敵だとエイハブです
既に皆が寝静まった頃
薄暗い廊下、窓からは月明かりが差し込んでいる
メフィストフェレスの一室、その扉の前に私は立っていた
部屋主の名前はファウスト
緊張と興奮から、高鳴る胸を抑えようと深呼吸をしてもう一度身だしなみを整える、
ゴクリと唾を飲み込み
〈よし、〉
ガチャ
私は大股でドアを開けた
「少し遅かったようですね」
ファウストは椅子に腰掛け私を待っていた
どうやら読書をしていたようだ
〈ごめん、緊張してて…〉
「以前の貴方ならそんなことはいくら鏡を覗いてもなかったでしょうね」
〈ごめんね…〉
私の謝罪にファウストは首を横に振った
「いえ、今の貴方のほうが人間らしいと思います」
頭を時計に挿げ替えてからの方が人間らしいとは前の私はいったいどんな奴だったんだ…?
〈それで、本当にいいの…?〉
ファウストから提案されたとはいえ流石に聞かないことは無理だった
ファウストは特に思うことはないという態度で一言
「ええ、早速始めましょうか」と呟いた
私とファウストが性行為に及ぶことになったのは数日前のこと
*
〈シンクレア、ムルソー、グレゴール、集まってくれてありがとう〉
「別にいいですよ」
「管理人様のプライベートなご相談とは珍しい」
「どうせ暇だったしな、それで相談って?」
うーん…すごい言いづらい、集めたのは自分なのに
〈実は…その…ム…
「「「ム?」」」
三人は話しだした私にし我先にと身を乗り出した
ムルソーは自分が何かしたのかと表情には憂いが見えていた、
が
『ムラムラ…してて…どうすればいいのかと…』
3人とも前に倒れていった
「いや…こう、重要ではあるんですけど…!
ここまで来てそこでしたか…」
〈だってムラムラするんだもん!〉
「大声で言わないでください!」
シンクレアは私に張り合うように声を上げる
「そもそも…ダンテさんの身体のことなら普通ファウストさんに相談するものじゃないですか?」
シンクレアは自分たちに出来ることはないだろうという思いが透けて見える
『私にもプライドがあってね、』
「胸を張って言うことじゃないです」
「まぁまぁ旦那に悩みがあるなら力を貸してやろうぜ」
グレゴールはシンクレアをなだめながら私にアイコンタクトをしてくれた
『グレゴール…!』
「性欲も人の一部だ、解消したいと望むことはなにも恥ずべきことではない」
ムルソーはグレゴールの言葉に頷きながら答えた
『ムルソー…!』
「…はぁわかりましたよ、協力します」
シンクレアも二人が協力するならと覚悟を決めてくれた
ミンナァ…私、涙が出そうだよ…
どこかの特色フィクサーのように私は皆に感動した
もし私の頭が人間なら大粒の涙を流していたに違いないだろう
*
「まずは意見を出しましょう、まずグレゴールさん!」
俺から!?と驚きながらもグレゴールは喋りだす
「つってもな…俺も女と遊んだこととかないからな、戦争が終わってからはムラムラすること自体ないし…すまないな旦那あんま力になれそうにないや」
「それってEDなんじゃ…」
〈こ、この話はやめよう!うん!〉
まさか性欲の話で悲しくなるとは思わなかった
グレゴールには食事のデザートを増やすようにファウストに頼んでみよう
静寂が訪れてすぐムルソーが口を開いた
「疑問なのだが、まず管理人は性行為をして大丈夫なのか?」
ムルソーの疑問に3人とも首を傾げる
「管理人の身体は何がトリガーで何が起こるのか我々にも
管理人自身にもわからないことばかりだ
そもそも性病になどかかれば黄金の枝集めにも支障をきたす
。風俗などを使おうとしても自衛能力のない管理人には危険だ」
ムルソーの言葉がグサグサと突き刺さる
〈そう言われると、何とも…〉
記憶を失った私には私の身体がどう動いているのかさえ分からないのだから
「やっぱりダンテさんの身体はあの人に聞くしかないと思います」
他の二人もシンクレアの言葉に賛同している
〈でも…やっぱり恥ずかしいよ、〉
「ダンテさん、僕達はもう2年も行動をともにしたんですよ!今更なんですか!性欲くらい!ここで決めてください!
少しの恥で童貞を捨てて新しい道を行くか!一生童貞の情けない時計頭になるか!」
*
「それで結局は私に相談しに来たわけですか、ダンテ」
〈はい…〉
シンクレアの言葉で私はやはりファウストに相談することにした
「一応いいますと、貴方が性行為をして何が起こるということはありません、しかし…」
そう言うとファウストは目を瞑りだした
「…ふむ、やはりどのファウストも貴方が性行為をした結果は知りませんね」
私は声(というより時計の針)を震わせながら言う
〈つまり…どんな世界でも私は童貞ってこと、?〉
それが事実ならあまりにも惨すぎる
そりゃあ頭が時計の記憶喪失者なんて相手にするほうが珍しいけど…それでも一人くらいは卒業した私がいてもいいはずだ!(涙)
「ダンテ」
〈な、なに…?〉
「貴方は今性欲が溜まっているので解消したい、そして童貞も卒業したい、ということであっていますか?」
〈そ、そうだけど…〉
ファウストはなんだか上機嫌に見えた
すべての私が童貞なのがそんなに嬉しいのだろうか
そうなると私はファウストに怒りのダンテパンチを使わないといけなくなる
「私とセックスしましょう」
ピェ?
