それを見て面白がったテランは、さらに強く蹴った。痛みでヤシの陰茎が大きくなった。テランは乱暴に踏み続け、やがて足を離した。
ヤシは息を荒げていた。テランはニヤリと笑い、香油を取り出してヤシの肛門と陰嚢に塗り込んだ。
「うぐぅ……」
「さぁ、イカしてやろう」
テランは尿道に親指を入れた。
「ああー!!!」
「どうだ。気持ち良いだろう」
「止めろぉ! 殺すなら早く殺してくれ!」
「駄目だよ。あたしの奴隷になってもらわないとね」
テランはヤシの陰茎を掴み、上下にしごき始めた。
「ああん……ん……ハァン……」
「はは、もうイキそうだねぇ」
「くそぉ……」
「イケよ」
「あっっっつ!」
ヤシは体を大きく痙攣させ、陰茎が膨らみ、噴火のように精液を吐き出した。大量の精液が溢れ、部屋に淫靡な臭いが立ち込めた。
テランは満足げに笑い、ヤシの精液を手で舐めた。
「濃いねぇ。溜まってたようだ」
「くっ……」
「また可愛がってやろう」
それからヤシは毎日のようにテラン王に呼ばれ、精液を絞り取られた。日に何度も、出なくなるまで精力剤を与えられ、限界まで責められた。
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### テラン王の秘密
テラン王は処女である。男を閨に呼ぶが、体を遊ぶだけで自身の体を許したことはない。この事実は、侍従のアリしか知らない。
アリとテランは幼馴染で、実の姉妹のように仲が良い。そのため、テラン王の身の回りの世話は全てアリが担っている。アリもまた美しい容姿で胸が大きく魅力的だが、男を寄せ付けない。彼女も処女だったからだ。
「女にとって性交は子を産むためのものだ。多くの戦士は交わった男なら誰でもいいと言うだろう。だが、私は違う。最愛の男の子供しか欲しくない。愛する男以外とは絶対に交わりたくない」
これがテランの信念だった。
この思想はアリだけの秘密だ。もし処女だとバレれば反乱が起きかねない。そのため、閨に呼んだ男は気を失うほどの性技で翻弄し、気絶させてきた。だから今まで誰にも知られなかった。
「アリ、あの男をどう思う?」
「あのヤシとかいう男ですか?」
アリが尋ねる。
「ああ、そうだ」
「精錬された佇まい、端正な顔、鍛えた体……言葉遣いも含め、単なる平民ではなさそうです」
「やはり、お前もそう感じるか」
「はい、只者ではないと思います」
「私と同じ匂いがする」
テランが目を細めて言う。
「同じ?」
「ああ……貴族、もしくは王族の類だ」
「まさか……」
「間者を放て。南の『南の国』で何が起こっているのか調べて欲しい」
「分かりました。早速手配します」
「頼むぞ」
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### ヤシの正体
その夜、テラン王は再びヤシを呼んだ。手足を拘束し、秘伝の薬を体に塗った。
「さぁ、今日も楽しませてもらおうか」
テランはヤシの陰茎を掴んだ。
「うぐぅ……」
「相変わらず元気だな。ほれ」
テランは擦り上げた。
「うわぁー!」
ヤシの陰茎はたちまち大きくなった。
テランはヤシに跨がり、腰を振った。やがてヤシは絶頂を迎え、テランが陰茎を引き抜くと萎えていた。しかし、薬の効果ですぐに再び大きくなり、天を向いた。
テランは再び跨がり腰を振った。ヤシは何度も果てたが、陰茎は硬いままだった。テランはヤシを仰向けにし、女性器を陰茎に擦り付け、挿入した。彼女の愛液で濡れていた。
テランは激しく動き、快楽を求めた。ヤシは抵抗したが、縛られて何もできなかった。そしてテランは達し、大量の潮を吹いてヤシの顔にかかった。
満足そうにヤシから離れたテランは、彼の四肢を縛り直し、動けなくした。
「ふぅ……やはりこれは良いものだ」
テランはヤシの腹に座り、彼が両手両足をバタつかせる姿を見ながらワインを飲んだ。
「面白い。しばらくこのままにしておこう」
笑いながら、ヤシの腹の上で踊った。
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### 南の国の動乱
「王よ、ご報告がございます」
「なんだ」
「『南の国』のことでございます」
「申せ」
「はい、どうやら南の国王が崩御なされたようです。息子が継ぐという遺言を無視し、叔父である『朱真』が王位に就いた模様です」
「ほう……」
「叔父は先代の王子たちを次々と暗殺し、実権を握っているようです」
