短い間でしたが御付き合いいただき、ありがとうございました
「ふぅ……、やっと着いた」
お姉さんとのあれやこれや、から20分弱程度歩き続け帰ってこれた愛しの我が家。正しく砂漠のオアシスであり、オレにとっての天国だ。心なしか輝いて見える。
……いや、実際輝いてるな。太陽光バカみたいに反射してるし。
「なんて、バカな事考えてないでさっさと入ろ……。全身汗だくアンドモアでシャワーも浴びなきゃだし……」
一人呟きながらポケットをまさぐる。
「ハルナ、起きてるかなぁ……。まだかなぁ……。まだだろうなぁ……」
現在午前11時半。天高き太陽が示すように、今日という一日で最高気温を叩きだそうとしだす時間帯。
自堕落な気があるハルナはきっとまだ起床してないのだろう。夏休みに入ってから毎日のように昼以降起きがデフォになってるし。あの子が午前中に起きてるの、夜通しヤってた時くらいじゃないか?
少なくとも朝俺が家を出た7時当たりは起きる気配無かったからなぁ。鍵、閉まったままだろう。
「……うし、あったあった」
カチャリ、と金属製特有の手触りを感じる。今朝使ってから入れっぱなしだったから、そのままだ。
暑いのはもう嫌だ、さっさと入ろ。
そう言った思考を行動に直結させ、若干急ぎ足になりながら鍵を片手に玄関ドアに寄る。
(シャワー浴びる前にリビングのエアコンつけとこ……。出たとき、ムワッとするのやだし……)
「……ん?」
違和感を感じたのは、すぐのことだった。
手に握った家の鍵。鍵穴に刺しこんだそれを右の向きに捻るも、開錠の感触が無いのだ。カチャ、と言った音や、開こうとするときの抵抗がない。
それが指し示すことは、1つ。
「……開いてる?ウソ……、ハルナが起きたのか?あの、ハルナが?」
脳裏に浮かぶのは、ベッドの上で大口を開きながら寝呆けるハルナの姿。そんな記憶が十数年分。
あの子が自分から休日に起きるとか、いったい何年振り……。
映画行きたいから、とか、外出の予定があるときも基本オレが起こしてるし……。
そんな風に、若干大げさに思考しながらも、確かに驚愕しながら家のドアを恐る恐る開く。その扉は、やはり一切の抵抗なく開き、家人の帰りを迎えた。
……なんか、しょうもないことだけど嬉しいな。あのハルナが自分から起きてきて、しかもオレが返ってくるだろうと鍵を開けてくれているなんて。
(今度、アイツが言ってたプレイもしてあげよかな。……なんて、な。我ながら純粋な成長に対して俗物的すぎるか)
まぁ、アイスくらい奢ってやろうかな。ちょっとお高い、良い方のヤツ。鍵開けておいてくれていたお礼としては、妥当だろう。
「ただいま~。ハルナ、鍵、ありがと……。うん?」
……うん?
んん????
扉を開いた瞬間、それはそれは凄い違和感に襲い掛かられる。すっごい分かりやすい、今朝との違い。間違い探しとしてもお粗末すぎる。
(……靴、多くね?)
