背後で縛られた両腕──。膝を折り、股を大きく開かされた脚。
儀礼衣の薄布は、乳房と腹、そして淫紋が刻まれた股間を隠しきれず、ほとんど裸体と変わらぬありさまだ。
淫具──銀の小玉が連なった股帯は、緩やかに振動していた。
ひとたび声を出せば、震えが深くなる。
語りを始める前から、疼きが走り。股間から恥ずかしい愛液が垂れ続けている。
熱く……むず痒い──。
淫紋が淫靡な熱を作り、羞恥の疼きが身体を内から焦がしてくる。
声に出すたび、股間が濡れてゆく。
その無様な姿を目の前の男が蔑みの視線で眺め、水鏡により妹のリュシエンヌに見られている。
だが、やめることは死を意味する。
妹のドニアの死だ──。
語らねばならぬ。
淫らに、熱を孕んで。悦びと羞恥を声に染めて……。
語るサラが話だけで身悶えをする物語を……。
「──あるところに、リーナという名の女商人がおりました……」
「ふっ──よい響きだ。淫紋が熱を帯びているのが見える。語り奴婢、お前の股はすでに咲いておるな。語るだけで濡れるとは、誇り高き巫女の成れの果てにふさわしい……。続けよ。妹が息をしているうちにな」
皇帝の意地の悪い言葉に歯噛みをしたくなるのを耐える。
サラの声はかすかに震えていた。
その震えが、ただの緊張によるものでないことを、彼女自身がいちばん知っていた。
語りのために息を整えるたび、わずかに力のこもる股間とお尻の穴に、淫具が押し当てられ震える。
吐息とともに、震えが股間から背筋を駆けのぼる。
脈打つように熱くなる淫紋が、神経の奥を蝕むように疼きを募らせた。
「……砂漠の南を越えて西へと、男たちを部下として使い、金と香と香油を積んだ隊商を率いる、誇り高くも才に恵まれた女でございます……」
震える声を必死に抑え、滑らかに語リ始める。
だが、淫紋の熱は嘘を許さない。言葉の節に現れる微かな喘ぎ。
皇帝は黙して杯を傾けているが、その視線が肌の上にぬめるように感じられた。
──サラの姿は、水鏡を通じて、妹にまで晒されている。
「……気性も烈しく、苛烈であるが故に、性欲も強いものでありました。リーナは、専ら、それを専用の下女を虐げることで解消しておりました」
「ふふ……女が女を嬲る話か。さぞ語りやすかろう。お前も同じ性癖だったのだろう? 神殿で隠していただけでな」
サラの喉がごくりと鳴る。羞恥が、恐怖よりも深く、彼女を侵していた。淫紋が一層熱を帯びたように感じる。
巫女として神殿に生きた身が、いま、こうして淫らに震え、語り、濡れてゆく──。
「……けれど、その心の昂ぶりは、ある聖域での過ちを招いたのでございます……」
「なるほど……。面白そうだな。しかし、忘れるな。お前が悦びに震えず、語りが陳腐であれば──妹は鏡の前で嬲られ、晒されるだけだ」
語るたびに、淫紋が悦びを強いた。
その責めに打ち震えながらも、サラは語ることを止めなかった。
いや、止めることなど、許されはしなかった。
1夜 女商人と地母神
オアシスの泉を望む砂丘の斜面に、絹布の天幕が張られていた。
隊商の旅の途中、数日ぶりに水と安らぎを得た一行は、夜営の支度に取りかかっている。その天幕の奥で、女主人である女商人のリーナは欲望の発露を始めていた。