「なるほど……」
「ただ、一人だけ取り逃した王子がいるとのことです」
「それは誰だ」
「名は朱矢と言い、18歳の美しい王子とのことです」
「それは……」
「はい、テラン王がご存知の通り、あのヤシという男に似ております」
「それで、その者は今どこにいるのだ」
「不明です。そのため朱真は懸賞金をかけた模様です」
「ふーん。よし、ヤシを呼べ」
「かしこまりました」
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「…というのが間者からの報告だ」
「……」
「何か相違はないか? ヤシ……いや、朱矢王子」
「草原の女は無学で獰猛と聞いていたが、知恵の回る者もいるようだ。いかにも私は南の国三代目王・朱引の長男、朱矢王子だ。南の国の正当な王位継承者である」
「ふむ、やはり南の国の朱真の反乱か」
「いかにも。叔父の朱真は外戚と手を組み権力を拡大していた。私は父上に進言したが、『可愛い弟がそんなことをするはずがない』と聞き入れられなかった。そしてクーデターを起こし、国を奪った」
「私は死にきれず草原に来たが、陵辱され蛮族に辱めを受けた。こうなったらもう好きにすればいい。どうせ貧しい羽国だ。私を売るか殺すかすればいいだろう」
「……それもいいかもしれない。だが、もっと良い考えが浮かんだ。私の夫にしよう」
「何だと!?」
「私の夫となり子供を作れ。そうすればその子は南の国の正当な後継者になる」
「ふざけるな! 誰が貴様なんかと!」
「拒否か? まあ、拒否してもいい。だが、貴様が死んだら誰が肉親を殺した凶悪な叔父を倒すのだ? 弟たちの無念は誰が果たす? 弟にはわずか7歳の子がいたそうだな?」
「ぐっ……」
「屈辱にまみれても敵を討てぬか? それでも男子か。もっとも、農耕の民は剣すら持てない者も多いと聞く。王子がこれでは仕方ないな」
「黙れ!!」
ヤシが怒鳴った。
「ふん、威勢だけはあるな。だが、この場でお前の命を私が握っているのを忘れてもらっては困るぞ」
テランはヤシの腹を足で踏みつけた。
「ぐわぁ……」
「さぁ、どうするか決めろ」
「……分かった。夫になろう」
「良い子だ」
テランはヤシの頭を撫でた。
「アリ、各部族、一族、周辺国に伝達しろ。『テラン王婚礼に各首長参集せよ』とな」
「御意」
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### 婚礼と愛の夜
数日後、テラン王の婚儀が行われた。各国から人が集まり、盛大に執り行われた。楽団や軽業師が呼ばれ、各国の伝統料理や珍しい食べ物が並んだ。
テラン王はいつもより着飾り、肌を露出した衣装を身にまとっていた。ヤシの腕を取り、共に歩いた。各国からの調度品や宝石が献上され、豪華絢爛を極めた。
だが、そんな中でもテランはヤシを見つめていた。彼女にとって、ヤシは最愛の伴侶であり、愛すべき存在だった。
夜が訪れた。
テランはヤシを部屋に呼び、ベッドに座らせた。そして全裸になり、彼の前に立った。彼女の体には無数の傷痕があった。
「どうだ? 多くの戦士と戦ってきた証だ。中には命を落としかねない傷を負った時もあった。だが、その度に私は生きてきた。愛する男の子供を産むためにな」
「テラン、何故俺を選んだんだ?」
「言ったはずだ。私と同じ匂いを感じたと。それは王族という意味じゃない。ヤシは強い。その鍛えられた肉体が証明している。そしてその心もだ。ヤシは誰にも屈せず、どんな逆境にも負けない強さがある。私はそんなヤシに惹かれた。そして交わりたいと思った」
テランはヤシのズボンを脱がせた。
ヤシの陰茎は既に大きくなっていた。テランはそれを手で擦り上げ、すぐに天を向かせた。そして自分の女性器にあてがい、挿入した。
「ああ……大きい……」
「うぅ……」
処女ゆえに最初は痛みを伴ったが、やがて快楽に変わった。テランは腰を振った。
「ああっ! 凄いぃ!!」
興奮した声で喘ぎながら腰を振る。
「気持ちいいわ。もっと行くぞ」
テランは淫らに動き続けた。
「テラン、もう……」
「良いわよ、中に出して」
さらに激しく動いた。
「出る……」
ヤシが絶頂を迎えた。
「ああん、熱い……」
テランの女性器にヤシの子種が注がれた。
「ふふふ、ヤシ、まだ終わりじゃないぞ」
テランは再び動き始めた。
「次は私が上になる」
ヤシを仰向けにし、騎乗位で跨がった。