ぽつん、と。玄関には見慣れぬ黒い靴。仕事に行ってる両親のそれでもない。
見慣れた玄関に見慣れぬ靴、といった組み合わせはそれはそれは浮いている。
「……はぁ」
……まぁなんとなく、そんな気もしてはいた。ハルナが、オレが帰ってくるだろうから、って早起きして鍵を開けて待ってくるような子じゃないのは、オレが良く知ってはいる。
……それでもちょっと期待してしまったのは、姉心なのか、はたまた女心なのか。
お客さんを呼んでいたのか、それとも来たのかは分からないが、来客で叩きおこされたハルナは急いで鍵を開けたのだろう。その証拠に、鍵開けっ放しだし。
いや、オレのことも考えて開けといてくれてた可能性もあるけど。まぁ、百パー無いな。オレは詳しいんだ、妹の生態には。
アイスは……、また今度だな。
「……ただいまぁ」
とりあえず、来客がありそうなので声を抑えめに帰宅を告げる。今更感もあるが、まあいいだろう。
上から若干話し声が聞こえるし、多分2人はハルナの自室にいるのかな。それなら、オレは遠慮せずシャワーでも浴びようかな。
オレは玄関の鍵を閉め、リビングに行くとすぐさまエアコンの電源を付け手に持っていた本を机の上に置いた。これで浴室を出る頃は冷え冷えだろう。まったく、素晴らしいことこの上ない。
続いて、と今度は室内の片隅に行く。こんな時用に変えの下着を一式おいているのだ。帰り道で雨に打たれたときとか、酷く汚れたときとか用に。
上に着る服は、だらしないけどまぁ寝間着でイイか。もう今日は家出るつもり無いし、本読んでるだけだからな。
「……うっし、行こ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……ふぅ、さっぱりした~」
普段より低い温度に設定したシャワーを浴び、火照った体の熱とその他もろもろの老廃物を流し落としサッパリとしたオレは超ご機嫌。
普段はやらない時間帯での、昼のシャワーは何とも言えない快感を味合わせてくれた。外気は高温のはずなのに、涼しく感じる。
とりあえず、と、大雑把な水分をタオルで拭きとればさらにさっぱり。先ほどまで感じていた不快感もなくなった。
後は着替え……、と
「ううっ……」
ぶるり、と身体を震わせる。下半身から感じる、警鐘のようなこの感覚は……
「マジかぁ、今かよ……」
間違いない。トイレ、行きたい。今、すぐ。
チラリ、と、すぐ近くの着替えに目を向ける。着替えてから行こうか?いや、どうせトイレ行ったらすぐ下ろすし……。ってか、急な尿意にしては割と限界近い気がするし……。
「……行くかぁ」
まぁ、別に焦る必要はないな、と。
そう思ったオレは視界の隅に着替えを追いやり、そのまま急げ、とトイレに向かうことを決意する。終わったら戻ってきて着替えればいい。正直、着替えたばかりの下着をすぐ汚したくないし。
それに風呂とトイレはすぐ近くだ。
「うぅっ、漏れる漏れるぅ……。急げ~……」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ふぅ、セーフ」
まあ、間に合わないわけもなく。やっぱり風呂とトイレは隣接しているわけで、時間にして10秒程度で既にオレは便座に座っていた。
「……っ」
そんなわけで余裕をもって到着したので、ゆったりと下半身の、膀胱付近の筋肉から力を抜く。
瞬間、ちょろろっ、と水分同士が跳ね合う音が耳に届いた。
(おー、おー……。いっぱい出るなぁ……。さっきまで干からびて死ぬぅ、って思ってたのに)
いったいどこに隠していたのか。思ったよりもすぐ終わらない。これは着替えてから、とか悠長にしていたら万が一があったかもしれない。オレの名判断だったか。
(……しっかし、なんだな)
ぶるり、と再度軽く身体を震わせる。寒さ、からではない。これは、なんというか、その。
ある種の、快感から来る……。
意識して込めていた力を、一気に解き放って、溜めていたモノを、全部出して。それに、普段ならありえない、素っ裸での排泄行為。
まさしく、開放感。
(……これは、癖にしちゃだめだな)
これを癖にしてしまったら最後、自分が一体どうなってしまうか分からない。多分、ろくでもない未来だろうが。
(……まぁ、機会があったら、か?)
次があるとしたら、それもまたアクシデントで。故意でやったら、オレの中の何かが壊れるだろうから。
「……変なこと考えてないで、さっさと戻るか」
いくら止まらない、と思っても終わるものは終わるのだ。既にもう溜まっていた水分も残りわずかで、そろそろ脱衣所に戻らねば。
などと、考えていた最中。
事は起きた。
ガチャ
「……ん?」
「えっ……?」
突如開いたトイレの扉。次いで、若干の躊躇いとともに入ってきた見知らぬ人影。二人して互いに顔を見合わせ、驚きに表情を固める。
暫し膠着。
互いにだんまりとなった、狭き室内。オレは便器からちょうど立ち上がった状態で、目の前の人はドアを引いた状態で。
……あれ?