「ほら、お前たち、舌を休ませるんじゃないよ。さもないと、全身に鞭痕を付けるだけじゃなく、その裸で縛られた格好のまま、男どもの天幕に放り捨てるからね」
リーナは、天幕の中央に胡坐をかいて座っていた。
上半身は薄絹を巻いただけのまま。下半身にはないもまとってない。濡れた肌は灼熱の空気に晒されている。
銅色の肌は汗に濡れ、香の煙と媚薬の香りに混ざって甘く匂っている。
足元には、二人の下女が全裸で緊縛されて這いつくばっていた。
ひとりは黒髪の娘で、もうひとりは金髪の若い娘。
いずれも旅に仕えさせていた奴婢女で、いまはリーナの遊興のために、両腕を後手に紐で縛って、口を使わせている。
「……そう。もっと舌を這わせて……。あ、ああ……。そこだよ。歯を立てないで……。ふふ、いい子だね……。あああ、ああ、じょ、上手だよ……」
リーナの声には愉悦が滲んでいた。
ふたりの下女のうち、ひとりはリーナの胡座の股に顔を突っ込むようにしてリーナの陰部を舐め、もうひとりは、左右の乳房をかわるがわる舐め続けている。
快感が拡大する。
大きな愉悦の波がリーナを包む。
「あ、あああ、い、いいよ、お前たち──」
リーナは、片手で黒髪の娘の後頭部を押さえつけ、もう一方の手では金髪の乳首を軽く抓りあげた。
「あっ、ひんっ」
乳首を捻った側の下女が、一瞬、口を離して、痛みに身体を跳ねあげる。
だが、慌てて奉仕に戻る。
リーナは、意地悪く、さらに力を入れて乳首を指で握る。
「んぐうっ、ぐっ、ぐううっ」
下女が苦悶の声をあげ、激痛に身体を震わせる。でも、奉仕はやめない。リーナの気性の激しさを十分に知っているからだ。
その苦しむ姿を見て、リーナの興奮は最高潮となった。
金の指輪がきらめき、焼けた肌に甘く残酷な痕を刻んでいく。
「ほらほら、お前はもっと、舌を使うんだよ──。ほら──」
そして、今度は股間を舐めている黒髪の頭を強く股間に押しつける。
しかも、息ができないように顔を股間に押しつけ、顔を離すことができないように両腿で顔を固定した。
「んっ、んんっ」
息ができなくなった黒髪が暴れだす。
だが、許さない。
リーナは笑い声をあげる。
「ははは、窒息で死にたくなければ、死に物狂いで舐めな──。ああっ。そうそう……。あっ、ああっ、そ、そうだ。そうだよ──。あああっ」
黒髪の娘は、濡れそぼるリーナの股間に舌を這わせ、懸命に媚びるように吸いあげた。
金髪の娘は喘ぎ声を抑えながらも、リーナの乳房に頬を擦り寄せ、媚態を見せていた。
ふたりとも必死だ。
特に呼吸を許してない黒髪は、文字通り死に物狂いで舌と唇を動かしている。
リーナは微笑みながら、次第に鋭さを増す快感を覚えていた。
それは肉欲そのものよりも、支配と服従が生む征服感によるものだった。
「こんなに濡らされて……。あああ、お前たちのせいだ──。誰のせいか、わかってる? ねぇ、お前のせいで、あたし、こんなに……」
唇を歪め、嗜虐的な笑みを浮かべると、リーナはふたりの髪をまとめて引き寄せた。
陶酔するように腰を揺らし、両脚を広げ、息を吐き出す──。
そして、込みあがる愉悦のまま、快楽の頂点を極めた。
「あああっ、いいよおおっ、ふわああああっ」
