親戚のkndちゃんに太ももコキをされるお話です。
――過剰な期待で座らされた、身の丈に合わない場所――そこから転がり落ちるのは、予想していた以上に簡単なことだった。
現役バンドマンの父とクラシック畑出身の母を持つ音楽のサラブレッド。そんな鳴り物入りで音楽業界に押し込まれた男は、不器用な指先で奏でる鍵盤の不協和音や、弦を押さえるのがへたっぴで汚いコードの構成音を晒し……息をつく間もなく、ボロボロと落ちこぼれていった。
恥をかかせてしまった父からは、そのアーティストネーム兼ペンネームを使って生きることを許されなくなり……勝ち組の階段を恙なく上っていった友人たちとは連絡が取れなくなった。
……業界や世界にとっては些事でしかない、ひとりの人間の転落――そんなよくある話の結末から、約一〇年の時が流れた。
家では両親から『ごくつぶし』や『一族の恥』と冷ややかな目を向けられ、やっとのことで見つけたアルバイトでは同僚から『無能ベテラン』と疎まれ――親戚が集まるときには、部屋から出てくることすら禁じられる。そんな、世界のどこにも居場所を失くした人間になっていた。
自分が〝生きていい〟と思える理由を見つけられず、『これ以上迷惑をかけるな』と自ら死ぬことも許されない……そんな、中途半端に腐りかけて刺激を失った人生に身を置いていたのだ……つい、数年ほど前までは。
「……くふふっ……♡アンちゃんの喪男ちんぽ、相変わらずくっさ~い……♡」
とある日曜日の昼下がり。両親からは『学生のオモチャ』だと蔑まれる作曲関連と音源収録に使う道具が並び、遮音カーテンで外界と隔たれ、薄暗い闇に包まれて未来が見えなくなった自室の中。ロボットアニメの画像を壁紙にしたディスプレイだけが、煌々と輝いている狭い世界で――。
「ってか、皮と出っ張りのとこがグロすぎだろ……♡すん、すん……おゥえっ♡くっさぁ!♡ おいおい!こんなの奏の鼻が曲がっちまうよッ……!♡」
――麗しくて可憐な、金髪の美少女が――タレント系配信者として活動をしている奏が――一〇以上も歳の離れた〝いとこ〟に当たる中年男性の開いた股に収まり、勃起したペニスに顔を寄せていた。
「……『バイト上がりだから』ってぇ? いやいや、この臭さだとそんなの関係ないから!♡ ちゃんとさぁ、奏がいつ来てもイイように毎日洗っとけよ~♡ こんなくさくさチンポ相手にしたら……っ……♡アンちゃんのニオイが取れなくなっちまうよ~♡」
奏自身が『これもうほぼ本人やろw』と評価しているベッドにすべすべの肌を滑らせ、残り香が濃厚に刻まれたオスの縄張りに全体重を預け……少女はまったく警戒心を見せずに、肉棒をつん♡つん♡と弄りながら口元を歪める。
「くっくっく……♡触るたんびにチンポがビンビン跳ねるじゃん……w♡ 自分よりちっさい子に半裸晒して、ちんぽツンツンされて……抵抗もせずにガン勃ちですか~?♡ 恥ずかしくないの~?♡」
男心を身体の芯からくすぐるように、抉る角度で見上げてくる小悪魔の微笑。わずかに歯を覗かせるいたずらな笑みに煽られ、「ふぅ~♡」と吐息で官能を弄られ……また一つ、陰茎の硬度を増させることしかできない。
「……んひひ……♡ 明日はみんなが嫌がる月曜日なのに、アンちゃんのチンポは毎日が勃起日だもんねぇ~?♡ ほーれ♡げっつようびっ♡げっつようびっ♡ アンちゃんに~は、むっかんけいっ♡ 毎日ずっと、変っわらないっ♡ ちーんぽ♡ちんぽ♡ちんぽっぽ~♡」
奏のたおやかな手が、グロテスクに隆起する太い肉棒に添えられ……しゅっ♡にゅっ♡しゅっ♡にゅっ♡……とペットを可愛がるような仕草で、リズミカルに刺激を与えてくる。皮をぶにぶにとたわませる微弱な性感は、粘膜を擦られる以上の〝気持ちよさ〟を与えてくれた。
少女の手が流れるように動き、発散できていなかった欲望が溜まった陰嚢に触れる。たぷ、たぷ、とその重さを確かめた奏は、「おしおし♡ ルールのオナ禁、ちゃんと守ってるねぇ♡」と満足げに笑った。
「うおっ♡キンタマずっしり……♡チンポ、ばっきばきだぁ……♡ 〝勝負〟の前に、襲われちゃいそうで怖いよ~♡奏、ださださ勃起チンポにわからされちゃうよ~♡」
――『射精を一時間我慢できたら……アンちゃんの腐りかけのドーテー、奏の処女と一緒に捨てさせてあげてもいいよ♡』。
何が目的なのかはわからないが……奏は自分で持ちかけた〝勝負〟のために、多忙の身でありながら、この部屋に通い続けている。
『エッチをしていいのは、将来を決めた人だけ』と、母親からの言いつけをきちんと守っているらしく……おちゃらけているように見せても、しっかりと真面目なところは昔から変わっていないのだ。
……とはいえ……奏との体格差であれば、こんな勝負のルールなど守らず、すぐに組み敷いて、生意気な処女を一方的に散らしてやれるほどに近すぎる距離。男のイチモツを舐め腐った態度を、奏の言うように〝わからせてやる〟ことは容易なはずなのに……きゅうっ♡と陰嚢を優しく包まれるだけで、男のプライドがとろりと融けてしまう。
「ぎゃははははっ!♡アンちゃん、情けな~い!♡ キンタマもみもみしてるだけなのに腰へこへこ浮かせてる~!♡ ダサすぎ~!!♡」
昔とは、立場がすっかり逆転してしまったこの状況に……どうしようもない背徳感と興奮を感じている自分がいた。昂る気持ちは如実に身体へと表れており……奏の目の前で、硬く反り返った勃起から涎のように我慢汁を垂らしてしまう。