見知らぬ、とか思ってたけど。よく見たら、この人。見覚えが……、って。
「アニマさん?なんでウチに?」
そうだ、そうだ。どこかで見たな、と思ったらクラスメイトのアニマさんだ。どっかで見た、というか、つい最近まで毎日同じ学校に通ってたわ。
あまり目立つタイプの子じゃないし、話したことも数える程度だったから思い出すのに時間がかかってしまった。
問いかけられた彼女、アニマはオレの質問に正気を得たのか、『あの、その……』と若干うろたえるも、しばらくして話し始める。
「ハルナちゃんに、夏休みの宿題、一緒にやろうって……。それで今日、お邪魔してて」
「あ~、あの靴アニマさんのだったんだ。そっか、納得。……で、なんでこんなことに?」
「さっきまで一緒に宿題やってたんですけど……、お手洗いお借りしたくなって……。それで、ハルナさんにお伺いしたら、『私も行きたくなったから、アニマちゃんは下のトイレ使って!』と」
頭が痛くなってきた。つまりそれって、
「あのお馬鹿……、お客さん放って、何自分が近くのトイレ使ってんだよ……」
ということだよなぁ。いや、まぁ。
「あぁ、いやバカはオレもか。さっきあれだけ馬鹿にしておいて、オレも鍵閉めてなかったし。……ごめんね?アニマさん」
「えっ、いえいえ!こっ、こちらこそ申し訳なく……!」
ずい、と片手を立てながらごめん、と謝ると、若干しどろもどろな状態のアニマさん。
どうしたんだろうか。いや、そりゃあこんな急展開、しかもよその家で、となると理解も追いつかない、のか?
そんなもんか?
「それに一緒に宿題してたっていったって、アニマさん、教える一辺倒だっただろ?ハルナ、勉強得意じゃないし」
「えっ、いえいえ!そんなことは全然、はいっ!」
「……???」
やっぱり、反応が悪い。
なんだろうか。さっきからずっと、返事に気持ちがこもっていない、ような。
「……うぅっ」
「……」
少し気になり、ジッと彼女を見つめる。
と、彼女もこちらを見つめていることに気が付いた。いや、こちら、というよりも。明確には……
「……アニマさん?」
「……、えっ、あっ!は、はいっ、なんですか?」
「そんなにオレの裸が気になるの?」
「うぇっ?!」
もしかして、と。両手でぐい、と胸を下から持ち上げて見ながら挑発するようにアニマさんの顔を見上げれば、わかりやすいくらいに動揺しながらその両目はオレの胸に釘付けとなってる。
「……んふ♡」
そんな、初々しい態度が珍しく、オレも若干調子に乗ってしまう。
「ほら、ほら♡気になるの?ねぇ、気~に~な~る~の~♡♡」
ふよん、ふよん、と下から持っては揺らして、持っては揺らして。それにつられて彼女の目線も上下に忙しなく動き続ける。
鼻息も若干荒く、興奮していることが伝わってきた。
(……なんか、可愛い♡)
そう言えば、アニマさんもふたなりだったな。
クラスのふたなりの子の性処理もまあまあ行ってきたけど、アニマさんの相手はしたことが無かった気がする。だから思い出すのにも時間がかかったのか。
……というか、この反応。もしかして。
「アニマさんさ、もしかして……童貞?」
こんな、胸を生で見ただけでしどろもどろになるって……、ねぇ。そういった経験がない、としか。でも、ふたなりって言ったら小学生くらいでもう基本卒業してて、それ以降は気に入った女の子とズッコン、バッコン、みたいな人たちだしなぁ。実際、ハルナもそれくらいの頃、オレで童貞捨ててたし。
しかし、彼女は一向に否定することをしなかった。
それってつまり……。
「え、マジ?!アニマさん、女の子とエッチしたことないの?!どうやって性欲処理してるの?!」