*
ということで最初に戻る
ファウスト曰く「他の私達が知らない事を知れるのは滅多にない機会」だそうで私の性処理と観測を同時に出来て一石二鳥とのこと
私の童貞ファウストの知識欲の為に捨てるのか…
私がそんな事を考えているとファウストは服を脱ぎだしていたので、私もそれに合わせて服を脱いだ
バルンッ♡
顕になった双丘を見て私の股間に血が集まるのを感じる、チラリとファウストの顔を見てみると彼女も顔を赤らめていた
「ではベットに座ってください」
その言葉通り、私がベットに座るとファウストは私の足を広げその胸で私のチンポを挟んだ
「まずはパイズリとフェラからにしましょう」
そう言うとファウストは胸を上下に動かし始めた
ダポン♡ ダポン♡ ジュポ♡ ジュルルル♡
動かすたびに肉のぶつかり合う音と彼女が私のソレから精液を吐き出させんとする音が聞こえてくる
〈ファウスト…!私もう…!〉
「ほのままらしてくらふぁい」
彼女の押し寄せるような攻めに私は耐えられなかった
〈…ッ、射精る!〉
私のチンポはあっけなく射精してしまった
彼女の雪のように白い身体が、私の精液でより白く染め上げられる、
「成る程、あなたの精液はこんな味なんですね」
顔にかかったものを舐め取るその姿を見ると私のチンポは
まだまだ足りないとすぐに硬さを取り戻した
「前戯はここまででいいでしょう」
そう言うとファウストはベッドに仰向けになった
私は彼女の秘所に指を入れ始める
さっきのお陰かすでに少し濡れており少し撫でるだけで
ピチャ♡チャと淫らな水音が聞こえる
最初はあまり反応がなかったが少しずつ
「あ…♡、んんっ……くっ…♡」
彼女の声が聞こえてくる、もうすぐイクのだろう
グチュグチュグチュッ!!♡
「んあっ!?♡」
私はここぞとばかりに指のスピードを早くする
「────ッ!」プシュッ♡
彼女はその刺激に耐えられなかったのか
「く、あっ……♡」
プシャァと潮を吹いて絶頂した
彼女の割れ目からは、私の指を伝ってとろとろと愛液が垂れ中はびくびくと震えている
ん?なんだか熱いような…
ちょろろろろろ
「あ…!み、見ないでください…」
ファウストの言葉に慌てて目をそらす
数秒ほどで水の流れる音が終わり彼女の方を向き直す
私から目を逸らし肩をぷるぷると震わせるその姿はいつもの彼女を知るものが見れば別人に思うだろう
〈だ…大丈夫?〉
私の呼びかけも答えずただ横を向くだけで、私もどう声をかければいいのか分からなかった
「その…我慢してたんです…あなたがいつ来るかわからなかったから」
起き上がり、こちらを向いてくれた彼女の目からは涙が出ていた
〈ファウスト〉
ギュッ
「はい…!?」
気の利いた答えは思いつかなかったのでただ彼女を抱きしめ頭を撫でることにした
〈落ち着いたかい?〉
ファウストはコクリと頷いた
彼女にもこういう一面があるのだなと知れて少し嬉しくなった
「…続きを、しましょう」
そう言うとファウストは脚を開けていわゆるM字開脚の体制になった
〈じゃあ挿れるよ…〉
彼女の秘所に私のソレをあてがう
「どうぞ、」
私はその言葉を聞いて腰を前に進める
「んッ…♡」
中はほぐしてあるがそれでもかなり強く締め付けてくる
気を抜けばすぐにイッてしまいそうだ
彼女も痛いのかすこし顔を歪めている
〈止めようか?〉
ファウストはフルフルと首を横に振る
「いえ…このまま全部ッ、」
その言葉を聞いて一気に挿れきった
〈これで全部入ったよ、大丈夫?」
「大丈夫です…このまま動いてください」
ファウストの言葉通り
そのままタンタンとリズミカルに腰を振る
「んぁ…♡いっ…♡」
〈どう…?気持ちいいかい…?〉
そう聞くと彼女はコクリと頷く
私は彼女の乳房に目を向ける
私が突くたびに勢いよく震える二つの肉に私は手を伸ばさざるを得なかった
硬くなった可愛らしい乳首をカリカリと弄くると
ファウストは腰をガクガクと震わせる
「あっ♡、そこっ、だめでひゅ♡」
彼女の膣内もさらにビクビクと震えている
〈ファウストッ…!射精すよ!〉
「わらひも…イきます…!♡」
音を立てんばかりの勢いでファウストの膣内に精液が出される
「あ…♡あ〜…♡」
疲れて肩で息をする
もう深夜だ、ファウストも疲れているだろうし今日はもう
終わりに「ダンテ…」
「もっと…♡下さい♡貴方も足りないでしょう…?♡」
ファウストから二回戦の誘いが入ると私のソレもすぐに硬くなる
夜はまだ、開けそうにない
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