「どうだ? これが女だ」
自ら腰を動かした。
「テラン……」
ヤシが呟いた。
「ふふ、ヤシ、可愛い奴め」
テランは抱きつき、キスをした。
「んん……」
二人は舌を絡める濃厚な口づけを交わした。そしてテランは果てた。
その後も何度も求め合い、ヤシの精液を受け入れた。最後に二人で抱き合い、眠りについた。
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### 南の国の反撃
二人の婚儀は大々的に公表され、南の国にも届いた。南の国王・朱真は激怒した。
「あの売国奴め!! 我が国を裏切りおって!!」
「陛下、いかがいたしますか?」
「決まってるだろう。まずは草原の国を滅ぼし、朱矢を手に入れる。準備を急げ!」
「御意!」
「草原の蛮族が我が甥を攫い、無理やり夫とした。この屈辱は万死に値する! 必ず皆殺しにしてこい!」
「御意!」
テランは南の国の動きを察知していた。
「どうやら南の国が攻めてくるようだな」
「はい、そのようでございます」
「敵は何人だ?」
「恐らく兵数20万ほどかと」
北の国の三倍だ。だがテランは笑った。
「ほう、その程度か。我々を倒すつもりなら100万は連れてこないとな」
「よし、戦の支度だ」
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### 南の国との戦い
その頃、南の国は軍備を整え、進軍を開始した。馬に乗り、武装した兵士が進む。指揮官の朱真は豪華な鎧を身に着け、多くの従者と兵士に囲まれていた。国民も戦争奴隷として徴兵されていた。先頭には朱真の長子・朱金がいた。父譲りの立派な体格で、勇猛果敢な青年だ。彼は自ら志願し、テランを討ち名声を手にしようとしていた。
一方、テランは騎兵10万、歩兵5万の計15万人で迎え撃つ準備をしていた。騎兵隊長のアリに尋ねた。アリはテランより年上で、信頼する相談相手だ。
「相手は三倍の兵力で来るだろう。しかし、こちらには地の利がある。山に囲まれた地形では大軍は動かせない。そこで敵の補給線を断ち、兵糧を焼き、食料を奪う。後は敵が飢えるのを待つだけだ」
「分かった。策通りに進める」
戦いが始まった。最初はお互い様子見だったが、次第に激化した。しかし膠着状態に陥り、それはテランの予想通りだった。アリの作戦に従い、テランの騎馬隊が敵の兵站を襲い、食料を奪った。それを食べると見せかけ、敵の後方に与え、士気を下げさせた。敵兵は敗走し始め、テランは容赦なく追撃し、虐殺した。それは自軍にも恐怖を与え、テランへの忠誠心を植え付けた。
こうして草原の民が勝利した。
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### 戦後と捕虜の分配
戦後、テランは戦利品を処理した。武器、武具、馬を多数拿捕し、多くの捕虜を得た。それらを女兵たちに分け与えた。
「いい男だねぇ。あたしの男にしてやるよ」
「よせ、俺には妻が……」
「そんな女なんか捨てちまいな。すぐに忘れさせてあげるから」
「優しくしてあげるわ。こっち来て」
「あら、随分鍛えてるわね。素敵」
女兵たちは南の国兵士を次々と夫にした。
「アリ、よく働いたな」
「ありがとうございます」
「褒美にこの男をくれてやろう」
テランは若い兵士を連れてきた。
「朱金将軍……」
「うむ、我が軍を苦しめた憎き敵将だ。お前を負かした屈強な戦士だぞ」
「湖女め。殺すなら殺せ!」
「ふふふ、威勢が良いわね。気に入りました」
アリは朱金の衣服を脱がせた。
「これは美しい肉体だ」
「くっ……」
「ふふ、恥ずかしいのか? これからもっとすごいことされるんだよ」
「気に入ったか? アリは強い男を好む。お前は気に入られたようだな」
「しかも朱金は童貞だそうだ。女を知らん上、可愛がってやれ」
「くっ……よせ、俺を犯せば舌を噛むぞ、湖女!」
「ふふん、いいのか? ここで死ねば子を残せない。南の国じゃ子を残さないのは最大の親不孝だ。それでもいいのかい?」
「うぅ……」
「さぁ、どうする?」
「俺は……」
「それに、お前の部下がいる。お前がアリの夫になれば解放してやろう。部下の命は大事だからな。ふははは!」
「卑怯者め!」
「何だい。戦場で命のやり取りをしてる時に卑怯も糞もあるもんか!」
「ぐぬぬ」
「どうする?」
「分かった。貴様の男になる」