……彼女がまだ幼かった頃は、自分も将来を期待されていたこともあって、面倒を見ることも少なくなかった。パソコンで一緒に動画を観たり、そこで耳にする楽曲を弾いて聴かせてみたり……今ほど成熟していなかったネットコンテンツを、音楽と絡めて二人で堪能することも多々あった。
当時から、歳が離れた親戚として――もはや叔父のような、見守る立ち位置にあった自分だったが……彼女は距離を置かず、『アンちゃん』と呼び慕ってくれていた。
「あーあ、まだ一〇分ぐらいしか経ってないのにな~♡ もう我慢汁だくだくで、キンタマがどくどく鳴ってる……♡ このままエアパコだけで射精しちゃいそ~♡なさけな~い♡」
……それが、今では……そんな彼女に嘲笑され、空想の彼女を孕ませるような虚しい腰振りを無様に晒している……文字どおり、〝手玉〟に取られてしまっていた。
華々しい音楽業界に入って、すぐに存在を界隈から抹消された日陰者の転落人生。坂道の終わりには、想像していた以上に深い闇と強い恥辱が待っていたが――陰嚢をまさぐる手には、人肌の温もりを感じられていた。
「……うわぁ……♡さすがに、このままイかせるのはかわいそうすぎるな……w♡ 奏がアンちゃんのちんぽリコーダー、演奏してあげるね……♡ あ~……♡はぷんっ……♡」
こちらの切ない顔を見上げて憐れんだ奏は、汗ばんで臭気を漂わせるペニスの竿部分に両手を添える――縦笛を構えるように指を並べて、亀頭をベックに見立てて咥え込んだ。汁まみれの粘膜を小さな口でしゃぶりながら、ぶに♡ぶに♡ぶに♡と指を巧みに動かして、快楽の音階を奏で始めた。
「くぷっ……♡ちゅぷ、んぷっ……♡ ぷ、ひーっ♡ んう~♡むぅ~♡くぷ、ぐぷ、にゅぶぶ……♡」
音楽家の卵は、張り出たエラに吸い付いて亀頭を頬張り、ぷるりとした唇を肉蕾に這わせて舌をねっとり♡と絡ませる。時折、こちらをからかうように吐息で鈴口をくすぐり、切ない快感で男体を支配してきた。
「んちゅ、ぷぁっ……♡ はふ……はぁ……♡アンちゃんの喪チン……やっぱ、でっけぇ……♡ ぺとぺとしてて、味が……濃すぎるよ……♡」
むせ返るほどに性臭が濃くなった陰茎を解放し、小悪魔チックに口を歪めた美少女が舌を伸ばして、つう~っ♡と肉竿を舐め上げていく。蜜のように粘ついた唾液が銀色の糸を垂らし、陰嚢を温かく濡らした。
「んふふ……♡ なんかもう、おもらしするみたいにビクビクしてるんですけどぉ~?♡ 奏のおくちおまんこ、そんなに気持ちいいんですか~?♡ ん~?♡」
にたぁ♡といやらしい笑みに頬の赤みを乗せながら、奏は両手で吹いている縦笛ペニスのヘッドに口を寄せる。我慢汁をダラダラと溢れさせる鈴口を嗅ぎながら、「んへぇ!♡ちんぽがくっせぇ~!♡」とケラケラ笑い……どこか楽しそうに、裏スジにキスをする。
「んー、ちゅっ♡ ちゅっ♡ちゅ~っ♡ 変態アンちゃんの大好きな、おちんぽタンギング~……♡ ちゅぷっ♡ぢゅっ♡ふむぅっ……んぢゅううっ……!♡」
硬く反り返って息巻く肉槍の弱点に、少女の柔らかな花びらが寄り添って……ダイヤモンドのような剛直を、脆く、儚くほだしてくる。淫靡に尖った唇が窄まるように肉溝の底まで吸い付き、滴る我慢汁をこそぎ取る。
「ちゅっ♡ぐぷんっ……♡ はぁ……ふぅ……♡ 早漏ちんぽ、バキバキになってるねぇ~……♡ おらっ♡おらっ♡この早漏だめちんぽっ!♡ 奏のおくちに、もう出したいんでちゅか~?♡んふぅ~?♡」
自分の顔ほどの大きさがあるペニスを快楽の傀儡にする音楽少女は、唾液でテカテカに濡れた裏スジに親指の先端を当て、ぐぢゃ♡ぐぢゃ♡と筋張った性感帯をほじくった。
ペニスでサミングをするように、ハキハキとした快感の高音を響かせて――ドプドプと汁を吐く鈴割れに、ねっとり♡と舌を這わせる。ヂロ♡ヂロ♡ぢゅろ♡ぢゅろ♡と射精欲を舐め煽り、勃起筋以外の全身パーツから力を奪い去る。
陰茎を震わせ、情けなく喘ぎを漏らしてしまうほどの快感に耐えきれず……自分よりもずっと若い女の子の髪に、屈服して縋るように手を添える。それがこの〝勝負〟における降参の合図だとわかっていながら、麻薬のような目先の性感に媚びへつらってしまった。
「……ん、くぷぁっ……♡へ、へへ……♡ 降参、はやすぎんだろ♡ はい、ざーこ!♡くそざこちんぽ~!♡ 残念無駄撃ち射精しろ~!♡」
いつものように勝利した奏は、敗北して快楽を懇願する情けない男根に、生意気すぎる嘲笑を向けていた。
その勝ち誇った顔は、こちらの悔しさが陰茎と陰嚢をプルプルと震わせるほどに屈辱的だった。男の意地が憤慨し、雄臭を噴火させて再起しかけた肉槍の穂先が――。
「はい終わり~♡ あ~、んむっ♡ ちゅぷ、くぷっ……んりゅんっ……♡ ひゃまっへ、ひゃへー、ひへろぉ……♡ ぐぷ♡ぐぷ♡にゅぷんっ……!♡」
――ぱっくり♡と咥えられ、にゅろにゅろと口内粘膜にまとわりつかれるだけで、すぐに反骨精神が融かされてしまった……。
奏は麗しく艶めいた金髪を揺らめかせ、顔を前後に動かして口淫ストロークを繰り返す。女の子が腰を振るようなフェラチオピストンに、てっぷり♡と肉付いた舌が粘液を絡めるようなエラへの刺激が重なって――煮詰まっていた射精衝動が蠢き、すぐに限界が訪れた。
……びゅぶっ!びゅるるっ! どびゅうっ!ぶびゅ!びゅびゅっ!! びゅううっ……びゅうっ……!