身体を突っ張らせて、胡座の内腿をがくがくと震わせた。
次いで、興奮のまま、ふたりを解放して跪かせて上を向かせる。
「ほら、ふたりががりで飲みな。こぼすんじゃないよ」
その場に立ちあがり、リーナはふたりの髪を掴んで引き寄せ、強引に股間に押しつけると、ふたりの顔をめがけて放尿した。
「ふふっ……神もご覧あれだね。快感を極めて、お前たちの顔に小便をかける。まるで、獣にでもなったようないい気持ちさ。お前たちは家畜。あたしはその飼い主。神すら凌ぐ存在だよ」
リーナは込みあがった感情のまま、吠えるように叫んだ。
そのときだった。
カツッ──。
天幕の外から、乾いた音がひとつ響いたと思った。
「誰だい──?」
絶対にこの天幕には近づかないように、男衆たちには厳命している。
それでも、ときどき、酒に酔った馬鹿が言いつけを破ることがある。
それだと思った。
下女を突き放して、横に置いてある剣をとる。
女とはいえ、リーナは剣の達人だ。そうでなければ、女ひとりで、大勢の男の部下を抱えて隊商など率いてられない。
しかし、その直後、空気が変わる。いや、「空気」が逆に止まったかのようだった。
火の回る香炉も、揺れる布のはためきも、すべての動きが一瞬にして凍りついた。
「うわっ、なんだい──」
リーナが振り返るより早く、なにかが背後から手を伸ばしてきた。
直感的に、人間ではないと思った。
もっと、途轍もない存在──。
柔らかく、甘く、だがどこか底知れぬ「力」を持ったなにか──。
「なっ──あ、ああっ……ああああっ」
声を上げた瞬間、身体が宙に浮く。
見えぬ手に脚を掴まれ、現れた空間の裂け目のようなものの奥へと引きずり込まれていく。
「な、なんだ、助けて──。助けておくれ──」
下女たちは動けず、ただリーナの姿を見上げるばかりだ。
その下女たちの姿も、天幕の景色も消える。
そして、気がつくと、まったく見知らぬ場所にいた。
空もなく、地面もなく、ただ、リーナだけが存在するだけの場所。
光はないが、暗くはない。影もなくが、闇もない。
明らかに、尋常ではない場所だと悟れる。
すると、突然に目の前に、身の丈も幅も、リーナの倍ほどもある裸身の女が出現した。
その女から巨大な腕が伸びて、リーナの両足首を掴んでいる。さらに、もう二本の腕が出現して、腕も掴まれた。
「うわあっ、ばかなっ……っ、誰が……だれか、あたしを助けて──」
「黙れ──。この愚か者め──」
巨大な女が叫ぶ。
必死に抗うも、力は利かず、腕も脚も意のままに広げられていく。
汗が舞い、時間が歪むような静寂の中で、ひとつの声が響いた。
「──この泉は、女たちの命と生を守るためにある。それを獣となって、小便で汚した愚か者よ。お前の誇り高き性も、女であることも、ここに潰えてゆくがよい」
声の主は、甘く、冷たく、そして女のものだった。
けれど、その奥に響くのは、山が怒り、大地が呻くような、古の胎動だった。
「な、なんのことだよ──」
四肢を四本の手で掴まれて引き延ばされながら、リーナは叫んだ。
だが、そういえば、さっき興奮して、そんなようなことを口走ったことを思い出した。
「我は、この泉を守る地母神よ。お前のような愚か者は許さん──」
……これは、地母神?