ふたなりがこの世界でいろいろと性的な面で許容されているのは、まず第一にその莫大な性欲に依存している。だというのに、彼女はこの年までセックス無しで生活していた、と。
すごい、とか、そういう話じゃない。そんなの、食事をしない、睡眠をとらない、みたいなものだ。
「……その、性欲処理の方は。毎日、一人で……」
「でも、それ大変でしょ?ふたなりなんだから、適当に女の子にお願いして抜いてもらわなきゃ……。我慢は毒だよ?」
「……そう、ですよね」
「うん、そうだよ。一人でするって言ったって、限度があるし」
「……はい」
そう言って、下を向く彼女。その表情は、なんだか辛そうで……。何かが、あったのだろうか。
…………。
「……ねぇ、アニマさん?こっち、向いて?」
その何か、をオレがどうこう、ってのは難しい話だ。トラウマなのか、生まれついてのモノなのか。はたまたそれ以外なのか。あまり親しくないオレ達では、その溝は簡単に埋められない。
オレに出来ることは、1つだけ。
「ねぇ、こっち……向いて?」
「……はい、……っ?!」
このおかしな世界で、結局すべてを解決する1つの行為。それが、オレがこの世界に来て唯一学んだこと。
別に、アニマさんだって人に欲情しないわけじゃないんだ。そうでないならオレの胸にあんな惑わされないし、そもそもよく見れば彼女の股座は大きくなっている。
オレは、右手を股に伸ばし、二本の指で、くいっ、と穴を拡げた。
「宿題の件でハルナがお世話になってたんでしょ?オレで、童貞……捨てない?」
アニマさんに、良く見えるように。今から、この穴の中にアナタのモノを差し込んで、と。
「イヤだったらそのまま出てくれていいよ。でも、もしよかったら、さ?」
んっ♡、とわざとらしく甘い声を出しながら、誘惑をする。だって、彼女が我慢していることが分かるから。できることなら、その辛さを軽減してあげたい。
「そのまま、中に入ってきて……。鍵を、閉めて?」
ゴクリ、と。つばを飲み込む音が聞こえてくる。彼女の瞳が、獣欲に満ちていく。
答えは、決まっていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
狭い室内だから、二人も入れば当然密着することとなる。オレと彼女は互いに向かい合いながら、くっつき合っていた。
「あの、その……」
アニマさんは鍵こそ閉めてくれたけれど、やはり完全な決心が固まっていないのか戸惑っている。
だけど、ダメだ。それでは、ダメ。
オレは目の前の彼女に両腕を回し、抱きしめる。
「落ち着いて、アニマさん。そんなに狼狽えちゃダメ。もう、することは決まってるだろ?なら、堂々としていないと」
「えっ、いや……、でもっ」
「アニマさんは『ふたなり』なんだから。これから先も、いろんな女の子とエッチして、エッチして、それからさらにエッチしていくの。オレはあくまで最初ってだけで、そのうちの1人でしかない。もっと堂々として?オレなんか、余裕でハメ潰して、都合の良いセフレの1人くらいに出来なきゃダメ。アニマさんはそれができるんだから、自信をもって」
「……っ♡」
おべっかと、媚びと、それから本音。多少のリップサービスはあるが、それでも今後「ふたなり」として生きていく上で重要なことだとオレは思う。
「おちんちん、おっきくなってるでしょ?それで目の前には裸の雌が待っている。やらなきゃいけないことは1つでしょ?ホラ、言ってみて?……今から、何をするの?」
「……」