「よろしい。じゃあ早速、アリのお相手をしてもらおうか」
家臣が朱金を寝室に案内した。
「テラン様、ありがとうございます」
「いい男だろう。存分に楽しむといい」
「はい、強く美しく、何より部下思いの素晴らしい男です」
「ああ、アリの夫に相応しいな。少し反抗的だが、いずれ従順になるだろう」
「はい」
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### 南の国への逆襲
「今度はこちらから南の国を攻める」
テランが言った。
好戦的な北の国兵士も戸惑った。
「しかし、南の国は我が軍の10倍近くいます。さすがに無理があるかと……」
「問題ない。策はある」
「どのような?」
「南の国王を挑発し、戦場に誘き出す。そこで負けて逃げるふりをして罠を仕掛ける。南の国兵を誘い込み、包囲して殲滅する」
「なるほど……」
「では、文を」
「しかし我らは南の国語が書けませんが……」
「私が書きます」
朱矢が手を挙げた。彼は南の国王子で、南の国語が書けるのは当然だ。
「うむ、頼んだ」
テランは紙と筆を用意させた。朱矢は見事な文を作り上げた。
「朱真が激怒するような文章を頼む」
「お任せください」
朱矢は自信ありげだった。
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### 挑発と決戦
捕虜を一人解放し、文を持たせて南の国に帰らせた。その文を見た南の国王・朱真は激怒した。
『南の国王、男子でありながら宮廷の奥に引きこもる様、まさに子犬の如し。王は王でも犬の王か? もし犬畜生にも劣る臆病者の南の国王がこれを読んだら、私が南の国を攻撃する前に逃げ出すと良い。少しでも勇気があるなら我が軍を止めてみよ。だが、貴様は臆病者らしく城で震えているのだろう。大国王テラン』
「テランの奴め、我が国を挑発しやがって。絶対に許さん! 全軍出陣だ!」
南の国軍は草原の国境に到着した。
「ここから先は我が領土なり、許可なく入ることはまかりならず」
国境の兵士に止められたが、朱真は言った。
「異なことを申す。我こそ南の国の王だ。そのような権限はないはずだ」
「はっ……」
兵が怯むと、そこにテランが現れた。
「おお、これは南の国王ではないか」
「貴様はテラン!」
「文を読んでくれたのか?」
「当たり前だ! わざわざ挑発しに来たのだな、この女狐が!!」
「ふ、女狐とは酷い言い草だ。我こそ草原の国王テランだ。このような国境などなくしても構わぬのだぞ?」
「戯言を。そんなことが出来るはずがない」
「まあ良い。それより南の国王よ、今日は何の用だ?」
「知れたこと! 貴様の首を取るために来たに決まってるだろう!」
「ほう、面白い」
テランは剣を抜いて構えた。
「かかれ!!」
戦いが始まった。南の国兵士は戦いに慣れず、草原の兵士の敵ではなかったが、数が多く苦戦した。
「逃げろ!」
テランは予定通り退却を開始。
「逃がさん!」
朱真が追撃しようとした瞬間、地面が爆発した。
「うわああああ!!!」
爆風で南の国軍は大混乱に陥った。
「敵の罠だ! 逃げろ!!」
兵士が叫び、散り散りに逃げた。さらに落とし穴や丸太落としなどの罠が仕掛けられていた。
「くそ! 卑怯者め!」
朱真が叫んだ。
南の国軍の本隊が撤退すると、テランたちは待ち伏せしていた。
「突撃!!」
草原の兵士が襲いかかり、朱真は捕らえられた。
「ひぃ! 助けてくれ! 頼む!」
「なんだ、こいつ本当に犬ころみたいだな」
「ふふ、そうだな。こんな奴を殺すのも勿体無い。身ぐるみ剥いで南の国に戻せ」
朱真を縄で縛り、馬に乗せた。
「さぁ行け」
「嫌だ! 俺は死にたくない!」
「うるさいぞ? 殺されたいのか?」
兵士が言うと、
「ひっ……すいません……」
朱真は怯えながら言った。
こうして南の国軍は壊滅し、捕虜は奴隷にされた。
「良い男じゃないか」
「こっちを貰うわ」
「なら私はこっちだな」
「ふふ、可愛がってやるよ」
「よし! 捕虜は一人ずつだけだ」
テランが女兵に命令した。
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### 勝利の宴とテランの思い
その夜、宴が開かれた。酒や豪華な食事が並んだ。
「さぁ皆の者! 今日は無礼講じゃ! 好きなだけ飲み食いして良いぞ!」
「おお、テラン様ありがとうございます」
「ああ、ゆっくりすると良い」
