この話は初夜【女子寮編】と同じ時間軸の話です。
一方訓練終わりの男子寮では……エレンとアルミンを除く男子全員が集まっていた。
コニー「よっしゃあ、訓練も終わったことだし、就寝までの間昨日の女子達の話題の続きしようぜ!まずは俺からなーー!」
マルコ「ははっ。訓練直後なのにあいかわらず元気だねコニーは。僕はみんなについていくので精一杯でそんな気力残ってないよ。」
ジャン(…………………。)
ライナー「なあ!俺は前から言っているが、どう考えても女子の中ではクリスタ一強だろ?しかも、あいつどうやら俺に気があるらしいんだ、さっきも俺だけに声援を……」
ジャン「黙れ、ロリコンやろう。荷物まとめてさっさと故郷に帰りやがれ!」
ライナー「……ッ!!」
コニー「いやいやいや、サシャは大食いさえ目を瞑ればまぁまぁな逸材だと思うんよなあ!あとはユミルだって、性格とブスとレズなとこを除けば……」
ジャン「だったら一生目を瞑ってろ、イロモノ好き糞坊主!」
コニー「……!!?」
ベルトルト「盛り上がってるとこ悪いけど……、僕はこういう話題苦手かな。というか、明日も朝早いんだし早めに就寝したほうがいいんじゃないかな…」
ジャン「まずはアニをスケベな目で見るのを終わりにしたらどうだ?むっつりスケベノッポ」
ベルトルト「うっ……」
マルコ「ちょ、ちょっとちょっと!ジャンってば、さっきから心の声が言葉で出ちゃってるからね!さすがに言い過ぎだよ!」
ジャン「え、マジ?」
マルコ「みんなショックで固まってるじゃないか、訓練で疲弊した後にトドメ刺してどうすんだよ、もぅ……」
マルコ「ところで、今の話…ジャンはどう思ってるの?今の女子たちがダメならもう誰もいない気がするけど……」
ジャン「ハア?どうしたらそんな結論になるんだよ、お前らの目は節穴か?誰がどう考えてもミカサが一番だろ!!」
一同「えええーーーーーっ!!!?」
ジャン「…なんだよ、揃いも揃ってそのリアクションは」
しばらく沈黙が続いたあと、マルコが口を開いた
マルコ「……たしかに、ミカサは美人で成績も優秀だし非の打ち所がないとは思うけれど…」
ベルトルト「良く言えばおとなしくて落ち着いてるけど、悪く言えば何考えてるのかわからないよね、ミカサって。」
コニー「そもそもミカサってエレン一筋だし、脈無さすぎじゃねーか?」
ライナー「女子が話してるの聞いたけど、あいつ体力半端じゃないらしいぞ!?訓練の後、部屋で筋トレしてるらしい。」
ジャン「フンっ、俺はアイツの『唇』にしか興味はねえ」
一同「!!?」
ジャン「ああん?なんだお前ら?この期に及んでしらばっくれるつもりなのかあ?」
ジャン「チッ、仕方ねえなあ。んじゃあココでハッキリ言ってやんよ!」
マルコ「え?…ちょっ…ジャン…?」
ジャン「お前らも気付いてるだろ?サラッサラになびいた黒髪からのぞくあのプリップリにテカった唇をよぉ!」
ジャン「訓練兵団史上最強の女に、あんなエロイ唇がついているんだぜ!?めちゃくちゃ興奮するシチュエーションじゃねえと思わねえか」
ジャン「あの唇に俺のイチモツをぶち込めたなら、お前らが今まで言っていたことが全て快楽のスパイスになる確信があるぜ!」
マルコ(ごくっ…。)
この瞬間、ジャンを除くここにいる全員が生唾を同時に飲み込んだ。
そう、みんな揃ってミカサを『異性』として意識したんだ……。
当然みんな、ミカサの分厚くて美しい唇は知っていた。だけど……エレンの存在や、彼女の印象を理由に、ずっと見てみぬフリをしていたんだ…
マルコ(そんなバラバラだった僕たちの心を、一瞬で統制してしまうだなんて。ジャン、君はやはり隊長としての才能があるよ!)
ジャン「まあ、明日にでも巨人に喰われちまうかもしれないっつーのに、どこにそんなチャンスがあるんだって話だけどよぉ!」
マルコ「ジャン………」
ジャン「っつーか、叶いっこねー夢を語ってたら…なんか惨めになってきたわ……」
ジャン「んじゃ。俺はお先に部屋に戻るぜ、お前らもくだらない話ばっかしてねーで、明日のためにさっさと就寝しろよ!」
コニー&ベルトルト「……………」
ジャン「あばよ!」
ライナー「あいつ、すげーな。」
ジャンが部屋を出てったあと、ボソッとライナーは呟いた。