「...」
夜風にゆらゆらと揺られる
つい昨日まで降り続いた雨。昼間は滴る程汗が噴き出る程であり、それは空に帳が下りた今も同じ。
「...」
じめじめとした空気が身体に纏わりついて不快であり、それはまるで私の心情がそのまま溢れ出ているようだ。
「...!」
侍女が耳打ちをしてきた。...来た。来て、しまった。
「....」
侍女はコクリと頷き、"彼"に一礼して閨を後にした。
「...お待ちしておりました」
「...」
コクリと頷く"彼"
「失礼いたします」
「ああ」
彼の杯に葡萄の酒を注いだ。
今夜も、この後は―――
―――――――――――――――――
「良いな?」
「はい」
床につき、衣を脱がされた。素肌を覆う布地は薄い襦袢のみ。
"彼"好みの成熟した煽情的な身体つきが今は憎い。しかし、それを悟られてはならない。
「...」
彼も私と同じく、既に肌着1枚という姿。
「はい...失礼いたします」
彼の
「んっ...」
「おお...」
感嘆の声を漏らす彼。噂に聞くところ、彼はこの行為が大変好んでいるらしい。
献身的に奉仕をするほど特別な愛情を抱いてはいないけれど、こうでもして"回数"を減らさなければ身体が持たない。
「10日ぶりだが...中々のものだな」
彼は10日ぶりかもしれないが、"私"は更に久々の夜伽だ。...ちなみに、私の身代わりに抱かれた侍女は翌々日まで腰が抜けていたらしい。
「ん...ありがたき幸せでございます...」
硬く隆起した肉竿に舌を這わせ、歯が当たらないように気を付けながら吸い付く。...親友の一人が手配したと噂の指南書にはこのように奉仕すると良いと記されていた
「ん...もう良いぞ」
彼は頭を撫でながら私を制した。.....粗相をしてしまったのかもしれない。
「ちゅ.....申し訳ございません。稚拙な奉仕でした」
一応、詫びを入れておく。
「よい。十分に満足した」
その言葉に裏の意図は見えない。ということは―――
「触るぞ?」
「はい」
彼に肩を押され、仰向けに倒された。
...始まる。一度も射精をさせる事が出来ず、このまま受け入れる事となりそうだ。
「柔く、心地の良い肌だ」
襦袢の帯を解かれ、少し汗ばんだ素肌を晒される。
「ありがたきお言葉...ですっ...んっ...」
高貴な身分でありながらも、その指は硬く大きい。その感触は、彼が"雄"であり、私が"雌"である事を身体に教え込んでいるかのようだ。
「...っ...♡」
指は硬く大きいけれど、手つきは甘く柔らかい。私に"その気"が無くとも、その巧みな性技によって強引に高められてしまう。
そして、"彼"は夜伽が上手い、というのは妃の間では有名な話だ。そして...かなりの性豪であるといことも。...妃の間で彼の夜伽を取り合う事が無い理由の一つがコレだ。他の妃が病に伏せるたびに他の妃にしわ寄せがくる事となり、寝不足と力の入らない腰に悩む事となるらしい。
「っ...ぅあ...っ....♡」
自分でも驚くほど甘い嬌声が漏れた。
「甘い声が漏れているぞ?」
彼はそれを聞き逃さない。獣欲に満ちた笑みを私に向けている。
笑みを浮かべながらも、その指使いは更に激しくなる。
「っ....あぁっ...♡」
くちゅくちゅと湿った音が閨に響き、シミ一つ無く選択されている敷布には私の愛液が飛び散る。
「遠慮することは無い。存分に乱れよ」
「あああ...っ...♡」
彼の大きな手が乳房を多い、敏感にされている先端の果実を指で弄ぶ。
「良い、良いぞ」
私の大きな反応が嬉しいらしい。
...だめ、もう思考が纏まらない。股の間から強引に捻じ込まれる快楽で考えがばらばらに霧散してしまう。
「もう...果てます...っ...もう....っ...ああっ♡」
我慢していたけど、声も抑えられない。快楽に飲まれた甘ったるい雌の声を漏らしてしまう。
「良い。許す」
実に満足げな表情で私の
「あああっ♡♡」
ビクンと身体が跳ねるほどの絶頂。頭の中が真っ白になり、ガクガクと腰が震えてしまう。
「...うむ」
何が"うむ"なのだろうか。もう...何も考えられない。
「よっ、と」
襦袢の帯を解き、彼も無防備な姿となる。その裸体は引き締まっており、それが尚の事彼が"雄"であることをわからされた。
「ぁ...っ...あっ...」
「安心せよ。ここで終わりではない」
絶頂の余韻で声が出ない。無意識に抵抗しようとしていたのだが、自由の効かない身体のせいで、卑しくも彼の子種を求めているかのような誤解をさせてしまう。
「
有無を言わさず、硬く勃起した肉竿を秘所にあてがう彼。
...始まる。始まってしまう。
私は...どこまで正気を保てるのだろうか。鬼灯の果実が実るにはまだ早いのではにだろうか。様々な思考が脳裏を巡るが、それも次の瞬間には全て塗りつぶされている事だろう。真っ白な...快楽へと。
「っ....!」
「あああっ♡♡」
ずぷん...と、異物が私の身体を押し開く。内臓が押し上げられるような巨根の感触。
普段なら苦痛に顔を歪めるところだけれど、快楽を高められているこの身体は驚くほど従順に肉竿を受け入れていた。
「良い締め付けだ...っ...!」
彼の太い手が私の腰を掴んでおり、その腕からは絶対に逃がさないという意思を感じる程だ。
「これ...だめ...っ...ああっ♡」
頭の中は快楽で塗りつぶされており、自分でも驚くほど甘い嬌声を上げている。
「動くぞ...っ...!」
「あっ...ああっ♡♡」
最初はゆっくりと。しかし、膣奥を執拗に搔き回すようにねちっこく。
「っ...っ...!」
段々と速くなる抽挿。くちゅくちゅと湿った音と、ギシギシと寝床が軋む音の合唱が閨に響く。
「ふぁっ...ああっ♡♡」
これが...私の役目なのかな...
