森を抜けた先、そこにあったのは一軒の家だった。
ただの家じゃない。古びた日本家屋。それも妙に艶っぽい造りだ。
障子の隙間から漏れる灯り。濡れ縁に敷かれた畳の香り。そして……どこか甘ったるい肌の匂い。
「ねぇ……ここって……」
隣で六花が声をひそめる。長い黒髪が風に揺れ、彼女の喉元を撫でた。
「遊郭だろ?」
俺の言葉に彼女が息を呑む。
そう、間違いなく漫画で見た妓楼そのものだ。
戸を開けた途端、埃が舞い上がった。天井からは蜘蛛の巣が垂れ下がり、廊下の床板は湿った音を立てる。六花の太腿の肉感が制服のタイトスカート越しに蠢いた。
(やべぇ……こんなのおかしいって)
本能が警告を発しているのに足が動かない。
部屋の奥には古びた布団。壁には朱塗りの金屏風。鏡台には折れた櫛が置かれている。
「誰か……いるの?」
六花の囁きが耳朶を這う。
なのに目が釘付けになる。窓際の欄干に染み付いた情交の痕跡。
しかし、無人な様子だ。埃とカビのにおいだけが漂っている。
「待って」
彼女の指が俺の袖を引く。その体温が不気味に生暖かい。
「とにかく座ろう」
そう言って彼女が襖を開ける。部屋の中央には古びた布団が一枚だけ。畳の匂いと埃が混ざった空気が肺に流れ込む。
ギルモンとラプラモンが疲れたように蹲った。炎の鱗と純白の毛並みがそれぞれ乱れている。やがて穏やかな寝息を立て始めた二匹を横目に、俺は六花を見る。
「ねぇ……少し休ませてほしいんだけどさ……」
彼女の制服スカートが皺になるのも構わず座り込む。その太腿の柔らかい曲線が布越しに浮かび上がる。
(やばい……この状況はまずい)
理性で必死に抑えつつも目が離せない。
六花が気怠げに首を回しながら言った。
「なんか汗臭くて嫌だなぁ……」
そう呟くなりセーラー服の上衣を脱ぎ始めた。白いキャミソールに包まれた豊かな膨らみが垣間見える。細い指がファスナーを降ろす仕草まで艶めかしい。
俺は慌てて目を逸らす。
「どうしたの?」
「いや、こんな所で、そういうのは」
そうしながら、俺は目を逸らす。
「そういうのって、どんな事かな?」
六花はまるで意味を理解していないように呟く。その唇が少しだけ緩んでいる。
俺は言葉に詰まった。汗で貼り付いた制服の襟元。白い肌に透ける鎖骨のくぼみ。そこから漂う微かな香水の残り香。全てが俺を翻弄する。
「ねぇ……こっち来て?」
彼女の細い指が畳に落ちた。促されるように近づくと六花が両膝を折り畳んで座っている。スカートの裾が捲れて太腿の付け根が露わになる。
「……こんな場所だけどさ」
囁くように言うと俺の袖を掴んだ。抵抗できない力で引き寄せられる。
「寂しいから……誰かと一緒にいたいだけ……」
至近距離で見る彼女の瞳は潤んでいた。普段の気怠げな印象とは違う脆さが滲む。
その指先がゆっくりと俺の頬を撫でる。冷たく滑らかな感触が理性の境界線を溶かしていく。
「ダメだって……」
言いながらも体が硬直してしまう。六花の吐息が耳朶をくすぐる。
「大丈夫だよ」
彼女の唇が近づく。甘く濃密な吐息と共に俺の首筋に触れた。微かな痛みが走る。歯先を立てられた感覚に背筋が粟立つ。
(やばい……これは完全に罠だ)
頭ではわかっていても動けない。六花の腕が俺の首に絡みつく。制服越しに感じる乳房の弾力と温もり。
「お願い……少しだけ」
懇願するような声音に理性の箍が外れる。気がつけば彼女の唇を貪っていた。
舌と唾液が絡み合う水音。室内に充満する情欲の香り。制服の上から揉みしだく膨らみの重さと弾力。
「あっ……んぅ……」
六花の声が媚びるように掠れる。背中を撫で回す指先が敏感な箇所を探る。理性の残骸が砕け散っていく。
