ちょっとマイナーなゲームのキャラが顔なしオリキャラを「ハンティング」しちゃいます

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真夏の「ハンティング」

 燦燦と日光が降り注ぐ真夏のある日、ユニオンシティの路上を一人の少年が歩いていた。

 

「はぁ……はぁ……」

 

 その足取りは重く、ふらついている。無理もないだろう。ユニオンシティは大都会ゆえに冷暖房は充実してはいるものの、それはすなわち室外機の排熱や熱を蓄積するアスファルトやコンクリートによる気温上昇は避けられないということだ。その日も熱中症への警戒が呼びかけられていたが、彼は不幸な巡り合わせと本人の慢心が合わさった結果、アスファルトの上で容赦のない日光に晒されることとなっていた。見回してみても近くには気軽に入れる店なども見当たらない。日光に焙られ頭がふらつき思考が定まらず、さまよい歩いていると───

 

「ねえ、キミ、大丈夫?」

「え……?」

 

 高層ビルに挟まれた狭い路地の奥からおもむろに少年に声をかける者がいた。その声は可愛らしく、少年は思考力を取り戻してきょろきょろと声の主を探す。

 

「こっちだよ、こっち」

 

 声に導かれるままに路地に入る。ビルの落とす影が直射日光を遮り暑いながらも少しだけ少年への負担が軽くなる。路地の奥にいた声の主は少年にとっては思いもよらない存在だった。

 

「えっと……お姉さん、は……?」

「こんにちはー」

 

 路地裏になぜか設えられたバスタブで一人の少女が水に浸かっていた。年の頃は少年よりは幾分か上のように見える。水に浸かっていながらもキャミソールのような薄絹をまとっているが、彼女の豊満な胸は半分程度しか隠れてはおらず谷間がくっきりと見えており、思わず少年は目を逸らしてしまった。

 

「あれれ、お顔、赤いよー?熱中症かも?」

「あう……」

 

 少女は少年の内心の動揺など意に介さぬように囁く。だが彼の顔の紅潮は少女に出会う前からも出てきており、彼女の言う通り熱中症の初期症状であるのは疑いようもなかった。

 

「ほらほらー、無理しちゃだめだよー。指先が痺れたりとかしてない?筋肉痛は?」

「ある……かも……」

「やっぱり熱中症だー、ほら、入って入って。身体冷やして休めなきゃ。服のままで良いからー」

 

 少年は言われるがままにふらふらと近づき、濡らしてはいけないものだけを地面に置いてバスタブのふちに手をかけた。明らかに異常なこの状況を疑わなかったのは果たして熱中症によるものだけなのだろうか。

 

「はーい、いらっしゃーい」

(あれ……この人……?)

 

 バスタブにかけた手を引かれて少年は少女と正面から目が合い違和感の正体に気づく。彼女の瞳孔に当たる部分

はまるで四つ葉のクローバーのような奇妙な形をしていて、そして何より彼女の髪に当たる部分は髪ではなくぷるぷるとした粘体で形成されていた。

 

「どうかな?気持ちいい?いいよね?」

「あ……はい……」

 

 だが少年の疑念は体を包む水の感触に溶けるように消えてしまった。この街には獣人が普通にいるのだ。スライムぐらいはいてもおかしくないだろう。そう思いながら彼は適温の水に体を預けリラックスし始めた。今の彼には水が適温であることに対する違和感など浮かびすらしなかった。

 少年は知る由もなかったが、彼の目の前にいる存在は自然の存在ではなかった。「ランジー・バイオテクノロジー」の実験室で生まれた存在、ルルという呼び名があるもののいかなる理由か本人はその呼称を一切使ってはいない。普段は実験室にこもっているが時折外に出ることがあるらしい。そんな事情など一切知らず少年はなるべくルルを見ないようにしながら火照った身体を休めていた。

 

「どう?ちょっと楽になったかな」

「はい……」

 

 ルルがすっと身体を寄せてきて少年の顔を覗き込む。ふわりと甘い香りが鼻腔をくすぐり少年は慌てて距離を取ろうとした。そんな彼をルルは抱き寄せて額同士を合わせる。

 

「あっ……」

「うーん、まだ少し熱いかな?」

 

 少年の動揺など意に介さずにルルは事も無げに囁く。少年はルルの柔らかな腕と額の感触に翻弄され胡乱げな返事しかできなかった。

 

「外からだけじゃなくて中からも冷やさなきゃだね。はい、どーぞ」

「ありがとう……ございます……」

 

 ルルが離れて少年はほっと息をつく。ルルがどこからともなく取り出してペットボトルを少年に渡した。ペットボトルにはラベルがなかったが、キャップを捻ると未開封特有の手ごたえがあり、少年は疑いもせずとろりとした不思議な飲み口の液体を少しずつ飲み下していく。ほんのりと甘みと塩気を感じるそれは彼が今までに飲んだあらゆるスポーツドリンクとも異なる味わいだったが、乾いた身体の隅々まで浸透していくようで、少年は一息に一本空けてしまった。

 