「んぐぅっ!?♡ んぐ、ぷっ……♡くふぅ……♡んっ……んっ……♡ こく、んっ……♡んふぅ……♡」
身体中の骨が抜かれたような快感が走り、理性が蒸発するほどの昂揚感に包まれた。少女の頭を持ち、性欲をもたれかからせるようにして身体を丸め……情けなく、鈴口から溢れる白濁を奏の温かい口内に注いでいく。
性交を知らない自分にとって、その口内射精も本物の中出しだった……これ以上ないほどに温かくて、ペニスが根元からとろけるような、じいんと痺れる快感に包まれる。
「んぢゅ、ろろっ……♡ れぉっ……れろんっ……♡ んぐぷ……にゅぷぅ……♡ん、くんっ……♡」
奏が眉を困らせながら、行き場を失ったザーメンに唾液を絡めて、少しずつ飲み下す。ぢゅろ♡ぢゅろ♡と舌で亀頭を舐めて、肉竿に溜まっていた精液の残滓まで吐き出させ……数分の射精を終えた後に、ずにゅるんっ♡とペニスを解放した。
「んえっ、ぅぷっ……♡ だ、出しすぎだろ……♡おなか、いっぱいになりそう…………っぷっ……♡」
可愛らしく喉を鳴らして、奏が恥ずかしそうにザーメンで濡れた唇を手で隠した。それでも、溢れるげっぷを我慢しようとしている胸が、びくんっ♡と痙攣して慎ましい乳房をふるりと揺らす。
……女の子らしい所作を目の当たりにして、燻った火種に興奮という名の燃料が投下される。奏に抱いていた情欲が再燃し、むぐり、と射精したばかりのペニスが跳ねた。
「…………にひ……♡ あんなに射精したのに、もうチンポ元気になってんじゃ~ん……♡ どんだけ奏の可愛さに興奮してんだよ~?♡」
かなり年下の少女は、何かを閃いたようにベッド脇で立ち上がり……煽るようにいやらしく笑って、衣装の裾を持ち上げる。闇を照らすわずかな光が、その上を滑るほどに艶めかしいもち肌のゲレンデ――それが少しずつ面積を増していく。
白さすら覚える艶肌に、肉感の隆起が際立つ暗色のニーソックス。布地へ食い込むほどに瑞々しい柔肉がぷるりと弾けて、魅力の飛沫を舞わせるような艶美のコントラストが創出されていた。
「あはっ!♡なにその勃起!♡ 太もも見せただけでチンポがビンビンしてる!♡ きも……いは言いすぎだけど、さすがに拗らせすぎだろw!♡」
奏は男の情欲をけらけらと笑い飛ばして、「ほれっ♡ほれぇ~♡」とだらしない欲望をくすぐるように、衣装の裾を清らかに彩る真っ白なフリルを揺らめかせてくる。
……ちらり、ふわり、と。牛に赤い布を見せるような、本能を刺激する扇情が――奏に邪な肉欲を覚えるようになってしまった〝きっかけ〟を想起させた。
『…………アンちゃん、海外行ってないじゃん……。ママンの嘘つき』
――同じ体勢、同じ相手――忘れられない思い出として刻まれた奏の驚き顔が、交錯する時の中で絵の具のように織り交ざって――ペニスを見下げる、現在の扇情的な嘲笑に上書きされていく。
「……へ~……♡やっぱり、まだ〝これ〟が好きなんだ~……♡ アンちゃん、ちょっと終わっちゃってんねぇ……♡」
「しょーがねーなぁ♡」と呆れ果てた奏が衣装から手を離し、太ももに沿えた両手の指を、つぅ♡と這うように持ち上げ……しゅる……♡しゅる……♡と、音が無い世界に衣擦れだけを響かせながら、ピンク色のショーツをゆっくりと下ろしていった。
わずかに前傾姿勢を取りながら、無防備に下着をおろしていく姿が――原初の欲望と重なって思い出し勃起を強制してくる。
血管を浮き出たせ、脈打つほどに硬く勃ち上がった陰茎が――ドロリと先走り汁を垂らして欲望の起源を呼び覚ます――――。
――――――
一年と、その半分ぐらい前――タレント事務所に所属し、配信活動などを始めた奏と親が、その報告を兼ねて親族に挨拶回りをしていたときのこと。恥さらしの息子が〝居なくなった〟扱いをされていた我が家にも、奏が十年以上ぶりにやって来た。
アルバイトが非番で、いつものように『部屋から出るな』と言いつけられていた中年の男は、突然の腹痛に襲われて仕方なくトイレに駆け込んだ際に――〝その光景〟に脳と性癖を焼かれてしまった。
……生身では久しぶりの対面だった。あんなに小さかった子が、ずいぶんと大きく、立派な〝女の子〟に成長していたことを実感した……『目の前でパンツを下ろそうとする姿』でなければ、感動のワン・シーンだったかもしれない……。
……緊急事態ということで先に用を足させてもらったのに、頭の中と心がグチャグチャになってしまって、便座に腰掛けたまま収まらない勃起に困り果てた。股間が不気味に盛り上がる寝間着を押さえてトイレを出たのだが、どこか上の空だった奏と入れ替わった際に、手からこぼれて浮き上がっていた男根のカタチをバッチリと見られてしまった。
『うわっ……へんたいだぁ……!』
にたり、と。糸を引くほどにいやらしく、イタズラに口元を歪めた奏の一言が、寝間着を押し上げる亀頭をさらに膨張させた。
頭の良い奏は、こちらのだらしない風貌と親たちから得ていた情報を繋ぎ合わせて、すぐに状況を察していたのだろう。大げさに手を口へ近づけ、事件性のある大きな悲鳴をあげようとして――『なんでもするから待ってくれ』――その、情けない〝敗北宣言〟を絞り出させたのだった。
――――――
――――思えばあの時、歳の離れたいとこ同士のパワーバランスが決まっていたのだろう。何がどう転んでも、自分のペニスが奏の優位に立てることはなくなった。
