ジョークゲームだからとゲーム内に描画される子宮に幼馴染のあだ名をつけてプレイを始めたのだが、次第に頻繁に夢精をするようになり……。
本作は「ノクターンノベルズ」に重複投稿しています。
♡1日目
「スペルム・クリッカー?」
俺が見つけたのはそんな名前のゲームだった。大手のPC向けゲーム配信サイトで最低価格で投げ売りされているインディーゲーム。名前から一時期流行ったクリッカー系ゲームだろう。
貼られているゲーム画面は一枚だけで、左右三つに別れた画面の左側に子宮と卵子を模したイラスト、右側に購入していくアイテムのリスト、中央にアイテムごとのイラストが描かれており、恐らく本家をオマージュしたものなのだろう。
どう考えてもくだらないパロディゲームなのだが、価格が異常に安いこともあり迷うことなく購入を決める。この手の数字が増えていくのをひたすら眺めていくゲームをやっている時が一番楽しいのだ。
早速ダウンロードしてインストールしていく。妙にファイルサイズが大きいが、ウイルススキャンの結果は白。問題ないだろう。
早速ゲームを開始する。デカデカと鎮座する子宮がエロ漫画の断面図のようでエッチだ。卵子がやや小さく描かれているせいで、クリックの有効範囲が小さいのが気になる。ネタゲーやるならレビューで盛り上げたいので覚えておこう。
カチカチカチと数十回クリックをすれば、最初のアイテムが解放できる。「精巣」だ。今まではどこで精子を作っていたのだろうか。いかにもバカゲーらしいガバガバ設定に思わず笑ってしまう。
「精巣」は0.1精子/秒を製造する最も基本的なアイテムだ。とりあえず1個購入する。購入したところでゲーム全体を収めたスクリーンショットを撮って、SNSに上げることにした。
『バカゲー発見wwwwwww 俺のタマ片方潰れちまったwwwwwwwwwww
pict.extter.com/xxxxxx』
こういうのは勢いがあればいい。ノリのいいフォロワーが笑ってくれるだろう。
投稿を終えたらゲーム画面に戻って再びクリックを繰り返す。2つ目のアイテムはやや高額で、そこまでクリックを繰り返すのは面倒だ。ここはいくつか「精巣」を購入して動画でも見てくるのがいいだろう。10個ほど「精巣」を購入すれば右画面上部にアップグレードが追加された。購入すると「精巣」の精子作成速度が2倍になるアップグレードだ。あまり高くないので迷わず購入する。
すると続けてアップグレードが追加された。「子宮命名権」……? よくわからんが数秒分の自動クリックで買えるようなアップグレードだ。とりあえず買ってみる。
>子宮の名前を決めてください。
>身近な女の子の名前を入れてエッチな気分になろう!
>[| ]の子宮
「エッチな気分になろう!」じゃねえんだよ、と笑いながら誰にするか考える。
こんなバカゲーをするくらいだ。どうせなら笑える方がいい。ただリアルの知人の名前をそのまま入れるのは抵抗がある。通信してるとは思わないけどな。
妥協点として我が幼馴染の愛称を入れることにした。
>[ぷーちゃん]の子宮
>よろしいですか?
