…誰か、エーブリエタース×エミーリアの二次創作百合を知らないか…どこかに、落としちまったみたいなんだ。これはとっても尊いんだよ
おかしい、Bloodborneの美人キャラたるエミーリアとエーブリエタースの百合小説が無い。無いので書きました…何処かにあったらすみません
エーブリエタースの良さはお淑やかさと母性
エミーリアの良さは庇護欲をそそられる可愛さ
つまり二つ合わせれば最高の百合
"教区長となり…祭壇で初めて貴女を見た時から、私はずっと惹かれていたのです"
ここはヤーナム。
そして今宵は獣狩りの夜、人々は門戸を固く閉ざし冒涜的な神に祈りを捧げる。祈るのは、獣になる恐怖を抑えるため…愚かな事だ。しかし、同じく血に頼りながらも狩人を獣と嘲り、自らを獣でないと思い込む愚昧な者に比べれば
そんな神を大々的に崇拝する組織がある、医療教会だ。聖体より拝領した血を研究し、病を治す為に人々へと投与する慈悲深き聖職者達の集まり。そんな彼らは獣狩りすら受け持つ。狩長は、黒装束の聖職者達を引き連れて獣狩りに出た
今や彼らの本拠点たる大聖堂は長椅子すら無く、がらんとしているが…一人だけ残っていた
「…冒涜の獣は蜜を囁き、深みから誘うだろう。だから人々は注意せよ……」
ただペンダントを握り締め警句を唱え続ける女。
今代教区長のエミーリア、その人である。
…教会の上層部に精通した彼女は、今回の獣狩りが今までとは違う事も自分ではどうしようもない事も分かっていた。
やがて、秘匿の月を知る自分は獣となり人を失う。欺瞞と知りながらも己の狂気に任せて、ただただ祈るしか無かった
しかし、神の気まぐれか。極限まで肥大化した狂気は彼女を祈りから解放し…ある場所へと向かわせた
教会の大男の一瞥を受けながらも大聖堂を出て聖堂街をまっすぐ進み、オドン教会へと辿り着く。そのまま足を止めずにエレベーターに乗り螺旋階段を上がり…今度は上へと昇っていった
オドン教会を登る度に心臓がうるさくなっていったのは、きっと運動が原因ではない。一度だけ通った逢瀬の道、愛しいあの娘との距離が近づいているとハッキリわかる。この胸の高鳴りはそれ故だ
扉を開いて、聖堂街の上層に。フードを少し上げて先を望めば孤児院が見える…もう少しだ、全身に熱と湿り気を感じてきた
啜る音、砕ける音、ちぎられる音に…悲鳴。
念の為に青い秘薬を飲み込んだが…幸いにも、上層を支配する聖歌隊に見つかる事は無かった。或いは、既にいなくなってしまったのかもしれないが
更に進めば…頭部は肥大化し、手足は長くなっている青いヒトガタ。星界からの使者が見えた…いつもなら実験で用があるが、今回は違う。続けて青い秘薬を飲み込みやり過ごしながら進む。麻酔により薄れ行く筈の意識は、愛しい娘に会いたい一心の強い意志で繋ぎ止める事ができた
やがて中庭の窓を突き破り、遂に最後のエレベーターに乗り込んだ。この先に、すぐ先にあの娘がいる。初めて輸血したときの様な、獣の様な強い興奮が頭を襲ってきた
そして、最下層に着いたとき…見えた
白と銀が混ざった様な美しい輝き。
素晴らしい母性を感じさせる艶かしい体。
烏などとは違う、異形の中に神秘を秘めた翼。
そして、これら全てが微かな月光によって静かに照らされており、宇宙的な神秘と美しさを感じさせる。
星の娘、エーブリエタース
かつて教区長となった時、上層部たる聖歌隊に連れられて出会い…一目惚れした存在。
ああ星の娘よ、泣いているのだろうか?一刻も早く抱きしめたい、そばに寄りたい
一歩、一歩足を踏み出していく。目の前の美しさに比べれば…広がっていく歩幅も、体が裂けていくことも、高くなっていく視点も些事に過ぎない