……それでも、意味のない自尊心やプライドが、奏を〝わからせる〟ことを夢見て仕方がない。いつか、奏が自分からペニスを欲するような状況になれたら――そんな反骨精神たっぷりのことを考えていたはずなのに、脚から抜かれたピンク色の布地を指でくるくると回されると、フンフンと子犬のように目で追ってしまう。
「ぷっ……あははははっ!♡ ちょっとアンちゃん……!それはもう脳内チンポすぎるだろ……w!♡ 人としてどうなんだよ……w♡」
奏は本日何度目かわからないほどの呆れたため息を洩らして、ペニスを煽るように衣装の裾をじっくりと持ち上げる。股部分が布地で隠れるように垂らしたまま、ノーパン鼠径部のくぼみをチラリ♡と見せて……びゅっ、と限界ペニスから我慢汁を溢れさせた。
「……うえっ……下着つけてないの、ホントに好きなんですねぇ~……♡ ん~……アンちゃんがお洋服全部脱ぐなら、サービスで奏もブラを脱いであげよっか?♡ なんつって――」
等価交換の原則を明らかに無視した布地の取引。男として失うものが多すぎる提案を受け――考える間もなく、人間としての品性を守る鎧を脱ぎ捨てて産まれたままの姿になる。
「――……あー…………う、わぁ……必死すぎだろ……w♡ じょ、冗談のつもり、だったんだけどな……油断したぁ……」
こちらの迅速な敗北仕草に、奏は素直にヒきながら……恥ずかしそうにブラウスのボタンを外していく。後ろ手でホックを外し、ストラップを抜いて、前を開いた衣服の隙間からピンク色のブラジャーを取り去った。
ふゆんっ♡とわずかに揺れる、大きくはないが決して小さくもない乳房の膨らみが半分ほど外気に晒される。谷間は形成できない二つの丘陵はなだらかに肌を隆起させ、女の子らしい肉感の柔らかい曲線を描いていた。
「……あ、あんまし、見ちゃだめだって……♡は、恥ずかし……くも、べつにないんだけどさぁっ……!♡ アンちゃんの視線、ちょっとキツイって……!!♡」
胸を見られることには慣れていないのか、奏はしおらしい様子でもじもじと羞恥に身を捩る。その微笑ましいほどの〝萌え〟姿を眺めて勃起を上下に振っていると、音楽少女は顔を真っ赤に染め上げて目を細めた。
「し、シカンすんなよぉっ!?♡ ち、チンポ犬のアンちゃんが、私に、えっ――ナマイキな目を向けるなんて……許せねえっ……!♡」
明らかに平静を失った奏が、シーツにパンツとブラを叩きつけてベッドに這い上がる。すぐさまこちらを押し倒し、だらしない身体つきの全裸男を仰向けに寝転がせた。
下着の股布部分にうっすらとシミが出来ていることに気づいた視線を――ぐりんっ!と無理矢理上に向かせてから、股間の上に女の子座りをする。
「おらっ……うりゃあっ……!♡ 他人のパンツに釘付けになるだめチンポっ……♡奏が躾けてやるよぉっ……!!♡ えい、えいっ……!!♡」
奏は、チェック柄とフリルで織られた女の子ドームの中に勃起ペニスを招き入れ……むっちり♡とした肉感のジューシィ太ももで陰茎を挟み込んだ。
美少女の唾液や垂れ落ちたカウパー腺液でぬるぬるとしていたペニスが、肉厚ですべすべな太ももに左右から包まれ、にゅる♡にゅるっ♡ぷにゅんっ♡と弾力的な魅惑の刺激に抱擁される。
「はぁっ……ふぅっ……♡ お仕置きエッチしてもらえると思っちゃった~……?♡ アンちゃんの節操なしチンポなんか、太ももでズリズリするだけで十分だから……っ……♡」
奏は勝ち誇ったドヤ顔でこちらを見下しながら、両手を後ろに突いてバランスを取り、ディルドオナニーをするように腰を上下に振り始める。
ずにゅっ……♡にゅぷんっ♡ ぐにゅにゅっ……♡にゅるんっ……!♡ にゅるる……ずにゅっ……♡にゅっ、ぷん♡にゅっ、ぷん……!♡
女の子の柔らかい魅力が詰まった太ももが、女陰のようにふっくらと男根を包み、疑似騎乗位で抽挿を重ねる。リズムを刻むようなピストン運動で太ももの肉がたわみ、エラの出っ張りをもち肌に引っ掛けながら……にゅぷ♡にゅぷ♡と亀頭を肉壁の隙間からはみ出させた。
「ふぅ……ふぅ……っ……♡ アンちゃん……っ……こんなので、チンポ、めっちゃ硬くしてる……?♡ おまんこ、じゃなくてもっ……満足、できちゃうんだ……?♡」
肩で息をしながら八重歯を閃かせる奏は、男根を挟んだ雌肉をみっちり♡と寄せ合わせ、前後への動きをつけ始めた。むりゅ♡むりゅんっ♡と亀頭や肉竿を擦る動きに加え、ぷりゅ♡ぐりゅんっ♡と火おこしをするように左右の太ももを互い違いに動かして、錐揉み愛撫を重ねていく。
衣装の中という見えない空間で、奏の太ももに挟まれた肉棒は、女陰に挿入して包まれているかのような達成感を覚えていた。上質な布地を押し上げる肉槍の穂先から、歓喜の雄汁が溢れ出て……じゅわり、とニオイや水分を染み込ませる。
「はぁっ……はぁっ……♡ これ、意外と、きっつい……♡ なんで、奏が、体力使ってんの……?♡ さっさと、イッてよ……もぉっ……!♡」
横結びにした髪を振り、頬を上気させながら太ももコキを継続する奏が理不尽に憤る。少しずつ腰の動きが雑なものになり、ベッドをセックス中のようにギシギシと鳴らしていくと……乱れた上半身で乳房が暴れ、開いていた胸元から――ぷりゅ♡ぷるんっ♡と、淡い色味の勃起乳首が顔を出した。
「……ぁっ……♡ お、おっぱい、ポロっちゃった……♡ ちょっ、アンちゃん……そんな、見んなよぉ……!♡」