>ぷーちゃんの子宮に設定完了しました。
ぷーちゃん。プリンセスのぷーちゃん、って子供ながらに捻った愛称だったのだが、小学校の学年が上がるごとに嫌な顔をされるようになって今ではそう呼んでいない。
誰かに見られても特定されないし、俺は可愛い幼馴染に種付けしている妄想でシコれる。無難なラインだろう。
名前を決めている間に上位のアイテムを買えるようになっていたので購入していく。1.0精子/秒の「エッチな写真」、4.5精子/秒の「亜鉛」。いかにもって感じのラインナップが続く。オリジナルを考えれば、次くらいからだんだんおかしなラインナップになっていくのだろうか。
購入した後しばらくカチカチしていたのだが、だるくなってきたあたりで投げ出して動画サイトを見に行ったら、お気に入りのVtuberが新作動画を出していて見入ってしまった。
寝る時間になったのでブラウザを落とした後、ゲームの存在を思い出し、いくつかのアイテムとアップグレードを購入して保存し、PCをシャットダウンした。
♡2日目
朝イチでいくつかのクリッカーゲームを立ち上げ、朝の作業を終える。この手のゲームは盆栽のようなものだ。最初はどうするか悩みながら手を動かすが、目標が決まる頃には数値がデカくなってくるから忙しなく操作する必要もなくなる。
最後に開いたスペルム・クリッカーは、そういう意味では慌ただしい時期だ。ただまあ、RTAしてるわけでもなし、のんびりやればいいだろう。
生成速度214.7精子/秒の「前世の精力」、972.1精子/秒の「遠心性欲加速装置」といくつかのアップグレードを購入する。購入したアップグレードが事前に適用されているので、最初から生成速度が変な数だ。
それにしても「前世の精力」はともかく、「遠心性欲加速装置」ってなんなんだろうな。パッと思いつくのはおちんちんをぶん回すアスキーアートくらいだ。まあこの手のゲームにまともな設定を期待しても仕方がないんだが。
今日も休みなので動画を見たり友人とFPSで遊んだりしながら、時折思い出したようにスペルム・クリッカーを遊ぶ。やっぱり数時間に一度開いてリソースの分配に悩むくらいが一番楽しい。
夜には満足したので購入サイトにレビューを書き込む。☆5つだ。ぷーちゃんのことを考えて自己主張する下半身のことを考えれば、それ以外の選択肢はなかった。
♡3日目
下半身の気持ち悪さで目を覚ます。夢精していた。「あちゃー」と口に出して顔を手で覆う。洗濯はもちろん、風呂にも入らないと学校にも行けないな、これ。
昨日はちゃんと処理したと思ったんだが、と思いながらサッと風呂に入る。不快感で早めに目が覚めたせいで、親もまだ起きていない。どうせバレるにせよ、直接言うのは気恥ずかしい。
朝食前に部屋に戻って、ゲームの日課をこなしていく。ある程度は決めてあるから、ほとんどのゲームは起動から閉じるまで1〜2分だ。
スペルム・クリッカーも同じように開く。今はもう秒速30万精子/秒を超えている。ぷーちゃんの子宮の中は無数の精子がうじゃうじゃと暴れ回り、たった1つの卵子目掛けて突撃を繰り返している。
めちゃくちゃエッチだ。思わず勃起してしまい、慌ててアイテムを購入する。1477.8精子/秒を生産する「慕情」だ。妙にポエミーなアイテムだな?
他にいくつかアップグレードを購入し、PCもシャットダウンする。これ以上考えてたらオナニーしたくなっちまう。
くああ、とあくびをしながら朝の支度を再開した。
未だ仲のいい幼馴染とはいえ、漫画のように毎朝一緒に登校するほどではない俺と緋芽だが、11年連続で同じ教室なので毎日顔を付き合わせることにはなる。
緋芽は小動物みたいな女だ。背が小さく、気が小さく、胸が小さく、誰かの陰にいることを好む。小学校低学年の頃は俺の背中に隠れていたものだけど、今は目立たない女子グループに入っているようだ。
長年同じクラスにいるだけあって、俺は緋芽のことをよくわかっている。だから緋芽がちらちらとこちらを見てくるのが3回目になった時には気付いた。
「先生、緋芽が体調悪そうなんで保健室連れて行きます」
