「ッ、はあっ、はあっ、あっ、アンナッ、あっ、ぐっ……!」
腰が震える、足が震える。
これ以上は、もうっ……!
「あっ、ダメですっ、勇者さまっ、はっ、今のうちに、ぜんぶっ……!」
僧侶アンナの嬌声まじりの言葉が響く。
でも頭が理解をしてくれない。
それ以上に巨大な快感が頭を貫いて、脳の処理を阻害してくる。
「あ゛ッ、はぁ゛ッ、あっ、アン、ナ゛、ッ!!」
やばい。
死ぬ。
体が動かない。
振っていた腰が快楽で止まる。
腕にいっぱいの力が籠ってシーツを全力で握る。
人生で初めての経験で襲い来る圧倒的な快楽。
背筋を駆けあがるその感覚のせいで、脚から力がすべて抜ける。
「はっ、あ゛ッ、ぐっ」
踏ん張るどころか全身から力が抜け、僕の体はアンナの背に覆いかぶさった。
「あっ♡ 勇者さまっ、まだ、出てませんわっ……」
「はあ゛ッ、はっ、もっ、アンナッ……!」
IQが溶ける。どろどろになっていく。
アンナが何を言っているのか分からない。
でもその甘い声が脳髄を震わせて、終わらない快楽を推し進めてくることだけは分かる。
もう快楽をむさぼるための力は残っていない。
でもまだ肉棒は全力でいきり立っていて、彼女の灼熱の穴で、はやく、はやく達したいとびくびくせがんでくる。
「もっ、む、りっ……!」
「勇者さまっ…………」
「うわっ」
アンナが背中に乗る僕を押しのけてくる。
こんなに力が強かったっけ。
それとも僕の力が弱くなってしまっているのか。
もうよくわからなかった。
ただ、アンナの暴力的にまでに性的な体。
すべての欲望を詰め込んだ、凶暴な二つの胸、くびれているにも関わらず肉厚な腰、そして見るだけで興奮してしまうような曲線を描く腰が、僕の上に躍り出た。
「はあっ、はあっ、はあっ」
それを見るだけで僕は再び興奮してしまう。
意識と切り離されて手が勝手に動き、彼女に胸を乱暴につかむ。
「あっ♡ まだ、できるではありませんか……♡」
「はあっ、はあっ、アンナッ」
僕はそれを揉みしだき、無茶苦茶にやわらかいけど気持ちの良い弾力を持つその物体の形を無茶苦茶に変えた。
もう自分でも訳が分からなかった。
頭が溶け、倫理的な思考はないに等しかった。
「じゃあ、もう、終わらせましょう……♡」
アンナのおなかの前に、いきり立つ巨大な棒。
体中の力が抜けた中で、そこだけは、すべての力を吸い取ったかのように巨大だった。
アンナの腰が浮く。
びくびくと、僕の恥部が、喜ぶように震える。
「さあ……♡」
ぷちゅっ
気絶しそうなほどいやらしい音を立てて、入口とが接合する。
ついさっきまで僕のそれを飲み込んでいた穴が、今度は自ら僕をむさぼりに来る。
「いきます、ね……♡」
「あっ、あん、なっ……!」
僕は彼女に腰に手を添えて強く握った。
「おっ、おね、おねがいっ、はやくっ」
「ええ……♡」
僕が全力で彼女の腰を押さえつけると同時、彼女の腰が下ろされた。
「ア゛ぐっ――――――ッッッ!!!!」
脳髄に閃光が走った。
肉厚な肉壁。
それが、僕のそれをすべてのみこんだ。
まるで凶暴な肉につっこんだかのような――いや、実際に突っ込んでいた。
あり得ないほどの圧力。でも痛くない。
ただ、快楽。
ぎゅっ、ぎゅっ、としまってくる。
「ッ、ふっ、アッ……!!」
はあっ、はあっ、はあはあはあっ……!!