「はい、いただきます」
宴が始まり、兵士たちは大いに騒いだ。テランも酒を飲んで楽しんだ。
「どうした? ヤシ?」
傍らのヤシに囁いた。
「さっき、捕虜は一人ずつだけだって言われたんですが、あれはどういう……?」
「……欲張りな奴は嫌いだ。多く取ればそれだけ足りなくなる。それがやがて戦争になる」
ヤシは驚いた表情をした。
「どうした? 草原の女兵は戦争が好きだと聞いているのか?」
「ええ……まあ」
「いいか? 草原の女たちが戦うのは資源が少ないからだ。生きるために戦う。そのためなら戦争も辞さないんだ」
テランはどこか悲しげに言った。
「なるほど……そうでしたか」
ヤシは納得したように答えた。
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### 二人の夜
その夜、ヤシとテランは同じ寝床で寝た。
「テラン様」
「どうした?」
「あなたは王です。多くの美男子に囲まれています。それなのに何故私だけを愛してるのですか?」
「ふん、確かに私は王だ。多くの男に囲まれる。だがな、私にはお前がいる。お前だけいればいい」
「テラン様……」
「なんだ? 不満でもあるのか?」
「いえ、ありません!」
「ふふ、来い」
テランはヤシを引き寄せ、抱き締めた。
「暖かいな」
「テラン様こそ……王なのに人肌の暖かさがあるなんて……」
「私は一人の人間だからな」
二人は口づけを交わした。テランはヤシの首筋を舐め回した。
「んん…んん」
「可愛い奴だ」
テランはヤシの服に手をかけ、脱がせた。
「ああ、だめです。恥ずかしいです……」
「何を言う? もう何度も愛し合った仲じゃないか?」
「あぁ……んん」
テランは乳首に吸い付きながら愛撫した。その手つきは優しかった。
「んん……テラン様ぁ……」
ヤシが甘い声を上げた。
「どうした? 気持ち良いのか?」
「はいぃ……凄くいいですぅ」
「そうか、良かったな。もっとするぞ」
テランは激しく責め立て、ヤシは絶頂を迎えた。
テランはヤシの秘部に触れると、そこは洪水のように濡れていた。指で撫で回すと、ヤシはさらに喘いだ。指を入れ、子宮口に触れると一瞬痛がったが、すぐに気持ち良さそうな表情に変わった。
「んあぁあ……凄いぃい」
ヤシは涙を流しながら感じた。
「はぁ……はぁ……」
荒い息を整え、ヤシが言った。
「テラン様ぁ……続きをしてください……」
「ああ、いいとも」
テランはヤシの陰茎に秘部を擦りつけ、上下に動いた。快楽に溺れたいと思いながら腰を振り続けた。
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### 南の国の崩壊と新王
南の国に帰った朱真は屈辱を果たそうと重税を課した。民衆は困窮し、怒りが頂点に達して謀反が起きた。国中に広がり、軍は鎮圧に失敗。宮廷に火が迫り、朱真は逃げようとしたが捕まり処刑された。
南の国軍はヤシを王にしようと使者を送った。
「私を王にだと?」
「はい」
「ふざけているのか? 私は追放された身だ」
「ですが、このままでは国が滅びます!」
「だが……」
そこにテランが現れた。
「その使者の言う通りだ」
「テラン様……」
ヤシは複雑な顔をした。
「ヤシよ。あの犬にも劣る南の国王より、お前の方が良い王になる。お前はもう十分すぎるほど草原に貢献してきた」
「テラン様……」
目頭が熱くなった。
「南の国で良い王になってこい」
「……分かりました。ですがお願いがあります。一緒に南の国を統治していただけないでしょうか?」
「私は草原の民だ。米と川の国には行けないよ」
「そこを何とか! 私一人では……不安で……」
「ふふ、しょうがない奴だ」
テランは草原の王として南の国へ兵を進める決心をした。
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### 共同統治とその後
反乱軍は降伏し、テランとヤシを王として迎えた。その後、二人は男子と女子に恵まれ、65歳で死去した。
後年、二人の共同統治は歴史書でこてんぱんに叩かれた。女子王を認めない農耕民族の保守的な考えが影響した。実際、テランの狩猟民族的価値観で経済と政治は混乱したが、ヤシが立て直し、後年の男子王と変わらない治世を築いた。
また、テラン統治下で女性への規則が緩和され、自由が認められた時代だったことは歴史的事実である。
おわり