※この作品はR-18です。

モーニングミルク・らんまの朝   作:RNOVEL


原作:らんま1/2
タグ:R-18 オリ主 らんま ミルク ドタバタ
あらすじ:
朝陽差し込む道場で、汗だくの修行を終えたらんまと達也。稽古後の牛乳を交わす、いつもどおりの静かな朝──のはずだった。

これは、修行と友情と……ちょっぴり(?)セクハラの、怒涛の朝稽古コメディ!

※1話完結の短編になります。
露出しているAIイラストの挿絵があるため、R18作品としました。
小説には性描写はありません。

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モーニングミルク

朝陽が道場の天窓から差し込むころ、風のない静かな空気のなかで、ふたりの息づかいだけが聞こえていた。

 

「ふぅ……今日はここまでにしておくとするか」

 

らんまが息を吐き、額の汗をぬぐった。上半身は裸。赤い髪はうなじのあたりで少しだけ湿っていて、肩から背中へと汗がゆっくりと流れている。

 

対する達也はまだ肩で息をしながら、拳を下ろしたまま笑った。

 

「相変わらず……すげぇ動きするよな、らんまは」

 

「ふっ、オレに本気出させるってのも、たいしたもんだぜ?」

 

らんまは胸を張って笑う。筋肉質というよりはしなやかで、でも明らかに鍛え抜かれた体。そのままタオルを肩にかけ、床に寝そべった。

 

道場の床板が冷たくて気持ちいい。

 

「しかしまぁ……朝からここまで動くのは、正直キツいな」

 

「でも、終わったあとの牛乳は格別だろ」

 

達也が笑って、キッチンの方を顎で示した。

 

「冷えてるのか?」

 

「冷えてる。ちゃんと昨晩から用意しといた」

 

「さっすがだな。気がきくじゃねぇか」

 

立ち上がったらんまは、そのまま上半身裸のままキッチンへ向かう。白木の床を裸足で歩き、冷蔵庫を開けた。中には二本の牛乳瓶。キンと冷えて、瓶の表面にはうっすらと水滴が浮かんでいる。

 

「へへっ、見るからにうまそうだ」

 

親指で押し上げると、ポンと軽快な音がして蓋がはじけた。

 

「達也、おまえの分もな」

 

「ありがと」

 

瓶を手渡すと、ふたりはそのまま向かい合って立った。らんまはタオルを首にかけ、汗がまだにじむ胸元を風にさらしながら、瓶を高く掲げる。

 

「んじゃ、朝稽古、おつかれってことで」

 

「かんぱい」

 

瓶を軽く合わせる音が、静かな朝に響いた。

 

一口。ふたりとも無言で飲み干した。

 

「……っはー! これだよな! 稽古の後の牛乳は!」

 

片手を腰にあて、ゴクゴクと牛乳を飲むらんま。

 

【挿絵表示】

 

飲み干し、瓶の底に残ったわずかな牛乳をくるくると回しながら、達也も小さくうなずいた。

 

「疲れてるのに、体が軽くなる気がする」

 

「まぁ気のせいかもしんねぇけどな。でも、そういうのって大事だろ」

 

「うん。大事だ」

 

静かだった朝に、ふたりの会話が少しずつ重なっていく。らんまはタオルで軽く胸元をぬぐった。

 

「なぁ、達也」

 

「ん?」

 

「……いつも修行付き合ってくれて、ありがとな」

 

「はは、どうした急に。らしくないな、素直に礼なんて」

 

「うっせ。別にそういう意味じゃ……いや、そういう意味かも……って、言わせんなよ!」

 

らんまが顔を赤くしてそっぽを向く。

 

達也は少し笑って、冗談めかして言った。

 

「じゃあ、俺からもお礼ひとつ」

 

【挿絵表示】

 

「ん?」

 

「いつも、おっぱい見せてくれてありがとうな!」

 

その瞬間、時間が止まった。

 

らんまの目がカッと見開かれ、顔が真っ赤に染まる。

 

「……てめぇ……今……なんつった……?」

 

「いや、だから感謝の——」

 

「うっるせぇええええぇぇぇえぇッッ!!!」

 

らんまが空になった牛乳瓶を床に投げ捨て、ダッシュ!

 

「おっぱい好きめぇええええーーーーッ!!!」

 

「違うんだ、らんま! 感謝の気持ちだったんだってばああああ!!!」

 

「感謝すんなぁああああッッ!!!」

 

キッチン内をバタバタと駆け回るふたり。


食器棚は揺れ、スリッパは舞い、廊下に避難した達也に、らんまが木刀を投げる。

 

「死ぬ死ぬ死ぬッ! 殺す気かぁあああ!!」

 

「ちょっとぐらい反省しろーーッ!!!」

 

追いかけ、逃げ、転び、倒れ、息も絶え絶えのドタバタが続く。

 

……そして。

 

ふと、達也がすっ転んで、仰向けの姿勢でその場に倒れた。

 

らんまはそのままの勢いで馬乗りになり——

 

「まったく、どこに目ぇつけてんだよ!! ……って、ん?」

 

そこでらんまの視線が、自然と達也の股間へと落ちた。

 

むんっ、と、明らかなテント。

 

「……」

 

「…………」

 

一瞬、時が止まる。

 

「……おま……まさか……」

 

達也、必死に目を逸らしつつ小声で呟く。

 

「いや、ほら……らんまのおっぱい、あれはもう、反射的というか……ほら、仕方なくね……?」

 

沈黙。

 

からの——

 

ドゴォン!!!

 

らんまの拳が炸裂! 達也の顔面に直撃!

 

「いや、わかる! わかるけどッ!! 理解はするけどォォ!!! 許すとは言ってねぇえええ!!!」

 

「理不尽だあああああああ!!! でもごめんなさあああああい!!!」

 

バシバシッ!

 

らんまの鉄拳制裁が、まるで打楽器のように達也の顔面にリズムよく入る。

 

「オレはなッ! 真剣に修行してんのッ! 乳で集中乱されてんじゃねぇえええ!!」

 

どこまでも続く大暴れ。

 

やがて、キッチン内は、見る影もなく散らかり、

 

「……はぁ。もう、やってらんね……」

 

「……でも、ありがと……いいおっぱい……でした……」

 

こうして朝の静寂は完全に破壊され、

キッチンには怒号と悲鳴と、わずかに残った牛乳の香りだけが残された——

 

(完)

 




あとがき

【挿絵表示】

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

今回は、らんまと達也の朝稽古をテーマにした1話完結の短編でしたが、今後も気まぐれに(?)別のエピソードを書いていきたいと思っています。シリアスだったりギャグだったり、いろんならんまを見てもらえるように、楽しく続けていけたらなと!

そして最近、「SeaArt」というAIイラストサイトを使い始めました。
クオリティの高いらんまのイラストが自分でも驚くほど作れて、楽しんでいます。

もしまた、らんまの新しいお話を公開したときには、ぜひ読みに来てください。
感想や反応をもらえると、本当に励みになります!

それでは、また次の物語でお会いしましょう!

【挿絵表示】

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