目元から熱いものが噴き出してくる。
快楽に耐え切れず、涙が噴き出してくる。
「あっ、アンナ、はあっ、ああっ」
ぐに、ぐに、とうねり、百体のスライムを圧縮した中に思いっきり突っ込んだかのようなその壁が、僕のそれを捕食する。
「いきます、ねっ♡」
ぐっ、とそれが動く。
その瞬間、亀頭に灼熱が走る。
ただでさえ、万力で締められているかのような圧力。
そこで動かれてしまえば、もう。
まるで灼熱につっこんだかのような摩擦がそこに生じて、半ば痛みのような情報を脳に突っ込んでくる。
「はああああっ、あああああっ――――」
確かに気持ちがいい。
圧倒的な快楽だ。
でも、予想していたのと違う。
苦しい。でも気持ちい。
気持ち悪い。でも腰が勝手に動く。
熱い。さきっぽが熱い。
でも皮膚に覆われている側面たちに走る気持ちよさは尋常じゃない。ぐにゅ、ぐにゅ、と僕のほしいものをわかっているかのようにのたうち回る。
その中で、僕は少しも動けない。
ただ手と足の指をガクガクさせて、腰をのけぞらせるしかできない。
ぐぐっ、とのぼってくるものを感じる。
でもそれすらももうわからない。快楽の波に溶かされて、いつも一人でしているときはきもちのいいはずの、その昇ってくる感覚すら快楽の背景に押しやられてしまっている。
「ああっ、ああっ、ああ! はあ! はああっ!」
僕は、もうすこしずつやってくるそれに気を配る間もなく。
ただ、一刻ごとに増していく肉棒の快楽。
腰を強く押し込んで、動きを止めようとしても、まるで岩のように微動だにせず、ただ上下の運動を繰り返してくるだけのそれに、対抗することもできず。
「あんな、アンナ、あっ、アンナアンナアンナアンナッッッ―――――――!!!」
「はあっ、勇者さま、あっ――――――!!!!」
びゅるるるるるる―――――ッッッどくどくどくっ!!
「はあっ、がっ、ああッっっ――――!?」
なっ、あっ、これっ、ッ!? 死ッ、ッッッ――――!?
「ッあっ、ゆしゃさま、こ、れっ――――♡♡♡」
どくっ、どっくどくっ――――っ
「はあっ、きもち、いっ、すごっ――――もっと!!」
「あっ――――!?」
なっ、でっ、また、うごいてっ。
「はあっ、ああああっああああああああっ!?」
どちゅっ、ぐちゅっっ ぎゅーーーーーっ♡
ぶちゅっ、ぢゅちゅっ――――!?
パンっ パンっ パンっぱんっぱんっぱんっんぱんっパンっ♡♡♡
「―――――――あっ、―――――――!!!」
金切声とともに、また。
どぅびゅっっるるるるるるるっるうううう――――――――――――――ッッッ
どっっくどっくッッッ♡
びくびくっ どうんっどくんっっっ
びゅるぅっ びゅくくっ……!
「もう、ちょっと……♡」
ぎゅーーーーー♡
あっ、しぼっ、られっ……!
びゅびゅっ どくっ、びゅっ……♡
びゅっ……♡
「――――――――――!!!」
どこんっ、どぼっ、どぱぼっ……!
「あ゛ッ……♡♡♡ やっ、と、抜けた、栓……♡♡♡……!」
どぼっ、どぽぽっ、どこんっ、びゅるぼっ……
とブっ、とぶっ、トブッ、死ぬッ……! 止めて、とまらな、死ぬ、やめ、誰か……!!
「ッ、ああっ、はあああっ……!」
「っ、はあああああ……! 勇者さまっ……さい、こお……♡」
どぷっ……♡
びくっ……♡
どぶっ……♡
「こし、ぬけ、ちゃった、あ……♡」
どさっ
重い、体が、僕の体に。
やわらかい、欲望の塊が、おおいかぶさって。
熱い空間に閉じ込められて、未だいきり立ったまま、びくびくと。
まだそこからやってくる、とまらない、続く快楽の波の処理を、しながら……
ぼくは、気を失った。