六花の細い腕が俺の首に絡みついたまま、彼女はゆっくりと腰を落としていく。畳に敷かれた布団の上で俺たちは獣のように重なり合う。
「もっと強く……」
囁く彼女の声に逆らえず、俺の掌は六花の尻を掴む。制服のスカート越しでもわかる臀部の質量感。弾むような肉の塊が俺の指に吸い付く。
初めて触れる女の体だ。
柔らかさと張りの絶妙なバランス。指先に力を込めるとむにゅりと変形する淫猥な感触。
「あっ……んぅ……」
六花の喘ぎ声が耳朶に絡みつく。彼女の背筋が弓なりにしなり、制服の上衣が肩からずり落ちていく。
「見てるよ……」
そう言って六花がニヤリと笑う。スカートの裾が捲れ上がり、白いショーツが覗いた。薄桃色の布地越しに秘部の形が浮かび上がる。
俺の視線に気づいた六花が妖しく微笑む。彼女の手が素早く伸びてベルトを解いた。
ジッパーを降ろす音が乾いた空間に響く。六花の指が俺のパンツの中へ侵入してきた。
「凄い大きくなってる……」
嘲るような口調と共に先端を指で擦る。皮が引っ張られて亀頭が露出する。彼女の爪の先がカリ首を刺激し、尿道口から透明な汁が滴り落ちる。
「やばい……それマジでヤバいから」
制止しようとしても六花は聞き入れない。逆に手の動きが加速していく。親指と人差し指で輪を作りカリ首を搾り上げるように動かす。残りの指が竿全体を包み込み上下運動を繰り返す。
「どう?気持ちいいでしょ?」
挑発的な眼差しが俺の下半身を凝視している。六花の手の中では脈動する肉棒がどんどん硬度を増していく。先走り液が彼女の指を濡らし、卑猥な粘着音を立てる。
「ねぇ……直接触りたいから脱いでよ」
有無を言わさぬ命令口調。俺は渋々腰を浮かせてパンツをずらす。完全に勃起した肉棒が勢い良く跳ね上がり、六花の顔に打ちつける。
「すごぉい……こんなになっちゃってるんだ?」
嘲笑うような笑みを浮かべながら彼女が肉棒を握り締める。熱を持った指の感触に背筋が震える。
「全部見せてあげるね」
そう言って六花が自らショーツに手をかける。布切れが滑り落ちていき、艶かしいV字ラインが露わになる。淡い陰毛の茂みから蜜を滴らせる谷間が晒された。
「ほら……見て」
誘うように開かれた両脚の間で淫靡な光沢が煌めく。俺の視線を感じた六花が腰をくねらせながら更に見せつけてくる。
「ちゃんと責任とってね?」
囁く彼女の吐息が肉棒にかかる。同時に亀頭を包み込む湿った熱。六花の両手で握り締める。
「あっ……んんぅ……」
二つの淫らな音色が混ざり合う。畳に転がる二人の獣が絡み合いながら昇りつめていく。六花の手がゆっくりと動きを止めた。代わりに彼女の顔が下りてくる。赤い唇が開き、濡れた舌が覗く。
「舐めちゃおうかな……」
挑発するような囁きと共に舌先が亀頭に触れた。一瞬の冷たい感覚。すぐに生温かい粘膜に覆われる。舌が螺旋状に這い回り尿道口をくすぐる。
「んっ……おいしい」
恍惚とした表情で六花が囁く。その顔が徐々に下りてきて肉棒全体を飲み込んでいった。
喉奥まで到達する感触に背筋が痺れる。口腔内の粘膜がピタリと密着し吸引が始まる。じゅるり……じゅぷ……淫靡な水音が廃屋に響く。
「ああっ……これヤバすぎだろ」
声が裏返ってしまう。六花の口内で俺の肉棒がさらに硬くなる。彼女の頬が凹み呼吸音が荒くなる。舌の動きは執拗で精密だ。カリ首を重点的に責め上げつつ竿全体を舐め回す。
「もっと感じてみてよ」
囁きながら六花が動きを速める。頭部を前後に振るリズムが速くなり、口腔内の粘膜摩擦が倍増する。肉棒の根本から先端まで余すところなくしゃぶり尽くされる快感。
「ああ……もう我慢できねぇ!」