「ご、ご馳走様です」

「楽になるまでここで涼んでて良いからねー」

「そ、そうします……」

 

 水で体を冷やし、水分も補給した少年はルルに呼び込まれる前と比べてずいぶんと身体は楽にはなっていた。だが、そうなったらなったで別の問題が生じてしまっていて彼はバスタブから出るに出られなかった。

 

(ど……どうしよう……)

 

 危機を脱した反動か、少年のペニスはパンツの中ではちきれんばかりに怒張してしまっていた。ほとんど裸に近い見知らぬ女性とこんなに狭い空間で二人きりになることなど初めてだった少年には刺激が強すぎたのだ。彼女に感づかれる前にどうにか鎮めて何事もなかったかのようにバスタブを後にしたい……そう思いながら少年は目を閉じてルルの姿を脳から追い出そうとする。けれども視界をシャットアウトしても漂う甘い香りやちゃぷちゃぷという水音、身体に甘く絡みついてくるような水の感触に意識するまいとしてもルルを意識してしまい、彼の意思に反してペニスは延々と勃起を続ける。

 

「うーん、まだしんどいかな?服を緩めた方が良い?」

「ち、違……ひゃあっ!?」

 

 目をつぶっているところに不意打ち気味にルルの手が伸びてきてその柔らかい感触に少年は悲鳴を上げる。ルルの手は彼のズボンにかけられており、ベルトを緩めようとバックルに差し掛かり───やわらかい手がズボン越しに少年の怒張したモノに触れた。

 

「あ……あぁぁぁぁぁぁぁ……っ」

「きゃっ」

 

 おもむろにルルの手に触れられたペニスがあっさりと暴発してしまい、どくどくと精液がパンツの中に漏れていく。羞恥、慙愧、絶望……いろいろな感情が少年の中でぐるぐる回ってまるで奈落に落ちていくような感覚。

 

「あの……ごめんなさい……これは……」

「あは、良かったー」

「……え?」

 

 必死で言い訳にもならない言葉を紡ごうとする少年だったが、ルルの反応は少年の想定とは異なっていた。

 

「熱中症はね、血行が滞るから悪化したら勃起不全になったりすることもあるんだよ。元気そうでよかったよかった」

「…………」

 

 どこまでも他者のことを案じるルルの言葉に少年は顔が熱くなる。そんな彼を抱き寄せルルは頭を撫でた。ルルの柔らかな胸の感触に少年は身じろぎをするものの抵抗できずおとなしくされるがままになってしまう。

 

「でも、ごめんね。気づけなくって。言い出せなくて悩んでたんだよね?」

「いや……そんなことは……んぁぅ……」

 

 少年は身体を震わせ甘い声を上げる。ルルの手が再びズボンにかかり、彼のズボンを脱がせようとしていた。

 

「あの……何を……」

「えへへ、どうせなら最後までしてみない?」

「なっ……!?」

 

 ルルの予想外の提案に少年は言葉を失う。性知識は年齢相応に持ってはいたものの未経験だった彼にとってはあまりに都合が良すぎるとも言える展開に興奮と期待だけでなく、一抹の疑念も湧き起こる。

 

「お姉さんは、どうし───」

 

 どうして見ず知らずの自分にここまでしてくれるのか、という疑問は強引に中断させられた。ルルは少年の唇を強引に奪いぬめった舌を口腔に侵入させる。ぴちゃぴちゃと湿った音が路地裏に響く。

 

「あは、それはもちろん、したいから、だよ?キミはどう?したい?」

 

 ディープキスから少年を解放してルルは嫣然と笑いかける。初めての本格的なキスの衝撃と快感に少年の脳はとろけ、視線はルルの四葉型の瞳孔に吸い込まれていく。

 

「したい……です……」

「はい、決定ー」

 

 再び唇が奪われる。ルルの舌は自在に伸縮し少年の舌に絡みつき歯列をなぞり、未知の快感を与える。少年はルルの舌遣いに翻弄されながらも彼女の舌から先ほどもらったドリンクと同じ味がするな、とどこか冷静に益体もない感想を抱いた。

 

「ぷぁっ……!こっちも気になる?いいよ?」

「あっ……」

 

 唇を離してルルは目を細め、少年の手を取り自身の胸へと導いた。彼女の胸はまるで沈み込むようにふにょりと形を変え少年の手を包み込んだ。

 

「どうかな、柔らかい?」

「あうぅ……」

 

 出会ってからずっと気になっていたルルの巨乳の感触に少年は呆けたような声を上げることしかできない。

 

「あは、こっちはもう元気になってるね」

「ひゃあっ!?」

 

 少年がルルの柔らかい双丘の感触に夢中になっている隙にルルの指が彼の股間を弄ぶようになぞり上げる。

 

「それじゃ……お待ちかね……しよっか?」

「ぁ……」

 

 ぺろりと舌なめずりをするルルに少年はこくりと頷いた。

 

「ん……そう……そこだよ。そこに……ね?」

 

 ルルに導かれるままに少年は水面下の彼女の下半身を探るようにペニスを動かす。一際ぬるついて暖かい場所に尖端が触れて少年の腰がびくりと跳ねた。

 