まさか──。
リーナは、唖然とした。
つまりは、土地神ということだ。
もしかしたら、聖域かなにかだったのかもしれない。
「い、いや、違う。あれは……。そ、その、言葉のあやってやつで……。地母神様を汚すつもりは……」
「黙れえええ──」
地母神の腕が伸び、リーナの四肢を拘束したまま、宙に引き伸ばしていく。背筋が反り、肌が張りつめる。
「や、やめ──、あたしは、誰にでも股を開くような女じゃ──っ」
「黙れ。お前の誇りも、理性も、いまここに潰えようとしているのだ」
声と同時に、見たことのない異形の「男根」が地母神の股間から現れた。
けっして人間のものではない。
生々しく脈打ち、しかし光を反射せず、まるで闇そのものが形を成しているかのような質感──。
「なっ……ば、ばかな、そんな、神が……女神が、そんな……っ」
叫んでも、抗っても、なにも変わらなかった。
その闇の如き巨根が、リーナの股間に触れる。ひやりとした感触が、汗に濡れた肌を這い──。
「ひっ──、あ、あ、あああっ──」
突如、全身を震えが駆け巡った。
挿入ではない。ただ、先端で陰唇を撫でただけ。
けれど、まるでそこから「神力」が注ぎ込まれたように、リーナの身体が内側から火照っていく。
「あ、あたしの身体が……勝手に……っ」
熱い。熱い。熱い。
陰唇が開き、愛液が垂れる。身体が疼く。理性が霧散していく。
「見よ。これは悦びではない。これは汝の誇りの崩壊だ」
女神の声は静かだった。だが、その言葉はリーナの神経の奥にずしりと響く。
「いやっ、いやだ……誰にも、負けないって、決めたのに……っ」
だが次の瞬間、地母神の腰が前へと動き──。
巨根が容赦なくリーナの内部を貫いた。
「ああああああああああっっっ」
悲鳴とも喘ぎともつかぬ声が口から漏れる。
ただの挿入ではなかった。
まるで、精神までもが貫かれたような衝撃──。全身がひとつの性感帯と化す。視界が霞み、身体が痙攣し、口が勝手に開き、喘ぎの声を漏らす。
「お前は、淫らなる女よ。されどいま、神に征服され、悦びを学びなおすのだ」
ずぶり、ずぶりと、容赦なく腰が打ちつけられる。
「やっ……やめっ、あたしは……あたしは、こんな、っ、こと、で……っ」
けれど、声とは裏腹に、身体はすでに絶頂の寸前にいた。
子宮の奥にまで届くような激しい律動と、神性に満ちた震え。
リーナの身体は、否応なく悦びを受け入れていた。
そして──。
「あ、あああっ、あっ、だめっ、いやっ、あああああああっっっ」
リーナは絶頂を迎えた。
それは、これまでの人生で感じたことのない、圧倒的な悦楽と羞恥と敗北の交差した瞬間だった。
だが、一度の絶頂では終わらない。
地母神に貫かれるたびに、次の絶頂が訪れる。
前の絶頂の余韻に入る前に、次の絶頂に襲われ、また、さらにそこに新たな絶頂が重なる。
「ひがあああ、んぎゃあああ、だめええええ──」
リーナは叫び続けた。
「獣のような吠え声よ。そのまま、獣になるがいい──」
神がリーナを貫きながら吠える。
しかし、その言葉の内容も頭に入ってこない。
リーナの身体は貫かれ続け、果てしない絶頂が襲い続ける。
「お前は、悦びを知った。淫らに悦び、女として生きる悦楽を学んだ。──だが、まだ終わらぬ」
地母神は、さらに身体を重ねた。
再び、波がやってくる──リーナの身体と精神を、幾重にも突き崩す快楽の奔流が──。
「う、うそ……こんな、何度も……っ、いやっ……あああっ、やめて、お願い……っ」
リーナは、何度目かの絶頂の波に打ちひしがれていた。
脚は震え、腕は痙攣し、口は声にならない喘ぎを漏らす。
身体は完全に開かれ、神に征服され尽くしている。
けれど──まだ終わらない。
「これが、お前に与えられる“種”だ」
地母神が静かに言い放った瞬間、リーナの身体に異変が起きた。
巨大な神の肉が脈動し、次の瞬間、灼熱の奔流がリーナの奥へと叩きつけられる。
「あ──っ、あああっ、なに、なにこれっ──」
下腹に、なにかが流し込まれる。
それは、単なる体液ではなかった。意思を持つかのような熱と衝動。