両手を使って太ももを上下に揺すっている奏は、振動で着崩れた衣服から覗いた恥部を隠すことができずに、耳を赤く染め上げる。ふる♡ふる♡と風に揺れる花のように、儚げで可憐な二粒の乳蕾が、奏の全身から漂う甘い香りにそよがれた。
その視覚的な刺激と興奮が、電流のように全身を駆け巡る。程なくして、もっちもちな太ももにしごかれていたペニスが脈打つように震え……びゅっ、びゅぐっ、びゅぐぐ……と情けなさすぎる射精に達してしまった。
「え、あっ……!?♡ ちょっ、と……奏の、衣装のなかっ……あ、あっ……♡ やだぁ……♡あっついの……漏れちゃってるぅ……♡」
太ももに包まれ、しごかれながらの服中射精(なかだし)の快感は、まるで精巣の中身を引っこ抜かれるかのように凄まじいものだった。
亀頭から肉竿の中に甘い痺れが走り抜け、体内で繋がっている全ての管に伝播するほどの至福が、吸引するように精子を吸い尽くして奏のシークレットゾーンを汚していく。
「……う、わ……ぁ……♡ ま、まだ、出てるし……♡ 太もも、マジで妊娠しちゃいそう……♡」
優しくて真面目な奏は太ももを寄せて、ぷにゅ♡ぷにゅ♡と男根を搾るように挟んで根元をしごき上げ……数分間にも及ぶ快楽の余韻を、最高の残響になるように調音してくれていた。
音楽家の卵は、まだ硬さが残るペニスに呆れながらも男の股間を解放する。そして、睾丸を震わせて精子を乱造する男に慈悲深い顔を見せてから……秘部とアヌスを背中側から潜らせた手で隠し、後ろに倒れるようにベッド上へ寝転がった。
太ももをべったりと汚す白濁汁を肉溝に滴らせ、汗ばんで艶っぽく濡れる肌を赤らめて……内腿をぴったりと合わせた谷間を、大きな女陰のように華やがせて男を誘引する。
「……っ……♡ ま、まだ、射精し足りないなら……アンちゃんの好きにしても、いいよ……?♡ アンちゃん、その……いろいろ、かわいそう、だし……♡」
奏は相変わらず、情欲を煽る表情でその可愛らしい顔を彩り、こちらの意思と判断を完全にコントロールしていた。
その慈悲に甘える以外の選択肢は無かった……奏の折りたたまれた身体を包むように持ち上げ、精液がシーツや掛布団にこぼれ落ちることを厭わずに運び、枕に後頭部を乗せてやる。
すると、こちらの不気味な優しさから何かを感じ取った奏は……一瞬だけ気が抜けたように……ほう……と、安堵の吐息を洩らした。
……その枕も、決して良い匂いはしなかっただろう。曜日も関係なく毎日アルバイト三昧の生活をしているせいで、恥ずかしながら、疲れ果てて風呂も入らずに寝てしまうことも多々あるのだ。
賃金のほとんどを機材やソフトの費用に充てているせいで食事も偏っているし、空き時間の全てを作曲作業に費やしているために運動不足も深刻だ。体臭も、その残り香もキツイだろうに……奏は、少しも嫌な顔をせずに枕へ髪を擦り付け……今だけは対等に、こちらを見つめてくれていた。
「……そういえば、アンちゃんさ……奏が『ネットで動画見るの好き』って言ったことあったっけ? もちろん、アンちゃんの影響でさ……だからね、奏ちゃんはみんなが知らないようなマイナー&マイナーなボカロPとか知ってんのね」
店長に土下座をしてシフトを入れてもらい、必死にアルバイトをして買った最初の収録機材。安物で、少し前に壊れてしまったが……今でも枕元に置いてあるそれを、未来を彩るような奏の指先がそっと撫でる。
「……わりと初期からボカロ界隈でずっと活動してる〝ある人〟がいるんだ。音の並びは綺麗で、独創的で……どこか情熱的な音を孕んだ、粘っこいしつこさがあって……いや、いい意味のアレね? ライブで選曲するぐらいに好きな曲だもん……で、そういう良さがあるのに、調声が上手くなくて、すぐにソフトとタグ変えちゃうから……ネットの底に埋もれまくりだったワケよ」
奏は懐かしい思い出を語るように――こちらの顔を見ながら、その奥にある〝何か〟を見透かすような顔をしていた。
「その人、最初らへんはギターとかピアノを弾いてたんだけど……ふふっ、すっごいぶきっちょでね。いつも指が絡んで隣の音と重なるから『へたくそ』とか『素人』って言われてたけど……その〝温かい音〟は、奏の好みだったから……まあ、その、なんだ……それなりに、追ってましてねぇ……」
気恥ずかしさを隠すように、少女は黄葉を思わせる髪を布地に滑らせ、紅葉が散り舞う頬を掻く。その秋色に映える可憐な仕草は、これまでのどんな煽りよりも熱く心を湧き立たせ、身体に愛欲の焔を燃え上がらせた。
「継続って大事みたいでさ……その人も、一年半ぐらい前から――『ノーパンの女の子にドキドキして夢を見ちゃう曲』から、少しずつ伸び始めたんだよなぁ。奏、おかしくてつい笑っちゃったんだけど……その曲、いつも以上に鮮烈な想いが込められてて……音の中から〝本物の熱〟を感じたんだよね……♡」
音楽――そして〝音〟には妥協も遠慮もしない少女が、蜜のように熱く潤んだ琥珀の輝きで心の中を覗き込んでくる。
「いやぁ~、まっことねぇ、不思議なものですがねぇ……♡ 私がアンちゃんのチンポを焦らせば、焦らすほど……その音が熱く、じーんと響くようにイキイキとするんですなぁ……♡ ふふ……♡なんでやろねぇ……?♡」
くすくすと――これまでとは、毛色がまったく違う笑声をこぼした奏は、今の状況の全てを満喫しているかのように微笑んだ。
そんな、胸がギュッと掴まれるほどに魅力的で愛らしい笑顔を見下ろしながら……震える腕で、奏の両脚を抱くように掴む。そして、どうしようもなくダメダメで、興奮を抑えきれない聞かん坊のペニスを、ザーメンまみれの挿入口に突き付けた。