「ここ……?うぁぁぁぁぁっ……!?」

「あんっ」

 

 ペニスが中に引きずり込まれるかのような刺激に少年は快感の声を上げる。先ほど暴発していなかったらこの刺激だけで果てていただろう。ルルの中は熱くうねっており四方八方から粘液が絡みついてくる。ひんやりとした水の中、ペニスだけが熱を帯びて、意識のすべてがペニスに集中する。

 

「良いよ。好きに動いて……」

「う、うん……」

 

 少年は言われるがままに腰を引いては奥に突き入れる。動かずにいても絡みついてくるルルの内部が更に動きを変えて少年のペニスから精を引きずり出そうと纏わりつく。

 

「えへへ、気持ちいい?」

 

 ルルは目を細めて少年の首に手を回し、同時に足で彼の腰をホールドした。もはや少年にできることはルルに腰を突き入れることしかない。強すぎる刺激に止まろうとしてもルルの足と内部で蠢く熱い粘液がそれを許さない。暑さとは違う汗が少年の顔からルルの顔にぽたぽたと落ちるのをルルは嬉しそうに見上げていた。

 

「も、もう……」

「良いよ、頂戴?」

 

 限界が来た少年をルルは両手足でぎゅっと抱きしめる。ぷるぷるとした柔らかい感触が少年の全身に触れ───

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」

 

 どぷどぷと精がルルの内部に吐き出されていく。熱い生命の迸りを受けてルルは目を細める。

 

「気持ちよかった?」

「うん……」

「もっとする……?」

「……うん……」

 

 ルルの瞳の四葉に吸い込まれるように少年はこくりと頷いた。

 

 

 

 

 人気のない路地裏に水音が響き続ける。バスタブの周囲には甘い香りが漂っている。恐らくバスタブの中はもっと強く甘い香りで満たされているのだろう。少年はびくびくと身体を震わせ幾度目かの精をルルへと吐き出した。だがその勢いは少しずつ弱まりつつある。

 

「えへへ。もっと、もっと頂戴?」

「あぁぁぁぁぁぁぁ……」

 

 ルルはさらに強く全身で少年を抱きしめる。手が、足が、バスタブの中の水が彼の身体をぎゅうぎゅうと締め上げ精を搾らんと蠢く。まるで洗い終わった雑巾を絞るかのように。

 

「もう……出ないぃぃ……」

「そうかなー?頑張れ頑張れ」

 

 ルルの四葉の瞳と目が合った刹那、少年の体内でどくんと何かが蠢いたような気がした。そのまま一気に射精感がこみ上げルルの内部に再び精を垂れ流す。

 

「あひぃぃぃぃぃぃっ……!?」

「えへへ、出た出た」

 

 何か大切なものすら出て行ってしまうような感覚。だが今の彼に許されているのはルルの身体に埋まりながら彼女に精をささげ続けることだけだった。

 

「ぁ……ぁぁ……」

「ふふ…かわいいなぁ、食べちゃいたいくらい…」

 

 ずぶずぶとルルの身体に埋もれていく少年を見下ろしながらルルは酷薄な笑みを浮かべていた。

 ルルが外に出る時、それは「ハンティング」に出る時だった。弱っている人間を見つけ、粘液の発する甘い香りで判断力を奪い、見た目で騙して言葉巧みに誘引する。未だに彼女の「ハンティング」は外には知られていない。怪奇現象や反社会的勢力の起こす事件が日常茶飯事であるユニオンシティでは証拠が残らない行方不明者が出ても足がつかないからだ。

 

「ぁ……」

 

 少年の身体はすっかりルルの体内に引きずり込まれてしまった。彼の輪郭は少しずつ小さくなっているが、時折大きく震えている。ヒトの姿を保たなくとも強制的に絶頂させられているのだろう。

 すっかり少年を体内に収めたルルはバスタブやそこに張られた水をも吸収していく。否、元よりそれらもルルの一部なのだ。少年が彼女の誘いに乗ってバスタブに足を踏み入れた時点で既にルルの消化器官に収められていたも同然だったのだ。むろん、ペットボトルもその中身もルルだった。彼は弄ばれ内外から消化されルルの餌食となったのだ。救いがあるとするのならば、彼はその全身をルルに消化され尽くされるその瞬間まで快感の渦の中で幸せだったということだけだろう。

 

「えへへ、ご馳走様」

 

 いつしかルルはフリルのついた服を纏った少女の姿になっていた。バスタブも、少年も、少年の置いていた荷物すらどこにもない。

 

「またちょっと大きくなった……かも?」

 

 少し大きくなった胸を揺らしてルルはビルの落とす影に消えていった。少し日が陰ったものの、相変わらず強い日差しだけが変わらずそこに降り注いでいた。




久々に物書きました。
こうもクソ暑いとスライムと混浴()したくなりますね


座敷サキュバスの方は燃え尽き症候群+モデルになったシェアハウスの皆と久々に会って何度か飲み会していくうちに未練が晴れてきたのもあって進んでおりませぬ。申し訳ない

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