※この作品はR-18です。

デジモン漂流記   作:ボルメテウスさん

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2人に誘われ

六花の右足がゆっくりと腿に押し当てられる。

 

「どう?」

 

その声は刃物のように冷たく研ぎ澄まされている。

 

「若い女の子の肌はね」

 

六花の太腿には張りがあり水飴のような滑らかさがある。皮膚の下の筋肉の律動がダイレクトに伝わる。大腿四頭筋の微妙な収縮が触れ合う箇所で波紋を作っていく。

 

「あなたの好みでしょう?」

 

くすりともしない口調とは裏腹に太腿の内側が熱を持っている。

 

一方でムジナの左足は全く異質だ。

 

「大人の脚って気持ちいい?」

 

その吐息が耳介を濡らすほど近い距離から囁かれる。

 

「年齢を重ねた女はね」

 

ムジナの太腿は羽毛布団のようにふくよかで重みがある。

 

皮脂腺から分泌された微量の油脂が指紋の隙間に入り込むほど湿潤している。

 

「こういうことができるのよ」

 

二人の太腿が左右から圧力を加えてくる。左右非対称の刺激が腰椎に直接作用する。

 

右半身には若さ故の鋭敏な摩擦。

 

左半身には包容力のある圧迫。

 

「比べてみて」

 

六花の言葉には支配する者の余裕がある。その冷淡さが逆に心臓を早鐘のように打ち鳴らす。

 

「どっちが好き?」

 

ムジナの声帯が震える低周波が脊髄を揺らす。粘膜同士が擦れる微かな水音すら鮮明に聞き取れるほど感覚器官が研ぎ澄まされる。

 

肉体の所有権を完全に放棄したかのような開放感と屈辱感が同時に押し寄せる。選択肢など最初から存在しなかったのだ。

 

二人の太腿が僕の両側から挟み込んでくる。六花の瑞々しい肌とムジナの熟れた肌質の違いが鮮烈だ。

 

「ねえ、感じる?」

 

六花が耳元で囁く。その声には微塵の情欲も込められていない。まるで標本を観察する科学者みたいに冷静で正確だ。

 

「私の脚は、どんな風に感じる?」

 

彼女の太腿は完璧な弾力を持って僕の肉棒を包み込んでいる。若い筋肉の緊張が直に伝わってきて、その精密な動きは工業製品のようだ。肌の表面はサラサラとしていて、触れ合うだけで細胞一つ一つが活性化するような清涼感がある。

 

「まだ全然硬くなってないね」

 

嘲笑を含んだ声と共に六花の膝が角度を変える。太腿の内側の窪みがちょうど敏感な部位に当たるように調整された。

 

「これくらいの刺激じゃ満足できないんじゃない?」

 

淡々と言いながら彼女は左右に小刻みな動作を加える。皮膚と皮膚が擦れる摩擦音が小屋の静寂を切り裂く。

 

その対極にあるムジナの感触はまったく異なる。彼女の太腿は湯船に浸かるような安心感を与える密度で押し潰してくる。

 

「若い子の方が好み?」

 

甘く蕩けるような声が鼓膜を舐める。ムジナの皮膚はしっとりと水分を含んでいて、触れ合った箇所が接着剤のように張り付く。

 

「わたしのはダメかな?」

 

まるで高級絨毯の毛足のように柔らかい。そこに含まれる脂肪層が衝撃を吸収して鈍い快感に変換する。体温が高いのも特徴で、彼女の太腿から伝わる熱が下半身全体を暖めていく。

 

「でもほら」

 

ムジナがゆっくりと身体を傾ける。その拍子に太腿の角度が変わり、今まで以上の重量が集中した。

 

「こうすれば同じぐらい硬くなるよね?」

 

彼女の重みが加わると同時に六花の刺激も強まる。二人の脚の動きが微妙に同期して僕の両側から圧迫してくる。

 

右側では鋭角的な快感が刺さり、左側では円環状の安堵感が広がる。相反する二種類の感覚が螺旋階段のように絡み合いながら登って行く。

 

「ねえ答えなさいよ」

 

六花の命令口調に背筋が凍る。それでも彼女の太腿の動きは止まらない。むしろ僕の反応を探るように複雑な軌跡を描き始めた。

 

「どっちを選ぶの?」

 

その声には解答を強要する威圧感がある。しかし僕の下半身は正直だった。どちらかを選ぶことなど不可能だと告げるように膨張し続けている。

 

「困らせないで」

 

ムジナが苦笑した。その吐息が耳朶に触れるだけで頭の芯が痺れる。

 

「わたしたちのこと考えて」

 

彼女の太腿が八の字を描くように揺れ動く。その動きに連動して柔肉が波打ち、複雑な褶曲を作る。

 

「あなたの大好きな太もも」

 

六花が急に声色を変えた。今までの冷徹さとは違う挑発的な調子だ。彼女の膝が小刻みに上下運動を開始する。

 

「どっちが気持ちいい?」

 

二つの刺激が交錯する。冷たい六花の肌と温かいムジナの肌。剛と柔。直線と曲線。対照的な魅力が融合し最高潮に達する寸前──

 

二人の舌が交互に押し入ってきた。六花の舌は鋼鉄のように硬く私の歯列を抉り、ムジナの舌は軟体動物のように柔らかく喉の奥まで侵入してくる。

 

「んぐっ……」

 

呼吸困難の中で精液が噴出する。両側から押さえつけられた腰が弓なりに反り返る。六花の唾液が喉奥に流し込まれるたびに射精が促進される。ムジナの吐息が耳穴に吹き込まれて意識が朦朧とする。

 

「まだまだ終わらないわよ」

 

六花が唾液の橋を垂らしながら囁いた。その瞳は闇の中で獲物を狙う猫のように爛々と輝いている。ムジナはゆっくりと微笑んだ。唇の端から銀色の糸が私の顎へと繋がっている。

 

「今宵は長くしましょう?」

 

その言葉が合図だった。再び二人の肢体が蠢き出す。小屋の梁が軋む音に混じって淫靡な水音が響き始める。夜明けはまだ遠い。

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