「恥ずかしがっちゃダメ。ちゃんと自覚して。流されて、じゃあダメなんだよ。あくまで主体的に、抜きたいと思ったから、ヤりたいって思ったから、孕ませたいって思ったから。理由は何であれ、『ふたなり』は自分の意志で女の子を雌にするの。ほら、もう一回。アニマさんは、その、おっきく勃起したおちんちんを……どうしたいの?」
「…………です」
僅かに、彼女の口が動いた。オレは、その瞬間を見逃さなかった。
「ん、なあに?」
「……れたい、です」
「聞こえないなぁ……」
はぁ、とわざとらしくため息を一つ。ここで、最後の一押し。きゅ、とさらに強く抱きしめ、顔を下からジッと見つめる。心を込めて、言い放った。
「オレで卒業するの、やっぱり……、やだ?」
グっ、と。明らかにそれを言った瞬間、抱きしめられる強さが増した。
それは、この世界で何回も味わってきたそれ。『ふたなり』という性が、雌に焦点を当てたときの力強さ。
「……挿入れたい」
「ん?なんだって、聞えないぞ?」
「私の勃起したおちんちんっ!サクヤさんのおまんこに挿入れたいですっ!」
まるで、耐え続けた火山が噴火したかのような激情であった。
「サクヤさんのおまんこの膣内に私のおちんちん挿入してっ!!いっぱい種付けしてっ!!赤ちゃん孕ませてっ!!お嫁さんにしたいっ!!いや、するっ!!妊婦にしてそのまま私の永久お嫁さんにっ!!」
それは、想定していた以上の願いであった。
まさか、セックスだけではなく。種付け、孕ませ、妊娠、それから結婚だなんて。でも、その熱量は本物だ。なら……
「そっか……♡なら、オレが絶対に着床するくらい膣内射精して、お嫁さんになるって、屈服するまで愛し続けて♡」
「今、オレの子宮の中身は空っぽだし……♡お嫁さんになる予定は、無いぞ?♡」
「アニマさんの、かっこいいトコ……見・せ・て?♡♡」
もはや、アニマさんに理性は残らなかった。
先ほどまでの躊躇いも嘘のように、一切の躊躇なく下に履いているものをすべて脱ぐ。ばるん、と勢いよく飛び出した彼女のイチモツは大きく、十数年未使用だったことが惜しまれるほどの逸品だ。
それの先端がすぐさま、目の前で抱きしめ合うオレの穴の入り口を探り当て……
「っくぅ♡♡」
「ふ……っ!!♡」
ずぷり、と遠慮なく挿しこまれた。ミチミチ、と掻き拡げられる膣肉と押し上げられる子宮口。
あぁ、やっぱりだ。やっぱり彼女も『ふたなり』なのだ。あんなに渋っていても、一度セックスが始まればその立場は上位となり、初めてだというのにオレを堕とそうとしてくる。
……だが、
「あっ、射精る……っ♡」
「えっ、嘘……んぐっ?!♡♡」
流石に初めてのおまんこに驚きが勝ってしまったのか。一度の挿入。最初の子宮口と亀頭とのキスで限界を迎え、ビュクビュクっ、と勢いよく子宮の中へと精液が流れ込んできた。びちびちっ、と流れ込んできた精液が子宮の壁を叩くたびに、脳が震える。
「……っくぅ♡もう、アニマさんってば……♡焦らないで、逃げないから♡ゆっくり、ゆっくり孕ませて?んくッ♡♡」
「っふ、っふ!♡♡」
若干の煽りを乗せて声を放つ。が、彼女に一切届いていていないのか。アニマさんはそのままチンポを萎えさせることなくピストンを再開しだす。
オレはと言えば、急に食らった膣内射精に発情させられ、そんな力強いピストン運動に強い快感を覚える。
ぱちゅっ、ぱちゅっ、ぱちゅっ、ぱちゅっ♡
肉と肉とがぶつかり合う音が狭い室内に響く。エアコンの涼しい風など届かない室内は、二人が生み出す蒸気も相まって高温だ。互いに汗だくになりながら、溶け合う様に交じり合う。
ぎゅ、と抱きしめ合い、ぐい、と胸を潰し合い、ぱんっ、ぱんっ、とセックスを。少しずつ、少しずつ思考力は奪われていき、本能に回せた交尾へと。
そうして、二度目の射精が近づいたころ、外から声が聞こえた。