本当は...このまま妊娠した方が幸せなんじゃないのかな...
「良いぞ...っ...!」
私を捕まえて腰を振っている彼も実に満足そうだ。
「あああっ♡♡」
感じたくないのに...気持ち良くなりたくないのに...
....孕みたくないのに....
「朕の具合はどうだ?」
ぱちゅぱちゅと湿った音を響かせながら腰を振る彼。
快楽に溶かされた頭では"ちん"という言葉が一人称なのか下半身に捻じ込まれている熱い杭のことなのか理解できない。
それに、余裕の無い私とは違って彼はまだまだ本気ではないらしい。
「とても...ふぁっ♡...気持ち...よくて....ああああっ♡♡」
「そうかそうか」
私が言い終わる前に膣奥をぱちゅん!と突き上げる彼。...実に満足そうな表情を浮かべている。
「もっと乱れても良いぞ」
「だっ...あああっ♡♡」
だめ、と言いかけて言葉を飲み込むが、直ぐに雌の鳴き声が溢れ出る。
ああ...もう何も考えられない...
「ああっ♡」
後宮の中で大好きな虫を集めた記憶も...
「あああっ♡♡」
そこで出会った少し変わった友人との思い出も...
「ああああっっ♡♡♡」
何もかもが快楽に塗りつぶされてしまう...
「っ...
それは快楽でぼやけた私の頭でも理解できた。
「ふぁっ....あああっ♡♡」
しかし、口から漏れるのは甘い吐息のみ。
「くっ...!」
彼の腰遣いが一層激しくなる。
「ああっ♡」
膣奥を突きあげる剛直。片手で押さえつけられる私の両腕。自由が利かない世界の中で、私は望んでも居ない男の子種を注ぎ込まれようとしている。
しかし、それを拒む権利は私に無い。もしも拒めば―――
「ぐっ...ああっ...!」
「っ....!!」
膣内の一番深いところに肉竿を押し付け、身体をぶるりと震わせる彼。
熱い感触が下腹部の深い所に流し込まれている。
「ぁ....あぁ....っ...」
思わず声が漏れた。
また...注がれてしまった。
「ふぅ...」
荒い吐息を直ぐに整える彼。
私はまだ絶頂の余韻から戻っていないというのに、彼はもう回復したのだろうか?
「ふぁっ...♡」
その答えは、再び硬くなり始めた彼の剛直が答えている。
「次は後ろからだ」
「ぁ...」
くるりと身体を返されて、お尻を高く突き上げる姿勢にされた。
「
愛液と精液に塗れた膣口に当てがわれる彼の肉竿。
「ぁ...あああっ♡」
何か答える前に捻じ込まれる熱い杭。私を襲う快楽は...どうやら今夜は逃がしてくれないらしい。
―――――――――――――――――
「ぁ...っ...うぁ...」
翌朝、既に彼は閨を後にしている。でも、私は満足に動けないままであった。
「楼蘭様...」
侍女が心配そうな表情で閨に訪れた。
「っ...ぁ...」
つい先ほどまで獣のような嬌声を上げながら彼と交わっていたのだから彼女が心配するのも納得だ。...そんな彼女もつい先日に彼から犯されたばかりだ。
「楼蘭様...身体をお拭きします」
彼女に身体を起こされると、精液が溢れているドロドロの膣口が見えた。
「う...ぁ...」
不妊の作用が有る鬼灯の果実だけど、果たしてこの量の子種には効くのかな。
「っ....」
本当は...普通の少女のように生きたい。
友達と遊んで...大好きな姉と仲良くできる、そんな生活。
私は...
私は.......