神性を帯びた精が、女としての器を内側から蹂躙していく。
そして──。
「見よ」
リーナの下腹部、子宮の位置にあたるあたりが、ぼうっと紅く発光しはじめた。
炎のように揺らめく光が、皮膚の奥に焼き付くようにして、淫紋が刻まれてゆく。
まるで獣の脚のような螺旋文──。
その中心に、地母神の象徴である雌と雄の両性を組み合わせた古の印──。
それが、リーナの身体に、否応なく“刻み”として焼きつけられた。
「ひっ──、な、なに、これ……っ、消えないっ、熱い、熱いのに……身体が悦びを、感じて……っ」
涙が、頬を伝う。
悔しさと、混乱と、悦びと──あまりにも多くの感情が、同時に胸に押し寄せてくる。
「その印が、お前の罪だ」
地母神は、断罪の声で言った。
「一年のあいだに、再びこの泉に戻り、わたしに赦しを乞わねばならぬ。さもなくば──お前の身は、獣の姿へと堕ちる。肉欲と発情だけに生きる牝獣そのものになる」
「なっ……ば、ばかな、そんな……っ」
身体を起こそうにも、脚はがくがくと震え、立ち上がることもままならない。
淫紋は、熱を持ち続け、脈打ち、微細な疼きを下腹に刻み込んでいる。
「……女であることに驕り、性を奢ったお前にふさわしい罰だ」
そう言い放つと、地母神の姿は、音もなく霧散していった。
次の瞬間──リーナの身体は、夜の天幕の中央に、元のように戻されていた。
香炉が燻り、布が揺れ、下女たちが縛られたまま、怯えた目でリーナを見つめている。
すべてが、まるで“夢”であったかのように。
──けれど、夢ではなかった。
リーナの下腹には、確かに淫紋が刻まれていた。牡獣の脚が絡みつくような蔓状の線が、陰唇から下腹を這い、臍下に封印のような円環を成していた──その中央には、雌雄を象る神の印が燻るように浮かんでいる
その印は、脈打ち、疼き、時おり、熱を放つ。
羞恥と悦びとともに……。
一年後に、獣になる……。
あの地母神の言葉がリーナの頭で繰り返していた。
──こうして、女商人リーナは悦楽と羞恥に打ちのめされ、淫紋と呪いをその身に刻まれました。
リーナは、なんとか呪術を解こうと、高名な魔術師や、呪術師に頼りますが、どうしてもそれは果たせませんでした。
そして、彼らもまた、リーナに獣化の呪術がかかっているのは間違いないと告げたのです。
一年後、財産を処分して、彼女は、再び泉へと戻ることになります。
その道すがら、通りがかりの老人たちに、自らの淫辱を語るのですが──その老人たちもまた、人ならぬ“呪いの織り手”にして、彼女の運命を新たに染めていくのです……。
「……これが、“第一夜”でございます」
声を震わせ、サラは頭を垂れた。
だが、その沈黙を破ったのは、低く喉を鳴らすような皇帝の笑いだった。
「ふ……まるで、お前自身の物語のようだな。淫紋を刻まれ、悦びに喘ぎ、そして、獣へと堕ちる……。語るそばから濡れてゆく股が、それを証明している」
サラは息を呑んだ。だが、否定の言葉は喉の奥に絡みつき、口を開けぬまま、ただ俯いていた。
「だが、面白い奇談ではあった。獣と化す淫紋を刻まれた女商人の行く末は、明日の夜に聞いてやる。妹、ドニアの処刑は一日延期する」
「ありがとう……ございます」
サラはほっとして、頭をさげる。
まだ、脚を閉じることは許されてない。
膝を曲げて、股を開いた格好のまま。
「妹には温かい美食と身体を洗う湯をたっぷりと届けてやろう。その代わりに、お前の股の淫具はそのままだ。排便のときは外してやるが、それ以外は、その疼く身体のままでいよ。勝手に果てることも許さん。檻に戻ってよいぞ」
「畏まりてございます……」
サラは、やっと許されて脚を閉じて立ちあがる。両腕はまだ縛られたまま。
檻はこの部屋の隅にある。大きな獣用の檻……。
そして、身体に渦巻く熱い疼きは、狂ったようにサラを追い詰めていた……。
脚には力が入らない。愛液は膝を通り越して、足首にまで達している。
なんとか踏ん張り、サラは与えられてる小さな檻の中に、身体を潜らせた。