「……ん、ふふっ……!♡あはははっ……!!♡ そんなに奏のカラダで〝出したい〟んだ……♡ やっぱりなぁ、アンちゃんはどこまで行ってもアンちゃんだわ……♡」
ずにゅ……にゅるんっ……!にゅぶぶ……ぐにゅんっ……! 腿圧を生ませた肉壁の隙間に、ペニスを潜り込ませていく。
吐き出した精液と我慢汁、そして奏の汗がちょうどよいローションとなって狭いトンネルをずぶずぶと切り拓き……にゅるんっ♡と亀頭を突き出させた。
膣肉を掻き分け、蜜液で満ちたヒダの森を抜けて奏の最奥に辿り着いた――そんな疑似的な征服感を覚えて男根と陰嚢が震える。
「ん、ぅっ……!♡ はぁ、ん……くすっ……♡アンちゃん、なんで達成感ありそうな顔してんの……?♡ そこ、おまんこじゃなくてただの脚なんですけど……?♡ こんなの、エッチごっこにもなりませ~ん♡」
そろえた脚を抱かれ、太ももを白濁まみれに穢されても圧倒的優位の余裕を緩めない奏が、下からこちらのことを〝見下して〟いた。
幼き女王のような、小生意気ながらに高貴な支配圧に抵抗するために……融け崩れたはずの男の意地が再起して、女陰を侵すように太ももへの抽挿を開始する。
にゅぷ♡にゅぷっ♡ずにゅんっ♡ にゅるんっ♡にゅるんっ♡ずにゅ♡ずにゅ♡ぐぢゅんっ!♡
竿と亀頭へ吸い付くほどに肉厚でぷりぷりの絶対領域が、ペニスで擦れて、粘液で濡れ……表面をめくられるように、にゅろ♡にゅろ♡と弾力たっぷりにたわむ。
先端が這い出る肉壁トンネルの入り口と出口は、興奮した膣口のようにぐじゅり♡と開き、熱された性汁を溢れさせて淫靡なミストを漂わせた。
「んっ……ふ、ふっ……♡ ねぇアンちゃん……これ、けっこうバカみたいだよ……?♡ 太もものこと、おまんこだと思いこんでパコパコしてる……♡必死すぎワロタぁ……♡」
汗が垂れる顔と、太ももを孕ませようと本気でピストンを繰り返す肉棒に、じっとりとした奏の嘲笑が向けられる。
『どんなに頑張っても救えない』――そう言わんばかりに、冷ややかなのに奥底に慈愛を孕む彼女の瞳と、太ももピストンでわずかに揺れる乳房を見つめながら……息を荒げて腰を振り続けた。
ギシ、ギシ……とベッドが羨ましがるような律動を響かせるなかで、欲深いペニスがさらなる快感を求めて角度を変え……奏が秘部に重ねて引いた一線を、ずりゅ♡ずりゅ♡とかすめてしまう。
「ぁっ……♡ ちょ、ちょっと~、それはルール違反だろ~……!♡ アンちゃんが勝つまで、エッチなんかサせてあげないよ~……♡」
奏は、乙女の貞操を退けようとする本能的な動きを拒み……ぎゅっ♡と秘部を隠す手に力を込めた。まるで、磁石の如く引き合う、双方向の肉欲を戒めるように。
「はぁ……ん、んっ……♡アンちゃんのチンポを、焦らして、焦らしまくったら……♡ きっと、もっと良い〝音〟を出せるんだよね……?♡ それなら、奏も一緒に我慢する……♡……あっ、やっ、その……あ、あれよ! 必死なおっさんチンポを相手にするっていう、ヤバい状況への我慢ね……!?」
操を立てていない手をあたふたと振り乱し、乳首をわずかにしならせる奏が目をぐるぐると回していた。その可愛らしくていじらしい姿に、思わず亀頭が震えてしまう。
……たしかに、奏の華奢ながら艶美な瑞々しさの詰まった肉体に抱く欲望が増せば増すほどに、自分の心から湧き出る感情が情熱的な音階を生む側面があることは否定できない。
柔らかな雌肉がミチミチに詰まった太ももに挿入している今まさに、脳が揺れるほどのインスピレーションにアてられて、鍵盤に指を滑らせたように甘美な音が心身で奏でられている。
さざ波が飛沫を上げる果肉の海。孤児の心を癒やし育む聖女の温もり。幻想的な柔らかさを孕む光の砂漠に、艶めく宝砂の丘陵を彩る桃色の蕾。そして、光の金糸で織られた樹木で守られる、可憐で愛くるしい花びらの園。全身の感覚で味わう刺激――〝音乃瀬奏〟の音色が、ことごとく琴線に触れてくる。
太ももを使った疑似セックスでこんなにも情念的な刺激を得られるなら――先ほどから女の子の甘酸っぱい香りが立ち込めている花弁の内側に潜り込めば、どれほどの快楽を味わえて、どのような音が生まれるのか――音の表現者として、抑えきれない興味と興奮が燃え上がる。
「ん、ふふっ……♡ケダモノみたいな目で、私の顔とおっぱいばっかり見るじゃん……♡ 今、奏の太ももにチンポ押しつけるの止めたら……っ……♡ ナマの……お、ま、ん、こ……♡ 見えちゃうかも、なのにね~……?♡」
奏は煽るように顔を歪めて、顔に咲く花びらに左手の指を添える。そして、こちらの顔を色香で誘うように……唇を指で開いて……くぱぁ♡くぱぁ♡と真っ赤に潤む口内と舌を覗かせた。
すると、ペニスの下から……ぐちゅ♡……ちゅっ♡ちゅぱぁ♡……と、舌を淫靡に回しているクチのような、粘着質な蜜音が溢れて、甘い雌臭で耳を差す。秘部を隠していたはずの右手が、同じように動いているとしたら――ッ……――。
「んっ……!♡ おまんこの動き想像しただけで、チンポ暴発しちゃったの?♡うわ、だっさ~い……♡ そんなにおまんこ見たかったなら、太ももパコパコ止めたらよかったのに~……♡おばかなおちんぽ君でちゅねぇ~……♡」