「え、あら、そうなの?」
「え、あ、は、はい……」
いつもより紅潮した頬を見れば、もう少し早く気づけてもよかったのかもしれん。多分熱が出ているのだろう。俺を見る目も潤んでいるような気がする。
養護教諭に断ってベッドに寝かせると、「もうちょっとだけ」と言いながら彼女は俺の袖を掴む。養護教諭は「君は連れてくる途中で転んだことにしてあげる」と言って見ないふりだ。
まもなく緋芽は眠りについた。俺は授業が終わるまでその手を握っていてやった。
家に帰るとゲームをまとめて立ち上げて日課を済ませていく。3日も続けていればスペルム・クリッカーもその程度だ。日中の蓄えを吐いて新しいアイテムを購入する。
「魔法のオナホ」は4118.7精子/秒の生産効率で、「慕情」の3倍に届かない……というよりアップグレードを重ねた今の「慕情」は2000近い毎秒精子を生産するので、たかだか2倍強といったところだ。正直物足りないが、おそらく後から追加されたアイテムなのだろう。次のアイテムもさほど差がないので、調整ミスの名残なのだろう。
コツコツ貯めた精子で精子を作るアイテムや効率化のアップグレードを買うのが本格的に楽しいのがこのくらいの進度だし、ぷーちゃんの子宮がドロドロに汚されているのを見ると興奮する。
バキバキに勃ったちんこを握りしめて、この感じだと2回は射精しないと明日の朝また夢精するかもなと思う。
結局4回射精してから寝た。
♡4日目
緋芽とイチャラブセックスする夢を見て飛び起きた。抱きしめて守りたくなる小さな体、きゅうきゅうと可愛らしい締め付けの膣、興奮で赤い肌。
これで抜かぬは無作法とでも言いたいのか、今日も下半身は湿っている。出し足りないのかズボンは綺麗なテントを張っている。いくらなんでも不安になる射精量だな……。
ささっと風呂に入って日課をする。新しいアイテムは「嫡子」。9915.3精子/秒。精子が多いから子が生まれるはずなのだが、子がいるのだから精子もいっぱいあるという逆説的な解説が付いている。このトンチキなテキスト読むのが楽しいんだよな。
この日の学校はいつも通りだ。いや、今日は緋芽が休んでいる。なんだか気が乗らないな。
家に帰ると俺宛に小包が届いていた。差出人を見ればスペルム・クリッカーの開発元からだ。高評価レビューのお礼……が規約的に大丈夫なのかはわからんが、まあバレなきゃ問題ないだろ。見たところ購入者も1桁のままだし。
学生には手が出しづらい
俺は速やかに日課を終えると、スペルム・クリッカーを立ち上げる。相変わらずぷーちゃんの子宮がエッチだ。
下半身の衣類を脱ぎ捨てて、オナホをちんこにあてがう。同梱のローションを入れてやれば、理屈はわからないがほかほかの肉のように暖かくなっている。
挿入して思ったのは「あの夢みたいな
一度ではまるで収まらず続けて4回吐精した。抜いてみると、俺が出したはずの精液はどこに行ったのか、見当たることはなかった。
かなり怪しいのだが、かといって検証する方法もない。諦めて俺はオナホを投げ出した。
♡5日目
今日もひどい淫夢を見て飛び起きた。緋芽がひたすらフェラで射精管理をしてくる夢だ。
口内の熱さ、淫らな音、俺を見上げる不細工に歪んだ顔。何時間も焦らされて、勃起し続けたちんこが痛くなるような果てに迎えた盛大な射精。
見なくても夢精したのがわかるし、ちんこはいまだに勃ったままだ。風呂場で抜かないと体育で酷い目に遭いそうだ。
速やかに……と言うにはいささか長かったが、風呂を済ませてから朝の日課。新しいアイテムは「婚約クリトリスリング」。生産速度は43373.6精子/秒。いくつかのアップグレードも買って、電源を落とす。
今日も緋芽は休みだ。俺と緋芽の仲がいいことを知っている教師から、様子を見てきて欲しいと頼まれたので行くことにする。
緋芽の家は俺の家から徒歩1分もかからないくらいの近所にある。流石に隣ではない。隣だったら色々まずかっただろうな。
緋芽の母親に挨拶をして2階に上がる。母親はこれから買い物に行くらしいので見ていて欲しいと言われた。そんなに体調が悪いのか?