限界が近づくにつれ腰が浮いてしまう。六花はそれを察して更に深く咥え込む。喉奥まで届いた肉棒が柔らかい肉壁に締め上げられる。
「んぐっ……ごぷっ……」
窒息寸前の苦悶の表情すら興奮材料となる。六花の瞳に涙が浮かぶ。それでも執拗に肉棒をしゃぶり続けている。
「あっ……イクッ!」
ついに頂点を迎え俺は大量の精液を放出した。どくん!どくんどくん!脈動するたび濃厚な白濁液が喉奥へ流れ込む。
「んぶっ……うっふっ……」
六花の嗚咽が響く。だが彼女は決して肉棒を離さない。最後の一滴まで搾り取るかのように吸引し続ける。
長い射精が終わってもまだ彼女の口は肉棒を含んだままだ。ゆっくりと引き抜かれると唾液と精液の混合物が糸を引いた。
「すごい量……」
呆れたように六花が呟く。口端から溢れた液体を指ですくって舐める仕草が淫靡極まりない。
「じゃあ……ちゃんと飲んじゃうね」
宣言するように告げると喉仏が大きく動いた。ごくり……ごくり……何度も嚥下する音がやけに大きく聞こえる。
「ぷはぁ……美味しかった」
満足げに微笑む六花の口元は汚れて光っている。しかし目には獣欲の炎が燻っている。
「まだ全然足りないんだけどさぁ」
その言葉通り彼女の手は再び俺の股間へ伸びる。萎えかけた肉棒を優しく撫で摩りながら耳元で囁く。
「次はどうしたい?」
六花はゆっくりと身を起こすと背中を向けた。白い布団の上で四つん這いになる彼女の姿に息を呑む。制服のスカートが捲れ上がり、むっちりとした太腿と秘裂が露わになる。
「来て……」
囁く声は淫蕩な響きを帯びていた。俺は誘われるままに跪く。目の前に広がる女の秘部。すでに洪水のように溢れ出している愛液が太腿を伝い落ちている。
「見ないで……恥ずかしいよ」
そう言いながらも六花は腰をくねらせる。指で割れ目を広げるとピンク色の粘膜が蠢いているのが見える。俺は無意識のうちに唾を飲み込んだ。
「じゃあ……入れてあげるね」
宣告とともに肉棒の先端が入口に触れると抵抗なく飲み込まれていく。熱いぬかるみの中に沈む感触に背筋が震える。狭い膣道が蠢き肉棒全体を締め上げる。
「あんっ……大きいぃ……」
六花の吐息混じりの喘ぎが部屋中に響く。その声に煽られて自然と腰使いが激しくなる。パンッ!パチンッ!太腿同士がぶつかり合う打擲音。結合部からは白濁した愛液が溢れ出す。
「もっと……もっと激しくしてぇ!」
懇願するような声に応えて腰を打ちつける速度を上げる。子宮口を突くたび六花の背中が弓なりに反り返る。アヘ顔のまま涎を垂らす彼女の姿に嗜虐心が疼く。
「どうだ?気持ち良いだろう?」
嘲るような問いかけに六花は獣のような唸り声を上げる。もはや人間としての矜持は崩れ去り本能のまま快楽を求める雌の姿だ。
「イグゥッ!イッちゃうぅぅぅ!」
絶叫とともに六花の膣が激しく収縮する。子宮口が貪欲に吸い付き肉棒全体を搾り上げる感覚に限界を迎える。
「くそっ……俺もイキそうだ!」
最後の理性で避妊具の有無を確認する暇もない。六花の手が俺の腰に絡みつき固定される。中出しを懇願するように締め付けてくる膣圧。
「出して!全部私の中に……!」
哀願する彼女の叫びが決め手となり堰が切れた。大量の精子が噴出する感覚。熱い奔流が子宮内壁にぶつかる衝撃に六花は悲鳴を上げる。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!」
獣のような咆哮とともに彼女は果てた。弛緩した肢体が布団へ崩れ落ちる。結合部からは白濁液と愛液が混ざり合った液体が溢れ出す。
激しい交わりの後、俺たちは乱れた布団の上で息を整えていた。六花の背中には幾筋もの汗が光り、呼吸に合わせて肩甲骨が上下している。
「はぁ……はぁ……」
