短い上に、中途半端ですがまあ、SSDの底に放置していたものの供養という事で。
「まったく酷い冗談だね、今の私の性能、本来の1パーセント以下だよ。
君、そこまでして私のガワを残したかったの?」
メリュジーヌ……いや、消滅しかかった彼女の霊基の残骸を蟲で補ったナニカは、口を開き、えろお、と舌に擬態した蟲を伸ばす。
一見すると普通の紅い舌に見えるが、擬態を部分的に解くと、蛞蝓のように不規則にのたうってうねる。
「ほら、どんなに見た目を綺麗に繕っても、中身は悍ましい蟲の巣だよ、いまの私の体は。
今の人格だって、霊基の残骸に残った情報を、脳の役割を担っている蟲が読み取って、疑似的に再現しているにすぎないんだ」
あえて、メリュジーヌ、と呼ぶが……彼女は。
す、と細い指先で唇をなぞって、笑った。
「いいよ、私のガワを使って、性欲を満たしたいんだよね。
本来なら、足しにもならないけれど……今の私にとっては、君の精液はご馳走だからね」
彼女が浮かべた笑顔は――凛々しく、見惚れる程に綺麗だった。
本来のそれと変わらない程に。
俺の前にしゃがみ込むと、悪戯じみた表情を作り、メリュジーヌは小さな指先を、怒張しきった竿に絡ませ、ちゅ、と亀頭に小さな唇を口づける。
たまらず呻くと、ふう、追い打ちのように息を吹きかけ、また笑う。
「気持ちいいの?これから本格的に
ちいさな――紅い舌……に擬態したのだろう蟲を伸ばし、軽く亀頭を舐めた。
ぬる、と生暖かい感触と共に、甘い痺れが走る。
小柄な彼女が、飴でも舐めるかのように、ぺろぺろと。
ひくつくつく竿を握りしめたまま、亀頭に吐息を浴びせながら
「十分に硬くなってるね、
それじゃ、そろそろ
ああ、このガワは崩したりすることはないから、心配はしないで」
小さな口を、精一杯開けて。メリュジーヌは俺の肉棒を、ぱくりと咥えこんだ。
やはり、暖かい。
そして。小さく狭い彼女の口内の中で、何かが絡みついてくる。
「ん……じゅりゅ、にゅる……ぢゅるううっ……」
長く、ねっとりとしたものが、巻き付いている感触。
……メリュジーヌの舌の役割を担っていた蟲が、擬態を解いた……のだろう。
狭い口内のなかで、彼女の外見を崩さぬままに、俺の肉棒を舐りぬいて、精液を絞り出して
「にゅる、じゅる、ぢゅううううううっ……!」
いやらしく笑みで、頬を肉棒で膨らませたメリュジーヌが、もごもごと口を動かす度に、腰砕けになりそうな快感が襲って来る。
口内で擬態を解いた。ぬめりを帯びた無数の襞を備えた蟲が、俺の亀頭を攻め立てている、のだろう。
張りつめた亀頭その物を、裏筋を、カリ首を、幾度も擦り、尿道をくすぐって、漏れ出た先走りを舐めとって。
竿には二重三重に巻き付かれ、揉みくちゃにしながら、適度な締め付けと共に、扱かれているのがわかる。
ああ、気持ちいい。
予想通りの――いや、それ以上の快楽。
傍目から見れば、俺の背丈の半分もない、銀髪の少女に、濃厚なフェラチオを受けている様にも見えるのだろう。
人間離れした美しさが保たれたガワのまま、俺の肉棒で頬を膨らませた彼女の姿は、俺の劣情を煽りたて、にゅるにゅると亀頭に絡みつき、擦れる蟲の群れによる責め立てによる快楽までも何倍にも膨れ上がらせる。
「にゅる、ぢゅうう、にゅうるる、ぢゅううっ……♥」
手持ち無沙汰になったこちらの手は、いつのまにか、メリュジーヌの小さな手に指を絡めとられ、優しく握りしめられていた。
仄かに温かく、心地いい掌の感触。
小さな親指で、こちらの手の甲をくすぐるように擦られて。
「……♥」
こちらを見上げるメリュジーヌと――彼女と、視線が、合った。
本来ならば、有り得ないぎらつきを宿したそれに、悟った。
催促されている。
ぎゅうと、心臓を掴まれたような気がした。
ああ――もう駄目だ。耐えられない。
目の前がちかちかする。背筋に甘い感触がぞわぞわと昇ってきた。
メリュジーヌの皮を被った、蟲の群れに向けて……
気配を察したのか、メリュジーヌの笑みが、より淫ら
亀頭が、ぬるり、とした喉奥の肉へぐっぽりと包まれるような感触。
同時に、肉棒の至る所にびっしりと絡みついて、餌を求めて
びゅるり、と、濃縮された精液が、漏れた。
どくどくと脈打ち、放たれる度に、絡みつく無数の蟲の感触に、自然とおかしな声が漏れる。
熱く滾る射精が、まったく止まらない。
これほどまでに長い射精は初めてだ。
舌に擬態していた蟲だけでは、貪り切れないと判断したのか、目の前のそれは、喉を鳴らし、吐き出したものを、飲み下し始めた。
食欲を、抑えきれなかったのだろうか。
メリュジーヌの
そして、思い出す。
美しいガワのおかげで、
あくまでも目の前にある
本物は、とっくに再召喚されていてもおかしくはない。
死姦にも似た、冒涜的な
それが、たまらなく心地いい。
幾度もおかしな声が漏れそうになるたび、握りしめた手のひらに、きゅ、と力が籠る。
「ん……にゅる、ぢゅうう、ぢゅうっ♥」
そんな事を考えているうちに、次第に吐き出し続けていた精液の勢いが緩やかなものになっていくのを自覚した。
同時に、肉棒に絡みついている蟲による責め立てが、貪る様な激しいそれがら、幾分か緩やかなものへと変化していく。
無数の蟲のそれに、亀頭のくびれから、裏筋もみくちゃにされ続け。
尿道に残っている分まで、頬を窄めた吸引で、啜り取られ、ぬめる何か――蟲の頭か何かだろうか、で、再度くりくりと浅くほじられる。
丁寧な後始末――というよりは、一滴も精液《エサ》を取りこぼしたくないからだろう。
執拗なまでに、ゆっくりと、時間をかけて舐られ続けた。
「ん。なかなか美味しかったよ。
ご馳走様、
ちゅぷ、とメリュジーヌの小さな唇から、萎えた男性器を引き抜かれ。
彼女の
「良かったら……下の
もちろん、ここと同じで……
それらしく取り繕った
紅い元の姿に戻った舌で、ぺろり、と唇を舐め、澄んだ声で誘いをかけて来るそれへ。
俺は湧き出てきた唾を飲み込み、次なる望みを口に出した。