――……――びゅっ……びゅぐ……るぶぅっ……! 五感を支配するほどに鮮明なビジョンが、大きすぎた興奮を全身に巡らせて……気づいたときには、奏の両脚を抱き締めて、みっちり♡と狭まる肉壁に甘えるように……腿内射精(なかだし)で絶頂に達していた……。
奏のしっとりと吸い付く太ももの肉感に包まれながら、おもらしをしたように射精する感覚は、禁忌の音域に指を触れた甘美だった。秘部から一〇センチも離れていない場所で、ニアミス種付けをするだけで……身体中から歓喜の汗が溢れて、インスピレーションがどくどくと湧いてくる。
「……はぁ……っ……♡まだ、出てるし……硬いんですけど……♡ どんだけ欲張りなチンポなんだよ……♡奏、もう疲れちゃったのになぁ~……♡」
肉壁を狭め、竿の根元からぎゅうぎゅうと子種を搾り取った後……にゅっぽん♡と、奏は自ら接合を解除し、秘部を手で覆ったまま身体をひっくり返した。
枕に顔を突っ伏すようにして、衣装の裾から丸出しになったお尻をぷりんっ♡と突き上げ……手で覆い隠している秘部以外をさらけ出す。
「……あ、アンちゃんが、残念チンポすぎて、かわいそうだからねっ……!? 奏が、こうして……エッチに見えんこともない格好、しっ、シてあげますよっ……!?」
……興奮と快楽の追奏、そして三度の射精による虚脱感で茹だった自分の頭では、奏の言うことはよくわからない――が、奏のノーパン四つん這いがフェティッシュなエロスにまみれている芸術作品だということだけはよくわかった。
羞恥心でぷりぷりと震える桃尻は瑞々しく汗を弾けさせ、可愛らしく窄まっている鈍色の菊花を覗かせる。そして、貞操に守られている花園は周囲を鮮やかな桃色に染めて甘ったるい蒸気を漂わせ……手指の隙間から、ねとっ♡ねとぉっ♡と粘っこい蜜液を大量に滴らせていた。
その淫靡な汁気で、奏が奇行に走った理由が今の自分とまったく同じだということに気づいた――四つん這いになった雌猫の背面に覆い被さり、理性を失った生物の交尾らしくマウントを取る。
「ぅあっ……!?♡ や、ぁっ……♡ アンちゃんに、襲われるっ……♡ だめだめチンポにっ……♡わからせ、られちゃう……っ……♡」
天然のローションでひたひたに濡れた手を勃起で押し退け、くちゅうっ♡と卑猥な水音を奏でながら、少女の糸を引く肉溝に反り返った肉槍を這わせる。そして、開いていた奏の脚を閉じさせ、再び肉壁を合わせてサンドする――ぷっくりと膨らむ陰唇と、モチモチと合わさろうとするパンのようにふかふかな両内腿でソーセージを挟んで、卑猥なホットドッグを完成させた。
奏との約束があるため、処女を散らせるような真似はしない――だが、雌穴への〝挿入〟はする。女の子の股間に生まれた肉肉しい三角地帯にペニスを突き込み……くっちゅ♡ぬちゅっ♡にゅりゅんっ♡……と、虚空に存在する夢幻の蜜園を肉勃起で侵略し始めた。
「んぁうっ!?♡ は、ぁっ……ぁ、ぁああっ……!!♡ チンポ、だめ……♡奏、もう、配信者、だからっ……♡ちんぽ、だめ、なのにッ……ぁあ~っ……!!♡」
奏のしとやかに潤む花びらに肉槍が食い込み、張り出たエラが女陰をこそぐように刺激する。包皮を巻き込んで、ぷりゅり♡と陰核を露出させてから、亀頭で押し込むようにたわませた。
「きゃひぃっ……いっ……はぁあっ……!?♡ あっ♡あ、くりっ……♡あっ♡そこ、やばいっ♡いっ……ぁ、はぁあっ……!♡ アンちゃん、にっ……♡ぐちゃぐちゃに、されちゃうっ……っくぅうっ……!♡」
柔肉のトライアングルは、ペニスを打ち付けるほどに温まって具合が良くなる。肉の重なりが甘美なものとなり、果実を握り潰したように蜜液が溢れていく。
内腿のえくぼがペニスの笠に引っ掛かり、寄り合って乳房や尻のように谷間を作った太ももの双丘が裏スジを撫でこそぐ。先ほどとは異なる性感がゾワゾワと脳の裏側を掻きむしり、薄い精液が漏れるような疼痛を孕む快感に襲われた。
ぷちゅん♡ぷちゅんっ♡と生意気に膨らんだ小粒クリトリスを押し潰して、小陰唇のヒダをこそぐ――敏感な部位を擦り合わせる抽挿を繰り返すたびに、ぐちゅぐちゅと性交にしか思えない蜜音が接合部から反響する。
「はぁっ……ぁっ……♡んっ、ん~っ……♡ こ、腰……ふぅっ……♡ チンポ、振るのっ……必死すぎ……っ……♡ 奏っ……おかしく、なるっ……♡ は、ぁっ……あぁんっ……!♡」
すっかり力の抜けていた、素敵な音を奏でる少女のたおやかな手が無意識に男根を求め始める――にゅるり♡と手指を亀頭に絡みつかせて肉壺代わりの受け皿になり、窄まったヴァギナのようにペニスの先端を包み込んでくれた。
尻を叩くように腰を打ち付け、陰茎で太ももと陰唇をぷるぷると波立たせながら、震える亀頭を奏の花びらや疑似子宮口に擦り付ける。すると、心身から未知のエネルギーが奔流のように溢れ出て、自分だけでは想像もできなかった幻の音階を紡いでいく。
まるで、バイオリンの弓と弦を擦り合わせ――ふたりの心を、言葉にできない想いで結び合わせるように――世界で最も情熱的な表現を生命の楽譜に刻んでいった。
「あっ♡あっ、ぁああっ……!♡ キちゃうっ……すごいの、キてるっ……!♡ アンちゃんっ……♡あ、アンちゃんっ♡あっ、ひぁっ――ぁああああああああッ!!♡」
メスとオスが発する音がループし、許容できる音の限界を超えて快感のハウリングを引き起こす。奏が弓なりに背を反らし、美しい嬌声を響かせると同時に――。
ぶ、びゅるるっ!! びゅうっ!びゅるるるっ……!! どぶびゅっ!ぶびゅうう!びゅううっ……!!