掠れた吐息が彼女の唇から漏れる。その湿った呼気に誘われるように俺は彼女の背筋に舌を這わせた。しょっぱい汗と女の甘い匂いが口内に広がる。
「んぅっ……まだ……固いまま……」
六花が甘い呻きを上げる。確かに俺のものはまだ彼女の中で猛り狂っていた。一度の射精では到底収まらない熱量が胎内で脈打っている。
「もう一回……して欲しいの?」
囁きながら六花の白い指が俺の手首を掴む。そのまま彼女は自分の胸元へと導いた。制服の下で押し潰されていた乳房が掌に溢れ出す。
「こんなに大きい胸があるなら使ってもらわないと勿体無いよな」
挑発するように言い放つと六花の頬が紅潮する。恥ずかしさと期待がないまぜになった表情がたまらなく唆る。
「おっきくしたら……たくさん気持ちよくしてくれる?」
懇願するような視線に欲望が掻き立てられる。俺は六花の制服を乱暴に剥ぎ取り始めた。スカートは足枷のように絡まり、ブラジャーが肩紐だけで辛うじて引っ掛かっている姿は酷く扇情的だ。
「もちろん……死ぬほどイカせてやるよ」
そう答えると彼女は妖艶に微笑んだ。その笑みに応えるべく俺は彼女の両脚を大きく開く。先程までの蹂躙でぐちゃぐちゃになった秘裂からは白濁液が溢れ出ている。
「あっ……恥ずかしい……」
羞恥に耐える六花の顔を眺めながら俺は腰を進めた。一度受け入れた膣内は容易く俺のものを飲み込んでいく。熱く濡れた粘膜が蠕動し肉棒全体を締め上げる感触に背筋が震える。
「ふぁあっ……また来たぁ……!」
快楽に溺れる六花の声が部屋中に響き渡る。廃屋の木造建築に反響して余計に淫靡な雰囲気が増幅されていく。俺は彼女の腰を抱え上げ背面座位の体制をとる。より深く突き刺さる角度に六花が悶絶する。
「ひぎぃっ!奥まで当たってるぅぅ!」
絶叫とともに背中が仰け反る。剥き出しになった項から汗が珠となって滴り落ちる。俺は容赦なく抽送を開始した。パンッ!パチュンッ!湿った打擲音が淫靡なリズムを奏でる。結合部からは泡立った愛液が溢れ出し布団を汚していく。
「あんっあんっあんっ!ダメぇこれおかしくなるぅ!」
狂ったように頭を振り乱す六花の様子に嗜虐心が芽生える。俺は彼女の両手首を掴み吊り上げるような体勢にさせた。無防備に曝け出された腋下からは汗の玉が煌めきている。その窪みに舌を這わせると六花は甲高い悲鳴を上げた。
「そこ舐めちゃダメぇ!汚いからぁ!」
抵抗する六花を抑えつけて腋の下を執拗に舐め回す。酸っぱい汗の味わいが舌先に広がり興奮が高まるばかりだ。同時に下から突き上げる律動を速めると彼女の内腿が痙攣し始める。
「んぐっ!んんーっ!」
獣のような唸り声とともに六花は全身を震わせた。膣肉が激しく収縮し肉棒全体を締め上げる。まるで搾乳器のような圧迫感に俺も限界が近づく。
「イクぞ……全部受け止めろよ!」
宣言とともに腰使いを最高潮まで早める。六花の身体がガクガクと揺れ動く度に乳房も激しく揺れる様子は壮観だ。最後の一突きで子宮口を抉るように貫くと熱い奔流が噴出した。
「あ゛あ゛あ゛っ!!出てるぅぅ!!」
六花が白目を剥きながら絶頂を迎える。子宮内に直接注がれる感覚に全身が痙攣し続けている。俺も最後の一滴まで注ぎ込むため腰を震わせ続けた。
長い射精が終わっても俺たちは繋がったままだった。互いの体温と心音が一つになって溶け合うような錯覚。六花は放心状態で虚空を見つめており頬には涙の跡がある。
「もう……帰れないね」
ぽつりと呟く彼女の言葉に俺は何も答えられなかった。ただ静かに抱きしめるとその柔らかな身体が小刻みに震えていた。
だからこそ、気づかなかった。
彼女の唇は紫で、蝙蝠を思わせるマークが額にあったのを。