大して時間もかけずに、すぐ側まで来れた。そこでやっと気づいたらしい…彼女がゆっくりと顔を上げて振り返った。何故だろうか、前までは見上げてた彼女を、今では見上げなくとも眺める事ができている
ああ、ああっ!何て、何て美しいのだろう。私の元へ振り返った彼女は…覚えていないのか何処か不思議そうに見つめてくる。
綺麗なエメラルドグリーンの純粋さを含む丸い目が、お淑やかに構える両腕が、少し恥ずかしげに擦り合わせる下腹部が…!何もかも愛おしくて、美しくて仕方がない
そのまま、勢いに任せてキスをした。
大きく毛深くなった両腕を彼女の背へと回しながら、美しき翠緑の両目と更に近くで見つめ合って、大量の管に舌を這わせて行く。唇にすら合わせないライトなキスだが…今までで最高の興奮を感じる
急に押しかけ過ぎたのか、最初は驚いて少し身を捩っていた彼女だったが、やがて口を開いて受け入れてくれた。
受け入れてくれた事に途轍も無い喜びを感じ、本能のままに這わせていた舌を口の中に滑り込ませた。彼女には舌が無かったので、堪能するように少し柔らかく冷たい口の中をねぶると、私の唾液と彼女の血が混ざり合い…愛の輸血液が作られて行く。これを舌に乗せ飲み込むと凄まじい程の快楽を感じ、生きている事を一番実感できた
これは上位者の血を舐めた故か、体格差により叶わないと思っていた愛の行為を出来たが故か…区別が付かないが最早どうでも良い。
今はただ、この幸せに浸りたい
しかし…時間の感覚を忘れてディープなキスを続けていると、強烈な空腹感に襲われた
これは、獣性の表れか
血の渇きが強くなり過ぎて、彼女に噛みつき傷つけてしまいそうだ。両腕を外して咄嗟に離れようとして
両腕の触手に、抱き留められた
ダメだ、いくら欲しくともそれをしてはいけない。彼女を傷つける事など決して…
とっくに理性など獣性に負けていたが、それでも自制を保とうと痛みに耐えて思い切り空を噛み締める
だが、そんな私の苦労は無駄であった。
上位者である彼女は私の状況など既にわかっていて
再度キス。私からでは無い、彼女の方からキスをして来たのだ。しかもただのキスではない。
彼女は、強く噛み締めた私の口の先端を包みこみ…瞬間、流し込まれる大量の血。彼女の、浴びるだけで狂ってしまう熱い血、それが繋がった所から喉を通って行き私の体全体へと広がって…
瞬間生じた、脳の震えが頭を突き破り破裂しそうなほどの多幸感。
獣性も理性も消し飛んだ
更に、彼女は触手を巧みに操り…私を横に抱き抱え、赤子に授乳する母親の様な体勢をとった。
繊細でお淑やかな印象を持つ彼女が見せた…意外な力強い一面。私が欲してやまないものを躊躇なく与えてくれる…母親のような、女神のような優しさ
もはや彼女以外の何ものも気にならなかった。私が唯一できる事は、するべき事は、赤子の様に彼女から与えられる血を飲み込み続ける事
…啓蒙も、獣性も、理性も、もう何もいらない。
恐怖も、血の恐れも、獣化も、もう気にしない。
だって私は…もう彼女の赤子なのだから、彼女が愛しき母として振舞ってくれるのだから
チュパチュパチュパ
ああ、おいしい……
嘆きの祭壇。その名に違わず、かつては宇宙より来たりし星の娘が泣いていた。広がる水たまりは彼女の涙の様だった
今は違う
嬌声とも、鳴き声とも、笑い声とも取れる声を上げる1匹の獣が、渇く間も無い程に血を飲みながら、上位者たる星の娘に抱えられていた。
彼女は最早、孤独ではない…何故なら赤子をその手に抱けたのだから。嘆きなど最早何処からも聞こえる事はなく、広がる水たまりには半透明の液体と血が混じっている
抱くべき赤子を間違えた上位者
(((警句を守れなかった獣
本来交わる事無き上位者と獣の交わり、一夜の過ち
だが…今宵の獣狩りは長い
彼女達の愛は、この過ちは永遠と続くだろう
書いてて凄い興奮した。エーブリエタースママ概念流行らないかな