――少し強めに包まれた疑似子宮口のナカへ、煮詰まっていたフラストレーションを吐き出していく。痙攣しながら白濁をひり出そうとする竿に、ぷしゃっ♡しゃああっ♡と失禁したような絶頂潮が降り掛かると……その温もりで、疼く陰嚢から出来立ての精子が供給され、手内射精(なかだし)をされた奏の手をさらに白く汚していく。
汗ばんで甘い体臭を薫らせる奏の背中に抱きつき、へこへこと腰を振って精液を漏らし……絶頂の余韻をペニス全体で愉しむ。それを、奏は嫌がる素振りも見せずに受け入れ……数分にも及ぶ、長い射精快感と素股アクメの残響をユニゾンさせることを許してくれた。
「は、ぁーっ……♡はーっ……♡ ふぅ……く、ぅっ……♡ アンちゃんの、ざこさこチンポ……♡ さすがに、もう……満足、しちゃった……?♡」
ちゃぷ♡ちゃぷ♡と射精を受け止めていた手皿で亀頭を揉み、粘っこい白濁をシーツにこぼした奏が……顔をこちらに見せないまま、物欲しそうに尻を振り、くちゅ♡くちゅ♡と性器の接合部で〝今の気分〟を表現し始めた。
体力や精子が底を尽きたとしても、その声なき〝おさそい〟を断るわけにはいかない――音楽家らしい奥ゆかしさを見せる少女の身体に手を回し、奏のひかえめな乳房を揉みながら……再び、興奮を張り詰めさせた雄弓を弾き、雌弦に甘い快感を奏で始めるのだった。
……………………。
それから、何度も終わる気配が見えない〝未満〟のセッションを重ねて……部屋中を男女の性臭に染め上げた後に、ようやく一組の楽器が離れた。外ではすっかり日も暮れているだろう時分だった。
身体に蓄積した疲労を重たく感じるそれは、全力で演奏をした後と同じ感覚だった――身体中から想いを発散したことで、すっきりと冴えている。
未だ収まらない体温の上昇と吐息の乱れをクールダウンさせ、各々でメンテナンスをするように……『さすがにヤりすぎた』と反省する男女は、無言で衣服と身体の後始末を続けていた。
「……あ、アンちゃんのすけべ……。奏は、その……〝今日はまだ〟……ここまでスるつもり、なかったんだからな……!」
やけに含みのある言い回しをした奏に目を向けると……ティッシュやタオルで〝勝負〟の痕跡を消そうとしている少女と目が合った。
すると、奏は尖らせた唇をわなわなと震わせて視線を外し……「こ、これ返す!ありがと!」とタオルをこちらに投げ付けて立ち上がり、防音性が担保された重い扉を開く。
「……か、奏を使って最高の〝音〟を出したいなら……もっと、もーっと……〝勝負〟とか、いろいろ頑張れ……! そしたら……いつか、きっと……私の知ってる、アンちゃんなら……ねっ……!♡」
奏は薄暗い部屋から半身を出し、唇に手を寄せて――いたずらに、からからと、いつものように笑ってウインクを弾けさせる。
黄昏色の煌めきを髪にまとわせ、心に焼き付くほどの芸術を作り出した少女を目の当たりにして――思わず、感嘆を漏らすほどに見惚れてしまった。
「――な、なぁんてなァ! がははははっ! また暇が出来たら、優しくてカワイイ奏ちゃんが!アンちゃんのだっせぇ喪チンを!!からかいに来てやるよぉ!!!!」
吐き捨てるようにそう言って、もちもちなほっぺを真っ赤に染めた奏が、口を押さえて嵐のように去っていった。
……ひゅうん、と。金色に輝く残影から、雄々しく、彩り豊かな風が吹く。まるで夢のように、現実味がなさすぎる思い出を掻き消すように時間が流れていくが……部屋の中に残った奏の甘い体臭と、布団に刻まれた蜜液のシミはいつまでも残り続けていた。
自分の歳も省みず、年頃の青年のように、甘酸っぱくてうるさい胸の高鳴りを手で押し殺して――『もしかしたら』、なんて。
そんな、自分に都合がいいことを考えながら、少女の甘い残り香が漂う室内で深呼吸をして、身体中にイキイキとした活力を補充する。
強い眠気はあるが、それ以上に、カタチにしておきたい〝音〟が胸に溢れているのだから、立ち止まってはいられない。明日も朝五時の始業時間に間に合えばいいのだ、曲を作る時間なら問題なくあるはずだ。
……何年か前に配信活動を始めた、〝ある人〟がいた。その少女が発する歌声は、弦を弾いたように澄んでおり、心から溢れるエネルギーを、喉で奏でているように美しく――そして、心を共振させるほどに力強かった。そんな女性が、『昔からずっと好きな曲』として、ネットの海底に埋もれているような無名の楽曲を本気で歌ってくれていた。
光差すステージで、目に見えるほどの煌めきをしゃらりと響かせる少女は――どこまで行ってもどん詰まりの人生で、狂ったように、みっともなく音楽に関わって生き恥を晒し続けるしかない男に、モニターを通して溢れんばかりの希望を与えてくれたのだ。
……今日も変わらず、そんな恩義に報いるように、ある少女のことを想いながら音を紡いでいく。どれだけ周囲に存在を疎まれようとも、まだ、命を終えるわけにはいかない――いつか夢見た音を、まだ、奏できれていないから。
自分が自分らしく生きるために、『この道しかない』と感じた音楽と向き合い続ける。些細なことをきっかけに、つい抱いてしまった欲望のせいで見えにくくなってしまった本音――感謝と応援、そして深すぎる愛情が――いつか正しく、彼女の心に響くまで。
おわり