「アニマちゃん、だいじょーぶ?お腹痛いの……?」
ハルナの声だった。
恐らく、長時間戻ってこないアニマが気になって降りてきたのだろう。その声はすごく呆けたもので、きっと目の前の扉の中で探し人と双子の姉とがセックスしてるなんて思っても居ないのだろう。
オレは敢えて、しーっ、と人差し指を立てながら、静かに、とジェスチャーした後、唇を指でツンツン、と叩き、彼女にキスをせがんだ。
彼女も、そんなオレの行動をすぐに理解したのか、ぐい、と力強く唇を重ね合わせ
「はむっ、……んふ、ぇろ……♡んちゅ♡」
「ん……♡むぁ、ちゅっ……、ん~~♡♡」
互いに舌を捩じらせ、重ね合わせ、まるでなめくじの交尾のように交じり合わせる。
しばらく、キスを堪能した後、オレはすこし口を遠ざけ
「アニマさんなら、っふ♡ちょっと買いたいものが出来たっていって出てったよ♡」
と、言い放つ。
外からは
「えっ、お姉ちゃん帰ってきてたの?!ってかアニマちゃん、外行っちゃったの?!え~……」
と、困惑した声が聞こえてきた。
「きっと、すぐ帰ってくるから♡んあっ♡イきそ……♡……それまで1人で宿題してなっ♡どうせっ、くぅっ♡アニマさんに、任せっきりだったんでしょっ、……あぁんッ♡」
「いや~、ええっと……、それは。……てか、お姉ちゃん、なんか声おかしくない?」
「そうっ?♡外から帰ってきたばっかりだからじゃないっ?♡やべッ……♡マジ、ヤバい、かも♡」
「そう……?まぁ、それなら部屋戻ってるかなぁ……。お姉ちゃん、後で呼んでいい?」
それは、お誘いの御言葉だろう。でも、今日はもう定員オーバーだ。
「ごめん、パス♡今日はマジ疲れたから♡またっ、今度ね……っ♡」
「え~っ」
「今度アイス奢ってあげるから♡……ハルナ、オレ、ちょっとトイレ長引きそうだから♡もうっ、良いか♡」
「アイスかぁ……。ま、いっか!約束だからね♡」
「ん、約束……。約束♡」
そう言って、どたどたと音を立てるハルナ。きっと、部屋に戻ったのだろう。玄関の靴に気づいたらアレだけど、まあ、気づかないだろう。ハルナだし。
「……ごめんな、アニマさん。続き、しよ♡」
と、中断していた分を取り戻そうと情熱的なキスをする。まるで、互いの肺の中身を交換し合うような、息継ぎもないキス。
そして、もとより限界が近かった彼女のおちんちんも悲鳴を上げていた。
「んふ♡アニマさん、もう射精しそう?……いいよ、全部射精して♡オレを、孕ませてみせて♡」
「絶対孕ませるっ♡絶対、絶対!!♡♡サクヤさん、受け止めてっ♡♡」
「うんっ、良いよっ♡全部受け止めるから、これからも、何度だって受け止めるから♡我慢、しないで?♡初めての、童貞卒業セックスで、初めての孕ませ、達成しよ?♡」
「イ……、っく♡♡」
「……っ!!!♡♡♡」
ビュルルルルルルッ!!!ビュルルルルル、ビュルルルルルルっ!!
二回目だというのに、一切衰えない大量の射精。もはや一度目の精液はこの射精で押し出され、最新の精液で再度子宮は満たされていく。
オレは、あまりにもな快楽に眼の端に涙を浮かべながら絶頂の余韻を楽しんでいた。
だが、これでもまだまだ始まったばかり。
この行為だってそう。そして、これからだって。
こんな、おかしな世界だけど、それでもオレは順応しているから。おかしいとは思うけど、それでも楽しく生きて居られているから。
それで、いいのだろう。きっと、全て、それで。
夏休みと筆おろしは切っては切れない
ちなみに当初の予定だと、ノック→部屋間の穴から見覚えない肉棒が出てくる→アニマちゃんと壁越しフェラ→室内に入ってきたハルナが後ろから、の流れでした