「ほぁ、リンちゃん?」
「よぅ、体調は大丈夫そうか?」
「う、うん。大丈夫だよ」
リンちゃん、懐かしい呼び名だ。
緋芽がプリンセスのぷーちゃんなら、俺はプリンスのリンちゃんだね、という安直な名前だった。進学と共にいつしか呼ばれなくなっていたのだが。
緋芽はぽーっと赤い顔で、しばらく寝ていたからかパジャマも少し着崩れている。受け答えには問題なさそうだし、それほどひどい状況ではなさそうだった。
「担任に様子を見て来いってプリントを押し付けられてさ。ほれ。あんまりひどい状況じゃなさそうで安心したよ」
「押し付け……。んんっ、そ、そうだね! 多分明日には登校できるんじゃないかな!」
あわあわと慌てる様子もいつもの緋芽そのままだ。これなら心配する必要はないだろう。
俺は緋芽の母親が帰ってくるまでの小一時間ほどを緋芽と過ごし、遅くならないうちに家を辞した。
夜はスペルム・クリッカーでいくつかのアップデートを購入する。「新しい設備を購入するのは明日になりそうだな」と考えながら、顔を赤くして弱っていた緋芽と画面に映る子宮を結び付けて、二発抜いて寝ることにした。もらったオナホがとても気持ちいい。
♡6日目
きちんと抜いて寝たはずなのだが、今日も盛大に夢精していた。雪山の山荘で全裸で暖め合う夢を見たら仕方がないよな。
新たな設備「排卵誘発媚薬」を購入する。男性に媚薬を打つのかと思ったが、媚薬を打たれた女性に興奮することで精子の量が増えるらしい。生産量は99872.9精子/秒。
一回の射精に3億の精子が含まれるとはよく言われるが、この設備1つを10時間稼働させれば余裕で届く量だ。もちろんこれまでに買ってきた設備やアップグレードもあるので、それを含めれば1時間もかからないだろう。
朝の支度を済ませ、登校。今日は緋芽も登校してきている。まだ少し顔色は赤いようだが、クラスの友人たちと楽しそうに話しをしているのを見れば心配はいらないだろう。
帰宅して各種クリッカーを順に覗いていく。朝購入したアップグレードが強力だったのか、既に上位の設備を購入できるようになっていたので迷わず購入する。これ以上上位のものは存在しないようだ。
最後の設備「婚姻届」の生産量は235547.1精子/秒。「結婚すれば避妊ともおさらば!」という説明文はどうかと思う。
夢精の対処は気になるが、何となく今日はオナニーする気分になれず、酷い夢精をしてもシーツを汚さないようにと用意したペットシーツを敷いて寝ることにする。
♡7日目
きつきつのマンコにここ数日で明らかに大きさを増したチンコがずっぷりと咥えこまれている。感覚だけで理解する。これは緋芽の女性器だ。
気づいた瞬間にびゅぶっと射精する。ぱんぱんの精巣から飛び出した精子たちがみっちり詰まった精液はドロドロしていて、かなりの量が出たはずなのに一切垂れてこない。スペルマ・クリッカーで見たあの子宮のように、卵子を奪い合うべく大暴れしているのだろう。
きっちり出し切っているのに萎える気配のない陰茎を、わずかに擦れるだけでぎゅうぎゅうと締め付ける膣道が抱いている。俺の胸元に添えられた手から力が入って少しの息苦しさを味わうと同時に、淫肉を丁寧に扱かれてまた射精した。
「これは、夢か。緋芽」
「うん、そう。夢だよ」
現実のような刺激だったし、容姿と声は昨日会った緋芽そのままだった。夢だとわかっているのに、ここが現実であるという思いをどうしても捨てきれない。
だから、学生同士なのに避妊もせずにセックスしている背徳感で気持ちよくなってしまう。びゅう、びゅう、びゅうと、先程から全く射精が止まらない。金玉もチンポも、ここが天下の分け目とでも言いたげに全力で張り切っている。
緋芽の体も興奮で赤く色づき、乳首や陰核がこれでもかと自己主張を続けている。下級生と比べてもなお小さい胸も、必死で揺れて存在感を示そうとしていた。
射精の快楽と夢うつつでぼんやりした思考を貪っている。緋芽もきっとそうなのだろう。
気持ちいい、気持ちいいとぶつぶつ呻く緋芽を舐めまわすように視姦して、緋芽のお腹がポッコリしてきたかと思うほどの射精をして、ようやく目が醒めそうな気配を察したころ。
俺はそれを見つけた。
汗でびっしょりと濡れた体を起こす。酷い淫夢に夢精は不可避かと思っていたが、ペットシーツに白濁の汚れは見当たらなかった。
ばくばくと高鳴る心臓を抑え、スペルマ・クリッカーを立ち上げようとして、俺はキーボードの上に大きな封筒があることに気が付いた。昨日の夜はなかったはずのものだ。
警鐘を鳴らす脳内を何とか抑え込み、件のアプリを開こうとして、なぜかそこには何の痕跡も残っていないことを理解する。なんとなく、そんな気はしていたのだ。
撮りためたスクリーンショットを開けば、そちらにはしっかりと残っている。俺は多数取得したスクショの中から目的のものを選び出し、全画面で表示した。
「婚約クリトリスリング」
昨夜の夢で、緋芽が付けていたものに他ならなかった。
俺ははあと一つ溜息をつくと、婚姻届が入っているであろう大きな封筒を鞄にしまい、どうやって緋芽に切り出したものかと考えながら朝の支度を始めることにした。